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2023/01/05

若いころにサンフランシスコに住んでいました♪ → 私はあなたのお母さんじゃないのよ問題

 ■ 自分の潜在能力をフルに生かした経験

もしかして、日本の若いクライマーたちは、私が若いころにやっていたような西洋社会への適応力はないのかもしれないと思い、参考になるかもしれないので書いています。

■ ずっと海外に行きたかった…生きる手段としての英語

私は子供のころから、束縛から逃れたく、それには、誰も私を知る人がいない海外に行くのが一番いい、と思っていました。 

三人兄弟の長女だったので、生まれた時から、面倒見る側の運命…。もう人の面倒を見て一生を費やすのはうんざり、ったのです。

■コツコツ努力時代

それで、我が家は貧乏だし、英会話の〇〇とかで習得するのはありえないので、ずっとNHKの英会話入門とか、ラジオで聞いていました。ビジネス英語も、杉田ひとし先生の時代はずっとファンでした。18歳ですでに10年は聞いていました…から、子供のころから、自覚があった、ということですね。

■ 高校選びに失敗…先生の希望で熊本高校へ…

私は、高校選びに失敗し、本来は、大学に進学しないで高校から直接就職できる高専に行きたかったのに、中学の担任の先生の点数取りで、進学以外、選択肢のない熊本高校に進んでしまい、にっちもさっちも行かなくなり、結果的に自分で大学に進学するしかないという、最も厳しい選択肢をとらざるを得ませんでした。

いや~マジ大変でした。10人に一人くらいしか、この選択肢で、大学を卒業できる人はいないです。級友はポロポロと一学期が終わるころには半分くらいになっていました。

中学の先生が、一流高校に進学させたという自慢話がしたい、という理由で、進学校に進んだため、プログラマーになる夢は棚上げで、大学進学=夜学しか選択肢がなかったのです。

もちろん、親には引っ越し費用の17万円の現金以外は、何も貰っていません。というか、喰うにも困っているのでもらえません。高校時代は早朝のパン屋でバイトしていました。

入試の日に入試の結果を待たずに(どうせ合格は分かっていたため)、翌年のアルバイト先を決め(生協)、入学式より早く入寮して、一日も無駄にせずアルバイトしていました。入学式はバイトで出ていない。成人式もそんなお金はもったいないので、パリの旅行に使いました。

そんな調子の大学一年生だったので、受験明けで、羽を伸ばすモードの他の学生とは、まぁ全く生活態度が違いました。今から本気モードです。やっと足かせなく、自分の人生を生きられるようになった、ということなので。

ラオスで感じたのは、これかな。やっと足かせなく、登れるようになったって感じです。遠いボルトはチビには足かせ。

■ 黒人の先生で英語の専門教育

大学のころも、NHKのラジオ講座は続け、小3からなので、1年生ですでに10年選手です。このころは英語の専門教育がスタートしましたが、私の先生は、カリフォルニア大学バークレー校から派遣されたオルレミ・オモデレ先生というケニア出身の黒人の先生で、日本国発の黒人女性教授でした。

先生は英語のドラマ(戯曲)が専門ですが、外大の学生が引っ込み思案で発言しないので、ずいぶんとイライラされていたようでした。先生の要求は、アメリカ人学生並みだったような(笑)?先生、日本社会に詳しいわけではなく、たまたま日本にきただけみたいでした(笑)。

私はどこ吹く風で、外大の図書館で司書としてフルタイムで働き、日々、外国語の本と格闘しつつ、リナックスを覚え、18歳からテルネットコマンドでパソコン通信をしていました。外大の図書館は当時最新のネット環境でした。インターネットって大学からスタートしたものなのです。英字新聞も学生向けのを読んでいました。

■ 転機

転機が来たのが、 3年生の時。貯めたお金でパリに行った直後で貯金がスッカラカン、だったのですが…、アメリカ人の教授と日本人の教授がオペアで学生を捜しているということだったのです。

聞くと、オレゴンか、カリフォルニアという話でした。片方は日本人の先生、片方はアメリカ人の先生ということだったので、アメリカ人の先生のところに行くことにしました。が、パリに初めての海外で個人旅行に出かけた直後だったので、財布には2万円しかない(笑)。

それでも、このような機会を逃すと一生アメリカに暮す経験と英会話力は望めないと思ったので、二つ返事で出かけてきました。オペアというのは、子守で、月給が当時で400ドルでした。

失うものがなかったわけではなく、帰国しても学生寮には戻れないので、その後の大学生活が不安でした。英語も当時は話せませんしね。育英奨学生だったし。

■ ベイエリアで暮らす

行ったら、そこはベイエリアのかなり奥で、アメリカの場合、奥になればなるほど、お金持ち地帯という決まりでした。

当時のトップクラスの富裕層で暮らすことになりました。アメリカでの生活は富裕層に交じる、という生活…最寄りのセーフェーまで徒歩40分でした。隣の家?とおーい。子供が友達の家に遊びに行くにも、運転しないと遊びにも行けない

当然のように車がないと生活できないので、初めての運転免許は、あちらで取りました。まだ記念に持っています。実はソーシャルセキュリティーナンバー(アメリカ版マイナンバー)まで持ってる。

6歳、11歳の男の子のお世話役でしたが、アメリカでは驚くこと続きでした。まず食事が三食、シリアルでも平気です。ランチはピーナツバターとイチゴジャムのサンドイッチ。もしくはチーズのサンドイッチ。チーズの…って言っても、スライスチーズを挟んだだけのものです。こんなので子どもが育つはずがない!

行ってすぐ、免許を取るのに、筆記試験を受けて、自分で運転を教えてくれる人を募集して、40時間路上で運転し取りました。片言英語で、運転を教えてくれる人に、15ドル払います、と書いたら、最初に見た人が教えてくれた。自分でも行動力あるなーと思います。

結局、トーラスに乗ってフリーウェイをびゅんびゅん運転する生活でした…。当時のアメリカは不景気で、モールにも、だいぶ行きましたが、どこもスッカラカンでした。

その後は、片言英語から脱するのに3か月程度で生活には問題なくなり、恋人もすぐに出来ました。日本人女性はそれだけで大人気っぽかったです。勤勉なアルべニアの人でした。

オモデレ先生は、3年の任期を終えて、帰国されたところだったので、バークレーとベイエリアは近く、ときどき呼ばれてパーティなどに顔を出すと、私があっという間に英語を習得したので、ホントに喜んでくださりました。ついでにアデとアバ、という二人のお子さんが日本語をキープするのにも、日本人の教え子がたまに訪ねてくるのは、都合がよかったみたいでした。

ベイエリアのお金持ち世帯では、共働きが普通で、子供は一人で置いておけない法律なので、けっこうオペアが盛んで、私以外には、ヨーロッパ人が主体でした。男性も多かったです。かれらは、私より高給取りで、私の月給400ドルは不当に低いもののように思われました。たぶん、日本が西洋の仲間入りをしたい、という序列による価格設定だったのかな?と振り返って思いますが。

家事使用人的な地位の中では、オペアはかなり地位が高く(知的職業)、コロンビアなどの移民の人たちは、自国で高い地位にあった人たちも、ハウスクリーナーの仕事の方が多かったです。ハウスクリーナーだとオペアの倍くらいは稼げるというのがあるからかもしれませんが、私の住んでいた家に来ていたドローレスは、故国では弁護士なのにハウスクリーナーをやっていました。40代くらいの方でした。

■ ミッション地区でヒッピーライフ

1年後、私は一人でやっていける自信がついたので、サンフランスシコに一人住まいしたのですが、最初に住んだ家はミッション地区にある、ガンショップの二階でした。

日本人のオーナー所有で、店員は、アメリカ人と自衛隊上がりの日本人のお店でした。シューティングツアーで儲かっているようでした。お部屋の方は、大きなビクトリアンハウス(アメリカ版古民家)のシェアで、私の部屋はガンショップの二階で道路に面していましたが、雰囲気はいいけど…壁に試し打ちの銃創があいている(笑)というお部屋。

このお引越しでは、マリファナの洗礼を受けました。私は清潔度が日本人基準なのですが、共有部のキッチンやトイレが黴臭くて、猛烈に掃除したのですが… 匂い取れず。あとで、べつの部屋の日本人男子学生がやっているマリファナの匂いだと教えてもらいました。ガックシです。

その後、恋人ができたので、その人と同じシェアハウスに空部屋ができたので、そっちに引っ越しし、その後もトータル6回も引っ越しましたね…。サンフランシスコの、ありとあらゆる地区に住んでみたくて。アンティークショップ巡りが趣味でした。日本ではできない趣味です。

恋人のデイビッドは、アッパーミドルクラスの白人だったので、いくらヒッピー風情でも、私が暮らしていたミッションは有色人種の地区だったため、あまり安全とは言えませんでした。

通いのベビーシッターをして生計を立てていましたが、目的は英語の習得で会って、仕事をすることではなかったので、週に二日だけ働いて、あとは、ボランティア活動だの、英語の勉強だの、して過ごしました。老人の介護も経験があります。

後はアンセルアダムスセンターの会員になり、美術館に入り浸り、サンフランシスコシンフォニーも年会員で天井座敷で聞きまくり、バレエもマチネとイブニングの2連荘とか。バレエの方はレッスンも取っていました。 芸術の町を堪能。

当時はアート系人種で、アウトドア系に進化したのは、山梨以後です。

どうも、サンフランシスコは、マウンテンバイク発祥の地だそうです。ゴールデンゲイトパークは、しょっちゅう行っていました。ジャグラーが一杯。怪しげなニューエイジが盛んな土地柄です。通りがかる4人に一人はゲイ、という土地。

