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2019/03/30

岸良の岩場で肉離れ

■ 山行目的を明確に

楽しみにしていた岸良の岩場。

…しかし、行く前になんとなく、”大丈夫かなぁ”という虫の予感が少しありました。ただ、虫の予感…不安が、漠然としすぎていて、山行をキャンセルするほどの問題とは思わなかったんですよね。

以前の師匠の鈴木さんに、”山行目的を明確にするように” とだいぶ言われたのですが、それがぼやけていた。今回は、私が甘かったです。

パートナーの山行目的と私の山行目的がずれていた違った、と思います。互いに、期待やもくろみが違うと、ちぐはぐになってしまいますよね。一致しなくなり、それぞれが自分のエゴ(山行目的)を通そうとしだすと、分解します。互いをつなぐ横糸がないからです。

それで行く前に一回、不安になり、大丈夫ですかね?とメールしたことがあったんですが…不安の中身を私自身が良くつかめていなかった。

おそらく、

相方
・メインは鬼岳
・宴会で旧友に会う
・クライミングはついで


・易しいクラックの登り貯めが主たる目的 ぶっちゃけクラックだけで充分
・鬼岳はついで

でした。

■ 悪天候と沈殿

しかも天候が悪い予報が出ており、4日間中、天気が確実なのが初日だけ。その上、初日に怪我をしてしまいました。悪天候の予報だと当初の目的を達することができないため、その場合の対策をきちんと考えた計画をすべきでした。反省です。

なにか不測のことが起きた場合、というのは、その対応のいかんで、信頼関係が向上したり、悪化したりします。

不測の事態というのは、試金石でもあるのです。

■ いいクラックでした!岸良の岩場

今回は、岸良の岩場でナインアンダーのクラック登り貯めが、私のメインの目的でした。私の目的の一つは、何とか達成しました。ただ3本しか登っていないですが。

岸良の岩場は良きクラックの岩場でしたが、なにしろ一本も登る前に、アプローチで肉離れになってしまったのです…。


それでも、なんとかクラックを触りたい!という目的は、根性で達成! 

5.7をアップでオンサイトした後、5.9のクラックを登りましたが、これはとても良いクライミングでした!

5.7の易しいクラック 2番が一杯いります
自分にあっている課題を登ると楽しい~ってことを再確認。

まだどんなムーブでも来い!って段階にないから、登れるものを登って、”登れる実感”を貯めないといけないんですね。

私のクラック登攀は5.9オンサイト登りだめが課題です。

リードで5.10bに取り付くのは、ギリギリすぎて楽しくないってことみたいです。

その後、足が腫れて悪化し、何も登れなくなり、歩くのすら、つらくなったので、岩場の偵察もできず…。

■ 甘いリスク管理

本来この時点で、アイシングを考えるべきでしたが、リスク管理が甘く、アイシング用品も、保険証も持って行っていませんでした。これは反省です。

岩場では常に怪我のリスクがあるからです。

しかも海だったり、近くに沢が流れ込んでいたので、海に足を浸していればよかったなぁと今振り返ると思います。

なんというか、自分の体のニーズを後回しにする心理的な癖、それを当然受け入れてしまう、という習慣、あまりよくない日本的習慣?があるかもしれません。

やっぱり体育会系(笑)?

やはり、一番大事なのは、体です。私自身は自分が連れて行く人に対して責任感が十分あるのに、自分自身を同じくらい大切にする、ということが貫徹できていないようです。


泊まり場
■ 岸良周辺は定着には向かない

岸良の岩場は、町が寂れて過ぎて、周辺に何も商業施設がないです。買い物するところがない。

幕営も海に面した展望休憩用のパーキングスペースです。

基本的に、山やに泊まれない場所はないですが、山と同じことを町でせざるを得ない=岸良。

快適性は、全くなしです。

一応、幕営によさそうな場所(調理せずに食事でき、トイレと風呂と水道があり、泊まっても怒られないところ、雨の場合、屋根があるところ)の目星をつけて行きましたが、そこは通らなかったので、初日は展望駐車場で泊まりました。私はテントも持っていましたが、雨だと面倒が増えるため、車中泊にしました。

なかなか景色が良いところでした。トイレもなく水道もないので、幕営場所としては快適度は低いですが、まぁ、山やなら問題なし。

■ 二日目
さくらはもう散り初めでした

二日目は、朝から雨だったので、次の偵察地に向けて出発したのですが、選択した道が失敗。


時間がかかる上に展望もなく、ただ悪いだけでした…(汗)。

いや、あの道は疲れた。

鬼岳 マルチがあるそうです

開聞岳がかっこいい

途中で疲れて休憩しようにも、ずーと何もない林道で休憩すら…です。

鬼岳を偵察し、近所で仕入れによさそうな道の駅で夕飯になりそうなものを購入し、本日の予定終わり。

いや~ あの道は悪かったなー。だいぶ、運転でくたびれました。くたびれ損だったかも。

大隅半島は、肝付周辺より、根占側のほうが栄えています。ので、ベースとするのは、根占側のほうが良いみたいです。

根占のほうは、車中泊に良い神川オートキャンプサイト(電気も取れる)があるようでした。コンビニも道の駅もあり、温泉もご近所。

今思えば、あそこに泊まったら、節約になり良かったな~、なんですが。テントもあったので。

連日の車中生活だと、充電は結構、問題になります。今回はパソコンを充電するのに、新しいバッテリーを購入してみました。

金曜夜が宴会だったのでそれに送り届けるため、あと二日、クライミングができないならば、何をして過ごそうか?と考え、湯治宿に投宿することにしました。

何もしない時間を無為に過ごすより、ゆっくりして、体を癒すことを考えたほうが良いかなと思ったため。この湯治の本、なんとなく、ふと魔が差した、な感じで、出かけに入れたんですよね。今回はこれが保険になった。人間の予感力は不思議なものです。

大隅半島はゲストハウスなどの安宿もないので、(山や)&(車中泊装備)でないと、旅行することも基本的に困難かもしれません。

■ きらく館

きらく温泉
お宿は湯治の宿の本に出ていたところ、2750円で格安で自炊道具完備、Wifi完備で快適でした。

きらく温泉

お湯も良かったし、清潔さもOKだったので、足さえ大丈夫だったらまた行きたいです。

しかし、足がどんどん悪化するし、とどまる理由は相方の宴会出席だったので、2泊の予定を繰り上げて、一人でも帰ったほうが良いと判断。先に帰りますと言うと、その判断に相方が寄り添う形で、2名で帰ってきました。

