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2019/05/25

クライマーのゲストハウス ラオスのグリーンクライマーズホーム

■ グリーンクライマーズホームの様子

https://www.greenclimbershome.com/

のゲストハウスの様子です。世界中からクライマーが集まっています。クライミング以外は何もない僻地です。

クライミングができるということだけで、ヒマラヤ、韓国、台湾、タイとクライミングツアーをして、ワールドツアーにしてしまう若者が、いっぱい来ていることに驚きました。

十日泊まって、235ドルでした。一泊 2350円ほど。

ラオス人はスタッフのみ。クライマーはみな先進国の人。

アラスカからわざわざ来ている人もいました。

これは宿泊棟です。ベッドが一人一つ、蚊帳が一つ。小さい木箱が一つ。

掘立小屋ですが、スペースはゆったりしています。


















野戦病院みたいな趣き。

男女混合です。

パーティで来ている人は、部屋を分けられます。

仲間内だけで交流しないという態度はあまり歓迎されていないです。

周囲の人と仲良く…みたいな感じ。






牛さんが草をはみ、ヤギが人間に興味津々で近づいてきます。

のんびりしたところ、ということです。

っていうか…

クライミング以外することがない(笑)。

食事は、3食提供されます。

コーヒーはおいしくないので、持っていくべし。

蚊取り線香も、ケースを持っていくと売れます(笑)。

Wifiはなく、携帯電波も入りません。

一番近所の町にも、マクドナルドも、コンビニもありません。

2018/03/24

スーの思い出 初の6Bオンサイト

スーは、スーザンの略称です。スーは、イギリス人のおばちゃんクライマーさんでした。欧米の伝統的なお人形、ラグ人形のアンを思わせるカーリーヘアのスーは、とても内向的で、静かな方でした。アメリカの人みたいに騒々しくない。それが、とってもイギリス人らしいな、という気がしました。

何歳になっても、まだ上達したいと望んでいる、I still want to get better... という言葉が印象的でした。背中は丸まって、完全にクライマー体形…というか、行き過ぎ感あり、でした。

彼女と登った6Bが、私のラオスでの、ベストクライム、でした。

Cannyonに行く、というのは、私の提案でした。前夜、夕食を食べているときに、オスカーが、じゃあ、みんなで一緒に明日はクライミングに行こう、と言ったとき、私が提案したのです。

Cannyonは、去年トニーと行き、11くらいから10代、9アンダーまで、幅広いグレードがあるエリアだから、グレードがまちまちな混成部隊にぴったりと知っていました。水がないゴルジュみたいな地形の場所で、狭い岩と岩の間にルートがひしめき合っているので、最大6人くらいかな。

混成パーティだと、易しいのだけがある場所だと、上級者は楽しめないし、逆だと初級者は楽しめない。それで、ここを思いついたのでした。ロープは80mを借りました。

スーは、きちんと教育されたクライマーだ、と私を判断したようで、私のビレイで、6Bを登ってくれました。その”静かな闘志”がみなぎる、後ろ姿を見て、「私も登れるんじゃないか?」という気になり…なぜか… 登ってみたら、なんかいい感じ~。

隣で登っていたオスカーからも、ムーブがかっこいいね~などと、ほめられ、スイスイと行かないまでも、さしたる困難なく、登ってしまった6B。初のオンサイト!

6B(5.10b)でのオンサイトは初めてだったので、うれしかった♪

あれは、なんで登れたのかなぁ~?

スーの登っている姿を見て、イメトレが良かったのでは?なんて思います。

こんな風になりたいな、と思える女性クライマー像を垣間見せてくれた、スー。

叶うことはないと思うけれど、もう一度組みたいクライマーです☆ 

なんか生き方的に、あり方的に、憧れました☆

生涯、夢中になれる趣味を持つ、というのは、ステキなことです。

2018/03/19

Full Metal Jacket:オスカーとの思い出

■Full Metal Jacket & AgroYoga

フルメタルジャケットは、ラオスで去年登って、今年も再登した6A(5.10a)の課題です。

"Full metal Jacket 6a" was my very personal climb. I had climbed it with Tony last year and re-tried this year again with Oscar from Sweden.

去年登った時は、いったん棚に上がってから、上のヌンチャクが、どうしても、反転するので、安心できず、なんども整え直して、レッドポイントした課題でした。これは、トニーと登った課題。

Last year I had climbed with Tony, and after I got on a terrace, the draw kept turning to wrong side and I had to climb down so many times to tidy up the draw... it was the draw, that made the climb so difficult. I felt I can not fall in the draw unless I make it sure that will hold me, otherwise, I will hit the terrace.

今年は、自分の成長の確認のために、再登したい!と思っていました。6Aのどっかぶり課題だからです。フルメタルジャケットは、ずっとがぶっており、ツイストで登るパワー系課題です。

This year, I wanted to climb the same problem again to see how I grow as a climber this year. The last year I was a total beginner but I felt I had done my share of endeavor so I wanted to see how it goes. 

Full metal jacket is power route, it is overhang and you need a power and move. 

今年は一人でヨガでもしようかなーとしていたところに、偶然オスカーが通りかかり、午後の最後の一本を一緒に登りに行くことに…。

This year, I was doing yoga alone and Oscar came by, and since he was also alone, we went off for a climbing for the last one for the day. 

オスカーは7Aを登れるので、フルメタルジャケットの隣の、アグロヨガ6Bをやることになりました。6Bは私はリードできないからです。しかし、このアグロヨガが曲者…

He climbs 7a so we decided to climb 6b "AgroYoga" right next to "Full metal jacket" for him. we both kind of satisfied.

7Aを登れるオスカーも、2ピン目かけるだけで必死なのです。1ピン目はどっかぶりのルーフで、ルーフから2ピン目までが・・・マントリング課題。ひいひい言って、やっと2ピン目をかけました。後は大したことはなかったのですが…

But to my surprise, 6B "AgroYoga" was so difficult, Oscar had a struggle till he got 2nd pin(draw).  

I tried and could not make it till 2nd draw. To get to first pin, it was already hard, you have to hang on your right arm only... wow! 

Wow! This is hard!  so we both cried!  

さて、私の番ですが、トップロープでも、1ピン目が、落ちると非常に振られるのです。でも、ヌンチャクからロープを抜かないと登れないし… 

隣のクライマーが 「Do you need spotter?」と言ってスポッターに駆けつけてくれたくらい。スポットしないと、おちたら振られて、岩にぶつかる・・・のが怖くて登れない…(汗)

While I struggle, someone next to us came to spot me!  Because if I fail, I will be banged to the rock wall... so scary! 

私はだいぶ粘ったのですが、結局、登れないので、オスカーは回収に行く羽目に。しかも、7Aが登れる彼が2度目でトップロープでの回収なのに、また同じ個所で苦戦…

After all, I spend so much time, I could not make it... just get tired and tired.

