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2023/01/29

Ice Climbing WorldCup2023 の感想

 ■ ギンちゃん

昨日は、何かに呼ばれた。

YouTubeでライブのお知らせも来ていないのに、ぽちっと押したら、なんとちょうどギンちゃんの出場シーンだった…。

最初の核心部で、軒並みみんな落ちてしまい、見どころのフィギュア4とか、ナインとか見せ場のところまで誰もいけない…という大会だった。

 
■ 初めてみた!マントル

アイスクライミングと題されているけど、もうすっかり氷の面影はなく、全く別のスポーツになっている(笑)、アイスワールドカップ。アイス版のスポーツクライミングだが、アイス時代の名残は、アックスを使うという面にしか残っていない…
 
で、全く別物の登りなんだが、これがアクロバティックで面白いんだな。私が憧れているのは、フィギュア4とか9です(笑)一回もやれる気しないけど。
 
で、ぶらーん、ぶらーんとぶら下がっているものが、出てくるのですが、これが不確実要素があって楽しいのです。なんで本家のフツーのフリークライミングで、この手のホールド導入しないんでしょう?丸太とか平気でぶら下がっていますが…。これで、ただ指が強いだけでは勝てないようになると思うんですけど…。
 
で、初めて見た!マントル!しかも、ワールドカップクラスの選手なのに超下手くそなマントル…。私がやるみたいな、膝ついたり、腹ばいになったりしている選手もいました…。
 
わー、みんなそうなんだ~。
 
と一瞬、嬉しくなりました(笑)。

■ 豊かで命がかからない地域=競争、命がかかるような場所=協力
 
最近、九州の土地柄というのを考えていて、まぁ、ギンちゃんは大分出身なのに、応援のおの字も地元からない、ということを考えて、ホント、地域おこしっちゅうーのは、単なる地元のエゴ、なのではないか?と思ったりしました。
 
ギンちゃん、こんなに頑張っているのに、大分県での認知ゼロ?もしかして?九州出身のクライマーって地元の応援全くもらえない系?かもしれません。なんせ、九州内でも、熊本は福岡を目指し、佐賀は長崎と競争し、宮崎と鹿児島は競争し、と基本、
 
仲たがい路線

なんですよね…。これは、個人間の関係の作り方もそうみたいですね。競争が条件反射になっている。人を見ればマウンティング。他県ナンバーを見ただけで、闘志が燃えるみたいな感じみたい。
 
それもこれも、基本的には、命が脅かされるようなことが無くて、働かなくても別に死なない、協力しなくても平気、ということがあると思います。仲間がいてありがたい!っていう切実さがないというか…。
 
私は全く真逆で、知らないところから来た人=興味しんしん。新入生=助けてあげなければ。
 
もう、これは、生まれ育った場所で普通の競争を単純に学習しなかったんでしょうね…先生の人気取のために、進学する高校を間違えるという、自己犠牲をしてしまったワタクシ…。人の弱みに付け込む、とまで行かなくても、隙あらば、自分の得点ゲット、というのが、九州の習わしみたいですね。もう学習したかも。
 
寒い場所だとそういうことは言えません。 協力の方が大事になる。(と思う)。

■ テニス二回目

今日は、35年ぶりのテニス2回目でした…。テニス部でもキャプテンでした。当時は、生徒会も部活も、部活以外の委員会活動も、あれもこれも、頼まれて、超ハードスケジュール生活で、玄関でぶっ倒れたのを覚えています。
 
子どもだから、ブレーキをどこで聞かせていいのか分からず、踏み込みすぎてしまった。
 
前回一回目のお久しぶりテニス、では、くたくたになりました。中学生の時の頑張り度が、50歳なのに出てきてしまうためです。脳は、体が古くなったことを理解していないようで、中学の時の動きを再現してしまいます。
 
というので、くたくた。これが、山でおじさん達が遭難する理由だな~と思いました。時々、ニュースにも書いてありますよね、若い時のつもりで計画を立てるな、とか。
 
その点、私は、40代で山をスタートしているので、自己認識と年齢のズレがなく、安全です(笑)。
 
クライミングも、子供の指導と、大人の指導、違うはずですねぇ…
 
■ 18歳男子への指導
 
”山や指導”も、「え?これって、18歳男子学生を前提にしている指導では?」と気が付くことができた。これは、私が最初なんですかね???

