2021/03/21

皆さんプラスチックに夢中な現代

私はセットは全く興味ないですが、ピラニアにいたころ、難しくて登れなかった5級を1週間悩んで、室井さんにできないのですが…と言いに行ったら、あっさり、こっちのホールド使っていいよ、って話になり、えええ?????と、おったまげた経験から、

絶対値である外岩作法 

ムーブ習得の場であるインドアジム作法

は、大きく異なるらしい…と開眼。

九州では行く先行く先、男性のマスターベーションみたいな課題でうんざり感があり、5級以上の入門グレードは、ほとんど手抜きの課題設定でお金払った分の学ぶところがないよ…と感じています。

その感じ方があっていたような気がする、今日この頃…。なぜなら多久高校の壁が私には快適だからですが。

今回の特集をまとめました。インドアクライミングジム対策を考える予定です。

■ 東秀樹さん他 19人からのまとめ

・初級ルート = フィジカル的に難しいルートの設定を少なくする

         保持力が必要なルートはすぐやる気をなくす恐れがある

         ムーブを工夫すれば登れるルートを作る

・中級ルート :トリッキー、ファニー、インタレスティング、フィジカル、ストレニュアス

大事なこと:全体に調和がとれていること、メッセージ性のある内容

■ 興味の高い課題とは?

1)見た目が印象的

2)変化に富んだ内容

3)他人が登っている姿をみて登りたくなる

■メジャーvsマイナー

メジャー:厳しめホールドでも、バランスのいい配置でスムーズな登りができるライン

マイナー:持ちやすいホールドでも一手一手動きを止めながら登るライン

■難易度について

ジムグレードは、外岩と比べて、ボルダリングは難し目、リードは易し目。

■外岩vsプラスチック

外岩 = 与えられた形状を生かすラインを設定

ルートセット = ゼロから意味ある内容を設定=人工ホールドだからこそできるルート

■ ほかの方から、気になったコメントまとめ

木村伸介さん コンペグレード、外岩グレード、ジムグレード

柴田晃一さん リーチ感を出さない

若宮京介さん 体が立体的に動く 関節や体に無理な力がかからない ガバでも落ちる

水口つかささん 使わないホールドがあったり、ショートカットできない

小西大介さん 各ムーブはできるけどつなげるとできない 通いたくなる課題

柴田将基さん それぞれにあったムーブで登れるような課題 高度が上がるにつれて難しく

藤原祐樹さん、低グレードはそのグレードを登る人が成長できるような課題 最近はジムによってグレード感が違い過ぎる

笠原大輔さん 最初はよく分からなくてもトライを重ねて理解を深めることでたどり着ける

佐藤優哉 登りやすい3級 ど真ん中 限りなく二級に近い3級

■ まとめ

私が感じていた感じ方は、まぁ全然間違っていなかったですね~(遠い目)。

リーチさえあれば取れる課題で、ホールドをどんどん悪くするだけの課題作り…それじゃ面白くもなんともないわなー。 まぁ、男性の標準身長と標準フィジカルにマッチしていて、パワーを出し切って一発瞬間芸で登れる俺を実感したいという向きには合っていると思います…

色々と勉強になった。クライミング界で元気なのは、プラスチック業界ですよね。まぁ、外岩はお金にならないが、プラスチックはお金になるんだから仕方ないですが。

ロクスノ090号からのまとめです。https://amzn.to/3cYnXn4



2021/03/20

律君パパとTheCrag投稿

■ 3登目

律君は14歳にして8cを登った男の子だ。竜頭泉の逆鱗は、まだ小山田大さんしか登録していない… The Cragには登録していない再登者もいるので、国内で3人目。

■ 邪気の無い競争

血の気の多い若いクライマー男性たちが、俺が一番だ!を競って、岩場に遊びに来てくれるのは、それはそれで良いような気がします。男子って、そもそも、そんなもんだしね。

アカウント作るのが一日作業。逆鱗登録が、また一日作業。私にとっては、どっちも5分くらいで終わったんだけど…。

終わったら、さっそく、TheCrag社のウルフから、律君って知ってる?と私に問い合わせが入った。今さっき、手伝って逆鱗を登録したところ~と言うと、写真をくれたら、いいプロフィールサイトを作ってあげるよ~だそうです。それをパパさんに伝えたら、写真はおいおい用意するとのこと。

世の中のツヨツヨクライマーさん、ご検討を。

■ 記録を上げる先 昔ロクスノ、今 〇△?