なんだか下部核心な課題だなー

So Oscar had to go retrieve the draws... but even he had to struggle on top-rope. 

その後、本命のフルメタルジャケット6Aに行ったのですが、アグロヨガを頑張りすぎたせいで、すでに腕力使い果たしており、去年リードしたフルメタル…に四苦八苦。6ボルトしかないのに、休み休み行って、6テンション、みたいな登り方でした…(汗)

Then I went to my "Full metal Jacket 6a " and it was... disaster! It only has 6 bolts but I had to ask him to take me 6 times!

I was tooo tired already... 

私は数日前に6Bを、ヌンチャクがかかっている状態で、ですが、オンサイトしており、その時の思いが残っていて、6Aのフルメタル…なら、今年は去年より楽勝だろう…くらいに思っていたのです…なんの、なんの。

I had on-sighted 6b a few days before this, and I felt I might be able to climb 6b already, somehow, without so much struggle... no way! I was just arrogant and stupid to think that way! I was just so completely being realized there are a lot to go...

ステキだったのは、そのあとの出来事です。

After that, my best time came... Oscar was so gently talking about climbing... it is not just the grade, the fun of climbing is just so important and, sometimes 7A climber can struggle on 6b... it is no use of sticking to what does not make you happy...

帰りにしょんぼりしている私を、先輩のオスカーが慰めてくれるのです。クライミングには、課題の室によって、損得があること、グレードだけが能力ではないこと、グレードはただの目安であること、7A登れても、6Bで苦しむこともあるんだよ…と。無理に自分の楽しめない課題を登ることもないのだ、ということも言っていました。

完全に山岳会の先輩後輩でした(笑)。向こうが年下だけどね

It was a gift and advice from him... him who is better climber than me, who has just started....

オスカー、スイス人の超イケメン!声も素敵な方でした.

Oscar was such a good looking man, and he was such a young gentleman! 

2018/03/12

ヘンリーのこと

■ ヘンリーのこと…

ヘンリーは、ラオスで今回一番世話になった人です。コロラド出身の素敵な74歳!生き方としてブラボーなクライマーです。指は外れてしまっており、ちょっと力を入れると、並びがずれてしまう。膝は登っていると、カクカクと音がする、アンザイレンはダブルボーラインというオールドクライマーでした。

ヘンリーが登れる課題は、基本的には、寝ているか垂壁ということになるのですが、彼は3Dに行きたがるので、少々不思議でした。あるとき、長い5cのマルチに行ったのですが、ルート取りが私と全く違い、驚きました。

私が楽々で登ったところが彼には難しく、私がこわごわ登ったところが、背の高い彼には楽勝で、クライミングは、損得あるから、うまいこと、質的な損得を組み合わせることで、スピードアップになるなあ…と思いました。

どんな人とでも、長所と短所を組み合わせて、エンジョイ・クライミングができる事例というか…そんな感じです。

一つ印象的だったのは…6Aのリードです。代わりばんこに行きたいところに行くということにし、彼が選んだ6Aは、彼は登れなかったんですが、回収のため、私がロープをかけた後、かぶりで落ちて宙づりになり、ローワーダウンか?と思いきや、プルージックしていました。しかも、シット!とかファック!とか言いながら、四苦八苦。あれって、執念??? セカンドの務めを何としても果たす!ってやつなのかなぁ。

あれはどういうことだったのか、いまだに謎です…。ビッグウォールアピールでもないでしょうし・・・ 私でも登れそうなマルチに誘ったら、6bの箇所はフォローもできないから…と断ってきたので、プルージック自慢ではなさそうです。

一番目の師匠は、かつて、「夢は助さん角さんを従えて登ること」と言っていたのですが…そんなことではないだろうし…

という疑問を持っている思い出のパートナーです。

彼とのベストクライムは、ケーブマン!


2018/03/02

ラオスのまとめ

1/31 ピーチ人員不足で欠航 新幹線へ
    スクート 隣の女性 同じ宿
    大学生男子5人組 タイ
2/1 ホテル無料送迎 8:05
   ノックエア 10:05→10:50
   友好橋のバス 13:00 
   タクシーでGCHへ アグネス&マーティン ドイツ人 30.000Kip建て替えてもらう
   ※入国時に半券がなくて叱られる
   15:40 GCH着
   16:00~ パーティーメーリーへ 韓国人に会う
   ヒロさん、石川さん、Garry、に会う 石川さん&Garryとヨガ
   18:30 ビーフバーガーの夕食

2/2 朝、おかゆ
   石川さん、ヒロさんに登らせてもらう Hilton VeganShnitzel 他
   6A ×2 5C×1
   ランチ サラダチキン、コーラ
   午後、ツリーラウンジへ ララバイ その他 合計8本/日

2/3 エリコさんと会う日 オスカーと朝ヨガ
2/4 朝ヨガ エリコさんと Monturaズボンに注目を集める
2/5 Best Day 
   私の提案でCanyonへ行く 
   1.TR Tetriss 6A
         2. Super meat boy
         3. Super mario
        4. Frogger
        5. Bomberman
      オスカー、アントニオ、コニー、スー、ヴィラ、テオ
   ・NZのオリバーの英語が分かりやすくてステキ
   ・ガリー、スコットランドのアクセント強いがとっても親切 190cm
   ・スーが6Bにドローを掛けてくれたこと
   ・ヴィラ回収
   ・テオが話に来てくれた
   ・タイ、カナダのカップルが一緒にご飯を食べてくれた
   ・コニーのビレイはうーん、だが・・・
2/6 朝 DavidたちとHiltonへ 5C+を安心できないビレイで
   よくわからない新ルートを登れるだろうと思ってリードして、登れた
 6A Dancing Batterfly をオンサイト
 その後、コニーのリード練習 4から 3本
 午後は、Workshopへ
 その後オスカーとフルメタルジャケット 玉砕

2/7 Davidたちと出かけ、ヘンリーに会う コニーのために5cにロープを2本かける
    Eight Ball 
    Rope Grabler 
    その他 
   夜隣の人が耳栓を探している

2/8 スイスオールディーズへ ひたすらリードの日
   夜うるさい 隣の人が悪夢を見たようだ 
   月がきれい
   スコットに会う
   朝、ガリーと肩のストレッチ
   
2/9 レスト日
   自転車 40.000Kip 
   銀行で両替 3000円分
   インスラーでデイビッドとバッタリ
   マッサージ痛い
   チーズケーキ今年もおいしい コーヒーもおいしい
   自転車に乗るには暑い日
   フランス人の子供が多い日 (女性シャワーに男の子がいてびっくり)
   デイビッドからニンジンケーキ貰う
   夜、また隣の人がシャウト





