2016/07/31

クライミング&ヨガ

 ■ 国体 成人女子リード

今日は、朝から、大ピーカンで山がまぶしい!

小川山の誘いを断って、クライミングのリードを見て、とんぼかえりして、ヨガのワークショップに出るという一日。

ワークショップは、二人ペアで伸ばし合うのが、とても勉強になった。

とくに私は仙腸関節がターンアウトのしすぎで締っているので、スプタヴィラバトラーサナで、仙腸関節を緩めることができるというのが、開眼。

これは自分が気持ちが良かったので、夫にやってもらいたい。




■ 上半身の強化

基本的に伸ばしてから屈曲するという、私のやり方があっていて良かったな~な日。

教えている内容が、内容的に間違っていないのでちょっとホッと。

教える方がメインになってくると、自分のヨガのほうがおろそかになってくる・・・なかなか出たいなーという深いアーサナをやってくれる先生も身近にいないので、自分のヨガは自学自習なのだが、特異なポーズは深められるが、なかなか苦手な胸椎まわり、肩周りが深められないので、苦手な部分を集中してやることができてよかった。

やっぱり胸椎から上は苦手系なので、上半身の強化が必要なクライミングは私にとって必要だから来たのだろう・・・と思う。

2016/07/30

Lynn Hill and Katie Brown climb the West Face, Leaning...

国体関東ブロック

■ 国体

クライミング国体の関東ブロック大会があったので、観戦に行ってきた。貴重な晴れを自分のクライミングに費やさず、観戦に費やす・・・(^^;)。

というのは、最近、急に”ユーレカ!(分かった)”が来たのだが、そのキッカケが、YouTubeに上がっていた動画だからだ。

なんだか、その動画を見て、ピン!と来るというか、ピン!と来たというか・・・。

■ ムーブの選択

これまで、私の課題はムーブがよく理解できない、ということだった。結局、フィジカルではなかったのだ。

クライミングを始めてすぐの人は、登れない。ので、パワーが足りない、と思う人が多い。

私もそうで、パワーが足りないのかなぁと思っていたが、全然そうではなく、単純に楽に登れるムーブが分かっていないことが多い。

もともと、クライミングというか登るのが大好き!という人は、ボルダリングに楽しみを見出せるだろうが、私は全然違い、登山の延長で、安全に楽に岩場が通過できればいいだけなので、”ムーブ?”となってしまう。

登山で出てくる岩場の通過にムーブなんていらない(笑)。15kg担いで後立を縦走し、不帰も八つ峰キレットも通ったが、全然ムーブはイラナイ。

ということなので、デシマルグレードへ進むのが、そんなに自分にとって得るものがある、ということが、そもそも納得感がないノダ・・・

・・・が、バリエーションルートは、ゲレンデで練習を積み重ねて経験者と行くもの・・・である。

様子の分からない人に命を預けることはできないから、ゲレンデを共に過ごすことで相手を知る時間とすることになっている。

ので、岩は登らないといけないのだが・・・日常的に触れるゲレンデは、みなスポーツルート。

スポーツクライミングだ。なので、スポーツクライミングは、ジムで、学べる。一人でジムで登り込んでくれれば、ムーブは習得できるハズなのだ。

先輩としては、そこら辺は、各自で・・・と言いたいところ。

で、ムーブの習得は各自で、となる。回りくどいが、バリエーションへ行くということは、今の時代はこういうことになっているんだな。


でもって、私が基本的に分からなかったのは、困った時に、どうムーブを選択するか?という話だった。

ムーブと言っても、そんなにたくさんはないんだけど・・・

基本は、正対とカウンターバランス。最近やっとどう使い分けるか、おおよその話を理解した。

でも、やっぱり、外の岩に行かないと、登れるようにならなかったなーと思う。外の岩でないと、基本的なモチベーションが、登山の人には、ヤル気の面で難しいと思う。

■ 観戦

今日は、純粋にスポーツ化してしまったクライミング競技を見たんだが、やっぱりムーブが美しいということが、とても大事なんだな~と結論。

・腕が伸びている
・体に無理がない

男子リードを見ていて、力がありそうな子は、腕が曲がっていて、結局腕力で引きつけになっていて、核心部で力が尽きて終わっていた。

最初から、ゆっくり登り、省エネ、省力で登らないと登れるものも登れない。

腕が伸びる、ということ・・・が、私は初心頃できなかった。・・・というのは、落ちると思って怖いと腕が引きつけになるのである。

怖い、ということだったのだ。結局。

クライミングはメンタルなものと言われる。たしかにそうだな~と改めて納得した今日だった。









ピラ12

■ 晴れなのにピラ・・・

昨日は、甲府は大快晴で、洗濯物がまぶしい!!って一日だった。

盛大に洗濯物を干す。都会生活では叶わなかった、洗濯物を干せる幸せ満喫♪

甲府は梅雨明けしたようだ。梅雨明け10日、どこへ行くか、ちょっとは歩いておきたいものだ。

さて、今月は月会員なので、またピラへ。

ピラ以外にも、シナプスとか行きたいな~と思ったりするのは、課題の性質が違うからだ。


アクティバ → 背の低い人にも良い。理論派。小さい。

天 → クラックもある。キャンパスボードもある。トレーニング向き。夜だけ。

シナプス → ホールドちっこく、外岩ちかく、実践的。フェース向き。

グラッパ → 課題が立体的で面白い。

■ 手のひら

手のひらが、皮がむけていてすぐにも流血しそうなので、全身持久力をUPしたいのだが、ジムでは、あまり全身が強くなっている実感はない。

腹筋とか、ホントに使ってるのかなぁ・・・

この日は、とりあえず、定番ルーフなどに取り付く。普通にできた。黄色課題。7~6級のはずだがあまり問題なし。短いしなぁ。

リード壁は頑張ってもいいのだが、あんまり手のひらをダメにしたくないしな~ 外岩で使う手皮を取っておかなくて・・・な感じなので。

・・・というわけで、手持無沙汰な気分でいたら、教えてくださーいという女の人がいたので、今日はずっとセッションでもいいかな~となった。

フリ、カウンターバランスを教えた。というか、カウンターバランスしか私も知らないので教えられない(笑)。

前傾壁=カウンターバランス となっていて、正対で登るのを本当は今もマスターしないといけない。

最初から正対が苦手系なんだけど。 5.10bになったら、振るだけで終わる課題が無くなり、前傾壁で被っているのに、フリではなく、正対も出てくるようになってしまった・・・(汗)

やっぱり引きつけが必要なんじゃ・・・と青くなっていたら、引きつけは引きつけでも、足でひきつけるのであった・・・。つまり、立ちこみ課題。

ハイステップが多いと癖を指摘されていたが、それは、立ちこみが上手な、強い先輩のムーブを見て、できないなりに真似をしたから・・・と言う気がする。

というわけで

■ 課題

正対たちこみとカウンターバランスの使い分け。

実は被っていても結構平気なんだけど、リード壁だと怖いのは、単純にきっと、高さが怖い、のだろう。

高さに慣れる、というのも、以前は課題だったんだよなーと思い出している今。

小川山など、普通のショート課題では高さが怖いことはない。

でも、三つ峠の岳ルートは怖かったんだよな~。高さの意味が違う感じで。

■ 余談

ジムのお兄さんに、「ジャーマンスープレックスに行ったんですよ」と言ったら、「えっ?この時期ですか?!」と言われた。

やっぱりスラブは5月がいいみたいだ(笑) ぬめっていて登れない・・・





2016/07/29

ハグランド病

■ かかとのでっぱり

昨日クライミングしたら、いつものクライミングシューズではなく、リソール中に購入したブースターSしかなかったので、足が痛い・・・

とかかとを見ると、でっぱりが。

このでっぱり、冬靴のかかとが合わなくて、履いているうちに出来てきてしまったんだが・・・

検索してみたら、

ハグランド病 

といわれるモノだった(汗)。 アキレス腱の滑液が出てしまったもの・・・だそうだ。クライミングシューズに当たって痛い・・・。

■ クライミングシューズ

クライミングシューズは3足持っている。

1)スカルパ フォース 37半 一番良く履いていて、フラットで癖がなく履きやすい

2)スカルパ ブースターS 1)のリソールで仕方なく購入。キツイ靴。ターンインしたシューズ。

3)ファイブテン スパイア ガブガブ。もう、いらなくなりそうな靴。


履ける時間の長さで分けると分かりやすい・・・

1) 2時間履ける靴

2) 15分履ける靴

3) 8時間履ける靴

・・・で、この15分しか履けない靴だと、かかとが当たって痛いのだった・・・(汗)

