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2023/05/09

5月9日のまとめ

■アキレス腱

今日は2ヶ月目の主治医の診察日だった。アキレス腱を縮める運動は、いまいち調子が悪く、あまり成果がでていない。片足つま先立ちは、まだきつい。痛みもでる。よってジョギングは許可ならず。運動を中心にしたライフスタイルに変更する必要があるようだ。
 

■ 投資の勉強
SBI証券の新規設定投信のラインナップをみたが、今現在のポートフォリオを比べ、パッとするわけでもなく、世界恐慌のリスクヘッジになるわけでもないので、なんか溜飲が降りた。プロでも、どうしようもないってことだからだ。長期分散投資の限界は、まさにここにある。

リスクヘッジとなる投資手法を覚えないといけないが、今日はその方面はおやすみ。またあした頑張る予定。

ゴールドの勉強で、地政学的な、”世界覇権の異動”が、ゴールド価格に反映されており、この先20年はゴールドは上昇トレンドということがわかった。

結局、ロシアと中国が、アメリカの金融資本主義に見切りをつけつつあるということだ。

そこへ、SDGs投資で割を食ったブリックス諸国と思惑が連動。サウジ、トルコ、インド、は米国よりの国ではない。

世界の大局的なことを考えると、物価高の先進国のスコーミッシュよりも、今後発展の見込める、リーファンに行きたい、と思い始めた。だれか行かないかな? 中国の岩場なんだけど。

ポートフォリオ理論でも、ゴールドを10%の比率で組み入れることは、リスクヘッジになることは証明済みなんだが、それは経験則。その根拠は、米国に愛想をつかした他国が、お金の裏付けに金を求めるようになったからという、もっと大きな地殻変動の力が働いていたことが判明した。

ゴールドは、そういう意味で動き出したらしく、それならば、価格の根拠があるので買い推奨です。現物連動のIAUが良いと思います。

その地殻変動後からは、米国式の金融資本主義への不信…そもそも、お金への不信…実際、日本でもオールドエコノミーからニューエコノミーへの変化は、お金を使わない経済への変化、を土台にしている。例えば、金利を下げると、人々が買いだめをするので、需要はあがり物価が上がるというのは、人々が買いだめする、という前提があるが、今では誰も買いだめしない。

結局リーマンショック以来、世界的に、脱・お金が進んでいるということだ。日本では、アベノミクスで、オールドエコノミーからニューエコノミーへ、脱お金化が進んだということです。つまり、ライフスタイルも脱お金するべきです。

その意味で読むべき本は、こちら。https://amzn.to/42A1HrG

金融から社会を眺める視点の解像度を急ピッチであげたいと思っているが、レバナス1本リーマンさんの動画が、一番解説が細かい。若いだけに、今、統計を読むのが面白いんだろうなぁと思うので羨ましい。私も調査員時代に、そのツボにハマった経験があるが、統計って、仕事で使って、色々いじっていると、読み取れることがあり、それを発見したら、誰かに言いたくなる。ただ、私の場合、仕事でやれと言われるとやるけど、仕事でもないのに、数字に埋もれるのが好きかというと… というので、改めて苦手なことでもやる気になるから、仕事は偉大だ。

■ AIの学習

AIもなかなかエンジンがかからなかった分野だが、有料セミナーに出て開眼。今日は、認知行動療法を色々試して見たが、AI優秀。AIはNLPをベースにしているので心理学は得意なようだ。

一方、クライミングの知識、情報収集にAIを使おうとしているが、肝心のリスク管理のところ…クライミングのあれやこれやと表現されることろ、はAIは超苦手らしく、”経験者の同行”とかの定番のセリフを繰り返すだけだ。今どき、”経験者”の経験が陳腐化しているんで、そこが問題なんだけどねぇ(笑)。

そのことをうまく表現したいが、うまい表現が見当たらないので、なんとかよく表現することにAIを使おうとしたが、だめだった。AIは、得意と不得意が激しい。

そもそも、登山関係のビッグデータが、そもそもネットには転がっていないのも原因なんだろう。

登山者の行動改善にAIを用いるには、誰か過去の登山史における重大事故を網羅したサイトを作ったらいいんではないですかね?

コースタイムの情報なんかは、もうヤマレコやヤマップにたんまり溜まっていると思うんだけどな。

余談だが、クライミングの課題のグレーディングも世界的に統計取ろうと思えば取れますよねぇ?誰かがそういうサイトを作りさえすれば…。

一方、投資に関しては、AIはなかなか良い回答を行うので、投資行動については、学習が進んでいるらしい。何も難しいことはなく、プロスペクト理論、だけのことである。

■今日の良かったこと 

ちょっと前に高級ワインのエノテカのワインがアマゾンで買えるようだったので、買ったら激マズだった…。以前はエノテカ直販で買っていた…のだが、すごく高い。アマゾンではやすかったのだが、考えてみれば、アマゾンに置くなんて、単なる不良在庫処分だったのだろう…。

で、反省して今、飲んでいるのは、カルディから配達してもらったので、普通に美味しくて満足。ワインは世界のドリンクの中で安くて美味しくて、自由貿易の恩恵に預かれるものだと思う。国産ワインは高くて飲めない。

春の野菜は端境期なので、やっぱ山菜でしょ、と思い、わらびとこごみをゲット。天ぷらにして食べた。春は野菜が少ない上、買ってきても、すぐ悪くなる。それは、大地を守る会の高額、高級ヤサイでも同じなので、取るの、辞めた。今どき、泥付きで気を引こうというのがなぁ…。野菜の情報弱者ですよ、泥がついていて喜ぶのは。

畑ができないので、諦めて宅配に戻ったんだが…。もう、車での外出は平気なので、普通に買い物に出かけるべしだな。

人間は野菜だけでは生きていけない。つまり、野菜は、”ごちそう”なのだと思った。

このこごみは、近所でたったの170円で売っていたものだ。きっと三瀬あたりのおばあちゃんがお小遣い稼ぎで摘んできたものだと思う。ありがたく、頂いた。

世界で、本当に価値あるもの…本当の、旬…というものは、かなり低く貨幣経済の中で評価されているってことなんだが…その恩恵が驚くべき安さで、得られるということはかなりラッキーなことだと思う。


2022/01/01

2021年の学びとHello2022

 ■2021年の学び

2021年を一言で、表現すると、”不思議なプレゼンシング” でした。

というのは、

 1)日向神でローカルクライマーの会が、トイレ募金のためとはいえ、結成された

 2)八面でローカルクライマーによるリボルト基金が結成された

 3)竜頭泉でリボルトが進んだ

と、因(=九州のボルト状況を改善したい)が、縁(=そうしたいと思ってすらいない人たちを動かした)ということになり、成果として実ったからです。

メディエイター、もしくは、マッチメイカーとして躍進した年でした。

なんだか、狐につままれたような…不思議な気持ちです。

今までのプレゼンシング…日ごろの練習が本番で結実するという定番のプレゼンシング、とは、異なる形で現れ、特に八面の件では、ローカルクライマーをまとめてくれた池田さんの立場からすると、トバッチリというか、もしかすると、ご本人はしたくないのに、音頭取りをせざるを得ない立場に追い込まれたかもしれず、あちゃーとは思っていますが…。