ボランティア中心というので、今やっている生活と似ていますが、アメリカのほうがボランティア活動はホントにボランティアというか、日本のボランティア活動って、年配の人の第二の人生の、自己承認欲求のはけ口になっているので、年齢層も偏っており、多様性もなく、結局、年功序列の会社のコピーで、めちゃやりにくい感じです。

海外のボランティア活動ってもっと自由でのびのびしていて、命令されてやる仕事って感じではないです。

グレースメモリアル教会での炊き出しや、スリフトショップでの商品整理、値札つけ、英会話学校での生徒役、英会話ソフト開発でのテスターなどのボランティア活動をしました。

当時もソフトウェア開発に関わっていたし、近所の大学SFSUで勝手にコンピュータルームに入って、普通にパソコン使っていました(笑)。授業に出ていても誰も何も言わないんですよね…それで。普通に学生に交じって違和感なく、学食使っていました(笑)。

そんなこんなで、結局、英語で生活し、2年ほど、日本人とはめったに会わないで暮らしました。

地味に貯金して帰国した時は、500ドルの貯金がありました。これでも、アメリカ基準ではお金持ちです(笑)。アメリカ人ってホント貯金しない人たちですよね。

行くときは2万円しか持っていなかったのに。それで、 差し引き300ドルの超過(笑)で、日本に帰国しました。なんか、達成感。

■ TOEIC楽勝

帰ってきてすぐ事前準備をせず、TOEICを受けたら、870点でした。当時の満点は、950点です。2度目は、925点だったので、もはや再受験する意欲を失いました。22歳の時です。

その後は、学生通訳で働きながら実績を貯め、日本ではロボットの開発部に仕事を得ました。

■ 海外は住み込みなどよくある

そんな感じで、海外では、家庭内で住み込みで働くとか、あまりごちゃごちゃ言うことはないですから…。みんな、もっと海外に出たらいいのに…と思います。

何なら、家事の代わりに食事代もって、とか交渉次第です。

バックパッカーで、ニュージーランドを旅したことがありますが…バッパーで掃除すると宿泊費がタダになるところは多いです。

メルボルンのゲストハウスにいたころは、キッチンを私がいつもきれいにするので、Wifi無料って、向こうから言ってきました。

善い行いは、結構すぐ報われるのが外国です。それだけ悪い人も多いからですよね。

節約旅行は簡単にできることが日本より多いです。日本って交渉の余地がそもそもないですよね?ルールですから、で以上終わり。

■ 海外で大人になった

そんなこんな冒険を20歳でやってきたので、日本で社会人デビューする前に、すっかり大人になっていたんですよね(笑)。バイトはじめも早いですし。

ただし、アメリカ流を日本でやると嫌われます。日本人は、男を立ててくれ、って文化ですが、日本人の男性で20歳で、これやれる人います?

現代のネットが発達した情報社会で、20代で見渡しても、めったにいないですよねぇ…なので、日本では、ほとんどの男性が、全部子供に見えてしまう(笑)。

それは私のせいなのか?っていうと、私のせいではないかも?

■ 相似形

同じ構造がクライミングで起こったことだと思います。

私がしっかりしているので、相対的に、しっかりせえよ、って状況に男性が陥るんだと思いますね、特に日向神。

木工ボンドでケミカルアンカーの真似事をしようとした開拓者とか紹介されても…。

一体、私にどうしろっていうのでしょう?と思いました。

 仲間のミスは仲間で拾うのが良いのでは?言いにくいことを部外者の私に言ってほしい、って、ズルでしょう… 

私はあなたのお母さんではありませんし…。お母さんにされそうになると拒絶します。



 

 

 

2021/05/21

一泊二日日向神 奥壁&うどん汁核心

 県外クライマーを日向神に案内してきました。

あんまり負担になるような、本当の初心者クライマーでなくて良かった…というのが、正直なところ。最近は子供体験クライミングなどで、初心者にクライミングを教えることが多く、負担増で、メンタルお疲れモードだからです(笑)。服を持ってこないで寒いというレベルですからね。

■ 弟の死という喪失体験の癒し

私は、実は弟がいて、水泳のアスリートでしたが、24歳である日、突然死しています。お休み~と寝て、心臓発作で心停止し、朝、おはよう~がなかったというだけです。

私は、自分自身も若い時に、苦労しており、夜間大学に進学したので、若いころ、実家に帰る余裕がなく…就職氷河期です…、進学でお別れしてから、弟には8年会っておらず。大人になった弟に会ったのは、死に顔の彼でした…。

母は子供を亡くした親なので、人生で最も大きな喪失体験中で、私に寄り添うことは無理。私は私で、経済的にも大変だし、母に寄り添うことは無理。妹は、その後自殺未遂で私が引き取り…と、人の世話に忙しく、自分の喪失の癒しは、後回しだったのでした…

20年続けたバレエが山梨転勤で続けられなくなり、登山やクライミングへ転向…。

…すると、どうしても、”弟の遊びに参加している姉ちゃん”みたいな立ち位置。

そして、自分の知り合いの死や、クライミングで見聞きすることが多くなった若い男性の死。愚かと言って良い死が多い。

そんな中、県外クライマーが訪ねて来てくれました… 弟と遊ぶみたいな感じでした(笑)。

■ 反省を込めて、ロープ合わせから

今回は、海外クライマーとやるように、外岩だけ突然一緒に登るというのではなく、ロープ合わせから、丁寧に関係を構築していきました。自己防衛もあります。というのは、ホント、トンデモな人もいますからね。

しかし、そうすると、自分のためにやっているとはいえ、私は自己責任200%の人なので…、自分が疲れてしまい、自分のために力を使う余力がなくなることがあり、今回は、そうならないように、だいぶ気を付けました。

まずは、多久高校でロープ合わせ。なぜなら、多久高校しか、その日使える人工壁はなかったからですが…。

樋口先生がいるというのも、有力な助っ人要素でした。これまでロープ合わせで、ビレイの確認は、1対1でやっていましたが、KoWallの奥村さんのジムに行って、第三者が確認しないとダメだなぁと思ったため、です。

クライマーは、登りに一生懸命なので、ビレイヤーのビレイが良いかどうか?見れない…。

現に、山で先輩に支点ビレイされていたクライマー君は、その非常識さに全く気が付けなかったみたいですし…。

■ スタンプ

相方は、スタンプの近くに宿があったようで、福岡滞在中、スタンプ通いをしたそうです。

私が思うには、スタンプのような良質のジムで、クライミング教育というか、ロープクライミングの教育も実践したらよいのではないかと思いますが…現代のクライマーで、ジム通いがない人はいないので…。

スタンプさんでは、油山川の岩場は、ご存じないそうでした。やっぱり福岡でもオールドスクールのクライマーと現代のクライマーは接点がないのかな? 

近所の岩場は、筑紫耶馬渓ボルダーですが…難しすぎて、イマイチ、初心者はトライしづらいかもですが。

■ 雨の偵察

そんなこんなで、多久高校、雨の四阿屋、油山川、竜岩インドア、筑紫耶馬渓ボルダー見物、そしてスタンプ、ジップロック、日向神本番、と言うことになりました。

ずっと雨ばっかり。

■ 初日偵察 黒木ボルダー

初日は、結局雨で期待薄。とりあえず、時間稼ぎで黒木ボルダーを見せました。なかなか良い課題揃いだからです。結局、雨すぎて、登りませんでしたが。

しかし、お天気悪い上、私はボルダー詳しくないので、課題研究で、Wifiが欲しくなり、下界に降りて、八女のドトールへ。ランチタイムくらいまでいました。

その後、ダメもとで、トンネルエリアへ…。日向神では雨の日は、トンネルエリアと決まっているからです。なんと、フランベのメンバーに会いました。

あら~。こんな雨の日にも来ている人がいるとは…そりゃフランベくらいだわなーって感じ(笑)。

とりあえず、5.9と信じていた、けほぎルート10bでアップ。その後、牛子11bをぬん掛けリードで相方オンサイト。私もチラッと触らせてもらいました。

■ヌンチャク残置OKの九州

九州では、課題にぬんちゃくを下げッぱで、”どうぞ使ってください~”は、友好と歓迎の印です。

が…、他所では違うようで、相方は、”マスターが良かったな”と思ったそうです。一応、連絡って感じですが。(とりあえず、親切にしてくれて山本君ありがとう~)

スタイルに対する志向は色々ですね。ただ小川山だと、終了点独占とか、ヌンチャク残置だと、他のクライマーに怒らこられるかも?です。

ラオスでは、あんまりスタイルに対するこだわりはなく、ヌンチャクは共有財産みたいな感じでした。なにせ、どっかぶりのルーフ課題には、外岩なのに、人工壁みたいに、ヌンチャクがマイロンで固定してありました。途中で敗退可能なように、です。

ま、それも、入門課題や人気課題だけで、玄人は渋い好みを追求できるように、他は掛かっていませんでしたが…。エキスパートエリア、という言い方は、韓国だけですが、ラオスでも、そこはかとなく、ありました。残置されているのが嫌いなクライマーは、自分でマスターで登るルートへ行くべし。

そういうことを考え合わせると、トンネルエリアの牛子11bは、このエリアの入門ルートなので、ヌンチャクが残置されているくらいで、文句を言うべきでないのかもしれません。なぜなら、もっと難しい課題でヌンチャクがない課題はあったからです(笑)。13とかですけど…。超人を要求されるようで、つらいですねぇ…。

フランベメンバーは、12bc当たりのをTRでやっており、時間がかかりそうだし、こちらのパーティで登れるのは、もう登ったので、ランチがてら、道端へ。課題を見ないよりは、見たほうが良いからです。

そこで、うどん汁事件勃発… 

■ うどん汁がない!

