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2023/02/13

動物と暮らす

■ 悲しい現実

最近、北海道に行って、めちゃいい感触で、やっぱり私の故郷の九州は、まぁとんでもなく周回遅れというか、20年くらいフリークライミングでは遅れ、40年くらいアルパインクライミングでは遅れているんだな~と確信中です。

吉田ブログを再読して、私の中で止まった時計の針を再度動かしてみようかな~という感じ。

・層雲峡 ウグイス谷  http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/?p=2

・協和温泉(500円)

・ワイド天国 石垣山

・テニス肘は、僧帽筋と肩甲舌骨筋硬直が原因

・登別海岸

・渚から来たもの(10a)、楽園(10c) 、楽園右ワイド(7)を登る。渚からは気温と潮でヌメリもあるが、コーナーのオフフィンガーと上部のフィンガーがあまく、グレードは今日の状態だと、10cはあると思った(ちなみに10aグレードをつけたのもY田である)。終了点までは、何とか歩いてたどりつける。

・ネコが旅立った3時間後、私は53回目のバースデーを迎え、30数年ずっと毎年100日以上ハードに登ってきたのだから、いくらケアしたって耐用年数ってものがある。

最後の猫ちゃんの死んだ辺りから私が知っている吉田さんで、私はだいぶ末期のころに吉田さんを知ることになったんだなぁ、と改めて再確認しました…。

■ 動物と暮らす

猫を溺愛していた吉田さん… 幸せな時間の大部分は、猫との時間に会ったみたいでした。

最近、馬を飼っている人と知り合いになったのですが、その人の投稿を見ていて、馬を飼うことの意味は、馬との心の交流にあると思いました。

犬は人を選ぶが、馬は人を選ばない、と言われています。馬の扱いを分かっていれば、選ばないってことなのかなぁ…。私はどちらの扱いも、まだマスターしていないのですが、すでにしつけが終わっている犬には、なかなか心地よいものを感じました。馬も同じなのかなぁ…と想像しています。

『大草原…』の中に、馬をブレークする、つまり、馬を馴らすというものがあって、気性の荒い馬をアルマンゾがブレークして、一人前になったね、と言われる、みたいな下りがあります。

■ 家畜?

そのように動物と愛情関係を結ぶというような場合、いわゆる家畜、という扱いの枠内に入れてしまうのは、葛藤を抱えることになるかもしれませんが…そういう葛藤を抱えられるのが人間の特権なのかもしれません。

こちらはジョン・シーモアの書籍から…

私のウーファー先でも、ブタを飼育した後は、カボチャ。カボチャは放任栽培だし、肥料喰いですよね。冬に蓄えておけるし。雌しべとおしべの数が、ある程度ないと、受粉しないので結実しない。気温の関係で、おしべばっかりとか、めしべばっかりとかに九州ではなります。北海道のほうが作りやすいのではないかと想像。



 人間は、食べ物を分け合うことができないのに、動物たちは、僕、さきっぽ食べるから、茎っぽいところはお願いね~とかしているらしい…。

できない人代表がクライマーかもしれない… なんでこんなのも登れねーの、ってなるよなぁ…。そりゃ、手が届かないからですよ(笑)。 

馬は、単独で飼うより、他の動物と一緒にした方がいいみたいなんですが…馬から見たら、人間も、ご主人様ではなくて、他の動物の一種なのかもしれません。

動物を飼う生活、ちょっと研究してみたい。

2023/02/05

どさんこを移動手段とし、古い家×薪ストーブの暮らしを作る

■ 自給自足生活

クライミングを続けながら、より自然に寄り添う暮らし…自給自足的生活…をしたくて、北海道の町に出かけた。

久しぶりの寒さに、心が躍った。やっぱり寒いところが好き。何にも根拠がないが(笑)。

実際は、暮らすとなると、雪を見るのと暮らすのでは大違いで、寒さというのは、自給自足生活の妨げでしかないとは分かってはいるが…。

すっかり雪をかぶった坊主頭のような雪山だったり、カラマツにうっすらと雪がついて樹氷のようになっていると美しかった。また雪と暮らす生活がしたい。


今回、町が用意してくれた体験の一つは、森の散歩で、私は、(登山でのガイド活動はする気がないけど)積雪期ガイドステージ2が取れたくらいだから、ちゃんとした雪山でも登れるっつー話で、森の中の散歩は退屈してしまった。

