2023/02/28

日本に健全な市民クライミングを!

しばらく、

 日本に健全な市民クライミングをもたらす、

というミッションを設定して活動していました。ここ5年ですね…

しかし、そもそも、日本のクライマー業界は、

 わざと命知らずをやって見せることがかっこいい、

みたいな部分が払拭できず、なんだか、一般の人であっても楽しんで岩に登るという価値観自体がむしろ否定されているようなんですよね。それは、

 グレード至上主義

が、スポーツクライミング(コンペクライミング)から、フリークライミングの世界に流出してきているからのように思われました。

■グレード以外のクライミングの価値

先日は、北海道の下川町の移住体験にお金を使いました。未来への投資として行きました。田舎に行くのに、クライミングできないところに行っても仕方ないからです。

クライミングクラブがあり、九州での失敗体験を活かして、予め、クライマーの人とズームで話してから、行きました。

昨今、クライミングジムすらクライマーじゃない人に運営されており、例えば、”吉田和正”と言っても、わからない人が多数になってきてしまいました…。フリークライミング、アルパインクライミング、スポーツクライミングの切り分けが一般の人はできないので、好きなクライマーは誰?という質問もほとんど意味をなさなくなっています。現在、クライマーで有名な女性は、単純にコンペクライマーで、外で登っていない人ばかりです。理由は、コンペの優勝情報は頻繁にニュースになるため、ひと目に付く機会が多く、外の岩で登っても、ニュース記事になることは、殆どないためです。野口あきよさんとか、コンペの方ですよ。

谷口ケイさんは、アルパインクライマーです。お二人がやっているクライミングは、天と地ほども異なります。

ほとんどの人が、若手のクライマー、”小峰っち”とか、”門田ギハード”とか、言ってもわからないでしょう? クライマーのネットワークは小さく、そういうのにつながっていれば、名前は頻繁に見聞きすることになりますが、そうでない一般の人は、クライマーの本来のヒーロー、ヒロインがわからないです。活動がロクスノに乗ることがないので。

九州の偉大なクライマー小山田大さんの活動記録が、ロクスノに乗ったのっていつ?みたいな感じだし、北海道の吉田さんの亡くなる前の活動ですらそうでした。フリークライミングでの記録というのは、世界最難以外は、ほとんど記録にならないので、頻繁に出せるクライマーがいるわけがないんですよね。

で、クライミングジムに行っている人は、一般市民クライマーですので、記録とかは関係ないし、興味もありません。みんな自分のジムで強い人の名前しか興味ないんですよね…内輪の競争で終止して、誰が誰に勝った、負けた、とか、誰が誰と結婚した、みたいな感じです。どっちかというと、高校生、大学のコンパみたいな雰囲気です。出会いのための山岳会というのもあるほどです。

私は、中高年でクライミングを始めたので、クライミングに、

 競争 および 恋愛

を持ち込む気持ちはまったくなく、個人的な人格成長、より良い思い出づくりのために、活動している感じです。ご縁、つながり、を大事にしています。

■見晴岩

名寄(見晴岩)は、故・吉田和正さんの課題がたくさんあるので、吉田さんゆかりの地です。ジムのガッツウォールも吉田さんのゆかりのジムで、吉田日記を見せてもらいました。嬉しかったです。

私はクライミングで、誰がすごいか競争する輪には入りたくないんですよねぇ… 入りたいと思っても入れないだろうし。 グレード至上主義っていうふうに師匠は表現していました。

グレードを追いかけると、技術に厚みがなくなる。ある5.12が登れても、ある5.8で落ちるとか。そういうのが嫌で、ずっとオンサイトグレードの底上げを私は目指してきたのですが、そういう態度はなんか否定されるみたいで、それじゃダメだ、という感じでグレード追求を強要されているようで嫌だったなぁ…

そうでないクライミングができるなら、またクライミングも楽しくなるかもしれないが。

年齢的問題ではなくても、国際的に見ても、日本では

 成人が楽しむ趣味としての市民クライミング

の定着が遅れています。海外のクライミングに行って、誰が誰に勝った、で競争している人などいません。

グレードは、

  自分が登るとき、安全に課題を選ぶための目安、

でしかないです。ですので、5.9と書いておきながら、実は、5.10c、とか、基本的には、間違っていることだ、という認識がされています。

日本の、達成感だけ、競争だけのフリークライミング文化も、世界の流れに結局は合流することになるのが歴史のこれまでの流れですので、そのような流れを先取りをすることのほうがジム運営上は大事だと思います。

《クライミンググレード以外の価値と代表的な映画》 
1)人との絆 例:メンター
2)地域愛 例:笠置ロック
3)特定の山との因縁 例:メルー
4)ひたむきな努力: 例:ドーンウォール
5)生と死の意味 例:フリーソロ
6)クライミング史の進化 例:剣点の記
7)チャレンジ? 例:アイガー北壁
8)未知への冒険  例:7イヤーズインチベット
9)無駄な死を避ける 例:八甲田山
10)登るとは?という永遠の問いを問い続けること 例:クレイジーフォーマウンテン

■ 日本国内クライミングでは時期尚早

私が出した結論は、 市民クライミングの普及というのは、日本では時期尚早なんだろう、ということです。

というのは、クライマーは自己変革を拒んでいるのではないかと思うからです。

それよりも、海外に行って、日本だけが遅れているという自覚を深める、というのが日本のクライミング界にとっては必要な段階のような気がします。

海外に行けば、日本の岩場がいかに遅れているか?すごくよくわかります。 

日本もゆくゆくはそうなっていくでしょう…

クライミング後発国の、中国よりも、日本がクライミング後進国に陥っていることなどを目の当たりにすると、ちょっとがっかりすると思います…

 

2023/02/27

今に生きなかった小川山

■ 小川山

そういえば、クライマーの聖地小川山は、クライマーがクライミングだけに現実逃避している間に、キャンプ指定管理者が入って、色々、クライマーの意向には沿わない改革をいっぱいしたのだそうです…。最近、ひょんなことから、知るところとなりました。

クライマーって、現状維持以外は、全部ダメの精神で、1円だって落とすか!みたいな精神でやっているけど、岩場がある地元に、なんのメリットもない岩場開拓。

普通に考えて地域行政が協力しますかね?しませんよねぇ?クライマーが持ってくるの、うんこと事故だけなんだから…。

小川山がクライマーではない勢力によって支配されたのは、クライマーがボーッとして、現実感のない人種であるという証拠のように思います。受け身すぎるからそうなるんですよ。

■ アメリカのアクセスファンドの流れ

を見ていると、日本の岩場もどうなっていくか…なんとなく予想がつく…

今のアメリカ、アクセス問題山積で、お金積んでも、ボルトの一個も設置できない、みたいな感じですよ。

たぶん、後ろ向きな人は、

 そうか、なら今の現状をできるだけ長く維持しなければ…(既得権の温存)

と発想すると思いますが… そうではなくて、

 アメリカのようになる前に、地元にもWin、クライマーもWinの関係を作り上げておこう

というのが、根本解決に至る道と思います。

■ ノーパン喫茶接待

友達の投稿で、実家の熊本の話題があり、未だにノーパン喫茶が接待らしくて、

  いや~1980年代、またかよ!

って思いました…。日本の端っこが時代錯誤があるとしても、この情報化時代、10年くらいにとどめて置いてほしいものです。40年分の時代錯誤。

教訓: 今に生きましょう! 

あ、今を生きなかったことは、小川山も同じか…。

                                     ジャーマンスープレックス 10c


2023/02/26

TCAサイクルをきちんと回す

■ 雪山にラード

だけ、持っていっても、脂肪酸がアセチルコリンになるのに、B1のサプリとナイアシンのサプリがなければ、きちんと代謝自体がされない。 

その後も、B12、B2がないと 結局エネルギーにならない…



2023/02/25

乗馬クラブ ☓ 投資◎

■ 乗馬クラブ 

プロモーションがきたので、わたりに船と思って気軽な気持ちで、乗馬体験に行ったら、すごい乗馬クラブでした。もしかしたら、日本で一番うまく行っている乗馬クラブかもしれないのだそうです。80頭ものサラブレッドがいました。

馬は、”引退した”サラブレッドだそうでした…。競馬は人間の都合なのに、引退後は引き取り手がなく、乗馬クラブ=馬の老人ホーム。といっても、馬もまだ人間でいえば、30代くらいです。引退が5歳、人間なら、22.5歳で、競争馬としては終わりなそうです。たしかに人間でも、クライミング力のクライマックスは25歳くらいですよね。後は落ちる一方です。

餌代が大変なようで、乗馬クラブは入会金16万円。月会費16500円。そのうえで、乗りたいときは都度1650円。ということで、ものすごーく高級な趣味、ということらしいです。

まぁ、ペットを買うのだって、都会では高額所得者の楽しみみたいな感じだもんねぇ…
 

北海道の競走馬の老人ホームが福岡にある、ということがわかりました。
 

乗馬クラブにはもちろん入会しないことにしました… なんか違う感ありました。

■ クライマーのピーク

クライマーも選手としてみると、ピークは25歳。グレードだけで競争することの無意味さがわかるというものだと思うのですが、なんでやめないんだろうか…。

グレード競争ってホント、虚しい戦いだなぁと思うのですが、それは私の受け取り方なのかもしれん…

永遠に課題がある…ということを嬉しい!と感じる人もいるのだそうです。

永遠に、5.12と5.13の間の課題をやり続けるのかなぁ…

その生き方だと、時間つぶし感というか、なんとなく現実逃避の一種、のような気がしないでもないですが…。

やはり、クライマーとしての成長は、

 全人的成長、

というか、人間の人格として、成長していく、より良い人格になっていく、ということを目指し、グレードは副次的なもの、として捉えるほうが、

 生涯クライミング、としての考え方

には適しているような気がします。その意味でも、グレード至上主義のスポーツクライミングをフリークライミングに持ち込んでいるだけの九州の文化的土壌とは私は合わないですね。

■ 競走馬…闘争心を植え付けられる

競走馬として成長期に躾けられた馬って、

  わざと闘争心を植え付けられている

のだそうです。そのため、いわゆる乗馬クラブの馬としては、性格的に不向きなのだそうです。

そこで、競走馬として引退後の馬が、乗馬クラブの馬として生き残りたければ、

  性格を穏やかに作り直す

必要があり、調教され直すのだろうです。

これが、クライミングジム上がりの人には必要なのではないですかね? クライミングジムでは、面白さを演出するために、グレードで色分けしたり、セッションで競争させたりするわけなんで。

クライミングジム上がりの人や、人工壁上がり、国体選手上がりの人が、向き合う困難って、サラブレッドが 乗馬クラブに就職するときの困難と同じなのかも?

つまり、闘争心、勝ちたい、みたいな気持ちが環境的にじゃまになるってことです。

(一般市民クライミング)、の感覚と、グレード至上主義に貫かれた(コンペクライミング)では、意味が違ってきて当然ですよね。

クライミング界は、前者は積極的にプロモートしていないです。

■ 個別の能力を一つのグレードにまとめることはできない

なんせ、グレード主義で、フリークライミングをやっていると、RPでのグレードを伸ばすことばかりに関心が行き、肝心のムーブ自体の安定とか、お留守だったりします。

5.13俺登れるから…と思って、自信があっても、インスボンのワイドクラックの5.8は登れない人が多い、と 師匠は言っていましたが、これなど、

 一つのグレードですべてのタイプの異なるクライミングがまかなえる、

と誤解するところから生まれます。

つまり、すべてのクライミングをグレード1本で測ってしまいましょう、みたいな考えに染まりやすいということ。

X=3に違和感を感じないタイプの人…学歴社会で成功してきた人に多い考え方なのだそうです。

スラブとワイドでは 必要な能力違いますよね? 外岩とインドアでも違うし。インドアジムのホールドってカチラー向きです。

私は、やっとフェイスでのナインが安定してきた…ムーブのバリエーションが十分溜まった…ので、色々なタイプのナイン…クラックとか、ワイドとか、オーバーハング?に触りたい、と思っていた頃合いに九州に来たのですが…全然カルチャーが合わず、成長ゼロどころか、マイナスです(涙)。前にはあった登攀力すら失っている状態ですね。

九州のカルチャーは、日本社会の悪いところがより色濃く出ているような気がします。ので、私にとってはそういうカルチャーを跳ね返すという、メンタル課題のほうがより大きな障壁みたいな感じです。

■  へんてこな可愛そうな人競争?

九州人の対談を聞いていたら、九州人は、特に勝利者を嫌い弱いものを応援したい器質が強いそうです。しかし、それが完全に裏目に出ている。

なんせ、3人兄弟なのにシングルマザー家庭で育った私が一番可愛そうで、自分が可愛そうだ、と私に向かって自己申告してくる人たちって、どこが可愛そうなのか?疑問な人ばかりだった… 山梨時代から含め。 可愛そうな人を助けたいというのは、私の業、です。
 
 
 
3)大阪市役所出身の定年退職者 別荘居住 (めっちゃ退職金いっぱいですよね)
 
4)子供が6人いるというガイド (6人も子供いるなら、年収300もいかないガイド行ではなくて、まともな職についたほうがいいですよね?)

というわけで、助けてくれ、という人を見ていては、こちらのほうが身ぐるみ剥がされてしまいそうだ、と思いました…。

なんか…基本的に自分が可愛そうだ、という視点を持つ事自体が、その人があまちゃんの印なのかもしれないと思うのですが、どうでしょうか?