エッジング性能バッチリなのだが、それでも、登れなかったブラック&ホワイト・・・かかとが痛いことなんて、登っていれば忘れてしまうのだが、結局、かかとに注意が行ったことが今回の成果。

■ 足首が外反している

我が家の家系は、骨の体格的に、足首はみな外反している。ので、基本的に脛の骨は、外に向けて生えている。

ので、つまり、O脚である・・・ 体重は小指側に逃げる。靴は外側が減る。

しかも、私の場合は、XO脚で、膝の関節がとても柔らかいので、ロンデすると、膝がカクカク言う・・・。ので、ロンデはしないようにしないと、かなり危ない。

大体、下半身は過伸展で、上半身はコリコリである(笑)。

・・・というわけで、きっとクライミングは私の健康に良い運動なのだろう。

2016/07/28

ジャーマンスープレックス

■ ジャーマンスープレックス

今日は、1か月半ぶりくらいの外岩。

これまで晴れた日もレスキューに消費してしまって、なかなかクライミングに行けなかったのだった(汗)。

久しぶりのクライミングは、また外岩の感覚を忘れていた。スラブ、せっかく何かをつかみかけていたのになぁ・・・

忘れてしまって悲しいなぁ・・・

しかも、今日は、”行こう!”というルートが、ジャーマンスープレックス5.10c・・・ テンションかけまくりで、なんとか上にいきましたけど・・・はぁって感じ。

微妙なバランスクライミングは、課題です。ブラック&ホワイト5.10Aもテンションかけかけ。

今日は全体でフォール10回くらい。


■トムと一緒

しかも、前回リードで、あと少し感だった、トムと一緒もまた登り方が分からなくなっていたのでした。

ジム課題に慣れると、やっぱりジムでは登れても、外では登れなくなります。

岩を見る目が出てこなくなるんですよね。やっぱりジムより外岩を優先しなくては。

■ 夏の岩

今日は、小川山は涼しかったのですが、湿度が高く、途中はぱらつき、岩がぬめっていたというのもあるかもしれません。

夏のスラブはぬめり感があります。





2016/07/27

ピラ11

■ サクッと

今日は朝から忙しい日だったので、ピラは、サクッと終了。4時ごろ行き、5時半には出た。

掌の豆がつぶれて痛い・・・

先日、初めて登れたルーフ課題は、今日も、アップ直後にやったら、何の問題もなかった・・・黄色課題。

昨日、上手な人のお手本してもらってできた青/黄色の足限定課題も、できなかった理由がいまひとつ分からないくらいに、なっていた。

というので、今日はまぁ腕力維持の日だなーと思っていたのだが、腕がパンプするほどは量的に登れず・・・というのは、掌の豆のほうが先にお亡くなりになったからだ。

ボルダリングジムだと、掌の豆が痛い、掌の豆の問題で、登れなくなるという問題が・・・。これでは、腕力アップにもなっていないんではないだろうか???

と思うのだが、最近は、被り系の課題は休息上達中なので、まぁいいか~。もうジムは飽きてきたんだけど、本当はリード壁で落ちながら登らないといけないのに、今日はサボってしなかったので、また来週の課題かなー。

カウンターと正対は、使い分けられるようになってきたので、ヒールフックとスメアを覚えないといけない。

あとは、保持の仕方を工夫しないと、てのひらが持たない。


2016/07/26

ピラ10

■ ピラニア

今日は、というか、今日もピラニア。 今月は月会員なのである。というか、来月もそうならざるを得ないかもしれない・・・(汗)

グラッパさんは面白かったんだが・・・毎日通うには課題数が少なくて向かないかもしれない。

ピラニアの良いところは、何と言っても、ビレイヤー。ビレイしてくれるだけでなく、なんと色々指導もしてくれるのである。

特に安田さんだと、非常にありがたい指導付。今日は、なんと室井さんにビレイしてもらってしまった♪

超有名人にビレイしてもらうと、なんかありがたすぎて困ってしまう。

■ 成果

今まで、リード壁をしてから、ボル壁に行くことにしていたのだが、今日はボル壁でいきなり、ルーフに取り付いたら、できた☆

前回できなかった、黄色青の足限定課題をやったら、できた☆ あれ?

実はリードしてから、ボル壁という順序がまずかったのかなぁ???

とりあえず、リード壁は、5.10Aの単純で振るだけの課題をノルマ消化で2連続。すでにゆとりができているはずの、別の5.10Aでゆとりのありかを確認してリード壁は終わり、今日は限界トライはなし。

ボル壁で、できなかった課題が2つもできているからだ。

その後、もう一度、それらのできなかった課題に取り組んでみたら、腕がよれて、もう登れなくなっていた・・・(汗)

やっぱり体は全然疲れていない気がする・・・けど、腕の関係なのか、なんの関係なのか、やっぱり登れなくなっている。

不思議なもんだなぁ・・・まぁ今日は2時間。

毎日1時間、同じことを続けるのが上達の秘訣ということらしいので、あまり欲張らずに慣らし運転の日とした。


バランスを取りながら成長する

■ ゆっくり成長

今日は成長のスピードについて、考察したい。

アルパインに移行して、3年目になった。

経過としては、大体このような経過をたどっている。

 1年目、外岩5.8がレッドポイントできる。外岩5.10Aで落ちる。人工壁に通う。
      アイスでかなり簡単なところをリードする。懸垂下降ができる。読図がほぼできる。

 2年目、外岩5.9がオンサイトできる。外岩5.10Aがレッドポイントできる。
       クラックを中心に登る。
       アイスでカンタンで短いところを擬似リードする。
       結果として、初級の本チャンにイコールパートナーと行くことができる。
       読図とルートファインディングの差が分かる。

 3年目、外岩5.8が確実になる。クラックでリードをする。
      アルパインはあきらめてフリーに転進。単独でも未知の尾根を下りれる。

印象としては、

 1年1グレード

で成長しており、それは妥当な成長スピードのように感じている。

■ 攻めと守りのバランスをとりながら、成長したいと考えていること

例えば、1年で11bを登れるほどまで成長した人の話も聞いているが、正直な所、あまり羨ましくは感じない。

なぜなら、私が一緒に組んでいる男性のパートナーなどは、私が苦労して登る5.10Aの核心部など、手を伸ばせば届いてしまうので、特に何のムーブも必要なく登ってしまう。クライミング歴は3か月もない。