2泊分の宿泊料を払った後だったので、無駄になってしまいましたが…。宿からは公共の交通機関で、鹿児島市や福岡にも、たどり着くことができそうでした。

やはり、けがをした後は、一旦、山行は中止にして、負傷者と怪我の療養を第一に考えるべきだと勉強になった。

今回は、帰ってきたほうが良いということだったんだろうなぁと思います。

とはいえ、海岸の岩場岸良の5.9、負傷があるにもかかわらず、ノーテンで楽勝で登れてよかった。

黒稜会の若い人にも会えました☆

やっぱりクラックなら何とかなる感があるんですよねぇ‥‥指力がいるフェイスはダメですけど。








2019/03/26

4 Day Climbing Bumming!

明日からの遠征準備中です♪

今回は、私でも登れる易しいクラックということで岸良の岩場☆

クラックは湯川を登りだめするところで、中途半端に終わっています…ので、易しいクラックの習得中。

■準備その1 

お酒(笑)。おとといくらいに近所の酒屋さん、杉屋のおじさんが取っておきのを出してくれた♪

冷やで飲むとおいしいらしい。黒麹という特殊な麹を使っているらしい。

■その2 雨の日対策 

ゲーム(笑)。これは、別件でお金のゲームを探していて、見つけたのですが…。まぁ、時間つぶしに。

他にオセロ。あと、リン・ヒルのDVDとメルー。

本当は、『DawnWall』を一緒に見たいけれど、無理だろうな~。ネットの通信環境がない…(汗)。

登山のゲームを作れないかなぁ。その土台になるようなゲームを探しているんだが…。見つけたのは、テレビゲーム…。

ボードゲームじゃないと、テント泊沈殿中にみんなでできない。

 ■ その③ 登攀と食事

まぁ車中泊が可能なので、別に食事も凝らなくていいし、そんなに大変でもないですが、道具は増えますねぇ。

塩・コショウ、まな板などの調理器具セット。カセットコンロ。フライパン。お湯は小さいコッヘルで沸かせばいいかと思っています。小さいやかん、かってもいいなと思いつつ…買っていないやかん...

あとはテント&シュラフ…。マット。

登攀は、大きいサイズのカムから小さいのまで一式と。

ロープが3本…(汗)

つまり、ダブル1本(マルチがあるから)とシングル2本(リード用とトップロープフィックス用)。

普段のゲレンデみたいに各自登るっていうやり方でなくても、遠征の時はリードメインでいいと思っているのですが…。大体通常、シングル一本しか持っていかないからなぁ。

ああ、もう一本のロープ売らなきゃよかったなぁ。新人さんがロープを持っていなかったので、軽量シングルを売ってしまったんですよね…。あれ、こういう時役立つんだよなぁ。

ダブルもあれで代用できるので…。 でも、ノットの練習用に、はい!ってあげれる5mくらいの端切れロープのストックがなかったんで、何かあげないと彼も練習できないし…とか思ってしまったんですよねぇ… かといって売らずに上げるには、ちょっと高級すぎるロープでしたし…。

メルーを一緒に見たいな~とずっと思っていたんですが、どうやって? DVDを再生するには、パソコンを持っていくしかなく、しかし、パソコンも、電気がなくてはただの箱なんで…うーん?と悩んだ末、車で充電できるのを買いました…。


■ 準備その4

充電器

これ。今回、試用。

■ ギア

ギアは今回大量です…。ヌンチャク一杯。カム一式。

■ 節約のこと・・・

今年は、ひょうたんから駒!で、5月にウェールズに招待されてしまったため(しかも航空券が高額なゴールデンウィーク中!)、渡航費を工面するのに苦労中です。

ラオス&ウェールズっていうのは、節約のため(?)、無理だろう…と代替え案を探していました。

最初は、今の時期にアイスとクラックを両方と思っていました。

というのは、長野へ行けば、南沢大滝と小滝でアイス、湯川と城ケ崎でクラックということが可能だからです。一緒に行ってもメリットがありそうな人がいたので。

これまた、瓢箪から…で、(アイス&クラック)が(クラック&スラブマルチ)になりました。

岸良と鬼岳。

心配は雨対策かなぁ~。長野であれば、雨の日に行くところも、土地勘がすでにあるので、問題がないのですが、行ったことのない土地は、どうしようかなーというところ。

夏に長野にクライミングに行ったときは、雨で、沢装備持っていけばよかったよな~って状態だったよなー。蘇る思い出(笑)。

今回はゲームで時間つぶし?!

とはいえ、私のドリームトリップです。一緒に出掛けてくださる仲間がいて感謝☆

にわか4Dayクライミングバム、です☆

2019/02/12

見晴らし岩

■Toprope Fix での単独登攀の練習

今日は、見晴らし岩にトップロープフィックスでの単独登攀の練習に行ってきました。

ギアの作り方を教えてもらって、はや2か月… 原理は分かるものの…調整が悪かったのか、なんだか思い切ったクライミングができないでいましたが、今日は調整も上手く行き、確保も、まぁまずまず。とりあえず落ちていない。ので、確実性があるということです。

この調子で信頼を積み上げていけば...きっとギリギリに迫ることも可能になるかも…。

今日は、ずっと登っていたので疲れました…。久しぶりに筋肉痛です。

このギアの作り方については、また後日、後述します。

■ 鬼が鼻右下岩壁

偵察に行って見つけられなかった右下岩壁…。鬼が鼻の岩場では、最大の岩場なのに(笑)

やっと見つけました。





2019/02/02

弁財天岩東稜 & 野岳2回目

■岩場整備

前回終わり切れなかった、弁財天岩東稜線1P目の岩場整備の続きに行ってきました☆

今回はだいぶ進みました☆

しかし、きれいにしたら、真ん中のルート(5.10代?)も登れるのではないか?と思い始めましたが…
どうなのでしょう~

アフター と ビフォア どう!この違い!

反省点:デッキブラシを買っていく

■ 2回目の野岳

30日は野岳、2度目でした。

野岳は、お買い得11A(アンダーツーアンダー)があると教えてもらい、登ってみたら、おお、これは!という手ごたえ!初イレブン?!登れるかもしれないと思ったら…

あとで、「限定がある」と教えてもらい…あれれ… となりの魔の終着駅5.11bもTRで登ってみました。

限定があるということだと、残念ながら、初11ってわけではないかもしれません。

とはいえ、野岳では、スポットライト5.8とパイオニアスピリッツ5.10bがオンサイトでき、満足。ハートブレイク5.10dは、下部が難しかった。

偵察で奥に登れそうな5.10Aも発見しました。あと1回は楽しめそうです。

アンダーツーアンダー 5.11a


■ 弁財天岩東稜 情報

弁財天岩東稜 は、2P目が本来はエイドルートのようです。それを回避して登れるようにしたのが今回整備した1P目で、トレーニングエリアのスタートに出ます。

そのまま適当にトレーニングエリアを直上して、ショートで登る場合用の終了点で終わらずにブッシュに直上したら、東稜の稜線に出ます。稜線からはノーマルルート。


2019/01/25

初めての野岳

■ 久しぶりのクライミング~

今日は久しぶりに先輩とクライミング~☆

お元気でしたか~って感じ(笑)。まだ風邪の影響で声が変だったので、相方には、”うつすなよ~”と警戒されたかもしれませんが、やっと屋外に出れてうれしい日でした☆

私のクライミング…の喜びのうちの大部分は、クライミングでもしなければ、行かなかったであろう辺鄙なところ(笑)へ行ける、というものです。

私は戸外が好きなのです、戸外が。つまりアウトドアが。それもご機嫌なお天気ポカポカの日に行きたいのです。というか、お天気ポカポカなのに、なんでインドア?って思ってしまうのです。