今の時代、クライミングを解説した書籍はいっぱい出ているでしょ、とある山屋が言っていました。私もそう思う。


それでも、どこにも、日本中が40年経過したカットアンカーだらけという現実は言語的には記述されていないと思いますが…

以前、友人で、国立大学の私に、「あ~、国立大だから、お金持ちなんだね」といってきた人がいましたが… 私は長屋住まいで、育英奨学金400万円の返済を抱えた身で、言ってきた人は、親元から通い、自分の部屋を持っている、という人でした。もう、思考が反転しているというのはこのことだなーと思いました。

これ、20年くらい前のことですから、その頃から日本には、本当に困っている人はおらず、

 贅沢したいのにできないから自分は貧乏だ

と思っている人ばかりだってことです。 それは貧乏とは言わないんですよ。

■ ソーシャルビジネスを支援する

身の回りの人は、そんなアホタレばかりなので、投資で、ソーシャルビジネスを支援することにしました。

自閉症のある知的障害者を支援している会社です。

ヘラルボニー https://www.heralbony.jp/about

支援したい場合は、投資信託を購入することになります。

https://www.kamakuraim.jp/tsubomi/tsubomi-news/detail/---id-15.html

■ 温かいお金

お金の勉強は、物産OL時代から、テーマとしてやっていました。

鎌倉投信という会社は、エシカルな会社だけを集めた投資ファンドです。

私の母はお買い物症候群で、思い通りにならないストレスを発散できる場が、お買い物、だったようで、困ったお金の使い方をする人でした…。ワープロが出てすぐの頃、買ってくれたりとか、良い面もあったのですが…お陰で、10代からブラインドタッチですし…でも、食費とワープロでは、普通、食費ですよねぇ?

私は、小中学校の修学旅行が嫌いな子供でした… 行きたくないのに、「かわいそう」。

それより、家のお金の使い方を正常化してもらいたかったです。

うちでは、不必要に母が子供を子供扱いするので、母の間違った使途を子供が指摘することができず、予想通り、私の進学にも影響しました。

私は考えることができる子供だったのに、その強みが生かされなかった…ので、とても残念でした。

というので、自分の思考力という資産を活かすには、投資信託の会社選び、何が良い投資か?何が自分が作り出したい未来を創る助けになるか?ということに、思考力を少し使っていこうかと思います。

今日のめっけもんは、ヘラルボニー、でした。



 

2023/02/23

老化

■ 老化 

これは私の感想です。

中学の頃テニス部でした。19歳からバレエを20年やり、そのうち半分はヨガを同時進行してやり、38歳から山をやり、39歳からヨガを教えて6年、43歳から本格的なクライミングして、47歳で水泳を習い、50歳でMTBとテニスに取り組んでいます。 

25 歳になるとそれまでと違い、動きのキレ、反応の低下を感じまました。また、25 歳~29 歳の間は大きく変化は感じず、夜中まで働いていましたが、 30 歳になるとまた、ガクッと体力の低下を感じ海外出張が堪えるようになりました。35 歳を超えると 3 歳刻みで、動き、感覚が鈍くなるそうです。さらに 40 歳を超えると 2 歳刻みで身体の動きが悪くなるそうです。

大学の頃は昼間フルタイムで働いて夜授業を受けるにも、8時間も座っているのが辛くて、昼休みと就業後には走りに行っていました… そんなに余剰体力があったのに、30歳になると海外出張が辛い… なんせ海外って時差で、結局16時間働くハメになるんですよね。休みも二週間に1日しかくれないし。 

その後、バレエではレッスン数を週4だったのに、週3がちょうどよくなりました。あれ?ヨガでは、全く影響なかったですが、ヨガがのんびりすぎるヨガだったためで、アシュタンガに行ったら、その二日後くらいに胸椎捻挫。膝もダメだし、靭帯に強度が強すぎるヨガはやめて置くことになりました。

登山は38歳からですが、あっという間に雪の山くらいは楽勝で行けるようになりましたが、その頃からスタートしているアイスクライミングでも、今、自分の登攀を見ると、あちゃーこれはリードさせられないなーと思います。ムーブは悪くないけど、アックス効いていない。…バチ利きじゃないとリードでは登れないですね。

43歳頃から本格的にクライミングしていますが、インスボンや台湾、ラオスに行くのは、良きことでした。ボルトもしっかりしており、市民クライミングの文化もあり、日本のクライミングとは全く違います。日本の岩場は、若い男性で5.12が登れる人がゆとり力で5.9を登るというスタイルにマッチしており、日本での登攀は、40代でスタートした人には厳しすぎる環境と思います。冷静になりましょう…人は、みな老いるものなのです。 

もうやっと50歳になって、クライマーなら命かけてみろ、と男性の基準で裁かれなくなった。その裁き自体が謎でした。拒否っているのは正解だと思う。みんな老化に無自覚な人か、もしくは、早く死にたい人が多いクライミング界です。私は道連れにはなりたくない。 

若い男性クライマーがよく私と登りたがるのは、彼らも命かけたくないからなのでは?
 

私の場合は、バレエで先生の動きをコピーする能力が上がった(というか下がらなかった)ためか、動作の習得速度はそこまで下がっていないのですが、単純に

基礎体力

が下がっているように思います。心肺機能と筋強度。

しかし、基本的にそのために、走って筋トレ、が嫌だから、それを楽しくするためにやるのが、スポーツのような気がするよなぁ…

ようは、体が鍛えられ、あるいは老化が遅延されるように、

楽しくスポーツをやっていればいいのではないでしょうか?


 

自動化を起こさない

 

【究極の運動理論】室伏広治  永久保存版の貴重な講義映像 より

こんなトレーニング法は良さそうだな~と思いました。 自動化=熟達とクライミング界では考えられていると思いますが、真実は自動化=退屈、なのではないでしょうかね?

自分のアイスクライミング動画を見て、アックスが研いでいない自分のではないためですが、これはまだまだリードはさせらないねーと思いました。

そのような段階の登攀者でも、アイスは簡単だなーと思うようになり、クライミングは、ムーブを習得した後は楽勝化するみたいなので、男性で私より能力がある人達が、退屈してしまうのも無理はありません。

新規開拓…というよりは、クライミングゲーム自体のルール変更であるような、ボルダーとかスポーツに人気が集まるのは仕方がないかもですね。

指の問題があるため、私は人工壁、嫌いですが、その問題がないアイスでは、中級者まで言ったので、まぁ、そうだろうな、と思います。

クライミングは一段落して、別の遊びをしようかな。

指導目標の設定

 これは個人差があって当然のものです。私の場合を書きます。

クライミング以前 … 山の生活技術の習得、天気の学習、経験値の獲得 

クライミング0~1年目 … ビレイの習得(=人工壁通い)+ 体験クライミング、基本ムーブの習得

クライミング1~3年目 … 経験値の獲得 初心者用の岩場、インスボン、台湾、ラオス

クライミング3~5年目 … 国内岩場めぐり  (主に九州の岩場)

クライミング5年目以降 … 小川山など、国内岩場 …海外には初心者向けのボルトの新しい岩場があるが、国内では限られてしまいます。リボルトで、ボルトが新しくてもランナウトしていてはリスクは減りません。

■ ロープワークの習得、基本ムーブの習得、経験値の獲得

私はロープワークは講習会で学習した後に、友人レベル、山岳会レベルで行く山に参加しています。ので、お金を払わずに、教わったことはありません。

たぶん、ほとんどの人は、ここをただで済ませたいがために、経験者と登れ、と言われていると勘違いしているようなのですが、お金を払ってクライミングガイドと登っても、

 エイトノットはね…

とか起こらないです。そこに深い誤解が横たわっている。

例えば、アンザイレンのノットは自分で選択するものです。エイトノットがコンペでは義務付けられていますが、ブーリンの人もいますし、ボーラインを勧めて来る人もいます。(解きやすいため) しかし、選ぶのは本人です。私は、薦められたとしても、エイトノット。ベテランぶる必要がない、どころか、むしろ、エイトノットでいるほうが安全の管理に良いと考えるためです。

目標をグレードにするしかなくなるのは、クライミングの総合性を理解しそこねているからかもしれません。

10年登っていても、カムの配置が悪いとロープが流れなくなることを学習できていなければ、ちょっと視野が狭窄していたということが言えます。そんなことはまずいと常識でわかるどころか、実際にロープがでなくて登れなくなるので、初歩的な失敗であるからです。あんまりリードはしてなかったのかもしれませんが、原因はともかく、常に自分のクライミングの欠点を反省する姿勢がクライミングには必要で、天狗になる、というのが最も避けるべき事態です。

ムーブを習得したかどうか?というのは、素人である初心者クライマーが見てもわからないです。経験値が高い人に判定してもらいましょう。ムーブがダメでも、パワーがあり、確実性があれば、リードはできます。男性はこの路線が多いです。リードできるからムーブが習得できている訳では無いということです。

人をだんだん老いるので、パワー依存のスキル習得はだんだん通用しなくなりますので、子供や女性、高齢者のように、ムーブ習得中心のクライミング活動に入るのも、手です。男性でもこの路線の人はいます。ジムでよく長ものを飽きずにやっていたりするような人です。

一方、パッと見に同じスキル追求型でも、突破力系のボルダーの人は、力を発散したい、オールアウトしたい、という真の欲求の現れのような気がします。

どちらでも別に良いと思いますが、自分の欲求が、すべての人と同じである、と誤解しないことが大事です。オールアウトが誰にでも気持ち良いわけでなく、そうすることで、リスクが増える人もいます。(例:迷ったらハードプッシュ)

言うまでもないですが、目標は随時バージョンアップします。

しばらく前は、ワイドとクラックを頑張っていました。

現在は私の目標は、基礎体力回復です。そのためにテニスをしています。

年齢性別によるクライマーの個性の違い

■ 以下の項目を個人に当てはめ、吟味します。

  1. 技能レベル
  2. 体力 
  3. 運動能力
  4. リスク管理でのレディネス
  5. パーソナリティ
  6. 目的
  7. 興味や関心の度合い

■ 事例 クライミング歴40年 

山岳会の重鎮とされるレベルの人は、知識経験は十分だが、体力は減衰しており、スキルにはビレイが下手などの過不足があり、意欲は減退していることが多い。教えるのもたぶん、めんどくさいと思っている。 情報弱者に陥っていることが多い。ボルダーはしない、興味がない。クラックはしない興味がない、アイスはしない、ドライはしない、など関心に偏りがある。

  1. 技能レベル 5
  2. 体力  4
  3. 運動能力 4
  4. リスク管理でのレディネス 5
  5. パーソナリティ 2    ← 過去の栄光自慢
  6. 目的 2       ← 自己承認欲求のため
  7. 興味や関心の度合い 2 ← クライミングには飽きているし、情報弱者

■ 事例2 成人女性 クライミング歴10年

いくら壮年期女性でも、女性である限り男性並の体力を期待するのは、お門違い。一方、登攀能力だけに限ってみると、ジムクライミングで伸ばすことができる。

  1. 技能レベル 2  ← 年齢相応の平均
  2. 体力  2    
  3. 運動能力 2
  4. リスク管理でのレディネス 4 ← 知性の勝利
  5. パーソナリティ 3  ← 普通の人 命かけていない
  6. 目的 3       ← 健康 普通
  7. 興味や関心の度合い 5  ← 関心は高い

■ 事例3 成人男性 クライミング歴0~3年

成人男性でも、初診の頃はムーブも下手で、登らせられない。20山行くらいはセカンドで登らないと理解力はつかないが、連れて行ってもらうだけで、計画を自分で立てる習慣化がないと、連れて行ってもらった山の意味が理解できるようには成長しない。根拠のない自信がある。

  1. 技能レベル 2  ← 大体男子はムーブ下手
  2. 体力  4    ← けど体力はある
  3. 運動能力 3  ← 年齢相応の普通
  4. リスク管理でのレディネス 2 ← 低い 俺だって佐藤ユースケ!と思っている
  5. パーソナリティ 3 ← 普通
  6. 目的 3 ← 普通
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 高い 目立ちたがる

■ 事例4 成人男性 クライミング歴 10年

リスク管理もおおよそでき、スキルも体力もあるが、根拠のない自信や怠惰により、事実誤認することがあり、命取りに発展することがある。これくらい楽勝、とノーザイルや敗退計画なしなど。 情報は黙っていても与えられる。オールラウンドにクライミングをこなすには良い時期。大体は、仕事で時間が取れず、手軽なボルダーでキープすることになる。

  1. 技能レベル 4 ← 高い
  2. 体力  4 ← 高い
  3. 運動能力 4 ← 高い
  4. リスク管理でのレディネス 3 ← 新人よりましだが俺だって佐藤ユースケ!と思っている
  5. パーソナリティ 3  
  6. 目的 3
  7. 興味や関心の度合い 4 ← 高い 本人が調べなくても周囲がけしかける

■ 事例5 成人初心者 クライミングジム上がり男性

視野が狭い。ムーブだけが上手であるので、自信過剰であることがわからない。 

  1. 技能レベル 5 ← ムーブは上手
  2. 体力  2  ← 歩けない
  3. 運動能力 2 ← ムーブ以外は才能ない
  4. リスク管理でのレディネス 2 ← 新人は何が危険かわかっていない
  5. パーソナリティ 3 ← 普通
  6. 目的 3 ← 普通
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 動画で予習する 例:ビデオトポ

■ 事例6 子供初心者  成人女性と近くなる

子供には特別な配慮が必要。関心は高いが、一人では遊ばせられない。リスク認知に穴があることが多いため。ただ、子供の場合、自分の弱さに自覚があるので、うっかり以外のミスは少ない。

  1. 技能レベル 3 ← 登るのは比較的上手
  2. 体力  2    
  3. 運動能力 2
  4. リスク管理でのレディネス 2 ←単なる無知
  5. パーソナリティ 3
  6. 目的 3
  7. 興味や関心の度合い 5 ← クライミング大好き

