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2019/01/01

Good by 2018

■ さようなら2018 

昨日はあれやこれやと将来のクライミングを考えようとしていたのだが、結論が出ず、挫折。思考ツール…マインドマップのような…も使ってみたが、上手く行かず。自分の気持ちを知りたいというような瞑想系は、論理思考では解決不能だと理解。

I had been mind mapping all-day yesterday,  trying to come up with the idea. What I am going to do with my life and climbing?

So far, so many blessings are given to my climbing career, 40 tours 55 days in a year,  but on the contrary, I am not getting enough luck on my jobs and career... 

Literary speaking, my life goes around climbing all day, and every day. It seems a bit outrageous. 

クライミングが遠くなった2017年…師匠が遠方にいるにも関わらず、手助けしてなんとか登らせてくれた。クライミングが減った分、マイソールは上達した。仕事は、色々と思うようにならない年だった。

2018年は一つの大きな幸運に支えられ、クライミング活動が復活した。年間40山行。55日だった。これはアイスと山を含まないので、入れるともっと増えると思う。60日程度だろう。130日をピークとして、半減のところまで回復した。

In retrospect, 2018's climbing owes to my partner who moved in Kyusyu Island as if he came to rescue me from lack of climbing partners. Big Thanks to him.

2018年のクライミングはラオスでの一週間で幕を開け、韓国でのアイスで花咲いた。

The effect of Laos climbing to me was massive... I was so free and enjoyed so much and as a result my grade got so much better.

On the contrary, domestic climbing is like a training for me, putting up... I always feel somehow I must be better, sooner, not enough. The more and more. So the massage I am getting is "you are not enough", the pressure.  

My wish is to became free from the pressure.  I am feeling the pressure in domestic climbing. I don't know why but I somehow became so free outside of Japan, socially and climbing-wise.

インスピレーションにより、台湾のクライミングに行くことができ、クライミングというか、クライミングを支える最大の保証である、アンカーに対する理解が深まった。アンカーこそがクライミングの命を守る砦だと理解。

Going to Long Dong in Taiwan was an inspiration. I learned about climbing Anchors and the safety in climbing is hugely on secure bolts.  I was horrified that I was so naive to easily trust bolts in my past climbing... I was only lucky that the bolts caught my falls. I really do know now.

それに伴い、スタイルの良しあしについて、歴史的変遷について、と理解が深まった。

Along with that understandings on safety on bolts, I read and studied about "style" in climbing, games climbers play has been developing according to the level of risk that we take... it trades off, i.e. if safety increases difficulty decrease, difficulty increases the safety decreases.  So there is no safe and fun climbing no matter what... we forever seek the less safe more difficult climbs. 

The endlessness made me stop and think. This is the picture I had seen once. This is going nowhere, isn't it?  Like a rat in a wheel. 

記録をつけていることで自分の成長が分かり、同じ5.9や5.10Aをオンサイトしていても、やっていることの質が全く違うなぁと思う。

Yet,  I see my own progress, since I have my own climbing records... now I realize I am no more beginner and I have grown already as an intermediate and independent climber.

What a bizarre, that a time can do?  I was just a woman who started to go to mountains just for hiking in 2009. Not knowing where my fate bring me to... I stared to climb in 2014, to proceed my mountaineering, and this is really an amazing place to be for a climber who started when I was 42. 

The climbing has given me much more than I asked for. 

初級時代は終わり、中級者になった。

■ このまま私はクライミングを続けていくのだろうか?

さて、私はクライミングを続けていくのだろうか?

Am I going to keep climbing? If yes, what way?  

というのは、クライミングが要求してくるもの…が大きすぎると感じて、こころのどこかで、いつが潮時かなぁ…などとと思うのは否めない。犠牲が大きい。

What I am being asked from climbing.. has became bigger and bigger... one thing is your finger... so many climbers climb forcing their finger to bend forever... as if a ballet dancer put up with ugly feet.  But this sacrifice is taken for granted in the industry and no body pays attention, or people even think it is the honorable scar. 

I know it is NOT. My neck, back, right knees,  have a deficiency as a result of 20 years of ballet practicing. Ofcourse I had taken so much pleasure from ballet dancing but this side effect could have been avoided with a proper technique and teaching of it. I was unlucky that I could not get the proper education in ballet but that is 99% of Japanese ballet lovers. I was very naive to believe in what my teacher had followed was the right pass for everyone, including myself.   
so I have already learned my lesson in a hard way.  Health is not what you should sacrifice. It makes you stronger if you are young and still growing age as a teen, if not, it is just a hold back. 

最初に感じた犠牲は、指だ。指を故障してまで登りたいか? これはハッキリしている。登りたくない。健康は犠牲にすべき対象ではない。

キャリアは?最初から犠牲にするようなものを持っていない。例え、私のキャリアがないとしたとしても、それはクライミングのせいではあるまい。他に原因が求められる。

家庭は? 

幸福の要素は7つある。そのすべてを犠牲にすることは避けるべきだ。痛みの回避にしばらく時間を使わなくてはならないだろう。

There are 7 factors, in human happiness, wealth, health, love, career, friends, entertaining, spiritual growth, etc... none of them should be sacrificed or it may backfire to ones happiness. I actually have a sad feeling on ballet. 

I have to invest my time on eliminating the minus effect for a while.

■ 進むべき道に見える北斗七星  

こうした中、身に余る幸運に恵まれ中だ。いわば、道先案内となる北斗七星だ。

その幸運をいかに生かすか?で思案中。

年納めのクライミングは、かなり楽しかった。

これはクライミングが人生を豊かにしている、という証明だろう。私はクライミングにおいて、人との出会いを明らかに楽しんでいると思う。新たな出会いが、新たな山につながっていく妙味を楽しんでいるのだ。したがって、登攀グレードを上げたり、大きな山をして敬意を得るという活動とは本質が異なる活動だ。愛で紡ぐ山と呼んでいる。

My last climbing in 2018 was so much fun and that was a good news to me. It was easy III grade multi pitches in Hyugami, and that was easy going climbing.  

"Take it easy" is my go.

Seeing accidents and a lack of safety mind in Japanese climbing community, my sensitiveness to the risk was leveled up and alarmed to the level of red right.  

The bolts in this multi pitches was so bad, it rotten and rusty but I need not to care since I climbed without using them. I had fun. How ever, on rappel, my climbing mates used a tree trunk rather than bolts.

■ 2019

さて、2019年だが、クライミングを楽しめていない最大の要因…犠牲…を取り除くことを課題としようと思う。

In 2019, I will work on getting a proper jobs. My journey in climbing has given me so much happiness and meeting with people was blessings.

