ラベル ギア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ギア の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024/06/07

【クライミングギア】ペツルスパサ

ロープを切ることができるナイフはペツルスパサです。

ギザギザがあれば、他のナイフでも構いません。

 ナイフ事例

今回の記事は以上です。


2024/05/31

【ギア】当方のギア


何も言わなくても、山やならギアを見れば理解できると思うので、解説は端折ります。

いったい誰ですか?私にムンターでの確保を教えようとした、たわけは?

私は一回目の屋根岩2峰をムンターで懸垂下降した女ですよ?先輩はムンターでの懸垂を知らない人でした。

前穂北尾根もムンターで降りていますし、ツエルト張るときに3分の1は、いつも使っています。

人を馬鹿にするのもいい加減にしてください。

2024/05/25

【クライミング技術】トップロープソロのセット

Camp Goblin - Top Rope Solo Climbing Setup

こんな動画がありましたが、ダブルストランドにしないと2重の安全にはならないと思う。

また、このチェスとハーネスを作っているスリングがダイニーマですが、痛いと思います。幅広のナイロンのじゃないと実際は使えないと思うよ。

ロールンロックとマイクロトラクションで二重になっているバージョン
https://youtu.be/e4wpIQ0ikFA?si=UflCiQ3TOgWQrr1T

https://youtu.be/OYYPX36fZLQ?si=IzNuhmXWoJz-6nvK

2021/12/31

「スラブで流して止める」=現代のロープの性能をよく知らない

 ロープと支点強度の捉え方も、現代版の理解昔の理解 の二つがあると思います。

昔の支点は脆弱、そして、ロープは麻とかで三つ撚りとかです。

一方、現代は支点強度があがり、ロープはカーンマントルです。

つまり、ロープの衝撃吸収能で、人体を損傷から守るという考えに180度方向転換していますので、流さなくていい、というのが基本になっています。

一度、スラブをリードしているときに、「落ちたら流して止めてあげますよ」と自慢げに言われて、ビックリ仰天しました。現代のロープでは、スラブで流して止めるって必要はないです。流したら怪我の量が増えるだけです。ただでも大根おろしなのに。

この方は、普通の岩場のリードでも、「落ちます」と声をかけて落ちたら、「まだ俺が準備していない、アンコントロールな墜落をしないでくれ」と言ってきました。それも間違っています。

クライマーはどこでもいつでも落ちる可能性があるので、ビレイヤーが、下でサボっていい時間はゼロ時間です。

私は、3ピン目を取るまで落ちてはいけないというクライミングを自分はしますが、1ピン目で落ちるクライマーに文句を言ったことはありませんし、止めれなかったということもありません。人工壁ですら、です。

■ ロープは体格で選ぶべきものが違いますよ

私は軽いクライマーなので、ロープは伸びが良いものを使っています。

同じロープを体重が重いクライマーが使うと、安全ではなくなります。

重たい人でハングドッグが長い人は、伸びよりもデュラブルなロープを使ったほうが合理的です。

私はロープに全体重や衝撃を与える場合というのは、ローワーダウンくらいなのです。めったに落ちないので。落ちる場合も軽いので、柔らかいロープが良いわけです。

柔らかい軽いロープは細系であることが多いので、耐久性は劣ります。毎日毎日登っている人には向きません。

そういうことが、ロープは会のもの、ではなく、

一人一本自分で自分のリードに適していると思えるロープ

を選んで持ってくるべき理由です。

■ メンテ

アイスクライミングをする人は、ロープは岩と兼用ではダメです。表皮が凍り付いて、グリップしても確保器の中を滑っていきます。防水加工は必須です。また、防水スプレーを登るたびに毎回しないといけないです。帰ったらロープを干します。

一方、岩登りだと、ロープのメンテにそこまで気を使うケースは少ないですが、雨の日のクライミングで泥が付いたりしたら、帰ってロープを洗い、日陰に干します。

カーンマントルのロープは、表皮が結構重要です。表皮の中に泥の細かい粒子が入ると、磨き粉のようになって、カラビナを削ることになってしまいます。一方、芯がふにゃっとしていても、不思議と結構、持ちます。もちろん、ふにゃっとなった時点で、そこからカットして使ったほうが良いとは思いますが。