-12度の気温で、運動量が少ないと冷えてウエアが貧弱なゲストたち…とくに足回りが貧弱だった人たち…は、凍傷になっちゃうよ、と言いたかった。が、ちゃんとアカゲラのぽんちゃんも見れたし、念願のゴジュウカラも見れた…。

この写真は、朝に一人で散歩に行った時のもの…ラッセルが、腰ラッセルだった(笑)。久しぶりにラッセルして楽しかった。ひと運動でこれくらいで、ちょうどよかった。 

■ 自給自足の現在地

3年ほど、自然農を学び、畑と稲作は、自分でやれそう…という見通しが立った。

食べ物、だが…、釣りは、クライミングの師匠青ちゃんが渓流釣りのベテランだったので、渓流釣りは、なんとなくわかる。

きのこはベテランに教わらないと死んでしまう…で、さしもの青ちゃんも狩場を教えてくれなかった。が、九州では、シイタケが山ほど取れるので、誰も自然のきのこは採らない。ホダキ栽培は、すごく簡単だった。 (温暖な九州だけかもしれないが)

ニワトリは簡単で八女で分かった…。

伐倒は、おとどし、林業就業者支援講習に出て覚えた。大径木はダメだが、20cmくらいの太さのなら、倒せる。どちらにせよ、薪にするようなのは、間伐でイラナイ木。自伐型。

去年、天草で、ブタと牛の放牧をしながら、だんなさんのだるまさんが建てたログハウスで暮らし、薪生活をしているのりちゃんの家にウーファーし、”その日薪暮らし”と、放牧はなんとなくできそうな気がしてきた。

家のほうは、ログハウス。ワークショップに出て、とりあえずノッチは組めるようになった。

で最後に残ったのが…車。移動の足だ。

田舎暮らしで、脱石油、と思った時、どうしても、削ることができないのが…車だ。移動の足だ。(参考:https://allnevery.blogspot.com/2022/11/blog-post_20.html

体重50Kgの人間を移動させるのに、1.5トンの車ごと移動しているんですよ?これが非効率でなくて何だろうか?

■、どさんこ ハナちゃん

今回はどさんこハナちゃん、で、町に買い物に出かけているという小峰博之さん(名寄新聞の記者さんをしている方)に会い、何もはるばる、アメリカのアーミッシュ村まで出かけて行かなくても、

 移動に馬を使うための技術

を教えてもらえることが分かった。

道産子は、私はてっきり馬搬の馬、つまり、荷物を引くための馬だと思っていたのだが、そうではなく、モンゴルの血を引いており、移動に強い馬なのだそうだ。

それで、今回の体験で、小峰さんは、みなに裸馬にまたがらせてくれた…。あったかくて、驚いた。

吹雪でなければ、町内の買い物、ちょっとした用事くらいは、馬でこなせそうだ。

実際、馬で小峰さんは、コンビニやスーパーに行っているらしい…。


 ■ 馬糞

天然のファーティライザー(肥料)となっているのが馬糞。以前、ニワトリを放し飼いにすることで、人間は鶏糞を適当に散布することができると分かったのだが、馬糞は、内容物がまったくの草ばかりだから、草マルチとおなじことらしい。

