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2024/05/18

【クライミング事情】見晴らし岩のカットアンカー

 昨日行った見晴らし岩。



取り外されて?外れて?落ちていたカットアンカー。まぁ、みたとこさびておらず、とりあえずは、ぶら下がるだけなら、大丈夫そうです。

たぶん、トップロープソロする程度なら、まぁ大丈夫でしょう。

誰かがわざと、外して置いてくれたんですかね? さすがに手では外れないでしょう。

2021/04/25

説明力=リーダーシップ

■ 説明力=リーダーシップ

今日は、外国人の友人2名と見晴らし岩でクライミング。

”説明力”

こそがリーダーシップの源泉だということをしみじみと感じました。

■ 説明する手法

クライミングの掟: 

登ったら、降りないといけない

=ビレイヤーがコントロールするローワーダウンを平地で教える

=同じ手法でグリグリで自分でコントロールするローワーダウンを教える(つまりラッペル)

=同じことをATCで教える

全部平地で。まずは、ギアに対する信頼とロープに対する信頼を覚える。

(ギアの信頼の量)>(見せかけの恐怖) ということを納得するのが大事です。

今日は、登る前にローワーダウンを覚えてもらいました。平地で。それで、上に行っても十分上手にローワーダウンできました。

その後少し登って、さらに最後に、見晴らしの良い場所で高度感がある程度あるところから、ラッペルをしたのですが…すでに道具への信頼やロープへの信頼が出来ているので、ラッペル大丈夫だった。ここで、セルフを2か所取る、というのも教えました。

リアリティがある設定でないとセルフの大事さは、なんとなくしか、分かりません。

今日の達成:ローワーダウン、ラッペル、セルフ

まずは、自分が岩場で、快適に怖がらずに過ごせないと、ビレイなど人の分の命の責任を持つことなど、不可能でしょう。

■登るほう

登るほうは、5.6とか5.7の段々の多いところの方が初めてのクライマーには難しく、5.9の難しいところの方がホールドが限られているので、易しいようでした。

だいぶエイドしましたけど…。

私は初心者には、技術的な習得を求めさせるべきで、登攀の出来はどうでもいいと思っているので、どんどんしたがるままに、エイドしてもらいました。どんどんエイドを少なくするように訓練したらいいだけですし…。

初心者には見晴らし岩は、やっぱり登攀自体がとても難しいエリアだということが分かりました…

全国的な標準グレードで言ったら、どうなるのかなぁ…。

易しいところは別の技術が必要な気がしますし、傾斜がないので落ちれないですし…。なんだか、色々ニッキーが説明してくれたことに納得。

ルートは個別の特性があって、グレードできれいに並んでいる者ではないですね。彼女も平面の5.9のほうが登りやすく、段々が一杯の易しいエリアは苦手なようでした。

■説明しすぎ の苦情について

私はあまり丁寧な説明を受けたことがないと思うので、色々と自学自習したため、自分の後の人には、色々こまかく言うほうですが…アップアップになるか、ならないか?は、相手の側の問題かもなぁと思ったりしました。

今日は楽しく登れました。

とりあえず、5.9がまだノーテンで登れてよかった。

季節の花は藤。スミレは終わっていました。風が強い日だったけど、佐賀県側は、ぽかぽかでした~


■ニッキーの感想

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Today was my first time rock climbing out in actual nature (aka not in a climbing gym)! It was easier than I expected, and a lot of fun. Kinny was a great instructor.  

We drove to Mt. Sefuri in Saga, and came across a few monkeys along the way (a VERY rare sight - I honestly didnt even know we had monkeys down here!!)

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ラッキーアイテムは、おさるとの遭遇!


資料

https://docs.google.com/presentation/d/183awD4b2puYIKpJjs0B8aBHS3YgoareXnLVViGUpSqk/edit?usp=sharing




2019/10/21

久しぶりの見晴らし岩

昨日は、新パートナーのYさんと見晴らし岩で、初めましてクライミング♪

■ 鬼ヶ鼻岩

鬼ヶ鼻岩も、ついでで取りつきを案内したんですが、びしょびしょで福岡側はダメでした。この岩は濡れ勝ちなので、掃除が大変すぎて、実用に耐えていないかも…です。

鬼が鼻岩は、アプローチも、ちょっと見つけづらく、案内者がいないと、なかなか発見ができないです。私たちも2度も敗退したんですよね。

一杯きのこが生えていた!こちらは鬼が鼻岩周辺のキノコ観察の記録です。もうキノコ狩りに行く岩場として採用(笑)?!それだけ、湿度が高いってことでしょうか?