2/10 ヒルトンへ
    マルチへ 時間が無駄になったなーな日

2/11 ターケークのインスラーに移動 メコン川の夕日を見る
    デイビッドとバッタリ会い夕食 
    朝5時には起きていたのにパスポートを渡してもらい損ね、取りに戻る
    域の売払って、トゥクトゥクに乗り、ホテルへ戻る
    チケットはたったの70THBで去年の75ドルはなんだったのだろうか?
    ホテルの若い人にバイクで送ってもらう
    クレジットカードどれもダメ
    結局、詰め替えて払う
    ノックエア 11:45 → 12:00
    14:00 ドンムアン
    Peterに会い、アマリホテルへ

2/12 深夜00:30 成田へ

2018/02/28

2度目のラオス

2度目のラオスから、帰ってきた。

去年ラオスに行ったとき、来年は1か月いたい!と思った。その思いは、ラオスだけではなく、韓国のアイスクライミングとセットになって実現した。

ラオスは、どうしても行きたい場所だったが、ビレイヤーがいなかった…。去年の感じから、単独でも行けるとは思っていたが、やはり、安心できる、いつものパートナーがいてくれると心強いため、彼がいることが優先だった。が、相方は、行かないと心を変えた。タイと日本の国際線はいいのだが、タイの国内線移動は、各自がとったほうが、手続きがシンプルだ。というのは、カード決済で金額が判明するのが遅いから。相方は、自分で飛行機を取ることができない、というか、自分で手配しなくてはならないくらいなら、行かない、ということらしかった。一緒にやろうと誘ってみたが、やりたがらなかった。

ということで、一人で行っても、手持ち無沙汰かもしれず…と、11月に予定していたラオス行きが、1月へ遅れ、現地にいる友人との都合も合わせたり、と、今年は3月や4月にずれ込むかもしれない、と考えていたところ、正月に帰省した大阪で、行く人がいるらしい…と小耳にはさみ、それでは、と、リスクを取って、急遽、予定した。

期間は、不本意だったが、去年より短い12日間で、それは、ラオスの帰りに長野でアイスクライミングをしていくように、という相方の誘いがあったからだった。1週間の予定だった。アイスも年に一回くらいはしておかないと、身に着けたスキルが落ちてしまう。なので、快諾した。泊りは相方の家ということで、ありがたかった。

このアイスクライミングは、急遽、同じ日程で韓国行きになった。韓国の人が誘ってくれたらしい。が、急だったので、手配がまごついた。私が最初、飛行機を取ったが、宿泊も同時に取るべきだった…と反省。

あまり詳細を詰めずに行ったので、4日間のうち2日間しか、クライミングに充てることができず、ほかは市内観光をして過ごすことになった。外国だから、それでも面白いから良いが…。

帰国後は、友人に会う予定があり、またモンチュラカップへの出場も考えていたこともあり、2月いっぱいクライミングに充てることに。

虫の予感というか、念のため、寒い家の中に張ろうと、持っていったテントで結局、厳冬期のテント泊縦走もすることになった。

2月というのは、アイスのクライマーにはハイシーズンなのだ。

岩を登るにしても、乾いていて登りやすい。雪も厳冬期で一番厳しい。つまり、やりがいがある。

結局、モンチュラカップは、岩根が宿泊いっぱいで、今年はトレーニング不足も目立ったので、参加しても、参加賞だけだと思っていたところ、友人が城ケ崎でのクラックに招待してくれたため、そちらに変更し、充実した。城ケ崎ではたくさんの友人に再会できてうれしかった。

大阪ー関東は、そう遠くないため、夜行バスで帰り、大阪の自宅へ。大阪の自宅に立ち寄り、正月中に済ませることができなかった、電子レンジを入れる用事を済ませた。

今回は、試しに直行直帰スタイルではなく、世界を股にかけてみた(笑)。

タイ、ラオス、東京、ソウル、長野、山梨、城ケ崎、大阪、池田、と多くの土地を訪ねることができた、面白い旅だった。

ラオスとアイスクライミングの気温差も激しかった。

今回のアイティナラリーをまとめておく。

1/31 出発 関空へフライト 深夜タイ入国 タイ泊
2/1 ラオスへ移動 フライト
2/2 ~ 2/10 グリーンクライマーズホームでクライミング
2/11 移動日 前夜移動でターケーク泊
2/12 移動日 ラオスからタイ、タイから深夜便で成田
2/13 移動日 早朝成田から長野
2/14  湯川アイスクライミング
2/15 韓国移動
2/16、17 韓国アイスクライミング
2/18 レスト日 韓国で友人と会う
2/19 レスト日 韓国アイスクライミングのショッピング
2/20 移動日 早朝 韓国成田 石和泊
2/21 レスト日 八ヶ岳前夜泊
2/22~23 八ヶ岳縦走 城ケ崎泊
2/24、25 城ケ崎クライミング 25夜行バスで大阪移動
2/26、27 レスト日 大阪の用事を済ませる
2/28 早朝便 帰着

宿泊等
Shinkansen to KIX 15000 JPY
rail way 1300JPY

Flight to Thai

Hopper’sGuestHouse  THB 426.70
Green Climber's home 18,1800 Kip
The Inthelar Hotel 30 USD
Amada Hotel short stay 1700THB

Narita to Tokyo 1200 JPY
Tokyo to Nagano 5560 JPY
Onsen 600JPY

Bus 2600 yen 
Bus 1000 yen
Korea flight 20000JPY
taxi 50000 won
Korea hotel 680000 won
Korea hostel 454000 won
Korea Bus 10000 won

Isawa Onsen 1550 JPY
Yatsugatake Sansou 2000JPY
Akadake kousen Tent 1000JPY
dinner 2000JPY

Night bus 7400 JPY
Taxi 2000JPY

train 1150 yen
Flight 7000 yen

ラオスへのフライトは往復で4万円前後だったと思うが控えをもう処分してしまった。



2017/08/14

ラオスのクライミング

ノックエア
ラオスのクライミングの記事は、実は英語でこちらにあるのですが、英語で書いたので、読者が日本人でない…のです。

日本語のラオスのクライミング記事


GCH
https://allnevery.blogspot.com/search/label/GCH

ラオスに一緒に行ってもいいよ、とおっしゃってくださる方もちらほら、いらっしゃいますので、どんな様子であるのか、ちょっとレポートしてみたいと思います。

■ ラオスってどんなとこ?