ジュニアへの指導で出る結果と同じのを期待していると、インストラクターは、そりゃ~フラストレーションですよね。バレエで、新米の先生いましたが、みはるちゃん、怒っていましたもんね。
 
インストラクターは子供への指導の方がはるかに簡単です。大人の指導はとても難しい。

大人への指導は、いかに言語化できるか?というところがネックになります。
 
大体のインストラクターは、子供のころにムーブ習得した人なので、言語化できない。言語化できるような知性が高い人は、スポーツを習得するような年齢では、スポーツになんて打ち込んでいませんよねぇ…(笑)
 
なんせ、勉強しろ、ということに日本では長いこと、なっていたわけですから。
 
結果、スポーツ業界のインストラクターは、言語化できず、自分がやって見せるだけで、相手に伝えることができない人材が集まることになり…教えられない。
 
テニスは知的なスポーツだと思いますが、テニスでも、やっぱり、説明より見せる、習うより慣れろ、が強いです。
 
大人は、丁寧なステップを重ねないと、いい加減なフォームの率が高い方が、トータルで見た時成長が遅いと思います。
 
私は、若い時テニスしていたので、
 
 ボールをよく見る
 予測して動く
 ラケットで打球するまで見ておく
 ラケットの面を意識する
 棒立ちしないで、すぐ走りだせる体制にいる
 
などの要素は先生は教える必要がないみたいでした。 あとは、

 お願いしまーす

とか、

 ボールをすぐに拾う癖

とか…。マナーみたいなもの? 人の失敗を笑わないとか。あー下手くそと思っても、ドンマイ、しか言わない(笑)。そんなことを言っても何の足しにもならないからです。
 
クライミングは、大人から入った人は、友達から教わっただけだったりして、
 
マナー

が無くなるのは、入り方が、友達同士で一緒に行くだけの関係、だから、かもしれません。

ちゃんとクラブに入って、イロハを教わらないってことです。
 
もう、全然好きでなく、イヤイヤやっていたテニス部でしたけど、しかも、ちょっと上手なだけで、キャプテンにされちゃって、ボールがすぐ無くなるので、数えたり色々大変で、先生は、ラケット折っちゃうし、テニス部の更衣室には覗きは出るし…最悪の部活でしたけど、部活に入っていてよかったなーと思いました。
 
だから、良いクライマーと悪いクライマーが見分けがつくようになった。

■ 中学時代の私が作ったのは下半身
 
今日はテニスしていて、ダッシュも得意だし、というか無意識でダッシュしてしまいますし、コートへの反応というか、ボールへの反応というか、執着心というか、そういう、とっさのもの、は、潜在意識下へ入ってしまって、何にもしなくても出てくると思いました。言語化、難しいです。
 
クライミングなら、あ、これは危険だ…という感みたいなものかなぁ。雪崩来る…とか。
 
フリークライミングもそのようなものでしょう。それがない人が同じレベルで登るのは難しく、現代初心者、つまり、8~18歳というゴールデンエイジを終わった人が到達すべきレベルは、一昔前の山岳会のリーダーが務まるレベル、5.9ノーマル、で十分でしょう。
 
現代のクライマーは、5.12ノーマルですが。それは、大人の初心者には無理ですね。まぁ18歳男子=大学の新入生、だって、無理なのかもしれません。
 
そういう人が楽しめるクライミングの在り方を、クライミング界は提言できていない。
 
「まだ競技人口が少ないから、下手でもトップになれる!」みたいなトークで、口説き落とせる子どもって…チャッカリしたい子で、本物のアスリートではありませんね…
 
私が中学の時に作った筋肉は、下半身で、上半身ではないのだと思いました。だから、登山では、応用が効いて、めちゃ有利でしたね。脚力はあり、上半身は軽く、バレエを20年やっていたのでバランス感覚もよく、ヨガを教えていたので、柔軟性も高く、すぐゾーンに入れる。つまり、長距離の縦走向きです。
 
一方、フリークライミングでの敗退ぶりは(笑)。私には、ボルダーは一切向いていません。ジムも全然楽しくないし、ただの修行です。オーバーハングは足腰貧弱な人向き。
 
クラックは楽しめました。ハンドジャムは、指力要らないからですね。ワイドも、小さいほうが有利だし。
 
思うのですが、大人になったら、別に自分がやりたくもない活動はしなくていいかもしれません。 

フリークライミングは、アルパインの基礎力です、と言われ、そうかと思ったのですが、逆に怪我ばかりして、後退著しく、作った歩荷筋力、どこかへ行っちゃいました(笑)。
 
もうさっぱりフリーは捨てよ!
 
ラオスにはまた行きたいとは思いますが、岩場関係のごたごたに巻き込まれると、なんもいいことないような気がしますね。なんせ、日本の地域はエゴイスティックで、もらうことしか考えていないかも?
 
ドラツーの練習は、岩根でしかやっていませんが、続けたら、フィギュア4できるようになるのかなぁ…。
 
あれこそ、トップロープフィックスで登って何の問題もなさそうですが… オートビレイとか… フィギュア4練習用の馬、作りますかね…
 
ギンちゃん、前に小淵沢まで送ったときは、アルパイン出身で下半身が重たいと不利だというので、お尻痩せ話題で盛り上がりました。すっかりスリムになっておられ、努力したんだろうなぁと思いました。
 
アスリートは、分子栄養学での恩恵は大きいと思います。
 
糖質、全くイラナイです。