■ 見晴らし岩 スラブ 5.10c

台風で倒木が…

見晴らし岩も、下部は濡れ濡れ、上部だけは乾いていたので、トップロープで触ることに…。いつもの5.10cです。これ、下はもう不可能な感じの濡れだったので、TRでもエイド。

組んで初めての時は、互いのビレイチャックをしたいものですが、そのためには3人必要ということが、分かったのが今年の夏の遠征です(笑)。

クライマーは、登攀中は、ビレイヤーのビレイを評価できないです。クライミング中は、下をちょっと見るくらいしかできない。

それもありますが、見晴らし岩は開拓者の米澤さんグレード辛めだし、すごくピン間隔が安全ってわけでもないので、初回は歩いて終了点へ行ける岩場なのですから、そのアドバンテージを取って、TRで全く問題ないと思います。

有名岩場でも、有名課題でもないし、この一本のOSのために苦節〇年!っていうような岩でもないです(笑)。練習用のゲレンデというのが位置づけとしては良いと思います。

まぁ、一回も落ちないで、登れそうだったら、登ったらいいと思いますが。落ちそうなクライミングをする岩場でもないです。
意味不明の敗退スリング?


■ ヨセミテノーズ

昨日は、ヨセミテのノーズに行った知り合いの報告が上がっていました。米澤さんもノーズは行きたいと言っていました。しかし、米澤さんがいくら強くても、知り合いたちの打ち込み具合を見ると…彼らのほうが現役数段強い…。その彼らは敗退だそうなので、まぁ、相当厳しいだろうなぁ。

フリーの聖地のグレードは、辛いという噂の三倉より辛いそうで、それなら、私がヨセミテで楽しいと感じることは、一生ないかも~です。

それでも、別にラオスで楽しければいいんじゃないかと思ったりしています。

■ グレード感

でも、不思議なのはグレード感。私と去年一緒に龍洞登ってくれたタオは、ヨセミテ育ちですが、私の登攀力を正確に測っていた。5.10Aぎりちょん、ってものです。

その5.10Aは龍洞の5.10Aですが…。合っていました。タオのグレード感ってかなり正確みたいなんですが、どうやってそれを得たのかなぁ?

■ ツタときのこ

私は、山に生えている、ちょっとした植物を見ると、なんか気分がほっこりします。

そろそろ岩より、自分のしたいことに帰ろうかな~

キノコと山菜かな?!

■ 夕焼けきれい




帰りは早めに帰ってきましたが、すごい夕焼けでした。お天気が心配に。

欲張らず、目の前のご縁と目の前の幸福を大事に登って行きたいです。

岩場にいたカエル君。

なんか、雨っぽいって意味なんですかね?


2019/05/24

リハビリクライミング1回目 

 今日は2か月ぶりのクライミングだった。

三瀬のご機嫌な農家民宿(ゲストハウス)具座さんのお庭からの眺め。

http://guza-mitsuse.com/

平和、という言葉を絵にしたら、こんな感じ。

福岡を訪ねてくれるクライマーは、こんなところに泊まるといいかもですね♪

椎原峠まで15分です。


 このお花はなんというお花なのでしょう?

この時期、黄色は珍しい… 蘭の仲間。
 鬼ヶ鼻の岩場の終了点…。

このプレートは、新貝勲さんの記念碑だそうです。

https://blogs.yahoo.co.jp/ogawa819/51763823.html

前回行ったときは見落としていました!

こういう歴史が感じられるものを知るのは、大事なことだなぁと思う。

岩場は、そこを見出してくれた人、愛して開拓してくれた人、愛して登ってくれた人、みなが作る価値…

登られなくなった岩場…愛されなくなった岩場は、さびれて、登りにくくなっていきます。

さて、見晴らし岩へ行って、体験クライミング。

ここ、前に会の新人さんを連れて行ったら、5.6でめげて登れなかったんだよなぁ。
 飛び入り参加ゲストのお兄さん。

普段、ボルダリングしているとかで、上手でした。登山靴で、5.9にトライ。

ボルダラー人口は、うなぎのぼりですが… 

外岩でのリードクライミングに進むのは、100人に一人くらいの割合。

大体の人が何をしていいのか?情報不足で分からない。

クライミングジムは、外岩への入り口にはなりづらい。

 今日は、9月と違って、パラパラに乾いていて、絶好のコンディションでした。

フリクション、かなり良かった!

足さえ完璧ならなぁ!と思わず言いそうでしたが、足よりも、完璧でないのは

クライミング脳

でした。2か月触らなかったから、頭がクライミング脳じゃなくなってる!!これが一番ショック!!!


もう初夏の雰囲気の森になっていました…

お弁当を食べているとハエがすごい…

そうだ~ 虫よけの季節だーと思い出す。

見晴らし岩は標高が高いので、そこそこいい季節まで登れます。

しかし、クライミングは一般に夏は閑散期です。

湿度が大敵です。
帰りに三瀬の温泉、やまびこの湯、で。

ぶっかけそば 670円
温泉     510円

締めて、1180円。

クライミングジムで一日遊ぶと、1700円。

どっちが豊かな経験か?というと外岩だと思うけど、どっちが上手になるのに効率が良いか?というとジムに通うことだと思いますが…やりたいか?というとやりたくない。

山梨にいたころも、クライミングジムは最後の手段でした… 行きたくないんだもん。

クライミングジム人種と私、違うんだもん。

今日は、なぜか、やまびこの湯、ガラガラで、そのためか塩素も入っていないようで、素晴らしくラッキー!

今日は夏日で30度だったそうで、山に行けて幸せ☆ 

山さえ行けたら幸せ☆




2019/03/26

チェストアッセンダーのテストで鬼ヶ鼻岩

■ 整備に行ってきました!