  ■ 事例5 ピオレドール受賞者

円熟したクライマーは皆ここへつながっていくはずなんだが、そうなる前に死ぬ人が多いので、今生きている人は、”生き残り”であると考えるべき。

  1. 技能レベル 5 ← 当然高い
  2. 体力  5 ← 当然高い
  3. 運動能力 5 ← 当然高い
  4. リスク管理でのレディネス 5 ← 当然高い ピンチを耐えれる
  5. パーソナリティ 5  ← クライミングに磨かれて高くなっている
  6. 目的 5 ← クライミングが人生
  7. 興味や関心の度合い 5 ← 当然高い

 ということになります。

いくらベテランであっても、この周囲の中を見渡せば、トップクライマーと一番近いとは言っても、当然、限界があります。 例えば、体力や、運動能力は、どんなトップクライマーであっても、減衰していきます。

クライミング歴10年という、常識的に見れば、十分、経験値が溜まったのではないか?と思える人でも同じです。このクラスの人は、クライミングジムのメリットがあるので、5.12くらいは平気で登れますが、リスク管理に関するレディネスは比較的低いです。

危険認知は一通りできているはずですが、それでも、まだ心の何処かで、俺だって、運さえ良ければ、佐藤ユースケ(他に、平山ユージ、小山田大、倉上慶太、横山ジャンボ、…あこがれの人を入れてください)と思っていたりします。

男性の40代は、パワーと知力がその人の人生でもっとも高い時期ですので、そこがその人の頂点です。

俺だって…の根拠ない自信は、50代に入って本格的な老いがスタートするまで治らないみたいです。運の問題ではなく、どれだけ真剣に取り組んだか?の差なんですけど…。フルタイムでやっている人と週2回の人が同じであるはずがないでしょう。

男性は基本的に、皆の注目の的になってチヤホヤされたい!(=モテたい)という思いがなかなか克服できないようです。しかし、冷静になって現実を見れば、トップクライマーだって、そんなモテ人生を送っている人はいませんよね。むしろ、頼まれごとで自分の好きなことができないことも起こっているようです。

一般市民レベルのクライミングの円熟は、日本は今からですが、全員一律の基準を全員に適用すると、弱い人…子供、女性、高齢者が淘汰されるはずです。登攀スキルレベルだけを上げて、リスク管理がおろそかになっていると、危険です。

リスクは、体力一点豪華主義、登攀力一点豪華主義(グレード主義)、などではヘッジできず、総合的な力が必要です。


2023/02/22

指導者が優秀でないのかも?

クライミング界も反省したほうがいいかもしれん…。  

吉田さんは、ジムに行く時間を短くしろって言って、実際私はうまくなったんですよね。

■【武井壮】時代遅れの根性論暴力指導者はクソ【切り抜き】

Climber's Characteristics and Climbing Instruction

  --------------------

Climber's Characteristics and Climbing Instruction

(1) When teaching climbing, it is first necessary to understand the characteristics of the climber from various aspects.

  •     Skill level
  •     Physical strength
  •     Athletic ability
  •     Readiness in terms of risk management
  •     Personality
  •     Purpose
  •     Degree of interest


2) Instructional goals and tasks need to be established, organized, and sequenced.

3) It is necessary to revise the directions, during instruction.

Form of instruction

  •     Rock climbing workshops (many people)
  •     Daily climbing in a mountaineering club (group instruction)
  •     Climbing in a master-disciple relationship (individual instruction for pairs)
  •     Climbing with a partner (pairs, self-learning) 


The prognosis is better when there is no bias toward a particular type of instruction. If the climber only knows how to climb within a narrow social context, such as a seniority system or a mountaineering club, he or she may have adapted to an extreme organizational cultural scheme. For example, they may think 5.9 is high standard, which is the thing of the past in 2023.

It is better to have as many climbing opportunities as possible, including climbing abroad, and to climb without bias, so that you can keep a broad perspective and avoid extreme thinking.

If there are too many people to the instructor, then the risk is often not managed as well as it could be, and should be avoided, using the guide ratio, FYI.

In climbing, when receiving private instruction, it is better to receive instruction in pairs with a partner, so that the instruction can be shared and reviewed, leading to early independence. (e.g., once the leader takes the climber to a multi-pitch, the two climbers then go again to review the route together).

However, since the leader is basically forced to adjust to the majority, it may be more fruitful to provide a different group for children, women, and elderly climbers who are not part of the mainstream.

The majority of climbers these days are adult males in their 20s and 30s, and if children, or women or elderly people training is compromised by them, it would be a complete disaster. The mastery strategy of the low-strength groups of children, women, and the elderly is primarily short, frequent climbs. 

For mainstream climber like men, the strategy is high intensity for long periods of time. This is because they will finally learn the moves when they are tired, and used up all excessive energy.

Teaching Methods for Individual Differences

(1) Descending... Descending is the most basic climbing technique to learn.

Needless to say, once you climb, you must descend.

This may seem so obvious that it should not be verbalized, but in reality, 90% of the near-misses that occur at crags are due to the fact that climbers have not been prepared for the technique of descending down. (Case in: Hiei)

Therefore, all climbers, regardless of their level, must master the technique of descending after climbing.

The main descent techniques are;

  •     rappelling (rappelling down)
  •     Lowering down (ATC or Grigri)
  •     Jump-off (landing)
  •     Climb down 


After mastering these four techniques, it is necessary to consciously learn how to climb. 

In particular, rappelling is known as a technique where failure is not an option.

Personally, when teaching children, I have found the following methods to be successful in safely teaching the descent technique

 After learning to lower oneself down with a grigri, one can then lower down with a belayer. When self-lowering with the grigri, a knot is tied about 2 meters above the ground so that the climber will stop even if fall. In this case, any bulky knot is acceptable.

(2) Skill level (grade)

In general, free climbing grades start at 5.9 on the outdoor rock. With allowance, 5.8 is considered to be the safe entry level grade.

Not many beginner begin climbing in the outdoor crags. Majority starts at indoor gym.  1:9 is probably about right.

In the case of beginners who started from mountaineering and followed the growth path from flat terrain, to slopes, and then gradually to walls, the three-point support of hands and feet is often already acquired by hiking in the mountains. In such a case, the first task is to have them climb lightly overhang on artificial walls, learn side body (twist), and master two-point support.

On the other hand, for beginners in indoor bouldering gyms, which account for 90% of the beginner climbers today, the standard climbing ability is 5.9 on the outdoor rock is when they are able to climb a 5th level in indoor gym grade without falling down. So 5th or 5.11 is the level they should aim, except for rope work.

3) Learning to belay

It is necessary to learn to belay at early stages.

The standard for learning to belay is six months of climbing twice a week, in artificial walls. 

If the climber is able to recognize the risk of landing on the outdoor boulders, it is acceptable to start him or her on the outdoor rocks at a lower grade. It is rather better for risk perception in the outdoors. 

Since the primary risk factor in outside bouldering is landing, it is important to make them aware of the risk before they are able to climb up. Many notice they can not climb down after topping out the rock.  Accidents of landing in gaps between mats are very common.

5) Grouping by climbing grade is becoming less meaningful.

Today, it is no longer meaningful to divide climbers into beginner and intermediate levels based on their climbing grade (like decimal) or the length of their experience.

What makes a climber beginner and what makes a climber intermediate? This is a question that needs to be examined closely by advanced climbers.

For example, there have been accidents both in Japan and overseas where climbers who can climb 5.13 have fallen to their deaths on 5.8 wide crack or slabs, etc. The gap between the grade and the actual skills required at the crag is too wide, and hard to be recognized.

5-2) Technical Level Classification (Draft) 
 

Introduction level:  requires supervision by an advanced climber. rented gear.

Beginner: Can climb in a group without accidents. No lack of gear.

Intermediate: Able to go and come back with climbers of the same level as themselves.

Advanced: A climber who is able to climb difficult climbs and return home in a safe condition.

Experienced: A climber who can make sound decisions and give guidance in a pinch.

Proficient: A person who can give creativity to climbing.

(6) Increase readiness to recognize danger

Climbing is an extreme sport that involves danger, so it is important to properly assess the ability to recognize danger as well as the appropriateness of the exercise itself, and to provide appropriate guidance.

In particular, if the ideology that celebrates death wishing behavior is not corrected in the early stages of climbing, it can lead to loss of life or damage to the climber's life in the rudimentary stages. Examples include the death of a climber who slipped and fell on the west ridge of Mt.Karasawadake.

Training for the instructor's selfish purposes can lead to grade supremacy, which, if not corrected, can create people who are exclusive, uncooperative, inconsiderate, aggressive, emotionally unstable, and self-centered. Especially when teaching junior high and high school students, instruction that is detrimental to the development of an amicable personality must be avoided.

Similar problems may occur with adult climbers, so activities to teach basic risk management in climbing, both culturally and ethically, will become even more important as the number of climbers increases.

It a big loss for the climbing community if young climbers, who have the potential to make great records, are killed early in their climbing careers because of minor mistakes.

The discussion in this area has been very slow, and every year accidents are reported that could have been prevented without death (e.g.,  Amida North ridge of  Gakushuin University).

Instead of the idea of taking life in stride, what kind of efforts and what kind of precise risk calculations led to great adventures and great records? should be talked about.

As a case study, we can make better climbing plans by reading past accident cases as a collection of failures, with examples of failures such as multi-pitching without a defeat plan (Hakua slabs ).

The legacy left by our predecessors should be utilized. In other countries, books compiling accident reports have also been published. (AAC: https://amzn.to/3Ip5TSr)

Learning in the form of discussions with top climbers would be a good way to transmit the ideas of great climbers.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)---------------

個人特性とクライミング指導法 (試案)

 ■個人特性とクライミング指導法

1)指導に際して、まず対象者の特性をいろいろな側面から把握しておかなければならない。

  • 技能レベル
  • 体力
  • 運動能力
  • リスク管理でのレディネス
  • パーソナリティ
  • 目的
  • 興味や関心の度合い

2)指導目標や課題を設定し、整理・配列する必要がある。(事例https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_51.html

3)指導中に何度も方向修正する必要がある。

■ 指導形態

  • 岩登り講習会(一斉指導)
  • 山岳会の日常クライミング(グループ指導)
  • 師弟関係でのクライミング(ペアに対する個別指導)
  • 相方と登る(ペア)  

特定の指導形態に偏らないほうが予後が良い。師弟関係のみ、あるいは山岳会だけなど、狭い社会内でのクライミングしか知らない場合、極端な組織カラーに適応してしまっている場合がある。 例えば、5.9でブイブイ言わせる、など。

海外でのクライミングを含め、できるだけ多くのクライミングの機会に触れ、偏らないで登るほうが、視野を広く持て、極端な考えを持たないで済む。

指導者に対して人数が多ければ、それだけ、リスクの管理が疎かになることが多いので、ガイドレシオを参考に、あまり多くの場合は避けるべきである。

またクライミングの場合は、個人指導を受ける場合、パートナーと二人一組で受ける、ということが、指導内容の共有もでき、復習もできるため、早期の自立につながる。(例:一度リーダーにマルチに連れて行ってもらったら、その後2名で同じルートを復習に行く)

指導者は個人の特性を考えて、人工壁での課題のグレード設定、練習時間、を設定すべきだが、基本的に多数派に合わせざるをえないので、 メインストリームからズレる、子供、女性、高齢者の場合は、別の場を設けるほうが実りが多いかもしれない。

昨今クライマーの多数派は、20~30代の成人男性で占められており、それに合わせると健康が損なわれるとなれば、本末転倒だからである。子供、女性、高齢者の低体力なグループの習得戦略は、主に、短時間頻回である。メインストリームの男性は、長時間高強度が戦略になる。疲れてきてやっとムーブの習得に進むことになるためだ。

■ 個人差に応じた指導法

1)登れても降りれない…   下降は、もっとも基本的な習得技術

言うまでもないことだが、登ったら、降りなければならない。

このことは、文字に書いてみると、あまりにも当然であり、言語化すべきことではないようであるが…実際には岩場で起こっているヒヤリハットの9割は、登っても降りる技術を用意して来なかったことによる。(事例:比叡

したがって、レベルに関係なく、登った後に降りる技術は、クライマーはすべからく全員が習得していなくてはならない。

主たる降りる技術は以下である。

  • 懸垂下降
  • ローワーダウン(ATC もしくはグリグリ)
  • ジャンプオフ(ランディング)
  • クライムダウン 

これら4つの技術をマスターした後に登る、という意識的な技術習得が必要である。特に懸垂下降は失敗が許されない技術として知られている。

個人的に子供に教える際に成功した下降技術の伝達方法は

 グリグリで自己ローワーダウンを習得した後、ビレイヤーによるローワーダウンを行う方法である。グリグリによる自己ローワーダウン時には、ノットを地上2mくらいに結んで万が一、滑り出してもそこで止まるようにしておく。この場合のノットは、バルキーであれば何でも良い。

2)技能レベル(グレード)

一般にフリークライミングといえるグレードは、外岩の場合、5.9からである。ゆとりを見て、5.8が入門グレードとされている。

現代の入門者でいきなり外岩に行く人は、あまり多くない。1:9くらいであろうか?