去年ラオスでのクライミングに勧誘を受けたとき、

「ラオス?どんなところか想像もつかないので、行きたいのか行きたくないのか、それすら分かりません」


と私は答えました。おおよそ、誰もが同じようなところかなと…(笑)。

■ 牧歌的

ラオスは経済的地位では最貧国に入ります。かつて中国でバンバン作っていたような工場をラオスに作ろうと世界の資本家は狙っているような国…戦後間もなく、まだ経済成長をする以前の日本みたいな、まだ人々が金品に心を奪われていない場所です(笑)

バンコクからナコンパノムへ移動
岩場の近くに、グリーンクライマーズホームという海の家クライマーバージョンのような施設があり、宿泊と食事をそこが提供してくれ、岩場は徒歩30秒の場所から、30分程度の岩場まで様々です。グリーンクライマーズホームが開拓しているのです。

岩場は、使役動物として、あるいは家畜として現役!の、牛さんやヤギさんが、草をはみにやってくるような、のんびりとした場所です。

牛がやってくるなんて、イマドキの日本では信じられませんが、牛の方もわきまえているようで、クライマーたちのそばまで来ることはありませんが、そこかしこに、でっかい牛の糞が。

ヤギさんは、もうちょっと気軽なようで、人間にだいぶ近づいてきます。携帯とにらめっこしていると寄ってきます。

携帯電波は入らない。一番近い町ターケークに行っても、コンビニの一つもなく、街で一番大きなホテルでお茶するか、提携のマッサージ屋さんでマッサージを受けるのが唯一の娯楽…というような世界です。もちろん、マクドもスタバも無ければ、TVもありません。

■ グリーンクライマーズホーム

そのような環境にコテージがいくつか…グリーンクライマーズホームです。略してGCH。

GCHはドイツ人のクライマーが開拓したクライマーの家であるので、ゲストも、ドイツ語圏の人が多数です。

ラオス人はスタッフのみ。クライマーはいません。

このようなベッドに寝ます
映画で見たベトナム兵が収容されている野戦病院を思わせる、高床式の建物に、ふにゃふにゃのベッドに蚊帳が張られています。バックパッキングに慣れている人は良いでしょうが、日本式のプライバシーを要求する旅館タイプの人にはつらいかも?ドーミトリーは、男女混合で、男性も女性も同じ部屋に寝るのです。でも、西洋社会では、ちゃんと個人間の距離がいい具合に離されていますし、暗くなってしまえば、誰が寝ていても同じです。ただ、掘立小屋というような小屋なので、音が筒抜けで、大いびきなどの害?があるのは、日本の山小屋と同じです。

食事は、中央にある、食事棟で呈され、朝・昼・晩、3食、夕食は6時から、と時間が決まっています。時間外はスナック類や飲み物を食べることができます。ビールもありますが、コーヒーは、ラオコーヒーと言われるコーヒーは、まるで麦茶でした…うーん、コーヒーは持って行くのがいいかも?

清潔なトイレとシャワーもありますが、シャワーの水の出具合は、日本みたいにはいきません。

基本的には、日本式というより、西洋式の、西洋社会です。

■ 岩場の質

岩場の質ですが、石灰岩で、クライミングジムで登り慣れた人に、最適、というような、スポーツクライミングの岩場です。

1課題40mもある長い課題もあり、お腹一杯登れます。80mのロープは貸し出しがあります。

支点が近く、とても安全に配慮されていて、一ピン目が遠くて怖い日本の岩場とは雲泥の差です。私はこの経験で、日本の岩場が特殊だと言うことを学びました。

例えば、5.8というようなグレードだと、日本の岩場では、5.12くらいを登る人が開拓しているので、その人にとってはやさしく、支点の距離がとても遠い。

しかし、ラオスでは、5.8の人にとってちょうど良い距離に配慮されています。

こんな岩場です
また、日本では不可能な、グレードピラミッド…つまり、同じグレードの課題をたくさん登って経験値をあげてから、次のグレードに移行する、というような成長論ですが、正論として、クライミング界には広まっていますが、日本でやるのはムリ!って感じだそうです。たしかに5.9を取貯めたい!と思っても、その5.9の課題の数が限られている…
とスムーズに無理なく、グレードを上げるのが難しくなります。

その点、ラオスなら、もうお腹いっぱいってくらい5.9があります。というわけで、駆け出しのクライマーにもおススメの岩場。

もちろん、前傾壁大好きの、腕っぷしに自信があるクライマーなら、なおさらおすすめ。

せっかく人工壁で日ごろ練習しているのですから、実践しない手はありません(笑)。

■ 団体に向かない

日本の岩場では、ハイシーズンになると、山岳会の団体様登山が頻繁に見受けられ、岩場を独占したりして、なんとなく、見苦しいものです…。なぜかな?と考えると、団体であることに気が大きくなって、マナー違反ということがあるのではないかなぁと。

登りたい人がいるのに、ずっと独占して譲らない、というのは良くある苦情…。

アイスでも、ルートを独占するために、ビレイエリアにまで、コーヒーカップを広げていた某登山学校がありました。ロープがコチコチに凍り付いていて、ちょっと危険で、アイス専用のロープでないことに、リスク認知の甘さを感じたりしましたが…。団体でいると、そういう細かな点にも、なんとなく、配慮が行き届かなくなるような気がします。

終了点の説明

日本人ではありませんが、韓国のメンバーが日本の山岳会の団体クライミングをほうふつとさせる様子で、クライミングに来ており、本来2名一室のコテージに、団体で宿泊、ちょっと西洋社会的には、なじまないな、と言う感じでした。2名一室でベッド一台ということは、基本的にカップルの宿泊を想定している、ということなのです。コテージってのは。

来ているクライマーたちの多くは、一人旅の若者たちでした。ヒマラヤトレッキングと組み合わせたワールドツアーの人々もチラホラ…。理由は近いから。

夕飯時に皆が集まる食堂では、次に行くべき岩場の情報交換が始まるのです。



そんな環境ですので、パートナーと言うものはすぐに見つかります。

■初心者講習もあります

この岩場は、初心者講習もあり、日本でクライミングをしたことがなく、単純にラオスに旅して、現地ツアーで見つけた、というような全くの初心者でも登攀が可能です。

なにしろ、登攀に必要なギアは、すべて貸し出しがあります。ビレイの講習を受けることもでき、リード講習もあります。

トポは、GCHで販売されており、わざわざ日本から取り寄せるほどのものではありません。



お食事は美味しいです!
■ トニー&リディア

とまぁ、このような環境だったので、私は、2週間の後半は、トニーとリディアと登りました。

トニーと登ったのは本当に良き経験でした。彼は、私を励まし、元気づけ、私自身が登れないと思っていた、どっかぶりの課題を登らせてしまいました。私に必要だったのは、”励まし”だったのです。

日本の岩場では、なぜか誰も励ましてくれませんよね…(笑)。

トニーより高いグレードが登れたのは、スイスから来たリディア、女の子です。普段はジムで登っているそうで、彼女も一人旅でした。彼女が3人の中では一番登れたので、いつもトップバッターでした。彼女はヨガのインストラクターの資格を取ったばかりで、話が合いました。

シンガポールから来たチェンは、5.13を登れるクライマーで非常に安定していたので、みんなから引っ張りだこで、あそこを登ってくれ、ここを登ってくれ、と、みなから頼まれて大変そうでした(笑)。

もし、あなたがチェンのように登れるクライマーなら、パートナーに心配は一切ありません。みなが登りたがる人気者だからです。

私にも登ってくれます。大体、しばらく一緒にいると、岩場のほとんどの人が知り合いで、誰かがリードした後のロープに、私も登りたいと言えば、トップロープで登らせてくれます。もちろん、自分のロープもどこかよその課題に垂らしておいて、登りたい人はどうぞ、と言う訳です。

そう言う訳なので、クイックドローはちゃんと印をつけておかないと、回収で混乱することがあります。支点の間がえらく近いので、たくさんのドローが必要です。

■ シーズン

雨季以外がシーズンですが、お正月、年末年始は混みそうです。1月は日本のクライマーが多いような?