壁を眺めながら、のんびり、鍋焼きうどんを食べようとしたわけですが…なぜか汁がない。

あれ?

というので、ストーブで鍋焼きうどん、味がうすーいうどんだったかもです(笑)。

結局、良く見たら、鍋焼きうどんのスープがザックの中で、破れて、どうもザックが鍋焼きうどん汁風味、になってしまっていたようです…。あちゃー。

とりあえず、相方のリクエストで、再度、けほぎルートの隣の11bを。いわゆる、”みじかしい”系です。

この日は、けっこうちゃんと雨が降っていましたので、まぁ、5本登ったら、ちゃんと登ったほうかな?

エリア偵察ができなかったので、明日登るルートが固められなかったですが…。これは私のこだわりで、自分が登るルートは自分が見て決める、という習慣が良いと思っています。

■ 温泉

その後、近所の道の駅へ…うどん汁の洗浄です。相方がロープを洗ってしまったので、あちゃーと思っていました… 明日、乾くのかなぁ…。ザックもびっしょり…。なかなか乾きが悪そうなザックでした…タオルで絞って水分を拭きましたが、結構かかりそう。

重たいですが、ホールバックはビニールでできているので、こういう時、便利ですね…。私も家にはあったのですが…。

(※PVC製のホールバックは環境に悪いようです。https://www.vec.gr.jp/lib/pdf/factbook.pdf)

いつも人工壁に行くときは、バケツにロープを入れており、アイスクライミングなどでロープが凍り付いてしまったときなど、バケツに入れておけば、車が水浸しにならず、大助かり、なのですが… 今回は軽量化というか、雨の中の車中泊になる可能性があり、スペースの確保で入れていない。残念。

それで、結局、脱水でしばらく待つことにしました。

というので、温泉着が19時になってしまい、温泉堪能は30分の特急コースになってしまいました… 残念ながら緊急事態宣言で、20時でファミレスも締まってしまい、コンビニ弁当の晩御飯…。なら、もっと温泉でゆっくりすればよかったねと互いに言い合いましたが…いや~時間配分は難しいですな。

でも、とりあえず、ジャージャーの雨ではなくて、良かったです。宿泊した道の駅たちばなは、他の車中泊組…ダンプの運転手さん達…もいて、かけ流しの湧水もあり、快適。

■ また雨

翌日は5時に雨の予報で、やっぱり雨…残念。ロープを大慌てで片付けました。だってロープが生命線ですからね…。ただ湿度120%すぎて、一晩ではほとんど何も乾いていなかったです(涙)。

とりあえずコーヒーを飲んだ後、朝食でコンビニへ。のんびり朝ごはん。8時雨の予報。だめだったら、昨日フランベメンバーが取り組んでいた、トンネルの12bcでいいか、みたいな感じ。もしやるとしたら、今の相方のスキルでは、けっこうギリギリのハズなので時間がかかるはずなので。

とはいえ、時間がかかるクライミングって、とりあえず、なんにも楽しくないですよねぇ…。それに、私はそんな難しいの、用ナシですし。

とりあえず、日向神で、主要エリアを案内しようということで、愛のエリアへ空荷で。初日に見れていないので、何を登りたいのか?固める必要があります。行ったら、乾いているルートもありました。

奥壁も私は、偵察したことがあるだけでしたが、乾いているのがあった。奥壁は、相方のグレードに合った課題があると思っていたのでした。

手前のエリアは、苔でグリーンで、古いリングボルトも見える…苔を取ったら良い課題になりそうなのになぁ…。誰も掃除する気になれないのでしょうかね?

10時頃には雨も上がってきたので、それで下にギアを取りに行きました。

途中で晴れ間を縫って登りに来たクライマー達にすれ違い…これは!同じエリアで登ることがないように…というので、急いで愛のエリアへ。

お昼ぐらいまで、花鳥風月。相方は、ジムで鍛えた華麗なムーブで、あっさりオンサイト。良かったです。

今回は、トンネルも花鳥風月も、ジムクライマーに向いた課題という気がします。

私はトップロープで触らせてもらいましたが、予想通り、行き詰まりました…(汗)。

とはいえ、前回、別の県外クライマーが来たときは、果てしなく無理に見えたので、そもそも取りつかなかったので、取りついただけでも、一歩前進です。花鳥風月は、隣と1本目が共有?らしく、長ぬんが要ります。

前回はどうしたんだっけな?

■ 奥壁

奥壁では、岩場独占で登れました。つくつく法師5.8と隣のアポロ11号11bです。

もう一つ左隣にきれいに乾いた課題があったので、相方にはそれを登ってもらえたらいいなと思いましたが、そうすると私が登れるのがなくなるので、相方には課題に配慮してもらったかもしれません。

しかし、つくつくほうし5.8も、途中遠いところがあり、テンション。うーん。これ5.8???

相方は首尾よく、2便でアッポロ11号11bをRPでした。これは、すでに詳述しているので割愛。

奥壁では、どこからか、他パーティの会話が聞こえて来ていました…不思議だったなぁ。山の会ルートか何かのマルチをやっているパーティがいたようです。

■ 道端

首尾よく、RPした相方は、ご機嫌で、そのご機嫌のまま、岩場を後にしたかったですが、最後の一本で、時間調整の岩場道端へ。誰もが落ちる11bがあるので、スラブも意外と得意だという相方に、試してもらいました(笑)。

これ、ホントみんな落ちますよね。落ちていました。というか雨上がりでコンディション悪すぎ!

となりは5.9なので、まぁ回収は問題ないので…。

私もたまにはリードしないとしゃっきりしませんので、左隣の5.9に取り付いたら…やっぱり雨後で、いつも楽勝なのに落ちることを察知…。フリクション、ぜんぜん効かない。

落ちる前に分かる感じでした…(汗)。

ので、本気シューズでトライ。やっぱ、いくら足が痛いからって、4回もリソールした靴では、スラブは、ダメですね…マルチ用にしているゆるゆるシューズは滑るの、ハッキリわかりました。

靴を変えて、普通に再登。これは登れないと困る系な感じです。

今回は、菊池さんのこのセリフを自分の成長の糧とします。

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「落ちる」を察知する

 クライミングで「登る」こと以上に重要なのは、「落ちない」ことです。というのは精神論や安全危険の話だけでなく、「神経系」についても言えることだと私は思っています。

 というのは、あるムーブを起こそうとする時に「これでは落ちる」と感知した場合、瞬間的にそのムーブを止める、あるいは微調整することができる。それが「登る」ためのテクニックとして実は重要で、かつそれは良く構築された「神経系」によってもたらされるものだと思うからです(とはいえ、落ちたくないだけで無我夢中にしがみつく、というのではさらにダメですが)。

 そのためにはまず「落ちる」を察知できる身体感覚が必要で、これは逆の場合を考えてみるとよくわかります。「落ちるかもしれない」を無視したムーブを不用意に繰り出す人、そもそもそれを感知しようとしない人が、いかに完登までに多大な時間をかけることか。また、なかなか上手くならないことか。挙句「力が足りない」と訴えて、私に「それは違います」と言われ、ムッとすることになります。

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■ はま寿司 リベンジ

帰りは久留米ラーメンで締めようと思っていたのですが、20時でどこも閉まってしまう!

というので、近場で妥協して、はま寿司。 

懐かしい、はま寿司… 城ケ崎の思い出が駆け巡る…クライマーの指は乾燥しているのか、タッチパネルが反応しなくて困りました(笑)。食欲旺盛な相方は、高校生?みたいな食べっぷりでした…いや~、男性は良く食べますね!

帰りは、のんびり福岡帰着10時みたいな感じ。

弟が天国から送ってきた心優しいクライマー君と登れた二日間でした。

やっぱり、教育が不足しているのであって、現代のクライマーが分かっていないというのは、違うんじゃないか?みたいな感想になった。

すごく楽しく充実した日向神二日間でした。

九州を代表する岩場なので、県外クライマーを案内できる程度は知っていてよかった。

楽しく終了…とりあえず、雨の二日間だったので登れてよかったなぁ…。

今回は濡れ濡れでしたが、エリアも下見して、相方に登りたい課題を総合的に選んでもらって登ってもらえてよかった。

奥壁は古いエリアなので、やはり辛いと思います。奥壁の5.8はテンション入れないと登れなかったが、道端の5.9は当然ですが登れました…。トンネルエリアのアップ課題10bは、登りたくなくて登らなかった…きょん足は膝に悪いので…のですが、5.9は前から辛いと思っていたんですよね…10bに改定になっていました。普通に11が楽勝で登れる男性でも、恐怖グレード高かったみたいデス。

牛子11bとアポロ11号が同じ11bというのも、納得感のないグレーディングだった。

愛のエリア夢中歩行5.9が10bに改定されたら、やっぱり初夢5.10Aも5.10cに、愛は勝つ10cも11Aに改定しないと、つじつまが合わないのではないだろうか?