登山からスタートし、平坦地から、傾斜が加わって、徐々に壁になっていく、という成長の仕方を辿った入門者の場合、すでに手、足、足の3点支持、は、山歩きで身についている場合が多い(正体)。その場合、人工壁では薄被りを登らせ、側体(フリ、ツイスト)の習得、2点支持の習得、が、まずは第一の課題になる。

一方、現代のクライマー初心者の9割を占めるインドア・ボルダリングジムでの入門者の場合、楽しんで登らせ、インドアジムグレードで5級が、ほぼ落ちずに登れるようになった頃合いが、外岩で5.9が、おそらく怖がらずに登れるだろうと想定できる登攀力の目安になる。

3)ビレイ習得

したがって、これらの段階でビレイを習得しなくてはならない。

週2回で半年がビレイ習得の目安となる。

もちろん、外ボルダーでランディングの危険認知ができている場合、もっと低いグレードから外岩に触らせても構わない。むしろ、アウトドアでのリスク認知にとっては、より良い結果をもたらす。外ボルダリングでの主たるリスク要因は、ランディングであるので、登れても降りれない状態になる前に、リスクを認知させるのが大事だ。マットの隙間に降りるという事故がとても多い。

5)グレードでグループ分けすることに意味が薄くなってきている

現代では、登攀グレード(段級やデシマル)で初級、中級と分けたり、経験年数の長さで分けたりすることに意味がなくなってきている。

何ができれば初級者で、何ができれば中級者と言われるべきか?というのは、上級クライマーによる精査が必要な段階になってきている。

例としては、5.13が登れるクライマーでも5.8のワイドやスラブなどで落ちて死ぬ、などの事故事例が国内・海外問わず起こっており、グレードと実際の岩場で必要になる技能の内容が開きすぎている。

5-2)技術レベル区分 (案) 

入門者 : 自立的な自己完結したクライミングがまだできない、上級者の監視が必要な状態 自分では登る課題を選ぶことができない。

初級者 : ギアの不足などもなく、事故らず、クライミングがグループで実践できる状態

中級者 : なんとか自分と同レベルのクライマーとなら、行って帰ってこれる状態

上級者 : 難しい登攀にチャレンジしても自分の命を確実に守って帰ってこれる状態

ベテラン : かなりのピンチに追い込まれても確実な判断ができ、指導も可能なレベル

熟達者 : クライミングに創造性を与えることができる

6)危険認知力というレディネスを高める

クライミングは、危険を伴うエクストリームスポーツであるため、運動そのものに対する適正はもとより、危険認知力を適切に見極めて、適切な指導を行うことが大事である。

特に、クライミングの初期に、命知らずな行為を称える思想を矯正されないと、初歩の段階で命を失ったり、クライマー生命を損ねたりすることになる。例として、涸沢岳西尾根での滑落死、など。

指導者の利己的な目的達成のために、トレーニングされると、グレード至上主義となり、矯正されない限り、排他的で、協調性や思いやりに欠け、攻撃的、情緒不安定、自己中心的な人間を作ってしまうことにもなる。特に、中学生、高校生を指導する場合、円満な人格形成の弊害になるような指導は、避けられなければならない。

成人クライマーの場合も、同様の問題が起こりうるので、クライミングの基本的なリスク管理への態度を文化面、倫理面で教える活動は、クライマー人口が増えた今後、より重要だと思われる。

本来、偉大な記録を残すかもしれない将来のある若者が、些細なミスで、クライミング人生の初期に死んでしまっては、クライミング界の振興はありえないからである。

この分野では対応が非常に遅れており、毎年、死ななくても済んだと思われる事故が報告されている。(例:学習院大学阿弥陀北陵)

命を粗末にする思想ではなく、偉大な冒険、偉大な記録は、どのような努力、どのような緻密なリスク計算から生まれたのか?を語るべきである。

事例としては、敗退計画なしのマルチピッチなどの失敗事例(白亜スラブ)を交え、失敗集として過去の事故事例を読み解くことで、より良いクライミング計画が立てられるようになる。

先人の残した遺産を活用すべきである。海外では事故報告書をまとめた書籍も出版されている。(AAC: https://amzn.to/3Ip5TSr)

一流クライマーとのディスカッション形式での学習で、偉大なクライマーの思想を伝達できるものと思われる。


第五章 クライミングの指導法 (試案)

 テニスの指導者マニュアルに従って、クライミングの指導者マニュアル的なものができないかという試案です。

目次は以下のようになっています。 

第五章 クライミングの指導法  
1)指導の基本課題
 1.個人特性とクライミング指導法
 2.動機付け
 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容
2)技術指導法と指導内容 
 1.技術指導の基本的な考え方
 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法 
 3.示唆による指導 
 4.ビレイ技術 

 5.技術指導の留意点 
 6.技術の矯正法 

3)本ちゃんの指導(初心者)
 1.易しい本ちゃん(ゲレンデ)から、本格的な本ちゃんへの導入 

2.指導者の後について登る 
3.同レベルのクライマーと登る
4)クライミングの指導実践例
1.指導の進め方 
2.ジュニア  
3.マスター 
4.シニア  
5.女性 

ーーーーーーーーーーーーーーー


What we need is, maybe, a climbimg instructor's manual?

 Draft Table of Contents for an Instructor's Instructional Manual for Climbing

 This is a full application from the Tennis Instructor's Instructional Manual. I have stared tennis lately as my rehabilitation of my dislocated knee. I was in Tennis club when I was in Junior high school, and was a captain. To my surprise, in tennis, teaching methoed have improved tremendously... when I was a kid, there were no teaching methoeds. Now, they teach beginner so well. 

I felt  This is it! I thought.  I thought, "This is what we need in climbing community!"

so this is an tempt of application...


---------------------------- tennis version----------


Chapter 1: Characteristics and History of Tennis

(1) Characteristics of Tennis

 1. Characteristics as a competition

 2. Characteristics as a Lifelong Sport

 3. Characteristics as a Commercial Sport

 4. Characteristics of Facilities and Equipment

(2) History and Current Situation

Chapter II Tennis and Instructors

(1) Current Status of Instructors

(2) Necessity of coaching and issues in coaching

3) Knowledge and ability required for instructors

 1. Knowledge necessary for instructors

 2) Competencies required for instructors

Chapter 3 Science of Tennis

1 ) Biomechanics of tennis

2 ) Exercise physiology

3 ) Nutrition


Chapter 4 Techniques of Tennis

1) Technique and skill characteristics

2) Technical structure and its mechanism

 1. Technique structure

 2) Technique Structure

3) Grip

4)Body Control and Ball Control

5)Basic Techniques

6) Applied Techniques

Chapter 5 Tennis Instruction

(1) Basic issues in teaching

 1. Individual characteristics and tennis teaching methods

 2. motivation

 3. teaching plan and contents according to the object of teaching

(2) Methods and contents of technical instruction 

 1. Basic concept of technical instruction

 2. Targets for each skill level and step-by-step teaching methods

 3. Instruction by suggestion

 4. Sending technique

 5. Points to keep in mind when teaching technique

 6. Correction of technique

(3) Game instruction (beginners)

1. Introduction from simple games to games

2. singles

3. doubles

(4) Practical examples of tennis instruction

1. How to teach a lesson

2. Junior

3. Master

4. Senior players

Chapter 6 Training Methods

(1) Warm-up and Cool-down

(2) Physical fitness training methods

(3) Technical training methods

4) Mental training methods

Chapter 7 Health and Safety Measures in Tennis Instruction

(1) Safety measures in tennis instruction

1. Medical check

2. Health management of tennis players

3. Safety measures for injury prevention and instruction

2) First aid on the tennis court

1. First Aid

2. General trauma (RICE)

3. Bleeding wounds

4. Typical injuries and their first aid

3) Common sports injuries of tennis players and their prevention

4) Conditioning necessary for tennis players

5) Taping necessary for tennis players

Chapter 8 Tennis Instruction and Management

1) Knowledge and management of facilities and equipment

2) Planning, operation and management of tennis schools

3) Planning, operation and management of tennis councils

4) Operation and management of tennis clubs

 1. Clubs as community sports

 2. Clubs as school sports clubs

 3. Clubs as commercial sports

Chapter IX Rules of Tennis and Refereeing Methods

(1) Explanation of the Rules

 1. What are the rules of tennis?

 2. Explanation of the Rules of Tennis

(2) Manners of Tennis

 1. Manners as a player

 2. Manners as a spectator

(3) Refereeing

 1. Basics of Refereeing Techniques

 2. Transition of refereeing methods

 3. Difference of officiating methods according to the method of game

--------------------------------------

Climbing version

The points in red are the points that I think are missing from the "explicit" language, especially in climbing.

Explicit is important today, and today's young people are ordinary citizens, not the selected elite...usually famous university students... like in the past.


-----------climbing version---------------

Chapter 1: Characteristics and History of Climbing

(1) Characteristics of Climbing

 1. characteristics as a competition → sport climbing and free climbing are two different types of climbing.

 2. characteristics as a lifelong sport → competition climbing and climbing as a lifelong sport are different types of climbing. There is no need to be aggressive like in competitions or grade supremacy, in public climbing for lifelong sport, which is usually done on the cragging.


 3. commercial sport characteristics → Commercial gyms, bouldering gyms and lead gyms generally have a supervisor who controls the grading and safety (mats, bolts, etc.) of the routes. Outside climbing, like cragging,  do not have supervisors.

 4. characteristics of facilities and equipment 

On the artificial walls, the bolt distances are calculated backwards so that the impact force in the event of a fall will be 0.3. Therefore, the risk of crashing is minimized and almost nonexistent. You can not expect the same in outdoor climbing.

At the outdoor rock, the bolts have been in place for more than 40 years without supervision. The distance of the bolts may also not be placed in a way that allows for a fall. (runouts). The strength and quality of the bolts themselves are also very different today than in the past, but this is not reflected in the actual rock climbing community. Usually new people are left ignorant.

This is a worldwide problem and is the reason why old crags are not popular. As a result, it is a major factor in Japan that results in certain people holding a privileged position of exclusive access to crags, a fact that may go unnoticed due to opportunism.

The result is a battle of vested interests between commercially based climbers who want to promote civilian climbing and the old regime.

(2) History and Current Status

Chapter 2 Climbing and Leaders
 

(1) Current state of instructors → The aging of the population has resulted in a total lack of instructional fitness. There is no official institution in Japan to train climbing instructors, and the content of climbing instructor education is left to the efforts of individuals who are making the effort, and remains primitive, customary, rather than being vetted by a third party and meeting standards.

2) Need for Instruction and Instructional Challenges → Today, climbing has been embraced by the general public and the climbing population is growing fast, but the market needs are not being met due to a lack of instructors.

As a result, people are going to outside rock with the very immature assumption that just because they can climb in an indoor gym 5.11, they can go straight to outside rock and climb 5.11 there,  and cause serious accidents (e.g., lumbar spine injury).

(3) Knowledge and abilities required for instructors 
 

 1) Knowledge required for instructors → The knowledge required for instructors is the technique of securing safety with ropes and the moves that are meant for climbing itself, but there is no place to convey the former technique, which is required for general climbing (cragging), and what content is not being conveyed is not discussed at all.  Also, there is no place to teach the former technique in Japan, which is required for general climbing (cragging), and there are omissions, even if there are well-meaning instructors.

Particular things failed to teach  are

 Top rope is not always the safest way to climb, connecting two ropes, how to learn cams, passing the knot through the ATC (passing the knot), how to use double and single ropes, how to choose ropes in the multipitch, rope selection based on personal physique, the difference between belaying on artificial walls and belaying on outdoor rock, how to secure a climber by running behind, etc. Running back belay, etc.

2.


 2. abilities necessary for a leader → In the past, the abilities necessary for a leader were established by the fact that individuals who were deemed to have leadership potential received leadership training at mountaineering clubs, etc., and were vague, like an oral teaching, while today, climbing gym staff (who are hired at a minimum hourly wage) are expected to play the role. In contrast, today, climbing gym staff (who are hired at a minimum hourly wage) are expected to play the role, and the responsibilities and compensation do not meet well at all.

The assumption that climbing gym owners generally come from a climbing background has became things in the past.

Translated with www.DeepL.com/Translator (free version)

---------------

 

曲がった松を曲がった松と見る

 ■ 正見


私の場合は、

 弟=年下の男性、

 父親=自分の父親くらいの男性

が、どうもまっすぐ見れない。どちらのことも、”気の毒だ、かわいそうだ”、と思っているからです。

例: 年を取ったのに未だに大学生の遠征で運転担当。最近の若い人は指導者がいなくて気の毒。

気の毒だ、可愛そうだ、という気持ちに事実の裏づけがない…。

私がその若い人の年齢だったとき、自分はもっと大人だったし、しっかり予習復習しており、自分ができることを相手ができない、ということを前提にしている…(姉と弟の関係)。

つまり、弟役になった人から見れば、サボっていても咎められない、ということになります。

そこで、ちゃっかり楽をしたいという気持ちが起きてしまいますね、人間は弱いから。

 亡くなった弟への無念…もっと早期に弟と関係回復しておけば良かったな…というのは、父への苦悩…お父さん、どうして、私達三人を愛してくれなかったの?という思いよりは、軽症のようです。

今、栄養学的に脳内セロトニンやら、オキシトシンやら、アドレナリンやらが満たされた状態で、冷静に考えると…どうも、私は、九州の山岳会の零落ぶり、を零落と正しく捉えることができず、”そんなはずはない”と、偶然悪いサイコロの目が出ただけ、と思いたいがために、それに反証するように、だめ事例ばかりが出たみたいです。

 

山岳会Aに入会希望者で行く。レスキュー講習 → ダメ内容だった

山岳会Bに入会希望者で行く。→ 槍行きたい初心者系。話にならない系。

山岳会Cに入会する → ちびに向かってエイドで鍛えてやる。スキル内容古い。

山岳会Dに出会う → 5.12登れるという人が10cで唸り、支点ビレイされている

師匠Aに出会う → ホッとして一緒に登り始める。肉離れで離別。

先輩Aと登る → お返しビレイがない

私の危機管理スイッチが押されるような、ネガティブな出来事が起こるたびに、

レスキューの講師を招いてきちんとした講習会をしたらいいのに…

きちんと山の価値観を教えたらいいのに…

現代のクライミング技術にアップデートしたらいいのに…

年齢にはトップクライマーも勝てない…

男性クライマーは想像力にかけるので明示的に教えないとわからないらしい…

と対策が、イメージできました。

対策がイメージできたということは、このような失敗事例に陥らない思考回路が持てるということですので、これらは、私に、現在の山岳スポーツを学びたいと思っている一般市民クライマーが置かれた状況について伝えるために起きた出来事かもしれません。

事例としては、だいぶたまりました。

本来のあるべきクライミングのあり方につながる、

  クライミングの指導者向けの指導教本

ということに興味があります。指導者が指導できないことが問題の根源とわかったからです。

不思議と、女性に関しては正見できるみたいです。母と妹に関しては、複雑なコンプレックスはないみたいです。女の園のバレエ界や、ヨガ界で鍛えられたからかな?

