今回の北海道の旅の中で、ご機嫌な経験だったのは、子供とアイススケートをしたこと…。
友達っていうのは、どういうことか?子供の方がよく分かっている。
旭川駅前の無料スケートリンク。靴も無料で貸し出してくれる。
この女の子は5歳。私がヨレヨレとして立つだけでやっとの状態でいたら、色々と教えてくれた…とってもかわいいインストラクターでした。
実はこの子も滑れなくて、他の子6歳が羨ましいのみたいだったけど、私に教えに来てくれた。
途中転んでしまって泣いていたら、その6歳の子のほうが、「〇〇ちゃんは、下手でないよ」とすごく慰めていた…
何という違い…。私はクライミングで、上手に登れた時も、下手な時も、あんまり誰かにメンタルケアしてもらったことがない…。
本当のお友達っていうのは、相手の気持ちを考えて行動するものなのだ…ということが分かった…(汗)。
クライマーの自己責任論って、自分勝手な人が自己正当化するのに使われているだけっぽいですね…。
翌日は、実は、ガッツウォールに行こうと思って、色々とバス停を右往左往したんだが、バス一時間に1本とかで、難易度高すぎ、行けたとしても帰ることができなくなりそうだったので…諦めて、またスケートした。旭川では基本的に待ち、で下川入りの待機だったからだ。
それでだいぶ長い時間滑ったら、子供のころ滑ったくらいまで、上手になった。アイス…氷は、昔から好きで、滑るのも、登るのも好き。オレンジのが私です。
右の後ろの背の高い子は、小春ちゃんで、パパが消防士で元アイスホッケー選手で、超うまいのです。弟君は今からで、弟を引っ張って滑りたいから、という理由で小春ちゃんはバックを練習中。お姉ちゃんの思考回路なので共感した…。誰かのために、自分が強くなる系。
でも、それって他人軸なんで、大人になってから苦労することになるよな…とも思う。
私が捕まえている子は、マレーシアから来たケリーちゃん。ずっと壁にへばりついて、全然滑れなかったが、辛抱強く声をかけていたら、手を引かせてくれるようになった。脅えた子供だったんだが、パパとママが一緒に滑らない系の、どちらかというと、日本のお母さんが、講演に子供を連れて行ってくれても、一緒に遊ばないのと似ていた。親は別にほっぽりだすでもなく、ちゃんと励ましてくれるんだが、滑っているのがケリーちゃんだけなので…全然、共感しないんだろうなぁ…
というので、消防士のパパに頼んで、ケリーちゃんも、スイスイと滑らせてあげた…。
帰りに買ってあったバナナ味のプロテインドリンクをあげたんだが、私も何か貰うと嬉しいし、あげるものがあって良かったな~と思った。
この日はとっても頑張ったんだろうと思う。
小春ちゃんは、素晴らしい子で、臆せずどんどん話しかけてくれるし、おかげで話している間に上達した。前の日の5歳の子の優しさも感動した。6歳の子が5歳の子を慰めているのにも感動した。
北海道の子どもは可愛いな~ とか思っちゃった…