2024/04/28
【瑞牆】REEL ROCK 18 TEASER 40年前のクライマーのかっこいいと現代のかっこいいは違うよ?
2022/12/14
現代アイスクライミングのステップアップ
たまたまスイスに行くなら、という話が出たので、現代クライマーとして見聞きした感じをまとめようかと思い立ちました。行く価値がある、というルートはこういうのだろうと思うのですが…。ま、登れませんけど。
こちらが現代の最高レベルに近いと思われるドライツーリングのルート。スイス行くなら、こういうのとか…。D14があるなら、D5もあるかもしれないですよねぇ。日本にはドラツールートがどこにあるのか分からないです。昇天は半ドラツーくらい、つまりミックスでした。
中島正人さんと竹内春子さんが、基本的には今、ドラツーを日本で引っ張っていると思いますが…もちろん、門田ギハードさんも!で、ドライツーリングというのは、アイスクライミングのフリークライミングバージョンというか…。そんな感じです。桁違いに難しい。高強度になり、フィジカルのニーズが違います。
アイスクライミングって、ぜんぶガバの外岩みたいなクライミングなので、困難度で言えば、そこまで高くないんですね… 全部ガバばっかりの人工壁が面白くないのを想像してもらうと分かるでしょうか…
だから、アイスでフリーソロした人がいても、不思議ではないというか…。アイスではリードしていても、万が一にも落ちるな、と言われるので、よっぽど登りが確実にならないと、リードに進みません。
私が、この程度の易しめ5級のアイスをリードすることになったのは…
↓ この下のが楽勝で登れるようになったからです。こっちは6級です。私は保科ガイドでのスタートですが、保科ガイドもこれくらいがスイスイ登れるようにならないと、どんな易しいところもリード許可は出さないようです。
つまり、5級をリードするためには、6級がトップロープでスイスイでなくてはいけないのです。
持久力ルート。相沢大滝 4級55m。ロープは二本要りますね。たぶん、5級がスイスイ登れるようになったら、南沢小滝→大滝→相沢 の順に大きくしていくと無理がないと思います。
しかし、これらの滝が登れても、まぁ、余り自慢にはならないというか(笑)。なんせ、時代は、D14とかD15の時代なんで…。
そうなると、どっかぶり…これをやらないといけないんです。
別にワールドカップの選手にならなくても…こういうのをやっておくと、次のステップに外のアイスで進める、っていう話みたいなのです。だから、氷柱をリードで取りつけるようになるために、ドラツーをしていました。
たぶん、外のアイスでリスクを取るわけにも行かないし、かといってインドアで垂直だと難易度を上げられないので、被ってくる&人口ホールドで難易度をあげる。
ちなみに、私のようにアイス5級が登れる程度で、人口壁のドラツーでD5です。D5+か、D6マイナスくらいで、D6だとトップアウトするのが難しかった。それでもちょっとづつ強くなっていっていました。
ドラツーは環境が命。別に他のクライミングもですが。
環境がないと成長ができません。ので、ない時はさっさと諦めて、他の楽しい活動をするのがいいのですが、人間そう簡単に割り切れませんよね。
とくに、すごく頑張った後は…。
言いたかったのは、傾斜です。 スラブ → 垂直 → かぶり とアイスの場合は、リードしたい次の傾斜をトップロープでやっておきます。
だだ、歩きだけは、先にマスターしておいた方がいいかもです。たまに外岩のフリークライミングからアイスに来た人は、2級のアイス(つまり、水平)が歩けずに転んで滑落したりしています。
2022/03/24
初級者、中級者、上級者、熟達者
■ 一昔前は、5.12で上級者
5.13を登ろうとトライしている現代クライマーの弁2022/01/28
時間が止まっているかのような九州アルパインクライミング
■ 2017年の角木場の氷
これは、2017年の私の写真です。八ヶ岳で一番手軽なバーチカルアイス… アプローチ5分なので、楽勝系ですが、本格的なバーチカルアイスが楽しめるので、ゲレンデ練習にお勧め。
ゲレンデ練習というのは、
本気ルートや本気トライのための、根拠となる実力を養成する場
です。
アイスも、凝って毎週行って、バーチカル2本連続でも、別にパンプもしなくなり、成長したなぁ、とか言っていたのに…。今となっては、すぐにパンプするようになったのではないかなぁ…(><) ああ、悲しい…。根拠となる実力、喪失中です。
つい昨日おとといで、ユースケさんが行ったらしく、発達も良いそうで、なんだかな~羨ましいな~という感じだ。
石原さんという、上級のアイスクライマーが、すごいバーチカルアイスの投稿(二口渓谷)を今日、同日の記録でFBに乗せており、そっちは、角木場のように歩いてトップロープが張れる氷ではない。そして、第二登の記録…。
同じようなバーチカルでも、まぁ、アイスクライマーなら意味…つまり、実力の差、が分かるわな~
いくら55mあっても、相沢大滝の寝ているアイスを登って自慢する人はいない…。アイスですら、時代はテクニカルアイス…アイスピラー(氷柱)で、6級(WI6)から上しか、意味をなさないです。それでも、石原さんのような謙虚な方は、5級(WI5)と言って記録にあげるのが習わしで、それをまともに受け取っているロクスノがアホなのかもしれない…と最近は思うようになりました。
どう考えても、寝ているアイスでは、いくら初登でも、現代では、懐古ロマン以外の意味ないと思いますけど…。だって今どき、〇〇岩5.9初登!ってニュースになります? ならないでしょう…??