こういうのの登録の仕方をロクスノが取り上げて、指南するページを作ったら、俺こそは!って人が、世界最大のクライミングサイトに登録し始めると思うのですが。

大体、日本人男性は、内弁慶すぎる。外の世界に目を向けるべきだ。なぜなら、小さな仲間内で、あいつより俺の方が凄い、と威張っていたところで、外の世界にはもっと上がいるわけなので、そのような小さな争いなど、チンケなことだ、とそのうち気が付くからだ。13が登れたら、今度は14を目指すわけですよ?その期間は人によってさまざまだが、10年として、ですよ?ダイエットして節制して、登るだけの生活をして、そんな時間を掛けてまで掛ける価値ある能力が14ですか?あなたにとって。できるというのとやりたいというのは違います。私には別に11でいい感じです。クライミングは余暇の活動なので。

世界は広く、日本は小国だ。そのこと自体の認識がないと、巨人に向かって小人が戦争を仕掛けるようなことになる。

■ スキルの見える化

それだけでなく、TheCragはそもそも、誰にとっても自分のスキルの見える化が分かりやすいサイトになっている。

登録が面倒、と言う問題はあるが、自分の過去のクライムから何か分析したいということがあれば、登録は非常に簡単だ。


2021/03/16

3月14日 NFA主催 展海峰ボルダリング 初心者講習会

 初心者講習会なら、ボルダリングを初心者に導入するノウハウが学べるかな?と思って行ってきました…しかし…学べなかった(笑)。

やっぱり奥村さんを呼んだほうがいいですねぇ…(遠い目)。奥村さんは大変優秀なクライマーさんです。日本フリークライミングインストラクター協会の会長さんです。滋賀の方。3日で12~3万かかるそう。

■なぜインストラクター料金が高いのか?

フリークライミングインストラクター協会のレベル認定が難しすぎて、誰もインストラクターになれないです。5.12を5本オンサイト(レッドポイントではなく、オンサイト!)が条件で、それは、世界で最高難度を登るクライマーレベルですので(血の気の多い強い男性がチャレンジしても10年くらい資格取得にかかるレベル感です)、インストラクターになれる人がいないので、今は先輩後輩システムで先に分かった人が後輩に教える、と言うこと、つまり無免許運転の人が無免許運転を教える…になっています。

私のように有償で教わったことを無償で教える人もいれば、無償で教わった10人目の人が、微妙に変化してしまった間違った知識を次の人に教えてしまうこともあり、知識と技術のハイスタンダード化という社会使命をインストラクター協会は果たせていない…狭き門にしたことで自分で自分の首を絞めていることになっています。

インストラクター料金が高いので、誰も雇えない…。一般に、クライミングではなく、”登山ガイド”の日当が一日3万円ですが、それすら、貧乏クライマーは払えるのか?微妙です。ので…いや~、高い。

高いと、誰も払えないだけでなく、正しい知識も広まりませんので、大衆価格化は必要でしょう。山岳総合センターでは、参加費5000円です。それで集められる額が払える額。

余談ですが、クライミングを勉強するのに最も良い教科書は、『イラストクライミング』、です。https://amzn.to/3eJjdnF

■ ボルダリングの安全管理

ボルダリングの初心者講習と言うことで、安全管理については? 

怪我するな、マムシ、マダニ、以上終わり、みたいな説明で、これでは事故が減るはずがないな~と理解できました。

ご参考になれば、ですが、故・吉田和正さんは、初心者にボルダリング講習する際は、

 マントル練習

を確実にしてからです。

グレーディングも 5級以上は全部5級のような、いい加減なグレーディングをしている岩場は本州では知らない…あるんでしょうか?