愛は勝つが11Aになったら、花鳥風月は、11Aではなく、bかcなのではないでしょうか?途中までしか行けませんでしたが…。

そんなこんなでグレーディングについて知見が高まった二日間でした。写真は奇跡的に青空が除いた、雨間の日向神です。

■ 貯まった知見

1)ジムクライマーは外岩でも、ガンバ>安全  頑張ってはいけないところが分からない

2)長ぬんについてしらない

3)RPはしてしまうので、ランニングのミスに気が付かないで成功体験になってしまう

4)ロープについてよく分かっていない (=休ませない、濡らす、汚す等)

5)互いに安全を守り合うという関係性を普段していない 

6)指摘をしてあげないと、点と点の知識が、面の知識にならない

https://allnevery.blogspot.com/2021/05/blog-post_63.html


長ぬん使用法を学ぶアッポロ11号

■長ぬん使用

先日、梅雨の合間の晴れ間を縫って奥壁で登ってきた。これはパートナーの写真。
ルーフ下のボルト負担大 ロープ痛み大



ご覧のように、ルーフ下で、ロープが屈曲し、岩角でロープがこすれています。

これでは、じきにロープドラッグで登れなくなりますし、落ちてもビレイヤーに全く衝撃は伝わってこない=ルーフ下の支点が全衝撃を吸収中、です。

ボルトにも悪いですし、クライマーも危険、ロープにも悪いということになってしまいます。

初回は下からビレイヤーの指示で、上の支点にかけたあと、ルーフ下のヌンチャクは解除して登ってもらいました。

しかし、RPしている間は、クライマーが長ぬんというギア自体を持っていないので、この状態で登りました。60スリング+ヌンチャクでロープドラッグはなくなるそうです。

■このクライミングは、”成功”なのか?

ノーテンションで登ったので、一応RPですが…。

一般に、教育をきちんと受けていないフリークライマーは、長ぬんを使ってロープドラッグを解消しながら登るということについては、意識が広がっていないような気がします。

その証拠に、昨今、ベテランや開拓者でも、このようなクライミングをする人もいます。

まして、クライミング教育が欠如していることが確実な、ジム上がりのクライマーだと、これが危険なクライミングだとは、RPしている手前、なかなか気が付けないのではないかと思いますので、注意喚起の意味でアップします。

■ 1ピン目 長ぬん と言うケースは多い

このようなルーフ下以外にも、ボルト数を節約し、岩を傷つけないために、1ピン目が隣と共通になっている課題もあり、そのような場合も、長ぬんで伸ばす必要があります。

パッと思いつく有名課題では、花鳥風月の1ピン目がそのような状態でした。上記のルーフは、奥壁のアッポロ11号です。

また、こちらの動画は、長ぬん使用法について参考になります。

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120cm,90cm,60cm,40cm,30cmそして一般的な20cmのものを使って流れがいいようにセットしてます。
完登できない場合でも、ロワーダウンしてくるときに余分が有ればさらに流れが良くなるようにセットを微調整して次のトライに備えてます。
うちうちでは、短ヌン、中ヌン、長ヌンという呼び名で
「そこ、長ヌンがいいんじゃない」とか指示出し合ってますね。
少しでもローブは流れが良い方が登る方にも負荷がかからなくて済むので。
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どうぞセーフクライミングのご参考にされてください。

■ 参考情報

カラファテの長ぬん記事

http://calafate.co.jp/qd-sling/

おススメランナー(ドッグボーンのところ)13mmダイネックスラビットランナー

https://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD14100001/

アマゾン購入サイト

 https://amzn.to/3fDpuQD

軽い長ぬん

https://goodbouldering.com/?pid=144836941&gclid=CjwKCAjwtJ2FBhAuEiwAIKu19tHo0mj7GF6cNSbgBc0HUQylqYimy3o89AMq1PN9z8KuEjmAioXZLxoCzUAQAvD_BwE


2021/05/12

夢中歩行グレード改定

 いつの間にかグレード改定になっていた 夢中歩行5.9 → 5.10b



2021/04/29

日向神バルコニーエリアリボルトの転載

 経緯が分かる報告書がどこにも上がっていないようで、九州クライマー連絡会にきたものを転載します。

--------転載-------------

日向神バルコニーエリアのリボルト・整備報告とお願い(シェアお願いいたします。)
※長文になりますが、ボルトクライマーは是非読んでください。写真に報告書もございます。よろしくお願いいたします。
2020年11月下旬
日向神バルコニーエリアのワンサイズフィッツオールをトライ中、5ピン目のカットアンカーのハンガーが回転していることに気が付き、日向神クライマーズクラブに連絡、グージョンへの打ち替えにて対応していただきました。
後日、旧ボルトの撤去に当たったところ、鉄製アンカー内部の腐食(追記:ネジ山がつぶれかかっている状態。刺さっている固定ネジは10mmほどでいつぽろっといくか分からない状態、写真があります)を確認し、テラノ・14番目の月・パトリオット・ワンサイズフィッツオールまでは同じようなカットアンカーだったため、リボルト急務を感じ、JFAにリボルト要請を行いました。
(※後日談ですが、少なくとも1年以上前から回転していたらしいです。ちなみに核心部のハンガーも曲がっておりました。あれ?っと思うアンカーがあれば安全の為にも放置せずお声掛けいただけると幸いです。)
2021年3月下旬
JFAよりリボルト職人の方3名を派遣していただき、ローカルクライマーも加わり、3日間かけてバルコニーエリアの全ショートルートの整備を行っていただきました。
・終了点(スプリングスカイ以外の16カ所)をラッペルステーションへ変更。残置ビナ撤去、結び替え要となっております。リングへロープ直掛けでのトップロープはリング摩耗防止の為おやめください。
・カットアンカー・オールアンカーはケミカルアンカーへ
・鉄ハンガー+ステングージョンボルトの組み合わせはステンハンガーへ入れ替え(ハンガーは日向神クライマーズクラブより提供していただきました)
(※14番目の月のボルト追加、ヨン様のボルト撤去の変更もあります。報告書をご覧ください。現地トポにも掲出されておりますので登攀前にご確認お願い致します。)
文章で書くとあっさりとした変更ですが、とても大変な現場作業を実際に拝見していると、職人さんたちへのありがたい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。遠くからわざわざお越しいただき、日向神で登る人たちの安全のためだけに、重労働かつ特殊な作業に当たってくださいました。
高価な資材費の捻出もそうですが、熟練が必要なリボルト(さらに言うとケミカルアンカーの施工技術)自体なかなかできる方はいません。ましてや皆さま、クライマーの安全のためにと、ほぼボランティアの精神で作業に当たってくださっています。
JFAでは今後もリボルトを積極的に行っていくと伺っております。九州の各地でも今後JFAによるリボルトの予定があるようです。そこで心苦しいお願いではありますが、ボルトルートを登っているクライマーには是非、JFAに加入していただければと思います。全国的に見て九州は会員数がとても少ないようです。(追記:全体の5%とのことです)
日向神では過去に奥壁エリア等も対応していただいております。また、JFAでは岩場整備基金も受け付けておりますので、今後の活動の為にも入会や寄付にてご協力いただければ幸いです。(JFAリンクを後述しております。)
また、日向神でクライミングをされる方はクライマーズクラブへの入会も併せてお願い致します。会費は整備や駐車場利用のために使用されていると聞いております。今回のリボルトでも前述通りクラブより資材を提供いただきました。
最後になりましたが、今回クライマーの為に動いてくださったJFAの皆様と、リボルト事前調査からリボルト作業日までずっと付き添って作業に当たって下さった日向神クライマーズクラブ事務局の山﨑様(ゆきえ様にもフィックスロープ設置作業時にご活躍いただきお世話になりました)にバルコニーエリアで登るいちクライマーを代表して、改めましてこころより御礼申し上げます。また、全国のJFA会員の皆様、日向神クライマーズクラブの皆様の会費から、今回のリボルト・整備の費用を捻出していただき、各会員の皆様にも厚く御礼申し上げます。
秀逸な課題がそろう日向神バルコニーエリアで、引き続き事故なく、長くクライマーが楽しめる岩場として存続できますよう、皆さまで協力して大切に登っていきましょう。
JFA会員加入 例:個人会員3,300円/年間
(※福岡ですと博多区のボルダリングジムHOAHOAさんが団体会員を募集しております)
日向神クライマーズクラブ 1,000円/年
(※後日事務局より次年度分徴収についてアナウンスがあるとのことです。よろしくお願いいたします。)
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2020/12/05

フィジカルダウン… 言葉の力

 ■ 2度目の大蛇山 レベルダウンを理解

怪我をする前の2年前の1月と比べて、自分がどれくらいフィジカルダウンしているのか?

知りたくて、出かけた大蛇山5.10c…

右足の肉離れと右ひざの脱臼をしていますが、脱臼は用心が必要で、癖になるそうで、膝を脱臼するって、ホントにめったに聞かないことなのです。おそらく、筋力低下はだいぶしているだろうと。

今回は、大蛇山、2年前は2テンで登っているのに、テン山でした…今も腕が張ってパンパン。

■ バムパートナー

バム生活をされている珍しいクライマーと登ることになったので、ラッキーな感じ…でビレイに甘えて登りましたが…やっぱり、時間がかかるビレイでもやってくれる人がいると嬉しいです。

えーとか余計なこと言わない人(笑)。

じゃないと、クライミングに集中できない…。

外国人と良く登っていますが、外国人は多様性に慣れているので、自分の基準で人を判断しないことに慣れているためだと思いますが、別に私の登攀に文句言う人いません…人それぞれなので。

日本だと、一定基準、つまり、”自分と同じ”、じゃないと、”お前はクライマーじゃない判定”されてしまいます。

それは、正確に言い表せば、”お前は18歳男子新人の基準を満たしていない”という意味ですので… 気にする必要はありませんが、実際問題、気にしなくても、パートナーとして不適切です…。えー、とか言われている段階で、ラポール築けていない。

エーというのが、そもそも、そのクライマーがより成長する糧になるでしょうか?なりませんよね?じゃ、その言葉発する意味ありますか?ないですよね?

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自分を他の子と比べながら・・・

「私の脚はあの子と違って太くてみっともない」

 

あの子と比べることで、あなたの脚は変わるの?