しかし、ビレイの様子や支点の知識を問うと、基本的知識がない。制動確保、落下係数、知らないだろう。したがって、その人のビレイには、身を任せる気持ちになれない。

今、落ちたら、あぶないかどうか、彼には判断が付かないだろう。したがって、危険にたいして、身構えることがない。したがって、気が付かないで危険な目に遭うだろう。

例えば、クライマーがトラバースに差し掛かったのに、ロープをタイトに出してしまうかもしれない・・・。

これは何も、クライミング歴数か月のクライマーには限らない。

以前、アイスのクライミングでご一緒した人も、ガイドさんの講習に何年も通ったそうだ。クライミング自体は非常に優れていて、リードもできた。

が、作ってくれたトップロープ支点は、ダメの見本になり、となりにぶっとい立木があるのに、私の手首ほどの立木に支点を作っていた。

つまり、

攻めの技術の優劣は、守りの技術が優れていることの目安には全くならない、

ということをこの時学んだ。

私は、というと、トップロープのビレイが初ビレイくらいの時期だった。

■ 一定量の経験者とのクライミング経験が必要

こういう事例を考えると、1)クライミング中の危険予知や、2)支点をどういう風に設定するものなのか・・・という経験が溜まるには、

 ある程度一定量のゲレンデ経験

が必要なのである。

余談ではあるが、師匠と出かけた山で、これまで一番勉強になった山は、まったく登攀は難しくないが、アイスが半解けで、非常に悪かった、アイスのルートであった。

勉強になっただけでなく、面白ろくもあったのである。

■ 資質 盗む気があるかどうか

そのゲレンデ経験は、経験者と出かけて、経験者がどのような支点を作るのか?どのような場合にどのように危険を避けているのか?というようなことを、

 傍観者として、見て、盗んで獲得するもの

だ。その人が盗むかどうか?というのは、

 1)盗む気持ちがある

 2)観察眼に優れている

 3)精神的ゆとりがある

などの条件がつく。最初から、盗む気がない人は、いつまでたっても盗めない。たぶん、盗む気がないというのは、自分で登りに行く気持ちがないのだろう。

私の観察では、観察眼は、一般的な傾向としては、知力が優れた人のほうが優れているようである。例えば先入観で物事を見る人よりも、そうでない人のほうが、観察眼は優れている。

精神的ゆとりについては、もうこれは性格である。動じない性格、物おじしない性格、鷹揚な性格ということだが、人間は危険を認知していないときは、精神的に穏やかである。

私も危険について認識できなかった初心者の頃は、何も怖くなかったのであるからにして(笑)。

細やかな観察眼(つまり危険認知力)と精神的ゆとりをセットで持つのは、相反する資質と言うことになり、片方が立てば、片方が立たず・・・ということになり、難しいようだ。

■ もっと登れるはず?

最近は、私のクライミングを見て、皆がもっと登れるはずだ、と感じるようで、高いグレードへのステップアップを要求される。

それが不服だ。

なぜなら、その感覚は、私本人が持っている、内的な確実感と一致していない。

1年目でリードできた課題(5.8)は、確かに、今は、下のビレイヤーの確保スキルは関係ないかもしれないな、というくらいに、自分自身でも確実感が成立した。

しかし、それは単に未知でなくなっただけである。

その上、それも日常的にクライミングを続けているからで、久しぶりだと、どうなるかワカラナイ。

それは、根拠がないことではない。

先日、沢登りに半年ぶりくらいに行ったら、また沢の歩き方を忘れていて、つま先を石ころにぶつけたり、浮いている石に載ったりで、あれまぁ!と自分でも思ったのだったから。

アイゼン歩行だって、シーズン一回目は、ズボンの内側を破くことが多いのだし、人間は忘れる生き物なので、そうなるのは仕方がないことなのだろう。きっと雪上訓練もそうだろう。

ロープワークも同じだ。シートベントなんて、チェストハーネスを作ることがないと忘れる。あらゆるノットがそうだ。(だから、レスキューも忘れる前にちょくちょくやっておかないと、モノにならない)

■ 量 → 質

ある一定の量を貯めると、質への転換が起こるそうである。

これは、5.9を10本くらいオンサイトしていると、5.10Aのレッドポイントは当然になる、という意味かと思う。

そういう意味の、量、としては、私の判断では、私にはまったくクライミングの量自体が足りていない。

しかも、大人になったら、量をガツガツ貯めればいい、ということにはならない。質も重要になるのだ。

頭や体がフレッシュでない状態で、量を貯めることは、誰にとっても害があるだけで、得るものはない。

間違ったムーブ、悪い癖、そういったものを貯めてしまうからだ。

きちんとレストできて、きちんとよれずに動けるようでないと、脳が間違った指令を受け取って、脳は素直なので、それをそのまま、反芻してしまうのである。

今必要なのは、キレイなムーブ、

  正しいムーブで数を打つこと

だと思う。たとえば、テニスなら素振り500回みたいな・・・ 

■ 自分の個性を振り返る

若いころを振り返ってみると、私は、他の人よりも、基礎練習が分厚く必要なタイプだった。要するに、あまり飲みこみは良くないタイプなのだ。

お手本を見せて、すぐそれがなぞれるような、そんな、

 筋の良さ、

はあまりない。が、かと言って、全くダメでもなく、努力をすれば、平均のちょっと上には、達することができる。

単純に私は運動神経がそもそも良いほうでないってだけだと思う。中高でやったテニスでは、県大会でベスト8までは入れた。

私の弟は、運動神経が良く、体格も良く、彼は、子供のころからスパルタ式の水泳部でしごかれたので、水泳ではメダル選手で、水泳以外の何の運動をやらせても、・・・野球とサッカーをやったが・・・あっという間に上達して、一時は、バレンタインのチョコレートを14個ももらってくる人気者ぶりだった。要するに派手に上手なのだ。

弟が2月の一番寒い時期に、泣きながら、真水のプールに飛び込んでいるときに、私はと言えば、読書の世界にどっぷり浸かって、同じ本を20回も30回も読んでいたのである。もちろん、成績はオール5である。弟は、母が涙目になるような成績表。

子供の頃、プールに投げ入れれば、子供は勝手に泳げるようになるという教育方針の水泳部に私も入れられて、実際おぼれかけたことがあるんだが(笑)、大人になって、スポーツクラブに通い、きちんと泳ぎ方を教わったら、ちゃんと50mは泳げるようになった。

大人だけでなく、子供にも、何も教えないで泳げるタイプと、理論的に教えないと泳げるようにならないタイプがいるのだろう。

要するに、私は後者なのである。







2016/07/25

2 Neil Greshams Masterclass - Components of Climbing

Climbing Technique Theory --The 3 Body Positions

Rock Climbing Technique for Beginners : Body Positioning Basics and Cent...

Rock Climbing Training with Robbie Phillips - Ep. 2 (Base Level Endurance)

楽しいレスキュー訓練

■ 週末はレスキュー訓練

週末は、セルフレスキューの訓練をしていた。

山岳会に属す主たるメリットは、

 いつも同じ人たちと登れること

である。ステディな仲、とでも言おうか。つまり、いつ別れるとも分からない不安定な関係ではなく、安定的な関係の相手と登れる、ということである。

安定的な関係の相手と登れると何がいいのか?