かといって、地域行政としても、ローカルクライマーへのリボルト進展としても、全面的に良い方向に向かい、問題に向き合い切れていなかったローカルがついに問題に向き合った事例になりました。

なんか背中を押すというか、スイッチを入れるというか、追い込んだような成り行きになり、申し訳ない気はしていますが、たまたまそういう配役になったということです。天の采配。

それに、ボルトがぼろいとか、適切な施工でないのは、私のせいではないですしね…。

この八面での、アクションの成功のキーは、

 ”行政への知識シェア” 

です。一般的に観光局の人は、クライミングに無知であることが多く、クライミングについて、あまり深く知らないことが多いです。行政の方たちにクライミングを知ってもらう、というのが一番大事なことです。 

ということで、成功のカギは、

 ”行政の人が地域おこしにクライミングを使えたらいいなと思っていること”(=土壌) 

 ”行政の側がクライマーたちが自己利益誘導に走らないで、地元の住民の利害に反する行動をとらないことについて信頼感があること” (=信頼関係)

の2点です。平たく言えば、信頼関係。

地権者の許可を取らず、勝手にボルト打つとかそういうことをしない、ということですね。それをやってしまうと、マイナスからの出発です。

八面の件で言えば、最大の功労者は、池田さんだと思います。池田さんが、労に見合った報われ方をすることを祈っています。

■ in pipeline

パイプラインには、延岡市が入っているような気がします。私は椎葉村に自然農で移住したかっただけですが、なぜか日之影と接点が出来てしまいました…。

神は誰を救おうとしているのか?と考えると、それは、私ではなく、ノーマットのクライマーの方だろう…と思います。

■ 向き合っているほど成功

大分八面、福岡八女、長崎竜頭泉、の3つを比較すると、本来あるべき姿に返ろうとしているのは、八面だけです。

きちんと岩場と向き合い、責任を取ろうとしている姿勢は素晴らしいです。

一方の日向神はトイレ募金なので要進展です。ボルト基金設立こそが、早急に必要そうな岩場です…本来やるべきことは。そうもいかない事情があるんでしょうね。日向神は元々が、エイドの岩場なので、開拓者が山ほどいますし、エイドで開かれた岩場=ショートでもランナウトしがち、です。もともとのムーブの整合性でボルトを配置しているわけではないからですね。

竜頭泉のリボルトは、ローカルクライマー出資ではないような気がしますが、九州内で長崎だけは、”長崎フリークライミング協会”が機能しているので、長崎は長崎独自のフリークライミング協会に発展するのが良いのかもしれません。

■ Hello 2022

2022年は、クライミングはお休みの予定です。

膝の亜脱臼は、いまだに良くなっておりません。

こないだ、バスに乗り遅れそうになり、走る機会があったのですが…アスファルトの平地を走るのは無理でした…膝、痛くなります。

私は、下山がとても速く、下りは大得意なのですが…特に雪の山では、転んで怪我する恐怖がないので、多少の傾斜でも走って下れるのですが、それはしっかりした膝があってこそ…。

もう私には富士山を走っておりる、はないのだ…と、失った身体機能と失った喜びの大きさに悲しくなりました… 登り6時間でも下りは2時間で降りれた富士山…そんな逃げ足の速さは、私にはもうない、ということで、ますます山でもリスクがとりにくくなりました。

ごく普通のクライムダウンをボルダーでしただけで、失ったのは、クライミング自粛期間という時間だけでなく、身体機能と、山の安全の根拠だった下山での強さというわけです。

差し出した代償は大きい。

回復についても、コツコツとチューブ筋トレしていますが…あまり効果を感じていません。

専属のトレーナーにもついてみましたが、価格に見合うだけの効果を感じられなかったです。

■ もしかしてコツコツ努力派かも?

私は努力をしているときに努力している風なことをしたことがないのですが…がり勉ということですが…

しかし、振り返ると、小学校のころからNHKラジオを聞いて独学で英語を習得しており、いわゆるイメージ通りの毎日欠かさず、何かを続けるというのではなくても、実際はコツコツ努力するタイプである、ような気がします。

なにしろ、第二外国語というのは、そうでない人は習得できないような気がします。

振り返ると、仏教説話も聞ける日は毎日聞いており、すでに365日は過ぎた気がしますし…。

コツコツと努力をする、という努力の対象は、クライミングには今は向けれないので(膝の関係で)、他のことに向ける時期。

クライミングは、自然と接することによるネイチャーセラピーとしての雪山からの一つの昇華の形として、大事にし、普段はネイチャーセラピー路線で行きたいと思っています。

      プレゼンシングしたらすごい良いだろうと思える岩場…天狗岩@五木




2021/12/19

九州クライミングの総括…部分点を考える

 今日の仏教説話は、自因自果、だった。


例えば、”自己責任”。 クライミング界で、しょっちゅう言われる言葉だが、ボルトルートで自己責任って? ボルトを打った人が自分に問うべき言葉なのかもしれません。

■ 因と縁を見ると…現地調査隊、みたいなことになった(汗)

私と先輩の荒木さんがたまたま九州で登ることになったのは、九州クライミングにとっては、良い出来事だったのかもです。

外から来た人が、「えっ?!」とか言わなければ、”終了点直がけが、ローカルルール”と信じている人の、”間違った信念”が、覆されることはなかったかもですから…。

私自身も最初のころは、以前師匠と登っていたように、誰か信頼できる山岳会の人たちと登りたい!と切に願っていたので、何軒も会の扉をたたいていました… 

安全面以外でも、最低でも一人は、パートナーと一緒に登る必要があるからです。

ところが、一年後からは、前の会の先輩と登れたため、いわゆる”一般クライマー”、”ビジター”という立場で登れました。さしづめ、現地調査隊、です。

その意味で言えば、調査終了感…といいますか、そんな感じです。

とりあえず、現代九州クライミングで、どんなことが起きているのか?は分かった。

ある程度登れるようになり、海外にも登りに行き、という状態でないと、取り込まれてしまって、”この終了点は変なのでは?”とか、分からなあったかもしれません。

パートナーが前の会の先輩で、大体どこの岩場でも登れる程度の登攀力がある相手でよかったです。私と同じ程度の人だと、二人とも危険になってしまいますし…。師匠とだと、最初から、これは…と登りに行かない判断になったかもです。

