2023/11/05
2023/06/21
【トップクライマー】現代トップクライマーのサチさんが、C級リボルト職人合格
FBでこんな話題が回ってきました。
トップクライマーの安間サチさんからです。ーーーーーーーーーーーーーーーー
FA(日本フリークライミング協会)のリボルト職人認定講習会に参加してきました。僕はリボルトや開拓を以前から経験してきて、その作業が複雑で難しいことを常々感じていました。岩質や形状、施工するボルトや溶剤、道具、ルートの内容等を理解し、的確な作業を行う必要があるからです。更には地権者の許可、地元自治会の理解、ローカルクライマーの理解等も必要になります。
多くの開拓者同様に、僕は直接伝授的にボルト施工やリボルトを学んできました。しかし人の命に関わることですから、リボルトを専門に請け負うJFAより一から学んでみようと思いました。今回の素敵な機会を与えてくれ、基礎知識を叩き込んでくれた @mameo_512 、そして現場でサポートしてくださったJFAの方々やリボルト職人の皆様、ありがとうございました。
リボルトにおいて知識は最低条件として身につけ、そこからの経験が重要だと思います。継続的にお手伝いさせていただきながら、学んでいこうと思います。
リボルト職人C級合格しました
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2021/11/13
朗報・どんどん更新が進んでいる40年前のカットアンカー
■ 北海道ではクラファンでリボルト資金調達
■ 九州では個人口座
■ 劣化ボルトの様子
以下のものは北海道のものですが…九州も大して変わらないレベル感…。カットアンカーです…。
こんなものを うかつに信頼して、バンバン落ちながら登っていたとは…(汗)
本当に無知とは恐ろしいものです…。
2021/06/04
グージョン化歓迎
■ 我慢、がその理由でした…
”そのボルトは現代的基準では、強度不足ですよ~”、
”そのビレイの立ち位置は、間違っていますよ~”、
その程度の指摘が、なぜ、「ありがとう~」と受け入れらないのか?
なかなか理解ができなかったですが…。
全否定されていると受け取っているらしいですね…。仏教用語で、我慢、というそうです。
つまり、自分の過ちを認められない、ということ。
ある人たちが、黒い点をめぐって議論になったそうです。豆なのか?虫なのか?
ジーとみていると、その黒い物体は動き始めたそうです。
それを見て、あ、虫だね~と決着せず、”動く黒豆だ!”と主張するのが我慢。
その物体が、飛び始めても、”飛ぶ黒豆だ!”と主張するのが我慢。
冗談みたいですが、ホントにそうならないようにしたいですよね!
■ TR課題のボルダー
ところで、昨日アップした北海道のボルダー画像、いきなり177ビューで、通常の10倍の視聴率ですが(笑)。
ボルダラーの皆さんも本音はトップロープで登りたかったってことなんですかね???
いや違う!と主張したら、それは 我慢、なのかも?
ボルダーにせよ、壁にせよ、ロープを出すか出さないかは、
(落ちたらどうなるか?)と(個人のスキル)によります。
ハイボルダーで命知らず自慢ができるのは、幼児のころからクライミングを始めて、クライミングが歩くこと並みに習熟している人の場合です。
一般の人だって、歩き始めは何度も転んで歩けないですが、大人になって、えっと、右出して‥左足出して…とやっている人はおらず、高度に自動化されているでしょう… それと同じことで、クライミングも考えないでも登れるくらいに自動化が完成されている、超・エリートの方たちは、ハイボルでノーロープやっていいと思いますが…。
なぜなら
(このレベルの登攀では落ちない)が、そういう人は自動判定できるからです。
一方、30代とか40代になってクライミングをスタートしたような人が、そういう人たちと、同じ基準で登る必要はありません。というか、それやったら、ただのアホです。
昨日は、ボルダラーで最強の小山田さんの開拓画像が回ってきましたが…試登はロープついていましたよ。
2021/04/30
リボルトの報われなさとグリーフケア
■ 開拓vsリボルトの比較
開拓 vs リボルト
自分が登るため ⇔ 他人が登るため
プライベート ⇔ パブリック
白いキャンバス ⇔ すでに描かれたキャンバス
自由度あり ⇔ 自由度無し
名誉 ⇔ 名誉なし
命名権あり ⇔ 命名権無し
ボルト代100円時代 ⇔ ボルト代1000円時代
ということです。
先日、著名なボルダー開拓者から、「開拓者はつくづく損だ、誰かがやってくれるとみんな考えている!」という苦情が上がっていました。
ボルトを打たない、ボルダラーの開拓者からすら、そうなのです。
であれば、一番くたびれ損なのは、リボルトしてくれる人だと思います。
私が考える、もっともあるべき道は、自分が開拓して、その開拓したルートのボルトが、経年劣化したために、責任を取って、自分でリボルトする、ということです。
■ グリーフケア
クライマー向けグリーフケア
としてリボルト職人があるというのは、可能性があるかもしれません。
私は弟を24歳の若さで亡くしていますが…、クライミング活動は、なんとなく、弟に付き合っている感覚でした。ある意味、弟の死に対するグリーフケア。
アルパインでは、新井さん、講習生仲間、など、初期に亡くしています。リードで人を落としてしまった人にも会ったし、自分が落とされて頭を縫ったし、ソロで登っている墜落を見たり、九州では一発目のクライミングでグランドフォールを見たし…、もちろん、吉田さんの死もありました… というので、
クライミングのリスク喚起=死者への弔い
です。リボルト職人と言うのは報いがない仕事ではありますが、グリーフケアとして、無心でボルトを交換する、というのは、ありうるかもしれないなぁと思いました。