■ クライミング技術の教え方もこれくらい分かりやすくしないと現代初心者には、むずかしいのかもしれません。
2022/08/28
2022/08/11
アルパイン教育で山の死を防げるか?
■ 一般登山→日本のエイド→フリークライミング→ビッグウォール→アルパイン
たぶん・・・なのですが…一般的に アルパインの教育のステップはこういう風になっていたのではないでしょうか?
第一段階 一般登山 (ピークハント→小屋泊縦走→テント泊縦走→一般レベルの雪)
第二段階 読図の導入
第三段階 入門レベルのオールラウンドな山登り (雪→沢→岩→氷)
第四段階 フリークライミングでの基礎的登攀力作り (いわゆるフリーの基礎力)
第五段階 ルート経験数を貯める
第3段階のどこにスポーツクライミングという危険を排除した形でのクライミングを入れるか悩ましいですが、スポーツクライミングに基本的にはリスクはありません。リスクがあるとすれば、技術的ミステイク、です。
ただアルパインクライミングの価値観を学ぶ前に、スポーツクライミングのルール、フリークライミングのルールなどを学ぶことになるので、学ぶ当人が混乱しますよね。
例:
スポーツクライミング=ボルトはあって当然。プロテクションは、元々あって当然。
フリークライミング=いくら落ちても命取りにならない。ロープに守られる。
エイドクライミング=背が高いほうが有利
現代では、新人教育ができない山岳会がほとんどなので、読図が山の必須教育の一部だとか、あるいは、フリーでマルチピッチのルートに出る前に、危急時の講習が必要だ、とか、一般的にクライミングジムでスタートした人には、てんで皆目見当がつかないのかもしれません。
アルパインクライミングが、冬の壁を前提とするのは、夏でもアルプスには雪があるから、であると思われるのですが…雪渓歩きや、氷河歩行みたいなものは、日本の山で必要となるのは、ほんの少しであるので、日本でアルパインの教育を受けた人は、セラックが落ちる、とか全然想定しない可能性もあります。雪庇の崩壊などもです。
■ 夏山の事故
今、問題になっているのは、基本的に夏山の事故です。
ココヘリの配布などで、技術を教えるというよりは、保険を手厚くする方向に日本の山の世界は動いていますが、これは、遭難者のプロフィールが、
定年退職後に山をスタートした高齢登山者=新しいことを学習するスキルが著しく低い
ということを配慮してのことのような気がします。
年配の人の老後の時間つぶしとしての登山には、特に登山史の一ページに何かを追加する力があるとは思えません。
ので、ココヘリなどのように、保護を手厚くする方角で、お金で解決するという方向性はあながち間違っているとは思いません。
肝心の年配者だって、ザックを肩代わりして背負ってくれるなら、快適に歩けるので、若い人を雇いたい、というニーズがあることも、実際目の当たりにしています。若い人のほうも、そのようなガイドでのニーズであれば、トレーニングしてお金を貰えるのであれば、それでいいのではないでしょうか?
いわば、日本版シェルパ。しかし、このようなタイプのガイドに、ガイド能力を求めない方がいいのではないかと思ったりします。例えば、花の知識とか、危急時の対応能力(一般的な救急救命措置以上の能力)を求める必要はないような気がしますね。
なんたって、年配の人、ただちゃっかりしているだけなので。送り迎えのハイヤーと荷物持ちが欲しい、持病の発作が起きた時一人だとかなわん、という程度のニーズだろうと思うからです。これは、往年のアルパインクライマーだって同じです。さりとて、高齢者の寄せ集めでは、誰もニーズを満たすことができないです。
■ 本質的なアルパイン教育
一方若い人は、高齢者のような、ただ歩ければ成功、みたいな山をしていても、埒があきません。
私みたいな中途半端な人ですら、北アの一般ルートでも、南アの一般ルートでも、一般ルートであれば、もはや歩けないところはないくらい、簡単に若い人は、山は歩けてしまいます。
特に、九州のような温暖地では、山自体の気候リスク、標高のリスク、岩稜リスクがないので、どう頑張っても、沢登りをさせ、読図を教える程度ができる精いっぱいかなぁ…という気がします。その沢にしても規模が大きいものがないので、宿泊を伴う沢の、例えば、幕営場所選択のイロハ、みたいなことは教えてあげる機会が著しき制限されます。
ほとんど、どこかのネイチャースクールでおぜん立てされ、リスクはあらかじめ取り除かれたような楽勝の沢のようになってしまっているって意味です。
なので、ぜんぜん何年積み上げても、いわゆる未踏の地に踏み込むに十分なだけの知識とか、経験値とかは積みあがらない訳です。
■ 知識と経験を積み上げるには?