疑問を持たず、現状をそのまま受け入れてしまうのが新人の立場…。結局、一番損をしているのは、新人さん、ですね。

普通のクライマーは、ボルトとハーケンがあれば、難しくても、ボルトを選びますが、その選択肢が九州ではあんまり差がないです。つまり、40年前のカットアンカーとハーケンでは、支点の信頼度は、どっちもどっち…です。今まで、登りに来たクライマーも、変だな、とは思っても、旅行で来ていたら、今回は大丈夫だったから、まぁいいか…と思ってしまうと思います。

外から来たクライマーであること、× 比較的長期にボルトの品質が欲しい立場、でないと、情報発信することもなく、したがって、バレた!ヤバい!と設置者が思うこともなく、… その結果としては、ボルトの更新は進展しない…となります。

ボルト更新が絶対的に必要な善、とすれば、それを前進させることができたのは、私たちの立場だったからかもしれません。

結果としては、日向神、八面、龍頭泉のリボルトが進んで、めでたいです。

ほんとに良かったです。

ある意味、一番ひどい目に遭っているのは、登ってしまってから、あのボルトは全然信用ならないボルトなんだよ、と分かってしまった人なので、二人ともが危険な目に遭っているということですが…、深い納得感を持って、ボルダーに転向かな(笑)。

■ 日向神、八面、龍頭泉

良かったことは、日向神でも、八面でも、竜頭泉でも、リボルトが進んだことです。

もしかしたら、心ある人が言っても言っても、誰も対策を取ろうとせず、宙づり状態だったのかもしれません。

比叡ですが、初めて行ったときは、庵に泊りましたが、三澤さんから、”50mで3級1本、4級2本、5級3本が基準”と聞きました。(ボルト本数のことです)。ただ、「今はそういう時代ではないと思っている」そうでした。要するに取り巻きの人が、現代的に打ち換えることに反対しているのかもしれません。

とは言っても、インスボンですら、ボルトは適正配置が進行しています。一回インスボンに行けば、納得するのかもですね。

■ JFA頼みは疑問

JFAは、全国組織なので、その弱点があります。例えば、全国でクライマー数を見ると、東京周辺のクライマー数のほうが、どう考えても九州周辺のクライマー数より上です。

となると、集められたボルト基金は、優先的に関東から配分されるということになり、その順番を待っていると、九州でのリボルトは、最も後回しになってしまう。

その結果が、私たちがビックリ仰天した、手作り終了点、という現実に現れているのかもしれません。

もし、自己責任論を立場として取るならば、

 自分たちが登る岩場のボルト代は自分たちが出す

というのがまっとうな路線なので、岩場ごとに、ボルト用の募金集め団体、を持つのが適切なことだと思います。

そうすれば、JFAにお金を払っているのに、ぜんぜんリボルトが進まない、という問題は、回避できます。

■ 自前リボルト職人

このときに問題になるのは、リボルト知識の欠如です。

いくら資材が良くても、その資材の良さを台無しにしてしまうボルト配置しかできない知識しかなかったら…、せっかく集めたお金を無駄にしてしまうことになります。


いくらローカルがお金を出しても、こんなボルトを採用したり…

正しく製品を購入しても、こんな施工をしたり… 

してしまっては、お金の無駄遣いになってしまうという意味です。

JFAは、日本の開拓者に正確で、これだけは最低限知らないといけない開拓知識を普及する組織になったらいいのではないでしょうか?

例えば、九州では、地権者に許可を取らないで、クラックを開拓してしまった人もいます。

そのような常識では考えられない開拓者の行為も、今の状態では防げないです。

また、ボルト連打問題もそうです。昔のボルトラダーを、新しいボルトに打ち換えるだけで1m置きにボルトが配置されているような状態は、何もしない方がマシなくらいかもしれません。

これも、分かっていないことから来るミスなので、そのような開拓が広がらない工夫がいると思われます。

■ ボルダー

外ボルダーは、ボルトがないクライミングなので、ボルト更新のための寄付金集め、という性格が色濃いJFAへの加入は、一般のボルダラーには、意義が見いだせない、と言われると、仕方ないかな…という気もします。

年間3000円払って読むほどの内容が、フリーファンにあるか?というと…ソックス特集だの、チョーク特集だの…では、お金返して、と言いたくなるかもしれません。

安全ブックはホントに良いものなのですが、無料配布だから、入会しなくてもいいですし。

というので、結局、雨後の筍のように増えている、

 1)クライマーがやっていないボルジム上がりの初心者ボルダラーをどう守っていくか?
 
 2)初心者ボルダラーの無知から、岩場をどう守っていくか?

については、岩場の側が考えないと、どうしようもない気がします。JFA頼みというのは、ここでも、なんだかなぁ…な選択肢です。

やはり、ローカルのクライマーが、町を守ること、初心者クライマーの事故を未然に防ぐこと、を目標として、組織的に通達を出していく、というのが良いかもしれません。

昨今、SNSの発達で、BtoC、つまり、団体から個人へ個別に情報発信する垣根は、かぎりなく下がっています。その網目から漏れる人はいるかもしれませんが、岩場(現場)で、参加を求めれば、少なくとも岩場に来た人は、全部補足できることになります。

そもそも、岩場に来るクライマーの事故が問題なのであって、来ない人はどうでもいいわけですので、もっともシンプルに問題解決できると思います。

たとえば、岩場のライングループ、FBグループの2次元バーコードを岩場に貼っておくとか、公民館、駐車場、道の駅のトイレなどクライマーが必ず通るところに貼っておく、ということです。

そうすれば、大雨で林道が閉鎖になって通れないとか、駐車場の位置が変更になったとか、そういう情報も、速やかに伝達することができます。

■ 事故情報をまとめる

事故を減らす、ということを考えると、事故情報の集積と解析が欠かせません。 

アメリカでは、アメリカアルパイン協会…アメリカの日山協みたいなもの…が、毎年、事故情報をまとめた冊子を出しています。

そこには、その年に起きた事故と、その分析が載っています。またアメリカのクライミング雑誌でも事故の特集では、統計情報、トップロープでの事故と、リードの事故ではどちらが多いのか、どういう内容なのか?どうすれば防げるのか?などの情報が豊富です。

ロクスノでは見かけたことがないです。事故という現実から日本国全体が目を背けているかもしれません。

これでは、ぜんぜん”傾向と対策”が積みあがらず、事故が減るわけがありません。

例えば、ボルダリングの事故は、愛好者人口の面から言っても、リードクライミングの事故よりも、総数が多いです。

ほとんどがランディングの失敗ではないかと思いますが、初心者をボルダリングに導入するのに、ランディングを強調していないです。ボルダリングのメッカである九州でこれでは、お粗末です。

ちなみに参考になる情報としては、中根穂高さんの外ボルダー講習では、いきなり登るとかなく、登った後の、降りる道…クライムダウンができる場所を最初に確認します。そもそも、登れても降りれないような岩って多いです。登るより、降りる方が難しいですし。