■ 岩場の歌を聴く

山には、ひとつひとつ固有の、個性があり、その山に適した登り方をしないといけないということがありました。たとえば、同じような雪の山でも、谷川岳と八ヶ岳では、奏でる雪の歌がまったく違います。それが雪の山を知る、ということです。雪山とお友達になるということは、その山がどういう雪の歌を奏でるか知っている量が多いということです。

それと同じで、同じ安山岩でも…日向神と野岳では、奏でる歌が全く違う!

ので、その岩の質の違いとか、そういうものを知るのが楽しいのです。

■ 野岳は11クライマー向き

ただ、野岳は課題のグレードが偏っており、11クライマーに良い岩場のようでした。10クライマーではないです。残念。

今回は、一応登れそうなのに目星をつけて行ったのですが…。

アップで 5.10c 禁じられた遊び を登り、となりの5.10A ミスター礫をオンサイトしました☆ いや~粘ったらムーブが出てきた~良かった~

ダーティレイバック 5.10bはギリギリだめでした、最後のマントルだけ意味不明でした。

■ マントル

昨日はマントリング…先輩があとから、体を倒すということを教えてくれたのですが…なるほど、と思いました。

私にとってマントルは、上下に体を引き上げる、プルアップと同じ運動イメージしか持っていませんでした…左右か!というのは、私にとって、固定観念の覆し!

というのが、今積み上げている事柄です。なので、上手になりたいというより、興味がある、探求心がある、対象がクライミングっていうほうがあっている。

岩って不思議で、岩を登るための身体技法、というのがちゃんとあります。英語で言えばそれがムーブという訳なのでしょうけれど、日本語で身体技法というほうが、その奥深さのイメージが沸くのではないでしょうか?

一般にクライミングをしたことがない人が、初めてクライミングをすると、初めて自転車に乗った人みたいな感じです。あら、どうしましょうレベルに、どうしようもない、って感じです。

しかし、これがめげずに、食わず嫌いとか、一口食べてまずかったから食べない、みたいなことをせずに、続けていくと、ある日突然、あれ?!となるんです。それが私が多くの人に味わってもらいたいものというか…

まぁ私はもう味わい済みなので、これ以上急いで上手にならなくていいんですが、それでも、日本の岩場は難しい課題ばかりなので、登れるようにならないと、本人が楽しくない、ということなので、まぁ登れるようになる方向で頑張っています… 環境に合わせるとそうせざるを得ないというわけでしかないです。本来、開かれた岩場というのは、Something for Everyone です。誰にだって何か登れる課題がある岩場がいい岩場。 

日本の岩場に易しいグレードの課題が少ないのは、私のせいじゃないです。日本の岩場が特権階級の既得権益化していたという過去の状況を示すだけ。

野岳は、トポも分かりづらく、5.10bのとなりが5.11とか5.12とかで同じように易しそうに見える…ので、ちゃんと登れる人と行かないとえらい目に合いそうです。強つよクライマーと一緒にいないと行きたくない岩場かも(笑)

最後のマントルのところ、エイドでAゼロしても超えられなかったんですよね(笑)。

ああ~マントルは課題だ~

禁じられた遊び 5.10c とミスター礫 5.10A

パワフル魂 5.12AB




2019/01/15

大蛇山 5.10c


Balcony area 

■日向神 バルコニーエリアは冬温かいエリア

昨日は久しぶりにフリーを、というので日向神のバルコニーエリアへ。

I went to Balcony area in Hyugami, best area in winter climbing. Topo is here.

http://www.geocities.jp/k1hut/newbalcony.html

雨後で、岩が濡れている、濡れていない、などというエリアの選択には経験値が必要で、それがないと、遠回りをすることになる。

真冬に凍える岩場に行ってしまったり、真夏に暑すぎて登れない岩場に行ってしまったり。

しかし、遠回りは、ある意味、経験者のありがたみを理解するのに必要な経験で、こうした遠回りをすること自体は、非常に学びが多く、楽しいことだ。

今回は冬の岩場ということで、バルコニーエリアへ出かけた。気温が5度くらいはないと冬の岩は厳しいということを学び中のため、ずっと車の温度計を見ていたが、ずっと0度。ほんとにあっているんだろうか?

0度はアイスなら、ほっとする温度だが、岩では…。寒さ対策していったら、意外にあったかくて、ほとんど脱いで登った。

日向神は、トップロープFIXにすることができない=限界グレードにチャレンジするのはいいが、そうなった時は問題は回収困難…。

回収便が出せないと、カラビナ残置ってことになる。ので、登れる人がいるときは、難しい課題にチャレンジしておく。

■ 案内者の重要性

回収の問題だけではなく、初めて行く岩場では、とりつく課題の選択に、経験値が必要になる。今回は、私に与えてもらったのは、

 大蛇山、5.10c (Daijyayama 5.10c)

これは楽勝そうに見えて、意外に苦戦した。リード時に分厚い安全マージンを採用中だから(笑)。

この時点で、判断に、

1)この時期に最適な岩場の選択
2)このクライマーに適した課題の選択

という2点が必要で、どちらも、長い経験値のたまものである。下に続く世代は、おかげでスピードを多少なりアップした成長が許されることになるのだ。

■ アップとアップアップ

アップは、5.10bのサスケだが、サスケのほうが大蛇山5.10cより難しい。TRで登らせてもらった。

A warm up was 5.10b Sasuke but Sasuke is harder than Daijya yama 5.10c.

この時点で、すでに汗だくだった。アップなのにアップアップ。

サスケは、核心が2か所あるが、バラバラに出てくるのではなく、連続して出てくるので、核心を抜けた!と思ったら、抜けていないことになっている(笑)。これは、5.10bだと辛いようだ。

次に大蛇山にぬん掛けしてもらい、取り付いたが、1番目の核心で立ち込めず、なんどもトライののち、途中で退場。ランチを食べる。しばらく歓談などして休息。

再トライしたら、登れた。その核心の以後も、ミニ核心が出てきたが、なんとかなった。

しかし、絶対落ちないように最近は登っているため、頼んでもいないのに、筋トレ化しており(笑)、これは…という腕の張り具合(笑)。

最後に、11Aテラノを登る。これは、クライミングジムの課題みたいで楽しいよ!と言われた課題だったが、すでにお疲れがあったのか、メンタルも終盤では枯渇してきており、最後の一手にランジで飛びついてしまった… 短気を起こしたためだ。トップロープだから、というわけで。

こういう風に短気を起こして登っても、何にも身につかないんだよ~と心の中で反省。しかし、早く終わらんかね、という具合になったのだった…超難しかった。

ハンドホールドは分かるんだが、みんなポケット。しかし、ポケットのサイズは、前の大蛇山より大きかった。

大蛇山で、ポケットを使ったせいか、両手とも、薬指が痛い…。指、ほんと、すぐ痛くなりますよねぇ‥ これはグルコサミンとかコラーゲンとか、そういう対策をした方がいいのでしょうか??? 