Interesting but not safe bolt in multi pitches I recently climbed

■ まとめ

2016年のまとめ

2018/03/10

2018年3月現在のまとめ

■ フリークライミングについて

私が最も好きなのは、アイスクライミングではありますが、アイスクライミングのスキル向上にフリークライミングが役立つことは否定できませんので、フリークライミングでも成長し続けることが必要です。

フリークライミングでの成長は、一般に、スラブ、フェイス、かぶり、ワイド、クラックと、様々なタイプを分けて考える必要があります。一般に初心者はスラブでスタートです。

1)スラブ ひと段落 5.10b
2)フェイス 苦手系 5.10A
3)かぶり なんとか 6A
4)ワイド インスボンレベル 5.8~5.9
5)クラック プロテクションの安心 5.9登りだめが課題

というわけで、タイプに沿って意識的に登り分けて行くことが、今後はいいかなぁ、と思っています。

クラックは、今年、カサブランカがリードできれば御の字ですが…。まずは、龍の子太郎かな。太刀岡左岸稜、積み残し中です。湯川、今年はいけそうにない(涙)ので、残念。クラックは、今のレベルだと、湯川で課題をほぼ全課題リードすれば、いい感じですが…。機会に恵まれるかどうかが核心です。
スコーミッシュは、今年は少々背伸びにあたるのではないか?と思っています。

とりあえず、平素は、パワーとフィジカルの向上が課題。つまり、ごくふつーの運動能力をアップするのが良い時期にいます。

2017/01/10

一年のまとめ 年間128日

■ 年間山行数と年間入山日数

去年2015年は108日でしたが、2016年は128日でした・・・(汗)。遊びすぎてスミマセン!128日って・・・去年より、20日もパワーアップしているではないですか・・・。 今年はラオスに行ったので、ラオスでの10日間が効いていると思いますが・・・。

I have gone to the climbing and mountains 128 days in last year! 128 days is a lot! Total, 87 tours, 128 days. 

365日ですから、35%。年の三分の1強は山に行っている。2016年は、フリーしかしていないので、それでも、足が弱くなって、心肺機能も弱くなっている気がします。

1月 7 11
2月 8 10
3月 11 13
4月 11 15
5月 8 10
6月 8 9
7月 4 6
8月 7 19
9月
10月 9 10
11月 4 13
12月 10 12
87 128
 
  16年度 128日
 15年度 108日 
 14年度 76日 
 13年度 59日 
 
 ・・・・・ここからアルパイン・・・・ From here climbing started
 
 12年度 64日      
 11年度 22日 
 10年度 26日 

The year 2015 was 108 days... so it has grown 20 days bigger.  

In the beginning I was going only about 20 days/year, I think it is a good pace for a beginner since outdoor is so tiring.

The next two years I was concentrating on getting a training, alpine training, including avalanche and rescue, days of mountains developed triple of what of hiker's.

Then I got more serious about mountains and started to climbing. Climbing needs training so days got developed even bigger, but I was still going to hike and creeks.

Ever since I quitted Alpine Club, my tour has improved. I was thankful that I could go out to the mountains with any partner. Some partner stayed, some has left but this was the time I understood what makes a good mountaineer.

In the year 2016, I started to go out with only a few partner so I can concentrate on developing my climbing skills.

Now I have a few steady people to hang out with.


■ 2016年のまとめ

2016年は、フリーに注力したので、成果の多い年でした。

・5.9のオンサイト取溜め
・6Aのリード
・クラックの初リード
・クラックのプロテクションの練習

アルパインでは、入門ルートにリードで取り付くことができました。

 ・無雪期 旗立岩中央稜
 ・厳冬期 阿弥陀北稜

フリーの成果が大きいですかね~

■ 単独について

私は山は単独で始めました。

主たる転機となった単独行・・・

 16年度 厳冬期 阿弥陀北稜
15年度 厳冬期 甲斐駒 
 14年度 厳冬期 天狗岳テント泊
 13年度 厳冬期 茅ヶ岳東尾根 初の単独藪ルート
 12年度 無雪期 後立単独テント泊縦走 4泊5日     
 11年度 無雪期 八ヶ岳テント泊縦走   
 10年度 無雪期 北岳
       厳冬期 大菩薩嶺  

単独行を一切しない(できない)人とは、なんだか話が合わない・・・山ヤではないような気がする。

いくらセカンドで、支点の整備されたマルチピッチのバリエーションルートなどをたくさん行っていても、道なき道を歩くことに恐怖を覚える人では・・・。

道なき道へ行ってみたい!というその衝動が、アルパインの魂のような気がするからだ。

初めて北岳に行った時は、山切れで、どうしても、いてもたっても、いられなくなり、出かけた。

厳冬期の鳳凰三山は、赤岳横岳の誘惑を蹴り、今ある技術で行ける最大の山、ということで出かけた。

当時の私には、厳冬期のテント泊のスキルはまだなかった。テントも持っていなかった。体力と雪上講習のいらない程度の厳冬期の歩行スキルはあったので、鳳凰三山を選んだ。鳳凰三山だってガイド登山で行くと、5万円の山。

雪上訓練を受けていなかったので、赤岳横岳には、リーダーがいないと行くことができない。金でリーダーを買うような山はしたくなかった。

この時のガイドさんは、良い人だが、札束で頬を撫でられて、本来その山に行くべきでない人を連れて行っていた。この時、赤岳横岳に登った人たちで、それ以上の山に行くようになった人は、一人もいない。

赤岳横岳を蹴って、自分で行ける最大の山に行った私の方が、現在、困難な山に継続して登っている。

ソロで出かけて良かった山には、かならず夫を連れて行った。これで復習山行になる。夫を連れて行った北岳は、暴風雨での悲惨なテント泊デビューだった(笑)。

テント泊で生活技術を一通り身に着けたら、次は読図とルートファインディングの番だった。

タカマタギと言う山で、雪をしたいのだったら、読図の必要性を痛感した。

3年かけて、読図を勉強。これは、その辺の藪山を歩けばいいだけなので、独学。初めて茅ヶ岳東尾根を単独で歩けた年、師匠には厳冬期の甲斐駒に連れて行ってもらっていたが、標高1700mの茅ヶ岳のほうが達成感があった。

山は高さではないし、サイズでさえもない・・・注いだ努力の量で、感動が違うのだ、と思った。

もし、山に行く理由を、

 感動するため

とするならば、連れて行く山、連れられて行く山ほど、山をつまらなくするものはない。

安易になれば、なるほど、感動は薄れる。カンタンに登れてしまった山には、印象がない。

同じ山でも、ロープウェーで登り、ほとんど歩かずに登ることもできるし、標高差500mで登ることもできるし、標高差2200mで登ることもできる。

どの方法で登っても、山頂にあるのは同じ景色だ。その同じ景色を、どう感動で色づけるか?

そこが問題だ。

■ 愛情の山

山の感動は、単一色ではない・・・。連れて行ってくれた人の愛情が感じられる山もある。

私にとって、ツルネ東稜は、アルパインってこういうことだよ、ということを三上ガイドが、なんとかして、紹介したいと思って、発案してくれた思い出のルートだ。私が川俣尾根に行きたいと言ったから。

アイスで行った広河原沢左俣は、師匠となってくれた鈴木さんが選んでくれた、初のアイスアルパインだった。パートナー候補者さえ連れてきてくれたのだ。

鈴木さんには世話になった。甲斐駒も西穂高沢も思いやりが作った山だった。

前穂北尾根は、山岳会の先輩たちが、アルパインに憧れる後輩のためにハッスルしてくれた山だ。

でも、先輩たちにとっては無理がある山だった。11mmのロープは確保器に入らない・・・クライミングから遠ざかってどれくらいたっていたのだろう・・・悪かったなー。

旗立岩中央稜・・・フォローでついてきてくれた先輩に感謝。

■ アクシデントを許容できるかどうか 

私は、どの山にも感動してきた・・・感動がない山なんてない・・・と思っていた。山は多少悪いくらいが良いとも思っていた。うまく行きすぎると、仲間との連帯感が薄まるからだ。

山の良さは、仲間との助け合い精神の発揮にある。

しかし、単独では違う。

不測のことが起こってしまえば、単独行では命取り。不測のことが起こらなかった、ということが単独の喜びだ。今のところ・・・。

■ 自分で何とかできるという自信が大事

例えば、私は海外出張には慣れているので、出張中に不測のことが起こったとしても、大抵のことには、対処できる自信がある。

が、山ではどうだろうか・・・?山で起こる不測のことに対処できる自信は、まだない。

例えば、300m滑落したら・・・?

