■ 思いが行動に結実するとき…
私はいつも、クライミングとは何か?ということを考えており、そして、それを語るものがないので…クライミングの教科書を出版する契機をつくることになった。
韓国でクライミング中にUIAAのアルパインサマー(邦題『登山総合ハンドブック』)を見て、UIAAにメールを書いた。
そのことが世間に知られなくてもいいが、私が思っているのは、
日本の若いクライマーたちへ、登山技術が正しく伝えられないという不利
つまり、現状をきちんと認識したほうがいい、
ということ。もし、きちんとした登山技術が伝えられるなら、43歳スタートのおばちゃんだって、普通に3年もすれば、阿弥陀北稜単独で行けますから、若い方なら、きちんと勉強する気持ちさえあれば、大学山岳部でもできるはずです。
You deserve the credit for the Japanese edition of our Handbook. Without your intervention it simply wouldn’t have happened
と言ってもらい、ちょっと心が軽くなった☆ 私は若い人の味方ですよ。
年配の人は自分が庇護者ではなく、テイカーになっていることに気が付いていない。できていない男子もですよ。自己肯定感高めている場合じゃなくて、自分がイケていないのに気が付いて、必死で巻き返しを図るというのが、正しい認識ですよ。