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2024/06/23

【心のつながり】山野井さんにお礼ができて、よかった☆

 ■ 山野井さん×福岡山フェスタ

数日前に知ったのですが、今日は福岡山フェスタでした…

福岡に来て初年度は、福岡の山事情を知ろうというので、私も、海外登山研究報告会みたいなのに出たりしたんですが…

その時の講演者が、南谷真鈴さんとか…、全然山ヤじゃないじゃんか!と腹が立ち、福岡の人は何にも分かっていないなーと思ったんですよね…

しかも、その時の報告が、マッターホルンヘルンリ稜敗退記で、がっかりしたんですよね…。なんで現代の若者が、ヘルンリ稜? こんなの、行くくらいなら、普通に中崎尾根でも行けばいいのに…と思ったりしたのでした。

そんなこんなで行かなくなった山フェスタ…素人さんのお祭り…という悪口を書いたせいか(笑)?今年のゲストは、泣く子も黙る山野井さんでした…。

実は、私は今年は、小屋に2か月ほど詰めるのですが…久しぶりに、私の大型ザックを出してみると、内張がポロポロと外れてきたので、これは…(汗)と買いなおしを迫られ、それでザックを選びに山道具屋へ行ったことで、今回のフェスタ開催を教わりました。

■ 相変わらず、”山ヤ”も”クライマー”も、おらず、登山客しか来ていないようだったが…

宝満山は良い山だし、岩場もあるが、と言っても、エイドで登りましょう、みたいなのが九州のアルパインクライミングだし、宝満の登山者の99%は、一般登山”客”。

で、それを反映しているかのような聴衆だと思われた。

もちろん、私がそう思っただけで、本格山仕様の人もいるのかもしれません…めちゃデカいザックを背負った若い兄ちゃんを一人見ましたので。

でも、ここでデカいザックを背負う必要はないので、何かのアピールとしか思えないしなぁ…。

よほど、暇でないと普通はクライマーは、こういう山フェスとか来ませんよね…

私は、山野井さんにお礼が言いたかったので、今回その機会が持てたのは、まさに神の采配!と思いました。

■ スティーブの件

実は、以前、UIAAのスティーブ・ロング氏が日本を訪ねてきたときに、知人伝いに、ご対応いただいて…。

お世話になったので、お礼は言わなくては…!と思っていました。

今日は、直接会うのは無理かなと、あきらめかけたときに、トイレに行く途中で、山野井さんとすれ違ったので、お礼を言う機会が持てました。

他の方はファンとして、行列に並んでいたので…。並ばず、お礼が言えて助かった…。

というのも、午前中、試験を受けて、ランチなしの足で向かったので、腹ペコで限界でした(笑)。

■ 山の価値観を伝えるのは難しい

しかし、福岡県民は、山野井さんの偉業は、たぶん、内容的なものは分からなかったと思います…

クライマー向けには話しておらず、山野井さん的には、写真と山人生を紹介するだけの、内容的には、軽い内容だったと思います…。

大きな声では言えないですが…、たぶん、詳しい話をしても、どうせ、この人たち、わかんないし、って感じだったのではないかと…。

■ 野田勝さんと山野井さんの違い

鹿島槍天狗尾根で亡くなった野田さんの笑顔の写真と動画があったのですが…彼と自分との違いは?という自問自答に、山野井さんが、山頂では、自分は緊張を緩めない、と言っていたので、だよなぁと思いました。

山を下りるまでが、山、と習いました。下山のほうが難しい、とも…。

降りるまで緊張を緩めない、そこが違い、とおっしゃっていて、かなり重要なポイントだと思ったけど、誰も分からなかったのではないかなぁ…

だって、プロセスはどうでもよく、ピークをゲットしたら、よっしゃ!ってのが最近の登り方ですもんね。

■ おじさんは何を象徴していたのか?