 

2023/02/21

初級男性≒中級女性

 

■ リハビリ

ちょっと馬に乗りたい!そういう生活をしたい!

という目標も見えてきたので、筋トレで、体力復活してみることにしました。

自宅筋トレの本をみつつ、筋トレしてみたんですが、あんまりピンと来ないので…

ちょっとマシントレーニングにでかけて、自分の現在の筋力を測ってこようと思うのですが、

この表見ていて気がついたこと…




■ 男性初級がだいたい下半身の筋力では女性中級

ってことです。やっぱりー。

 男性で初級=年齢が上の人… 50代以降=強い女性クライマーと大体同じ。

私は、中学の時に部活で下半身を作ったので、今も下半身は筋力あると思うのですが… 今日筋トレの本で調べたら、まだ細マッチョ体型に数字上は区分されるみたいでした。

ヨガを教えていても、私は女性の平均よりは強いんですよね…。そりゃ男性の中級者上級者と比べられると、弱いですけど。そんなの、当然だし。

なので、一番強い右足を怪我してしまって、戦力大幅に削がれた…そんな、おとどしでしたが、そろそろ、安静も嫌になって、テニスもしてみたら、ダッシュも大丈夫みたいなので、本格的に体を使い始めないと、です。今をのがしたら、フレイル化した肉体から、もとの肉体を奪回できないかもです。

今年は回復の年にしよう…

馬に乗ると腰痛が治るとか、色々書いてあり… 私は心の絆を作る作り方を馬から学びたいというのが基本的な路線なのですが、それでも副次効果があると嬉しいかもです。

腰は、膝とつながっており、膝痛の原因は、腰にあり、腰の原因は、腸内環境の悪化にあると思うんですけどね…

腸内環境悪化=セロトニン回転不良=鬱

だしなぁ。脳腸相関で、セロトニンがきちんと作れないと、便秘になり、鬱になります。

益田ドクター曰く、鬱は、ストレスマネジメントの失敗、だそうですが、私の場合、運動習慣を断ち切られると、ストレスマネジメントどころではなくなり、鬱っぽくなる気がします。

たぶん、もともと体を動かすのが好きな子供なのに、そういう子供を母は勉強するマシンに仕立てることに執着してしまったのでしょう…

なんせ、私、ほっといたら、46時中、勉強してしまいます…。

クライミングの指導者向け教本 目次(案)

 これはテニスの指導者教本からの全面応用です。これだー!!と思ったので。

 ーーーーーーー

第一章 テニスの特性と歴史

1)テニスの特性

 1.競技としての特性

 2.生涯スポーツとしての特性

 3.商業スポーツとしての特性

 4.施設・用具の特性

2)歴史と現状

第二章 テニスと指導者

1)指導者の現状

2)指導の必要性と指導上の課題

3)指導者に必要な知識と能力

 1.指導者に必要な知識

 2.指導者に必要な能力

第三章 テニスの科学

1)テニスのバイオメカニクス

2 )運動生理学

3)栄養学


第四章 テニスの技術

1)技術と技能特性

2)技術構造とその仕組み

 1.技術構造

 2.技術の仕組み

3)グリップ

4)ボディコントロールとボールコントロール

5)基礎技術

6)応用技術

第五章 テニスの指導法

1)指導の基本課題

 1.個人特性とテニス指導法

 2.動機付け

 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容

2)技術指導法と指導内容 

 1.技術指導の基本的な考え方

 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法

 3.示唆による指導

 4.送球技術

 5.技術指導の留意点

 6.技術の矯正法

3)ゲームの指導(初心者)

1.簡易ゲームからゲームへの導入

2.シングルス

3.ダブルス

4)テニスの指導実践例

1.レッスン指導の進め方

2.ジュニア

3.マスター

4.シニア

第六章 トレーニング法

1)ウォームアップとクールダウン

2)体力トレーニング法

3)技術トレーニング法

4)メンタルトレーニング法

第七章 テニスの指導での健康管理と安全対策

1)テニス指導における安全対策

1.メディカルチェック

2.テニス選手の健康管理

3.障害防止の安全対策と指導

2)テニスコートでの応急処置

1.救急救命

2.一般外傷(RICE)

3.出血している傷

4.代表的な傷病とその救急処置

3)テニス選手に多いスポーツ障害とその予防

4)テニス選手に必要なコンディショニング

5)テニス選手に必要なテーピング

第八章 テニス指導と運営

1)施設・用具に対する知識と管理

2)テニススクールの計画と運営・管理

3)テニス協議会の計画と運営・管理

4)テニスクラブの運営と管理

 1.地域スポーツとしてのクラブ

 2.学校運動部としてのクラブ

 3.商業スポーツとしてのクラブ

第九章 テニスのルールと審判法

1)ルールの解説

 1.テニスのルールとは?

 2.テニスの規則の解説

2)テニスのマナー

 1.プレーヤーとしてのマナー

 2.観戦者としてのマナー

3)審判法

 1.審判技術の基本

 2.審判方法の変遷

 3.試合方法による審判法の違い

ーーーーーーーーーーーーーーーーー 

■ クライミング版

赤のところが、特にクライミングで、”明示的に”、語られそこなっていると、私が思う点です。

明示的である、というのは現代では重要で、現代の若い人は、昔のような選び抜かれたエリートではなく、普通の市民です。

ーーーーーーー

第一章 クライミングの特性と歴史

1)クライミングの特性

 1.競技としての特性 → スポーツクライミングとフリークライミングは異なるクライミングです。

 2.生涯スポーツとしての特性 → コンペクライミングと生涯スポーツとしてのクライミングは異なるクライミングです。コンペの攻めの姿勢・・・グレード至上主義・・・を、外岩で行うことが通常である一般市民クライミングで行う必要はありません。


 3.商業スポーツとしての特性 → 商業ジム、ボルダリングジムやリードジムでは、基本的に管理者がおり、課題に対するグレーディング、安全性(マット等)が管理されています。外岩は管理者がいません。

 4.施設・用具の特性 → 

人工壁では、墜落時の衝撃係数が0.3になるように逆算されたボルト距離になっています。したがって墜落のリスクは、最小化されており、ほとんどありません。

外岩では、ボルトはいったん設置されたのち、管理者不在のまま40年以上が経過しています。またボルトの距離も、墜落を前提とした配置にはなっていないことがあります。(ランナウト)。またボルトそのものの強度や品質も、過去と現代では大違いですが、その反映は実際岩場には、なされていません。

このことは世界的に問題になっており、古い岩場は人気を集めない理由になっています。結果として、日本では、特定の人だけが岩場を独占する特権的地位を守る結果になる、主たる要因になっており、そのことはご都合主義によって指摘されていないかもしれません。

結果、市民クライミングを普及させたい商業ベースのクライマーと旧体制の間で、既得権争いの様相を呈しています。

2)歴史と現状

第二章 クライミングと指導者
 

1)指導者の現状 → 高齢化で指導体力は全くなくなっています。日本にはクライミングの指導者を育成する公的機関がなく、クライミングのインストラクター教育の内容は、努力している個人の努力に任せられ、第三者が吟味したもの、基準を満たしたもの、というよりは、慣習的なもの、身内主義的なもの、という原始的な内容にとどまっています。

2)指導の必要性と指導上の課題 → 今日、クライミングは、一般市民に受け入れられ、クライミング人口はウナギ登りですが、指導者が不足しているため、市場ニーズに答え切れていない。

そのため、インドアジムで登れるだけで、そのまま外岩で登れるという素朴な前提で、外岩に行ってしまい、重大事故を起こすことになっています(例:腰椎損傷)

3)指導者に必要な知識と能力 
 

 1.指導者に必要な知識  → 指導者に必要な知識は、ロープによる安全確保技術+登ることそのものを意味するムーブであるが、一般的なクライミング(クラッギング)で必要になる前者の技術を伝える場がなく、どのような内容が伝えられていないか?が精査されていないため、善意のインストラクターがいたとしても、伝え漏れが存在する。

特に伝達漏れがあるのは、

 トップロープが必ずしも最も安全なクライミングではないケースがあること、 ロープの屈曲、カムの習得方法、ザイル通過(ノットの確保器の通過)、ダブル、シングルロープの使い分け、本チャンでのロープの選び方、個人の体格によるロープの選択、人工壁ビレイと外岩ビレイの差、後ろに走る確保、など

です。


 2.指導者に必要な能力 → 指導者に必要な能力は、かつてはリーダー性があると判断された個人が、山岳会等において、リーダー教育を受けるということで成立しており、口伝のような曖昧なものだった一方で、現代では、クライミングジムのスタッフ(最低時給程度で雇われている人)に役目が期待されており、まったく、責任と対価が、噛みあっていない。

”一般にクライミングジムオーナーはクライマー出身である”という前提も崩れ、純粋にビジネスの勝算による営業ジムが増えたため、指導者に必要な能力を欠く人材による指導しか、クライミングジム出身のクライマーは得ることができない。山岳会出身のクライマーも同様。

そもそもどのような能力が指導者に必要なのか?が精査されていないため、そのような指導者の下で育ったクライマーは、さらに間違った技術を伝播してしまう(例:終了点ロープ直がけ、ATCなのにグリップビレイ、リードクライマーに支点ビレイ)結果になっている。

もとより、アルバイト等に過ぎないスタッフに指導力を期待する事自体も筋違いである。

一方、伝統的に指導者とされてきた山岳会も高齢化で、機能はしていない。 

クライミングガイドも指導内容が統一化されていないので、漫然とトップロープを貼ってやるだけ、という結果に陥っている。

第三章 クライミングの科学
 

1)クライミングのバイオメカニクス → 内藤さんらによるクライミング教本等で、すでに詳述されている。


2 )運動生理学 すでに詳述されている

3)栄養学   『アスリートのための分子栄養学』が最適。海外のヴィーガンクライマーには鉄分不足の懸念をする必要がない。小麦粉に鉄と葉酸が法的に強制添加されているため。日本で菜食によるアスリートの能力向上を行うのは時期尚早。


第四章 クライミングの技術

1)技術と技能特性

→ クライミングの技術が何なのか?自体が伝達されそこなっている。

一般クライマーは、ムーブのことをクライミング技術だと誤認識し、登攀グレードが上=上級という誤解が通じてしまっているが、上級グレードとされる5.13が登れる者であっても、ヨセミテ等の初級とされる5.8のスラブで落ち、重大事故になる。これは岩の傾斜ごとに必要なクライミング能力が違うためであるが、その認識自体が欠けてしまう業界の構造にある。クライミングジムでは、一般にオーバーハングを登る能力以外は身につかない。ジムで登れる技術を身につけても、スラブを登る能力はつかない。

したがって、この盲点は、業界の仕組みからくるものであり、個人に過失責任を求めても、事故は減らないであろう。

2)技術構造とその仕組み

 1.技術構造 → ロープによる安全確保技術 + ムーブ = クライミング技術

 2.技術の仕組み → 経験値による習得が大きい。経験値による習得が主体だということは、個人の能力・理解力による、習得・理解の度合いの差が大きいということである。

どんなに経験年数が長くても、意識的に学ばない人は一生学ばない。事例としては、10年クラックを登っていても、カムの配置が悪くロープをスタックさせることがリードクライマーが行き詰まる、登れなくなる要因でありうるとはわからない。あるいは、最初の1~3ピン目のカム配置が、身長の差によって違い、安全性の差が出るということが40年登っていてもわからない。ビレイの体重差も同様。

これは、想像力という資質の差であり、個人によるこの能力差を埋めるような、明示的教育をしなければ、どれだけ経験値、という時間をその個人に与えようとも、解決はされない。

3)ムーブ → ムーブは 内藤さんらが詳しく書き記している

4)ボディコントロールとロープコントロール

→ ロープによる安全コントロール能力が付く前に、外岩に出るという失敗が多い。末端が届いていない懸垂下降、すっぽ抜けするロープ長のショートでの登攀など、だ。ザイル通過については無知な人が多い。二本のロープの連結についても無知な人が多い。

セルフビレイの重要性については、全く知られていない。伸びないスリングにセルフを取った場合の墜落による衝撃が大きいことも、メインロープによるセルフの重要性も、知られていない。

自己の肉体が耐えうる衝撃の量についても学習が不十分であり、12~13kN(120kg~130kgの衝撃)ですら、人体が壊れるには十分なのだ、という知識が共有されていない。


5)基礎技術 

→ 何が基礎技術なのか?という合意形成がされていない。危急時講習で習うロープワークは基礎技術にすぎない。


6)応用技術

→ 何が応用技術なのか?という合意形成がされていない。レスキューが相当する。
 

第五章 クライミングの指導法  → 全般に全く議論されていない


1)指導の基本課題

 1.個人特性とクライミング指導法

背の高いクライマーと低いクライマーではリーチに差があり、そのまま核心前にクリップできるできない、のリスクに置き換えられる。おそらくメタボであるか、ないか、も同じ意味があり、指にかかる体重は、個人差が大きいが、指が出せる力には、個人差が少ない。結果、背の低い人、太った人は、著しく不利になる。その他、子供、シニア、女性などが、身体面で不利を抱えない一般成人男性と同じ、画一的基準で教えられると、無理をきたす=事故につながる、と思われる。

