①“その後”式の脚本(”after“ script)
しばらくの間はいいが、将来の不安に恐れながら今を生きている人の人生脚本です。「あと何年かしたら、年を取ってクライミングができなくなってしまう」「あと何年クライミングができるだろう」と、将来起こる不安を常に抱いている人の人生脚本です。
②“いつまでも”式の脚本(”always“ script)
「親の言うことを聞きたくないならそうしていなさい」といったメッセージを親から受け取った人の人生脚本です。家を出てずっと実家の敷居をまたがない人、違法薬物やお酒で身を持ち崩すことで親から受けたメッセージを実践する人などが、この人生脚本の影響を受けている人です。反対に、自分の意思を曲げずに物事を成し遂げ社会的成功を収める人もいます。
③“・・まで”式の脚本(”until“ script)
「ワールドカップで優勝するまで(5.12を登るまで、5.11を登るまで)は、それに伴うご褒美はもらうべきではない」といったメッセージを親から受け取った人の人生脚本です。
「将来」のために「今ここ」を犠牲にしている生き方です。人生ゲームの「苦労性」に関係している人生脚本で「頑張って苦労して、ゆくゆくは肝心な時に病気になってしまう」という過程をたどります。「クライミングのために毎日登る」と言って健康を害したり、経済的にひっ迫してしまうなどが、この人生脚本にあてはまります。
④“決して”式の脚本(”never“ script)
幼少期に親から自分のしたかったことを禁じられたことに起因して、大人になってからも自分の望むことがありながらも、それを手に入れる行動をとれず、いらいらしながら人生を過ごすような人の人生脚本です。
親からの幼児決断の影響で「自分のために何も欲するな」と人生を過ごしており、自身の本当の欲求にふたをして自分を欺いて生きています。このため、自分で自分にストレスをかけうつ病や過敏性腸炎など病気を発症したりすることがあります。
⑤“いくたびも”式の脚本(”over and over“ script)
成功直前に必ず失敗を犯すような人の人生脚本です。親からの拮抗禁止令や禁止令の影響で、「親を超えるな」「親より幸せになるな」というメッセージを受けたため、成功をつかむ直前で無意識に自分が失敗するように仕向けてしまいます。試験やテストの本番でどうしても自分の力が出し切れない人がもつ人生脚本です。
⑥“無計画”式の脚本(”open-ended“ script)
あることを頑張って成し遂げた人が、その後の時間を持て余し、漫然と時間を過ごしてしまうような人の人生脚本です。クライミングの目標到達後、人生の目標を失ったように老け込んでしまう人などがこの人生脚本を持っています。
頑張っていたのは、実はその人の親から受けたドライバーによるもので、自律的に自分で決定して仕事をしていたわけでなかったため、その対象が終わった以後の人生についての人生脚本を持ち合わせていなかったのです。中高年のうつ病などと関係する人生脚本です。
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ということで、私には、①~⑥まで全部あるようなのですが、 特に強いのが、
④、⑤
です。どうしたら書き換えられるのか、思案中です。
「自分のために欲して良い」=「人のクライミングに付き合わない」
「親よりも幸せになって良い」=「師匠より登れるようになって良い」
自分で行って、めっちゃ楽しかったクライミング