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2024/08/14

【ランナウトしたスポートルート問題】ロクスノからRXの解説 というか考察?が出ていました

 ロクスノより引用


0 = ボルトが打たれたスポートルート。ケガの可能性は極端に低い。

0.5 = プロテクションが良好なトラッド

1 = スタンダードなトラッド

1.5= わずかにランナウト 場所によっては危うく感じる。ケガの可能性あり。

2 = ランナウト グランドフォールの可能性あり。危険というよりは恐怖を感じるもの。

2.5 = 非常にランナウト。高度で専門的なビレイテクが必要。

3 = 危険。高度で専門的なビレイテクを使ったとしても、グランドフォールの可能性あり。

3.5 = 非常に危険。大けがする。

4 = 極端に危険。怪我することは保証付き。稀

■ これ、トラッドルートですよね?

つまり、カムで登るルート。でも、日本の岩場って、ボルトの間隔が超ランナウトしていますよね?

例えば、九州の四阿屋のインディアンフェースとか。5.10bって書いてあるから、インドアクライミングジム出身の新人クライマーでも取り付いてしまうけど…。実は、5.10dで、なおかつ、2ピン目から3ピン目がランナウトしていて、その間で落ちると、グランドフォールになる。九州での初回クライミングでグランドフォール事故を見た。

関西なら、斜陽が有名ですよね。

私が登った奴だと、最初から、「大ランナウトが核心」と言われて取り付いているので、大きな問題ではありませんでしたが、小川山の春の戻り雪3ピッチ。スラブだけど、大ランナウト。

■ 前提が間違っている!!

だから、この書き方だと、ボルトルート、安全・安心、って、誰でも無意識に誘導されていますよね?

前提が間違っている!

だから、ボルトルート(スポートルート)に取り付くときにボルト間隔を見極めないでしょう。

そこが盲点になって、事故が起きているんでしょ?

なんか、問題の核心を避けたような、紙面になっているんだよなぁ…いつも。

本当のことを語ってほしいなぁ。

日本の岩場事故で問題なのは、トラッドでRX登るような上級クライマーの事故なんかほとんど起こっていなくて(分かっている人なんだから)、ジムから外岩に来たばかりの、外岩事情が分からない人たちの、暗黙の事故、なんですよ! 黙殺されている。

スポートルートなのにランナウトなんて、語義に反するでしょう!

     アイスは自分でスクリュー打てば、ランナウトしないから、安心・安全


2024/04/23

【クライミング詐欺】ほとんど詐欺みたいなことになっているグレード付与


 

これは、5.11ではないか?とちゃんとグレードのフィードバックが行われるべきですね。いくら、辛いって言っても離れすぎです。

人身事故をわざわざ誘発するように作る必要はないはずです。特に初心者が登ることが前提になっている初級グレードですから。

2022/09/03

リスクに向き合うのがアルパイン フリークライミングは、ムーブを楽しむもの

■ リスクに向き合う

リスクをつぶす

というと難しく聞こえますが…


・雨が降るかも→カッパを持つ
・お腹すくかも→食べ物を持つ
・たどり着けないカモ?→計画を立てる
・道が分からないかも?→地図を持つ
・コケるかも→ファーストエイドキットを持つ
 

などなど…言われても見たら、普通のことです。なぜか、みんな、これができない。

見落としたリスク… 例えば、

 ・夜になっちゃった → ヘッドライトを持つ

など、多くの人が経験しない間は、見落とすリスクもあります。

アウトドアのリスク管理と言われてビビる必要はないですが、そう言われて安心しすぎて、何もしなくていい、というのは、安心しすぎです。

カッパ、ヘッドライト、水

は、だから、注意点として、よく言われるわけですね!都会では、ナシで済ませられることが普通なので、大概の人にとって盲点、だからです。

■ スポーツルートなのにR

フリークライミングは、アルパインクライミングと違い、リスクに向き合うゲーム、と言うわけではありません。しかし、外岩に行くとなると、外岩=自然界。なので、多少はリスクに向き合っておかなくてはいけません。外の岩場には、落石を受けてしまうリスクや、雨が突然降ってくるリスク、あるいは、日射や風、気温変化など、インドアにはないリスクがあります。

で、盲点になっているリスク認知が

スポートルートなのにR

です。たとえば、日向神などのボルト配置で、必ずしも岩場をよく知っている人に率いられているわけではなく、トポだけを頼りに来てくれる海外クライマーに、どうトポだけで危険を知らせるか?ということを、ベテランに一緒に考えてもらったのですが、出た答えが 

 スポーツルートなのにRつき。

自己矛盾しているけど、日本の現状をめっちゃ簡潔にまとめている言葉だと思いました(笑)。

言葉の定義からして自己矛盾しているため、ありえないけど、起こっている…そして、もっとも合理的な表記、だったりして…。ボルトのルートだと、スポートと言うことに世界の常識では考えられていますが、日本ではアルパインのクライマーが開拓者の船頭を切ってきたという事情のため、なぜかボルトルートでも、R。
 

その心は、ボルト節約だったとしても、命を守るという用途に役立たない配置のボルトなら、ただ岩を汚しているだけで、実質フリーソロです。

ベテラン開拓者の心にあっただろう、特攻隊の精神…俺が行かねば…は、実際の特攻では、自分では飛ばない人が考案しました。限界のRXにいきなりリードで登る人はいないでしょう。 

外岩5.9RXに ジムで5.11が登れるという人が挑む=限界のRXにいきなり、とほぼ同義です。 

         自分でプロテクションを打てば、Rしても自己責任だが