だから、単独では不測のことが起こってもいいような山、しか選べない。具体的には近所に山小屋がある、ヘリが飛ぶ、というような山・・・八ヶ岳はそう言う山である・・・である。

どんなに小さくても、自分の力で行った山のほうが、連れて行ってもらった山より価値が大きい。

それは誰にも頼れない、ということを、人生と同じ法則を、山で学ぶからだ。

■ 2017

2016年は登攀力を上げることをテーマにした年だった。

さて、2017年はどういうテーマで登ったら良いのだろうか?

私にはラオスでのクライミングは、非常に大きな開眼経験だった。海外でのクライミングは、私にとって、良い影響がある。

私自身の中身は、日本の人よりも国際化してしまって外国人とフィーリングが合う・・・読む本もほとんどが外国人の著者の本であるし・・・

ということで、海外での活動へ、目標を移動する、というのは良い視点のように思う。

日本の山は、とても難しいから(笑)。



2016/12/31

2016のまとめ

■12月のまとめ

12月をまとめていたら、11月のまとめがないことを発見した(笑)。ラオスに行っていて、すっかりまとめるのを忘れていたのだった。

12月 10山行 ・・・アイスがメイン
2016年 12月29・30日 城ケ崎
2016年 12月26日 アイス
2016年 12月22日 アイス リード練習
2016年 12月20日 アイス 
2016年 12月17日 蓼科山 雪山ハイク
2016年 12月14日 アイス ピンクポイント
2016年 12月8日  アイス 初アイス
2016年 12月3・4日 佐久の岩場

11月 3山行 ・・・ ラオス 10日間の集中クライミング 
5日 大菩薩ボランティア 
6日 小川山屋根岩1峰 初5.10b RP
13日 湯河原幕岩  カムセット練習
17~27日 ラオス ターケーク 初の海外遠征

■ 初の海外クライミング

11月は、何と言っても、初の海外クライミングに行き、日本の人と登るよりも、海外の人と登る方が、水が合ってしまい、上達して帰ってきてしまった・・・。

私にとっては、欧米人は、文化的コミュニケーション的に水が合っているのだろう・・・ということを感じざるを得なかった。

大体、普通の社会生活でも、日本の会社よりも外資のほうが体質に合っていた。

今後は、米国資本の会社で働くことをやはり基本に考えよう・・・と、この経験で思った。日本の企業って体質に合わないんだろう。

■ アイスシーズン

12月はアイスのシーズンで、岩ではなく、アイスをメインに活動して、氷結が悪い中、5山行。

これは結構なハイペースである。

なにしろ、通常、年間9山行、月一回稼げたらいいほう、という稼ぎ方なのだから。

稼ぐという表現が出るのは、本当に稼ぐというほうが適切だと感じるような、頑張らねばならない状況だからだ。

■ クラック

フリーが上達したことは、フリーのまとめの方に書いた。

今年2016年は、年初にクラックと決めたので、クラックについては、去年の今頃、吉田さんの講習を始めて受けていた頃に比べ、上達を感じる。

誰のおかげかと言うと、湯川クラックしてくれた人なんだが・・・ほんの二日だがだいぶ効いたようだ。

昨日の城ケ崎では、易しい課題であれば、安定していた。ただし、プロテクションに関しては、意識し出して、一年以上になるが、自分でセットする機会がすくなかったため、あまり上達していない。

これは、単純にトップロープしかしていなかったからで、私の貪欲さが足りなかったためである。

ただ、クライミング力そのものが不足している状態だったので、今考えても、プロテクションを設置するようなゆとりは全然なかったので、そのゆとりが出来てきたのが、今、ということだと思う。

結局、

1、登攀力
2、プロテクション

の順で、学ばざるを得ない。これは、男性は、いきなり2 プロテクションを学んでも良いか、私のように登攀だけ集中して学んでも、1年もかかると言うことなく、すぐに登攀力の部分はマスターして、プロテクション技術のほうへ進めるのだろう・・・憶測だが。

菊地さん、吉田さんのクラック講習から1年で、今のところまで来たので、結局、クラック5.8をゆとりを持ってリードする登攀力がつくまでに、1年かかったと言うことである。

アイスも同じ経緯であるような気がする。男性なら、1年でプロテクション設置まで行って良いと思うが、女性の場合、プロテクションを設置するような余裕ができるまでに、3年近くかかってしまうのかもしれない。基本的な保持、腕力(引付)による固定が必要だからだ。アックステンションするにしても、それだけゆとりが必要だ。

■ 全体の俯瞰

 1月 雪・クラック・アイス
 2月 アイス
 3月 クラック、アイス、アイスルート
 4月 クラック ネイチャーガイド、会入会
 5月 レスト、ハイキング 
 6月 レスキュー、 旗立岩中央稜、烏帽子左岩稜、会退会
 7月 インドアクライミングに集中
 8月 インドア ガマスラ オンサイト、カサブランカ、小川山レイバックPP 故障、吉田さん死去
 9月 インドア、グランドフォール、ボルダ―
10月 初のクラックオンサイト
11月 ラオス
12月 アイス

全体的に見て、夏・・・盛夏は、低成長というか、あまり体調も、気分も良くなく、バイオリズムは低いようだ。体質的に暑いのは苦手だ。

暑さを避けるため、去年は沢に行きまくっていた。今年は沢は縁がないのと、気持ちも沢に向けるゆとりがなかったと言うか、一度に一つのことしかしないと言う主義の為、沢ではなく、フリーを選択した。そのため、このような結果になっている。

大体、例年10月、11月が回復期になっている。今年も同じで、10月以降、正常化。

■ 取り入れたものと採り入れなかったもの

採用
・アイス
・クラック
・英語
・海外
・フリークライミング
・ヨガ
・個として生きる
・新しい世界

不採用
・ネイチャーガイド
・山岳会
・合宿
・キャンプインストラクター
・アルパインクライミング
・レスキュー
・集団に属す、看板を背負う
・古い世界

結局、ネイチャーガイドの資格、キャンプインストラクターの資格は取得しただけで、まったく活用に至っておらず、本人の興味もこちらに向いていない、ということが判明。

一方海外クライミングは、行って良かった。私にとって、海外は運気の上がる、エネルギーをたくさんもらえる場所なのかもしれない。

人との出会いも良く、単純に自信をつけ、パワーアップして帰ってきた。

■ まとめ

まとめると、やはり、グレード自体は変わっていないが、

 フリークライミングが上達した年

であると言えると思う。年初に立てた、New Years resolutionは達成したと言うことだ。

また

 人との出会いが忙しい年

でもあった。会を辞めたことによる。

 古い世界を去り、良き人との出会いがあり、個人的つながりで、楽しくフリーで成長した年

と言えると思う。

それはそのまま、アルパインのルートや冬山合宿は捨てる、ということにつながった。その代り、海外クライミングが入ってきた。

それでよいのだと思える。

■ To Do list

・足腰を弱らせないための活動

・体幹を強くする活動

・左腕の強化

・英語サイトの拡充

・クライミングギアのメンテナンスなどの充実

・ギアの安全面の知識強化

・登攀力アップへの集中

・女性の仲間

・フリーは垂壁を頑張る

・プロテクションはできるだけ多く設置練習を積む トップロープでも

・クライミング × ヨガ = 何か











2016/11/07

フリー初シーズンのまとめ

■ PDCA

まだ、今シーズンは終っていないが、今シーズンの岩シーズンは閉幕も近い。12月からはアイスが始まるからだ。

月曜はスケジューリングに充てているので、再検討してみる。

フリー初シーズンの、成果と課題を整理する。PDCAのAの必要を感じるという訳で・・・。

「フリーはこれからだね」と言ってもらったのが、去年の今頃。15年11月2日。初めて5.9をオンサイトし、そこから私のフリークライミングがスタートしている。

16年の無雪期は、岩の年と決め、丸1年で、5.10bが何便かかけてレッドポイントできる状態へ。

■ 理解の深まり

一番の成果は、成長の方法が分かったこと。 

・限界グレードでレッドポイントを重ねて行く
・と、その下のグレードは、オンサイトできるようになる。
・限界をあげるには、トップロープは2グレード以上、上のグレードで。
・岩場の課題をジムに持ち帰る