■ 文字通り命綱

ロープも使い慣れると、文字通り命綱、であることを忘れがちになってしまいますね。

支点も同じです。

ゆでがえる現象っていうやつですね。

大丈夫、大丈夫、と言いながら、段々と大丈夫ではなくなっている…というものです。

九州の支点の、”生と死の分岐点状態”は、そのようなプロセスで発展したのであり、日本中のほかの場所でも同じではないかと思います。

『最新!アルパインクライミング』にこのような記述があります。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いわゆる「ロープを流して止める」制動確保は30年ほど前までは、ビレイの鉄則だった。


それは、ビレイ方法も「肩がらみ」だったからという前提がある。


中略


70年代前半~中盤で、おりしもビレイは「グリップビレイ」そして「エイト環」と大きく変わりつつあり、さらに現在のビレイデバイスが登場するにいたって、確保方法はロープを瞬間にロックする「静的確保」(スタティック)へと決定づけられたのである。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





2021/10/03

中古のギアは使用しない

 あまりにも当たり前のことなので、誰でもそうしていると思ったら違うようでした…

カムやアイスアックス、その他、ギアの貸し借りは、自立したクライマーはほとんどしません。コンペに出るのに、ほんのちょっとの間、アイスフックがいるとか、試しに振ってみたいとか、そんな話があるときは、借りたり使ったりしますが、最初からカムを買いそろえる気がないままに、クラックの岩場に行くとか、自分の本気トライで、人のロープで登るとか、ありえませんよ。何しろ、リスクのコントロールを楽しむのがクライミングなので、人の土俵で相撲を取るようなことになります。

印象的だったのは、私が初心者時代に確保器を落とした時、先輩が残念そうに

「落としちゃったら、内部に見えない亀裂が入るから、もう使えないね」

と残念そうに言ったことです。それくらい、ギアの性能には気を遣うのが通常です。



2021/05/27

Grivel Magic Ring グリベルマジックリング おすすめのプルージック用コード


現代のスタンダードは、ケブラーですが、これすごく使いやすそうです。

■ 技術伝授は、自分のパートナーとするため

支点とか、ノット通過とか、ビレイの仕方もそうですし、宙づり登り返しとか、そういうのを誰かが教えてくれるのは、基本的に、自分のパートナー(フォローとする、つるべの相手とする)ためです。

私の師匠は、組む前に、3日連続で、ロープワークだけの日を作り、公園で斜バリまでやりました…。

なので、教わった人がそのあとありがとーと言って、別の人と組んだら、不義理。

最近、県外クライマーに技術伝達しましたが、その人が心配するといけないので書くと、私は、例外的に、基本的に自分が組む人には、知っている技術をすべて教えるように、とガイドの新保さんから言われて、そうか、と思ったので、実践しています。

ただ…教えられるのを嫌がる男性も多いので、基本的には、経験者には教えない…出来ている前提でいて、危険なことをしているときだけ指摘します。例えば、ロープドラッグとか…。

■ マルチに行ったのに次がないというのは、反省しろという意味ですよ

初級のマルチに連れて行ってもらって、もちろん、そこはトップも、セカンドを見渡せ、トラブルが起こりそうにないような、起ってもすぐ対処できそうなところで、ラクもなく、支点もボルトで、というような、明瞭なところへ連れていかれて、もしも、その次が誘ってもらえない…ということだったら、

”この子はマルチはまだ時期尚早だな~”

と思われたということかもしれません。

例えば、マルチに必携の、プルージックコードをぶら下げてこなかった、とか。めったに出番がないですが、端折れないギアなんですよね。外では…。

■ こんな感じの人が多い

以前、5.12も人工壁ならオンサイトもできるという18歳の九州クライマーが、小川山に行きたい!というので、じゃあ、というので案内したら…。こんなことがありました。

ショートを何本か登ったあとのマルチですが、終了点が見えていて、私の声が届き、目も届くのは、1ピッチ目しかなく、じゃ、ここしか君にリードさせられるのはないから、君、1ピッチ目ね~、と言ったら、びっくりして、あわててセカンドの確保法を質問してきました… あれ~?知らないで来たの?