 2.動機付け

内的動機と外的動機。

 3.指導対象に応じた指導計画と指導内容

成長期への指導計画が、老年期のクライマーと同じであるはずがない。

2)技術指導法と指導内容 

 1.技術指導の基本的な考え方

ムーブの習得に先に目を向けさせ、フィジカルによる我慢のクライミングは後回しにするほうが、一般に予後が良い。フィジカルが高すぎる人は一般にムーブの習得が遅いので、疲れてから、登るほうが良い習得結果を生むことがある。


 2.技術レベル別の到達目標と段階的指導法 → 全く議論されていない。事故につながっている。山には順番がある、と言われる内容と思われる。これの標準化がなされれば、事故が減るだろう。


 3.示唆による指導 → なされていない。一般にメンタリングがない。

 4.ビレイ技術 → ビレイが技術であるという認識がそもそもされていないので、早急に技術であるという認識の確率が必要。ビレイも段級制を採用するといいのかもしれない。ビレイ一級、ビレイ二級、みたいに。

 5.技術指導の留意点 → 議論がない。スポーツクライミング出身の人は、外岩で落石があるところにザックを置いたり、逆にアルパイン出身の人は人工壁で怖がったりと誤解が多く蔓延している。ラッペル時代に突入したフリークライミングで、未だにグランドアップと言い続けるなどの時代錯誤も多い。

 6.技術の矯正法 → 議論がない。ボルダームーブの人がリードに進むと、デッドやランジばかりで、危険でリードさせられない。

3)本ちゃんの指導(初心者)
 1.易しい本ちゃん(ゲレンデ)から、本格的な本ちゃんへの導入 → 代表的な到達基準となるルートをアルパインやフリーでも示すべき。エイハブ船長=一級、みたいな感じで、多くの人が目標として、登れる基準。 各地方ごとに必要。そうでないと東京近郊以外の人は不利になる。

2.指導者の後について登る → 大体の山岳会の様子。通常、5年、20~30山行程は、あれやこれやを学ぶ修行時代とされている。この段階から上に行けない人や、指導者不足でこの段階をすっ飛ばして、理解が乏しいまま、3.に進む人が多い。

3.同レベルのクライマーと登る → 同人と言われる会の様子。指導者について登る山を十分消化しないで、この段階に行ってしまい、事故って死ぬ人が多い。(例:宝剣での滑落。涸沢岳西尾根での滑落死。白亜スラブ。)

 

4)クライミングの指導実践例 → 週2半年人工壁でビレイ習得、などの期間的な基準を示す。何も目安がないと、確保器を購入しただけで、落ちたクライマーをキャッチした経験もないのに、「ビレイできます」というクライマーが大半を占める。何ができたらビレイができるという意味なのか、共有がされていないため。

1.指導の進め方  → クライマーの個別性を認識する。高校山岳部、大学山岳部と同じ内容で、社会人クライマーが育つわけがない。資質が違いすぎる。社会人の場合、山の体力強度を下げる必要がある。社会人の場合、自分には、行けないレベルがあることを受け入れる必要がある。(例、女性の厳冬期北ア。7日間雪洞泊に耐えれるか?)


2.ジュニア  → のりしろを取り切る、早くから海外登攀を経験させる、など。できるだけ広い視野を持たせるような内容が良い。

3.マスター → 自律的にチャレンジする。自分のオリジナルの目標を見つける。ワイドの帝王、ヒマラヤの未踏峰、南極横断、などなど。既存の枠にとらわれないクリエイティブなクライミングに注力すべし。 

4.シニア  → 老いる体と折り合いをつける。記録より充実感。成熟にふさわしいクライミングを行うべきで、ランナウト自慢などはそれには当たらないだろう。一般に温暖地でのクライミングが好まれる。

5.女性  → 女性の有利な特性、不利な特性を知る。RPでの瞬間風速的な記録を求めるメインストリームにはない、強みの発掘。(例:指の細さを活かしたシンクラックのリン・ヒル)女性ならではの持久力を生かしたクライミングの記録、など。女性だけの沢、登攀、アイス、アルパインロック、などのクライミングでは、男性の基準とは違う基準を打ち立てることができるはず。

第六章 トレーニング法  → 個人の特性別 年齢×性別

1)ウォームアップとクールダウン

2)体力トレーニング法

3)技術トレーニング法

4)メンタルトレーニング法

第七章 クライミングの指導での健康管理と安全対策

1)クライミング指導における安全対策

1.メディカルチェック → そもそもクライミングに必要な体力があるのか?指が変形=必要な強度がなかった事例。その場合、変形を受け入れる必要がある。

2.クライマーの健康管理 → アスリートとしての自覚に基づくべき。

3.障害防止の安全対策と指導 → 岩場までの運転直後×初めての岩場で、フル装備で岩場に出ない、空荷で偵察を行う (目視による危険認知を先に行う)

2)クライミングでの応急処置 → 日赤救急救命の義務付け 

1.救急救命  クライマーならジムクライマー以外は、全員受けていて当然

2.一般外傷(RICE) 同上 

3.出血している傷  止血法を学ぶ

4.代表的な傷病とその救急処置

3)クライミング選手に多いスポーツ障害とその予防

4)クライミング選手に必要なコンディショニング

5)クライミング選手に必要なテーピング

第八章 クライミング指導と運営 → 上級クライマーによって語られるべき。

1)施設・用具に対する知識と管理

2)クライミングスクールの計画と運営・管理

3)クライミング協議会の計画と運営・管理

4)クライミングクラブの運営と管理

 1.地域スポーツとしてのクラブ 

助け合い、相互扶助を旨とするので、単独で行くよりも安全にならない場合は、なんらかのボトルネックがある。(例:3人凍傷者を出した阿弥陀北稜。地図を持ってこない高齢登山者。あるいは、必要な体力の共有認識がない、など。)

 2.学校運動部としてのクラブ

ここで基本的技術を学ぶべきだが、指導者が専門家でないという一般的欠点がある。専門のクライミングガイドや登山ガイドに引率をアウトソースするべきだ。(那須岳の雪崩遭難)

 3.商業スポーツとしてのクラブ

一般の山岳会ではなく、ガイド講習の講習性が自主的に講習上がりの人で作った会などは比較的技術がしっかりしている。ガイド講習はここを目指すべきで、卒業生のアルムナイ的な会が良い。事故が少ない。入会基準を、ガイド講習卒業生に絞るなど、レベル低下への対策も立てやすい。

第九章 クライミングのルールと審判法

1)ルールの解説
 

 1.クライミングのルールとは? → フリー、スポーツ、アルパイン、ボルダー、ドライ、アイス、など、種別によるルールの違い オンサイト、レッドポイント、ビデオトポによる視認、など多様化するクライミング形態の解説をすべき。


 2.クライミングの規則の解説 →それぞれの解説。レッドポイントだけでなく、ヘッドポイント、グリーンポイント、ピンクポイント。ワンプッシュ、ワンデイ、継続(パチンコ)など。


2)クライミングのマナー  

→ 全く欠けている。モラル不在で、終了点の窃盗、ラッセル泥棒、ルート泥棒、ロープのタダ乗り、ドレイヤーが、まかり通っている。公開された岩場でのノーマット問題。 駐車、うんこ問題。山火事問題。棲み分け問題。環境保護。

 1.プレーヤーとしてのマナー 

終了点を盗まない、終了点を独占しない。ドレイヤー扱いしない。人のロープでリードしてはいけない。人のギアを無心してはいけない。けが人を保護する。リードを無理強いしない。危険なことは危険であると指摘する。


 2.観戦者としてのマナー → そのような現場を見つけたら、注意喚起する。公開されたボルダリングの岩場でノーマットで登る、などの迷惑行為を見過ごさない。

 3)審判法  → 全く語られていない。そのため、称賛に値しない記録が記録として持ち上げられる結果になっている。 例:ラッセル泥棒で行った中山尾根。40年前の基準によるアイスクライミング記録。


 1.審判技術の基本  → 上級クライマーによって語られるべき。
 2.審判方法の変遷  
→ 上級クライマーによって語られるべき。
 3.クライミング種別による審判法の違い  → 上級クライマーによって語られるべき。

全体に何が価値あるクライミングなのか?が語られていないため、世論の形成もされず、価値のない内容でも発表してしまったもん勝ち、あるいは、単なるグレード競争に陥り、リスクから身を守るための防御力が欠如したまま、クライミング山行を重ねる結果につながっている。

過去の記録の表現車と比べて、現代クライマーのボキャ貧にもつながっている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー 



ぐるり

2023/02/20

どんな人をクライミングの相方とすべきか??

 ■ ドキ!自分も入ってるかも?!

と思って見ましたが、別に入っていませんでした…。しかし…


https://www.youtube.com/watch?v=5-dnLgHejy8&t=525s より引用。

中学の時のテニス部の先生、ラケット折ってた… 付き合ってはいけない人じゃん!

  • 小学校の水泳の先生=竹刀で子どもをぶって泳がせる → トラウマ化
  • 中学のテニスの先生=ラケット折る         → 付き合ってはいけない人
  • 高校の美術の先生=美術部は無視して野球にご執心中 → 絵、教えろよ!


で、ことごとく、課外活動の先生に恵まれていない子供時代を実感しました(笑)。

競走馬のごとく、勉強と優秀であることだけにチューニングされた人生を送ったなぁ。おかげで、だいぶ早期に海外に出たり、外資に勤めることができて、視野は広がったな。

子どもは、巡り合う先生によって、だいぶ成長が違ってくるだろうなぁ。

■ あなたは良い相方でしょうか?

この表をクライミングに置き換えると

1)すぐに本チャン(マルチ)に行こうとしない

2) ピンチになると人のせいにする

3)ピンチになると固まる、問題解決に動かなくなる

4)すぐアドバイスしたがる

5)自分の好きなように登り、相手のニーズを考えない

6) 時間にルーズ

7)目標を持っていない

以外に、目標は大事な気がしますね~。目標がないと、内的動機ではなく、褒められたい、かっこよくみられたい、すごいと言われたい、とか、外的動機になってしまい、その結果、すぐ本チャンに行こうとし、うまく行かないと人を責める、ということになるような気がする。

悪い事例 シューズ投げて八つ当たりしている…こんなのを手本にしてはいけない。

 https://www.youtube.com/watch?v=4LoQ6u3gu4A

クライマーあるある、っぽいので、気を付けましょう。

ずいぶん昔のアイククライミング練習動画

多分、古典的スタイルのアイスクライミングとは、少し登りも違うんじゃないかと思うんですが。現代でスタートした人は皆こんな感じの登り方ですよね。

スタテニ … YouTubeで世論形成する

■ 若いテニスプレーヤーに教わった

おじいさん先生のテニスクラブは、あんまり教えてくれないのですが、その代わりに若い学生プレーヤーが来ていたので、

「ねぇねぇ、ユーチューブでおススメのテニスチャンネル教えて☆」

と言ったら、出てきたスタテニ。

どうも、プリンスというラケットメーカーの協賛チャンネルみたいです。

これの、クライマー版があるとすれば、パタゴニアとか、ロストアローとかが協賛して、クライマーチャンネルを作るのがいいのでは?

■ カテゴライズ…エクストリーム系

登山界はまだ古くて、なおかつ中高年登山に傾きつつあり、エクストリームスポーツとは言えないので、”冒険”という、くくりにせず、アルパインクライミングも、フリークライミングやボルダリング、と同じく、”クライミングの一種”として、扱ってもらうのがいいのではないかと思いますが…。

スポーツクライミングとフリークライミングの違いは明瞭化したほうがいいでしょうね…

フリークライミングは、アルパインクライミングの基礎力ですが、スポーツクライミングは、フリークライミングの基礎力。

   アルパイン   …フリークライミング能力に加えて、山のリスク管理能力が必要

 フリークライミング …スポーツクライミングに加えてアウトドアの知識が必要

スポーツクライミング …ボルダリングに加えて、ロープの知識能力が必要

ボルダリング……    もっとも簡単で身一つで出来る 

というピラミッドになる。

それぞれを個別の価値を持った存在しとしても、別のクライミングに必要な能力を否定するようであってはならない。

例えば、ボルダラーは、リードクライマーを嫌うとか。インドアクライマーはアウトドアクライマーを否定するとか。逆も。そもそも、これ、遊び、なんですから。 

アルパインクライミングの頂点が、ピオレドール賞を受賞するようなクライミングだとしたら、フリークライミングの頂点は、トニー・コードウェルのドーンウォールと、アレックス・オノルドのフリーソロ。

スポーツクライミングの頂点は、大会で1位、であるのと全く違いますよね。ボルダーに至っては、ぜんぜん勝敗と関係なく進んでいるように見えますが。高難度目指しているんですかね? 面白さを目指してほしいところですが。

■世界1位の裏側で「地獄」を見た。思い出トークしてたらスゴい話聞けました【杉山愛】【鈴木貴男】【小野田倫久】

 

こんな感じなら、世間話でいい訳なので、誰でもできると思うんだけどなぁ…。

環境を変える、っていうのがとっても参考になったぞ?

わすれな草農園

 ■ これは私です…

暴力をふるう父、あるいは世間の荒波から、母や弟、妹を守りたいと思って大きくなりました…

実際には、守れず、あるいは、守るべきでもなく、その思いはただ、罪悪感、挫折感になっているだけですが。

クライミングでは、私にはなかった子供時代を再演できた。

しかし、もうクライミングが必要ではなくなったのではないか?