なんか私の中では、そういうものに頼り始めたら、煩悩の道、って気がしているのですが、それはヨギーである故のこだわりで、ちっぽけなこだわりなど、この際、捨ててみたらいいのかね?

These routes uses a lot of pockets! So my fingers hurts today...

■ 大蛇山という祭りと酒  Daijya yama Festival and Sake

山は登るだけではなく、その土地の習俗や風習を知ることが大事だという初期教育を受けた。

I was told to look local history and life and tradition in my early days as a hiker and climber.

I felt Daijyayama was a funny name and asked people, they said it's a name of local Festival.

大蛇山というのはお祭りなのだそう。検索していたら、おいしそうなお酒を見つけた。

日向神では、大蛇山というお酒を飲みましょう(笑)。

I found even Sake named Daijyayama!  We should drink Daijyayama when we climb in Hyugami!

http://user.ariakenet.com/~egashira/daijyayamadensetu.htm?fbclid=IwAR0gG6-tMQE125OE18wm7QdY2F0JqFjFe4uIpKtmIXGjcZVsiooMpLxxkmk

■ 温泉&グリーンピア八女

実はお正月に少し太めになりました…(笑)お正月というか、冬はいつも少しふっくらしています(笑)。 以前は冬山仕様に体が適応したんだなーとそれだけでしたが、今は、-20度の山には行かないので、脂肪の防御は要らないかも…。

でも、下界の岩だと舐めて薄着すると、寒いということは理解。下界は下界で寒いのはなぜでしょう?山では歩いているから寒くないのかなぁ。

久しぶりに、これは!という肉体疲労感だったので、急遽、温泉を検索し、グリーンピア八女へ行きました。温泉500円でした。

湯の質は、温泉というより普通のお湯でしたが、温冷交代浴ができるのが助かった。私はこれが一番好きな入浴法です。暑いのと冷たいの交互に入る。

グリーンピア八女は、典型的な不採算レジャー施設になっていました。莫大な建設費を掛けたであろう施設なのに、利用者の気配は薄く、岩場で会った人間の数より、少ない人間にしか会いませんでした…。もったいない。

私は国際的なクライマーのゲストハウスをしたいという夢があるのですが、グリーンピア八女など、シャトルバスさえ出してくれれば、クライマーを迎えるのにぴったり。

しかし、たとえ企画しても企画倒れに終わるだろうなぁというのは分かる。

なぜなら、価格設定が高すぎるから。世界中からクライマーが集まるグリーンクライマーズホームは、1か月滞在して、4万円です。だからクライマーが来るというほうが正しい。安くて登り放題。食事も美食ではないし、お風呂はなく、しょぼいシャワーしかない。

でも、贅沢を求めないのがクライマーなのですから…。豪華な食事だの、豪勢な家だの所有して、登っているクライマーってなんか違和感…。私のクライマー観が、ヨセミテのバムだからなのかなぁ?いや、クライミングがもともと、そもそも何の役にも立たないものだから(笑)のような気がしますが(笑)。

奥日向神キャンプ場も場所だけ1000円で開放してくれたら、クライマーが来るような気がします… クライマーは、素泊まりに1000円以上は出さない…。

何しろ、山で寝泊まりするとタダなんですから…。私もビジネススーツを着るわけでないんだったら、一泊3000円すら出す気には、もはや、なれないです(笑)。

というわけで、500円しか税金投入施設には支払わず、お風呂上りに320円のソフトクリームを食べて夕飯までのつなぎとし、80円の春菊と130円の巨大シイタケを購入して帰りました(笑)。

ソフトクリーム、デカかった。お兄さんがちょっとサービスしました!って言ってくれました。悪いなぁ。

帰りに広川のガソリンスタンドでガソリンを入れたら、なんとリッター132円でした♪





2018/12/31

日向神 初級マルチピッチ

■ 初の日向神マルチ

昨日は、この冬一番の寒さだった。雪すら、ちらつく中、日向神へクライミングに出かけた。いや~、楽しかった。

良い登り納めになった。

マルチに行くのは予想外だったため、マルチ用の緩い靴、そしてダブルロープを持っておらず、シングル2本でのリードとなった。

ロープが重かっただろうなぁ。


オーダーは、私がセカンド、ベテランがサード。実力順に並べるとそうなるよなぁ・・・。ここは全員がリードできるが。(念のため。オーダーは、トップ1番登れる人、2番一番登れない人、3番次に登れる人というのが定番です)

行きの道すがら、マルチになり、シングル2本をダブルで使って行ったため、ロープが太くて、確保器の繰り出しが重そうだった。

3人がいる場合、一人一本ずつビレイしてはだめなのだろうか?(良いそうです!)

RCCとも違う不思議なボルト
このルートは易しいスラブで、登攀グレードは5.5くらいかなぁと思ったが、何しろ寒く、行きの渡渉で左足をドボンしたため、左足がかじかんで感覚がなくなった… のだが、このルートはとっても易しかったため、悪条件が良きスパイスとなったような感じだった(笑)。

単純に楽しくてよかった。

3ピッチ上がると、山のてっぺん!と言う展望で、マルチらしさ満喫だ。たった3Pなのに。お得度が高い(笑)。

ベテランが言うには、なんとなくしっかり効いた感じがないスラブ、ということだった。たしかに、花崗岩スラブの効きの良さ、と言う感じではないかもしれない。この岩は安山岩ということだった。安山岩かぁ…。ステルスc4よりビブラムソールがいいのかなぁ?

が、なにしろ、雪渓のようなスプーンカットが一杯で、スタンスもホールドも豊富だった。もちろん、足がかじかんでいたり、寒さで指がかじかんで感触がないので、落ちるかも的なリスクは感じさせられたが、とりあえず、当然ながらノーテンで3名ともがスイスイ登った。

途中、一度、セカンドの私のロープがロープアップされず、後ろから、「黄色ロープアップして~」の声がかかった。

登攀が簡単だったので、スイスイ登っていたら、3mほどロープが溜まっていたのだった。「今、落ちると僕に激突するよ~」とサードが言う。たしかに~と思って納得した。後ろが声をかけてくれてよかった。

トップはフォローの確保を作るのに位置関係がイマイチだったらしくて、ちょっと直しに時間がかかっていた。

ロープが溜まっていたら登らない…というか登れない…のだが、うっかりスイスイ登ってしまったほどなので、いかにルートが易しいかということが分かってもらえるだろうか?