太くてみっともないと言ったところで、あなたの脚は変わるの?

 

この言葉を発することで自分の脚を好きになる、それとも嫌いになる?

 

自分を卑下する言葉を使った先に、本当に内側から綺麗になることってあるんでしょうか?

 

 

 

 

 

指導者が生徒に向かって・・・

「そんな大きいお尻でどうするの!」

 

どうするの!って言ったところで、その子のお尻は小さくなるの?

 

今ある体を否定することで、その子が自分の身体をしっかりとケアしたいって心から思うことにつながるんでしょうか?

 

 

 

 

 

 

親が子供に向かって・・・

「あの子(子供の友達)、痩せて綺麗になったね」

 

痩せたことと綺麗になったことを繋げることで、あなたの子どもはそれをどう受け取ると思いますか?

 

もしもそれを聞いた子どもが、あの子よりも太っていたら?

「私はあの子みたいに痩せてないから綺麗じゃない」という考えに辿り着くのは当たり前じゃない?

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https://ameblo.jp/dancersdontdiet/




2020/10/04

久しぶりの日向神

■ 国際クライミング

昨日は、佐世保のドン君を、日向神にデビューさせてあげる、という日でした。

ただオンサイトグレードが5.8だというので、それでは日向神は最初から、お呼びでない…ほかの岩場で練習してから…です。日向神が初心者からベテランまでの岩場とは言え、5.8の人は、まだ来れない… 私が、十二ヶ岳の岩場に通っていたようなレベル感です。

というので、まずは道ばたで、と思ったのですが、混んでいたので。サンセットへ。

リードはさせられないと思ったので、私が5.9を再登、それをトップロープで登ってもらいました。これは問題なく登れたようです。回収しながら登ってもらいました。そうしないと、練習にならないでしょう。

次は、隣の10Aをリードで、2度テンション。

その間、隣にいた北九州組が楽しい会話の仲間になってくれました。最後5.10cの課題で、4回墜落したんですが、新品のロープだったので悪かったなぁ。

看板エリアの愛のエリアは、夢中歩行5.9が一番易しい…これをオンサイト出来る、というのが日向神の最低条件ですので…、何度もそれを登る意義を教えたうえで、エリアに連れて行ったのですが、どうも5.9だと聞いた途端に弱気になるらしく、先入観が強くて、まったく、ただの4級の2ピン目でテンション…していたので、すぐ降りてもらいました。

彼には、グレードを教えないで登ってもらうのが良いと思いました。グレードを知ると登れなくなるタイプの人みたいです。意欲が低いというか、まだフリークライミングと言える段階にいないみたいです。

オンサイトを価値あるものと俺は考えないと堂々と主張され、今日の私の奉仕活動が無駄になったみたいでちょっとがっかりしてしまいました… 

今回の人は、誰か登った人のついでのロープで登りたいという感じの人なのかな~、と思います。グループに混ぜてあげる段階で十分みたい。

帰りに同じように初心者レベルの治郎さんに紹介してあげようとゲストハウスに連れて行きましたが、あえなく、留守。奥さんがフィリピン人の予定ですが、ドン君もフィリピンの方です。アメリカ育ちなので完全にアメリカ人ですが。

クライミング力は今から、でしたが、男子なので、すぐ上手になると思われ、どうしたもんかと思っています。

2020/08/17

治郎さんと日向神

昨日は、日向神がある黒木町笠原地区にある、天空の茶屋敷の治郎さんを、開拓者の方にお引き合わせするという目的で岩場へ。

岩場と岩場がある地域との、良好な関係を築く=長期のリスクコントロール、である。

こちらが天空の茶屋敷さん… 岩場から一番近いゲストハウスだが、近いと言っても40分ある。海外放浪経験があるオーナーの治郎さんは黒木の生まれで、元自衛隊。現在は、ゲストハウスオーナーとして、地域の未来を背負う若者ホープの第一号、ってところで、色々なところに招かれて、講演活動などもされている。


日向神は、九州クライマーの外岩中心地となっている。フェイス主体であり、初心者からエキスパートまで楽しめる課題が揃った、珍しい岩場だ。

岩場がクライミングにおいて、そのような位置づけにあることを知っている地域の人はいない。今から、その”知っている人の一人”に治郎さんがなってくれるといいなというのが、この活動の狙いだ。

当初の目的は果たせたので、満足して帰った。

■ 8月16日のリスクコントロール

1)水大量持参
前回、水バテで、よれて登れなくなったことを反省し、今回、塩入りの水、2リットル以上持参…ところがやっぱり足りなくなった(笑)。

2)ヘルメット
落の痕跡が濃厚な岩場(写真添付)なので、落対策で。逃げれないビレイヤーのほうが危ないことが多い。
落石が当たって避けている立木

3)目的の明確化

岩場の開拓者と岩場のある地域の協力者の接点作りが目的だったので、双方に本来の目的を告げてから、引き合せたのが良かった点。

ところが、そのローカルの若者次郎さんが、初心者だったので、いつのまにか初心者対応に目的がすり替わってしまったのが残念ではあった…(笑)が、とりあえず、接点を作るという目的は達成できた。

治郎さんはやる気になり、「クライミングシューズとハーネスを買います!」と…。

どうも、

”クライマーが都会からわざわざやってくるような、そんなに素敵な岩場の近くに住んでいるのならば、せっかくだから、クライミングしないともったいない”

と発想するらしい…。 むむ、これは、なるほどね~!な、目の付け所ではありませんか?まさに日向神でしかできない活動なのだから!

これで、この岩場のアクセス問題に、ベイビーステップが踏み出せたことに感謝。

これを実践する財力があることに感謝。

■ 岩場とローカルの距離感

事例として、別の岩場では、岩場を紹介したローカルの人2名には、誰も岩に登らせていない…。今回は、治郎さんを登らせている。

岩場がある地域に住んでいても、”岩場を見たことすらない地域の人”が多いので、私は地域の人が登りたい、と言い出した時に登ってもらい、登るという体験自体を急ぐべきではないと思うが、どちらが良い活動なのか…。

この夏で、登った地域、登っていない地域の2件の事例ができたので、今後おのずと答えが出ると思う。

■ クライマーにとって親切とは登らせてあげること

クライマーは親切なので、岩に登ったことがない人を岩場に連れていくと、登らせたくなる…、というのは、クライマーはクライミングすることがハッピーな人種なのだから、それをおすそ分けしようと思う訳で、クライマーの性分として、仕方がないのだろう…。

が、登ることが喜びではない人、という人も世の中にはいるんだということを忘れてはいけないと思う。

エルキャップで泣いていたセカンドの女性クライマーを先輩は見たそうです。

クライマー同士であっても、登りたいところを登りたいだけで、登りたくないところは登りたくない、わけなんですからね…。

■ シングルロープ 一本でマルチに行く文化

敗退できないロープ配分でマルチに行く文化は、かっこいいのではなく、ただの

 事故の温床

です。

どうも、シングル一本で敗退を考えずにいくこと=かっこいい!という文化だそうです…。ああ、勘違いですね…

ビックリ仰天したので、世界のトップ、スティーブ・ロングさん(UIAA)に夜、相談したら、”それはメンタル病んでる” みたいな答えでした。

クライミングでは、無理に危険を作り出さなくても、十分危険ですので、危険を避ける想定をしないで行くと、ただの無謀に成り下がってしまいます。

ギリギリボーイズの方に、直接聞きましたが、

  敗退が可能であれば、どんだけツッコんでもいい、

という話でした。敗退想定がないと自己責任とれません。落ちるたび、ヘリ呼ぶことになります。ヘリを呼んだら自己責任じゃないですよね?ヘリレスキューを前提にしているクライミング=自己責任じゃない。ぜんぜんかっこ悪いっつー話です。

良いクライミング文化環境になくて、こんなことが普通なのか?と行動様式を疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、すごい方にメンターになっていただいていています。すごく感謝しています。

代理で聞くこともできますので、リスク管理で、疑問に思われることがあれば、遠慮なくお知らせください。

昨日は、11cも途中まで登れて満足…(下は5.10代)

■ 備忘録 

青葉若葉 5.9 マスターで再登 

2019/10/17

愛あるクライミング♪ 初めての奥壁 

ドピーカンな朝!
 ■ 愛を感じました!

さて、トンデモクライマーに引っかかってしまった前回の日向神クライミングですが…

でも愛を感じるクライミングでもありました。

愛その①

ジローさんの紹介。クライマーはジローさんの紹介でした。日向神近所のゲストハウスをされている方です。海外から多くのゲストを受け入れている地元では超めずらしい勝ち組です。

ジローさんがクライマーを紹介してくれてうれしかった☆

しかし、ジローさんはクライマーではないので、相手がどんなクライマーか?峻別する能力はない…のです。残念ながら…。

ので、変なクライマー、クライマー未満のクライマーを紹介してくる羽目になっても、ジローさんには望みようがありません。ロープ持ってこないクライマー=ダメクライマー。

というので、次回から、クライミングガイドの方を紹介することにしました☆ これなら、いいでしょう☆



■ 愛その②  奥壁ツクツクホウシ 5.10A

奥壁にある課題で、お!これは登れそう!