まぁ、石原さんの記録の価値とか分からない、こういうのを見ていない九州の人が、九州の氷での初登を喜んでロクスノへ揚げてしまうのは、まぁ、仕方がないというか、現代アイスシーンがどうなっているのか?ワンシーズンでも参加していなければ、まるで想像もつかないだろうから、いつまでも、昔、黄連谷が初登されていたころのような感覚…ストレートシャフトとか、セミチューブの時代の感性…でも、まぁ仕方ないかもしれない。
アイスキャンディフェスとか出れば、私のようなおばちゃんクライマーとか、よぼよぼヨレヨレのおじいさんクライマーが、スイスイ、テクニカルアイスを登っていたりするようなのを目にしたりもするだろう・・・ そうなると、色々と話が見えても来るだろうと思うが…
が…100歩譲っても、ロクスノの側は、把握しているべきだろうと思う。まぁ…、寄稿者がいないという問題でもあるんだろうか… 最初の師匠、清高さんは、岳人に記事が足りないと泣きつかれ、いいように使われていると言っていたしな…
しかし、なんで、最近の雑誌は、カットアンカーはもう古いとか、ボルトなどの重要な技術情報など、そういう役立つことは書かないのだろうか…
なんだか、角木場の昔の写真が来て、しみじみ、時が停止している九州のアルパインのことを思ってしまった…。
九州で進化しているのは、スポーツクライミングとボルダーだけです。アルパインは、一世代どころか、なんか40年前の感覚のようで、それを現代の岩場状況(地震)と現代の技術レベル(…つまりハーケン打ったことない…ボルトありきが前提…の低レベル化)に持ち込むと、かなり危険です。
私は冬季のクライミングが好きなので、私のクライミング時計も九州に来て以来、止まっています…。2020/12/21
クライマーの自己責任の取り方 ボルトに対する対応力:事例集
はじめに。最もあってはならないこと:煽り&煽られ。
事例1)シャックル直付けのような、確信犯的に信用してはならない終了点の場合
→ 係数2で落ちるクライミング(RP型)はしない。TRは必ず3点で取る。
→ プロテクションに頼らないで登る、もしくは、各駅停車でテンション登り 係数2のフォールはしない
1)ヘルメット着用
→ ベテランクライマーがノーヘル、ニット帽だったりすることを気にせず、揶揄されても気にせず、ヘルメット着用する。
3)ほかの人に紹介するルート
RPにも内容の良しあしに色々な細かい違いがあります。
古いクライマーからは、落ちるクライミングをする若い人たちが危険だ、という指摘が根強いです。
11程度を登る一般のスキルレベルのクライマーにも、自分の身を守る方法論が必要ですが、こうした事情説明は、昔の登攀しか経験がないベテランからは出てこないのが現状です。ベテランの中でもラッペルのスタイルに進んだ人は理解がある場合もあります。
大事なこと。 落ちながら登るには、確実なプロテクション(ボルト)が必要です。
悪いボルトのルートでは、確実にオンサイト出来るつもりでないとバクチになるので、フリークライミングの見た目をしたアルパインクライミング、とでも表現したらいいような課題については、オンサイトにこだわる必要はない、というのが実情です。2000年代以前に開拓された岩場は、ほぼそのような岩場です。(小川山も結構そうです)
■ 世代間の知識の差について
エイドをやっていない現代クライマーは、クライミング中のチョンボ棒によるプリクリップクライミング、については、よく分かりません。1ピン目が遠い時にかけるプリクリップ以外のことは無自覚かもしれません。落ちれないボルト配置(ランナウト)のような課題の場合、ルートの途中でプリクリしないと、いくらビレイヤーが良くても、墜落すれば、怪我を免れません。それで登る勇気が出なくなった場合、敗退するにも、その前のボルトに落ちてぶら下がれない、という意味です。その場合は、なんとかプリクリするしか、安全に敗退する方法がないです。
12でひいひい言っている人と、10でひいひい言っている人と、14でひいひい言っている人の心の中は同じ動きです。