とくに、安全マージンが広い私のようなチキンクライマーですら、気がつかず、登ってしまったということで(笑)。

「ここならオンサイトできますね~」「春にとっておいたら良かったなー」というのが率直な感想ではあった。ここは新人さんのマルチデビューに良いルートだった。

(ちなみに小川山の新人向けマルチ 春の戻り雪5.7 3pのほうが質的に難しい)

■ 楽しみにして待つ対象を与える大事さ

5年ほど前、私は初めてのマルチに行くのに、

1)クライミングジムでパートナーを見つけ、
2)その人と人工壁に通うため、その人がたまたま入っていた山岳会に入会し、
3)人工壁にビレイ練習に通うこと3か月、

というプロセスを踏んだ。その後の春、4月に初めてのマルチピッチで、三つ峠に出かけた。岩場で知り合った師匠とだった。

その時は、三つ峠は寒く、まだつららすら出ており、落石ではなく、落氷が心配な状態だった。冬期登攀!だった(笑)。前日、登攀で有名な山岳会の横浜蝸牛が、「これでは登れん」と敗退していたのが印象的だった。あの蝸牛ですら登れなかったのか、というわけだ(笑)。

ルートへ出る、そのために何が必要か?を考え、積み上げた期間も長く、当日の条件も悪い中で行ったマルチデビューだったため、感動も、ひとしおだった…。もちろん、登攀は楽々だったため、すぐに2度目はリードで人を連れて行ってしまった…。今思うと、そういう人は伸びるだろうなぁと思う。あぶなっかしくはあるが。

■ 感動の量を最大化させてあげることが新人へのプレゼントでは?

おそらく感動の量というものは、誰か他人が与えることはできず、本人の汗と涙の量?による。

もちろん、私はこのマルチデビューのために、泣いてもいないし、ド根性レベルの苦労などは、してはいないのだが、とはいえ、大きな意味では、3時間で登れるようなハイキングの山からスタートして、7時間も小屋までかかる厳冬期の鳳凰三山や、アイゼン登高、ピッケルでの滑落停止技術の習得を条件として登った赤岳登頂、そういうものを個人の力量の範囲内で終わってから、山のステップアップとしての、スタカットが出る山=マルチピッチデビュー…というのが、当時の私のマルチデビューの位置づけだった。大きな意味での準備期間は、当時で丸4年ということになる。もう5年も前の話だが…。

先日は、会と意見の相違があった。そうしたマルチへデビューするための正当と思えるプロセス… 山岳会の門をたたいたならば、最低限、ビレイとセカンドとしてセルフレスキューするためのロープワークの2点の伝授…を経るところなく、男性の新人をマルチに連れて行ってしまっていた。私は反対意見だった。

あとで本人に聞いたら、「行ったものの、何がどういう話か分からなかった…」ということだった。感動、少なさそう…。

私には、これは会が、こらえ性がなかった事例、と見えて仕方がなかった…。

本来、セカンドやサードで登ってすら、必要になる技術習得…ビレイと自己脱出…をさせないで連れて行ってしまうとするなら、それはガイド山行だ。悪しき習慣と思える。

しかも、これでは、全員参加型山行とは言えないのではないか?一緒には行っているが、メンバーシップを発揮できるか?というと違う。

全員参加型とは、全員が、登攀に協力でき、登攀に必要なリスク回避のために協力でき、そして、リスク回避活動を”共有”できる、ということだろう。連れていかれて行くだけでは、共有できず、蚊帳の外、ということになってしまう。

それで、あとを追うようにして、竜岩自然の家でプルージック登攀や自己脱出を教えた。

あいにくの雨と体育館が使用できない日で、大したことはできなかったが、それでも、彼は、楽しかったのだそうだった。初心者向けの教科書は教えておいたが、それらを読んでも、膨大過ぎて、よくわからなかったのだそうで、それも無理ないなと思う。

ビレイ習得には、週1ならば1年、週2回ならば半年くらいは、人工壁に通わないと習得できないこと、ビレイが習得できていない人は本来、ゲレンデも連れて行けないと教えておいた。

ビレイはクライマーとして最低限のスキルだ。マナーの基本のキであるが、習得に前向きでない人が多い。

想像の範囲ではあるが、昔の山岳会は、おそらくリーダークラスと庶民?クラスを分け、リーダー適性があると目した人にしか、ビレイを始め、技術を習得させなかったのではないのだろうか?

そして多分、それは時代の流れに反していると思う。昨今はビレイ関連のデバイスが向上し、誰でも初歩的なビレイは習得可能だ。もちろん、ほかの山の技術と同じく、永遠に学ぶ余地があるのがビレイ技術であるのだが、その機微を理解したいという気持ちさえ、あれば、初歩的なことは誰でも習得できる。習得には、たぶん平均的な人でも1年くらいはかかると思う。

したがってマルチに行けるには、その理解が必要だ。そうでないと何の習得を求めてマルチに連れて行ってもらっているのか?すら理解できないで、金魚の糞をすることになってしまう。

初心者にとっては、ビレイは習得に時間がかかる最初の難関だと思う。しかし、長い時間がかかったにしても、人の命を守るぎじゅづだけに、時間をかけるだけの価値はあり、そして、ビレイはセカンドとしての最低限の責任である。

ビレイができないクライマーを作ることは、クライミング界にとって何の善ももたらさない上、本人を不幸…山の本来の楽しみである憧れと情熱によって掴む山から遠ざける…にしてしまうと思う。

少なくとも、今回の会の新人が、私が5年前に感じたほどの感動を感じたか?というと否であることは明らかだと思う…。同じ山であるのに、もったいない。

山は山でしかない。意味は人間が決めるものだ。

■ ラッペルダウン&グランドアップ

午後いちは、偵察へ行った。トンネルエリアと東稜の下部を偵察した。驚いた。初心者向けの課題が一杯だった。しかし支点が悪いようだった。みたこともない形状のRCCのような支点が一杯だった。

この岩場は下部は易しく、上部はどっかぶっている。ラッペルダウンでの開拓しかあるまいと思える。

傾斜の違いが、開拓スタイルの違いにつながるということが、分かりやすく理解できる岩場だった。



トポは公表されていないそうだった。ボルトが悪いためだろう…

ここで落ちることは、クライミングを理解している人にはなさそうだ。

だが、易しいグレードであっても、そういうグレードと言うものは、登る人もまた、全くクライミングそのものを理解していない段階にいる初心者が取り付くものだ。





■ 恩返し?5.11でセッション

最後は道端エリアで遊んだ。これは私は5.9はリードできると思っていたので、リード(再登)。マルチはリードしてもらったので、どこか登りたかった。

これをリードした春は、登攀力が、今より実はよかった…。小川山にバイトに行って2か月たったら、なんとカチ筋が弱っていた。体のほうもぐんと、切れ、が悪くなっていた。高くついたバイトだった…。