鬼ヶ鼻岩の整備に行ってきました。と言っても実は、

・遠征の打ち合わせ
・新しいアッセンダーのテスト

もあります。なんか登攀が後回しだな~(笑)。何でしょうか?!この”登攀後回し感”は(笑)? いつでも登攀できると思うとしなくなる系?!

いや、実はそれよりももっと根深いもの…しいて言えば、失望というものです。

日本で頑張ったって仕方ないなー感ですね。

■ チェストアッセンダー
 
ま、とはいえ、私はクライミングで成長していくのが好きなので、まぁクライミングには行くので、自分のやるべきことをやっていくということになるんですけれども…(笑)、それはこのチェストアッセンダーのテストです。

このチェストアッセンダーは、結構、当たり!でした。ユマール2個よりも使い勝手は、良好です。

しかも激安!おすすめです。3360円でした。CEマークがあるので、安全性も良いと思います。

しかし、アマゾンで購入しましたが、来るのが遅い。

そして、予定日に来なかったので、連絡したら、なんだかたどたどしい日本語でカスタマーサポートからメールが来ました。なんか文法が怪しい日本語でした…(笑)ので、2個必要なのですが、2個目は違うところから買うことにしました。

ロックテリクスのロープクランプは、プルージックコードでセットするよりもセットが楽なので、ここ数年、ロープがアップされないときなどに活躍してきましたが、まぁ基本、あまり出番がない道具でした。このギアだと適合ロープ径が太い。実際は8mmでもちゃんと機能していましたが、とはいえ、メーカーの保証外であると思います。

その点、このチェストアッセンダーでは、適合ロープ径が8mm~13mmです。適合ロープ径の幅が広いです。

■ 自己効力感

クライミングの大きな魅力は、おそらく自己効力感です。

自分の力でなんとかできる、
状況打開できる、

という実感がクライミングにはあります。たとえ困難があったとしても、その困難を乗り越える力が自分にある、と感じれることは、ものすごく強い自信になります。


私のラオスを考えても、旅のプロセスで様々な困難に直面したものの、すべて私の社会的な能力、語学、経験、そういうもので打開でき、それは楽しく海外登攀が貫徹できたのでした。能力をフルに生かすと人間はとても楽しいのです。

■ もう落ちないけどさー

2度のラオスや韓国の登攀が功を奏して、今では初心者ルートで落ちることは無くなりました。まぁ、もうⅣ級では落ちないでしょうね。

したがって、Ⅳ級なら行けます。

しかし、そのような危険な状態にあるⅣ級に行くべきか?というと?さて、どうなのでしょう?

・行ける能力がある、ということと、
・行きたいという欲求があることと、
・行くべきという義務があることとは、

それぞれ全く違います。

危険で易しいルートに関しては、能力があっても欲求がない…というのが、大方のクライマーの帰結であるようで、その帰結に私も来てしまったようです。

あーあ、せっかく登れるようになったのに、ご褒美なし?

というわけで、これまで5年間の努力はなんだったのか?ご褒美がないじゃないか!という帰結になってしまったわけです(笑)。

私に今、必要なのは、まさにご褒美です(笑)。ランナウトした怖いⅣ級なんて、ただの罰ゲームになってしまいますよねぇ。

 自分にとって何がご褒美なのか?というと、それはやっぱり楽しい遠征のような気がします…

2019/03/10

ご機嫌な見晴らし岩でカムセット練習!

■ 現状

岩登りは苦手だ。

その中でも、クラックは、最初から不可能感が比較的少なく、小川山レイバックは、おお~!と初めて見たときに感動した。

というので、クラックを覚えよう!と思ったのだが、クラック講習に出たら、「もうちょっとフェイスを覚えたほうが良い」と返されてしまった(笑)。フェイスが登れないからクラックに来たのにね~。

不可能感満載のワイドや、フィンガーを経て、なんとかハンドサイズの5.9なら…というのが今の現状だ。

現状だと、”登れるクラックを登る”という結末になっており、”登れそうにないものにチャレンジする”、ということができない。

長野・湯川の易しい5.9くらいのクラックを軒並みリードする、リードの取り貯めする、というのが課題になる段階だ。

が、湯川はカムセットに一癖ある、というのでスキル的に却下されていた。3年前だ。

真の課題はカムセット。

■ カムセットの失敗は許されない

カムのセット失敗=ノープロテクション 

ということで、フェイスに一杯逃げられる場所でカムセットを覚えたい。自分のギリギリグレードではない岩場に行かねば!というので、龍洞の岩場へ出かけた。楽しかったが、ほとんど雨で練習は、ほぼできなかった。

先輩が三倉に連れ出したりしてくれたけど、三倉、難しすぎてほぼカムエイド。まぁ、カムエイドにもれなくなっている、ということは、基本、カムのセットはバチ効きってわけで、目的を達したとも言えるんだが(笑)。

とはいえ、リードにあんなに時間がかかっては!玉切れにもなったし!

さて、どうしようか?