■ 費用

経済格差が大きいため、10日、3食で宿泊費用をまとめて、235ドルでした。あとは前後の交通費とお土産代がくらいが必要です。

全体的に15日間で9万円でおつりがくるくらいでした。ラオスは15日までなら、ビザ不要です。ターケークは国境の町で、一度タイ側に出国してしまえば、日本でビザを取る必要はないそうです。アライバルビザと言うのを取ってしまえば、もっと簡単みたいですね。

■ 持ち物

携帯電話は入りません。ラオスのSIMカードがGCHで販売されています。

あとは、虫除けのスプレーも、クライマー皆がおんなじのを持っていて受けます。

ロープは、70か少なくとも60が必要。日本から持って行く方が良いです。

後はぬんちゃくが1パーティにつき20本ほど必要です。カム類はクラックではないので不要。
食堂の様子

向うのお釈迦様

町です カフェでネットサーフィン

向うのお地蔵様?
岩場は標高はあまりない、岩が地面からニョキと生えています
こんな岩を登るんですが


マンゴーライス
ケーブマン、トニー

食事棟の建物
フランス人のマシューとシンガポール人のチェン

美味しくないコーヒー にトホホ

わきあいあいと登る
これは私です・・・
おみやげ スナック類
日本に帰ったら、いきなりコレ・・・ 環境、違い過ぎ!!

費用概算
http://allnevery.blogspot.jp/2016/11/blog-post_24.html


2016/12/17

クライマーの家 貧しくても豊かな暮らし

■ 元気な人たちが集まるところ

昨日は、山梨ワイン学講座に出てきた。

山梨はエピキュリアンな地方都市である。食に対する情熱とこだわりがハンパではない。

この講座は、山梨の叡智が集まる講座・・・といえば、大げさだが、知恵と知識が集まって、何かビッグなこと、革新的なことが生まれる可能性がある・・・ゆりかごのような場所だ。

インキュベーション・・・ゆりかごは何でもよく、たまたまワイン学ということになっているかもしれない。

もちろん、ワインを学ぶのは楽しい。

私も大阪では、普通のOLだったので、エノテカでワイン、パン、チーズを買うような、ちょっと生意気な生活をしていたし、大阪中央区は、パン屋激戦区で、ブーランジェリータケウチやコムシノワが競合店として、ひしめく中にいた。

ので、山梨に来てパンもワインもコーヒーもレベルダウンしてガッカリ。

したのだが、単純に庶民に手が届かないだけで、生産者のレベルは、突き抜けているのだった・・・。

それを知って、かなりビックリ仰天。

今回も、清里ミルクプラントのチーズが、醸造家と言っていいのだろうか?約1名の技術者に味わいが任されていることが分かってビックリ。しかも、美味しい。

■ 貧しくても豊かなアメリカの暮らし

私はアメリカに若いころ2年いたことがある。 お金は使わなかった。というのは、食住と労働を交換にしたのだ。

必要なものはレインボーストアというスリフトショップ(ボロ市)に出かけて、ボランティアをすると、1時間で5ドル相当の商品引換券をくれたので、それでコップだのナベだの、必要なものはゲットした。

時給5ドルというわけだが、当時のアメリカの最低時給は10ドル程度。だから、見方によっては搾取されている。

が、値付けもボランティア自身が行うわけで、欲しいものに自分で値を付けていたのだから・・・(笑)、このナベ12ドルと思っても、5ドルの値札でいいって話なのだった。

食住と労働の交換・・・も、時給に換算すると、2.5ドルとかになってしまう。これでは搾取だ。

しかし、実質は、家族の一員として、役割を果たしつつ暮らすので、お小遣いがもらえる下宿さんや書生さんってところ。

いわゆる市場経済には載らない。

■ 消費か収入か

しかし、私は、このやり方で、在学中に2年休学し、その2年を過ごして帰って来たら、TOEICは925点だった。初回でだ。

目的の語学力は、こうして無料で得られた。

これだけの語学力を得るために、一般的には、何百万円ものお金を掛ける。1年300万円と言われている。

同じ学力を得るのに、

 ・多額の費用をかけることもできる (=消費)

 ・ほぼ無料に近い出費でやることもできる (=価値の交換


帰国した時は、日本での生活を再スタートさせるのに5万円しかなかった。

が、これはアメリカで稼いだ収入なので、5万円の最終利益、とも言える(笑)。

物事は見方次第なのだ。

■ お金がないことが不幸なのではなく、生活の基本ニーズが満たされないことが問題

結局のところ、お金の有無が幸・不幸を左右するのではないらしい。

むしろ、お金を介在せずに、基本ニーズ(衣食住)を満たせるとしたら、それ以上楽なことはない。

例えば、お金を払って電気ガスを使うならば、必要なコストを賄うだけのお金を稼ぐ手段がないと、寒さに震えなくてはならない。

が、身近に薪が拾えるなら、例え自分の労働を使ったとしても・・・寒さという基本ニーズは満たされる。

現代では、何をするにもお金がかかる仕組みを巧妙に作り上げられてしまっているが、得をするのは、税金をもらう側だけである。

貨幣経済の話では、貨幣を媒介すると、何が問題って、税金がかかるのだから(笑)。

■ クライマーの家

さて、前置きが長くなってしまったが、私が作り上げたいクライマーの家は、

 クライミングをライフスタイルとしている人たちが生活コストを安く上げるために集まる家

的なものである。

アメリカには、日本のようなワンルームマンションは存在しない。だから、みなシェアして住んでいる。20代も、40代も、60代も、80代もだ。私が住んでいた家の最古老は85歳のジムだった。
ジムのおかげで、若い方は日中家にいなくても、荷物が受け取れるのだし、ジムはジムで独居老人にならずに済む。