それは、相手が何を知っていて、何を知らないのか?が、分かっているということなのだ。

例えば、山に行くのに地図を持ってこない人がいるとする。その人は、一人では歩けない。が、読図が必要になったら歩けないということが分かってさえいれば、例えば、その人が読図が必要な山に行くときは必ず読図上級者をセットにする、など、”傾向と対策”ができるのである。

(但し、この場合、”クライマーは自己完結であらねばならない”という原則は無視しているが・・・。)

したがって、山行計画を立てるリーダーにとって、メンバー各員の強みと弱みが良く分かっていることはとても重要だ。

■ まさかの時の保険

そうした共有している条件、知識の中で、もっとも共有しているべきものが

セルフレスキュー

である。セルフレスキューは一緒に山に行く相手と共有していないと意味がない。

逆に言えば、いつも行く相手ではなく、次から次へと相手を変えていては、事故が起こった時、どうする? 相手は事故が起こった時、どうしたらいいのか分からなくなる人かもしれない。

それは聞いて確かめるわけにもいかず、一度一緒に山に行ってみるしかないわけだ。

となると、事故のリスクが大きい場所には行くことができない。となると、ゲレンデ、ということになっている。

ゲレンデなら、何かあっても救急車が横付けできたりで、リスクが比較的低いからだ。(それでも死ぬ人もいるが)

とは言っても、やはり山岳保険と同じで、最低限のセルフレスキューを共有していないと、リスクを取って、高い山のマルチピッチに行くことはできない。

■ レスキューの共有は大事です

というようなことになっているため、セルフレスキューを共有しておくことは大変重要だ。

実践的な内容をしっかり確実にしておく必要がある。

今回やったのは、

 1)セカンドが落石があったりなどで気絶してしまった際に、引き上げる

 2)宙吊り登り返し

 3)けが人をサポートしながら、懸垂下降する(介助懸垂)

 4)トップロープ中のザイル通過

 5)懸垂下降中のザイル通過(シングルストランド)

 6)荷揚げ

 7)カウンターラッペル

 8)ロープバスケット

 9)背負い搬送で、要救助を降ろさずに、背負い担当者を交代する方法 

 10)チロリアンブリッジ

だ。結構、網羅した内容になった。

■ 今回学んだこと

私が去年出た岩場のレスキュー講座では、シナリオありきではなく、まず技術があってその技術を教わる形だった。

例えば、カウンターラッペルはどうするか?と発想する。そうではなくて、基本的に、危急時、ピンチのシナリオがあって、そのシナリオから発想することが、今回の講師の場合は基本にあるようだ、ということだった。

それが、山で実際に救助活動をしてきた人と、そうでない人の思考回路の差なのかもしれない。

■ 宴会

今回は、プライベートな集まりだったので、夜は宴会。レスキュー訓練後には山菜を取り、夕食でそれらの山菜を食べた。

お酒も入って、机上講習は飛ばされてしまったのが少々残念だったが、楽しみも必要だ。

考えてみると、前にいた山岳会では、二つとも、

 防御の技

を山岳会の仲間と共有することが非常に難しかった。確保理論の勉強会をしようとしても、成立が困難だったし、セルフレスキューどころかビレイ技術の知識だけの程度のことでも、共有化が難しかった。机上がゼロだったからだ。

結果、防御の技がないままに山行だけが重なっていく・・・それは、怖いものだ。

介助懸垂




ロープ担架で吊り下げ中


山菜がたくさん取れた☆

2016/07/22

道義的責任

■ 立場は巡る

後輩の山行履歴を聞いたら、すでに山行管理が必要な領域(2級の沢)に及んでいた。

彼には、以前から、山岳会に所属するように薦めているが、会費が高いだの理由を付けて入会を渋っている。

まるで、3年前、師匠に山岳会への入会を薦められながらも渋っていた私を見るようだ。

師匠は私に山岳会への入会を薦めた。が、自分の会には入会させてくれなかった。謎だった。今は分かる。例会参加の負担が重いのだ。

アルパイン志向の会ほど、リスクが高い山行をしている。リスクが高い山行をしている会ほど、例会は頻繁だ。本格的なクライミングに特化した会などは、週に一回の例会をしている。一般的な、ハイキングを主体とする会は、月1回だ。

私は山岳会は必要だという意見だ。 これも結局は、師匠と同じ意見となった。立場は巡る。

■ 道義的責任

とりあえず、今は私が彼の直属の先輩ってことになっているので、私には、彼の行く末をきちんとみまもってやる道義的責任があるように感じている。

アイスのルートに連れて行っちゃったしね。

しかも、こりゃマズイという状況だということも聞いてしまった・・・聞いてしまって、それが安全でないと理解できる理解力が私にある以上、彼の安全について、多少道義的責任がある。

少なくとも、山行管理の必要性を説いてやるくらいの、道義的責任が。

■ 山行管理こそが山岳会のキモである

リスクが高い山行をする者にとって、山行管理は必要だ。

それは、なぜか?リスクが高いからである。それだけのリスクを取るには、リスクの補てんが必要だ。

沢登りは、あらゆる登山形態の中で、もっともリスクが高い。そのリスクは、グレードにはよらない。

が・・・というようなことに想像力が追い付いて行かないのが、若さである。

それは、強みでもある。無知は強みであるのだ。

私も、ロープワークのヒューマンエラーについて無知だったころは、三つ峠の登攀は何が難しいの?というくらいな気分で、何も怖いとは感じなかった。通常の登山で高いところが怖いと感じないのと同じことで、ふうん、という程度だった。

落下係数2の墜落について理解が深まり、ハーケンの強度について理解が深まるほど、三つ峠は怖くなった。

今では、まっとうな理解力のある大人なクライマーは行くべきじゃないのではないか?とさえ、思うくらいだ(笑)。あんな人の多い岩はあぶない。

さて、それはともかく、後輩君には、山行管理が必要だ。

■ 難しい山岳会選び

それをどう実現するか?というと、これが悩ましい。

私の知っている良き会は、長野県に集中している。 東京方面の会は知らない。友達がぶなや、九十九にいるが、埼玉方面に住む彼とは地域が違う。

会は慎重に選ばないといけない。クライミングに特化した会に入会しないと、地域山岳会では、私が経験したように会はむしろ重荷や足かせになってしまう。

しかも、山を教わるというのは、師匠と弟子の間柄のような部分があり、双方が互いに信頼している必要があるのだ。

本人が入りたい、拘束があっても、それ以上に会に属す価値がある!と思わなくてはならない。

特に、最初は教わる側が頭を垂れる必要がある。

教えてくれる人=師匠としても人だから、間違うことはある。そうしたことがあっても、この人、あるいは、この会について行きたいと思う、そういう必要がある。

例えば、会外の相手との山行は禁止、などだ。つまり、それは、会員への責任感が強いからだ。会員を守るためのもので、決して自由を奪うためのものではない。

この点については、たとえば、自分でメンバーを募っていくとなると、実際私などは、自分が一から全部教えないといけない。本チャンに行くたび、新しいメンバーを探すとなるとその繰り返しだ。

最低一回のカンタンマルチ、最低一回のゲレンデでの登攀力のすり合わせ、が必要で、一つの山行のために、トータル3回の相手とのランデブーが必要だとなると、これは大変な負担だ。

会に属せば、こんなことはしなくて済むのだ。会内の人のスキルは、よきにしろ、あしきにしろ、分かっている、ということなので。分かっていること自体がリスクヘッジなのだ。