と思っています…。

■ 馬に惹かれる=強い者に守られたいという気持ち

私は馬になぜか惹かれるので…たぶん、フィジカルが弱い少女がボディガードのような強い猛獣を従えている、つまり、騎士道精神の男性に女性として守られている、という女性の基本的な”心理的安全”が、九州のクライミングでは、確保できず、

山岳会Aを頼ってはその技術の無さにビビり、山岳会Bを頼っては、イケイケの山行に驚愕し、山岳会Cを頼っては登れる俺誤解にビックリ仰天し、ベテランを頼っては、年齢には人は勝てないことを確信し、消去法で相方…と登っては、やっぱりお前もか…ということで、

 クライミングは一人で行ってはならない

というAIですら、当然と考える不文律が、実際には自分の身を守るどころか、逆に自分の身を危険にさらす結果になっている…

という経験が溜まってしまいました…(涙)。どの会も、どの男性クライマーも、私が寄せた信頼には、答えられない感じでした。

これは、私が作り出している現実なんですかね? そうじゃないような気がするんですが…。

なんせ、海外では、私は別に態度を変えていないですが、普通に登れる。

最後は、最低限、怪我をしたときの友情という保険にすら、ならなかった。(一人でいたらすぐ帰ることができたのに、二日も医者にかかるのが遅れた上、怪我した足で自分で運転して帰った)

■ 九州の男性…弱い男性…には求められない

心に傷を負った少女というのは、まさに私のことなので、私はどうやって自分の心の傷をいやして行けばいいのだろうか?

というのが、私の人生において、テーマです。

共依存という落とし穴が大きく、男性はどうしても、共依存関係が好き、というかちゃっかり、それに便乗しようとします。

九州では、往年クライマーが、「俺らはまだちゃんとしてるクライマーだ」ということを自己確認するために、大ランナウトした簡単ルートが温存され、インスボンですらボルト整備されて現代クライミングに適した形に整備されつつある現代から、取り残されることになっています… それもこれも、俺ってまだまだかっこいい、と言うために、ダメな新人クライマーが必要ってだけです。

いや~、歪んだ精神構造だ。

このような歪んだ精神構造が九州では特に強いのは、なぜなんだろう? 

自分の男性性に自信がないから?

小山田大さんくらいしか、真に現代クライミングで価値がある記録を出していないと思いますが…後に続く若い人が、ぜんぜん出ない…。

それは彼ら自身がクリアしていくべき課題ですね。男の人が男らしさに自己価値を与えようとすると、それは自分の首を絞めることになるんではないですかね?

というのは、思いつくトップクライマーで、俺は男だ!みたいな主張の人いないからですが。クライミングするのに、男性性を強調するって、あんまり必要ないしなぁ…

クライミングってもっと繊細ですよね。

■わすれな草農園

https://forgetmenotfarm.org/

わすれな草農園は、虐待やネグレクトにあって、傷ついた子供たちが、同じように人から傷つけられた動物たちの世話をすることを通して、心の回復を図る農園です。

私の生育歴の場合は、単純に、子供には母親役も父親役も務められないものだし、基本的に子供であるという権利が保障されずに、大人になった、ということですね。物理的に大人が不足していました。

そんな中では私は比較的まっすぐ育ちました。弟や妹と比べると。

何が良かったか?というと、信仰、かな…。

木をお手本にして、「あの木のようにどんなに風が強く吹いても揺らがぬようでいよう」と思って毎日通学していました。

なので、私の人生の基調…ベースとなる感情は

 やり過ごす

です。やり過ごす、というのは、今を生きていない。

今はダメだけど、未来はいい、という観念が背景にあります。

■ いつの間にか、今はいいけど、未来が暗そう…という社会になった

私が子供時代に、今はやり過ごして大人になったら自分の人生を生きよう!と思っていたら、世間の方はバブル崩壊し、今こそ楽しむとき!というのは終わってしまい、失われた10年どころか、失われた30年になってしまったようです。

が、30年経ったら、世界はいきなり超進化路線みたいですよ(笑)?

女性差別も著しく減り、男性も男性の役割を期待されることなく、LGBTもいじめを受けることはなく、世界が進化している。

そんな中で、動物との付き合いも、昔よりは進化しているのではないか?と思います。

■ 心の友は、騎士道は、馬からもらうものかも

九州の男性は、男性性に苦しんでいる…俺は男だ!と男性性を命知らずを実践することで示したい!ので、他の人に愛を渡すとか、友情を渡す、自分より弱きもの、小さきものを愛す、というような精神発達段階にないかもしれません…

満たされた人しか他の人に渡すことができないからです。みんながみんな愛情飢餓、ストローク飢餓っぽい感じです。

たぶん、それが私の父が子供三人を捨てて、東京に出て自分の成功を選んだ理由だと思います。

弟と妹を母に孕ませず、私だけにしておけばよかったのに…。

私は長女ですし、女の子なので、たぶん覚えていないですが、幼少期はお父さん子だったのではないか?と思います。

ですので、母は、子供を一人で育てる代償に、子供たちからの100%の愛を貰いたいと思い、父は悪者、とならざるを得なくなりました。実際ホントに悪いですし…。

私は、と言えば、成長期に必要な父性というのは、大体は学校で得たようです。私は熊本高校の出身ですが、それは、小学生のころの担任の先生が、熊本高校卒だからです。

父親的なものは、自己調達してきた。

同じように、クライミングで、自己調達しようとすると、なんと性を対価に差し出すように要求されることが多く、面食らいます。

男性は、男性と登る場合は、相互に保険となると考えるらしいですが、女性と登る場合は、そう考えないみたいで、性を対価に要求されなくても、自分の召使扱い、を期待されます。

それらは、現代クライミングの在り方…上下関係がない普通のフリークライミング…だって、ビレイヤーがいなければクライマーは登れませんよねぇ?だから、クライマーとビレイヤーは対等ですけど?

と全く相いれない思想です。クライミングだけのことを考えても、リードするほうが結局は楽しいので、リードクライマーがビレイヤーに対して一方的に不利、と言えないし、トップロープで登るのは、登らせてもらう、というほどの大きな恩ではない。自分がリードで楽しんだ後の余禄で、そのためになんらの追加努力を要しているわけではないからです。

しかも、私は最初っからリードしてきていますし。

ので、これは、私自身が、登りたいという弱みに単純に付け込まれ、むしり取られている、という現象なのではないでしょうかね???

だとしたら、ですが、そのような場からは立ち去る、というのがベストな解だと思われます。

この本を読む限り、人間の男性は女性を十分愛することができない場合が多いので、頼りにするなら、動物を頼りにするのが正しいことのような気がします。

私は動物を飼ったことがないので、まだ自信がないですが、黒のラブラドールのゲイブは確かに、私を守ってあげようという気持で、脇にいたなぁ… モラガにいたころ…。

あの感覚を生きれる場を捜すべきかもしれません。

2023/02/19

チャットGPTにフリークライミングを教わりましょう

 問)フリークライミングについて教えてください。

答え)

ーーーーーーーーーーー

AI言語モデルとして、フリークライミングに関する情報やヒントを提供することができますが、クライミングは危険なアクティビティであり、適切な訓練と経験が必要であることに注意することが重要です。フリークライミングに挑戦する前に、認定ロッククライミングガイドやインストラクターから専門的な指導を受けることを強くお勧めします。

とはいえ、ここではフリークライミングの一般的なコツをいくつかご紹介します。

  1.     良いテクニックを身につける。フリークライミングは正しい技術で登ることが重要です。体重を支える足の使い方、バランスの取り方などを学びます。まずは簡単なルートで練習し、徐々に難しいルートに挑戦してみましょう。
  2.     体力と持久力をつける。クライミングは上半身と体幹の強さ、そして持久力を必要とします。懸垂や腕立て伏せ、懸垂棒にぶら下がるなどの具体的な運動で筋力をつけることができます。持久力は、ランニング、サイクリング、水泳などの有酸素運動で向上させることができます。
  3.     適切な器具を使用する。フリークライミングには、ハーネス、クライミングシューズ、チョークバッグ、ロープなど、適切な道具が必要です。道具の状態が良く、正しく装着されていることを確認しましょう。
  4.     転び方を学ぶ。クライミングに落下はつきものです。怪我をしないよう、安全な落ち方を身につけましょう。着地の見極め方、頭の倒し方、転がり方など。
  5.     必ずパートナーと一緒に登りましょう。安全なクライミングのためには、パートナーとのクライミングが不可欠です。自分もパートナーも適切な訓練と装備をし、クライミング前とクライミング中に良好なコミュニケーションをとりましょう。


フリークライミングは非常に技術的、身体的に難しいアクティビティですので、適切な訓練と経験なしに挑戦するべきではありません。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

テニスをして分かった、プラスチックに行かない方が良い理由

■ テニス朝練
 
今日は雨だった。残念。とりあえず練習に行ったら、もちろん、中止だったけど、無料で30分、打たせてくれた。
 
というのでラッキーだった。
 
ただフォームを予習して行っても、オートテニスでは、その練習にはなかなかならない。球が早すぎるからだ。
 
今日は、たまたま手打ちの女性に会ったんだが、手打ちが良くないこと自体が自覚出来ていないようだった。
 
このテニススクールに来て、テニススクール、というのは、ほとんど老人ホームと同じような意味合いになっているのかもしれない…と思った。
 
バレエも大人で習い始めた人の方が多く、現役の人と退職者では、ゆとりの量が、全然違った。
 
基本的には、山岳会も同じことで、若い人は、あまり年配の人と同じ基準で自分を測るのはやめた方がいいと思う…。
 
でないとできて当然のことができているだけで、俺スゴイ、と思えてしまう羽目になるかも?
 
もしかすると、そこが、九州で、10cでひいひい言っている5.12で自信を持ってしまったり、M5が立派な記録だと思ってしまう…という混乱のもとになっているのかもしれない。
 
さて、日本では、年齢、性別、個性に差があって、習得に差がある…ということが受け入れられにくく、
 
 国民全員が単一ものさし、
 
の土壌があるんだろうなぁと思った。
 
例えば、クライミングでは、遠いボルトでは、背の低い人は不必要に生死のリスクが高くなる。そのためにプリクリップがあるが、プリクリップが、背の低い人に許されるとなると、そうでもない普通の身長の人までやりはじめるという弊害がある。
 
どんどん、自分に甘くなるということで、チョークの発展とか、せこい発展の仕方をしている(笑)。これってエイドじゃんか?と自分の心に聞いてみるべきだと思うが(笑)。
 
そういうのに惑わされない、ために何ができるか?
 
客観的な指標というか、何ができ、何ができていなかったら、初級者が終りで中級者なのか?とか、そういう基準ができていないので、ただいたずらに経験年数だけで測るようなことになってしまい、そこにズルもできれば、怠惰も生まれる。事故の余地も生まれる。
 
図書館に立ち寄ったら、テニスの指導者向けの指導書があり、これがクライミング界に足りていないものだ!と思った。
 
『テニス指導教本』 https://amzn.to/3Z3Ky88
 

 これによると、コーチの能力は、言葉による伝達、師範による伝達の二つで、そもそも、
 
”うちのジムでは教えない方針”、
”クライマーなら勝手に登れるようになるはず”、
”俺は教わらなかったから、当然、教えない”、
 
という態度自体が、そもそも、指導者としての資格不足であり、そういうクライミングジムが淘汰されて、なくなっていくのは当然のことのようだ。
 
クライマーは自分の頭で考えるものだ、というのは、”教えない”と言う方針とは全く違う。
 
そこらが、子育て経験がない?あるいはほかのスポーツ経験がない指導者で混乱したのかもしれん。

なにしろ、奥村さんの講習でもきちんと教えていましたし。

■ 教えないタイプの指導者の下で残る人
 
は、どんな人か?というのも載っていました。 = 能力のある子ども。
 
さらに、
 
勝利至上主義、
排他的で協調性や思いやりにかけた、
攻撃的、情緒不安定、自己中心的な人間、
 
を作るそうです…(汗)。
 
これ、思い当たる人、いますよねぇ…? 
 