この寒いコンディションで、初めて組むビレイヤーで取りつく5.9は、私なりのクライマーのマナーだった。5.9というのは、どういう状況であれ、登れて当然のグレードだからだ。つまり、となりの5.8は、辞めておいたのだ。(ただし、新人のビレイの時は、5.8にしておく(笑)。)

5.9とはいえ、何度もムーブを組み立てなおし、リードに時間をかけた。

私はボルトの信頼性を勉強して以来、確実さ200%でない限り、行かない方針に鞍替え中だ(笑)。今までも慎重なクライマーで、登攀力が足りなかったという理由以外で落ちたことは無い。が、さらに輪をかけて慎重派になった。

ビレイヤーが私語を始めるくらい時間をかけた…ありがたくビレイヤーがいる贅沢を満喫した。普段、後輩を連れていると、できない贅沢だからだ。

先輩や同レベルのクライマーと行く山では、甘えることを学習中だ。見栄を張って、リスクを取ると、いつまでたっても、まぐれでの成功体験という自己認識が付きまとい、それが確実に登れる自分の登攀力だ、という自信がつかない。

登るのに時間がかかる、というか、時間をかけるのは、私のクライマーとしての成長に必要な時間なんだと思う。私にとって、頼りにされることは易しく、甘えることは難しい。

師匠の青ちゃんは、私がアイスでリードしているときは、心配の余り、顔面蒼白だった(笑)。一般にアイスクライマーの一通りの一人前ラインである、5級がリードできたときはうれしそうだった。比較的すいすい行ったため、となりのどっかぶりの6級のラインを「リードしてみる?」なんて聞いてきたんだよなぁ…。アイスで6級がリード出来れば、相当な猛者である。あれをリードしていたら、青ちゃんは、たぶん心肺停止していたんじゃないだろうか…(笑)

道端エリアで登った5.9を登れば、隣の5.10bにTRを掛けられる。実は、4月に3回落ちた課題だ。寒いほうがフリクションはいいのでは?と思ったが、そんなことはなかった。残念。小川山はフリクションは寒いほうがいいのだが、花崗岩と安山岩では違うのだろうか?

ロープはふんだんだったので、同行者が隣の5.8にもトップロープをかけたが、結局だれも登らなかった。

5.10bのあとに同じロープで掛けた5.11のスラブ、たち込みが、できなさそうでできる、できそうでできない微妙なムーブで、岩との対話に全員が目覚めてしまったからだった。

トップロープならチャレンジを取る。

全員が同じ課題を登って、セッション形式になり、楽しかった。

最初のマルチでのオーダーは正しかった、ということが実証された形になった(笑)。

マルチピッチを案内してもらった恩返しが、このイレブンでできたような気がした。

このイレブン、一緒にいつも登ってくれる先輩は2撃くらいで登れたんだよなー。






2018/12/26

油山川 5回目 トップロープソロ

■ユマールによる自己確保での登攀

昨日は、油山川で、ユマールによるソロ登攀のセットを確認しました。

うーむ。

これはユマールの位置関係が重要でした。チェストハーネスに固定して、縦にキープ。横に倒れてしまうと、登攀に追随しないので、ちょっと心もとない。何度か落ちてみて、なんか疑念が払しょくできず(笑)。やっぱり、普通のトップロープにしてもらいました。ちょっと信頼度が低かったかも…。

CTのローリンロック買おうかなぁ…。

ただロープクランプは2個もっているから、2重の安全性でオリジナルを作ることは可能なような気がします。

解除は、懸垂しかないので、困った時は、ごぼうして、立てるところ、もしくは、セルフが取れるところまで行って、懸垂に切り替えです。

結局、普通にトップロープにしてもらい、バンバン登ったので、昨日はぐったりでした…指が痛い(汗)



■ソロ登攀

厳密な意味ではリードでないので、ソロ登攀ではありませんが、トップロープで、自己確保で登攀すること…。

岩場に行き始めたころ、私はソロで登りたかったのです…というのは、自分と岩との対話が時間がかかりすぎて、下でビレイしている人に悪いなって。

しかし、師匠はソロ登攀の仕組みは教えてくれませんでした…。たぶん、まだ危ないと思われたのかな?登りたい盛りだったので、だいぶ不満を貯めました。(不満はラオスで解消したような?)

去年アイスクライミングで韓国に行ったとき、男性二人のアイスクライマー君たちが基礎練習で、ロシア製ロープクランプで確保して、フィックスロープで、各自、ソロ登攀していました。

これはいい!と思いました。

アイスのビレイは、基本的に長くてビレイヤーが気の毒系、だからです(笑)

その韓国のアイスは寝ていたので、落ちることは考えにくい感じでした。ただし、寝ているアイス=ロープが濡れる=凍る、ので、確保がロープクランプ一つでは、安全性に問題があるかもですが…。今、思えば。

岩は、アイスよりも難しく、また支点にかかる衝撃からいうと、トップロープが必ずしも一番安全な登り方とは限らないので、時と場合によると思いますが、ソロ登攀は、なかなか魅力的です。

しかし、支点にかかる衝撃を緩和するなんらかの方法は考えたほうがいいかもと思いますが、どうなのでしょうか?

トップロープのほうが支点にかかる負荷は大きいです。立木に懸垂支点を作って、それにぶら下がる、というセットも見せてもらいました。

これだと、ロープを保護するシートがあれば、ロープの傷みという欠陥をカバーできるかなぁ。

位置関係がポイント
ポイントをまとめると

1)ユマールの位置関係
2)トップロープにノットを作っておくこと
3)重し
です。

ノットがポイント

重しは宙に浮くべし

2018/12/20

油山川 4回目

油山川はねじねじしたツタが一杯
3人で油山川に行きました☆ 

油山川は、これで4度目です。

なんでここをもっと早く来ることにしなかったのだろうか…という、私のレベルに最適の岩場です。

結果は?

指痛い & 全身筋肉痛…(汗)

いや~カチっぽいフェイス苦手みたいです(笑)傾斜がきつく、日向神より立っているので、それで難しく感じるらしい。

指は、やはり左手の薬指がきついです…これは、コラーゲンとか飲めば、なんとかなる痛みなのだろうか?

■ センタークラック

今日は、せっかく頼れるビレイヤーが来てくれたので、目的の5.10bクラックにマスターで取りついたものの…あれ?