話が逸れたが、会というもののありがたみは、教育ではなく、山行管理に凝縮されている。

そして、山行管理というマネジメントを受け入れるには、受け入れる側の納得が必要だ。

その納得が得難いのが、今の時代の問題点だ。だから、入会適期の若い岳人がいても、山岳会には所属しない人が出てきてしまう。

すると、その人は危険と隣り合わせで、誰にも探しに来てもらえないような状態でバリエーションに行かなくてはならなくなってしまう。

■ 危ない登山者になる境目

後輩君には、私の師匠となってくれた人を2名も引き合わせた。

どちらの人も、今の彼が自己完結で行ける以上の山に連れて行ってくれた。越沢バットレス、摩利支天大滝。

彼には若さがあり、誰もが山を教えてやりたいと思うから、今はつまみ食いでも、十分に楽しいだろう。

だが、早晩、つまみ食いで事故を起こし、山が遠のいてしまう。

リードフォローやロープワークはきちんと教わらないと、あいまいなままに山行歴だけが積み重なった人は、自分だけでなく、一緒に行く人を危険に陥れてしまう。

例えば、フリークライミング歴5年と言うから安心していたら、リードではヌンチャクを引っ張って登っていた。5年に見合う理解力は持っていないようだった。

同じことで万年セカンドの人は、読図ができない。すると、沢に登れても帰れない。

ぐらぐらの立木でビレイされるほうはたまったもんじゃない。いくら賢い人でも、そうならないという保証はないのだ。

そうでない、と第三者の目が言うまでは、経験者の同行が必要なのである。




2016/07/21

ピラ9

■ ビレイヤー

湯川クラックも、小川山クラックもいけないまま、ジムの記録だけが積み重なっていくのが悲しい・・・。

とはいえ、ピラ9回目。

今日は結構楽しく登れた♪ のは、ビレイヤーが大安心の安田さんだったから。しかも、ジムが空いててラクラク。

しかし、予想外に頑張ったので、腕パンパン。週末は大丈夫だろうか。まぁレスキューだから、いいか。登るより、技術が優先だしな。

■ 今日の成果

今日は5.10Bを登った。ピラの5.10bは辛い。ベースキャンプなら、5.10bを5本くらい登れたりするのになぁ・・・(はぁ)。

今日は、しかも、登れなかったルーフ課題が登れ、感動した~ 黄色課題。

ボル壁のほうは足限定に挑戦すると、なんだか居心地悪いが、ここは辛抱どころ。

■ 今日の学び

・正対ムープを前傾壁でも使う その場合、フットホールドが次のホールドより進行側にある。

・カウンタームーブで行けるとき、というのは、フットフォールドが進行側にない。

・インサイドフラッギングをすると、足の入れ替えを減らせる

・足の入れ替え(ジプスなど)は、サイドから乗せて、そっと入れ替えるとうまいこと行く、上から重ねない

■ 課題

・同じ5.10bを登り込む スムーズに行くまで。 この課題は足ブラになりそうになり、レストポイントが少ないので、パワーが必要。

・前傾壁での正対 立ちこみ。 

絆を作りながら登る

■ 喉の痛み

今日も、イマイチ体調がすぐれない・・・(ーー;)

喉のイガイガが…。先日夫が帰宅した時に、ちょっと風邪菌の匂いがした。それで移ってしまわないかな・・・と思ったら・・・案の定。

私の風邪の経路は、夫経由だ(汗)。

ということは、夫の手洗い・うがい励行が基本的にネックなんだが・・・。起りそうにない奇跡。

■ 絆

最近、とある山の会の集まりに混ぜてもらった。

それは、控え目に言って、”とても光栄なこと”だった。

古い山の仲間たちには、絆がある。その絆の輪の中に、招き入れてもらった。

元々、山岳会とは、そうした”絆”で結ばれた人たちの集まりだったのだろう・・・。

今は、私利私欲の会、ドライな会になってしまったところが多い。 

以前、会の新年会に出た。

60年の伝統がある会だから、新年会しか出席しない古参の人がたくさんいて、長い長いテーブルの一角で、久しぶりに会う仲間が年に一回の再会を喜び合っていることが誰にも分かる様子だった。

1年目の新年会は、それを見ただけだ。現役実働部隊の先輩たちも、そのテーブルとは切り離された世界にいるようだったし、おとなしくして帰った。翌日はピーカンで山がきれいだった。

翌年、新年会は私が出たいと思っていたアイスクライミングのイベントと重なっていた。会には、アイスのパートナーがいない。・・・ので、新年会に出るよりも、今現在のパートナーを得るためにアイスフェスに出る方が自分にとって、ためになると思っていた。

とはいえ、何も言わずに新年会をすっぽかし、クライミングに行ったら、心証は良くないだろう・・・それで、アイスのパートナーゲットしに行きたい!と先輩たちに告げ、新年会の不参加を許可してもらうこととした。・・・ら、新年会に出てほしいと言う・・・それで新年会に出席することになった。アイスのパートナーゲットはお預けだった。

その新年会で、古参の会員の誰かが・・・名前も知らない・・・「君の山行報告を毎月楽しみに読んでいる」と言ってくれた。

それで、新年会に出てよかったなと感じた。会を辞めた後も、山行報告書を楽しみにしてくれた人に悪かったなと今でも思う。

でも、前がある限り、前には進まなくてはいけない。

■ 属人的絆 属集団的絆

高校の頃、文芸部の出版物を印刷するのに印刷代が必要で、寄付金集めに駆けずり回った。

「クマタカかい?じゃ、〇〇円出すよ」 そう、私の高校は地元の名門校で、高校の名前を出しただけで、寄付金を出してくれる商店街のお店は多かった。

同じことは大阪でも起り、1990年代の大阪の道具屋筋では、大学1回生の私がフライパンを買おうとすると、「おねえちゃん、外大かい。それじゃ勉強してあげる」と、大体、端数切捨てぽっきり価格にしてもらう。

外大はもともと谷町9丁目にあったので、難波や心斎橋の古くからの商店のおじさんたちは外大のことをよく知っているのだ。

大学の頃・・・私は、松和荘という長屋に住んでいた。六畳一間に三畳の、キッチンと言うには、おこがましい流しがついている。流しは水色のタイルで、風呂なしトイレは共同。家賃は3万円。豊津の商店街が立ち並ぶ下町エリアだ。

近所のスーパーの電気屋さんの裏に冷蔵庫が捨ててあったので、もらってもいいですか?と頼みに行ったら、電気屋さん曰く、「家はどこ?」。

「松和荘です」といったら、「なんだい、松和荘かい!じゃ運んであげる」 とあいなった。何も買っていない(笑)。

大阪は人情の街だ。いつもこんな感じに暮らしていた。

不思議な感じだが、単純にありがたいことだなと思っていた。伝統、先輩たちの功績、今まで積み上げてきた、なんらかの良き行為があるから、後進に良くしてくれるのだろう・・・

けれども、今回の集まりに私が混ぜてもらえるような、会の伝統は何もない。

ただ、私が”私”だから混ぜてもらったのだ。

私がクマタカ卒業生だからでも、外大卒業生だからでも、松和荘に住んでいるから、でもなく。

■ 属人的信頼

私が”私”だから信用を得たことは、これまでに2度あった。

1度目は、アメリカでベビーシッターをしていた時だ。子供が怪我をし、その応急処置が良く、医者に褒められたことで、平たく言えば、株があがり、周囲の家からシッター依頼が舞い込むようになった。時給も、当初2ドル50セント程だったのが、7ドルまで上がり、最終的にはアメリカ人並みの10ドルもらった。4倍だ。

その次は、ソフトウェア販売会社にいたときに、取引先の人から評価されたことだ。売り込んできた人たちが非常に良い内容のソフトを持ってきたのだ。実際、10年に一本あるか、ないか、というようなソフトウェアだった。

私も社運がかかっているかもと思い、かなり頑張ったのだが、社内が動かず、利益を上げる前に、IBMがそのソフトウェアを会社ごと(!)買収してしまった。残念だった。

チャンスを見抜く目があれば、先にソフトウェア導入実績を作って、大きな利益を上げることができたかもしれなかったのに。あるいは、IBMに買収されるにしても、有利なポジションを獲得できたかもしれなかったのに。

これはポシャッタ事案だが、この時に私を買ってくれたのは、社内ではなく、社外の取引先の人だった。

この時のことはとてもありがたいと思い、今でも友人関係を続けている。

人は自分を信じてくれた人を信じるようになるのかもしれない。

山は、結果よりも、いかに登るかということが大事だということは、誰もが知るところだ。

最近思うのは、誰と登るか、ということも、いかに登るか?ということと同様に大事なのかもしれないということだ。



2016/07/19

ピラ8

今日は、新しいパートナーとピラのリード壁へ。ちょっと初デート?でドキドキ・・・。

課題はゆとりが出ていた。

しかし、背が高いとかなり得だということは分かる・・・。

今日は自分の課題に集中するより、ロープワークの確認を行った。

まずは、終了点の結び替え。そして、ビレイヤーの自己脱出。

リード壁はトータル8本なので、まぁいいか。手の皮がお亡くなりになったので、お終い。

マムートスマートを使おうとしてみたら、使いづらかった(汗) 