落ちながら、5.10bに登っていれば、半年後くらいには、5.10aが確実化するだろう。そうすると、今の5.9で感じるような感じが、5.10aで起こるようになるだろう。・・・ということが分かるようになった。やっとフリークライマー1年生が出来上がった感じだ。

フリークライミングをするということは、どういうことなのか?ということが、やっと分かったんだなぁ。感慨深い。

■ オンサイト数

10月 5.9 5個 5.10A 1個 クラックオンサイト1個
9月  5.9 2個     
8月  5.7、5.8 フラッシュ 2個
6月  5.9 2個

というわけで、5.9のオンサイトは、30個貯める予定の、今11個。 11/30。 

3分の1たまったところか。つまり、初心者の頃に立てた、5.9マスターへの道のりは、実は、まだ3分の1行程にいるってわけだ。もう5.9なら落ちない気分がしていたが、それは、錯覚と言うものだ。まだまだ経験値が十分とは言えない。

理論上は、30個たまると、5.10aがスキルアップしているはずである。

■ レッドポイント

今のところ、レッドポイントは、5.10bで限界グレードが上がったところだ。

・落ちる練習が課題。
・2点支持のエキスパート化も課題 (まだエキスパート化していないので、ヘルメット必要)

■ トップロープ

ノーテンで登るトップロープと言うのが無くなった。11台をトップロープしている。

・リードできる課題のとなりに11台があるような岩場を探す

■ タイプ別 

クライミングは、それぞれのタイプを集中して登らないといけない。

■ クラック

・プロテクション設置の習熟が課題
・基本のハンドジャム課題を習熟する段階
・ワイド&フィンガーは、入門レベル
・ナッツ設置練習

■ フェイス

フェイスは、指力がないので、指力をカバーする広背筋力が必要。正対立込ムーブが課題。

・外岩5.9のフェイスを数こなす。
・トレーニングは腕力UP
・カチ課題のためにシナプスさんに行くべし

■ 前傾壁

・腕力 前傾壁での正対立込み のための引付け力

■ スラブ

スラブは、5.10Aで何かを掴めた感があった、あの時以来・・・何かを掴めた感がすり抜けた感(--;)。 

5.9のガマスラブがオンサイトできたので、次は5.10aなので、難しいスラブを、週末触っておいてよかった。

スラブのトレーニングは意味不明・・・小さいジプス?

■ 電池切れ問題

突然の電池切れ問題は、解消した。どうしてだったんだろう??? ただ電池切れは無くなったが、体力は別に上がったとか、十分であるとは感じられない。有酸素運動と無酸素運動の差なのかなlぁ。 

■ 周辺技術

レストと頑張るのバランス・・・大体、雨などで、外岩へ行けず十分レストできていると、突然上手になるという関係にあるかも?

あとは、歩荷トレで歩きが弱くならないようにしないといけない。

喘息が出てきたので、肺活量を大きくしたいかもしれない。ラン?心拍数トレーニング?これは、パイロットテスト中。

コンディショニングは、ヨガで行っており、あまり進化はしていないが、後退もしていない。フィットネススコアは、上々。

姿勢の崩れは、ドローインで治る。

■ 食事

食事は、タンパク質を切らさないということかなぁ・・・研究の余地あり。菜食は、単純に量がたりなかったのかも?

検討中なのは、サムライレシピ。 アミノ酸スコア100のものを食べるようにする。あとは鉄分入りのビタミンは即効性があったので、きっと慢性貧血状態だろう・・・。

腸内環境の向上は取組半ば。喘息のために、オイルプルはやってみている。

■ to do list

・冬山合宿向けの歩荷トレ

・筋トレの習慣化
 広背筋トレ
 指のためのトレーニング
 バックベント
 ストレッチポール 左右差を取る

・体幹のトレーニング
 腹筋 

■ 来年への反省

6~8月は沢へ。高い山には行かなくても沢に行くと楽しいでしょう。

■ 最初から 5.9がオンサイトできる人

ちなみに、私は女性で体の覚えも悪くなった中高年で始めた。ので、初めての人工壁は3mで落ちていた。外岩デビュー時の最初のRPは5.8。5.9がオンサイトできるまでに、1年半かかっている。ビレイ習得や基本の腕力獲得に半年。

5.9がオンサイトできて、フリーの入り口に立ったというところ。なので、最初から、5.9がオンサイトできる人は、私の初シーズンと同じところからスタートできると思う。

私よりも、さらに条件が悪い人(腕力が私よりもさらに弱いとか、さらに覚えが悪いとか、体が固いとか、さらに年齢が上で始めた)など、最初に外岩5.8もRPできない状態であれば、例えば、沢の1級もロープ無では登れない状態と思うので、フリー初年度に入る以前に、さらに時間を掛けて、近郊のゲレンデなどの易しい岩場に通った方がいいかもしれない。

フリーの岩場では、5.6とか5.7は誰も登らないので、なかなかないが、ゲレンデはそのレベル。4級の岩場ということだ。

■ 成果と課題のまとめ

10月 好調

成果: 5.9 オンサイト5個
     5.10a 初オンサイト
     クラック 初オンサイト 

 ・デゲンナー  5.8 RP
 ・新人さんいらっしゃい 5.9 OS
 ・無名課題フェイス 5.10a OS  → 5.10a では初オンサイト
 ・無名課題フェイス 5.9 OS 
 ・頂上への階段  5.8 クラック OS
 ・ソラマメの隣 5.9+? OS

9月 女性と登った月 

成果: ガマスラブ オンサイト
     小川山レイバック ピンクポイント
     同じくらいの身長の女性クライマーのムーブを見て開眼

・レギュラー 5.10b/c TR  アップアップ
・カサブランカ 5.10a TR 3回やってだいぶスムーズ化
・ガマスラブ 5.9 オンサイト
・韮崎ボルダ― 6級

8月 低調 ジムメインで指を痛める 成果: フラッシュ2個 + カサブランカ一回目

・かわいい女 5.8 フラッシュ
・ウルトラセブン 5.7 フラッシュ
・かわいい女2 5.9 TR
・オーウェンのために祈りを 5.10c 敗退
・8月2日 コークスクリュー TR 