私なんて、マルチ行くって言われたら、もう毎日のように、支点とセカンド確保のセット、ロープアップ、宙づり登り返しを練習していましたからね~ 遠足行く前の子ども状態で。

その子はそうではなかったらしい…。でも、自分からマルチ連れて行ってくれ、と言ってきたのに…?

と、なり、もう2度目はない。かわいそうなので、関東の知り合いのクライマーは、紹介してやったが、私の紹介だと思われるのは嫌だなぁ…

類友というが、変なやつを紹介すると、自分まで変なヤツの常識なのだろうと、相手から類推されることになる…。

この子は、高校生からクライミングして、5.12はオンサイト出来る子だそうでしたが、それ以外は何も知らないみたいでした…。そのグレードを登るクライマーとしては、知っていて当然のことを何も知らない様子で、しかも、教えてもらって当然と要求して来る要求ぶりが不思議で、紹介した人に問い合わせしたのですが…。答えは、”教えれば何でも教わるのでは”、とか言われ、さらにびっくり。

まるで、私がお父さんかお母さんのように、思っているみたい。私が一人で行く登山にもついていくというので、それにもビックリ… いや、ついてこられても…。仕方ないので、小川山山頂散策は辞めになり、なぜか、私が車で駅まで迎えに行って、登坂することになったんですよね… なにやってんだ、私。私はいつか小川山のてっぺんに立てるのだろうか…

しかし、私も18歳で大阪に転居した時は、何も知らず、色々な人に世話になったけど… ”要求”したことはないぞ?

そのことにも、”え?”って思った。まぁ昨今、6ポケットとか言って、甘やかされて育っているらしいからなぁ。山梨のヨガ講師仲間にも、そんな人いたからなぁ…。

好意的に解釈すると、その子が属していた会は教える技量がないと遠慮して、教えていないのかもしれない。人工壁は教えることとしては、かなり簡単ですしね。
 
逆クリップだめよ、ゼットダメよ、足を掛けたらだめよ、程度。

■ 昔の人の教え方…その①

しかし…それにしても、昔の山岳会の教え方は、ずさんだったらしいですよね。

ずいぶん昔に 一番、仲良しだった先輩に昔の教え方を聞いたら…その人は信州大学の山岳部出身人なのですが…、
 
 「登れ」、以上終わり、だった…

と言っていました…。 その会で一番5.13に近づいた男、と言われていた先輩でした。

■ その② 昔の人は手の込んだ教え方をする…

その先輩が連れて行ってくれた、初めての小川山では、小川山物語に1ピン目プリクリップしました…。

ので、

プリクリ大事ね

と初回で理解。たぶん、その先輩、そのつもりで、その課題を選んだと思われる。

そこはかとなく、相手に自ら悟らせる。そのことを、カウンセリング用語で、非指示的カウンセリング、というそうです。お釈迦様は、そのようにお弟子さんを導いたそうです。

しかし、そのやり方では、現代の人は、ダメなのではないですかね?もっとかみ砕いて、他に解釈の余地がないようにしっかり言葉に表現しないと…。

つまり、今どきの若者は、「プリクリップは大事ですよ」と教わらないと、こんな間接的な教え方では、分からないのではないですかね???

■ 行動主義的教え方

行動主義的教え方は、朱に混じれば赤くなる、という人に適した学習法ですね。

ーーーーーーーーーーーーーー
「行動理論」は「学習理論」とも呼ばれ、不適応な行動や反応をとってしまうのは、誤った学習や条件付けの結果ととらえ、

適切な行動を学習することによって、不適応な行動を抑える

ことを目的としています。
ーーーーーーーーーーーーーー

私は師匠と登ることで、これを実践していたと思います。しかし、そう考えて、年配の人と行動を共にできるクライマー男子って、周囲には皆無でした… 紹介しても一緒に行かないんだから、学ぶ機会を与えても、受け取らないんだろうと思っていました。