日本では、もっとも安いワンルームマンションだって、3万円はかかるだろう。山梨の最低賃金は759円。 160時間働いても、12万円にしかならない。

一方、3万円しか出せなくても、3人集まれば、9万円。3万円では16平米のワンルームにしか住めなくても、9万円の家は豪邸である。

同じことで、一人12万円しか収入がなくても、3人家族で36万円の収入なら普通に暮らせる。

■ コストの折半

こうしたことは、クライマーの世界では、実際、普通に行われていて、城ケ崎に行くのに、一人で行けば4000円かかる。4人で行けば、一人1000円で済む。

量的メリットが出るのだ。ビジネスでは当然の話。

したがって、同じアクティビティを志向する者同士は、集まれば、集まるほど、コスト的には、量的メリットを受け取ることができる。

■ 空家対策

山梨県に限らず、日本の不動産市場は今後、空室が増えて行くだろう。

人口が激減しているのだから、必要となる家が少なくなるのは当然の流れだ。

人口の減少は今後のトレンドであり、大勢で見たとき、日本の不動産価格が高くなるということは、今後考えにくい。

これは、マイナスではない。

兎小屋と揶揄された狭い家が、今後は、2戸いちで売られたりして、どんどん広くなるのである。

空で放置していたら生み出す価値はゼロ。

たとえ、無料であっても、誰かが使えば、それは何らかの価値を創造している。

大事なことは、

 価値の創造

であって、

 現金収入の創造

ではない。もちろん、生きて行くのに現金収入は必要だ。だからといって、必要以上に大きな現金収入がある必要もない。

 足るを知る、

というのは、ヨガの教えである。いつから、必要以上の収入を得ることが、人生の至上目的になったのだろうか?

健康で、美味しく食べれて、頭の上に屋根があり、温かい布団で寝れたら、人間は、あとのことは万事OKなのだ。

幸福は貨幣の多寡によらない。

それは山やだったら誰でも知っていることだ。


2016/12/16

あったらいいな♪ クライマーの家

■ こんなのあったらいいな! クライマーの家

グリーンクライマーズホーム(GCH)へ出かけた。行く前から、GCHそのものに興味があった。同時にクライミングも、楽しく、楽しかったおかげで、上達して帰ってきた。

GCHは、クライミングに専念できるライフスタイルが可能となる施設。たとえば、日本では、

 ・湯治宿 = 湯治に専念できる生活が可能

で、すでに実績があるビジネスモデルだ。1)宿泊、2)食事に加え、

 3)アクティビティ 

この場合は、湯治・・・がついている。

最近では、

 ・ヨガのリトリート = 合宿型のヨガ集中トレーニング、宿泊食事はついてくる
 ・トレランの大会  = 同じく宿泊型、食事、滞在先は、トレラン出場のついで

などがある。海外では

 ・アートレジデント =芸術家のために、宿泊住まいを提供し、芸術家は制作に専念できる

も有名だ。

要するに、一般的な観光が魅力を失い、人を呼び集めるのに

 個性ある(人気ある)アクティビティを必要としている

のだ。

■ クライミング王国 山梨

日本でクライミングを中心とした生活をしようと思ったら、山梨がベストチョイスである。

・長野と比べ、雪に閉ざされることがなく、オールシーズン登れる。
・東京と比べ、生活コスト(土地、交通費)が安い。
・伊豆だと、冬のゲレンデ八ヶ岳が遠い
・山梨は、長野と比べて、雪が積もらず、生活コストが安い
・山梨なら、アイスクライミングと岩が両立できる(世界でもまれ)

・山梨は晴天率が全国No2
・長野と比較し、土地や施設が非常に安い (150万円で老朽化した戸建てが買える)

・クライミングジムが多数ある (人口80万人しかいないのに、5件もある)
・東京に近接している
・世界的に有名な富士山がある


とまぁ、デメリットは、ほとんどない。群馬や谷川へは遠いが、穂高方面へ出かけても、2時間半でさわんどについてしまう。

■ 考えられるデメリット

・生活に車が必ず必要
・訪問者にとって電車でアクセスできず、不便
・地元の不理解

■ 背景

・全国でクライミングジム総数、うなぎのぼり
・日本ではインバウンド(外国人観光客)増加中
・山梨はクライミング王国
・一例として、クライミング界のノーベル賞(ピオレドール賞)を受賞したような、つよつよクライマーが5人も住んでいる土地柄である(北杜市)
・有名クライマーもワールドツアーで来ている 例:昇仙峡、太刀岡山、瑞牆、甲斐駒
・わざわざクライミングのために引っ越してくる人も多い

・ラオスに出かけたら、グリーンクライマーズホームでは、世界中のクライマー(ヨーロッパ、アメリカ、シンガポール、台湾、韓国)が集まっていた 
・ラオス人はクライミングしないが、集まってくる人は世界中から。


⇒世界中からクライマーが集まる長期滞在型ゲストハウス&シェアハウス(クライミング中心の生活をするための家)はどうだろうか?

■ 期待できる成果

・国際交流 
・インバウンド観光収入(欧州系 北米系、台湾、シンガポール、韓国)
・山梨が日本のクライミングの首都化
・若者の貧困対策(シェアハウス)
・クライマーへの恩恵 クライミングに集中できる環境(岩場へのアクセス)
・ここへ来れば、常にパートナーが存在する
・世界中のクライマーが集まる=世界の岩場情報の情報交換
・情報発信基地とできる可能性がある

■ 空室対策 (悪天候でクライミングできない日の対策)

・複合施設化(簡易カフェ、英会話教室、ヨガ教室、ジム併設、マッサージ併設)

■ 資金調達

・クラウドファンディング

■ スモールスタート

・少人数のクライマーが集まりシェアハウス →生活コスト削減
・宿泊施設のアウトソーシング(ゲストハウス)?
・食事提供のアウトソーシング(近所の飲食店やコンビニ)?
・アクティビティ(クライミング)だけを提供する?
・登山ツアー提供?
・ハイキングツアー提供?

■ 参考: グリーンクライマーズホーム(GCH)の施設概要

・宿泊: ドーミトリー大部屋 簡易ベッド 男女混合 約600円/泊
・もしくはバンガロー(カップル向け)
・食事棟: 一食約400円 朝、昼、夜、バー併設
・シャワー・トイレ: 共同
・立地: 市街地から12km 
・岩場までのアクセス: ゼロ分
・滞在費: 10日間の滞在で、235ドル 旅費含まず
・旅費込みで約10万円 (これくらいが先進国の人でも出せる限界では?)
・GCHでも、洞窟ツアーなどがあったが、利用者は余りいなかった。あくまでクライミングをするための施設であり、食事や設備の豪勢さなどは謳っていない。

そもそも、湯治客やスキー客、ヨガ学習者、芸術家にとって、食住は、あくまでもその活動をするためのコストであり、食住に必要以上の豪華さを求めるのは異なる方向性であると思われる。

■ アウトソーシングの可能性

ちなみに、甲府市内のゲストハウスでは、宿泊客がいても、アクティビティ(甲府でやること)が不足しているという現状があります。

魅力がまず先にあり、その後に出来たニーズを満たすと言うのが、王道ではないかと思うので、そもそも魅力がないところに、施設を準備しても仕方がない。

山梨がクライミング王国である、ということが、成否を決める要素であると思われる。

2016/12/07

ラオスのクライミングのこと

■ ラオスってどんなとこ?