草マルチ、草たい肥だと、乾燥して、土に返すのに時間がかかるが、それを高速化、圧縮化するのが、牛や馬に食べさせる、ということなのだ、ということが分かった。

草を刈る、という重労働からも、牛を飼えば解放される…足りないくらいなので…。馬は、森の中の下草刈り、雪の下に埋もれた笹すら食べてくれるそうだ。下刈りは林業では、一番過酷で、チェーンソーの事故より、かりばらい機で下草を刈るときの事故が一番大きい。

■ 大草原の小さな家のローラ

ここ数年、九州暮らしになってから、大草原の小さな家のローラの物語を読み返している。

みんなはドラマの方を思い浮かべると思うが、私が子供のころ、憧れたのは、書籍のほうで、10巻以上ある長大な物語だ。赤毛のアン、も同様。

ローラが小躍りするのが、馬を買ってもらうこと。TVシリーズの方では、クリスマスに、かあさんのストーブ(料理ができる暖房)のために、その馬を手放してしまう。だから、馬はどれほどの高額なものか?ということが分かる。

私が理想とする暮らしは、大草原の小さな家の現代バージョンで、暖炉とストーブがある家に住めないかなぁと思っている。

■ FFストーブ×高気密住宅?

小峰さんによると、薪ストーブは古い家のほうが良いらしい。今回の視察では、高気密住宅×FFストーブで、自動的に石油の消費量の高い生活に導かれるライフスタイルしか見れなかった…。

実は別のスタイルもあるのらしい…。私がしたいと思っている生活は、

 脱・石油型ライフスタイル

なので、-30度の極寒の地での

  古い家×薪ストーブ生活 

の体験は、今回、持越し課題となった。 今度、もう一回出かけて、小峰さんに、ご自宅を見せてもらいたいかもしれない…。なにしろ、-30度でできるってことなら、日本のどこでもできるってことなんだから。

《参考》 おススメ薪ストーブ

https://kens-mw.com/index.html

■ 青ちゃんの家

青ちゃんの家は、佐久だったが、実際、それくらい寒くなり、「お前はこの寒さを分かっちゃいない」とだいぶ、頻繁に言われた。

私は甲府から、週に二日、一緒にアイスクライミングをするために、通っていたからだ…。

しかし、アイスクライミングのために引っ越す先として、佐久はいいんだが、山の上ではなく、下界に住めば、あんなに寒くなく、しかも、青ちゃんの家は周囲がカラ松の植林で、今の私なら、ヒマな時は伐倒して、薪作りができるんだがなぁ…。

田舎で定年退職暮らしをしている人はヒマでやることがない=クライミング(笑)。クライミングも、やりつくしてしまうし、ヒマだったら、伐倒というのはいい選択肢だと思う。自伐型林業と同じくらいのんびりしたペースなら、そこまで体力的にもハードではないと思うんだが。

青ちゃんには、一杯狩猟の誘いや、小屋番の誘いが来るんだそうだが、彼はどうしても、うん、と言わない…という話だった。殺すのは嫌いだし、年を取ると、さしもの山やも、寒さに弱くなるからなぁ…。小屋番って、山に行けない人種ですよね。

私が思うには、古い家は、オンドルを入れたらいいのではないだろうか?九州でもやっている人がいて、ちょっとした有名人なんだがな…。

というわけで、今後の課題…

  •   寒冷地で薪ストーブ生活をしてみて、耐えれそうか確認する。
  •   馬を飼う生活をしてみて、自分にできそうか確認する。

動物を飼うと、しばらくはその動物とお付き合いしなくてはならない、ということなのだから…。都会の人みたいに、使い捨て、という訳には行かない。


■関連記事リスト

・渓流釣り

https://allnevery.blogspot.com/2017/07/blog-post_98.html

・自然農

https://allnevery.blogspot.com/2020/09/blog-post_17.html

・鶏

https://allnevery.blogspot.com/2019/09/blog-post.html

・牛・豚放牧とログハウス暮らし

https://allnevery.blogspot.com/2022/01/blog-post_18.html

・伐倒

・ログハウスワークショップ

https://allnevery.blogspot.com/2022/11/blog-post.html