■ 見晴らし岩でカムセット練習

見晴らし岩は、コケがない快適エリアは、右端・左端なのだが、登攀が易しいのでフリーのクライマーは見向きもしない。

クラックのクライマーから見ても、クラックはあるんだが、段々が一杯で、クラック登りは必要ない。ボルトも打たれているので、カムも必要ない。というので、誰が登るん?となっていた。

が、カムセット練習に使える!とひらめき、出かけることにした。

■ 真ん中のフレアした5.9

4. ルート4. (5.9、14m、ボルト4本)
 フレイクを利用して一段上がり、バンドを左上し穴状のホールドを取る。ここから右のクラックへ移る。
そのままクラックを伝い、上部で左へ出てハング下の小テラスへ這い上がる。

このルートを題材として、ボルトレス化が可能かどうかやってみた。
結論は不可能だった。

まずは一段あがったところで、フレークの内側で、できるだけ高いところに紫を噛ませる。下も大きめのカムが効くが、フレアしているし、1本目なのでできるだけ高いところが良い。

次が問題だ。ボルトがあるが、ボルトを使わないとすると、フレアしたクラックのスタートから、できるだけ下に黄色2番を入れたが、実はこれは、スタンスから届かない。ので、ポケットを取るムーブを出した後になり、しかも安定して立てるスタンスでもないところで取らないといけないので、現実的には非常に入れづらく、ノープロで上まで行った方がむしろ登れる人には安定したスタンスということになってしまう。しかも、一番下で取ったとしても、ギリギリランナウトを免れるかどうか。ということなので、実質ボルトがないと、ノープロと同じになってしまう。したがって1つ目のボルトを省略するのは現実的でない。

2ピン目の横に赤が取れるが、このボルトは確かにカムを確実に決められる人なら、要らなくなるが…5.9を登っているような人がそんな人かどうかというと、?。しかも、下で黄色を入れて、赤を入れた想定で、やっとランナウトから免れるわけなので、やはりボルト省略は現実的でない。下が核心になって登れなくなる。

その上はしばらくフレアして取れない。が段差があるので、なんとかなる。

クラックが平行になってきたところで、青、黄、緑などが50cmくらいの間隔で取れた。取れるところは全部入れてみた。選択肢はある。どれを使うかは好みと身長、使うホールドによりそうだった。あとは終了点になってしまうので、どこかで入れないといけない。ここもボルトレス化はやろうと思えば省略できるが、現実的でないと思われた。終了点の下で一本入れないと、だいぶランナウトになるし。

終了点付近では、どこも入れるところがないので、支点をナチュプロ化するのは無理で、無理に実行するとすれば、下向きのリスに差し込んだハーケン!いや~、いやですね~、下向きですからね~。

ということで、このルートを最も快適に安全に登るのは、やはりボルトが良いだろうという結論になった。カムはカムエイドが可能なので、登れない人がカムエイドするには、上記のカムを持っていけばハンドジャム代わりになること請け合いだ。

しかし、ボルトレスになってしまえば、5.9のルートであっても、5.9が限界グレードの人が楽しめるルートではなく、5.12くらいの人がゆとり付きで登る5.9という性質になってしまうだろう。

登り自体はクラック登りはさして必要ではなく、フェイス+足はスラブ。ハンドホールドが、フレークやカチ、ジャミング、カンテ持ちも使える。

このような岩のルートは、どういう性質と表現すればいいのだろうか?やはりフェイスだろう。ドスラブではないのでスラブとも言い難いが、出だしはフリクションクライミング。途中足ジャムも使おうと思えば使えるが使う必然性がないので、小さいカチを拾うクライミングとなり、エッジに乗りやすい靴が良くなる。上に行けば行くほど、岩が乾いてコケが少なくなり快適になるので、下が悪い=初心者向きではない。が、この主岩壁では一番易しいルートだ。

ここは岩場全体が下の方がコケで悪いので、下核心になることが多い。ま、岩場は大抵たいがいそうだけど…。下で落ちれないということは、やはり確実なプロテクション、ボルトが欲しいところだ。

あとで師匠のYさんに登ってみてもらったら、カムはちゃんと効いているようだった。
ナチュプロ化できるかやってみたけど無理!なルート4 5.9

■ その他 右岩壁

あとは今日は右岩壁に色々とカムをさして遊んだ。カムの経験値も差した数と思うので、今は登攀よりも、カムのセット経験数、命!だ。

Yさんが、右側のルートで一部カムセットしてくれたものを回収したが、さすがで、そこでは、グレーが効くところが大体似たような幅ではあるが、フレアしているため、一か所しかなかった。

初心者だとそこを選べないかもしれない。幅は見た目で決まってしまうが、効く場所がかなり限定的だった。

ので、さすがだな~と思ったのだった。

Yさんは「私はクラックは登れません」とか言うけど、ちゃんとプロテクションはセットできる人が言うわけで、私がこんな程度のプロテクション設置能力なのに、クラック登りたい!とか言っているのとは大違いなのである(笑)。謙譲の美徳って、これのこと?