現代では、基本となる、能力が、
5.12がスイスイと登れる & 40kgを担いで山登りができる
で、この能力を身に着けるまでは、
経験値を積み上げるというステップには入れない
ようです。
過去のレベル感では、同じく基本となる能力が
5.9がスイスイと登れる & 積中泊1泊二日程度の重さのザックを担いで山登りができる
だったようです。女性25kg、男性30kgだということでした。
5.9がスイスイ → 5.12がスイスイ
30kg → 40kg
というわけで、こうしてみると、歩荷能力の増強度よりも、フリークライミング能力の増強度のほうがスゴイ…。
5.9スイスイは比較的可能ですが、5.12スイスイは、大人になってクライミングをスタートした人が達成するのは難しいかもしれません。5.12がRPできる人はたくさんいますが、うんうんうなってやっとこさ登るっていう意味ですから…。うんうんうなってやっとこさでは、ダメって意味なんですよね。
そうなると、フリークライミングの基礎力、というのがものすごく習得に時間がかかると言うことなので、途中でアルパインクライマーであることは忘れてしまって、フリークライミングに行ったら行きっぱなしになるかもしれません(笑)。
■ フリークライミングの階段を駆け上がることができないのがネック
実は、フリーはフリーで結構楽しいというか… 私がラオスや龍洞で登ったような感じでいいのなら、私もアルパインは捨てて、別にずっとフリーでもいっかなーって感じでした。山で死にたいわけじゃないしなぁ…。
ところが、日本でネックになっているのは、フリークライミングで基礎力をつけたいとおもったところで、フリークライミングの階段を安全に駆け上がることができないということなんですよね。
登山のレベルの時は、Ⅱ級=遊歩道、Ⅲ級=登山道、Ⅳ級=鎖場程度、Ⅴ級=ロープなしに登るのは不可能、と登山道の難易度が分けられているので、フリークライミングのレベルになった場合、5.〇〇…と Ⅴ級の5.からスタートします。一番易しいⅤ級は、5.7です。日本では。
しかし、5.7~5.8のルートというのは、フリークライミングのレベル感からみたら、あまり歯牙にもかけられず、伝統的に、そのスキルは、特にフリークライミングのスキルトレーニングなしに登れる程度、という意味ですので、移行グレード、みたいなグレーな区間です。
したがって、 フリークライミングの階段というのは、5.9をオンサイトする能力がそなわってからスタートするわけですが…。
ここで、クライマーの命を奪う、リスクとスキルの逆説現象が起きています。
5.9のフリークライミングの課題 のほうが死ぬリスクが大きい
5.12のフリークライミングの課題 のほうが死ぬリスク小さい
という具合に、日本では逆転現象が起きてしまっており、原因は
・グレードの付与が不適切 (5.9でもほんとには5.9ではないとか)
・ボルトの配置が不適切 (5.9でも5.9を限界グレードとする人のためには打たれていない)
という事情があり、フリークライミングの入門期も、死者が多いという事情につながっています。
中級者と言われる5.12が登れるほうが、日本の岩場の課題は安全で、下手したら1mおきにボルトが打ってあります。
余談ですが、昔の基準では、5.12登れることは熟達者扱いをしてもらえるスキルでした。今では、ジムで今日来た!みたいなやつが、5.12をその日に登ってしまうこともあり、グレードを見当に、”ベテラン”とはとても言えなくなりました。
さらに余談ですが、年齢による見た目もベテランと非ベテランを区別できないです。昨今、引退してからクライミングスタートするクライマーもいます。
■ まとめ:多い遭難タイプ
1)高齢初心者の登山”客”による無知&過信によるもの
2) アルパインクライミング入門期 技術へのヒューマンエラー
例:5.7~8レベルの新人時代の岩場でのうっかり。三つ峠で懸垂失敗で死ぬなど。
3)フリークライミングの入門段階期 岩場の質によるもの
例:5.1〇~5.11アンダー期
ということになってしまっています。
■ 対策
さて対策ですが…、私の勝手な考えですが…