雑誌社に記事を寄稿しようとしていて、ブログにその記事掲載できず・・・というので、英語の記事ばかりになってしまい、スイマセン。

ラオスのクライミングのこと。


英語記事

そもそも、ラオスってどんなところ?という素朴な疑問・・・私も持っていました。

一応、7年ほど前に、仕事で、ラオス経済セミナーというセミナーに出て、安い労働力を追い求める企業に、次なるターゲット、経済発展してきたタイや中国、インドの代替え地として、目されていることは知っていました。

世界の最貧国・・・でも、ラオスはとっても、素朴で、日本も戦前はこうだったのかな~という、のんびりとして、穏やかな時間が流れていました。

のら牛さん、のらヤギさんが、舗装路を町でも歩いています。

こんな国に工場は似合わない・・・あくせく、ガツガツと働くなんて、似合わない・・・そんな感じです。

まぁ、タイもアクセク、ギラギラしているのは、都市部のみで、以前の仕事では、通訳と車を一台借り切って、工業地帯を主に企業めぐりをしましたから、郊外で、のどかに牛が草を食む光景は、タイもベトナムも、ラオスも、それはそれは、似ていました。

でも、ラオスの街にも、空港にも、バーガーキングも、マクドナルドもなく・・・いわゆるチェーン店は皆無。

そこがラオスを気に入った点です。山梨では、チェーン店がありがたがられますが、大阪人や東京人は、チェーン店なんて、よほど困った時だけしか使いません。

私は都会から来たので、チェーン店のないラオスが気に入りました。

とはいえ、仕事では、お腹をこわすわけにはいかないので、素性の分かったものを出してくれるマクドにお世話になったこともありますケド。

■ クライミング

ラオスのクライミングは、 

 石灰岩
 前傾壁
 スポートルート(ボルト間隔が近い)
 長い
 
です。 石灰岩特有の特徴は、Tufa です。Tufa、トゥファと発音しますが、これは鍾乳洞でよく見る突起です。大小さまざまにあり、上から突き出ていて、ノブとして使えたり、大きなものだと、寄りかかってレストに使えたりします。

そして、前傾壁・・・ しかも、ガバ!

基本的にグレードは、傾斜とホールドの大きさで決まるようで、人工壁と同じ決まり方です。ただし、人工壁はホールド一目瞭然ですが、自然壁なのでホールドは探さないといけません。

スポートの岩場なので、30mでぬんちゃく15個とか書いてあります。つまり2m置きにぬんちゃく?

ボルト間隔が近いので、リードも怖くありません。ランナウト、なんのこと?な感じです。

一方、ぬんちゃくを20本もぶら下げて登ることなど、日本ではめったにないですが・・・ぬんちゃくの重さがシビアになる総数です。

軽いぬんちゃくが欲しくなりました。

そして、長い!37mなんて課題がありますから、80mロープが必要になります。80mロープなんて、日本では必要なく、せいぜい60mですから、60mを持って行き、自分が80mが必要な課題を登りたくなったとき、スポットでレンタルするのが良いと思います。

■ ギア

ギアは、ハーネスから、ロープ、シューズ、チョークさえも揃っており、身一つでOKです。

が、誰でも使い慣れた道具がいいものなので、まぁ、普通の岩装備を一式持って行きましょう。

ロープはマイロープが60mでもOKです。 長い課題ばかりがあるわけではないですから。

■ パートナー

ラオスでは、クライミングは盛んなわけではなく、単純にここにドイツ人の開拓者が目を付けてくれたから、前傾壁が登れる、というのが、実際のところ。

開拓の余地は、膨大ですが・・・ラオス人がクライミングするかというと、しないだろうなぁ。

なので、このクライマーの家に泊まり込んでいるクライマーは、みな外国人

外国人クライマー同士、皆、パートナーを求める者同士なので、パートナーはすぐ見つかります。

一度、エリアに行って、同室のジュマ、ニュージーランド人が、3人で岩場にいたのです。
「ここで登るの~?」と声を掛けられ、「そうよ~」と返事をしたら、こちらも3人だったので、「6人で3本のロープが使えて都合がいいわ~」と言われたのに、私の相方が無視して、先へ行ってしまい・・・ジュマが悲しそうな眼をしたことが・・・。

話を聞いていない相方さんなのでした・・・、コミュニケーション力は、必要です。

せっかく、3本垂らして効率よく登れるし、ジュマより、相方の方が登れるので、みなハッピーなところだったのに・・・。

クライミングの世界では、どうも、一番登れる人は、多少、愛他精神を求められるようです。

■ 人気者

そう言う意味で、人気者だったのが、シンガポールからきたチェン。 初対面で目が会い、にっこりとし合って、自己紹介に入りました。

東洋人の女性は少ないので、向こうも、あ!アジアの人だ!みたいな感じ。

シンガポール人は、アジア人の中の西洋人で、中身は西洋人のまんまです。

チェンは、頑張れば 8A(5.13)まで登れるそうで、ベテラン。お願いすれば、どんな課題でも登ってくれる。

誰もがチェンと組みたがるので、パートナーに事欠くことはないのでした。

私も、ビギナーズルーフはチェンにぬんちゃくを垂らしてもらって、イヴォン(フランスセユーズ出身の初心者君)と登りました。

私はビレイヤーとしては安心人材と目されていたので、初心者を任されることが、ままありました。

自分が登るときは、「パトリック、ビレイをお願いできないかしら」と言って、もっと信頼できそうな人にお願いしました。

パトリックはアラスカの人で、口数の少ない、おとなしい感じの人でしたが、一目で慣れていると分かったので。

指名があるとうれしいし、ホントにクライミングも5.11くらいまで登って上手で、パトリックやジュマとは、アルパインアイスの話でも盛り上がりました。アルパイン系の人は少数派。

仲良しが自然にできて、トニーとリアとは、登れるグレードが似ていたので、一緒に登りました。

■ 国際社会

国際社会と言っても、かなりヨーロッパに偏った国際社会でした。フランス、ドイツ、オーストリア。

私は仕事で、日本からソフトの開発で、エンジニアを20名ほど連れて行き、また現地で雇用した、初級のエンジニア20名ほどの総勢40名ほどのエンジニアを束ねて、仕事を割り振ると言う仕事をしたことがあるのですが、現地エンジニアは、インド人が多く、非常に優秀な印象でした。

日本から連れて行った人たちは、高卒くらいの人が多かったせいもあるのですが、いちいち指示がないと何を求められているか、ワカラナイ。

それと近しい感じを感じたのが、今回。ヨーロッパの人たちの中でも、クライミングをしたり、世界の放浪の旅、バックパッキングの旅に出かけるような人たちは、大学生、つまり、学歴の高い人が多いのかもしれません。クライマーは、みな、聡明な人が多そうでした。

