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2020/04/06

再読 北山真さんの『フリークライミング』

■前にも読んでいましたが、再読。

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これ、私、ジムに通いなさいと言われているころに読んだんですよね~

当時はなんで山に行きたいって言っているだけなのに、ジム?!

と超・理不尽感ありまくりでした… しかも、行っても、これの何がタノシイノデスカ?状態…(笑)

というので、かなり懐疑的な状態でいたので、再度、読みたいな~とおもっているところだったので、超ラッキーです。

北山さんの本以外に、フリークライミング、をフリークライミングとして語っている本はあるのかなぁ…。

『我々はいかにして岩に…』の菊池さんの本は参考になりましたが…

フリーは、老後の活動、と思っていました(笑)。

今でも沢のほうがフリーより強度強いと思っています。


以下、備忘録。

■歴史まとめ

池田功 谷川岳衝立岩雲稜ルート グリズリー

日和田 チームフレンズ 堀地清次

小川山&城ケ崎

平山ユージ

1988年~石灰岩ブーム

コンペブーム ヨーロッパの影響

1996年~小山田大


■トップ ロープ・プロブレム =7m以下

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トップ ロープ・プロブレム という やつ が あり ます。 これ は 最初 から トップ ロープ 用 の ルート として 設定 さ れ た こと を 意味 し ます。 理由 として は、  
① ルート が あまりに 短い( 基準 は あり ませ ん が 六、 七 メートル 以下 でしょ う か)。
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知らなかった~ 前に読んだけど、忘れていますね!

1ピン目は絶対7m以下だな! 8m離れれていれば、まぁ、登らない判断は妥当だと思います。

■ 結び替え時にコール必要なし

セルフ取りました~とか言わないでいい件。

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① 終了 点 に つい たら まず ヌンチャク で セルフビレイ を 取り ます( この とき ビレイヤー に なに も コール する 必要 なし。 ビレイヤー は もちろん ビレイ し 続ける)。
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■ 未だにカットアンカー=20年進化なし?!

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● カット アンカー( ナット アンカー)、 オール アンカー( 芯 棒 打ち込み 式)   一時期 使わ れ て い まし た が、 グージョン の 出現 により、 使わ れる こと は ほとんど なくなり まし た が、 岩場 に 残置 さ れ た もの は まだまだ あり ます ので、 注意 し て 使用 し て ください。 
● グージョン( 締付け アンカー)   ボルト 自体 に 巻き つく よう な 形 に なっ て いる「 鞘」 が、 ボルト を 締める こと によって、 太く なっ て いる ボルト の 後ろ 側 に 移動 する こと によって 固定 さ れ ます。 施工 に ムラ が 出 にくく、 仮に 穴 が 大き 過ぎ たり する と、 永遠 に ボルト は 固定 さ れ ない ので わかり やすい です。
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■ 隙間にルートを作る場合

3mかぁ。烏帽子 50cmくらいでしたけど!

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誰 からも 文句 を 言わ れ たく ない なら 既成 ルート との 距離 は 最低 でも 三 メートル は あっ た ほう が よい でしょ う。 基本 は 同じ ホールド を 共用 し ない
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■ランナウトの考え方

北山案… 15m ボルト5本

(ありゃりゃ、龍洞、カム3つで登っちゃったから、15mでボルト3本と変わらない!5.4だからいっか)
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ランナウト し た( たとえば 一 五 メートル で ボルト 三本 とか) ルート を 拓く のは よく あり ませ ん。 誰 でも 取り付ける ボルト 五 本 の ルート に する か、 かえって ボルト 二本 とか に すれ ば 初心者 は 取り付か ない でしょ う。
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■ ドイツスタイル

Ninjaのことだった。
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ドイツ スタイル   ラペリング で ボルト を 打つ こと は フレンチ スタイル と 同じ だ が、 事前 に 試登 を し ない。 オンサイト トライ( と 言える か どう かは 疑問 だ が) の 余地 を 残し て いる という こと で あろ う。 しかし、 当然 ボルト の 位置 が 悪く なる こと は、 シュテファン・グロヴァッツ( ドイツ 人) が 設定 し た 小川山・親指 岩 の カンテ( 現 プラトニックラブ) や NINJA を 見れ ば わかる。
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■ランナウトの定義

これは、私が石田さんから教わったことと違う。

ランナウトはただ遠いという話ではなく、グランドフォールする長さでロープをつけている意味がなくなること、と教わりました。

マルチでは、遠くなっても上の方で落ちても、地面にグランドフォールすることはないと思います。が、墜落距離が大きいとそれだけ人体への衝撃が大きくなり、地面に墜落しなくても、ロープからの衝撃で体が壊れるのでは???

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ランナウト   run out   ふたつ の プロテクション 間 の 距離 が 長い こと。
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以上です。

2019/07/19

『クライマーズコンディショニングブック』

■ 登れないルートを何度もトライするのは良くない

肩が痛くて、気になって購入した、菊池さんの『クライマーズコンディショニングブック』。

”登れないルートを何度もトライするのは良くない”

とあります。

まさに、これは、私が言いたかったもの!!

■ 認め合いの作法

男性クライマーは、おそらくそれが、男性クライマー同士の作法であると思うのですが、お互いを尊敬しあうのに、なぜか、”根拠”、を求めます。 無条件ではない。

「〇〇だから、認める」という、自分にとって相手を認める理由を欲しがります。

その際に、一番安く買える ”認める” が、登れないルートに登れるまで執着する、

執着心、

です。(だから、これを強いられている女性もいました…なんか気の毒でした。)

でも、これ、私には向いていないどころか、遠回りなんです…。

■ 根拠

女性は子供時代に圧倒的に上半身を使う運動経験をしません。

ボールも投げないし、竹刀も振らない。私の握力、左手17Kgしかないです。右ですら26Kg。 

平均握力が50kgある男性が、「なんでこれが保持できないのかなぁ…?」と分からなくても不思議ではありません…。

私の握力は女性の中でも低いとは思いますが、一般に経験の量が足りていないというのは、その通りだと思います。

例えば、アックスを振る必要があったときは、ビール瓶振って、振る練習をしていました…

いくらバランスクライミングと言っても、必要最低限のものは要ります…その最低限が私には、なかったのでした(笑)。え!?そこから???ってレベルです。

■ 悪いホールドは、単に体に悪いだけなんです…

クライミングでは、私は悪いホールドを克服することで、上達した経験はまだなく、単純に、正対と側対を身に着けたことだけが上達の要因でした。

なので、ほとんど、同じ課題を毎回ルーティンにして登ったことで、体に動きが記憶されたというのが、クライミングの上達要因です。

男性のやり方でやろうとしても無理なんだよ~ということが分かりにくいのは、登山の世界が伝統的に男性を対象としているからです。

男性の成功メソッドで女性を教育しようとする、などがありますが、師匠らには誤解を受けつつも、自己主張して成長してきたと振り返って思います。

自分の成長に必要なことは自分で獲得してきました。理解者がいなくて、孤独感で悲しかったこともありましたが、菊池さんの本に思った通りのことが書いてあって良かったです。

クライミングは、男女差が出にくいスポーツですが、とはいえ、女性は、プラマイゼロでのスタートではなく、マイナスからのスタートだと思っておいたほうがいいです。

もちろん、子どもでスタートする場合には、どちらも同じです。