7月 レスキューの月 成果: レスキュー

・7月28日 ジャーマンスープレックス 5.10c TR
        ブラック&ホワイト 5.10a TR

6月 突然上手になった月 成果: 乾徳山旗立岩中央岩稜3P、烏帽子岩左岩稜20P、5.9オンサイト2個

・なべちゃん オンサイト
・ピリカ 3テン
・イエローマウンテン オンサイト
・HIVE TR 2便  

・6月1日 甲府幕岩 
  2日 小川山 烏帽子岩左岩稜
  13日  小川山一泊二日 兄岩
  18日 乾徳山旗立岩中央岩稜

5月 レスト  成果: レスト&スラブで何かを掴んだ月

・5月21・22日 小川山クライミング 

4月 クラック場慣れ期 成果: 湯川でクラックの数をこなしたこと 9本

・4月1日 兜岩 クラック 
・4月8日 開拓手伝い
・4月13・14日 湯川クラック
・4月20日 兜岩
・4月21日 開拓手伝い 吉田スラブ
・4月23・24日 佐久の岩場
・4月1日 兜岩 クラック

3月 岩シーズン開幕  成果: 新しいパートナーと楽しく登った月

・3月31日 三ツ峠 岳ルート 
・3月30日 昇仙峡 クラック&フェイス
・3月18日 昇仙峡 ボルダ―
・3月5・6日 兜岩

2月 → アイスで休み

1月 → クラック事始め  成果: ジャミングの習得

・1月2日 昇仙峡クラック 
・1月25日 昇仙峡クラック

■ 積み残し課題
フェイス: 小川山物語 リード
クラック: 小川山レイバックリード
スラブ:  何かをつかみかけ

・龍の子太郎 2P目のワイドをフェイス的に登る
・アダムのとなりの5.10cフィストクラック
・末端壁のフィンガーとワイド
・猿岩のスラブ

■ To do list

体力アップ  → トレランで肺活量UP?

筋トレ  上腕、肩、背筋 → 課題大きい


こんな感じだった今シーズン
■ おまけ: フリークライミング以前の前史

2014年 → 初めての岩登りの年  5.8 RP

4月 初岩登り 三つ峠マルチ 中央カンテ 一般ルート

5月 初リード 西湖の岩場 山羊座の下に 5.8
          小川山 春のもどり雪 5.7 1P目

6月~9月

 ・初小川山 小川山物語 5.9 TR
 ・初小川山 春のもどり雪 つるべ
 ・初クラック 小川山レイバック 5.9 TR
 ・初 マルチピッチ 太刀岡左岩稜 セカンド
 ・三つ峠、十二ヶ岳の岩場などで、つるべの自主練習
 ・小川山 5.9で本チャン足慣らし トップロープ

10月 初本チャン 前穂北尾根

2015年 → 岩よりも沢に注力した年 20沢山行

     4月 初フリークライミング 兜岩 TR

     5月 兜岩 5.8 リード
        クラック特訓 小川山 龍ノ子太郎、愛情物語 その他 TR

     7月 初オンサイト 小川山 センター試験 5.8 OS

     8月 初 自前本チャン 明神主稜 つるべ

     9月 初ワイドクラック カサメリ沢 入口岩 TR
         初自前クラック 小川山 森林浴 5.8&小川山レイバック 敗退

     11月 岩場経験を広げる 
          越沢バットレス、天王岩、河又へ行き、異なる岩タイプに触れる
         湯河原幕岩(菊地さん)、昇仙峡(吉田さん)で、クラック講習会を受ける

2016年 → フリーに注力する年へ


2016/11/01

10月のまとめ

■ 10月のまとめ October Summary

10月はなんだかよい月だった♪ グランドしたり、吉田さんが亡くなったりした、9月がかなり低調だったのと好対照。

October was such a contrast to September! In September, my birth month, I usually feel down... it is norm to me, but this year, I had a grander a day after my birthday, and a climber I was to mentor, had been killed by a blood cancer so suddenly.  So September was pretty low. 

October I had a recovery climb, 5 onsights, including one crack onsight, and one grade push, which is 5.10a onsight. This is my first 5.10a onsight. So I am pretty happy.

16日のツルカメランドでのクラックオンサイトで、上昇気流な感じである(笑)。


  1.  2016年 10月30日(日) 兜岩 後輩指導 楽しく外岩♪
  2.  2016年 10月29日(土) 太刀岡 末端壁 新人さんいらっしゃい5.9 OS 
  3.  2016年 10月27日(木) 兜岩 無名課題5.9、5.10A OS
  4.  2016年 10月25日(火) 湯川 デゲンナー5.8 RP 
  5.  2016年 10月20日(水) 聖人岩 初めての石灰岩
  6.  2016年 10月15・16日(土日) 小川山ソラマメ&瑞牆ツルカメランド 
  7.                 頂上への階段5.8 (クラック) そらまめの隣の課題 OS 
  8.  2016年 10月10日(祝) 兜岩 はじめの一歩 5.10RP 
  9.  2016年 10月4日(火)  広沢寺岩トレ Ⅳ級 会

インドア 2回 (グラッパ、ピラニア、ベースキャンプ)

8山行、9日。これくらい遊ぶと、満足感あります(笑)。

太刀岡では、セカンドはザックを担ぐのでクライミング難易度が上がって大変と理解。
後輩君とは楽しくクライミング♪

デゲンナー 5.8 RP、
新人さんいらっしゃい 5.9 OS、
無名課題フェイス 5.10a OS,   5.10a では初オンサイト
無名課題フェイス 5.9 OS
頂上への階段  5.8 クラック OS
ソラマメの隣 5.9+? OS
広沢寺Ⅳ級 OS これは数に入れまい

OS 5個に、RP1個と喜ばしい成績。 初めの一歩5.10aはグランドからの復帰だから、意味があるかも。



■ お古のギア  Getting gears

カムは、古いのを譲ってもらった。

どちらにせよ、2セット必要なので、もうワンセットは、のんびりトレッキンなどで揃える予定。

A full set of second hand camalot c4,  I had handed down, these are for now. These will give me a time to purchase my new gear when it is on sale.

■ その他のギア

現在
  •  ワイヤーゲートのぬんちゃく1セット (アイス用も兼ね)
  •  ギアラック
  •  ナッツキー
  •  回収用のミニハンマー 
  •  チョンボ棒キット
  •  アルパイン用パック 
が、必要なものリストに上がっている。

しかし、ホント、延々と物入りだなぁ。

■ 指

右手の薬指は、ある日突然、関節が太くなり、指も曲がっていたが・・・聖人岩でパートナーが、ぎゅーっと引っ張ったら、まっすぐになった♪

ものすごく痛かったが、まっすぐになったので、うれしい♪

昨日登ったので、また少し痛いが・・・これは、もう指の力の不足なんだ、と理解。

テーピングします。

My right hand finger hurted so much and was looking fat or should I say, twitched, but now it is better; overuse, I guess.

■ ラオス

15日からは、ラオスへのクライミングトリップの予定が入っており、その後は、アイスシーズン突入の為、あと2週間が岩シーズンということになりそう。

ラオスは、石灰岩だそうで、これはこれで、登れるのかどうか不明・・・

腕力課題ですかねぇ。どうもジムムーブらしいのですが・・・。

上半身の強化など、9月から積み残し課題在り

I had to workout a little bit to strengths of my upper body.