隣に座っているおじさんが、金山につながる登山道で花乱の滝コースっていうのがあるのですが、そこを推したので、「金山、山頂からは何も見えないですけど、良いコースですよね」と言ったら、おじさんが誤解し、

「山の初心者はピークから見える景色がないとか言うんだよ」

と、私、言われたんですよね…(笑)。

積雪期ガイドステージⅡ持ってるけどね… 山、初心者扱い(笑)。

そのあと、山野井さんのスライドショーで、ガンガン、山のピークから、大絶景が広がる写真ばかりがたくさん出てきました…(笑)。

あの景色をご褒美に頑張っているって話なんだもんねぇ…。

まぁいろいろな山があってよいと思います。私もいつもプロセスを楽しむタイプですし。

けど、ヒトを見た目で判断して、すぐ素人扱いするのは、どういう心の習慣なんでしょうかね?

で、そのおじさんに、「これ、八ヶ岳ですよ」とアイスクライミング中の写真を見せ、「これは岩登り中です」と、ラオスの登攀中の写真を見せたら、黙りました…。その後反撃され、携帯の画面がまぶしいと苦情を言われました…。そんな姑息な嫌がらせ、よく考えつくもんだ、と思いました。まさに、私がナルシストマグネットであることを自覚した瞬間でした。

その後おじさんは、山野井さんの話は聞かずに、ずっと私を責める言葉を頭の中で言い続けているんじゃないかなぁと思いました。山野井さんが話しているのに、寝てた…。

そのおじさんのおすすめルートは花乱の滝ルートで、私もそのルート好きですけど、山頂に景色がないのは、事実なので、その事実を指摘しただけで、”山初心者”、呼ばわり…。

こんなことを年配の人がしているから、若者が山からいなくなるんだろう…。

もう私も、山を教えるのはあきらめて、山野井さんみたいに、クールに着々と自分の山をやろう!と思いました。

上を見ても、下を見ても、がっかりするような人しかいないんだもん…

結論、これです(笑)。

2022/12/16

 女の子だってよじ登りたい

■女の子だってよじ登りたい

さっき、いつもの公園を通っていたら、40度くらいの、滑りやすい落ち葉の斜面を女の子の姉妹3人が登ろうとしており、下の子が登れなくなっていた。


上のお姉ちゃんが、「〇〇が登れないから、上から、長い木か、なにか頂戴~」と言っていたが、投げられるのは、みんな枝で上まで届かない…。

暫く見ていたんだが、10分くらい苦労しているの見て、助け舟を出してあげた。 

秘密は木の根っこを足場に使うこと。

みんな、平らでも、支点になりそうなものがないところ、を登ろうとしちゃんですよね…

急でも、つかめるものがあるところとか、段差があるところの方が登りやすいですよねぇ…?

それで、ここ、ここ、と足を置くところと、握るところを指示してあげたら、登れました。

登り終わって上で、子供たちに「ありがとうございます!」とかってウルウルした目で見られてしまいました…。

あの子たちにとっては、ちょっとしたヒーローですね。

いや~ 女の子だってよじ登りたいですよねぇ…。

■ 冒険が好き

私が小さいころ、母は、お嬢様育ちで、今、私が彼女たちにしてあげたような、指示はできなかったんですよ。

それで、私は元々が冒険したい女の子だったので、弟を家来にして、冒険しに行っていました。

一度は誰もいない空き家に、二階によじ登って窓から侵入して、びっくり…。夜逃げ後みたいでした。しかも、子供の死亡通知なんて見つけちゃったんですよ。

■ 子ども時代は男女とも怖がり

男の子でも、小さいころは女の子と同じくらい怖がりますよ。

それが、中学生くらいから男の子は、女の子の前で、粋がるようになります。

…けど、私、弟がいたんで…、しかもションベン垂れの…(笑) だから、粋がられても、可愛い、って見えちゃんですよ。もともとが姉貴だから…。

しかし、男の子の粋がり、それが一生続くのが、男性山や、なのではないかと思いました。

女の子は、単純に、登れなくなったら、えー、どうしよーってなって、長い枝おろしてくれーだの、エイド(他力)を考えます(笑)。

粋がり vs  他力 男と女… 

粋がっている男がカッコつけてくれるおかげで、登りに行き詰った女に助け船が来るっていうので、世界はうまい事、陰陽が取れているのではないでしょうか?