というのが

つくつくほうし 5.10A

でした。

これは、リードしてくれたT木さんのクライミングを見て、将来、フラッシュで登るのに取っておくことにしました。

登れそうに見えた♪

T木さんとは、竜岩で会ったのですが、何か月か、そのままでした。

今回私が膝が悪くて、リードできないので、ちょうど日向神に行かれるところだったので、トップロープを張るの、お願いしました。

いくら外国の人がクライミング経験者って言っても、いきなり、知らない人のビレイで登れる岩場ではない日向神。

実は、日向神ではなく、歩いてトップロープ張れる見晴らし岩でって、思っていたんですよね。なにしろ、膝の問題で、リードは無理だし、わざわざキーボウさんを見晴らしまで呼びつけるわけにもいかないので。見晴らし岩なら、私一人でも、トップロープ張れるので。

今回は、T木さんが私に接待してくれたクライミングでした☆ 愛その②です。

愛あるクライミングってこんなことか~って分かった♪ ついたら、なんとずらーとヌンチャクがかかっていました!ほら~登り放題!って(笑)!

そう私リーチに問題あるので、ぬん掛けしてくれるとホント助かるんですよね。甘えちゃいけないと思って、マスターでもリードするように心がけていますが、日本の課題は作りがマズイことが、けっこうな頻度であります…(とほほ)。

■ 愛その③ キーボウさん

足軽 5.10b
そして、愛その③は、キーボウさんが来てくれたこと…。実は、お世話になるまでもないかなと思っていました。いつもお願いしてバッカリで恩返しがなく、悪いなって思っていたので。

でも実際は、来ていただいて、すごく助かった。私は通訳で手一杯だったからです。













■ 愛その④ 英語人材 T中さん

またFBの外岩募集で来てくれたT中さんも、ステキな方でした☆ 

なんか英語を話せる人が唯一私というより、複数のほうが、歓迎しています、という雰囲気がでるので…

でも、来てくれた外人さんは、ちょっと疑問の人材でしたが、応援に来てくれてうれしかった。

しかも、ビレイで活躍してくれました☆ ありがとうございました。

かかってきなさい 5.11A
■ 愛その⑤ 女性クライマー

女性クライマーが二人来てくれていました☆ 先輩格。

テルマ&ルイーズな感じで、二人で組んで登っているようで、ワタシ、ちょっと憧れます。

かかってきなさい5.11Aをされていました。

核心が2つあるのですが…。

みんなで同じようなところをあれこれ工夫するのが楽しい♪

クライミング歴10年とおっしゃっており、クライミングを始めた年齢も私より遅く、なんか憧れます…

私もずっとクライミングしていきたいので…。女性の経験は本当に知りたいことの一つです…

女性たちのクライミング経験をインタビューした本があったらいいのになぁ。すごい人のではなく、普通の人の。

だって、そうじゃないと、指導者が男性ばかりなので、男性と同じ期待をされてしまい、それって絶対能力的に無理なので、なんか違和感が拭えません…

ワタシと先輩をみたら、まぁ身体能力の差って、もう火を見るより明らかですよ(笑)。なんなら体力測定で数値で出してもいいくらいです。

まぁクライミングは、身体能力に劣っても、才能で結果が出せるのが魅力ですが(笑)。



■ 男は分かっちゃいないのかも?!

実は、男は分かっちゃいないのでは…???

というのを最近、ますます強く感じるクライミング…(笑)。

クライミングにおいて、男性主導というのは、まずいかのもしれません。

女性主導、というほうが、男女ともに幸せな関係を築けるのかも??

というのは、男性主導にさせてあげると、男性は、

 男女双方にとって自己破滅的解

を取り勝ちなのかもしれないからです。勝者がいない解を選び勝ちということです。

たとえば、自分の我を通して、マルチ2本登って、その後、登れなくなったら、何の得が? 

男性はどうも直観力、鈍いので、直観力に優れた女性のほうが判断はいいのかもです。

■ 邪魔くさがって後輩指導を端折ると自分も損をする

男性の感じる、”邪魔くさい” ”面倒だな~”というのは、実は、そのほうが近道なのかもです。

つまり、ちゃんとコミュニケーションをとったほうが、です。

”黙って俺についてこい”は、ますます市民権を失い、もはやレガシーですらあるアルパインの世界でも、誰も黙ってはついて来てくれない時代です(笑)。

”素直な人”と”服従する人”は、違いますが、新人の間は右も左も分からないので素直な人ですが、自立を獲得するということは、自分のやるべきことが自分で分かるということなので、無条件でついてくるわけじゃなくなります。

そうすると、”服従”しなくてはならなくなりますから、いくら従順が売りの女性でも、そうは問屋が卸すわけがないです。

なにしろ、盲目的な従順はクライミングでは死すら意味します。

■ 急がば回れ

例えば、後輩の後ろを歩いてやったほうが実は近道です。賢い人はそれをすでに実践していると思います。

人は恩義を忘れないものだから、です。

そのほうがリードできないように育てて、自分を頼るように仕向けるより、人は離れて行かないものだと思います。

例えば、私が3年前に烏帽子岩左稜線をどこか一か所でもリードしていれば、あるいは、湯川で疑似リードしたいというのを聞き届けていれば、今頃はシュイナードBでも納得したでしょう(笑)。たった2日で疑似リードまで進めそうな私って、だいぶ才能あったと思います…その時、ちゃんとやるべきことをやっていれば…。

実際、シュイナードBは今の身体能力のレベルにあってはいるからです。リード技術がないだけで。

何しろ核心は、リード技術=セカンド=後輩、なのですから、いつまでも初級ルートが終わっていないのに、飛び級で、上位のルートの難しいのに、自分が行きたいからと言う理由を貫いて連れて行っても、セカンドの後輩は、それを聞き続けてくれるはずがないのです…。万年セカンドを強いられていることに気が付かないクライマーなどいません。

クライミングは自己責任の世界で、このままでは、ギャンブルの掛け金が上がっていくだけだと分かるからです。

■ 神の采配! 膝の脱臼経験者との出会い

さて、今回の出会いは、神様が用意したとしか思えませんでした…

M本さん… 膝の脱臼経験者でした…。彼女の話を聞いて、私は台湾は取りやめることにしました。

膝の回復には長い期間がかかるということが、経験者の話を聞いて分かったからです。

この出会いで、私は龍洞、キャンセルを決定しました…苦渋の決断。

■ 龍洞…パートナーが必要な岩場です

実は、龍洞は、もう半年以上前から、M居さんと一緒に行く約束をしてあったのですが、韓国に行く時点で、チケットを取っておらず、後ろめたく思っていました…。

チケットを取っていなかった理由は、私は4日では足りず、もう少し登りたかったからです。

しかし、龍洞は、相手を予約せずに登れる岩場ではありません。ので、誰か一緒に行く人があと一人現れないか?と待ち状態でした… 大体1週間くらいいたかったんですよね。

というので、龍洞のチケット、取るに取れず、もう取らないと値上がりする!ってタイミングで取ったんです‥‥韓国初日に。

だって、整形外科の先生、3週間で治るって言ってたし…。

そして、実際韓国に入って数日は、痛み止めを飲んでいたのですが、Dulegilを歩いてだいぶ、回復しました。

が、シュイナードBでは、やっぱりワイドは大変でした。足と腰で突っ張るボディテンション、無理…

でも、スラブはまぁ慣れているのもあって、インスボンのスラブは細かい立ち込みでも対応できるので大丈夫でした…

足が真下なら大丈夫なのです。ハイステップやきょんは禁止です!!

いい感触をもって帰ってきたインスボンでのクライミング…

ところが、今回、日向神でフェイスをやって、こりゃだめだわ、と理解…

5.10bの足軽、3回くらいテンションでした…怖かった…。

でも、触った感触からして、普段なら登れるだろう、と思いました。ギリギリではあっても、なんとか登れるレベルの困難でしたが、異様に怖く感じました。

やっぱり足のせいです…

というので、膝の脱臼ってエライ時間がかかる、ってことに納得しました。

■ 龍洞でもトンデモパートナーしか見つからず…

また、龍洞でも、パートナーは見つかりました…ところが、その人、ガールフレンドと登りに来ているクライマーで、自前のロープなし、ヌンチャクなし…。

マックス君と同じではないですか… これでは、パートナーどころか、抱え込むのは

 ”お荷物”

であることがはっきりしました。つまり、龍洞行かないほうがいいという神のお達し=マックス君だったのです…

というので、QXに宿泊キャンセルのメールを打ちました…

3万円がなにもなく流れていくことになりますが…まぁ、格安航空券にはいつもお世話になっているからなぁ。

お金より、体が第一です。

■ 自分が正しい!と言う気持ちが強すぎる人は海外には合わない

自己肯定感が強い、というのは素晴らしいことですが、自分があっていて、周りが間違っている、という観念が強すぎる人は、海外には適性がないです。

慣れてる韓国ですら、AirBなのに、普通のホテルのつもりで、突撃しちゃうとか…チェックイン時間前に行く…ことです。事前に読んでおいてね、と送ったハウスルールは、読んでいない。

海外では、自分の常識、相手の非常識、というのがよくあることです。なので、事前に分かることは分かっておくのが普通です。それを怠って、あら?ってのは私も良くやりますが、それでえー!って怒ることはないです。自分のせいですから。

海外というのは適性があります…私は、別に、そう、適性が高いタイプではなく、前にいた会社では、男性たちはフィリピンなども行っていましたが、私はそういう危険国は行きませんでした。

つまり、私が行くような国は、海外と言っても初級と言うか、治安が安定しており、一般先進国の常識が通じるような国だけなのです。


賄賂を渡さないと通行もできないとか、そんな機転は必要ない国ばかりです。ただ、だとしても、多少の用心は必要で、何がその国での普通なのか?ということは、まぁ自分が分かっていないかもしれないという前提で、考えていく謙虚さというか、頭の柔らかさが必要です。

その辺は年配の人には、お願いしづらい。

そういえば、以前こんな苦情を言われました。バスのチケット、発券がコンビニなのに、できるコンビニとできないコンビニがあるのはおかしい!と。

ローソンではOKで、ファミマでは扱っていないとか。それでコンビニの店員さんを責めて自分に正当性があると思います? 普通の人はないです…だって違う会社だし。

でも、コンビニ各社は同じサービスを提供すべきだ!と声を荒げていた青ちゃん…うーん。たしかにコンビニは、もう行政機関そっくりに機能していますが…。でも、お門違いと思うぞ?

