水泳では、前重心なんですよ。それを理解したとき、一気に上達。
ちなみにバレエも前バランス。ステップをすぐ出せるように、だ。
元々、胃が開きがちであるという課題を抱えているのだが、たぶん、大事なのは、胃を締める、と意識することではなく、胃が開く問題は、結果であって、原因ではない、ということではないだろうか?
今後、自分の体がどう変化するのか? 51歳からの水泳… 背中の痛みは、肩甲骨を久しぶりに使っている成長痛なのか?
■ アレクサンダーテクニーク
12,3年ぶり。ブラッシュアップ。バレエは19歳から38歳で山梨に来て継続不可能になるまで続けました。バレエで最終的にたどり着いたのが、アレキサンダーテクニークでした。
筋肉ではなく、骨、で動きを作るので、無駄な力が入らないのです。
登山で役に立った。
■ 事例
筋肉ではなく、骨で動きを作る。
例えば、頭はどこから始まってどこから終わるか?という自己認識(マッピング)は、解剖学的な真実とマッチングしていない。
頭というと、なんとなく頭頂部からあごと思っているわけだが、実際には頭蓋骨は耳の当たりで終わりで、後は下顎はぶら下がっているだけであるので…頭蓋骨の終点となると、鼻の下端になる。
それを分かって動かすと、動かすときの、動きの支点と終点が変わり、腱やら筋やらに、無理のない動きを実践することができる。
■ あの筋肉を使うな、この筋肉を使うな では動けなくなるので‥‥
これは、元々バレエのアンチテーゼとして始めたんだよなぁ…バレエの伝統的な教え方では、これをやってはダメ、あれをやってはダメという禁止令で縛られて、結局、身動きとれなくなることが多いからだ。
ただこの体の使い方…骨による積み上げ式…をクライミングに応用するのは、なかなか難しそうである…。
というのは、クライミングの大多数の男性…トップクライマーではなくて、一般男性クライマー…趣味でスタートした人たちの主要なニーズは、基本的に、日常生活で、ほとんど出番がなくなった筋肉…マッスルパワーを100%使い切りたい、使い切るのが快感だ!というニーズだと思われるから。
■ 骨による登攀
アレクサンダーのような骨による登攀というのは、上級のトップクライマーで、筋肉低下をすでに体験している人が、このままの登攀グレードを維持しつつ、筋力依存なしで登るための技術ということになりそう…
そのような人は国内で一握りの人ということになりそうだ…
例えば、首をむち打ちをしたときにどう登り続けるか?とか…どこか、体に筋肉の拘縮があるような場合に、どう新たな体の使い道を作り上げていくか…とか、そういう場合に役立つと思う。
一般のレベルの人には、こんな繊細なレベルの身体感覚は、単に必要とされていないだけでなく、繊細な使い方ではなく、おおざっぱな使い方、パワープッシュによるオールアウトがそもそもの目的なので、まどろっこしくてやってらんねーなるだろう…
というので、必要とする人は限られると思うが、切実な人にはかなり切実という技術を思われるので掲載。
https://www.atdance-lesson.com/
クライミングも、パンプしてから上手に登れるようになる、と保科さんは言っていたしなぁ…実際、力が抜けたクライミングができるようになると、何十メートルも登っていけそうなハイな気分になるものであり、そういう気分は爽快だ…それに見合うロングなルートが国内岩場にあるか?というと、日本の岩場はロングではなく、みじかしい系が多いので、どうしても一気登りになりやすいんだよなぁ…
アレクサンダーテクニークは、疲れないで長く登りたい人向けです。