■ ぽかぽかの岩場

今日は、見晴らし岩は例のごとく、暖かく、とても幸せ気分だった。午前中は風がつよく、ゴーゴーと風がなっていた…。しかし、北面が強風なだけのようで南面の側は、小春日和り、の素晴らしい日だった。





自然の中にいるだけで、なにかしら、マイナスイオンみたいなものか分からないが、すっきりとした気分になれる。

今日は岩に張り付いて触っていたが別にトレーニングは、さしてしていないが、カムのプレースメントを覚えるという積年の課題の、解決の一歩が踏み出せてよかった。

■ 育ち方 

私が思うには、

1)トップロープでムーブを覚える
2)疑似リード+エイドでカムを覚える
3)リード

というのが、安全パイで、2)カムを覚える、をすっ飛ばしていくと、リードというのは、

A) 絶対に登れるところしか登らない=落ちないので、カムへの信頼は積みあがらない
B)ギリギリに迫って落ちる=カムが飛んで大怪我=懲りる

のどちらかになってしまうと思われる。どっちの結末も嫌だということで、やはり疑似リードというのが必要になると思う。

多分、

1)トップロープでムーブを覚える
2)トップロープでさらに高度なムーブを覚える
3)さらに高度なムーブを覚える
4)落ちないところしかリードしない 
5)カムは、時たまエイドで使って信頼が生まれる

ということになっている人が多いのではないか?と思うが、そうすると、5.11のクラックが登れるようになってから、5.9のクラックをリードする、というようなバランスになるのではないか?と思われる。

どちらの道をとってもいいのだが、昔の人は最初の方法で、今の人は後者の方法が多いという印象だ。つまり、(リードできるグレード)と(フォローで行けるグレード)がかけ離れている。2グレードくらいの感じだ。

まぁ、自分にとって難しすぎるグレードのルートをフォローであっても登っていれば、カムはエイドで出さざるを得ない…。

私はアダモ5.10cは登れない。けど、カムエイドなら3番が効くので簡単。

前進用にカムを使うと、フリーのクライマーからは当然フリーではないので、え~と言われるけど、それはショートだからで、マルチの場合、スピード=安全であり、フォローはさっさと登りたいわけで、そこでフリーにこだわっていると、日が暮れてしまいかねず、別のリスクが出てしまう。

ので、

・ショートの時でもフリーにこだわる時間を短くする練習日
・フリーにこだわる練習日

の二つがあってよいと思われる。

今日はカムセットをテーマとした日だったので、いっぱいカムセットができてよかった☆

新しいDMMが前日に届いていたのだった☆

■ 次回の課題

・紙とペンルート図にクライミングムーブを書きとる

2019/02/27

背振の岩場

鬼ヶ鼻岩からの展望
■ビレイヤー貧乏解消術

今日も見晴らし岩と鬼ヶ鼻の岩場に行ってきました。

ビレイヤー貧乏を解消する方法を伝達するためです。

すでに伝達してもらっている私から、伝えても良かったのですが、また聞きになるのと同じなので、直接教わるほうが確実性が高いと思い、3人で行きました。

今日は、あいにくの曇り空で、雨もぱらつく感じだったので、早めの切り上げでちょうどよかったです。

■ トップロープソロ

トップロープソロという方法は、ルート開拓で使われる方法です。

ロープにぶら下がって、あーだこーだとムーブ解決しますが、普通にフリーで登るのにも使えます。

私は岩に登り始めのころ…十二ヶ岳の岩場などを登っているころ、これをしたかったんです…3年前です…岩と一人で心おきなく向き合いたかった…しかし、システムが分からなかったんですよね…。プルージックで自己確保するのは知っていたので、上のランナウトしている部分、垂らしてあるフィックスロープに、プルージックで取ったりしていました…。

しかし、十二ヶ岳の岩場も、上で7mほどランナウトしていました…あの程度のランナウトは10数メートルもランナウトすることが当然の九州の岩場から見ると、可愛らしく見えるほどですが、そもそも、十二ヶ岳の岩場が、初心者向けの岩場であることを考えると、いささか疑問に思えます。人工壁のように頻繁にボルトを設置する必要は感じませんが、3m~5m置きにおくべきということは感じます。それは、アイスでもし、スクリューを打つならと想定すると、誰でも理解できる。

岩しか登らないクライマーは、岩に対する信頼が強すぎるように思ったりしないでもありません。岩も、抜けるし、壊れます。

過去を振り返ると、当時は、一人で岩場に行きたい!というと、制止されていました…

が、今では誰もそんな人はいない…(笑)。

そんな些細な一点をとっても、だいぶ成長したんだなぁと実感します。以前は、おそらく、あぶないよ、と心配されていたんですね。今では、だいぶ安心人材になったということでしょう…

■ 長いハングドッグ

一般的に、自分の限界グレードに来ると誰でもハングドッグが長くなります。

このハングドッグがビレイヤー泣かせ。2時間もハングドッグするクライマーもいるそうです…。2時間かあ…。2時間もハングドッグされた日には‥‥ビレイヤーの負担も多そうです。