クライムダウンだけでなく、ランディングも、着地は練習が必要です。あとはマントルムーブは、初心者のほぼほぼ全員が苦手とするところです。

なにしろ、インドアジムでは、マントルムーブが出てくることは稀で、外ボルダーになって初めてやることになります。その場合、マントルムーブだけを練習する時間が要りますし、練習用に採用する岩も、失敗しても死なない程度の高さ…1mとか…を選んで、マントルが確実になっている必要があります。

故・吉田和正さんの講習では、最初にマントルだけをする岩がありました。そういうのは、岩場に一個あればいいだけなので、公開された岩場では、マントル練習用、とか、で定番にしておけばいいのではないでしょうか。

そういう風にしないと、初心者には、

ランディングがボルダリングのセーフクライミングについては、ポイントだ、

ということが、明確なメッセージとして伝わらないと思います。

スタイルも知識がないと、おざなりになります。大体においてボルダーは、登れさえすれば何でもいい…というスタイルで、オンサイトという言葉はありえない感じです…みんなビデオを見ています…それじゃ、良くてもフラッシュにしかならないです。

必要とあれば、スポット、あるいは、ロープを出しても良いのです。大事なことは、

 無謀と挑戦が、きちんと峻別できる能力を身に着けること

です。


スーパー赤蜘蛛をフリーソロ出来るような人ですら、このようなボルダーではロープを出しています。

リスクの総量は、事故が起こる頻度 × 事故になった場合の深刻度、で決まります。





2020/12/30

2020のクライミング活動のまとめ

■2020年の毎月のトピックス

1月 リボルト講習会
2月 大堂海岸&岸良
3月 杉野ショック
4月 特になし コロナ自粛 激化
5月 小山田さんの自粛期間の投稿に感銘を受ける
6月 中津神護寺に護摩焚きで八面へ
7月 自分の価値観の深堀り&内省
8月 井上さんと中津へ
9月 石田登山塾石田さんよりアドバイス来る
10月 米国人クライマードンを日向神に案内
11月 子供体験クライミング&八面ツアー
12月 鈴木さん到来。二子山町おこしクライミングで勇気をもらう

でした。転機というか潮目が変わったのは、8月ですね。

実は8月は本当は出稼ぎに行きたいと思っていたのが、岩場の用事を優先したために行けなくなったのでした…。あれは良くなかった…。


2020/09/30

2020年8・9月のまとめ

■ブイブイ派vsエンジョイ派

海外のクライマーサイトにいると、自己紹介の仕方で、大体の事情が見えてきます。

今日もヨーロッパでも登ったし、タイでも登り今、ベイエリアにいて、NYから越してきてすぐ、というクライマーが5.7から一緒に組んでくれる人、みたいな募集を出していて、だよね~、と思いました。ブイブイ言わせたい人とそうでない人、は分かれます。

ラオスで一緒だった女性でNZのフィリッパの投稿は、12登るぜ!みたいなのでした(笑)。

■ 上達が遅くてやる気が出ない先生たち

水泳のインストラクターで若い男性の先生でも、生徒が上達すると教えがいを感じるみたいです。月曜に行ったクラスでは、先生がすごく上達を喜んでくれました。

以前、バレエで、新米先生のミハルちゃんの集中攻撃を食らって、突然上達したことを思い出しました…私は年齢的に比較的若かったので、周囲の方より有利だったのです…。しかし、だとしても、28歳に18歳バレリーナだった自分と同じことをさせようとするミハルちゃんは無謀だなーとは思っていました。

クライミングでも同じことが起こり、いくら向上心が強くても、48歳に28歳男子と同じことはさせられないですよ…そのメソッドは特定の人向けなんで。したら壊れます。実際、しかもすでに壊れているし…。それを分かっていないで、やっちまいそうな会には入りたくないですね。

■すでに通った道

2016年当時のクライマーとして1年目で初心者時代、初回のラオスに行く直前を振り返って、指が曲がり、要するに体が変形してしまうほど、ピラで頑張って、たったの6級なんだよなぁ(笑)。

このすでに得たデータ…を検証して、たとえ一生6級でも、指が変形したり、肉体的な故障をしたり、命がけになって恐怖ストレスで固まるほどは、クライミングしたくないなーと、いう、まぁ選手ではないクライマーとしては、当然の結論になりました。


https://allnevery.blogspot.com/2016/10/blog-post_97.html?fbclid=IwAR3GuFMLeaK1axFKUPH_KOsmze-yl_k_z6Abxsy0L4xy3xur9BZarwC73rM

2016年当時から頑張っているのに、頑張っていないというそしりを受けているようで、そんなの気にするべきでない。頑張っているか頑張っていないか?は当人しか評価できない。

私が頑張っていない!と非難してくる人の意見を真に受けて、怪我をしても、その人は責任を負ってくれるのでしょうか?負ってくれないですね??

https://allnevery.blogspot.com/2016/09/blog-post_83.html?fbclid=IwAR0d97o8feT0Vj5Iboq568u7YXqq6-3VK7306nZutfJggpl69DfkTf37n7s

他人からよく思われたい程度のことのために、自分の体の一部とか、精神、あるいは、大事な命など、ゆずるべきでないものを譲りたくもないし…。

■ 組むべきでないパートナー=パートナーを大事にできない人、むしろ重荷になる人

怪我をしたのに、家に帰してもらえなかった岸良…は、本来譲るべきでないものを譲らさせられる羽目になりました…。

一人でいるより一緒にいるほうが致命的になるなら、良いパートナーと言えない…。クライミング仲間は、相互扶助だからです。

大人がスポーツをする目的は、

 名誉

ではなく、個人的な

 健康

であったり、精神的な充足であり、個人で好きに定義したらよいと思いますが、

 怪我するほどに頑張れ

は受け入れられないな~。アシュタンガヨガでは、非常に怪我が多く、それを受け入れるよう先生たちからも、くどくど言われますが、違う!と結局は思いました。

■ スポーツはド根性を美化する世界

戦後の巨人の星、みたいな根性で頑張ることを美徳とするのは、それを美徳としたい人だけのものです。

実際は、運動としては頑張るだけの作戦は、科学的には非効率で、特に大人は10時間を一日よりも、毎日1時間を10日のほうが効果があります。

■ 旧初心者の定義を現代初心者に当てはめてはいけない

大体は旧初心者である18歳男子大学生の能力レベルを、バックグランドも背景もバラバラである、現代初心者に当てはめることが、問題となっている現代のクライミング。

岩場もその思想で作られており、その思想に適合しない人ははじかれるという非常に排他的な構造になっています。

そのような現状は、世界的に見れば、遅れ、と認識されるべきところであり、起きていることは、

既得権者の不勉強という怠惰

です。








2019/12/31

2019年の反省 クライミングに関わる商売はクライマーがすべき

■今年の反省

正直、ゲストハウスをすでにやっている人にクライミングをアプローチするのは間違っていた。いくら岩場の近くにクライマーの泊まりに便利な場所があっても、だ。

2件のゲストハウス、どちらの人も、クライミングガイドに仕事を回すのではなく、自分がガイド役をできると、安易に考えてしまう

クライミングは命がかかるアクティビティで、にわかガイドがやれるようなガイディングなんてない。そこが商売としてクライミングを見る人には、皆目見当がつかないし、分からない。

