2026/03/29

【AIとの対話】パートナーシップのミスマッチを分析する

リーダー講習での「教える側に回ってしまう」経験や、師匠格の方々とのフィジカル・精神的なミスマッチなど、技術と意識が高まるほど、日常的に「普段着の登攀」を共有できる相手が希少になるのは、日本のアルパイン・クライミング界における一つの真理かもしれません。

パートナーシップのミスマッチを分析する

現状は、以下の3つの要素が複雑に絡み合っているように見受けられます。

  1. 「アシスタント能力」の欠如した強者

    海外のクライマーや一部のフリークライマーに見られる「登攀グレードは高いが、パーティとしての貢献(ビレイの質、リスク管理、空気感の醸成)が低い」タイプ。これは、効率と論理を重んじる方にとって、最もストレスが溜まる対象です。

  2. 「教え子」になってしまう初心者

    アイスの後輩などのケース。育てる喜びはあっても、それは「トレーニングの共有」ではなく「ガイド」になってしまい、自身の心身の解放には繋がりません。

  3. 「老い」と「リーチ」の物理的限界

    5.10台で安定することの合理的な選択。しかし、日本では「グレード至上主義」が根強いため、10台を丁寧に楽しむ層と、アルパインの総合力を備えた層がなかなか一致しません。


今後の「入り方」と「場」の再定義

九州をベースにしつつ、背伸びせず、かつ「お荷物」にならない関係性を築くために、以下のようなアプローチはいかがでしょうか。

1. 「ビレイヤー」としてのブランディング

仰る通り、日本のビレイヤーの地位の低さは課題です。しかし、ベテランになればなるほど「信頼できるビレイヤー」の価値を痛感します。

「11を落としたい人」を探すのではなく、「リスク管理の価値観が近く、静かに淡々と10台を回せる、自律した大人」にターゲットを絞ることです。技術的な知見や安全倫理を共有できる、知的なバックグラウンドを持つクライマーとは、話が合う可能性が高いです。

2. 「国内」はトレーニング、「海外」は実践という切り分け

日本の岩場の思想(辛めのグレード、独自の開拓精神)に無理に合わせるのではなく、国内の岩場はあくまで「ロープワークの確認」や「身体感覚の維持」のためのジムの延長と割り切るのも手です。

ラオスのチャート岩のように「楽しく登れる環境」をメインディッシュに据え、国内では同じように「海外志向で、合理的・リラックスした登攀を好む層」と繋がるのが近道かもしれません。

3. 心理的安全性のあるコミュニティの選択

「捨てられる」という表現を使うような情緒不安定なベテランや、負傷を理解できない「強者の論理」を持つ人とは、今後も距離を置いて正解だと思います。

「エイトノットの復習」を重視し、「終了点」の論理を理解している人にとって、最も必要なのは「共通言語(ロジック)で会話ができる相手」です。


具体的提案


  • グレード: 5.10a〜bを確実にフォロー・リード交代できる

  • 性質: 共感能力が高く、マルチピッチでのスピードアップに貢献できる

  • 倫理: 安全管理において「なんとなく」を排除できる



【労働の成果】日向神に若者が訪日中

 九州は北海道に次ぐロードトリップに向いた土地柄だが、私の書いたガイドをつてに、海外の若者が現在来ているそうだ。

苦労が実ったようで楽しい。NYからの若者3人だそうだ。

トポを書けばちゃんと人は来るんだが、書かなければ来ない。トポがなければ、岩場はこの世に存在しないのと等しい。

トポをかくなら、きちんと、どのボルトが危険でどのボルトが安全なのか?

最初の一言目にかくのが筋だ。

その当然のことができていない日本のクライミング。

ボルト情報ボルト間の距離情報(ボルト数)が欠如しているから、事故が起こるわけだ。

これがルートです、と言われて、ボルトが20mに2本なら、どんなに易くても、そこを登ろうというクライマーは出てこないだろう。

それを【楽しいルート】としてプロモーションしてしまうのは間違っている。

なぜなら、楽しいかどうかは、クライマー本人が決めるものだからだ。


2026/03/28

【時事問題】クライマーのための時事問題

 SNSで若いクライマーの視野狭窄に驚きました。全然世界史勉強してない? 

