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2022/08/01

信号無視の親子

■信号無視の親子

昨日は面白い現象を見ました。図書館に行くときに、T字路があって、そこは、交互に歩行者が青になる信号ではなく、3回に1回歩行者が歩ける。
 
子どもを連れた男性が、車の信号が青の時に間違って歩き出してしまったのですが…
その男性間違いに気が付かず、ずんずんと歩いて行きました。ついて行っている男の子ふたりは、間違いに気が付いていたのに、お父さんと思しきその男性がずんずん行くものだから、お父さんがあっているっていうし…みたいな感じでついていくことに…
 
これが、アルパインクライミングで間違った技術が延々と受け継がれていく理由だと思いました…
 
教える人が自信満タンすぎってやつです。ついていく方は、うすうす、これってちょっと違うのでは?と思っていたりもするのだけど、教えてくれる人がこれだ!というから、そ、そうなのかな…?みたいな感じ。
 
これは全国的に起こっている現象で、例えば、岩崎元朗さんの会でも、ATCを使うビレイを教えず、まだ8環と言っていました…(もう10年以上前ですので、今は改善されているかもしれません)。当時でも、アルパインルートに行く人は、最初はATCで確保できる支点の確実なフリーのルートでロープワークのスキルを向上させてから、本チャンに行くというのが定番の流れでした。
 
ATCを教えなかったら、フリークライミングでのクライミングの基礎、ができないまま、ルートに出ることになる。
 
というので、岩崎さんほどの人でも、自分が教えられたとおりにしか、後進に教えることができないんだと思ったのですが…。
 
山岳総合センターでは、どういう教え方が良いか?先生たちが喧々諤々の議論をしていたそうです。
 
そういう議論が、公開議論になれば、かなり登山の世界は前進するのでは?