その温度差…、無知の安易さと安全を重大視する感性、は、ちょっとしたお使いと南極探検くらいの差があるかもしれない。

それは、私は前年の岩根山荘のバイトで理解してしかるべきだったのだったのだ…。岩根はクライマー御用達の宿だが、宿の人は、おかみさんはともかく社長の上田さんであっても、自分は登らないため、クライミングのリスクについては、ほとんどまったく理解してない。話に聞いている、聞きかじりレベル、理性で理解しているだけだ。

だから、バイト君にクライミング歴1か月の男子でも、クライマーだ、と思ってしまう。彼はクライマーになる途上でクライマーじゃない。1か月なって一番あぶないころだ。

私が組めないのは理解できない。その彼だってクライマーと思ってしまう…。教えればいいだけだと考えてしまう。クライマーになるとは、そんなものじゃない。それは言葉では伝えにくい。あれやこれやと表現する人がいるが、あれやこれやを理解するのに、5年くらいはかかるものなのだ。

そういう温度差があることをひと夏の経験から、自分が痛い目にあって理解したハズなのに。その痛みに鈍感だったのか?そうとも思えないが、今年も、気が付かず、前進した…のが、膝の脱臼につながったのかも?まぁ、考えすぎか。

クライミングに関わる商売は、クライマーがすべき。

というのが今年の結論かな。

2019/12/28

2019年のまとめ

2019年も良いクライミングでした☆ 32クライムでした。遠征中は数に入れていないのでこれより量的には少し多いハズ。まぁ月3回行けているかな?

肉離れ&膝の脱臼という怪我をした割には良いほうでは?

先ほど、まとめ終わりました☆ ()の数字は記事数です。
►  1月 (16) 6クライム
►  2月 (14) 5クライム
►  3月 (15) 2クライム 肉離れ@岸良
►  4月 (6) 登攀はお休み 一日中ベッドの中
►  5月 (9) 1クライム 登攀はお休み 
►  6月 (20) 3クライム
►  7月 (16) 3クライム 大阪クライミング
►  8月 (26) 夏の遠征 志賀 + 3クライム大阪
►  9月 (4) ゲストハウスでバイトでお休み & 膝脱臼 & インスボン  
►  10月 (45) 3クライム リハビリ
►  11月 (5) 膝の脱臼でお休み
►  12月 (13) 3クライム 外ボルダーデビュー中

記事数は情熱の量が分かるのです。10月は、打撃の月で自分を癒すのに相当苦労しています…

2019年は、フィジカルアップの年にしたかったのですが、フィジカルダウンの年になってしまいましたね。トホホ。

肉離れ、膝の脱臼、肩、と故障続きです。良い生活習慣が必要と言うことですね!

頑張ります☆

良いニュースは

 HappyRock(仮名)というウェブサイトのプランが固まったこと

 子供とのクライミングは得るものが多い

 ボルダーもなかなか楽しそう

 The Cragの翻訳者として仕事がスタートしたこと

 トレーダーとしてのスタートがなんとか切れ、夢であるフレッド・ベッキーに一歩近づいたこと

です。

クライマーとして、快適範囲を広げる、ということを考えています。















2019/04/20

1年を振り返って成長に感動中

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「できること」が増えるより、
「楽しめること」が増えるのがいい人生。
                   斎藤茂太 (精神科医・作家)
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私は、山の記録を律義につけています。ので、1年前の4月18日、初めて比叡に行き、雌鉾岳に、つるべで登った日でした。あの時は楽しかったな~。

ありとあらゆる面で正しい山だった。

気がついたら、去年の今頃のワタシと、今のワタシは、まったく別人です。九州の山に関する知見の深さが全く別人。

■ 九州のアルパインルートは命がけルートです

九州の山ヤ業界?は本州と比べても、限界集落化度合いが切迫しており、アルパインルートは、
 
 ”困難というより、ただただ危険”

ということになっています。その度合いは、本州のアルパインルートの比ではなく、マックス!

その遠因は、文化的に、昔の流れ…親方日の丸が主流だった時代は、九州は、”支所経済”、本州から見たら辺境だったからです。地方の意識、田舎者意識が強い。それが山の世界でも起こっているためだそうです。つまり、田舎だと思って舐めんなよ、って意味で、わざと命がけにしていたんだそうです。

そのため、冷静なる若い人たちはボルダーへ。まぁそれが賢い選択だろうと。私も同意します。リード、危なくてやってられないですもん。

という事情がわかるようになったのも、1年間の大ドラマ… 山への献身… のおかげです。

こうした献身ができたのは、最大の功績者は夫です(笑)。その次が先輩。

私は、九州では登攀はそこそこでいい、最初から思っていましたが、再度、事情をよく理解したうえで、さらにそれでいい、と結論するに至りました…。

私のあやふやな登攀技術でランナウトした…つまり、ロープで守られていない…ルートでリードして、神経をすり減らすクライミングをするのは、いくら、私が楽しい~!と感じても、自分の命を大事にする、という面から、実行するのは賢い行いではない。

そう、楽しかったんですよね。雌鉾も、比叡も。もう初級ルートは落ちないので。

しかし、落ちないからって、ロープで守られていないルートが、フリーソロ状態なのは分かります。

フリーソロ状態で山に登ることが、責任ある大人の趣味の態度か?と問うとそうは思えない。

理性での判断です。

ので、もっと安全なクライミングを楽しむことにします。

行きたいのは、クラックと、ボルトがしっかりしているクライミングルートと、ラオス、龍洞です。

■ 去年の雌鉾を振り返って

本当に、まったく寸分もたがわず、良き山だったな!と。

1ピッチ目 → リードしたのですが、ピンが遠くて2ピン目が見えていないほどでした。たしかに登攀は難易度は低いのですが、マジやば! でも、これがちゃんと登れてよかったし、先輩もビレイヤーとして、責任を引き受けてくれて、うれしかったです。なにしろ、マルチじゃ1ピッチ目が一番危ないんで。

3ピッチ目 → 「怖い!」と申告。返事は 「え~」で結局リードすることになりました(笑)が、怖い!という申告ができたことが!(大正解) なにしろ、誰が見ても、ロープがロープの意味をなさない大ランナウトなんです。危険を危険と察知できる能力がちゃんとついている証。

5ピッチ目 → 先輩が自発的に選手交代してくれた。「これ、君には無理だよ」と言ってくれた先輩のルートを見る目と私に対する実力の判定が正確だった。

上のトラバース → 「2級だからロープ要らないんじゃ」という先輩に、「いや要ります」と言って、つけっぱで、行動。プロテクションは、その辺の岩にロープ引っかけるだけ。これは正しい行動でした。師匠から伝授された技。師匠のおかげです。

山頂クラック → 先輩のリード。まぁ簡単クラックでしたけど、一本だけ入れてリード。ほとんどフリーソロで問題ないところでしたけど、1本入れたのが正しさ全開!1本もないと、ほんとにロープ、形だけになってしまいますし!