2016/10/02

8・9月のまとめ

■ 体調&エネルギー

9月は毎年、調子が悪いが、今年は夏に過度のアクティビティをしていないので、体調の下がり具合は、まだマシなほうだ。

喉に少し違和感がある。本格的に、断食して、体内浄化したら良くなりそう。

今年は9月に色々なことが起きた。グランド、吉田さんの死、メルボルンからの来客。イベント目白押し感満載・・・(汗)

もっとも、心を動かされたのは、吉田和正さんの死。

■ 肉体的挫折

自分の墜落事件は、自分が死ぬかもしれないことだったのに、驚いたことに、あまり心的ダメージもない。そういえば、打たれ強いタイプではあった・・・。

私は、予知できる、避けることのできる、失敗を避けないのが、嫌なだけらしい。

なぜ嫌なのか、自覚している。バカバカしいと思ってしまうのだ。

でも、一旦起きた失敗にくよくよするタイプではないようだ。起きてしまったことは、くよくよしない。
それは親の離婚なんて、子供が考えても仕方ないし、原因は自分には関係ない天災みたいなものだと考えているからかもしれない。

あまり挫折が堪えていない・・・のは、たぶん、前から、いろんなタイプの挫折に慣れている・・・ということなのかもしれない。

今回は肉体的挫折に慣れる機会だった。でも、ハッキリ言ってアトピーや喘息の体質改善の方が、困難な戦いだ。

■ 姪っ子

今日は、メルボルンからの来客は、恵林寺を観光して、満足して帰って行った。

"Your are Hanna and Erica's Japanese anty, so you are my nephew!"
「あなたはハナとエリカの日本の叔母。だとすると、私の姪っ子だよ」

とおじいちゃんのPeterが言ってくれたのがうれしかった。

私を娘のようにかわいがってくれた人・・・いたっけな?と振り返って考えてみたが、いない。

私は、まだどの男性の娘にも、なったことがない。

というわけで、可愛がってもらうなら、姪っ子くらいの距離感がちょうどいいのかも・・・?

■ たくさんのお母さん

ハナとエリカはミキの子供だが、お母さんのミキだけが面倒を見るわけでもなく、日本の女性の助っ人も二人・・・子供たちは私も含め、何人も仮のお母さんがいるというような状態。

大学の頃、×1だった先輩も子供が二人目で来た時はそうだった。男子でさえ、子守していたよなぁ。

色々考えると、ベストは、やはりおばあちゃん・おじいちゃんと同居して、子供の面倒をみてもらいつつ、両親は頑張って働く、ということのような?

■ 8月&9月のまとめ

8、9月は、予定していた沢山行が、ことごとく台風で流れ、沢がない・・・という結果に。

その代り、インドアクライミング・・・。が、指の腱鞘炎の具合が一向に良くならないので、しばらくクライミングはお休みした方が良い。

ロングな縦走でもして、体力にカツ!を入れる時期。


  1. 小川山 マラ岩
  2. 八幡沢のスラブ状岩壁
  3. ジャーマンスープレックス
  4. 小川山レイバック
  5. レギュラー
  6. カサブランカ
  7. 韮崎ボルダ―


8月 人工壁11回
9月 人工壁8回

という結果に。

■積み残し課題

フェイス: 小川山物語 リード
クラック: 小川山レイバックリード、デゲンナーリード
スラブ:  何かをつかみかけ

■ 成果

  • 怪我からの回復
  • ボルダ―デビュー
  • 小川山レイバックのリード
  • 好きなタイプのクライミングのモデルゲット
  • 将来の山の目標、ランディング地点


■ To do list

  • 体力アップ
  • 筋トレ メニュー確立 上腕、肩、背筋
  • 八ヶ岳縦走
  • 指のレスト
  • バレエのバーレッスン再開
  • アシュタンガの再開
  • ギター


手作りのハシゴで、岩にチョークを付ける吉田さん






2016/08/02

7月のまとめ

■7月のまとめ

ピラニア 12回


  1. 7月2・3日 霧ヶ峰ロゲイニング
  2. 7月12日 トキン岩
  3. 7月23・24日 セルフレスキュー訓練
  4. 7月28日 小川山 ジャーマンスープレックス

7月30・31日 国体関東ブロック観戦

という結果。7月と言えば、中高年登山で言えば、オンシーズンである。私はと言えば、オフシーズン・・・

万座温泉に出かけるなどしたが、基本的には山に行っていないので、なんとなく不満も溜まっているが・・・まぁ仕方ないですねー。

■ 縦走は一人のほうが楽しい?

高い山に普通に縦走に行くときは、一人で行きたいんですよね~ 

何しろ、4回目くらいの登山で、北岳単独で行っていますし・・・人でごみごみした山=ソロに相応しい山。

8月はパートナーがクライミングはお休みなので、体力強化月間として、高い山に登っておこうかな。

■ 課題の整理

握力アップが課題なのだが、左手は18kgから23kgに増えていた♪ が、右手の握力が30kgから、27kgへ減っていた・・・(汗)

先日、国体のコンペを見ていたら、ビレイヤーは大抵体重が軽そうな男性だった。国体などの場合、流して止めるので、体重の重い男性は、衝撃吸収の面から、ビレイヤーには向かないのかもしれない。体重が軽ければ、ジャンプすれば流したのと同じことになる。

・ダイアゴナルと正対の使い分け

・足限定課題



2016/06/30

6月のまとめ

■ 座学ガンバな日

今日は、一日、レスキュー講習の予習の復習(ああ、ややこしい)をしていて疲れた。

備忘録に取ったメモをまず記事に起こし、それにほぼ6時間。結局、何を伝えようとしている話だったのかということをまとめるのに、小一時間。

あとは自分でロープワークの復習をしなくてはならない・・・。あ~疲れた。

■ レスキューの共有

いつも思うんだが・・・、

  二人で登っている時に、例えば、セカンドに落石が当たって気絶した

とか・・・
  
  トップがホールドが欠けて落ちた・・・

とか・・・

した場合、どうしたらよいのか?を共有していなかったら、どうするんだろう???

ま、要するに 危急時 ということなのだが。

自己脱出を知らなかったら、色々とまずいことになるだろうな~。

と思うので、いつも登りに行く人とは、レスキューを共有したい。

とくに高山のマルチやそれより危険な沢に行く人とは、レスキューを共有していないとなかなか行けない。

■ うれしかったこと

今回はクライミングはちょぴっとだけで、レスキュー知識の共有化をしたのだが、これは今月末の予習だ。

今回でもっともうれしかったこと。

 「もう前穂北尾根には行けるよ、行って来たら?」

と言われたことだ。

そうか~もう行けるかな~。なんかうれしいな~。一緒に行く人がいないから、行けないし行かないが、もう行っていいのか~。

3年努力すれば行けるようになるんだな♪

■ 羨ましいセリフ

今回羨ましいセリフがあった。

 「経験値で登れる」

ああ、羨ましい。多くの経験を持つこと自体が困難。経験値で登れてみたい・・・。

20代から登山を始めれば10年の経験で30歳。

40代だと50代・・・まぁいいけど。私はまだ成長途中なので、まだ成長しないといけない。

のは分かっているが・・・羨ましい。いいなぁ。既に、”味わいの境地”に立てて。早く自分の山ができるようになりたい。 


■ 行けるか行けないかの判断

心・技・体・知・経のバランス・・・

行きたい心、
行ける技術 
歩ける体力
自分に見合ったルートを選ぶ知識
危険を察知する経験

なのだそうだ。知識がバランスよくつかないのが、いきなり難しいルートというパターンなのだそう。

■ 突然上手になったクライミング

クライミング力のことを考える・・・ 5月はクライミングしていない。完全レスト。

これは、実は確信犯で、わざとクライミングには行かなかった・・・。吉田さんと登っている時、オーバーワークでパワーが出ないのが問題として指摘されており、体をフレッシュな状態で使う方がいいかな、と思ったことが一点。

またなんだか、内側にできている良いイメージを人工壁に行って壊したくなかったというのもある。

なんだかんだと言って、人工壁の登り、というのがあるからだ。

すると、6月は、突然上手になっていた。自分でもビックリだ。

■ 集中しすぎる癖

でも、バレエでも、こういうことはあった。プラトーに乗り上げたらレストするに限る。

考えてみるとバレエも、もっと上手になりたいあまり、熱中してしまうということが欠点にあった。

3、4月を振り返る。今登ってくれている人とは、大体2日連日で登ることが多い。

数えてみたら、5月前は、4回ほどクライミングしていた。たったの4回。8日間。

これは、あっという間に上達した気がするんだが、どうなのだろう?