1)高齢初心者の登山”客”による無知&過信によるもの → ココヘリ&若年シェルパ
2) アルパインクライミング入門期
→ しっかりとしたアルパインクライミング教育機関の設立 と
公的な子弟縁組制度のサポート
例:師匠になれるベテランの裏付けを公的機関が行い、若い人と1対1、あるいは、ザイルパートナー2名対師匠1名でのペアを公的機関がセットアップ。師匠の行動に疑問がある場合、第三者に相談できるセカンドオピニオン制度も採り入れられる。
3)フリークライミングの入門段階期
→ しっかりとしたフリークライミングインストラクター協会公認フリークライミングインストラクターの講習へ、国費税金によるサポートをつけ、各都道県で年2回開催。
をしたらいいのではないかと思います。
■ 山岳会 はあきらめましょう…
なんか、突拍子もない話題で恐縮なんですが、最近、フランス革命の勉強をして、
王政が廃れ行く現実を直視しないで、あくまで王政復古を目指したルイ16世
が、断頭台の露と消える羽目になった主たる原因だと思いました。
時代の流れというのは、抗っても全然、得にならないものみたいなんですよね。
日本では、日山協と労山を2大派閥とし、下部組織に各都道府県の山岳会がぶら下がるというピラミッドシステムで来たわけなんですが…昨今、全然、機能しません。
実は、こちらに来てすぐ、福岡労山の事務局長をしていた吉永さんに誘われて、彼の作った会(と言っても会員は3人だけです)に属してあげたのですが、きちんとした山行は、ひとつも催行されないまま、労山に支払う上納金(山岳会の会費)だけ毎月払うというので意味を感じず、さっさと出ました。
私自身も、”岩とお友達になる会”という会を持っていますが、こちらのほうが基本的には活動がまだ出来ていました。
■ライフスタイルの変更が必要になる
基本的にアルパインを志向する会であったとしても、日ごろはフリークライミングで基礎力UPみたいな日常行事をしているのが、普通のクライマーのライフスタイルです。
ところが、一般登山の山岳会しか知らないと、そのようなライフスタイル自体を身に着けそこなっているので、なんで山の会なのに、人工壁でリード練習なのか?とか分かりません。
それどころか、正月に雪の山で冬山合宿をするためには、GWにどこか雪の高山に行って、雪になれておく必要があることも分からないかもしれません。
参考になるか分かりませんが、関東で一般的と思える会の月の会山行を書いておきます
GW: 雪山での雪渓歩きなど、雪訓、スキルレベルに応じて
5月:易しい岩場で岩登り訓練 もしくは海外など
6月:雨なので人工壁 ビレイ訓練
7月:高山 ロープが使える素養がある人は岩稜帯へ ない人は歩きの歩荷トレで夏山
8月:沢 レベルに応じて
9月:台風シーズンなのでインドア 縦走組はお好きな高山
10月:秋の岩トレ スキルに応じて 縦走組はカモシカ山行 フリーの本格シーズン
11月:雪足慣らしで北ア 宿泊はテントで アイスは凍結次第
12月:正月の冬山合宿 城ケ崎などのシーズン到来
1月:アイス本格シーズン 海外での登攀シーズン
2月:ラッセルの山本格シーズン
3月:春山合宿
4月: 岩登り訓練
こんな感じかなぁと思います。毎月 かわりばんこで行く山決めようね~という発想では、山はステップアップはできず、ずっと同じレベルに居続けるだけです。
なので、登山歴10年といっても、同じレベルに居続けただけの人と、ステップを上げる山の年間計画がある場合では、全く違う成果になります。
まぁ、だとしても、大体の人は、フリーでお茶を濁す山に落ち着きますので、別にハイキングの山しかできなくても、卑下する必要はないでしょうが、アルパインクライマー、フリークライマーのライフスタイルと、一般登山のレベルの山しかしない岳人のライフスタイルは大きく異なります。
そのライフスタイルの習得というところが、大きなステップの一つかもしれません。
週二日ジムに行き、土日は岩場というライフスタイルが標準です。
それだけ、歩きから登攀へのステップは大きい変化ということです。
それだけ山が人に要求する努力は大きいということなのかもしれません。
2022/07/15
嫉妬じゃなく庇護欲だったのかも?