でも、黙っていました…。そういうのは、時代的背景や文化的背景、育ちでだいぶ違うだろうと思うからです。

それにいつも娘さんの話をしてくるので、私を娘さんに重ねて、頼ってきているのだと思っていました… 本当は娘さんと岩に登りたいんだろうな★と。

私は父を知らないで育ったので、まぁ父親を世話するみたいなもんかなーと思っていました(笑)。本人には内緒ですが。まぁ、これは好意的解釈すぎますね(笑)。

■ つくつくぼうし&竜頭泉友田開拓エリア!

さて、そんなこんなで、日向神奥壁には、足が治った暁には、つくつくぼうしを登りに行くぞ~!と思っています。

いけなくなった龍洞のお口直しは、岸良もとい竜頭泉です。最近易しいクラックが開拓されて、一杯登れそうなところがあるらしいです☆

今から、楽しみです☆




2019/10/13

日向神で国際交流2度目

■ 実質一回目

昨日は、お久しぶりの日向神でクライミングでした。

結果から言うと、今までで一番、報われない日でした。がっくし。初めて自国でも5.11まで登っているクライマーが来てくれているので、ちゃんとしたクライミングができるかも?と思っていましたが、ロープ持ってこない時点で押して計るべし、でしたねぇ…。

人から紹介されたクライマーの場合、ちょっと窓口設定に工夫がいる。ふらっと受け入れてはいけないという反省になりました。

いや~一緒に登ってくれた皆さん、とくにヌンチャクを掛けて下さった皆さん、ありがとうございました!

■ ジムクライマー

ジムクライマーで、分かっていないことが分かっていない人は、日本にも多いですが、アメリカではさらに多いのかもしれません。

分かっていないことが分かっていない人の ”サイン”つまり、兆候”は、ずばり

 態度がデカいこと

です。合う前から、態度のデカさが予見できる情報というものもありますので、今後の注意点として書いておきます

態度がデカいだけなら、むかつくで済みますが、そう言う人は自分が正しいと思っているので、注意しても聞きません。あと、どっちが責任持つかが、変に反転している。ありがとう、と言うべきところを要求にしてしまっているということです。

実際、終了点で結び変えに10分以上かかっていて、ご自身で思っているより分かっていないクライマーのようでした。

登れても、安全管理がおろそかで自己完結していないクライマーです。そういう方は、だいたいにおいて、分かっていないことが分かっていない人の特徴として、態度がデカいのです。理由は分かっていたら、そんなでかい態度が取れない、からです。

■もしかしてダメクライマーかも?と予見できる事前情報

1)自分のロープを持っていない
2)ヌンチャクを持っていない

■ 現場で

1)ぬんちゃくがずらりと壁にかかっているのを見て、おお、ありがとう!と思わない(思えるだけの経験値もしくは想像力がない)

2)ギアを担ぎますと、シェアしてくれない。ちゃんとした人は、どれが自分の分ですか?という言い方をします。もちろん、ロープは持ちますとオファーするのが普通です。

3)ビレイをオファーしない

4)ビレイヤーの体重差への配慮がない。例:軽すぎる人がビレイすることになっても、代わりを立てようと配慮しない=ビレイヤーへの配慮がゼロ

5)周りの人がトップロープを張ってくれた時に感謝しない

6)順番を気にしない 

7)ほかの人も十分楽しめているか、考えていない

8)運転してもらって当然と言う態度

9)お願いするまでガソリン代を払おうとしない

10)宿泊もして当然と言う態度で、お礼がない

まぁ、平たく言えば、なんでも受け取ることが当然で、テイカーということです。自分から頼んでいない、という態度ですが、こういう人は多いと思うので、今度から気を付けないといけないですが…。

前回、カウチサーフで、ロシア人の人が来てくれた時、大雨洪水警報なのに、なんか出かけないのは、私が心配性すぎるからだ、的なものがあり、まぁ本人理解できないだから、仕方ないなと思って糸島に連れて行きましたが、洪水(笑)。その時の人は、後から、ヒマラヤのアンナプルナサーキットの写真を送ってくれたりと、お礼してくれました。ただ無知なだけで、傲慢さというのはなかったのです。

今回の人からは、強く傲慢さを感じました…それは、

日本の岩場情報が英語で提供されていないのが悪い!
自分はジムに行って探したのに!ということを主張したから

です。ジムで誰からも誘われなかったことが意味するのは、自分がまだクライマーとして未熟だからとは思わないのでしょうか?

■ うかがえるアメリカクライミング事情

アメリカのジムでは旅行に来ている、一言さんを、気軽に岩場に連れて行くんでしょうか? 私だったら、ジムには普通にボルダリングに行き、受付で

 クライミングガイド

を紹介してもらいます。

誰かに連れて行ってもらおうということ自体が、ほとんどクライミングを理解していないゆえの行動みたいに思います。特に自分のロープを持っていない場合。

ロープもクイックドローも持っていなかったら、そもそも、岩どころか、普通の壁だって登れません。それは物理の法則ですから、岩場に行ったとしても登れない。それは普通です。だれかロープを貸してください。となるハズですが、パートナーが持ってきて当然というのは、一般にクライマーの常識ではありません。

自分が登るためのギアは自分持ちというのがルールです。

その好意を当然のように受け取られては、たまらん、と普通はなるハズですので、今回の人の場合は、地元でも外岩行っている、というのは、いわゆる”万年セカンド”として行っているレベルのようでした。

というわけで、

アメリカから来てくれているマックス君は、なんか態度がデカい。

自分は誰かのビレイを申し出ることもなければ、トップロープに張ってもらったのを登るだけ…。

最後に道ばたでリードしたが、終了点すら見極められない素人さんだった。

なんだかなー。

となりました。こんなクライミングが世の中に広がったら、良くないので、岩場情報を広めるのは、辞めておきたいかもしれないレベルです。

考えてみれば、ハーネスと靴があって、ロープとヌンチャクがない、ということが物語っていることをしっかり見極めるべきでした。どういう考えでいたかを逆探知すると

ロープがない → ロープは借りる気=ジムで登る気だった。

ジムでのリードクライミングは、ロープが貸し出してもらえるからです。

■ビレイへの造詣がいまから。重たい人は理解が遅れることが多い

しかし、背が高くて体重が重い人は、基本的には、小柄な人とバディを組むのは、難しいハズです。基本、皆に嫌がられます。

海外のジムで、いちげんさんとで組めるのか分かりませんが、それをクライミング文化的には、後追いであることがあらかじめ予想できる日本で期待するのは難しいだろうと思いました。

2019/08/19

落ちてもいいんだよ~愛の日向神 愛のエリア

■ 愛を感じるクライミングデー

昨日と今日と、日向神クライミングに行ってきました。

愛を感じるクライミングデーでした…。

というのは、

 ”落ちてもいいんだよ~、ちゃんとキャッチしてあげるよ~”

ということです。私は、アルパインで必要とされる安全マージンとフリーでの安全マージンを切り替える、というところで、躓いているクライマーだからです。
花鳥風月 5.11a 


歩いててっぺんまで行けますが、登山道はありません

槇尾山みたいな寿老人エリア

寿老人エリアのボルト

ここにラインを引きたくなった

まぁ、理由は、十分に根拠があるのです。

私は、スポーツクライミングを主体とする山岳会で、人工壁に通い、落ちるクライミングスタイルを身に着けた後に、ハイキングの会へ変遷中のよくあるオールラウンドの会に行ったら、落ちれない、あやふやなビレイしかできる人がいなかったのです…実際、引っ張り落とされました。

その後、フリーランス?化して、フリーで会った人でも、みんなが避けているババ引きのババ、となっているマズいビレイの人とは知らずに組んでしまい、落ちたのに、キャッチしてもらえず、頭を7針、縫ったなどがあります。

岩場は血みどろでした… 今もハーネスにその時の血痕が付いて、私を戒めています。

  体を張って得た経験値が強固すぎて、手放せない…(--;)

というので、今回の愛のエリアは、両日とも、登れないところを登ったため、トップロープでも落ちざるを得ない感じでした…。

■ 初日 愛は勝つ

初日は、私の次のリード課題となるだろう、”愛は勝つ” 5.10cを紹介してもらいました。愛は勝つも1ピン目が遠く、下が微妙なバランスのスラブで、落ちれません…。

2本目もシビア…。いや~これは!ちゃんとしたビレイヤーとでないと登れない。

その他、周辺の11を触ってみたりしましたが、どっかぶり課題で厳しい!足で登れる課題は、やはり出だしが核心で、1ピン目が遠いため、リードは勇気がでませんでした。

男性クライマーを見ていると足は切れて、手だけで保持でした…(汗)

足が切れるというのが、私には、イコール恐怖、となっています。足がない=登れない、という公式ですが、ハンドホールドが良い=足は無くても登れる、という男性クライマーとの差になっています…。

この日は、新しくできた5.10bのリードが課題でした。曖昧なバランスを受け入れる気持ちがないとリードできないです。

■ 2日目 11以上の日

この日は、いつもの先輩とのクライミングデーで、まぁ強い人なので、先輩のリードした、私の実力とは、かけ離れたグレードのルートを登る日。

エレキバン11cをトップロープで触ったのですが、エレキバンの下部はちゃんと離陸できて良かった♪ 

先輩がいい人なので、私のムーブを役に立つ!とほめてもらいました♪ 強いクライマーでも、省エネで登れると役立ちますよね。女性クライマーは、省エネ登りが基本です。

上はなんとかテンションもらいつつ、ごぼうも交えつつ、上まで行きましたが、2本目はよれてダメでした。やっぱりパワーが問題。指皮も持って行かれてしまいます。

夜は指がじんじんして、指の具合が大変です(><)