しかし、誰だって学習する時間が必要ですし、そのクライマーにとって2時間が必要なのだったら、なんとかしないと上達はないし…

というジレンマを解消するのが、このシステムです。

これでクライマーもHappy&ビレイヤーもHappy☆

一旦トップロープを張ったら、各自ムーブ解決、なんて登り方もできます。

あるいは、一人の時だって岩場で黙々と自主練、なんてこともできます。

ただ、この方法は脱出が一癖あります。一般的な、宙づりの登り返しはマスターしている人でないと、ハングでこの方法で登っていて落ちると、宙づりから脱出できなくなることがあります。うっかりプルージック用のコードを忘れて登ってしまうと、にっちもさっちもいかなくなる場合が…。

たった一人で登っている時にそうなったら…誰か来るまで待つ?いや~切ないなー(笑)

今日はこのことが分かってもらえたので、目的は達しました☆

■ ”幸せのお裾分け”な山

今日は、なんだか、とっても嬉しかった。なんか愛情で作って行く山ができたなぁって。

というのも、いつも先輩にはお世話になっています。何かお返しがしたかったのです。これはおお!という、いい方法を教えてもらったので、幸せのお裾分けをしたかったんですよね。

大体クライマーは限られた休みを有効利用したいのです。特にアルパイン系の人だと、価値観的に、とにかく”強くなりたい!”です。強くなるには量をこなす必要があるわけですが、いわゆるフリーのクライマーの登り方だと、のんびり過ぎて…フリーだけやっていると体力面や持久力面で弱くなってきます…私もフリーに専念しろ、と言われて専念して弱くなって悲しかった…(涙)。

トップロープフィックスで登れば、量を稼げます。

オンサイトした岩場だったら、フリーのクライマーは興味が無くなりますが、岩場資源が限られた日本のクライマーが強くなるには、近所の岩場をしゃぶりつくすしかありません。ので、この方法。

これなら、何百メートル登れるか?累積量を計ったり、一日で登れる登攀量を伸ばして行ったりと、色々な登り方を工夫でき、自分の能力を伸ばしていくことができます。

ジムも楽しいけれど、それは仲間がいるから、ですよねぇ…。ただ黙々と登れるタイプの人は少ないのでは…?

そして、最近お世話になっている開拓者の方にも、私の自慢の?(笑)先輩のクライミングを見せれて良かった…というのは、本州でのクライミング経験が十分たまっているクライマーを見たいようだったからです。グレード感の差の確認?

私は本州で十分クライマーとして成長する前に引っ越してしまったので、グレード感がわかるほどには成長していないからです。うーん、辛いなぁ!と言うのが精いっぱい。

■ 小鳥さん虐殺現場?!な右下岩壁

今日は、右下岩壁にも行ったのですが、小鳥?の羽があちこちに一杯散乱していて、なんか虐殺現場にいるようでした…(汗)

自然界は厳しいなぁ… 

コケは、1年前に来た時よりも増えていました…が、清掃すれば楽しい岩場になりそうです。

北面ということで、夏場に良い岩場のようです。





■グレードを追いかけないということ

なんか最近やっと、グレードを追いかけない、という登り方の解が見えてきたかも。

グレードを気にしすぎてはいけないとか、グレードを追いかけてはいけない、とよく言われます。

しかし、だからと言って、易しいグレードから難しいグレードへ行くという順番を無視することはできないし…

グレードを追わない登りって? という答えを直接くれる人はいません。

つまり、グレードに関係なくその岩場で登れる最大の量を登る、ってことがグレードを追わない岩登り、っていう意味だったんですね。

最近、また知見が広がりました☆




2019/02/24

見晴らし岩 6回目

シュラフを出してお昼寝中のおじさんたち
今日は6回目の見晴らし岩だった☆

1本登ったあたりで、オジサンパーティと長崎のガイドさんもいらっしゃり、なんだか賑やかで楽しかった。

■ 今日の学び

見晴らし岩は、私にとって、なんだか難しい岩場だ。

なにしろ、下部が核心というのが嫌らしい。しかも、ムーブ核心というよりフリクションん核心。コケで悪いのである。

傾斜は寝ているように見えて、結構立っており、足で立てるようでいて、ほとんどが外傾している。

横に入っているクラックも、佐久の岩場と同じで、実はスローパー。

要するにそのスローパーに立つから、フリクションクライミングなのだが…。

自分を信じるとフリクションクライミングではよく言うが、そうではなくて、フリクションを信じなくてはならないのだが…これがまた…苔があると、信じられないから怖い。

しかし…、

信じるために必要なのは、失敗経験。
失敗経験に必要なのは、失敗しても大丈夫だという保険。

今日もトップロープソロだったので保険付きのはずだが、それでも落ちるのが嫌いなワタクシ…

メンタルブロックの克服は時間がかかる。

しかし、それにしても昔は体育館の2回からマットの上とは言え、飛び降りて遊んでいる子だったのに、いつから落ちるの恐怖症になったのだろうか?