2022/04/28
スポーツ、スポート、アルパイン、フリー、トラッド、アイス、それぞれのクライミング様式と安全管理の違い
たぶん、クライミングの一言で、全部を一緒くたにしてしまうのが、事故の元であり、外岩に出るインドアクライマーが分かっていないことなんじゃないですかね?
スポーツルート = 人工壁。プロテクションが1mおきに打たれ、グレードはセッターによって設定されて比較的信頼がおけ、人為的に難易度が管理されたクライミング。プロテクションが頻繁で、どこで落ちても死亡に至らないように管理されている。なので、限界まで迫り落ちるまで登るのが上達の秘訣。屈曲していても、ヌンチャクを伸ばして屈曲を取り除きながら登るということをしない場合が多いので、屈曲が大きい外岩に対応力が付かないことが多い。
スポートルート= 外岩のボルトルート。プロテクションの距離も開拓者次第。グレードの正確さも開拓者次第。難度が管理されておらず大きく外れることもあるため信頼してはいけない。ボルトも外で何年も放置されているため、管理をしっかり知るまでは、テンション程度にして登り、3ピン目を取るまでは決して落ちてはいけない。落ちないように登るルート。人工壁のスポーツルートと同じ登り方をしてはいけない。屈曲がある場合はヌンチャクを伸ばし、被っている場合もロープの流れに配慮する。競技のビレイは、流すように指導されることが多い。
トップロープ=支点が一点である場合が多いので意外に危険。また落下するとロープの伸びが大きいので、下では危険で、上に行くほど、落ちても安全になる。かぶっている壁では使えない。
リード=3ピン目が取れるまでは、人工壁でも外岩でも気楽な墜落は推奨できない。トップロープでクライミングに慣れた人でも、クリップ体制や、レストタイミング、屈曲や、テラスに当たらない、など、考慮する要素が増えるので、負担が大きく、リードへのステップアップは慎重さが必要。下のビレイヤーのビレイ技術に確実さが必要。
そうでない場合、リードはしないほうが良い。しかし、止むを得ずリードせざるを得ない場合は、2グレード下の絶対に落ちない課題を選んで登り、ローワーダウンはせず、懸垂で降りる。
アルパイン=山岳に地帯にある。遠隔地で事故が遭った場合のレスキューが大変なので、決して落ちることがないように登る。ロープは墜落した場合の遺体の喪失を避けるためのものであり、落ちても大丈夫という意味ではない。プロテクションは自分で打ちながら登るものだが、適宜残置が出てくることが多い。残置は、基本信頼してはいけないが、利用価値を見極めて使う。アルパインのルートに進むには、山の天候などの基礎知識や読図などの知識が必要になり、万が一のために山行計画書を提出し、緊急連絡先を記載する。生活技術などが必要になることも多い。山の形状にあったルートであるため、屈曲が多いのでダブルで登ることが多い。
ビッグウォールは、フリークライミングのカテゴリーに入るが、よりフリークライミング寄りだが、アルパインルートに準じた安全管理が必要と思われる。信頼できない相手のロープワークで登るのは心もとない。体重が有利になる。
フリークライミング=道具に頼らないで登るクライミング。本来は、どこで落ちてもビレイに守られるはずだが、現実的にはそうなっていないことが多い。脆い岩を登るアルパインと比べ、脆い岩は志向しない。フリークライミングはクライミングそのもの、ムーブなど…の困難さを楽しむために行う。つまり登頂のために手段を択ばず、エイドも使う、というわけではない。一般に、フリークライミングでは、スタイルにこだわりがあり、オンサイト、が最も良いスタイルとされる。
トラッドクライミング=自分でカムやナッツでプロテクションを取りながら登るクライミング。トラッドは危険であるという誤解が米国では根強い。イギリスでは違うらしい。私の考えでは、背が低いクライマーには、トラッドによるクライミングが最も安全である。なぜなら、自分に必要な場所にプロテクションを入れることができるため。また登り終えたら、プロテクションを回収するので、クリーンクライミングが志向できる。究極に自然界の造形を利用するため、自然に寄り添ったクライミングと言える。