特に繰り出しが繰り出しにくくて、途中でギブアップ。ロープが毛羽立っていて、ちょっとフリクションが悪そうだったのもあるかもしれないが・・・。

明日は外岩に行きたいのだが・・・ 小川山のクラックを触りたいなー。

2016/07/18

レスキュー

■ レスキュー

週末は、小川山へ後輩のO君と登りに行くはずだったのだが、残念ながら、朝からザーザー雨だった・・・。

しかたなく、この日は座学の日。どっさりロープワークの本を持って行った。

彼と会うのは久しぶりで、彼はクライミング1年生。しかし、若いのですぐに追いつかれそう。

本来はこの日は、若手の会にいた頃に読図に興味があるという人がいたために、O君と引き合わせる目的もあって、引き合わせ役でもいいなと思っていた。そういう山には、学習も兼ねた、体力的にはあまり困難がない読図山行程度が最適だが、何しろ季節が悪く、今の時期低山は不快であるし、また私はこの会は嫌がらせもあって辞めてしまったので、O君のことだけを考えれば良いのだし、では、小川山でも行ってゲレンデで互いのスキルのすり合わせでもするのが良かった。

最近、世話になっている先輩というか平日パートナーに、O君と週末小川山に行く、と言うと、じゃ一緒に行ってあげる~、ということで、1泊二日小川山クライミング♪となる予定だったが、雨で、結局レスキュー講習となってしまった。

日曜は東ときん岩を偵察に行く予定だったのに、結局、搬送訓練をしていたら、夕方になってしまった。

教えてくれるパートナーは、講師歴30年で、講習回数150回なのだそうで、日ごろはクライミングでお楽しみ、というのが定番の過ごし方だが、今回はひと肌脱いでくれた。

申し訳ないな~、

■ 山には順番がある

まぁ、一緒にアルパインにしろ、沢にしろ、行くためには、レスキューの共有は必要である。

と言っても、初対面同士で、いきなりすごい山に行くことはないので、一回目の沢で、いきなりレスキューが要るっていう状況に陥ることは、通常、行き先をきちんと判断していて行けば、起ることはないはずだ。

その起こるはずがないことが起こるのが、昨今の世の中で、山には順番があるのに、最近の人は順番をすっ飛ばして行ってしまう。

中級の沢に、全くの初心者を連れて行ってしまい、滑落し、骨折。滑落者の救助に向かって、二次災害で落石により死亡、という事例を聞いたことがあるが、これも、行くべきでない人を連れて行ってしまったことが、最初の事故のきっかけとなっている。

山には順番がある、ということは、昔は先輩に「君の技術では、まだまだだよ」などと、諭されて、自然と長い時間を掛けて理解していったようなのだが、今の時代は、そうしたフォローは、期待できなくなっている。

人間関係が薄く平板になってきてしまっているのだ。

今、山に向かう人は、昔そうだった人よりも、より自律的・自立的な対応が求められ、あくまで自分で考えて、選ぶしかない。

それはかなり知的に敷居が高いことではないだろうか・・・。ベテランの知己を得て、その知恵を借りることができる立場にないと、山行を組み立てて、経験値を増やしていくことは、非常に難しくなっている。

■ 感謝

・・・というわけで、久しぶりの後輩とのクライミングに期待していたのだが・・・あの5月の岩トレから成長したかな~という訳で・・・。

クライミングできなくて、ちょっぴり残念だった。

知人の家は、別荘地にあるため、びっくりするくらい涼しかった。甲府は、今日も夏日で、暑い。暑いのは、東京も同じだそうだ。

去年もレスキュー講習に出かけ、そこで知り合った人と本番に行くことができた。

今年は、自前でレスキューを共有することになり、レベルアップなのかな?

どちらにしても、レスキューが共有できるということは、本番への道が開けるということだから、歓迎すべきだ。

私一人では、講習会を開催することはできないので、開催させてくれる協力者がいるということ自体が、ものすごく奇跡的なことではある。

感謝して受け取りたい。

2016/07/15

ピラ7

■ ピラ

今日は、またピラニアへ・・・なんだか晴れないので、ジムしか行くところがない。

今日は、5.10Aの核心部が、2撃で超えれ、なんとか。一回目は足の位置失敗。

クロスムーブが核心部なのだが、足が少し遠くて、リーチが一回目は出ず、失敗。次は、成功した。

そこで落ちたら、振られて壁に当たると思っていたのだが、どうもビレイヤーのお兄さんに言わせると違うらしく、大丈夫だと言われた。

・・・そうかな? というのでやってみたら行けた。

・・・が、やっぱり私にはビレイヤーが持っている安心感が重要なんだと理解した。

年輩の人のビレイだと、なぜか安心して良く登れる。このジムだと、安田さんのビレイだと良く登れる。

下の人にそんなにこだわりがあっても、いけない気がするが・・・ジムなんだし・・・、でも、そうなんだから、仕方ないなー。

■ 前回のピラ

前回は、軽く腕を張らせる程度したんだっけ?よく覚えていないが・・・とりあえず、前回も2時間くらいで帰ってきたのだった。

インドアはもう飽きたので、アウトドアへ行きたい・・・

インドアってどうして、すぐ飽きるんだろうなぁ。

■ リソール

とはいえ、今回靴をリソールに出した。一番気に入っている、スカルパのフォース、37半。

これが履けないとなると、外岩はつらいな~。

2016/07/12

快晴の蓼科

■ 素晴らしい晴れ

今日は、素晴らしい快晴だった。蓼科に行ってきた。レスキューに使う岩場の下見だ。東トキン岩と聞いていたが、調べてみると、レスキュー向きの岩場には思えなかったので、一人で偵察に行くという相方に願い出て、一緒に行った。・・・ら、東トキンではなく、単なるトキン岩のことだった。

トキン岩はなるほど、ここなら簡単な岩場だなと言う感じだったが、ぶら下がる支点がペツルがなく、ハーケンかリングボルト、それも一本。

というので、場所の候補としては没だが、久しぶりにピークに立って、気持ちが良かった。

少し場所を移動して、色々見てみて、良い場所をもっと下のほうで見つけた。




懸垂下降や、カウンターラッペルに良さそうな、宙吊り可能なエリア・・・。

■ ヨガ

火曜はヨガの仕事の日なのだが、今日もお客様が多く、とても感謝している。

最近、無になる、とか、山と対峙させる、という心境のことは、私がヨガを教えに行くとき、自然にお客様に相応しいアーサナが浮かんでくる、ということと似ているかもしれないと思う。