落ちるのだけを練習したほうがいい。

というか、もうこれ以上確実な墜落を止める方法ないのだから、落ちることを許容できるようになるかどうか、自分の問題だ。ビレイヤーはこの方式では要らないわけだから。

■ 今日の成果&課題

今日の成果は、カムを持って行って、他は重しにし3番ばかりをぶら下げていたせいだが、3番がセットできる場所が結構多い事。ここは、カムのセット練習にも良い岩場だと判明。全セットぶら下げて登るに限る。

今日は、ロープクランプによるセットもテストした。上手く行くセットを見つけた。

また、少々アルパインチックな、3Dクライミングの個所と、2Dのフリーの個所では、2Dのほうが慣れている。

アイスと同じで、4級と5級と6級は、全部 別のクライミング なのかもしれない。

普通の一般縦走からクライミングに入ると、(歩き)から、いきなり(5級)と(6級)をやることになる。つまり、(4級)がお留守になる。

ので、4級の経験値が足りない、ということになるのかもしれない。







2019/02/12

見晴らし岩

■Toprope Fix での単独登攀の練習

今日は、見晴らし岩にトップロープフィックスでの単独登攀の練習に行ってきました。

ギアの作り方を教えてもらって、はや2か月… 原理は分かるものの…調整が悪かったのか、なんだか思い切ったクライミングができないでいましたが、今日は調整も上手く行き、確保も、まぁまずまず。とりあえず落ちていない。ので、確実性があるということです。

この調子で信頼を積み上げていけば...きっとギリギリに迫ることも可能になるかも…。

今日は、ずっと登っていたので疲れました…。久しぶりに筋肉痛です。

このギアの作り方については、また後日、後述します。

■ 鬼が鼻右下岩壁

偵察に行って見つけられなかった右下岩壁…。鬼が鼻の岩場では、最大の岩場なのに(笑)

やっと見つけました。





2018/11/09

Onigahana Miharashi Iwa Crag

I have gone to Miharashi iwa again to introduce 2 beginners to climbing.

Miharashi iwa includes, 5.6 - 5.11.

So handy for the beginners.

It was better friction than in summer and the red and yellow Autumn leaves were so beautiful...

This time we only did TOPROPE since they were new to climbing and I think to learn belay, you need to go to a climbing wall... unless you catch falls, you never learn anything about belay.


So this time it meant to enjoy and give prior information such as topo, gear knowledge, etc to new comers.

I lend some books too. A must read book.

For the other photo of this crag. Click here.

2018/09/17

見晴らし岩&右下岸壁捜索

■ ホームゲレンデを探して 北向きの岩場、夏向きの岩場

今日は、クライミングジムで出会ったイスラム系アメリカ人のアル君(初心者)が外岩デビューしてみたいというので、初心者向きの、見晴らし岩を予定していたのですが、早起き苦手だったみたいで、朝からキャンセルの通知…(汗)でも、もう行くことにしちゃったしなーと、集合場所についてから、充実案を練りました。

さてと・・・・初回は偵察で、鬼が鼻岩から懸垂で下降し、南東壁を登り、見晴らし岩を偵察。2度目は見晴らし岩。3度目の今回は??

初回に見落としたらしい、この山域で最大のエリアである、”右下岩壁”を探してはどうか?

というのは、

1)右下岩壁は、北西面で涼しそう。夏向きではないか?
2)ホームゲレンデ化できる可能性がある場所

と思えたからです。しかし、今日は、昨日とは違い、あまり暑くはなかったので、北面の岩場の涼しさをありがたがる、という感じでもなかったです。

■ 右下岸壁サーチ

早速、椎原峠より、右下岸壁を探しました。見つかりました。が、結論的には、岩場があまり魅力的ではなかったので、登らず。

行き方は、
1)椎原峠から鬼が鼻展望台へ。
2)縦走路との合流点との最低鞍部から、西へ降りる。
3)とすぐにルンゼに当たる。沢の源頭部になっている。
4)そこから右にトラバース気味に行くと岩の基部へ着く

※ ロープを出さないと登れないかもしれない、脆い斜面です。沢登りでしか出てこないなーという道なき道

岩場の基部へ行ったものの…あまり課題に魅力を感じず、見晴らし岩へ行くことに。

私は、この不整地の歩きで、日ごろのクライミングの結果を感じました。バランス感覚良くなっているので、落石したりなどの雑な登りをせず、きれいにアバンギャルドな?道を歩けた(笑)。

■ 見晴らし岩

仕切り直して見晴らし岩へ…。「なんか緑色が増してない?」

なんだかコケっぽさが成長していました。これを見たとたんに、顔面蒼白なワタクシ… 今日はカム設置でも練習しようかなと思って、カムを一式持っていったのですが…課題的にカムの出番がある感じではなく。

■ どっかぶりのトップロープ

11のどっかぶりをやったのですが、これは私は登れず。ヌンチャクに手が届かないので、エイドでも無理でした(笑)。しかも、ロープセットがこすれる配置で、あまり落ち着かず、早々にロープは抜くことに。

■ コケ核心!

5.10Aをリードしてもらいましたが…TRで登る?と言ってもらえ… なんか、たぶん、岩場を見たとき、顔が引きつっていたんでは?

苔でグレードより、悪くなっている感じでした。

今日はトップロープのみで、リードはしていません。コケコケで怖かった!