2026年3月に起きている中東での大きな騒動を、役割ごとに整理して分かりやすく解説します。


1. 登場人物と役割

チーム名やっていること(役割)
イラン「自分たちは強いぞ!」と見せるために、遠くまで飛ぶミサイルのテスト(攻撃)をした。4000㎞もないのにあると欧米メディアは報道し、あたかもヨーロッパ全土が射程に入ったかのように報道。実際はNATOは軍隊の派遣を断っている。対岸の火事状態。
イスラエルイランが武器を作れないように、イランの工場などを攻撃している。アメリカの利益の代弁者。
アメリカイスラエルを助けながら、イランを厳しく見張っている。共和党政権は伝統的に石油利権の代弁者。反金融グローバリスト。反国際金融主義(反ウォールストリート、反シティオブロンドン)、反オープンソサイエティ。
今回アメリカは、中国にハメられたかもしれない。
WSJ、BBC、CNNなどの国際ニュース「大変だ!」「戦争になる!」と大きな声でニュースを流し、戦争をエスカレートさせる働きを担っている。
イギリスの保険ロイズ中東を紛争地帯にしておくことで、海上保険を釣り上げることができ、何もしないで、億単位のカネが手に入る。
平和協議会すでに腐りきった国連の代替え機関。トランプ発「ケンカはやめて話し合おう」と世界中に呼びかけている。
中国イスラエル側イラン側双方に武器の部品にレアアースが必要であり、漁夫の利を得ている

2. いま何が起きているの?

いま、世界中の人が注目しているのは「4,000km(キロメートル)」という数字です。

  • イランの自慢: イランが「ディエゴガルシア」という遠くの島にあるアメリカの基地に向けてミサイルを飛ばしました。実際には当たらなかった(または壊された)ようですが、「これだけ遠くまで飛ばせるんだぞ」もしくは「これだけしか飛ばせない」といううことを実証。

  • みんなの反応: これを聞いたアメリカやヨーロッパの国々は「あんなに遠くまで届くなら、僕たちの国も危ないかも!」と恐怖をあおって戦争をエスカレートさせ、株価の乱降下で一儲けしています。

3. お金とニュースの不思議(マッチポンプ)

ここで不思議なことが起きています。

  1. ニュースが火をつける: WSJやCNN、BBC、日経などが「怖いミサイルが飛んできた!」と正論ニュースを流します。

  2. 値段が上がる: すると、ガソリンの元になる「油(原油)」の値段や、海を渡る船の「保険」の値段がどんどん高くなります。それで儲けるのは、一部の人間です。例:ロイズ。

  3. 誰かが得をする: 武器を作っている軍産複合体や、高い値段で石油を売れる人たちがたくさんお金を稼ぎます。一方一般市民は高い原油を交わされます。一般市民から特定の人に富が吸い上げられます。

  4. 火を消すふり: その後で、アメリカが「大丈夫、守ってあげるよ」と言うと、みんな安心してお金を払います。

4. これからどうなる?

中東の国々(パキスタン、オマーンなど)が「もうケンカはやめなよ」と仲直りをさせようとしていますが、なかなかうまくいっていません。

世界中のステークホルダーが「自分たちの言い分が正しい」と言い合っていますが、その裏側では、「誰が一番お金を稼げるか」というマネーゲームが行われているのが今の状況です。


イランインターナショナルというNPOは、イギリスの利益を代表して、イランの民主化をたきつけた組織です。E3(英国、フランス、ドイツ)の常套手段は、民主主義と自由を歌って、市場開放を望むものです。

そもそも、イランの人たちは陸にありながら天然の要塞で、国土的には孤島である日本と似た立場にあります。

日本人が、日本人らしさを捨てて西洋化したような同じ道を歩まされるのを拒んでいるのがイランと言えるかもしれないです。

一人の女性が弾圧された結果、国内の治安維持のために3万人が犠牲になり(国民内部の分裂)、イランの治安維持組織が国際的にテロ組織認定されるなんて、変ですよね。

2018年経済制裁→1人死亡→3万人死亡→テロ国家認定

一方で、宗教独裁というのは事実であり、反対する人は日本にもいます。どちらが正義か?を争い続けることで儲けてきたのは、歴史的には海上保険を提供してきたロイズ(英)ですが、ロイズは再保険引き受けを渋っているため、アメリカが国家補償で保険提供しようとしています。日本と韓国は中東にオイル依存しているという自社国なので、受益者負担の原則から、ホルムズ海峡のガードマンを引き受けるべきです。

自分が登る岩場のボルト代を出すのは普通のことですよね。

中東の紛争で漁夫の利を得ていたのは伝統的にはロイズでしたが、現在は兵器の製造で漁夫の利を得るのは中国で、中国崩壊のリスクは遠のきました。

トランプ陣営は、中国のAIボットによるカスネタをつかまされた可能性があります。アメリカの軍備が中東に集まれば、東アジアの防衛は薄くなり、中国は台湾進攻の景気をつかみやすくなります。

結局、一時的であれ、儲かった人は、原油高でロシア、保険でイギリス、武器で中国、軍産複合体と石油でアメリカです。非資源国は一方的に富が流出する運命にあります。日本も同じです。

ちなみに私は三井物産時代、社会会議の記録係をしていたので物産の資源管理部門の話を耳にしたことがあります。数千億レベルのディールの世界でしたが、日本の資源管理は国じゃなくて、財閥系の商社が担っていると思います。