あまりアレコレ事前に考えて行かなくても、自然と整合性のある、つじつまが合った内容が出来上がる日がある。

もちろん、そうでない日もある。良い日は、あまり考え事や悩みを抱えていない日であることが多い。

ただ、スッキリした気持ちで、レッスンに向かい、今日遭ったとても素晴らしい出来事や、気持ちを話し、幸せな時間を分かち合うと、勝手にアーサナが出てくる。

・・・ということは、問題には目を向けず、幸せに目を向けていくことが、幸せのカギというわけだ。

幸せは、幸せ”でいる”もので、幸せ”になる”ものではない。

”になる”は、いつまでたっても未来だが、”でいる”は今のこの時点の心の持ちようの選択だ。

良き選択ができること、それは、一つには幸せと感じられる良き関係が与えられていることにも因るが、感謝できる関係は、自分自身が作り上げるものでもある。

・・・と、幸せをかみしめる日。

2016/07/07

ピラ5

■ ピラ

今日は甲府は暑かった。晴れていたので、外岩に行きたいと思ったが・・・今週は週末が忙しそうなので、体力温存。

あまりに昼間暑かったので、昼ではなく、涼しくなった夜ジムへ行ってみた。

ジムが苦手な理由が分かった。ジムは超アウェーなのだ。いや~な空気感が流れている。フリーの人の空気感と言うのは山岳会にみるような、山ヤの空気感とはまた違うものだ。

■ 幸福のカギ

とはいえ、幸福のカギは自分の課題に注力することである。

今日は調子が悪かったので、あまり固執せずに、軽く流す程度にしておいた。

実はリード壁は触らないで、ボル壁で腕をパンプさせるだけでいいと思って行ったのだが、とりあえず、朝一リードの精神力のために、リード

≪自分に課したこと≫

・調子が悪くても、リードする

・調子が悪くても、限界グレード

≪成果≫

・垂壁での正対登りはなんとなく出来ている

・限界グレードでのムーブ核心部は、その前でのレストポイントもイマイチ悪いので、レストできず、一気になってしまう

・ゆとりがほしいところ

・核心部のムーブは、クロスハンド→左手レイバック →足入れ替え → 右手

というわけで、弱い左手の保持力でなんとかする、というのが、流れの良くないムーブになる理由。

なので、左手を使わない方法はないかなと考えてしまうが、なさそうなので、これは左手課題なのだった。

■ 良いところ

できたことを数える。

・足を内転させる癖は治っている

・考えると相変わらずムーブの出具合が悪くなるが、ムーブ自体は出来ているようである

・足で登る 足の置位置の研究はしないほうが、ムーブの出が良い。

・・・ということで直観力がいいほうがいいようだ。というわけで、どちらかというと、ムーブするより見ているほうがいいのかもしれない。

■ 垂壁

ボルダリングジムに行くと、やはり、フリで振って前傾壁を登る、と言う話になってしまうようだ。

ジムには垂壁が少ない・・・ので、早くも飽きモードだが垂壁を頑張る系で行こうと思う。

腕力が付くまでは、前傾壁はグレードをあげない。

PS 週5連登したら、肘が痛い。肘の腱に負荷がかかりすぎたようだ。要するに私には連日登るのは無理って話である。




2016/07/06

ピラ4

■ 今日も・・・

今日もピラニアへ。 毎日通う予定・・・。

今日は調子が良かったのと、人が少なかったこともあり、リード壁へ。ピラニアの壁としては、初めての5.10Aを触り、ワンテン入ってしまったが、一応一回目でRP。

かぶりの5.10Aを2本。

そのまま、易しい課題を繰り返して登る。7本。暑くて汗が流れる。結局腕力が尽きて、RPになってしまうのだ。

とはいえ、パンプした状態で、連登。とりあえずスタミナトレーニング。

あとは、さらにボル壁で腕が終わるまで登ったのち、夫と焼き鳥屋へ行き、一杯飲んで帰る。

・・・という幸福な日。

今日は、フォール一回。

■ 課題

・ムーブではすでに登れているはずの課題がフィジカルで登れないので、腕力が課題。

・フリはもう少し入れても良い

・正対登りは良い

・疲れてくると足の位置が低くなり、結果、デッド気味になる

・ホールドの真下にフットホールドを求めること

・息を吐く


Jain Kim Shows Perfect Climbing Technique

Adam ONDRA, Final , IFSC Climbing Worldcup (L) - Inzai (JPN) 2014

ピラ3

■ ピラ

昨日は、またピラニアへ。混んでいたので、早々に退却し、1時間壁を触っただけ。

登れる課題は、登れるから、飽きちゃうし、登れない課題は、登れないから退屈だし・・・、というので、まだ3回目で、すでに飽きモード。

これは、なんとかしなくてはならん!というので、対策。

■ 課題

私の課題は、もっぱら

 ・スタミナ   長いこと登れない  翌日に疲れが残る
 ・突破力 (最大筋力)
 
ということで、本を読んで、トレーニング法をまとめる。まぁ私の場合、ジムでは退屈している、というのが最大の課題。

■ フリークライミングのトレーニング

フリークライミングの因数分解
 ・スキル 
 ・フィジカル
 ・メンタル

の3つが均等に必要。長所だけでは、弱点を補うことができず、落ちてしまう。

弱点の強化がクライミング力UPのカギとなる。

■ 弱点とは?

 傾斜が強い → ダイナミックなムーブが必要
 傾斜が弱い → 細かいホールド デリケートなバランスムーブ
 長いルート → 持久力
 短いルート → 難しい核心

■ まずは弱点を探す

ジムの壁利用し、傾斜の異なる壁から同じグレイドを選んで、OSを行う 比較して弱点を見つける

例:
   傾斜のきつい壁 → フィジカル 筋力不足 体脂肪を減らす
   傾斜の緩い壁 → フットワーク、パランス、指の保持力

■ ムーブの負荷

今できるムーブの負荷を高める → できないムーブもできるようになる

■ クライミング上達の法則1 グレードピラミッド

グレードピラミッドというのがあるそうだ。

                   5.11a 

               5.10d   5.10d           =2
 
            5.10c 5.10c 5.10c 5.10c     =4  

5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b 5.10b   =8 

つまり、11Aを1本登るには、5.10bを8本登っていないと登れない。という理論。

先日、易しい5.10bが登れたところだが、それはつまり、1グレード下の5.10Aが2本、5.9が4本、5.8が8本ということになるのだそうだ。

たしかに今5.9のオンサイトが5本だ。

■ クライミング上達の法則2 RPとOS

最高RPを伸ばすより、下のグレイドを数多く登り、スキルやフィジカルを習得する。

 ・RPの目標は、OSグレイドの一つ上まで
 ・10トライ以内

10トライもしたことなかったな~。

■ スキルトレーニング

1)バリエーショントレーニング 

 ・条件を変えて、同じムーブを繰り返す
 ・左右対称

 ポイントは、
  
  ・安心感をもってムーブに集中すること
  ・肉体&精神がフレッシュな状態であること
  ・レストは5分

2)フィジカルではなく、スキルに注力する 

  ・毎日1時間

  ・猫足
  ・脱力
  ・スピード
  ・クライムダウン フットワーク
  ・靴を変える
  ・足だけジプスのトラバース
  ・限定

■ スタミナトレーニング

1)乳酸を貯めない
2)溜まっても登る
3)レストを短くする

・落ちそうになるまで登り、落ちそうになったら、ホールド限定を取り外して登り続ける

・インターバルトレーニング 手数が20~30手の課題を各種設定で登る。

このインターバル時間については、必要なインターバル時間が

最高OSよりも2グレード下の場合  → 不要                 反復3(クライムダウン)
         1グレード下      → クライミング時間の1~1.5倍   反復4
         0グレード下      →             2~3倍     反復3
         上のグレード      →            6~10倍     反復1

つまり、私が、5.10dを触ったら、登るのに5分かかったとすると、30分休憩が必要ということになる。

■ まとめ

今の段階だと、完全に回復していない状態で登るとムーブの質が悪くなるので、乳酸を貯めない登りを獲得するほうが、回復なしで登るより先だろう。

スキルトレーニングでは、正対と猫足と脱力は必要そうだ。いつもダイアゴナルで登っている。

同じホールドを使っても別のムーブで登れるように選択肢を増やす練習をしようと思う。



2016/07/04

足を大事に

■ クライマーは足を大事に

ダンスには足はとても大事だ。足がダメだとダンスできない。

で、私はダンスをしていたので、足を洗うほうが顔を洗うより、頻繁なのではないか?というくらい、足は大事にしている。(逆に顔は洗いすぎないようにしている。)