なので、そう言う意味でも、色々と文化論、花盛り。ネパールに行ってきてから、ラオスに来ていた人や、台湾や韓国の岩場情報に詳しい人もいた。

各国のジム情報、たとえば、シンガポールに行くなら、オンサイトと言うジムが良いそうです・・・などなど・・・ お国の情報を教えてくれるので、とっても参考になった。

次の目的地は、こうしたところで情報収集して決めれば、また行った先で、別の出会いがあって、楽しく延々と世界を回りまわることができるでしょう。

実は、かくいうワタクシも、ラオスに行く、2日前に行った、湯河原幕岩で、外国人の男女に出会い、「実はラオスに行くのよ」と言ったら、なんと、その二人はグリーンクライマーズホームに行ったことがあり、「湯河原幕岩より簡単だよ」なんて教えてくれたのでした。

クライマーの世間は狭いです。

■ もっていくといいもの

 行動食スナック類  現地で買っも大して安くはない 買い物に行く交通費が1000円
 蚊取り線香ケース  現地で売っていない

逆に要らないもの・・・

 虫除け   現地の物の方が強力
 SIMカード 現地で売っている

あったらいいのは、ハンモック。のんびりできます。

■ 食事&宿泊

食事と宿泊費は別々です。 宿泊費は日本円で600円程度。60000Kipです。

食事も一食当たり、300円程度。大体一日予算が2000円程度でしょうか?10日いて235ドル支払いました。

その他、町に遊びに行く費用や、マッサージの費用、お土産代、空港間の交通費、空港での飲食費、などなどかかります。

格安航空券のスクートで出かけたので、飛行機代は35000円くらい。飛行機の乗り継ぎもスムーズで、東京に出張に行くより、楽チンなくらいでした。

まるまるで、9万円でおつりがきたくらいな出費でした。もちろん、お土産などは買っていないし、余計な贅沢は一切していませんが、きりつめもしていません。

なので、快適に楽しくクライミングして、10日で10万円というのがざくっとした印象

気候は温かく温暖で、一日雨が降りましたが、すぐに乾き、食べ物もおいしく、仲間もみな楽しい人たち。

グリーンクライマーズホームのホームページに書いていあることを信頼して、まず、間違いはありません。

必要なことはすべて記載されています。

大体、日本人は心配性で行く前にアレコレ詮索してしまうと思いますが、そうすると、旅の喜びの一部である、発見する喜びを失ってしまうので、あまり詳細な情報は、楽しみを削ぎます。

ホントに・・・。

どんなところかな~と楽しみにして行ってくる、というのがいい場所でした。

岩場としては初心者から5.13クライマーまでそろっています。年配の方には向かない岩場と思われます。

2016/12/06

The rest day in green climbers home

So, I talked about how to spend a climbing day in Green Climbers Home.

What would you do in a rest day?

■ Wifi is important!!!

The corner french cafe and the massage parlor
On a rest day, people often go to Inthira Hotel.  Since there is free wifi.

In the GCH, the radio for the mobile phone is only available in the nerd corner and camp2.

This is where to book Inthira Thakhek







So climbers want to send an email to the family and friends back home... some climbers are traveling around the world, like a world tour, so they had to contact to the family back home time to time when they can.

The wifi is very handy since you don't really need any SIM card if you have a wifi network.

SIM card is available in GCH and in the downtown.

In GCH, you pay a bit more but that is so insignificant, when SIM card itself is so cheap. You have to buy some data card to pay for the data download too.

Even with the SIM card, I can not send my emails as quickly as I do in Japan, and blog updates was soooooo slow so I prefered to do my email exchange all at once in the free wifi places.

In this entire trip, I was very comfortable to get a wifi, in any place. Narita airport had wifi, Dong Muang had wifi too. Even the River Hotel had wifi.

(Japan is so backwards considering the use of wifi. I know Starbucks let us use wifi.)

So on your rest day, No1 priority is A FREE WIFI!!

■ Free wifi in Thakhek

Free wifi is available at

 Inthira Hotel
 A corner French Lao Cafe
 The other Cafe on the other side of the street

We spend like 3 hours or so while having a lunch or have some tea time...

Everyone becomes so quiet since all of us are tapping our mobile tools and sending out our messages to the lines, to the facebook, to the blog, or just an emails... SNS is so widespread and we all use it.

■ Before & After

Before and After of those time, we visited

 Market
live crab
 Bank
 ATM
 Massage
 Mekong River

Everything is on the main street so the map is quit easy!

■ Market

I think I had more strong impression if I were a first time in Asian country... but I was already in Vietnam and Thai land on my business trip so the market was somewhat familiar to me... I get more excited when I visited a Victorian Market in Melbourne.

In the market, you can get anything you need, so it is worth visiting. There is a lot of fresh fruits and meat and fishes still alive, colorful eggs like blue and pink...  deep fried sweets, and things you need in life, soap, toothpastes, shoes...things like that.

I wanted to buy a Lao's traditional skirts woven by women but I could not find the one that seemed authentic... it looked like all machine made.

I think the fashion is so different from what we need in our home country, so I had nothing to buy, and that was same to Lea, a young girl from Austria, a developed country.

I brought Vietnamese traditional cloth once, when I traveled to Vietnam on business, but never wore the cloth again... it was sown for me but if I wear that in Japan, that will be so strange.

Anyway, the market is pretty interesting place to see.

By the market, there is a bank and you can exchange the money there.

I had bought some fruits in the market. Lea bought a toothpaste.  It is not that we don't have money to buy, it is more like there is nothing we wanted to buy.

■ Cooling drinks

Along the main street, we'd walk up to the Mekong River and we are soon so thirsty! It is so humid and hot under the sun and we tried to walk under the shade but that so scarce when the Sun is so high.

You don't want to walk in the mid day!
this is what I got snack for climbing

We found the drink booth so we got some smoothing drink like Maccha Latte or Water melon cooler..

■ Money

By the booth, we found ATM and Tony tried to get some money out and it took him a while to figure out how to use the machine.

It seems a large amount of money but Lao Kip has too many digits, so we all get confused.

In the downtown, you can use Thai bahts and Laos Kip, and USD.

The most important thing is

DO NOT HAVE TOO MUCH LAO KIP

since you can not exchange Lao kip to Thai bahts once you are out of the country.

■ Massage

The last activities is massage. There is a massage parlor in close by the Inthlar hotel and it is the same owner as the one in GCH.  You would pay extra but that is not as big as you pay to TukTuk to go to the town.

I do not like Thai Massage since it hurts... my leg had black finger print from the massage which was too strong.

I did not enjoy massage so much but I enjoyed foot massage.

The massage usually takes about 1 hour or so.

■ Transportation

So it is about the time to go back. You can pick up TukTuk around the Inthlar hotel anytime.

But if you have people to share the ride, that will be nicer since you can split the cost.

The one ride to downtown to GCH is about 100,000 Kip (400 THB, about 1000yen, 10USD) so what is most expensive is the ride.

Go back before it gets too dark, since the ride is 1.5 times more when dark.

When you get back GCH, it will be already almost a dinner time.