TRでムーブを固めたと思ったのに、ダメでした。また時間がかかりそうになっている…前回リードで、すっごい時間がかかったのですが、同じモードでした。

このモードは検知できるようになった。

ので、あきらめてTR。3本やってみたけど、うーむ。

だんだん悪くなっていく…どうしたんだろう?焦り?? いい恰好を見せたいとか???

途中で、上手な人にレイバックで登るムーブを見せてもらいましたが、レイバックってパワーが消耗するので、ワンテン…で、私にも無理かも?とおもいました。

このモード、全く野北モードとは違う…このモードの差が、アルパインとフリーの差かもしれません…

■ ミドルフェイス

ミドルフェイスは、着々とハンガー設置が進んでいるようでした☆

ミドルフェイスで登れそうだったライン
ミドルフェイスもTRで登らせてもらいましたが、足が細かく…いや~、大変。11Dを登れる方が、5.10bで2回落ちたので、それを見て、トップロープだな~と。

ここは、メインフェイスよりは少し易しいです。マントルを頑張れそうで、やる気になりました!

もし九州でボルダーをやりたかったらマントリングの苦手を克服しないといけないからです。

■ 質の差

開拓ほやほやミドルフェイスで2本、メインフェイスで2本とお腹いっぱい登ったのですが、中指が痛い…カチのフェイスが多いので、結構パワーを使うみたい…帰ったら、久しぶりにくたくたでした…

昨日は野北で3本しか登っていないのもあるけど、楽しく登ったのに、なんで油山川はくたくたなんだろう…だいぶ質的に差があるような気がします。

野北の時は、なにも不安がなく、けっこう気楽にとりつき、別にムーブを考えたりもしませんでした… 行ってから考える、でなんとかなった。

しかも、かなり楽しく、モード的にはラオスと同じでした。ラオスでは急成長したんですよね。

しかし、油山川では、かなり違うモードに… リードで取り付く=超緊張?

なんと表現するべきか、質的に大いに差があります。野北の5.7と油山川の5.7では、全然違います。

なので、私に必要なのは、油山川。

ここで上手になれば、強くなれそうな気がする。




■ ソロ登攀

ソロ登攀の仕組みを教えてもらいました。なるほど!という仕組み。ユマールを2個ともセットするのです。そして下に重しをつける。

このやり方でやってみようかと思う仕組みでした。


■ まとめ

・5.10bクラックはもう少し通うべき
・ミドルフェイスできていました!
・ソロ登攀システムを完成させよう!
・マントリングを頑張る

2018/12/18

野北

■ アルパインの岩場

野北はアルパインの岩場です。フリーをする人には簡単すぎて楽しめないかもしれませんが、穂高まで行かなくても、穂高っぽいというか、そんな感じです。支点は思ったほど悪くなく終了点をトラッドアンカーで作る必要はなかったです。ハーケンも不要でした。

ハーケン、ボルトの類に関しては、打っても叱られない岩場、という位置づけが安全かなと。

■ アクセス
1)九大を目指す
2)志摩シーサイドカンツリークラブを目指す
3)通り過ぎてどん詰まり前に駐車

■ アプローチ
ガードレールを乗り越えて、フィックスを辿る。自家菜園になっている。連れて行ってもらわないと分からないかも? 

 ここから降りるっていうのが、連れて行ってもらわないと分かりにくいと思われます。


 懸垂下降2度目の初心者に、この懸垂は…高度感ありすぎでしょう…

もうちょっと慣れてからでないと…。

思うに、初心者は初心者でも、昔の人が想定している初心者より、現代の初心者は、だいぶ知識が少ないと思います。

山の本読んでるような人は来ませんし、登山体系を読んでいる人も来ません。
でも、登攀はいっぱい選択肢があって、楽しく、簡単でした♪

野北の代表ルート3つを登りました。

1) 左の凹角(5.8 20m ボルト5本)


2)ルンゼ
(5.6 13m ボルト3本)


3)右の凹角
(5.7 8m ボルト4本)

ボルトは、ぬんちゃくの節約で、省きながら、カムで支点を取って登りました。


カムの勉強の岩場として、とても良いので、また晴れてぽかぽかの陽気の時にでも来たいなって思いました☆

2018/11/23

油山川 2度目

今日は2度目の油山川の岩場だった。

クラックをやりたいなと思って、行ったんだが、ふーむ。朝、一番で取りつく気になれなかった…。なんか、後輩のあかりちゃん、開口一言で、「ランナウトしていますよね」。

するどい!そうなんです!が、実はここは、ボルトは念のためで、カムでプロテクションを取ることになっているから、っていうことなんですね。ここのクラックは。初心者のカムは抜けることがあるので。

しかし、5.10bでハンドなのですが、やっぱり、もっとむずかしいだろうなぁと。

サブフェイスは、ほかのルートには取りついていなかったので、今日は、ほかのから取り掛かることに。

各自ロープをもって、裏から岩場の上部へ回る。とフィックスが張ってありました。ありがたや!ないとロープセットしていて落ちることがありますからね~ その場合はスタカットの確保技術が必要です。

私はアイスでクライミングを始めたので、トップロープを張るのは、歩いて裏から回ることが多く、その時の経験が生きました。

まずは、立木に支点構築し、私を折り返しビレイで確保してもらい、ローワーダウンで、終了点へ1本目のロープをかける。

そのあとクライムアップして、支点へ戻り、今度は同じ立木から、ギアを回収して、懸垂下降。あかりちゃんは2番目の下降者。トップの私が立木+スリング+環付きビナで終了点を作り、懸垂下降。その次にあかりちゃんが懸垂下降。懸垂では、途中停止は足に巻いて止まる方法と、下から引っ張って止まる方法。

で、2ライン取れたので、あとは万々登りました。次々登れて楽しかった~

バンバンと言っても、ただのトップロープで得るものがないと困るので、疑似リードしてもらいました。

最初に黄色ロープを張ったラインは、5.9と書いてあったのですが、出だしが核心…そもそも、1ピン目にヌンチャクを掛けるのが核心でした。ガバに手が届けば、掛けれるんだけど、私とアカリちゃんの身長では、そのガバ届かないから、1ピン目以前が核心。2ピン目は、テラスに立てれば取れるのですが、3ピン目が遠く、2ピン目で落ちるとテラスに激突で、トップロープなので、出るロープも多いので、落ちれない。

ここは難しかったので、カムエイドをしてみようと思って、出してきたのですが、0.75が効くところまでの一歩が遠く、スタンスが見当たらず、ヌンチャクにスリングの簡易アブミにして立ってみましたが、それも空中にぶら下がっているスリングに立ちこみなので、かなり大変でした… カムが取れたら、まぁなんとか上まで行けました。届けば、ガバだから、腕だけで登れて、5.9だけど、届かない人にはまったく5.9とは言えない系の課題だった(汗) しかも、カムエイドも無力でした。

