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2021/11/24

平成の登り方(笑)

 ■ 古い岳人 2000年 

に菊池(ガメラ)さんの連載記事があります。

これは、”平成”の登り方で、時代はもはや、令和、ですが… 最近のロクスノには、こういう技術連載がないですが、なぜなのでしょう?

半分以上広告だし。まぁ、みなが雑誌を買わないというのは、中身がないから買いたくない→余計買わない→余計、中身がなくなる の悪循環なのかな?

図書館で、古い岳人はすべてバックナンバーがとってあるので、その場合、この菊池さんの講習的内容の連載は役立つと思います。菊池さんはアルパイン寄りなので、北山真さんが、ヤマケイ登山シリーズの1冊として、フリークライミング、だけをまとめたものが、最新として出ているので、それを読んでも役立ちますが、無料で読める情報で、いくらでも現代では情報収集できます。

なんでこんな基礎的なこともしないのかな?



■ どのようになったら、リードへ進んでよいか?

最期のところが重要です。

そのルートで落ちてはいけないところで、絶対に落ちないで登れるだけの力があること。

これが、インドアリード、人工壁リードと外岩リードの最大の差です。

落ちてはいけないところ=核心 です。

インドアでは、核心で落ちながら登ります。落ちても落ちても、頑張るというのがインドアの論理ですが、外ではそれはほとんどのケースではできないです。大体難しいところ、ランナウトしています… ランナウト(Rつき)は、ロープが落ちても自分を守ってくれないほど、長く出てしまう、したがって落ちてはいけないって意味です。



■ 昔は一年くらいはリードを許してもらえない

そういえば、おとどしくらいに、大阪に遊びに行ったら、私がリードで登れるところも、男性で初心者の人は登ることを許可されていませんでした。青ちゃん(イケイケ路線の方です)ですら、「君はまだダメ」と彼にくぎを刺していましたので、分かっている山やは、自分がよく分かっていない相手に、いきなりリードさせない。

だから、初めましてクライミングでご一緒した福岡山の会の人が、私にいきなりマルチのリードを要求してきたときには、ビックリ仰天したのでした…。普通は、相手の技量が未知数の初対面の人に、”自分の代わりにリードして”って、ないです。特にアルパインの世界では。

フリークライミングの世界は、”建前上は”どこで落ちても死なないことになっているので、相手の申告のグレードより下であれば、「いかがですか?」という程度のいざないはあると思いますが。

なんか変なの~と思った事件でした。ちなみに私と行く人は、リードを強要されることはないです。

なにしろ、ボルトの品質が低品質で、落ちて、怪我をしたり、命があやうくなるのは、登っている側ですので、相手の合意が重要というのは、セックスの合意と同じくらい重要なことだと思いますが、九州ではそのプロセスをあんまり大事にしない伝統があるような気がします。

私はやっと自分が登りたいのに登っても良い実力がついて来て、パートナーとの合意も出来てきたところだったので、その途中で膝を脱臼したのは、とても残念でした。怪我のほうは、いまだに痛いので、あまり今もクライミングすべきではありません。

とくに外のボルダーはすべき時ではありません。

”私にとっての安全”、は、”一般体格の男性クライマーにとっての安全”とは、全く違います。






とりいそぎ、岳人に学ぶべき情報は出ているよ、という情報でした。菊池さんの記事は、アウトドアクライマー寄りです。

インドアの論理をアウトドアに持ち込まない、というのが大事なことです。つまり、すぐ落ちるのはダメって意味です。