アイスクライミング=危険であると誤解の多いクライミング。アイスはアックスがバチ効きと言われる、ぶら下がっても大丈夫な安定な状態でしか前進しないので、落ちることがほとんどないクライミング。一番大事なのは、登る対象の氷が、登るに適した氷の状態かどうか?を見極める目であり、トップクライマーのトップ足る理由はその見極めが正確であることによる。
ほとんどの人が脆い氷を登るゲームだと誤解しているため、リスクが不当に高く評価されているクライミング。プロテクションも使い道をよく習熟していれば安心できる。ツインで登ることが多いがショートはシングル。氷も大きいことが多い。
マルチピッチ=複数のショートを登るクライミング。ショートしか登れないと思っている人が、異様にマルチへの憧れを深い意味も理解せず、温めていることが多い。単純にショートの繰り返しであるが、懸垂下降ができない人が取り付くと、帰りに困ることが多いし、敗退したくなったときに、敗退できないので、懸垂下降と自己確保での登攀くらいは、ピンチ策として用意してから行くべきである。その準備がなく行き、急場をしのげないとヘリレスキューになる。山頂を目指す、アルパイン要素が強いマルチと目指さないフリークライミングの要素が強いマルチがある。一般に女性に人気。女性以外には、年配のアルパインクライマーがアルパインに行けなくなったときに、アプローチが短い、フリーのマルチで安全にアルパインの雰囲気を味わう手段になっている。
アイスにもマルチがあり、トラッドにもマルチがある。一般に上に行けば行くほど、墜落は安全になる。
ドライツーリング=アイスクライミングのフリークライミング版。アイスのアックスバチ利きという確実性を排除したクライミングで、フリークライミングの要素が強い。人工のホールドを登る。不確実性が高い分、ボルトは壁面に1mおきについていることが多いが、外岩のドライもある。外岩のドライはかなり難易度が高い。体幹の強さが必要とされるクライミング。
■ 脆い支点への対応
バックアップを取る。バックアップとは2点目のことではなく、3点目のこと。カムで支を作る場合も、2点ではなく3点で作る。
■ 懸垂下降のオーダー
重たい人が支点にバックアップがある状態で先に降りて、支点の安全性を確認し、軽い人はバックアップを回収して最後に降りる。
■ ロープシステムの選び方
まっすぐなルート=シングル 屈曲が多い自然なルート=ダブル
■ 帰りが懸垂になる場合
ロープの長さの半分しか降りれないため、一本で行くと敗退ができないことがある。大抵は、2本のロープを持っていく。
まっすぐなルートの場合、ツインで登れば、セカンドがロープを担がなくて良くなる。
2022/03/11
現代クライマーには うんこ処理スキルがない
■ うんこ処理スキルがない
現代クライマーは、登山からクライミングをスタートせずに、クライミングジムでスタートします。
そのため、うんこ処理スキル、ゼロで、岩場に来ます。
周知するのに、最も良いのは、全国のクライミングジムに、外岩でのうんこ処理法の詳細を記述したポスターを配布し、トイレに張ってもらうことです。
2021/01/08
2020/12/31
クライマーの危険認知 スライド
2020/12/20
一般向け外岩整備と現代初心者向け外岩講習の両輪
前に一緒に登っていた開拓者のボルト感覚っていうのは、
ガバ=ボルトを飛ばしていい
フリークライミングは、理論上は1ピン目を掛けれたら、後はどこで落ちてもいいハズです。甲府で一緒に登っていたクライマーには、そういう風に教わりました。
現状では、インドアクライマーが、アウトドアデビューするには
・ビレイ位置
・ヌンチャク一個持っていくこと
・捨てビナなどの敗退
・落ちていいところと悪いところの講習
・落ちる時の体制の事前学習
などがデビュー前に必要かなとおもいます。