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2023/01/05

リボルトになった大蛇山

■だからハーネス履いていないんです!って夢

今日は夜中に悪夢でお目覚め。

クライミングのコンペか何かで、設営しているところで、うっかりハーネスを履いていないのに、終了点の位置のところまで、自動的に上がってしまった。私がいるところは、本の厚みの薄い板を何枚も重ねてあるところで、積み木状態なので、ふわりふわりと揺れている、畳一畳くらいのスペース。

持つものは、梱包用の白いビニールテープが、握りこぶしの幅くらいで、あまりに必死に持つので、ペラペラに薄くなっていた…。 

何人も人がゴンドラに乗ってくるんだけど、私を見ても、首をかしげるだけで、助け出してくれない。

ずっと、だからハーネスを履いていないんですってば!って言っているのに…。

手汗で滑りそう。

必死で訴えても誰も状況を分かってくれないという夢だった。

見に来た人は豪華キャストで、野口あきよ選手とか楢崎さんとか、ユージさんとか…もう、なんで私が危険にさらされているのが分からないのだろう…というところで、目が覚めた。

考えてみたらみんなスポーツクライミングの人で、リスクは無頓着な人たちだな。

あまりにも心理的に不安な夢だったので、刻印のように、記憶が鮮やか。いや~、まじ怖かった。

今にも泣きだしそうだった。ハーネス履いていなんです、って何回言ったんだろう…。

しかし、目覚めた今、あの状況でハーネスがあっても、どこにもセルフが取るところがないよな… 

いや~恐ろしい夢だった。

ほんとにクライミングでは、追い詰められていたんだな~と回顧。九州に来てから見るもの、すべてが、

クライミングの教科書にやってはいけない、と書いてあるようなことだった…。

座ってビレイするのはダメだと、1行目に書いてあるようなこと。確保器は体につけろと書いてあるし。もう言い出したらキリがないが、まだ消化されていないのかもしれません。

■ 私を出しにリボルト?

私は克明に記録をつけているので、そのため、かもしれないと想像しますが…

ボルトが錆びていて、その上にグレーのペイントがされていた、大蛇山という課題がありました。5.10cです。

あれは、熊本の会長さんのススメで登りました。登りながらも、このボルト大丈夫なのかなぁと思いつつ登った。所見では、3便くらいでムーブが出てきて登れたんだが、一撃はまだです。

一度県外のパートナーが来たときに、再登して、成長していなかった。

大蛇山、なんと、そのあと、リボルトになったんですよ…。え?!

やっぱりボルトが悪かったってことですよね? JFAが限られた予算でリボルトするってことは、課題を選んでリボルトしているはずなので…優先度が高い順のハズです。

というので、リボルト対象になるようなボロいボルトのルートをあえて登らせられていたってことですよね??

いや …

後で、JFAのNさんが、「リボルトしてあげましたよ~」と声をかけてくださりましたが、とてもじゃないけど、ありがとう、というより、そのような悪いボルトを登らせられて、落ちろ落ちろ、と言われていた、私は一体何だったんだ…?と思いました。

もちろん、大蛇山で気楽な墜落なんかせず、じわーと登り、中間支点には、テンションすらしてはいませんが…。当時も、落ちればいいのに、みたいな視線を浴びていました。

いや、ホント、クライミング初心者である自分より、クライミングの安全について

無理解

な人を”師匠”と崇めていたことが分かった。ここは、開拓者のおススメで登ったからです。

それとも、私が記録に書けば、全国区の著名クライマーの目につく、だから、九州のリボルトが進む、という魂胆でもあったのでしょうか?

どちらにしても、私は実験台のように命は軽ーく扱われていたということで、私自身が思う私の命の重さは、他の人が思う私の命の重さより、重たい、と思いました。

私はそのような他者の命を軽く、実験台のように扱ったことはない。

と以上のような考察を大蛇山ではしました。 

■ 不安

クライミングで起こったことを色々考えて何がどうだったのだろう?と理性で読み解いていくと、不安障害みたいになったのですが…

仏教の、物事は心が作る、という説によると、やはり九州のクライミングカルチャーは、本当のリスクがある北海道、あるいは山梨のクライミングカルチャーと比べて、自然界のリスク自体が、あってないような気軽なもの… 別に低体温症になることもないし、化繊のウエアで固めてくださいよ、とか何を大げさな、って感じだし… とんでもない過剰リスク反応者に聞こえると思いますが、かといって40年前のカットアンカーで、10cがギリギリの人を10cに登らせて良いとは私には思えない。

私が先輩や師匠なら、あらかじめ、

「落ちないで、のぼりなさい。困ったら、エイドかテンションにしろ」

と念押しする。 

そのくせカムでは登りたがらないんですしね…。カムの強度のほうが他人が何十年も前に打った腐ったボルトより、心理的になんぼもましです。倒錯している。

指導者の思考回路が、全く不明=不安。

悪夢によって、不安が出てくるということは、不安という精神障害に、日中は理性で蓋をしているのかもしれませ


ん。

■ 関連リンク

https://allnevery.blogspot.com/2021/12/blog-post_16.html