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2023/02/01

同一環境下である一定の動作を繰り返す動き=一発だけ登れたRPグレード

■ ロープワークスキル不在はRPを自己申告するため。オンサイトグレードを使いましょう

5.12が僕登れます、という男子クライマーが、ロープの使い方も全くマスターしておらず、長ヌンで伸ばせなかったり、プロテクションの配置が悪くてロープがスタックしたり、カム自体が外れたりする件ですが…、大体スキルが表現しうる点数とか、そういうものがないので、盲点になっているのが、問題なような気がしますが…それ以前に、指導者でベテランでも、山で残置を掴んで落ちていたりする… 教育の欠如、リスクに指摘の不備は深刻です…が、恒常性スキルという言葉を知りました。

同一条件化の固定した動きを習得するのが、恒常性スキルだそうです。テニスで言えば、素振り。で、考えてみたら、レッドポインティングって恒常性スキルですよね。

何時間もハングドッグして、そこばっかりやって、出来るようになったら、大体は二度と触らない(笑)。次行ったら、またできなくなっているかもしれないんですが(笑)。

一回しか登れていなかったら、それは、恒常性、ではないかもしれないですが(笑)。

■オンサイト=多様性練習の結果

それでも、そのグレードの能力がある、と自己判断して、いきなり本番(例:白亜スラブ)に行ってしまって、どーだ!とやるので、”そのルートに行ったことがあるとしたら、これくらいはスキルあるはず”と想定されるスキル(ロープワークとか、カムスタックで登れなくなるとか)が身についていない…

これこそ、

グレード至上主義の弊害、そのものだな。

■ ホームの岩ルートを持つ いつも登れる課題で実力をあげる

私はたまたま登れた一本のOS(ガマスラブ)のために、ジャーマンスープレックスがRPできてはいるんですが、それでも実力としていいのか?私の感覚の中では、まだ不確実性が高いんですよね… ジャーマンも、ガマスラブも繰り返しが欲しいというか…

それは、生まれて初めての本格的な運動であるテニスが、ものすごい量の素振りを要求したからなんですが…それでも、10球きたら、会心の打球って1,2本でしょう?芯でとらえたかっこいい打球は…。

バレエだって、一日休めば自分が分かり、二日休めば先生に分かり、三日休めば観客に分かるというくらい、繰り返しの習得が要求されてやっと、それが本番につながる、という修行の世界で、そこでやっていたから、そのあとヨガのインストラクターになった時、楽勝でした…

同じようにクライミングも、 繰り返しが必要なような気が、私の場合はするんですよね…

これ、もう登れた…(だから登らない)というのは好きになれない。

というのは、本番でのリスクがけた違いだからですが…命がけになりますよねぇ?なのにそんなテキトーな練習で済ませるのか?みたいな感じ。

しかも、日本のボルトって超わるいんですよ? アー、大丈夫、大丈夫、落ちても死なないから、っていうのは人工壁だけ。