この方 → https://www.youtube.com/watch?v=4LoQ6u3gu4A
 
たまに極端な人、見かけますよね。
 
私が登っていた人たちはいないですが。
 
もしかして、今のクライミングの世界自体が、そうなっているかもしれません。
 

■ テニスを習って良かった…
 
私は、右足の肉離れのために、2か月の完全ベッドレストを要求されてしまい、その後、筋肉喪失、そして、筋力回復前にクライミングに出たためか?再度同じ足を、亜脱臼という形で怪我してしまい、亜脱臼は、ホント癖になるということだったので、怪我以前と同じ攻撃的なスタイルでの登攀を私に迫る仲間が嫌で、決別することにしました…。
 
なんせ、ご夫婦で登っている廣瀬さんたちは奥さんが膝をやった=トップロープのみ、です。
 
なんで怪我してリハビリクライミングです!って意思表明しているのにも関わらず、自分の限界グレードを上げ、落ちることが、そもそも安全でないカットアンカーにバンバン落ちる人工壁のようなクライミングを要求されるのか?なぞでした…
 
殺す気?みたいな感じです。”サポート”も、”思いやり”も、感じられない。 

ロープを持ってあげましょう、という言葉をかけられたことがあるのですが、その気持ちは嬉しいですが、登りはロープくらいザックに入っているほうが膝の強化に良く、ダメなのは、下りなんですよ…。そのことは師匠の青ちゃんは言わないでも分かっていたので、さすが経験値、と思いました。
 
そのような状態なので、ちゃんとした山があるとすれば、私がやるべきなのは、20キロくらいの水を入れた歩荷訓練で、登りだけ歩荷し、下りは空荷にして降りるようなのです。やらないけど。
 
50歳からアルパインの難しいのに行くというのはないし、今ある体力で行くアルパインだったら、楽しみながら登ればいいので、歩荷力そんなにいらない。クライミングだけなら、さらにいらない。
 
それより、今を楽しむ、ということのほうが大事かもしれません。
 
今日は、私は、ボールに体重を乗せる、ということは、すでに中学生で学習ができているので、良かったなと思いました。
 
手打ち…という成人テニス界、最大の大きな過ちには犯されずに済む、ということだからです。
 
これが、中学でテニスを習得する、という最大のメリットかもしれない。軟式を硬式に直すという別の苦難があるんだが。
 
ボールに体重を乗せることができる=フットワークが習得できている=常に足踏み中=あっという間に息が上がって、とても運動になるということなので、即座に有酸素運動となり、うれしい。
 
技能を要するのは、打点です。ラケットとボール、そして私の関係になる。
 
アイスクライミングでも、氷とアックス、そして私の3者の関係になり、ラケットやアックスは、お友達…で、氷との接点…がスキルの凝縮する部分です。
 
素手で登るフリークライミングとの違いはそこで、フリーの場合は、指先の神経系が発達している人が有利でしょうね…。男性は、一本指懸垂、とかしている人いますよね。
 
ボルダリングでは、私は指が弱い弱点に制限された動きになるので、ボルダーで難しいのは、やらない方がいいですね、むしろ。省エネで体を動かす効率的な動きの習得にマイナスになります。
 
というので、ジムに行くだけの価値が見いだせない…というより、ジムには行かない方がいい、みたいな習得段階だと思います。
 
いや~ スッキリしたな~ なんせ、ジム行かずに外岩とか海外とか行くって反則、みたいな否定的な視点ありますよねぇ?この業界。
 
でも、指が弱い人は、ジムに行く方が体に悪く、全身のコーディネーションを習得し損ねますよ。
 
私は良質で易しいクラックを登り溜めする時期なんで。
 
■ 体力奪回
 
分子栄養学で栄養面での改善されたため、今のところ、テニスをしている限り、Musashiなどの補助的なアミノ酸の必要は感じないが…
 
テニスで体力回復することができるのが分かったので、次はその体力を測らねばならない。
 
何ができたら、よし、とすべきかな?

一度オールアウトしないと、体力の不足は実感できないもの、なんだがな…。
 
■ 倫理観
 
テニスの指導書には、紳士のスポーツとしての規範も記載されていました。
 
例えば、テニスでは、相手がミスした時に、喜ぶ、というのはマナー違反とされているんだが… 試合でそれをやると、例え勝っても、栄誉とならない。
 
たぶん、同じようなのがクライミングにも必要で、倫理や道徳が教えられそこなっている。
 
例えば、ラッセル泥棒した山で中山尾根に登っても、それって楽勝の、ただ歩いただけの山。
 
いくらショートで、RPできた、と言っても、長ヌンで伸ばし損ねて、ロープスタックしているとか、カムの配置が悪くてロープが流れないとか、そんなので、
 
登れたー!
 
と喜んでいたら…ダメです。
 
よくスタイルを教えそこなっている、ということが言われるが…その辺のスタイル解説書みたいなものは海外のサイトにあったので、翻訳ととともに掲載してみたが、これで、倫理観を教えたことになるか?ならないでしょう…と思いました。
 
その辺が、本来は、アンバサダーと言われる上級クライマーが指南すべきことです。
 
漫然とサポートされていないで、積極的に役目をはたしてくれないと、現代の標準的クライマーは、この白亜スラブの記録みたいなので、自信をつけてしまうし、全然、ちゃんと登れてなかった矢筈のマスターズルーフの記録を再度チェックしたら、楽しかったーみたいな内容で、まったく
 
クライミングの質の向上という名の自己反省
 
にはつながっていないみたいですよ? そんなんで登っているから、事故、減らないんだと思いました。
 

グリーンポイントとは?ヘッドポイントとは?

Green Point 
Climbing a sport route with the use of traditional gear.

Headpoint 
The practice of top-roping a hard trad route before leading it cleanly.
 
Gumby 
An inexperienced, unknowledgeable and oblivious climber; is a derogatory term. Gumbies are incapable of learning.
 
Gronked 
Accidentally going off-route while leading and becoming lost on a rock face in an area much more difficult than the climb being attempted. The word arises from the climb “Gronk” in Avon Gorge which is notorious for this.
Grovel 
To climb with obviously poor style or technique.
A climbing route judged to be without redeeming virtue.
 
Clean 
  1. To remove equipment from a route.
  2. A route that is free of loose vegetation and rocks.
  3. To complete a climb without falling or resting on the rope. Also see redpoint.
  4. In aid climbing, abbreviated “C”, a route that does not require the use of a hammer or any invasive addition of protection (such as pitons or copperheads) into the rock 

Pinkpoint
To complete a lead climb without falling or resting on the rope (hangdogging), but with pre-placed protection and carabiners. Also see clean and redpoint.lead climb without falling or resting on the rope (hangdogging), but with pre-placed protection and carabiners. Also see clean and redpoint.
 
 
Yabo 
Another name for a Sit start, a ‘Yabo start’ was named after John ‘Yabo’ Yablonski.[5]
 
Yosemite Decimal System 
A numerical system for rating the difficulty of walks, hikes, and climbs in the United States. The rock climbing (5.x) portion of the scale is the most common climb grading system used in the US. The scale starts with the easiest grades at 5.0 and is open-ended on the harder end. As of November 2013, the most difficult grade was 5.15c.
 
https://rockclimbeveryday.com/  より引用

-----------------------

グリーンポイント
    スポーツルートをトラディショナルギアを使用して登る。

ヘッドポイント
    ハードなトラッドルートをクリーンリードする前にトップロープをかけること。
     
ガンビー
    経験の浅い、知識のない、気づかないクライマーのことで、蔑称。ガムビーとは、学習能力のないクライマーのこと。
     
グロンクド
    リード中に誤ってルートを外れ、トライしているクライミングよりもはるかに困難なエリアの岩壁で遭難すること。エイボン渓谷の「グロンク」というクライミングが有名なため、この言葉が生まれた。
グローベル
    明らかに質の悪いスタイルやテクニックで登ること。
    クライミング・ルートは、救いのないものと判断される。
     
クリーン

    ルートから装備を取り外すこと。
    緩い草木や岩がないルート。
    落ちたり、ロープで休んだりすることなく、登りきること。レッドポイントも参照。
    エイドクライミングでは「C」と略され、ハンマーの使用や岩にプロテクション(ピトンやカッパーヘッドなど)を侵襲的に付加する必要がないルートのことをいう  


ピンクポイント
リードクライミングで、落下したりロープを休ませることなく(ハングドギング)、あらかじめプロテクションやカラビナを装着して完登すること。クリーン、レッドポイントも参照のこと。クリーン、レッドポイントも参照。

     
     
ヤボ
    シットスタートの別称。「ヤボスタート」はジョン「ヤボ」ヤブロンスキーにちなんで名づけられた[5]。
     
ヨセミテ十進分類法
    アメリカにおける徒歩、ハイキング、登山の難易度を評価するための数値システム。ロッククライミング(5.x)の部分は、アメリカで最も一般的に使用されているクライミングの等級付けシステムである。5.0の最も簡単なグレードから始まり、より難しくなるにつれて開放的なスケールになっています。2013年11月現在、最も難しいグレードは5.15cである。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

--------------------------

 



 
 
 

 
 

世も末、九州の若者…自立していないのにいきなり外岩の初心者

2020年の投稿 こんなクライミングを繰り広げているから、そりゃ死者も出るわ。

■  先日見かけた自立していない初心者 文登研 リーダー講習受講者

先日比叡を登攀中、隣のパーティをみたら、懸垂下降しているのに、ロープの末端が地面届いていない!ロープの末端も結ばれていない…
 

どうするんでしょう~


下からほかのクライマーに
 

「ロープが地面まで届いていないぞー」
「2本で降りろー」

 

と叫ばれていました(笑)
こんな流れ。
 

「もう一本のロープはどこだー?」
「ザックの中でーす」
 

…(一同)。
 

「そこの中間支点にセルフを取るんだー!」
「ザックを絶対に落とすなよー」
「ロープを出して連結するんだー」
 

クライマー「ロープ連結しましたー」
 

そのあとがズッコケ。上の人に「ロープ引いてくださーい」とクライマー。いや、どっちの末端を結んだか、上の人が分かるはずないでしょ。そういう時は自分が引くしかないでしょ。


これは序の口で、懸垂で無事降りて、次は中間にいる初心者をローワーダウンで下で確保しておろすことにしたらしいのですが、当然2本を連結しているので、ザイル通過があります。


他のクライマー:「ザイル通過あるよ」
クライマー: ?
 

確保器がない=プルージックが必要ですが、そういうことは期待できないだろうと、明らか(笑)。
他のクライマーが確保器を貸していました。


要するに初心者の時ほど高度なロープワークが必要という事例です。ちゃんと全部必要なことは教えてから外岩に連れて行きましょう。
あとオマケのズッコケ話が。
 

このクライマーが私にどこか連れて行ってほしいそうです。
 

「マルチでしょうか」マルチおねだり。
 

こんな懸垂する人をマルチに連れて行けるはずないです。トップは任せられないなー というか、監視がない状態でのマルチなんてありえないなーこの人とは、と私でなくても誰でも思います。
 

他のクライマーが下から叫んでいなかったら、すっぽ抜けて落ちているところだったんですから…
 

反省がないのもクライマーとしていかがなものなんでしょうかと思いましたが、それは若さと相殺なんでしょうかね?
 

■ このような初心者と比べて、俺はOK、と思っても意味がない

九州で尊敬されている〇〇山岳会の重鎮の人は、このような超・ド級の間抜けクライマーと往年のクライマーである自分を比較して、「俺はOK,相手はNotOK」と確信し、「最近の若いものはなっとらん」と思うとという心理ゲームを演じているのが九州のオールドクライマー界です。

1)さあ、とっちめてやるぞ、この野郎(Now I’ve Got You, You Son of a Bitch)という心理ゲームです。

ですので、自分がちゃんとしたクライマーだと確認するのに、間抜け新人クライマーが必要、という構造になっています。

ある種の共依存ってことですね。

これやっていた人、文登研のリー研出身なんですよ、ですから、教育を与えれていないという問題ではなく、この若い人は、誰かにマルチのトップを登ってもらって自分はリスクを取らないで山に行くために、演じている、という状態かもしれませんね。

比叡などのランナウトしたルートは、このような共依存の温床化しているような気がしますね…

他にも、共依存の温床化している岩場はありそうです。

■ ケリーからの投稿 些細なミスで大反省している様子

ーーーーーーーーー

"怖かった "と言ったんです。
.
その日もLDはいい天気だった。今回、リシンと私はヘッドウォールに向かうことにした。第一洞窟を見渡すのに最適なスタンスの一つであると、私は考えている。
.
李鑫はHeadwallに登るのは初めてだったので、私は寒天ゼリーのP1とP2を草地のレッジにつなぎ、彼女はBuilding on the Buildingでリードを引き継いだ。遅くなったので、隣の「台北の花」にトップロープを張って、降りる前に経過を見ることにした。
.
アンカーに着いた時、すでに下降のことを考えていた。暗くなってきたので、早く下降するための効率的な方法を見つけなければならない。下降は1本のロープで3回のラッピングが必要で、Li-HsinをP1アンカーまで下ろし、その後に私がラップで下降することを計画した。素晴らしい!またロワーオフの練習ができる!.
.
草付きの岩場に降り立ったとき、私は李欣さんと計画を共有していた。ATCからロープを引き抜いたとき、すぐに何かがおかしいと思った。
.
"大変だ、まだ(アンカーに)クリップしていない"。そしてラップエクステンションの端を持って、素早くアンカーに戻した。その直後、自分自身とパートナーを巻き込んでしまったかもしれない事態が頭をよぎった。
.
一緒に登る人が誰であれ、私はいつも物事がきちんと行われているかどうかを細かくチェックする。しかし、今となっては、自分自身のチェックが甘かったと反省しています。この教訓は常に私の頭の中に残るだろう。幸いなことに、醜い結果を招くことはなかった。
.
私がこの話をしようと思ったのは、「死から逃れ、生き延びた」ことを誇りに思うからではなく、間違いはよくあることなのに、普通はタブー視され、他人に違った見方をされたくないがために、十分に共有したり話したりしないのだと思います。私たちは皆、人間であり、間違いを犯すものです。事故が起こるのを待つ必要はなく、何が起こったのか、どうすればこのような状況を避けられるのかを話し合うことができます。このような問題は、話し合いを始めた当初から避けることができるのです。
.
全員が安全なクライミングを パートナーをチェックし、常に自分もチェックする。
.
愛をこめて。
ケリー
.

www.DeepL.com/Translator

ーーーーーーーーーー

相方をローワーダウンしてやって、自分が降りる番になった時に、ロープをまだ支点に通していなかった、という事例で大反省しています。

確保器に折り返してローワーダウンしていたんですかね?

ということで、いやこれは… 

こんな些細なヒヤリハットで、大反省するケリーと、懸垂で末端が届いていないとかの大失態を自覚すらできず、の初歩的ミスの九州の若い人。

これ、同じミスではありませんからね、… 九州レベル低すぎですよ?

普通のマルチをきちんと行えるだけの、ごく初歩的な繰り返しがそもそも足りていないと思われますよ?

ヒヤリハット反省事例

https://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2023/03/blog-post_27.html