というわけで、去年の今頃の登攀は、ポリティカルコレクトネス全開でした!

こんな登攀ができるようになったのは、登攀技術自体は私の努力の証ですが、5年間の修行の積み重ねです。

としみじみ感動…。

登攀は ”できること”を増やそうと思って頑張った事柄でしたが、いつの間にか”楽しめること”、になっていました!!

もう楽しめる山、になってしまったので、別に行っても、行かなくてもいいって話になり、安全でないならやめとこか、という、多くのクライマーが到達するであろう共通解にたどり着いてしまいました。

思えば、はるばる来たもんだな!


2019/03/09

苦節4年のクラック個人史 まとめ

■ クラックの個人史を振り返ってみた。

1)トップロープでムーブを覚える
2)疑似リード+エイドでカムを覚える
3)リード

というフェーズを考えると、やっと5.9疑似リード、の2)まで来た。がまったくのド素人から、数えて苦節4年…。

もちろん、小川山レイバックはすでにRPしているが、一回では…。5.10Aのクラックにステップアップして良い、とは私には思えない(笑)。

5.7のクラックはMOSが、城ケ崎でできているが、それは5.7のこと。5.8と5.9のオンサイト経験を積みたいと思う。

しかし、5.7をMOSするためには、5.9~5.10Aのクラックトップロープ時代を3年貯めないとダメ、ということだ。トップロープ=ムーブの習得。

というわけでスタートから5年たって、やっとこさ5.9をMOSするには十分な修行量というわけなのだろう…

いや~、ほんとクライミングの習得は時間がかかるなぁ。

■ 個人史 

印象に残っているのを赤にしました。

ーーーーーーーーー福岡時代ーーーーーーーーーーーー
2019年3月9日 見晴らし岩 7回目 カムセット練習 → 本日 
2018年11月18日 油山川  1回目 center crack 5.10b
2018年11月11・12日 三倉  Heitai crack
2018年11月4-6 三倉  first time Nyumon crack 5.9 x
2018年10月11~18日 台湾 龍洞の岩場 L 
2018年10月7日 矢筈岳マスターズルーフ 5.9TR

2018年7月 モツクラック5.9 OS  2018年のベストクライム!!!!


2018年7月10日 小川山レイバック5.9  やっとマスタースタイルで登れた
         笠間ピンキー 5.10c RP 
2018年6月 竜頭泉 クラック
2018年5月25日 吊舟岩(宝満山)クラック カム設置練習
2018年2月24,25日 城ケ崎海岸 5.9オンサイト クラックカム設置
ーーーーーーーーーーーー福岡開始ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーインスボン時代ーーーーーーーーー
2017年 9月 インスボン セカンド
2017年 5月14~22日 インスボン  初インスボン 2017年ベストクライム!!!
2017年 1月 昇仙峡 クラック&ワイドクラック

2016年 10月25日(火) 湯川 デゲンナー5.8 RP 2名
2016年 10月15・16日 小川山ソラマメ&瑞牆ツルカメランド 
  瑞牆頂上への階段5.8 (クラック) OS 3名  2016年ベストクライム!!
2016年 9月6日 小川山 カサブランカ&ブラックシープ 2名 カサブランカ3回目
2016年 9月5日 小川山 マラ岩レギュラー 4名 カサブランカ2回目
2016年 8月7・8日 八幡沢のスラブ状岩壁 カサブランカ1回目

2016年 8月2日 湯川 コークスクリュー TR 2名
 6月19日 乾徳山旗立岩中央岩稜 2名
 6月2日 小川山 烏帽子岩左岩稜 2名 
2016年 4月12・13日 湯川クラック 2名

・・・・ここからインスボンを目指す日々・・・・

ーーーー初心者時代ーーーーー
2016年 3月30日 近所の岩場 クラック&フェイス&スラブ 末端壁 2名 TR
 2016年 2月4日(木) 昇仙峡 クラック 2名 TR
 2016年 1月25日 昇仙峡 クラック 2名 TR
 2016年 1月2日 昇仙峡 クラック 他2名 TR
 2015年12月28日 昇仙峡 クラック 他2名 

2015年12月27日 昇仙峡クラック 吉田和正さんの講習 他5名 
2015年11月21・22日 湯河原幕岩 菊地敏之さんの講習 TR
2015年10月28日 小川山 クラック (案内役) リード 超危険クライム!!!
2015年5月29・30日 小川山クラック 龍の子太郎 屋根岩2峰 (セカンド)
2014年6月30日 小川山 親指岩 小川山レイバック  クラック入門 TR
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

マジ一回目の小川山レイバックは、クラックよりマントルが課題だったんだったよな~(笑)。

登れる気がして、素人さんビレイヤーを連れて小川山レイバックに登りに行ってしまったワタシは超危ない!!クライマーでした。 やっぱりクラック講習を受けるべきだったと思う。

1グレード上がるのに3年として、現在の5.9MOSが5.10Aになるのに3年とすれば、5.11が登れるには、12年かかる計算になるんですけど(笑)!

フリーの強つよクライマーの皆さんってホントすごいですね!!!

がんばろー。

2019/01/01

Good by 2018

■ さようなら2018 

昨日はあれやこれやと将来のクライミングを考えようとしていたのだが、結論が出ず、挫折。思考ツール…マインドマップのような…も使ってみたが、上手く行かず。自分の気持ちを知りたいというような瞑想系は、論理思考では解決不能だと理解。

I had been mind mapping all-day yesterday,  trying to come up with the idea. What I am going to do with my life and climbing?

So far, so many blessings are given to my climbing career, 40 tours 55 days in a year,  but on the contrary, I am not getting enough luck on my jobs and career... 

Literary speaking, my life goes around climbing all day, and every day. It seems a bit outrageous. 

クライミングが遠くなった2017年…師匠が遠方にいるにも関わらず、手助けしてなんとか登らせてくれた。クライミングが減った分、マイソールは上達した。仕事は、色々と思うようにならない年だった。

2018年は一つの大きな幸運に支えられ、クライミング活動が復活した。年間40山行。55日だった。これはアイスと山を含まないので、入れるともっと増えると思う。60日程度だろう。130日をピークとして、半減のところまで回復した。

In retrospect, 2018's climbing owes to my partner who moved in Kyusyu Island as if he came to rescue me from lack of climbing partners. Big Thanks to him.