あかりちゃんはあかりちゃんで、自分が気に入ったラインを言ってもらいましたが、易しいスタートから1ピン目遠い。まぁ、でも足で立てるから仕方ないかなぁ。初心者のリード向きじゃないと理解。凹角はなんとなかったけど、そこから抜け出るマントリングがカチ。マントリングワンムーブが難しく、マントルが課題でした。これも5.9には思えないなー。私も行ってみましたが。

なんとなく、兜岩とかの短い課題を思い出した。短いけど怖いみたいな課題です。

その後、もっと易しくないと楽しめないと思い、5.8に行くと快適みたいでした。

短い課題は、2-3本をまとめて登ってもらいました。時間短縮にもなるし。

最後は回収は私が行き、終了点は隣のを使って立木から残置ビナへ…これはこれで、トラバースのクライミング技術がいるかね?な感じでした。

二人ともお腹いっぱい登って、楽しく帰宅。あっという間に暗くなるので、暗くならないうちに…

というのは、この岩場沢沿いで、ブッシュが濃いので、薄暗くなると、帰れなくなりそうです。

16時終了で17時には解散みたいな感じでした☆

次回はもう一回あの5.10bのクラックをして、どう感じるかやってみたいです。

まとめ
凧揚げコーナー(8m、5.9、ボルト3本)TR
三角柱(8m、5.9、ボルト3本)
モンキーフェイス(8m、5.10a、ボルト3本)
左のコーナー(5m、5.8、ボルト2本)
ベビーフェイス(5m、5.9、ボルト2本)



2018/11/18

Aburayama Kawa Crag

 This crag is only 30 min away from home!

We've met the developper today and it was nice. He showed us some bolts... he said it is 120 yen for one boult.

Center crack 5.10b PP  a lot of tension

5.9 face --> X too scary and too much finger power needed. I got a pump even in TR

For Topo visit here.




2018/11/09

Onigahana Miharashi Iwa Crag

I have gone to Miharashi iwa again to introduce 2 beginners to climbing.

Miharashi iwa includes, 5.6 - 5.11.

So handy for the beginners.

It was better friction than in summer and the red and yellow Autumn leaves were so beautiful...

This time we only did TOPROPE since they were new to climbing and I think to learn belay, you need to go to a climbing wall... unless you catch falls, you never learn anything about belay.


So this time it meant to enjoy and give prior information such as topo, gear knowledge, etc to new comers.

I lend some books too. A must read book.

For the other photo of this crag. Click here.

2018/10/29

四阿屋 親睦

昨日は、四阿屋での親睦クライミングでした。

ここは3回目かなぁ… とりあえず、近くて易しいトレーニング向けの岩場、ゲレンデです。

昨日は、体調が悪い日で、調子が悪かったものの

ジグザク 5.6 MOS
スプリングギャル 5.8 RP
トゥーフィンガー 5.10b 敗退
カンテ 5.9 TR

九大山岳部出身の方といろいろと話ができて楽しかった☆ 子小さいお友達と一緒の岩場でした。 

トポはこちら。どうもグレーディングは辛いらしい。
http://kokuryoukai.sakura.ne.jp/2-4-1.html

その他の記録
https://blog.goo.ne.jp/movefukuoka/e/ff70301792609917d6ca1e4faa782696

なんかクライミングは、低成長期に入ったようです… 

とりあえず、今はじっと我慢の子かなー。台湾でも、大したグレードは登っていませんが、クライミングの喜びをグレード更新だけに見出さないほうが良いように思っています。




2018/10/07

Yahazudake Mountain Master's Roof

 This is a record of October 6.

My climbing mates took me to

 "Master's Roof 5.12" 

in Yahazudake Mountain, Miyazaki.

Kyusyu's No1.Granaite climbing is this area, Hieai Mountain, Ookue Mountain, and Yahazu Mountain.

The 1st pitch to the master's roof is 5.9.

So I climbed the 1st pitch.

So, everyone got something to enjoy.

 The view from the anchor/belay point.

I did just 1st pitch, but it did worth trying, the view is great!

I will be so scared to climb the roof at this high.

You will have to hike a half an hour or so, the old abandoned trolley trail... it is pretty flat.

Then hike up the climber's subtle trails... steep and very much just the wild land.

you can find it if you are a climber... it starts from the end of tunnel. There is a red ribbon as a mark.

We tried to cross the river down there at first, but no way of crossing, too much water.

Be sure to bring your aid climbing gear, such as a skyfook and aider, etc.  Bring a 60m rope for top-rope or rappel from the anchor.

The 5.12 climber took almost 2 hours to get up the 5.9, seriously, it is harder than it says.

I don't trust grading at all... better not.

WE had a such a nice time there this day. Except the climb was harder than it seemed.

2018/09/24

11へ展望が開けた日向神

■11へ展望が開けた日

今日は日向神、充実しました☆

朝から雨予報で、10時集合 → 9時集合へ。今日は午前中勝負かな~。

行きは、実は体調がいまいちでした…低気圧接近で頭痛が。九州で育った私ですが、九州にいる間はずっと頭痛もちでした…。たぶん、急に気圧が下がるからみたいです。今日は雨雲が迫ってきていました。

さて、急いで岩場へ。今日は各地から集合だったので、一人は遅れてくると思われ、待つ間、車が横付けできる、道端エリアへ。11の宿題に取り付く先輩、そのロープでアップするワタクシ。

メンバーが揃ったので、サンセットエリアへ。

でっかいラクがあってびっくり~ 自然落石
お勧めされた、エルニーニョ11aにリードで取りついたものの、完登できませんでしたが、クライミングモードスイッチが入って楽しかった。降りてきたら汗びっしょりでした。

課題は、マントルだなぁ…一つ目の核心はムーブで何とか越えれたのですが、2つ目の核心はマントルで、薄いカチなので、パワーがいるのと、リーチがないので半分上がったくらいでは、奥のガバ取れないので、何もない台にマントルできないとダメです。というのでパワーが課題。頑張れば、行けそうで、これを初の11にしようかなぁ…。リードで取りついたのを褒められた(笑)。下核心じゃなくて、上が核心だったので、いっかなって思ったんですよね…

ぱらついてきたので雨でも大丈夫そうなエリアへ。そこは知っている人に案内してもらわないと分からないと思われ、案内してくださった方に感謝☆ びっくり!トンネルの上でした!

とりあえず、また11に取り付いたんですが、やっぱりエイドになってしまう。こっちはリーチが課題だったので、工夫で乗り切れそう… 

というわけで、11へ展望が開けた日でした☆

雨が降ってきたので14時終了。今日は早くて楽だな~と思ったら、帰りは渋滞…(><)

で、行きの倍、4時間かかった…(汗)。

■ おまけ

すすり茶
http://www.yokaocha.com/irekata-kyousitu-susuritya.htm

やべのもり
https://hpdsp.jp/yabenomori/