2023/02/25

乗馬クラブ ☓ 投資◎

■ 乗馬クラブ 

プロモーションがきたので、わたりに船と思って気軽な気持ちで、乗馬体験に行ったら、すごい乗馬クラブでした。もしかしたら、日本で一番うまく行っている乗馬クラブかもしれないのだそうです。80頭ものサラブレッドがいました。

馬は、”引退した”サラブレッドだそうでした…。競馬は人間の都合なのに、引退後は引き取り手がなく、乗馬クラブ=馬の老人ホーム。といっても、馬もまだ人間でいえば、30代くらいです。引退が5歳、人間なら、22.5歳で、競争馬としては終わりなそうです。たしかに人間でも、クライミング力のクライマックスは25歳くらいですよね。後は落ちる一方です。

餌代が大変なようで、乗馬クラブは入会金16万円。月会費16500円。そのうえで、乗りたいときは都度1650円。ということで、ものすごーく高級な趣味、ということらしいです。

まぁ、ペットを買うのだって、都会では高額所得者の楽しみみたいな感じだもんねぇ…
 

北海道の競走馬の老人ホームが福岡にある、ということがわかりました。
 

乗馬クラブにはもちろん入会しないことにしました… なんか違う感ありました。

■ クライマーのピーク

クライマーも選手としてみると、ピークは25歳。グレードだけで競争することの無意味さがわかるというものだと思うのですが、なんでやめないんだろうか…。

グレード競争ってホント、虚しい戦いだなぁと思うのですが、それは私の受け取り方なのかもしれん…

永遠に課題がある…ということを嬉しい!と感じる人もいるのだそうです。

永遠に、5.12と5.13の間の課題をやり続けるのかなぁ…

その生き方だと、時間つぶし感というか、なんとなく現実逃避の一種、のような気がしないでもないですが…。

やはり、クライマーとしての成長は、

 全人的成長、

というか、人間の人格として、成長していく、より良い人格になっていく、ということを目指し、グレードは副次的なもの、として捉えるほうが、

 生涯クライミング、としての考え方

には適しているような気がします。その意味でも、グレード至上主義のスポーツクライミングをフリークライミングに持ち込んでいるだけの九州の文化的土壌とは私は合わないですね。

■ 競走馬…闘争心を植え付けられる

競走馬として成長期に躾けられた馬って、

  わざと闘争心を植え付けられている

のだそうです。そのため、いわゆる乗馬クラブの馬としては、性格的に不向きなのだそうです。

そこで、競走馬として引退後の馬が、乗馬クラブの馬として生き残りたければ、

  性格を穏やかに作り直す

必要があり、調教され直すのだろうです。

これが、クライミングジム上がりの人には必要なのではないですかね? クライミングジムでは、面白さを演出するために、グレードで色分けしたり、セッションで競争させたりするわけなんで。

クライミングジム上がりの人や、人工壁上がり、国体選手上がりの人が、向き合う困難って、サラブレッドが 乗馬クラブに就職するときの困難と同じなのかも?

つまり、闘争心、勝ちたい、みたいな気持ちが環境的にじゃまになるってことです。

(一般市民クライミング)、の感覚と、グレード至上主義に貫かれた(コンペクライミング)では、意味が違ってきて当然ですよね。

クライミング界は、前者は積極的にプロモートしていないです。

■ 個別の能力を一つのグレードにまとめることはできない

なんせ、グレード主義で、フリークライミングをやっていると、RPでのグレードを伸ばすことばかりに関心が行き、肝心のムーブ自体の安定とか、お留守だったりします。

5.13俺登れるから…と思って、自信があっても、インスボンのワイドクラックの5.8は登れない人が多い、と 師匠は言っていましたが、これなど、

 一つのグレードですべてのタイプの異なるクライミングがまかなえる、

と誤解するところから生まれます。

つまり、すべてのクライミングをグレード1本で測ってしまいましょう、みたいな考えに染まりやすいということ。

X=3に違和感を感じないタイプの人…学歴社会で成功してきた人に多い考え方なのだそうです。

スラブとワイドでは 必要な能力違いますよね? 外岩とインドアでも違うし。インドアジムのホールドってカチラー向きです。

私は、やっとフェイスでのナインが安定してきた…ムーブのバリエーションが十分溜まった…ので、色々なタイプのナイン…クラックとか、ワイドとか、オーバーハング?に触りたい、と思っていた頃合いに九州に来たのですが…全然カルチャーが合わず、成長ゼロどころか、マイナスです(涙)。前にはあった登攀力すら失っている状態ですね。

