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2023/02/19

テニスをして分かった、プラスチックに行かない方が良い理由

■ テニス朝練
 
今日は雨だった。残念。とりあえず練習に行ったら、もちろん、中止だったけど、無料で30分、打たせてくれた。
 
というのでラッキーだった。
 
ただフォームを予習して行っても、オートテニスでは、その練習にはなかなかならない。球が早すぎるからだ。
 
今日は、たまたま手打ちの女性に会ったんだが、手打ちが良くないこと自体が自覚出来ていないようだった。
 
このテニススクールに来て、テニススクール、というのは、ほとんど老人ホームと同じような意味合いになっているのかもしれない…と思った。
 
バレエも大人で習い始めた人の方が多く、現役の人と退職者では、ゆとりの量が、全然違った。
 
基本的には、山岳会も同じことで、若い人は、あまり年配の人と同じ基準で自分を測るのはやめた方がいいと思う…。
 
でないとできて当然のことができているだけで、俺スゴイ、と思えてしまう羽目になるかも?
 
もしかすると、そこが、九州で、10cでひいひい言っている5.12で自信を持ってしまったり、M5が立派な記録だと思ってしまう…という混乱のもとになっているのかもしれない。
 
さて、日本では、年齢、性別、個性に差があって、習得に差がある…ということが受け入れられにくく、
 
 国民全員が単一ものさし、
 
の土壌があるんだろうなぁと思った。
 
例えば、クライミングでは、遠いボルトでは、背の低い人は不必要に生死のリスクが高くなる。そのためにプリクリップがあるが、プリクリップが、背の低い人に許されるとなると、そうでもない普通の身長の人までやりはじめるという弊害がある。
 
どんどん、自分に甘くなるということで、チョークの発展とか、せこい発展の仕方をしている(笑)。これってエイドじゃんか?と自分の心に聞いてみるべきだと思うが(笑)。
 
そういうのに惑わされない、ために何ができるか?
 
客観的な指標というか、何ができ、何ができていなかったら、初級者が終りで中級者なのか?とか、そういう基準ができていないので、ただいたずらに経験年数だけで測るようなことになってしまい、そこにズルもできれば、怠惰も生まれる。事故の余地も生まれる。
 
図書館に立ち寄ったら、テニスの指導者向けの指導書があり、これがクライミング界に足りていないものだ!と思った。
 
『テニス指導教本』 https://amzn.to/3Z3Ky88
 

 これによると、コーチの能力は、言葉による伝達、師範による伝達の二つで、そもそも、
 
”うちのジムでは教えない方針”、
”クライマーなら勝手に登れるようになるはず”、
”俺は教わらなかったから、当然、教えない”、
 
という態度自体が、そもそも、指導者としての資格不足であり、そういうクライミングジムが淘汰されて、なくなっていくのは当然のことのようだ。
 
クライマーは自分の頭で考えるものだ、というのは、”教えない”と言う方針とは全く違う。
 
そこらが、子育て経験がない?あるいはほかのスポーツ経験がない指導者で混乱したのかもしれん。

なにしろ、奥村さんの講習でもきちんと教えていましたし。

■ 教えないタイプの指導者の下で残る人
 
は、どんな人か?というのも載っていました。 = 能力のある子ども。
 
さらに、
 
勝利至上主義、
排他的で協調性や思いやりにかけた、
攻撃的、情緒不安定、自己中心的な人間、
 
を作るそうです…(汗)。
 
これ、思い当たる人、いますよねぇ…? 
 
この方 → https://www.youtube.com/watch?v=4LoQ6u3gu4A
 
たまに極端な人、見かけますよね。
 
私が登っていた人たちはいないですが。
 
もしかして、今のクライミングの世界自体が、そうなっているかもしれません。
 

■ テニスを習って良かった…
 
私は、右足の肉離れのために、2か月の完全ベッドレストを要求されてしまい、その後、筋肉喪失、そして、筋力回復前にクライミングに出たためか?再度同じ足を、亜脱臼という形で怪我してしまい、亜脱臼は、ホント癖になるということだったので、怪我以前と同じ攻撃的なスタイルでの登攀を私に迫る仲間が嫌で、決別することにしました…。
 
なんせ、ご夫婦で登っている廣瀬さんたちは奥さんが膝をやった=トップロープのみ、です。
 
なんで怪我してリハビリクライミングです!って意思表明しているのにも関わらず、自分の限界グレードを上げ、落ちることが、そもそも安全でないカットアンカーにバンバン落ちる人工壁のようなクライミングを要求されるのか?なぞでした…
 