■ 6月のまとめ

6月は人工壁中心に登る予定にはしていたのに、結果としては人工壁には行っていない。スイマセン。

梅雨時は体調を悪くしており、丸一か月が気管支炎な感じだった。梅雨時は誰でも体力が下がる。

あまり、激しい運動で消耗しないことが大事かもしれない。真夏も同様。


  1.     6月1日 甲府幕岩 
  2.        2日 小川山 烏帽子岩左岩稜
  3.        3日 小川山 烏帽子岩左岩稜回収 リバーサイド 
  4.     6月13 小川山一泊二日 兄岩
  5.     6月18・19 十二ヶ岳の岩場
  6.         乾徳山旗立岩中央岩稜
  7.     26日 ベースキャンプ 17~8本も登った(笑)
  8.     28日 人工壁 6本くらい?


■ 7月の予定

7月は土日は夫と過ごし、平日はクライミングかなと思っている。体もフレッシュになったし、全身持久力は体力温存期だ・・・私は夏にはとても弱いので。

今年はクライミングと正月に決めたのだし、パートナーの骨折も良い知らせが入ってきているし、今のうちに早く上手になっておかないと!







2016/05/30

5月の山行のまとめ

■ 5月はレスト

5月の山行は、

  1.  5月1日 越沢バットレス マルチ 
  2.  5月3日 パタゴニア川上村 横山さんの講演会
  3.  5月5日 青笹尾根 ピストン ワラビとり (w夫)
  4.  5月8日 三つ峠歩荷トレ 17km
  5.  5月18日 太刀岡山トレッキング
  6.  5月21・22日 小川山クライミング
  7.  5月24日 乾徳山トレッキング 
  8.  5月28・29日 ロゲイニング大会 (w夫)


ということになった☆ 8山行だが、これくらいのペースなら、体力的に大変ではない♪

ほぼレスト。夫と行く山が復活して良かった。土日は夫と、平日はクライミングという過ごし方を6月はする予定だ。

一人で行く山は、ちょっと体力的にはゆとりがあるので、退屈かもしれないので、大きな山で体力トレーニングになる山を開発しなくては(笑)。

急いで歩くより、重くして歩く方が現実的かなぁ・・・。

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4月の山行まとめ



2016/05/09

4月の山行まとめ

■ 超忙しかった4月

3月も忙しかったが、4月は超忙しかった。総括すると、”岩岩した”1か月だった。


  1. 4月1日 兜岩 クラック
  2. 4月3日 ネイチャーガイド講習
  3. 4月8日 開拓手伝い
  4. 4月9・10日 ネイチャーガイド講習 松本
  5. 4月13・14日 湯川クラック
  6. 4月16・17 総会
  7. 4月20日 兜岩
  8. 4月21日 開拓手伝い →都内へ遠征
  9. 4月23・24日 佐久 
  10. 4月27日 ネイチャーガイド講習 上高地
  11. 4月30日 曲り沢

               ・・・・・・・15日

  1. 5月1日 越沢 岩 
  2. 5月3日 川上村 
  3. 5月5日 青笹尾根
  4. 5月8日 三つ峠トレーニング


ヨガを教える仕事も、夜に週3日入っているので、すごく忙しい・・・。実質は7山行が実際の山(開拓手伝いは含まず)だが、15山行(って月の半分、家にいないんじゃ・・・?(汗))。

このGWは、珍しく休暇をしっかり取ったので、ゆっくり休養できたことが成果と言えるかも・・・(汗)。いやはや真面目に頑張ると趣味も大変です(^^;)。

ただ、昨日あたりから、指皮がむけてきて、指皮にそろそろ岩どうですか?と促されているような気がしないでもないが・・・。昨日は歩きトレ以外では、十二の岩に行っても良かったのだが、ビレイヤーがいなかった。歩きも重要。こういう日がないと歩きが弱くなるんだよな。

今日から休み明け、仕事始めだ。久しぶり感があるなー。

■ 5月 

とにかく人工壁へ行かないと!しかし、行ける日が結構限られていて、ない・・・。

今数えたら、行けても10日がギリだった。5月もすでに週末は埋まっていて忙しい。いったいいつネイチャーガイドの勉強をするんだろう・・・(汗)

■ 3月のまとめ

3がつのまとめ

2016/04/04

3月の山行まとめ

■ 桜

今日は、甲府は朝から激しめの雨だ。今は上がったが、桜が満開だというのに、こんなに降っては・・・。


■ 3月のまとめ

一方で3月の山行記録のまとめが行く場所ないのが悩みだ。3月は


  1. 2016年 4月1日 兜岩 クラック
  2. 2016年 3月31日 三ツ峠 マルチ
  3. 2016年 3月30日 昇仙峡 クラック&フェイス
  4. 2016年 3月29日(火) 摩利支天沢 アイス
  5. 2016年 3月20日(日) 南沢大滝 アイス
  6. 2016年 3月18日 昇仙峡 ボルダ―
  7. 2016年 3月15・16日(火・水) 南沢大滝&角木場の氷柱
  8. 2016年 3月13日 講習会 1回目
  9. 2016年 3月5・6日 兜岩
  10. 2016年 3月4日(金) 人工壁
  11. 2016年 3月3日(木) 八ヶ岳 峰ノ松目沢 前夜泊日帰り 


うーん、かなり盛大に遊んだなー。核心部、乗り越えた感があるぞ(笑)。

今年に入って行った分をまとめると、3月いっぱいまでの3ヶ月で25山行だった。

つまり、4倍すると・・・恐ろしいことになってしまう・・・ので、ペースダウンの予定。

クライミングは日常化できるが、山は日常化できないというか・・・バランスが大事だと思う。

歩きが足りていないので、歩かないと!

■ 2月の山行まとめ

月の山行まとめ



2016/02/29

2月の山行まとめ


■ 車入院

今日は本当は鉱泉ボランティアの予定だったが、

 ・風邪、完全に治っていない
 ・車、入院

のため、登山口までの到達が困難となり、キャンセル・・・タダ飯食べ損ね、残念賞。

ちょっと気が早いが、2月の山行をまとめておくこととする。

■アイス充実?


  1. 2016年 2月26日 昇仙峡ボルダ―
  2. 2016年 2月24日 南沢小滝
  3. 2016年 2月20・21日 鉱泉・小滝・ジョウゴ沢
  4. 2016年 2月16日 岩根
  5. 2016年 2月15日 岩根
  6. 2016年 2月11日 岩根
  7. 2016年 2月6・7日 リスクマネジメント&ナビゲーション講座
  8. 2016年 2月4日 昇仙峡クラック


8山行。まぁ良しとしましょう。

・・・というか、厳冬期の稜線がない・・・(涙)。 毎回ピーカンを、人口氷壁のために見送っているのは、健康というか精神衛生によろしくない。

実は今日は本来は、夫と権現が予定に入っていたのだが・・・夫は休日出勤となり、車は1台入院中。

一台は夫の出勤に必要で、今日は私は買い物もお預け。

でもまぁ、八ヶ岳は今日は夜吹雪くだろう・・・し、風邪(か、どうか分からない、喉のイガイガ)も、休養が必要そうなので良しとしましょう。

■ アイスはハズレか当たりか?