九州のカルチャーは、日本社会の悪いところがより色濃く出ているような気がします。ので、私にとってはそういうカルチャーを跳ね返すという、メンタル課題のほうがより大きな障壁みたいな感じです。

■  へんてこな可愛そうな人競争?

九州人の対談を聞いていたら、九州人は、特に勝利者を嫌い弱いものを応援したい器質が強いそうです。しかし、それが完全に裏目に出ている。

なんせ、3人兄弟なのにシングルマザー家庭で育った私が一番可愛そうで、自分が可愛そうだ、と私に向かって自己申告してくる人たちって、どこが可愛そうなのか?疑問な人ばかりだった… 山梨時代から含め。 可愛そうな人を助けたいというのは、私の業、です。
 
 
 
3)大阪市役所出身の定年退職者 別荘居住 (めっちゃ退職金いっぱいですよね)
 
4)子供が6人いるというガイド (6人も子供いるなら、年収300もいかないガイド行ではなくて、まともな職についたほうがいいですよね?)

というわけで、助けてくれ、という人を見ていては、こちらのほうが身ぐるみ剥がされてしまいそうだ、と思いました…。

なんか…基本的に自分が可愛そうだ、という視点を持つ事自体が、その人があまちゃんの印なのかもしれないと思うのですが、どうでしょうか?

今の時代、クライミングを解説した書籍はいっぱい出ているでしょ、とある山屋が言っていました。私もそう思う。


それでも、どこにも、日本中が40年経過したカットアンカーだらけという現実は言語的には記述されていないと思いますが…

以前、友人で、国立大学の私に、「あ~、国立大だから、お金持ちなんだね」といってきた人がいましたが… 私は長屋住まいで、育英奨学金400万円の返済を抱えた身で、言ってきた人は、親元から通い、自分の部屋を持っている、という人でした。もう、思考が反転しているというのはこのことだなーと思いました。

これ、20年くらい前のことですから、その頃から日本には、本当に困っている人はおらず、

 贅沢したいのにできないから自分は貧乏だ

と思っている人ばかりだってことです。 それは貧乏とは言わないんですよ。

■ ソーシャルビジネスを支援する

身の回りの人は、そんなアホタレばかりなので、投資で、ソーシャルビジネスを支援することにしました。

自閉症のある知的障害者を支援している会社です。

ヘラルボニー https://www.heralbony.jp/about

支援したい場合は、投資信託を購入することになります。

https://www.kamakuraim.jp/tsubomi/tsubomi-news/detail/---id-15.html

■ 温かいお金

お金の勉強は、物産OL時代から、テーマとしてやっていました。

鎌倉投信という会社は、エシカルな会社だけを集めた投資ファンドです。

私の母はお買い物症候群で、思い通りにならないストレスを発散できる場が、お買い物、だったようで、困ったお金の使い方をする人でした…。ワープロが出てすぐの頃、買ってくれたりとか、良い面もあったのですが…お陰で、10代からブラインドタッチですし…でも、食費とワープロでは、普通、食費ですよねぇ?

私は、小中学校の修学旅行が嫌いな子供でした… 行きたくないのに、「かわいそう」。

それより、家のお金の使い方を正常化してもらいたかったです。

うちでは、不必要に母が子供を子供扱いするので、母の間違った使途を子供が指摘することができず、予想通り、私の進学にも影響しました。

私は考えることができる子供だったのに、その強みが生かされなかった…ので、とても残念でした。

というので、自分の思考力という資産を活かすには、投資信託の会社選び、何が良い投資か?何が自分が作り出したい未来を創る助けになるか?ということに、思考力を少し使っていこうかと思います。

今日のめっけもんは、ヘラルボニー、でした。