2018年のクライミングはラオスでの一週間で幕を開け、韓国でのアイスで花咲いた。

The effect of Laos climbing to me was massive... I was so free and enjoyed so much and as a result my grade got so much better.

On the contrary, domestic climbing is like a training for me, putting up... I always feel somehow I must be better, sooner, not enough. The more and more. So the massage I am getting is "you are not enough", the pressure.  

My wish is to became free from the pressure.  I am feeling the pressure in domestic climbing. I don't know why but I somehow became so free outside of Japan, socially and climbing-wise.

インスピレーションにより、台湾のクライミングに行くことができ、クライミングというか、クライミングを支える最大の保証である、アンカーに対する理解が深まった。アンカーこそがクライミングの命を守る砦だと理解。

Going to Long Dong in Taiwan was an inspiration. I learned about climbing Anchors and the safety in climbing is hugely on secure bolts.  I was horrified that I was so naive to easily trust bolts in my past climbing... I was only lucky that the bolts caught my falls. I really do know now.

それに伴い、スタイルの良しあしについて、歴史的変遷について、と理解が深まった。

Along with that understandings on safety on bolts, I read and studied about "style" in climbing, games climbers play has been developing according to the level of risk that we take... it trades off, i.e. if safety increases difficulty decrease, difficulty increases the safety decreases.  So there is no safe and fun climbing no matter what... we forever seek the less safe more difficult climbs. 

The endlessness made me stop and think. This is the picture I had seen once. This is going nowhere, isn't it?  Like a rat in a wheel. 

記録をつけていることで自分の成長が分かり、同じ5.9や5.10Aをオンサイトしていても、やっていることの質が全く違うなぁと思う。

Yet,  I see my own progress, since I have my own climbing records... now I realize I am no more beginner and I have grown already as an intermediate and independent climber.

What a bizarre, that a time can do?  I was just a woman who started to go to mountains just for hiking in 2009. Not knowing where my fate bring me to... I stared to climb in 2014, to proceed my mountaineering, and this is really an amazing place to be for a climber who started when I was 42. 

The climbing has given me much more than I asked for. 

初級時代は終わり、中級者になった。

■ このまま私はクライミングを続けていくのだろうか?

さて、私はクライミングを続けていくのだろうか?

Am I going to keep climbing? If yes, what way?  

というのは、クライミングが要求してくるもの…が大きすぎると感じて、こころのどこかで、いつが潮時かなぁ…などとと思うのは否めない。犠牲が大きい。

What I am being asked from climbing.. has became bigger and bigger... one thing is your finger... so many climbers climb forcing their finger to bend forever... as if a ballet dancer put up with ugly feet.  But this sacrifice is taken for granted in the industry and no body pays attention, or people even think it is the honorable scar. 

I know it is NOT. My neck, back, right knees,  have a deficiency as a result of 20 years of ballet practicing. Ofcourse I had taken so much pleasure from ballet dancing but this side effect could have been avoided with a proper technique and teaching of it. I was unlucky that I could not get the proper education in ballet but that is 99% of Japanese ballet lovers. I was very naive to believe in what my teacher had followed was the right pass for everyone, including myself.   
so I have already learned my lesson in a hard way.  Health is not what you should sacrifice. It makes you stronger if you are young and still growing age as a teen, if not, it is just a hold back. 

最初に感じた犠牲は、指だ。指を故障してまで登りたいか? これはハッキリしている。登りたくない。健康は犠牲にすべき対象ではない。

キャリアは?最初から犠牲にするようなものを持っていない。例え、私のキャリアがないとしたとしても、それはクライミングのせいではあるまい。他に原因が求められる。

家庭は? 

幸福の要素は7つある。そのすべてを犠牲にすることは避けるべきだ。痛みの回避にしばらく時間を使わなくてはならないだろう。

There are 7 factors, in human happiness, wealth, health, love, career, friends, entertaining, spiritual growth, etc... none of them should be sacrificed or it may backfire to ones happiness. I actually have a sad feeling on ballet. 

I have to invest my time on eliminating the minus effect for a while.

■ 進むべき道に見える北斗七星  

こうした中、身に余る幸運に恵まれ中だ。いわば、道先案内となる北斗七星だ。

その幸運をいかに生かすか?で思案中。

年納めのクライミングは、かなり楽しかった。

これはクライミングが人生を豊かにしている、という証明だろう。私はクライミングにおいて、人との出会いを明らかに楽しんでいると思う。新たな出会いが、新たな山につながっていく妙味を楽しんでいるのだ。したがって、登攀グレードを上げたり、大きな山をして敬意を得るという活動とは本質が異なる活動だ。愛で紡ぐ山と呼んでいる。

My last climbing in 2018 was so much fun and that was a good news to me. It was easy III grade multi pitches in Hyugami, and that was easy going climbing.  

"Take it easy" is my go.

Seeing accidents and a lack of safety mind in Japanese climbing community, my sensitiveness to the risk was leveled up and alarmed to the level of red right.  

The bolts in this multi pitches was so bad, it rotten and rusty but I need not to care since I climbed without using them. I had fun. How ever, on rappel, my climbing mates used a tree trunk rather than bolts.

■ 2019

さて、2019年だが、クライミングを楽しめていない最大の要因…犠牲…を取り除くことを課題としようと思う。

In 2019, I will work on getting a proper jobs. My journey in climbing has given me so much happiness and meeting with people was blessings.

Interesting but not safe bolt in multi pitches I recently climbed

■ まとめ

2016年のまとめ

2018 Climbing List

This is My list of climbing in 2018. 40 trips, including oversea tour, 55 days overall.