殺す気?みたいな感じです。”サポート”も、”思いやり”も、感じられない。 

ロープを持ってあげましょう、という言葉をかけられたことがあるのですが、その気持ちは嬉しいですが、登りはロープくらいザックに入っているほうが膝の強化に良く、ダメなのは、下りなんですよ…。そのことは師匠の青ちゃんは言わないでも分かっていたので、さすが経験値、と思いました。
 
そのような状態なので、ちゃんとした山があるとすれば、私がやるべきなのは、20キロくらいの水を入れた歩荷訓練で、登りだけ歩荷し、下りは空荷にして降りるようなのです。やらないけど。
 
50歳からアルパインの難しいのに行くというのはないし、今ある体力で行くアルパインだったら、楽しみながら登ればいいので、歩荷力そんなにいらない。クライミングだけなら、さらにいらない。
 
それより、今を楽しむ、ということのほうが大事かもしれません。
 
今日は、私は、ボールに体重を乗せる、ということは、すでに中学生で学習ができているので、良かったなと思いました。
 
手打ち…という成人テニス界、最大の大きな過ちには犯されずに済む、ということだからです。
 
これが、中学でテニスを習得する、という最大のメリットかもしれない。軟式を硬式に直すという別の苦難があるんだが。
 
ボールに体重を乗せることができる=フットワークが習得できている=常に足踏み中=あっという間に息が上がって、とても運動になるということなので、即座に有酸素運動となり、うれしい。
 
技能を要するのは、打点です。ラケットとボール、そして私の関係になる。
 
アイスクライミングでも、氷とアックス、そして私の3者の関係になり、ラケットやアックスは、お友達…で、氷との接点…がスキルの凝縮する部分です。
 
素手で登るフリークライミングとの違いはそこで、フリーの場合は、指先の神経系が発達している人が有利でしょうね…。男性は、一本指懸垂、とかしている人いますよね。
 
ボルダリングでは、私は指が弱い弱点に制限された動きになるので、ボルダーで難しいのは、やらない方がいいですね、むしろ。省エネで体を動かす効率的な動きの習得にマイナスになります。
 
というので、ジムに行くだけの価値が見いだせない…というより、ジムには行かない方がいい、みたいな習得段階だと思います。
 
いや~ スッキリしたな~ なんせ、ジム行かずに外岩とか海外とか行くって反則、みたいな否定的な視点ありますよねぇ?この業界。
 
でも、指が弱い人は、ジムに行く方が体に悪く、全身のコーディネーションを習得し損ねますよ。
 
私は良質で易しいクラックを登り溜めする時期なんで。
 
■ 体力奪回
 
分子栄養学で栄養面での改善されたため、今のところ、テニスをしている限り、Musashiなどの補助的なアミノ酸の必要は感じないが…
 
テニスで体力回復することができるのが分かったので、次はその体力を測らねばならない。
 
何ができたら、よし、とすべきかな?

一度オールアウトしないと、体力の不足は実感できないもの、なんだがな…。
 
■ 倫理観
 
テニスの指導書には、紳士のスポーツとしての規範も記載されていました。
 
例えば、テニスでは、相手がミスした時に、喜ぶ、というのはマナー違反とされているんだが… 試合でそれをやると、例え勝っても、栄誉とならない。
 
たぶん、同じようなのがクライミングにも必要で、倫理や道徳が教えられそこなっている。
 
例えば、ラッセル泥棒した山で中山尾根に登っても、それって楽勝の、ただ歩いただけの山。
 
いくらショートで、RPできた、と言っても、長ヌンで伸ばし損ねて、ロープスタックしているとか、カムの配置が悪くてロープが流れないとか、そんなので、
 
登れたー!
 
と喜んでいたら…ダメです。
 
よくスタイルを教えそこなっている、ということが言われるが…その辺のスタイル解説書みたいなものは海外のサイトにあったので、翻訳ととともに掲載してみたが、これで、倫理観を教えたことになるか?ならないでしょう…と思いました。
 
その辺が、本来は、アンバサダーと言われる上級クライマーが指南すべきことです。
 
漫然とサポートされていないで、積極的に役目をはたしてくれないと、現代の標準的クライマーは、この白亜スラブの記録みたいなので、自信をつけてしまうし、全然、ちゃんと登れてなかった矢筈のマスターズルーフの記録を再度チェックしたら、楽しかったーみたいな内容で、まったく
 
クライミングの質の向上という名の自己反省
 
にはつながっていないみたいですよ? そんなんで登っているから、事故、減らないんだと思いました。