エレキバンの後、もっと易しいハズの、”そこにガバがあるから”を触りましたが、いや~これは!離陸から、かなり不可能感強く、屈曲したルートでもあるため、途中で敗退。というかTRですら、やっとこさ、で途中までしか登れなかった…という状態です。エレキバンより難しかった。

良かったのはアップで登った、”愛はNGかなぁ”‥‥グレードは知らずに取り付きましたが、なんとか行けると思った部分はこなせた…。上はもう易しいと思ったので登らなかったのですが…実は上が核心だったのかも(笑)。また次回頑張りたいです。

■ 墜落を許容しながら登る登り

私は、フリークライミングの段階にきて、すでに3年ですが、いまだに墜落を許容するクライミングスタイルを外岩で採用することができていません…

贅沢にも、確実なビレイヤーでも、テンションにしてもらっています。

私は、最初にスポーツクライミングの会に所属して、スポーツクライミングを覚えたのですが、そう言う場合に考えられる、危険をすべて、教科書通り、シナリオ通りに総なめした感じです。

1)スポーツクライミングの落ちていい度とアルパインクライミングの落ちていい度が使い分けられず、落ちてよくないアルパインで落ちるクライマーを作ってしまう

2)いけいけどんどん(グレード偏重)

3)ロープワークの軽視

4)終了点、ビレイ点、ランニング(カム、ピトン、パッシブ)等の軽視

5)レスキューの軽視

です。大体、男性がその傾向が強いです。が、女性にもいます。

これの反対は、

ムーブの重視

ではないかと思います。パワーではなく、ムーブで解決するようになった時にクライミングの楽しさを理解したと言えるのかもしれません。

九州のリードはカチが多いですが、どちらかというと、ムーブで解決する課題が多いように思いますので、九州ではムーブの研究に来た、と思うのがいいのかもしれません。

それにしても、KoWallさん、楽しく登れたなぁ…

5.10aではありましたが、ただ直上するだけではなく、下ったり、トラバースしたりなど、少し考えないと登れない課題が多く、楽しかったです。



2019/06/27

思わぬ流れでクライミングで国際交流2度目

■ 急遽、日向神へ?!で焚火ナイト

昨日は面白い一日でした。こんな一日が過ごせたのは、転勤妻なる社会的地位のなせる技。感謝、感謝です。

ゲストハウスのオーナーS本さんとはメール交換していましたが、なかなかお会いする機会がないままでした。

なんと帰国途中の彼から電話があり、急遽、日向神へ行くことに…。

ゲストハウスで、来客者にクライミングを ”体験アクティビティ” として提供することで、クライミングのすそ野を広げたり、日本の地域と訪日客をつなげることで、国際理解を深めたりできるかもしれないからです。

行ったら焚火ナイト絶賛開催中でした(笑)。

■ あっさりOK

朝起きると、宿泊されていたドイツからのお客様、アリとカミーラのお二人に声がけ、クライミング行ってみる?と聞くと、あっさりOK。

さすが外人さん、ノリが軽い。日本人も最近は軽くなってきていますが、クライミングジムで、親子が多いので、私と同年代の人に声をかけると、「私なんて、とてもとても」とか言います。なんか違和感あるのは、私だけでしょうか。したくないなら、しなくていいけど、そうじゃない原因のような?

でも、私も14年ほど前にニュージーランドのウェリントンで、波止場にある巨大ウォールに「登ってみる?」と言われたときは、真っ青になった。

ので、まぁ、先入観や無知が原因と言うことなので、人のことは言えないのですが(笑)。

ドイツからのゲスト、カミーラとアリは、緑茶が大好き。ドイツでは緑茶が日本の価格の5倍だそうでした。

いや~びっくり。日本から、誰か個人輸出で、外国人にお茶を売ったらいいのではないでしょうか?

■ 国際交流第二弾は雨の中(笑)!

しっかし、福岡の渇水は大丈夫なんですかね?!とクライミングに行くたびに心配していましたが…やっときた梅雨の初日と重なるとは(笑)! 神様のイジワル?!

午後から雨と言う予報だったので、なんとか午前中だけクライミングするのに間に合わせたいと思っていましたが…

ゲストを急かせるわけにもいかず… 

到着は1時間遅れ…パートナーも、待ちくたびれてしまったでしょう…

スタートが遅かったのもありますが、リードしてみると、なんか岩がぬめってる!なに、これ?朝降ったのかな?

スラブを登るには最悪にコンディション悪い日でした(笑)。いや~、あってよかった登攀力。5.7でも滑る日は滑ります。

そいでもって、皆さんにトップロープで楽しんでいただくということになるのですが、楽しかったのかどうか?!

こんな雨の日に登る羽目になるとは!! あららー でも、これでビビりは抜群のハズ!

トップロープですから、ビビッて登るのがだいご味ですから、ある意味、ビビればビビるほど正解ともいえるわけで!

というので、しっとり濡れた岩を登る体験クライマー3人。

 さすが元自衛隊。上まで行けた~

上まで行った唯一の人?!
 外人さんは足長いことを確認(笑)なにこれ?!

体長の半分は、足では?!これでは、日本人がステミングで不利でも仕方ないですよね?

ワイドとか、絶対登り方違いそう… 

でも足の長さより手の長さのほうがクライミングでは
重要そうではありますが。
若者だけになぜか、教えていなくても出てくるムーブ。Youはいかにして、側体を覚えたのですか?な彼。

やっぱり

パワーがある人=正対引付
細身の人=ムーブ

という全体的な傾向があるような?!






■ 日向神 ほんだ の山菜丼

もうお昼には、岩はすっかり濡れて、回収に行ってくれたクライマーを見ていたら、普段は使わない、エライ易しいラインを伝っていました…(笑)

一体グレードどうなっていたんだ?!この5.7.

沢登りで出てくる感じ?

とはいえ、さすがの登りで回収してきてくれたんですが…悪いなー。

待たせたうえに本日最悪コンディションで登らせる羽目に…(笑)

というので、二人でランチに本田へ。私のおごりです。これくらいは。

ここの山菜丼は、地元のおばちゃんが、地元で採ったものを食べさせてくれるのだそうです。800円。かつ丼が650円だったので、クライマーはそっちに流れてしまいそうですが(笑)。

■ 山に興味を持たなくなる

おばちゃんたちの山菜エリアマップ知りたい(笑)。山に嵩じてくると、山菜ときのこの知識が増えます。あと釣りのポイント。

まぁそういうのを国土地理院の地図をもとにトレジャーハンティングのように探すのが、山やのたしなみの一つであるのです。

わらわら生えている山菜を見ると色めき立つ…というのは沢やだけかなぁ。

岩をすると、どうも傾向として、ムーブとか、パワーとかに意識が向きがちで、

 山自体を理解する

ということに目が向かなくなります。せめて、地元のおばちゃんがほとんど無償の労働で提供してくれている山の幸くらい味わいたいものですね。


2019/06/17

墜落恐怖症にシンシア

■ 昨日も日向神へ

昨日は、先週見て、触りたくなったシンシアを触る機会ができました♪ 上だけ核心の11です。
シンシア

どうみても、下は5.8だよなーと思い、上なら落ちても大丈夫なわけなので、

 墜落恐怖症

の私が落ち慣れするのに良い課題かなーと思って、目をつけていました。

■ 強くなるには、落ち慣れないといけない

強くなるには落ち慣れないといけないわけなのですが、後輩に恵まれない私にとって、この何年も、後輩=落ちれない人材。

というわけで、落ちれるビレイヤーと言えば、先輩、もしくは、師匠クラス。

たった一度信頼したために、グランドして頭を7針縫う羽目になった(汗)ため、基本、若い男子のビレイは、信用しないことにしています。

昨日も、隣で登っていた大学山岳部君のビレイが怖くてヤダった…。

しかし、上手になる=落ちる は、どうしてもセット販売なのです…。

なので、落ちても、まぁ、死なないだろうと思える課題が私には必要です。

■ 落ちても死なない課題

1)上の方で被っている課題 → 落ちても下は空間
2)上の方に核心 → 落ちても地面まで距離がある

です。下に核心がある課題は、ビレイヤーのビレイスキル次第ではグランドします。

また、寝ている課題は、落ちるのにテクニックが必要です。被っていれば、ただ落ちるだけでよく、どこにもぶつかることがないです。寝ている課題は登るときにパワーは要りませんが、落ちた場合、どこかをぶつける怪我につながることが多いです。

というわけで、高難度で被った課題は、より安全性が高く、上半身のパワーがある男性のほうがより安全性が高い課題に望めます。

というわけで、シンシアは、上部だけが課題で、下はそう難しくないので、私のように、落ちることに慣れないと、これ以上成長できない、というクライマー向けです。

■ サンセットエリア

昨日はサンセットエリアで、

1) 星に願いをの下部 13mテラスに中間終了点あり(ここまで5.10a、B5本)をオンサイト。

2) 青葉若葉 5.10a B5本 10m は最後がワンムーブ起こせず、ダメでした。宿題化。

サンセットエリアトポ
http://k1hut.yuki-mura.net/benzaiteniwasunset.html

 サンセットエリアの青葉若葉 5.10a
 サンセットエリア


 グランドアップで開拓するには、軽いドリルが必要。