Pink= multi pitch  Green = crack, ★ = best climb
ーーーーーーーーーーーー
  1. 2018年12月30日 日向神マルチ Mult  ★★
  2. 2018年12月25日 油山川 5回目 crag
  3. 2018年12月20日 油山川 4回目 grag
  4. 2018年12月19日 野北 grag ★★
  5. 2018年12月2日 油山川 3回目 crag
  6. 2018年11月23日 油山川 2回目 crag
  7. 2018年11月19日 竜岩インドア 
  8. 2018年11月18日 油山川 1回目 center crack 5.10b ★
  9. 2018年11月11・12日 三倉 Heitai crack ★
  10. 2018年11月9日 見晴らし岩
  11. 2018年11月4-6 三倉 first time Nyumon crack 5.9 x
  12. 2018年10月28日 四阿屋 two fingers 5.10b TR
  13. 2018年10月11~18日 台湾 龍洞の岩場 ★★
  14. 2017年10月8日 白亜スラブ 
  15. 2018年10月7日 矢筈岳マスターズルーフ 5.9TR
  16. 2018年9月24日 日向神 エルニーニョ 5.11a ★
  17. 2018年9月17日 見晴らし岩 5.9TR、5.10b TR、5.10b TR 
  18. 2018年9月16日 平尾台 5.9 MOS
  19. 2018年9月2日 八面山 
  20. 2018年8月25日 八幡スラブ ジャーマンスープレックス
  21. 2018年8月15日 ストリームサイド 一級掃除師への道 10a OS オードリー 10b Love or Nothin' 10a OS ★★
  22. 2018年7月 モツクラック5.9 OS 狸 5.10A ついに登れた ★★
  23. 2018年7月10日 小川山レイバック5.9OS 笠間ピンキー 5.10cRP ★★
  24. 2018年6月17日 見晴らし岩 
  25. 2018年6月 浮嶽ボルダー 大入ボルダー
  26. 2018年6月 竜頭泉 クラック ★★
  27. 2018年5月27日 四阿屋 2回目 調子悪い日
  28. 2018年5月25日 吊舟岩(宝満山)クラック カム設置練習
  29. 2018年5月21日 鬼ヶ鼻の岩場(北東壁のみ) 
  30. 2018年5月20日 日向神 八女津媛岩 オールリード 
  31. 2018年4月22日 四阿屋(1回目)グランドフォール目撃 
  32. 2018年4月16日 雌鉾岳 大長征ルート つるべ ★★
  33. 2018年4月15日 比叡 ニードル左岩稜 セカンド 
  34. 2018年4月8日 日向神 愛のエリア 道端エリア 5.10A OS
  35. 2018年3月16日 日向神 夢中歩行5.9 OS  ★★
  36. 2018年3月4日 本匠の岩場 宮前エリア 山女5.10bRP
  37. 2018年2月24,25日 城ケ崎海岸 5.9オンサイト クラックカム設置
  38. 2018年2月1~11日 ラオス 5c取りだめ ほとんどオンサイト 6b初オンサイト ★★★
  39. 2018年1月 道場の岩場 太陽がいっぱい5.9 フラッシュ
ーーーーーーーーーーーー

■ Season

・1、2月は、寒さで外岩はオフシーズンである。⇔ 低山はオンシーズンである
・3月下旬からシーズンインし6月まで。
・6、7,8,9月は、暑さでオフシーズンである。⇔ 沢、もしくは、インドアクライミング
・10~12月一杯までが外岩シーズンである。
・外岩ベストシーズンは、GWおよび11月。

The bast season in Kyusyu Island is April to May before rainy season, and November before it gets too cold.

Summer time, June to September is too hot to climb.  Wintertime January to February is too cold to climb also.

■ 頻度 how often shall I climb?

・一年40山行、55日、は十分とは感じられない。
・アイスの実績によると上達に必要な山行数は、週2回連続。2×4×12=96となり、ほぼ倍。継続して同じ岩場に行く必要がある。
・ジムは、高頻度、小時間が適当。1、2時間以上過ごすべきでない。指を痛める。

■ ソロ登攀  Solo practice

・システムを確認するべき

I had learned how to set solo system so I will be able to do my homework alone.

■ リード lead climb

・2週間に一回くらいでいいかも。メンタル負担が大きいがそれになれる必要がある。

I had a such mental fatigue trying my utmost grade in lead with master style, it is because I realize my protection setting is not yet reliable enough to take a big fall that I might do.

Still I learned that I perform better when I lead so I should keep leading, OSing the ones I have never done. It is stimulant to my brain rather than physical.  

■ ラウンド Stepping up the style 

・TR → プロテクションセット → ピンク → レッドポイント → マスターと進むべき。一つの課題に掛ける密度を濃くする。

Then trad climb, I should start from TRing, then pink point, then red point, ... I should go slow.

■ 1、2月は気温を見て暖かい日を選んでいく  Off season 

気温で選ぶ。 
In cold season, going to climb or not is a matter of temperature. Choose warm a day.

■ プロテクション Protection

・喫急の課題 毎回やってみること

Nuts and cams... must get used to.

2018/10/25

2018年 夏季シーズンのまとめ

今日は満月のムーンデーです。

したがって、これまでに達成したことをまとめておくのに適している時間です。

しかし、驚きました。今回の台湾へのクライミングツアーは、とても楽しかった☆ 正しい道でした☆

でも、よく考えると、すっかり雨で、たいして登れはしなかったんですよね(笑)。

■ 達成感から冒険へ

私の山の楽しみは、”達成感”を主体としていたものから、”発見の喜び”へと、シフトしているということでしょう。

しばらく前までは、少しづつ大きな山へ移動する、少しづつ高グレードへ移動する、ということが重きを置いていたと思います。というか、それが、驚きを含めた喜びにつながっていました。このことは1番目の師匠に指摘され、そのことを嫌った師匠は私から離れれていきました。

一方、正直、歩きの山なら、日本でもう登れない山はないので、それと同時に関心が薄れてしまいました。かつては日本中を歩きつくしたい!と思っていましたが、どこも何も問題なく歩けるとしたら、あまり達成感がないよなー、惹かれないなーと言うことになりました。

読図の山も、ほぼ完了し、特に登山道を必要としなくなりましたので、山に対する恐怖もなくなり、恐怖がない=チャレンジがない。

そうなると、今度は、登山史になぞらえると、困難度を追求する段階になります。

私も困難を求めて、難しいグレードの登攀を追うようになりましたが…もとよりグレードチェイスに対しては、あまり執着しないようアドバイスを受けていた、ということもありますが、そもそも肉体的素養として、クライミングの高グレードをチェイスするのに恵まれていないため(笑)、私のグレードチェイス期は、どうも、あっという間に終わったようです(笑)。(今も、ちょっとボルダー寄りのジムで登っただけで指が痛くて困っています)

ゴールが見えてきたら、手綱を緩めてしまう性分(笑)が出て、イレブンが登れそうな気がしたところで、なんか情熱が覚め気味…(笑)。

今は、なんとカムエイド技術を磨きたいのです。カムエイド技術が磨けたら、今度はクラックをムーブでスイスイ登る技術を磨こうかな~ということです(笑)。

まずは守りからという、自分自身が持っている掟に忠実なワタクシを改めて再発見です。

スポーツクライミングへ進むチャンスは何度もありました…が、どうも私はスポーツ的にクライミングをとらえているタイプではないらしく、何度チャンスが来ても、チャンスを掴む様子がありません(笑)。もう少し、スポーツ的な面でクライミング力がアップすれば(例えばフィンガーパワーとか)、やれることの幅が劇的に増える、ということは、当然ながら分かりはしますが…、なぜか向かう気になれない。現代で流行中のスポーツクライミング主体のクライマーではないみたいです。しかし、スポーツクライミングはビレイを覚える意味でも、必ず通っておかねばならない道です。

私はどこへ向かうのでしょう… なんだかまだすっきりとした一本道というわけではないみたいではありますが…

ということで、まとめ。

・冒険と発見の楽しみが楽しい
・困難度はさして追及していない
・カムエイド技術を身につけたい