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2021/03/16

3月14日 NFA主催 展海峰ボルダリング 初心者講習会

 初心者講習会なら、ボルダリングを初心者に導入するノウハウが学べるかな?と思って行ってきました…しかし…学べなかった(笑)。

やっぱり奥村さんを呼んだほうがいいですねぇ…(遠い目)。奥村さんは大変優秀なクライマーさんです。日本フリークライミングインストラクター協会の会長さんです。滋賀の方。3日で12~3万かかるそう。

■なぜインストラクター料金が高いのか?

フリークライミングインストラクター協会のレベル認定が難しすぎて、誰もインストラクターになれないです。5.12を5本オンサイト(レッドポイントではなく、オンサイト!)が条件で、それは、世界で最高難度を登るクライマーレベルですので(血の気の多い強い男性がチャレンジしても10年くらい資格取得にかかるレベル感です)、インストラクターになれる人がいないので、今は先輩後輩システムで先に分かった人が後輩に教える、と言うこと、つまり無免許運転の人が無免許運転を教える…になっています。

私のように有償で教わったことを無償で教える人もいれば、無償で教わった10人目の人が、微妙に変化してしまった間違った知識を次の人に教えてしまうこともあり、知識と技術のハイスタンダード化という社会使命をインストラクター協会は果たせていない…狭き門にしたことで自分で自分の首を絞めていることになっています。

インストラクター料金が高いので、誰も雇えない…。一般に、クライミングではなく、”登山ガイド”の日当が一日3万円ですが、それすら、貧乏クライマーは払えるのか?微妙です。ので…いや~、高い。

高いと、誰も払えないだけでなく、正しい知識も広まりませんので、大衆価格化は必要でしょう。山岳総合センターでは、参加費5000円です。それで集められる額が払える額。

余談ですが、クライミングを勉強するのに最も良い教科書は、『イラストクライミング』、です。https://amzn.to/3eJjdnF

■ ボルダリングの安全管理

ボルダリングの初心者講習と言うことで、安全管理については? 

怪我するな、マムシ、マダニ、以上終わり、みたいな説明で、これでは事故が減るはずがないな~と理解できました。

ご参考になれば、ですが、故・吉田和正さんは、初心者にボルダリング講習する際は、

 マントル練習

を確実にしてからです。

グレーディングも 5級以上は全部5級のような、いい加減なグレーディングをしている岩場は本州では知らない…あるんでしょうか?

中根穂高さんのボルダリング講習会に行った経験がありますが、初心者は、9級を登らせて、クライムダウンを良く覚えさせてから、その後に6級でした。全員大人の初心者でしたが、6級でも登れる人と登れない人が半々。

展海峰だと、初心者でも5級からと言うことになるので、まぁ、すごくおおざっぱ、って意味ですね。グレーディングは、5級以上は十把ひとからげと言うことで、私がクライミングジムで感じた、”5級以上は全く思考されていない課題作りだ~”いうのは、正解だったことが証明されてしまいました。クライミングの基礎を作る部分で、基礎作りがされないまま…つまり、初心者をないがしろにする土地柄って意味です。初心者って言うより、成人男性の強度に適合中でそれに適合していない人は無視されているんだろうなぁ。

初心者講習と題されたボルダリングフェスで、これだもんなぁ…

よほど優秀でないと、九州ではクライマーにはなれないでしょうね。子供向け課題は、それとも別口なのでしょうか?

というので、ますます九州でのクライミング意欲を無くした展海峰でした(笑)。

私は3級のトラバースをやりましたが、指が痛くなる前に、用事もあることだし、辞めて帰ってきて正解でした。翌日からわきの下痛い(笑)。まぁ、これは良いことですが。

■ 冒険する長崎

冒険する長崎というテレビ番組経由で、テレビに取材が入ったのが良かったことだった。

九州から出たことが無かったら、本当に、自分たちがやっていることがどういう意味なのか?自分の姿を相対化できない。客観視できない。

と思います。

■ 次のタスク

・展海峰の5級以下にグレードをつける

・NFAの若い人を山のよこ工房さんに紹介

・東さんを山のよこ工房さんに紹介

・大又農園さんにクライミング体験とクライミングの様子の紹介