クライマーも同じではないだろうか?クライミングは足で登るもの。

男性だと、まったく足には無頓着な人が大多数だ。夫のかかとも、カサカサ過ぎて、触ると痛いくらいだ。

足の皮が厚いことがあまり問題とは感じられないのが、お手入れ不足の原因だ。

■ 匂いの原因は角質

が、足の匂いとなると、悩む人は多い。

実は、

 足の角質の放置

が匂いの原因だ。 汗ではなく、汗と角質などの老廃物が結合して、タンパク質系の匂いを発するのである・・・。というわけで・・・

 クライミングシューズの匂い対策の第一は足のお手入れ

である。

■ 角質を除去する

角質はタンパク質。タンパク質はアルカリで溶解する。ので、アルカリで洗うのが一番。ということで、足を洗うのに一番良いのは、

 ただの石鹸

である。とくに足指の角質は、新陳代謝が激しいので、足の間は丁寧に。

大事なことは

 余分な角質の除去

なので、かかとや足の側面は、

 軽石

であらう。タコや豆ができているときは、できれば、

 サルチル酸

を使って、角質を除去する。

■ 通気性

これだけで、足は相当におわなくなるはずだ。しかも、足裏感覚がするどくなる。

あとは大事なことは

 通気性。

だが、クライミングの場合、あまり問題にならない。

のは、クライミングでは、一回終わるごとに靴を脱ぐからだ。脱いでいる間に、クライミングシューズは乾燥してくれる。

ので、

 クライミングシューズは通気性が良い布袋などに収納する

のが、大事だ。間違っても、通気性ゼロのビニール袋などに入れてはいけない。

ハーネスを買った時についてくるメッシュ袋などで十分。

実際、収納しなくて良いくらいで、空気に触れさせておく、ということで、その辺に転がしておけば、次回使う時までにすっかり乾いて、問題ない。

■ みょうばん水

それでも、足が臭い!と言う場合、おススメは・・・

 みょうばん水

だ。

みょうばんと水を、1対30の割合になるようにして、溶かした水溶液をスプレーする。(5g:150cc)

この方法は、

 雑菌が発生する前に有効

であり、既に発生した雑菌で、臭くなっている靴にはあまり有効性がない。

あまり匂いが気になる場合は、におい成分が十分揮発してしまうまで、その靴を乾燥、放置するしかない。

■ 余分な角質を取る

大事なことは、足の角質がにおいの原因だということだ。

これは加齢臭なども同じで、角質が溜まることがにおいの原因となる。角質取りといえば、昔から、尿素。

尿素が入った石鹸は、普通のせっけんよりもより多くの角質を落とすことができる。

また角質をあらかじめ柔らかくしておく、ということも大事だ。湯船に浸かって確執が柔らかくなってから、体を洗おう。

洗う際は、くれぐれも、必要な皮膚まで落とさないように・・・。

毎日入浴の習慣があれば、垢すり用のタオルなどで洗う必要はそうないので、あまり洗いすぎの害がないようにすることも大事だ。

■ オイル

体の毒素を出し切るために、お風呂に入る前にオイルマッサージしておくと、よい。

アーユルヴェーダでは、

 太白胡麻油

でのマッサージを進めている。アーマ(老廃物)を血中に排出させる効果がある、と言われている。
(ただし、キュアリングと言われる作業が必要)

特に疲れが溜まっているときは、時間がある休日などに、オイルで全身マッサージをしてから、入浴する。

入浴前にオイルが浸透して、皮膚も柔らかくなると、老廃物も排泄しやすくなって、一石二鳥。




2016/07/02

Chris Sharma, Klemen Becan, Mont-Rebei Episode II

ピラ2

■ 睡眠不足

昨日ピラニアに靴を忘れてしまった。・・・ので、取りに行く。

11:30~14:00。 前の晩、蒸し暑くてよく寝れず、すっきりしない一日で、テンションが低い。

壁に取り付くと・・・、はぁ~、調子が悪い。

フットホールドが発想できない。どっかぶりだと、昨日できたところが悪くなっている。

寝不足=調子が悪い、の法則成立・・・(ーー;)

リード壁に取り付く。5.9。 まぁ、平気だけど、イマイチ、ムーブが洗練されない。

≪知識≫

・朝一でアップ5.9をしたら、次は限界グレードに取り付くこと。そこから、だんだん、グレードダウンして行き、登る便数を増やしていく。

・トータルのクライミング量を増やすのが大事。


今日は、普段は富士吉田店の店長さんが石和に来ていた。色々とアドバイスをもらい、アミノ酸を購入した。

アミノ酸、バレエをやっていた頃は、かならず飲んでいた。飲むと翌日に疲れが残らないからだった。

まぁ当時は、休日に3レッスン連チャンでレッスンなどしていた・・・。

一つ目は普通、2レッスン目は調子が良い、3レッスン目になると、ハイになる・・・が、揺り戻しで、ドカッと疲れる・・・そのドカっが来ないのだった。

■ 2日目のパワーロス

前に一緒に行っていたIW田さんとも1泊二日が多かった。二日目は必ず一日目より良かった。

当時(去年の今頃)は、一か月に一回程度。

なので、クライミングは、ちょっとできるようになっても、オールリセットされていたので、ずっと初心者状態だった。それで、二日目は、体の動きがスムーズになっていたのだろう。

ここ最近・・・といっても3,4月と6月だが・・・は、ほぼ毎週に近い形で外岩。

・・・ということで、少しレストが足りないのだろう・・・。一日目は調子が良いが、二日目がパワー喪失している。

私はいつか欧米でクライミングしたいのだが・・・もし仮にニュージーランドへ行ってクライミングするとなると、一週間丸々クライミングしたいだろうが・・・その場合、二日目で疲れ、三日目でもっと疲れ、となっていたら、クライミングトリップが楽しめない。

回復についても、ちゃんと、その日の疲れは、その日に取るようにしないといけない。

しかし、山では4泊5日しても、まだ歩けそうなのに、何でクライミングはダメなのかなぁ・・・。

とりあえず、何がダメって、めんどくさくて、うっとおしくなるのだ。スタンスを考えることが、である。

■ 難しい課題

今日は、最初からくたびれていたので、易しい課題をやってムーブをきれいにしていた。

アドバイスは、ムーブの洗練は、難しい課題をやっていると出てくる、ということだった。

たしかに・・・。前に難しく感じた5.8や5.7は、一体何が難しかったのだろう?というような具合に今はなっているし・・・。

また、保持力はボルダ―の難しい課題に行かないとつかないのだそうである。

今日は、「ムーブだけ見ているともう11登れそうに見えるんだけどな~」、と言われた。うーん、皆、そう言うんだけど、11って、早すぎないかな~と感じてしまう。

なにしろ、1年ワングレードな感じで成長してきたのだ。

みんなが難しい課題を触らせたがるなぁ・・・。10dは、スラブでもちょっと難しかった。

でもまぁ、10b、c、dは、なんとなく何がどういう話なのかは、分かってきた。課題は、総合的なスタミナアップと突破力(保持力)。

しかし、総合的なスタミナ、登山をやっているから、スタミナはあるつもりでいたのだが、ムーブが雑になったりして、スタミナの枯渇を感じる・・・とすれば、クライミングのスタミナは、登山のスタミナとは、また話が別なのだろう・・・。

ということでまとめ。

 ・ボル壁では、難しいのにも取り組むべし → 保持力アップ

 ・スタミナを養うべし (長時間登っても、脳みそがバテナイ)















2016/07/01

ピラ 

■ 今日のクライミングメモ

今日は暑かった。今年の夏は7月1日に始まった。

ピラニアに行ったら、人が多かった。今日はリード6本。+ボルダリング 10本くらい?

課題

 ・足をもっと細かく上げる → デッドにならない

 ・脚は内転させてあげると上がる距離が少なくなるので、どうせキョンすると思っていても、最初はまっすぐにあげるべし

 ・ステミングを多用 → ステミングから抜けるときにムーブ解決が必要

大体2時間くらいで、ムーブの出具合が悪くなってきたので、辞めた。

最初のフレッシュな間は、ムーブであまり悩むことはないが、だんだん疲れてくると、ムーブが出てこなくなるようだ。