昨日は、ボルダ―へ行ったが楽しかった。

が・・・登れなーい! 

アイスにうつつを抜かしている場合ではなかったのか?!

岩根三連チャン時に出会った山下ガイドには実は甲斐駒でも会っていたが、「岩根なんて初心者以外は、来ちゃいけないよ~」なんて、冗談めかして言ってくれたが、岩根ではベテランにさえも会った。

今年はアイスのゲレンデは、どこも氷結が悪いので、皆、転進で仕方なく岩根に来ていたようである。

アイスは今年はイマイチという風評だが、一方で雪も少ないので、南沢小滝は距離が長く、50mロープだとギリ。例年より雪で底上げされていない分距離が出たようだ。

しかも、氷も刺さりやすく、いい感触。全般で平準化すると気温が高い冬だが、低温状態は一応標高が高い山では維持されているので、標高をあげればアイスは何とかなる。

そうした事情を考えると、黄連谷が実現ぜず、滝を見るだけも叶わなかったことは残念ではあるが、アイスのゲレンデを一度も一緒に行っていないので、仕方がないかもしれない。


■ ローテ―ション

誰しもが、誰かの先輩で、誰かの後輩である。別に年功序列はないが、より知っている者が知っていない方に教え、教えられた者が次に教える側になる・・・ローテーションが回転していると、とりあえず現状は維持できるであろう。

とはいえ、自立していることは大事なことで、自立しているとは、誘われなくても山に行くという意味である。

パートナーがいなければ、いなくて良い山に行けばよい。

というわけで、ボルダ―の価値、急上昇中(笑)。

ボルダリングジムについては、インドアだから、相手がいないときしか行く気に慣れないのだが、今度ジムで会いましょうな仲間が出来て、感謝している。

ホント、ジムは、セッションでもしないと、退屈してしまいます・・・

■ まとめ

・ローテーションが回る人材のタイプをまとめてみると、最初から山岳会に属する人ではなく、最初は、個人山行で自分で山に行き、嵩じて山岳会に入会したタイプの人のようである

・クライミング基礎練習(人工氷壁)は、新人の間はとても面白くて病み付き路線である。私自身もそうだったので、何度も行きたいのだが、先輩はすでに飽きていて、同じような課題に登るのは退屈なのかもしれない・・・

・つまり、退屈=リード練習へ進めというサイン・・・のように思われる。

・スクリュー4本目購入

・ボルダリングマット購入検討

■1月の山行まとめ

1月の山行まとめ










2016/01/31

1月の山行まとめ

■1月の山行のまとめ


  1.  12月31~1月1日 甲斐駒黄連谷(敗退) 2名 前夜泊
  2.  1月2日 昇仙峡クラック 3名 
  3.  1月3~4日 甲武信岳 2名(夫) 小屋泊一泊二日
  4.  1月9~10日 甲斐駒黒戸尾根 単独一泊二日
  5.  1月25日 昇仙峡クラック 2名
  6.  1月23日 阿弥陀岳御小屋尾根 3名 日帰り
  7.  1月30・31日 鉱泉 テント泊・アイスクライミング 単独 一泊二日

7山行という結果になった。

1月29日は久しぶりにジムに行ってリード。クライミングはしばらくやらないとすぐに勘が分からなくなってしまう。一方で普通の山もしばらくやらないと登りですぐツラくなる。

登りで悪い時を色々振り返ると、やっぱり生理の時がいつも登れない(とはいえ、テント泊装備でも標準コースタイムでは登っている)。それはやっぱりヘモグロビンの話なのかもしれないし、そうだったら、単純にチャレンジ山行には不向きの日と言うだけだと思ったりする。 

■自分の心を満たすには、どういう山が必要か

甲斐駒など、大きい山があると、心が充足するな~と思うのは、やっぱり ”山との駆け引き”が、あるからだろうか・・・。

鉱泉はあまり乗り気でなかった。フェスについてなんとなく敬遠があったのは、山岳会の人たちの影響かもしれない。山岳会は、基本的に山岳イベントはあまり好きでないようだった。

・・・が、それは私には不必要な先入観だったかもしれない。行ってみたら、あんまり違和感なかった。ギリギリで1月内にアイス今年の1本目が出来て良かった。ノルマ消化って感じ。

とにかく、クライミングは、登らないと登れるようにならないのだから、機会の中身に難癖をつけるより、さっさと機会を取るに限る。とくにゲレンデならなおさら。登れる機会は全部登る、というのが大事なことだ。その先にしかルートはないのだし。

ルートは、天候タイミングが揃わないと実現が難しいし、不勉強で行くわけにも行かないので、行っても敗退、ということもある。

ただ敗退も含めて、山の勉強と思うし、敗退で明らかになった弱点をつぶせば、少しずつ目標に近づいて行っている、ということなので、敗退は失敗とは感じない。学習機会と感じる。

自分の中の経験の蓄積、それが大事なことなのだろう。

■ 判断の割れ

今月でちょっと課題となったのは、御小屋尾根の11時タイムリミット。12時から崩れる予報の時に、12時登頂はない。それではまだ稜線にいる下りの核心部で、崩れた天気につかまってしまう。

この日はお天気と競争の山だな~と私自身は思いながら急いでラッセルしていたが、パーティのメンバーはそうは思っていなかったらしく、また、もう少し登りたかったそうで、意見が割れた。

その時”強気”を取るか”弱き”を取るか?そこは、個人の登山者で違い、私は弱気派だ。

とはいえ、帰りに南沢へのコースを使ったが、下調べしていないルートはヤダと言われても嫌だな~と思う。何しろ、その場で地図を見たら分かるようなルートだし。

厳冬期の八つで手袋を取って素手でピッケルを握っている人を見ると、やっぱりちょっと心配になる。

また自分の装備ではなく人の装備を当てにして、”行ける”という判断をする人でも、ちょっと心配になる。自分の管理下にないものは、結局は、当てにはできないからだ。

ちなみに23日に近所でソロ登攀していた登山者は運悪く滑落してしまったらしく、いまだ見つかっていない。24日は格別寒い日だったので、それを知っていたら、わざわざリスクが高い条件の日に、ソロ登攀しないかもしれない。(その人にはソロは楽勝なのかもしれないが)

■ ビレイが確実な人にまずなりましょう

最近思うのは、フリーをちゃんとやったことが一度もないアルパインの人は、相手に無理な要求を知らずにしている、ということ。

それは自分のビレイが確実でないからだ。ビレイが確実でない人は、パートナーの資格がそもそもない。

のに「連れて行ってください」と言うのは、「私の危ないビレイに、あなたの命を預けてください」と言うのと同じことだ。

相手の命どれだけ軽いのか?と言うことになってしまうが、本人はいたって、気軽に言っている。

しかも、初心者を連れて行っているじゃないかと不公平感まで持ち出してしまう。

まずはビレイが確実な人になってください。

■ 今月の学び

・夜間の気温に注意
・レストは大事
・トレーニングのバランス

≪12月の山行のまとめ≫
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2016/01/blog-post_58.html