テンションがかかった状態で、岩角にこすれると、ロープ切断のリスクがあるので、そうならないセットというか、ロープガードなどの使用が必要かもしれない、2段オーバーハングです。


■ その他

今日は、カムもワンセット入れたので、ザックが重く、縦走で歩く感じを少し思い出した…縦走もやっていないと、歩きが弱くなります。

行きに何やらにぎやかなところがあったので、何かな~と見ると、栗拾いでした。どうも近くの観光農園が栗拾いのお客さん向けに、焼きトウモロコシやイノシシ汁を出しているみたいでした。

残念ながら、クライミングを終わりの帰りはすっかり、その出店も終わっていましたが。

前回来たのは6月17日とぴったりと3か月前ですが、3か月立ってもあんまり成長感がない…うーむ。岩場の質によるのでしょうか…(汗)。

クライミングって成長するときはいきなり成長しますが、しないときは全然しない…

三瀬の当たりはすっかり秋の気配で、田んぼは刈り入れ時になり、彼岸花が咲いていました☆



 帰りは、トラバース道を通ると楽に帰れます。

が、途中で登山道が消えています。

大雨で崩落したらしい…
こんなのがたくさん落ちてた

2018/06/17

見晴らし岩 

今日は岩、なかなか楽しかった。

前回鬼が鼻の岩場に行ったとき、帰りについでで立ち寄った見晴らし岩。ここは見るからに易しく思え、トポを見ても、軒並み5.7~5.9が多く、5.10b、5.10c、5.11a, 5.11bがひとつづつ。これは私向き~と、ときめいた。しかもペツルだし!

ところが…朝一で取りついた5.9、1ピン目からが取れず、上がれず…(汗)。これほんとに5.9なの?!というスタート…1ピン目では落ちたくない…というので、敗退し、ヌンチャク残置。右手スローパーの左足立ちこみでした。うーん。いいホールドが欲しい。

ルート情報
ルート4. (5.9、14m、ボルト4本)
 フレイクを利用して一段上がり、バンドを左上し穴状のホールドを取る。ここから右のクラックへ移る。
 そのままクラックを伝い、上部で左へ出てハング下の小テラスへ這い上がる。

ルート5. (5.10a、13m、ボルト5本)
 フェイス左に引かれたライン。見た感じよりも悪く、特にハンドホールドに乏しく手を焼く。全体に気を
 抜けない動作が連続するが、上半部のダイクを越える辺りが核心部。

レベルを下げて、ワイドクラック付近の5.8へ。まぁ、これは何とかMOS。ふむ~。のっけから調子が出ないんですが。

8. アンダーホールド(5.8、30m、ボルト9本 )                           主岩壁左端に引かれたライン。フェイスを3m登り、一旦、テラスに立つ。ここからワイドクラック   を登った後、緩傾斜のフェイスをたどり、外傾テラスに出る。ついで、ハング下をアンダーホールド   伝いに左上し、左端を乗り越える。ここが核心部。

5.10bとかいう課題も、これほんとに5.10bなのかなぁ、という難しさ…2ピン目から3ピン目のワンムーブが…。縦の甘いカチホールドをもって足を上げるのが上がらないです… ここは隣のルートに逃げてしまいました。

ルート3. (5.10b、30m、ボルト10本)
 岩壁の中間部分に帯状のオーバーハングが走り、これは登攀不能を思わせる。しかし、中央が段違いに
 なっているので、この部分に形成された凹角をフリーで抜けることが出来る。まっすぐ岩場の頂上まで抜
 けるラインは、爽快であり好ルートと言える。取り付きより下部ハングの右端を目がけて直上する。2本
 目のボルト前後のフェイス部分が技術的核心部となる。クラックを伝って凹角に入り、これを左に抜け  る。空中に浮いた感じがして、高度感が素晴らしい。一旦左のカンテに立った後、右の壁が被った凹角  を左上し、右のフェイスへ移る。後は傾斜が落ちて容易となる。

まとめ
ルート8 5.8 MOS
ルート4 5.9 敗退
ルート3 5.10A RP

■ TR

5.11Aのどっかぶりは壁を使ってステミングで登れば、5.10Aだそうだったので、それでトライ。岩を押して登れると楽。上のほうも微妙なスラブでした…

ルート7. (5.11a、14m、ボルト5本)
 オーバーハングの右端を越えるルート。ハング下テラスよりハングの右端目がけて登り、頭を押さえられ
 たところで、左へ身体を振り込んでハング上のホールドを取る。ボルトはハングの右側壁にあるので見落
 とさない様に。ガバを掴んでしまえば一気に身体を上げるが、それまでの体勢の保持が悪い。

■ まとめ

結局、易しいと思ったのに、結構苦戦したんでした(笑)。軒並みオンサイトする気で、今日は数を打つぜ!くらいな気持ちでいったのになー。

しかも、そんな調子だったので、あまり行動食を持って行っておらず、頑張ったため、おなかがペコペコに。パンとおにぎり1個では… というので、帰りのお蕎麦食べてかえりました…

岩は見た目ではないのかも…。というか、まだ岩を見る目が、ちゃんとは育っていないみたいです。

帰りは、近道で帰りました☆


おまけ。三瀬温泉 お蕎麦400円

後日談: この岩場は開拓者の意向でとてもグレードが厳しいことが後日判明