中根穂高さんのボルダリング講習会に行った経験がありますが、初心者は、9級を登らせて、クライムダウンを良く覚えさせてから、その後に6級でした。全員大人の初心者でしたが、6級でも登れる人と登れない人が半々。

展海峰だと、初心者でも5級からと言うことになるので、まぁ、すごくおおざっぱ、って意味ですね。グレーディングは、5級以上は十把ひとからげと言うことで、私がクライミングジムで感じた、”5級以上は全く思考されていない課題作りだ~”いうのは、正解だったことが証明されてしまいました。クライミングの基礎を作る部分で、基礎作りがされないまま…つまり、初心者をないがしろにする土地柄って意味です。初心者って言うより、成人男性の強度に適合中でそれに適合していない人は無視されているんだろうなぁ。

初心者講習と題されたボルダリングフェスで、これだもんなぁ…

よほど優秀でないと、九州ではクライマーにはなれないでしょうね。子供向け課題は、それとも別口なのでしょうか?

というので、ますます九州でのクライミング意欲を無くした展海峰でした(笑)。

私は3級のトラバースをやりましたが、指が痛くなる前に、用事もあることだし、辞めて帰ってきて正解でした。翌日からわきの下痛い(笑)。まぁ、これは良いことですが。

■ 冒険する長崎

冒険する長崎というテレビ番組経由で、テレビに取材が入ったのが良かったことだった。

九州から出たことが無かったら、本当に、自分たちがやっていることがどういう意味なのか?自分の姿を相対化できない。客観視できない。

と思います。

■ 次のタスク

・展海峰の5級以下にグレードをつける

・NFAの若い人を山のよこ工房さんに紹介

・東さんを山のよこ工房さんに紹介

・大又農園さんにクライミング体験とクライミングの様子の紹介



2021/03/01

アセントの種類がいっぱいありすぎて、よく分からない件

ヘッドポイント: 試登

ピンクポイント: カムプリセットで完登

レッドポイント: 何度も登って完登

グランドアップレッドポイント:

グリーンポイント:オールナチュプロ。残置無視。

オンサイト:初見で一撃

フラッシュ:人の登りを見てから一撃

ハングドッグ:ぶら下がってオブザベすること

ホワイトポイント:ノーテンのトップロープ完登

グランドアップ(ワンプッシュ):下から順に登る

講習スタイル:疑似リード

■ 既成ルート

私は開拓していて思ったんですが、開拓者はオンサイトしたくてもできないのです…

なので、既成ルートをリードしないって言うのはだいぶ損です。

せっかくオンサイトが可能なのに…

しかも、日本ではルートの数はとても限られているので、”リードで登れるようになるまで取っておく系” です。私はガマスラブはそうやってオンサイトしました。 

カサブランカとか、ジャク豆とか、練習用と決まっているようなルート???は、TRで登らせてもらって、段々と分かってからリードでいいと思うんですが…

そういう性格の以外は、リードでやらないと損した気分ですよね。




2021/02/18

頭が下になって落ちている人 Weekend Whipper: Helicoptering Out of Control

Potential crag in Itsuki in Kumamoto

 





https://k2hut.yuki-mura.net/itsuki.html


■ 2000円素泊まりの古民家

https://kumamoto.guide/spots/detail/4859

You Tube版 二子山開拓記

2021/02/10

福岡クライミングの足跡

1)福岡、宝満山のOBG
2)平素のゲレンデ 四阿屋 壁にプラホールドがついていてビックリ
3)長崎 竜頭線 クラックの岩場 学生が開拓したエリアがある
4)野岳 平素の岩場 東さん開拓の適正グレードの岩場
5)日向神 平素の岩場、OBG、トンデモボルト、選手向け高グレード課題 九州で最大の岩場だが荒れている
6)天狗岩 開拓 開拓余地広大? 石灰岩
7)宮崎 矢筈マスターズルーフ クラックの12 OBG 見に行く系
8)白亜スラブ マルチ、比叡トンデモランナウト視察 準OBG
9)日之影ボルダー 最新の楽しいボルダラーのまち
10)鹿児島 岸良ボルダー 海岸のボルダー 冬に快適
11)大分 本匠、八面 近郊お手軽クライミング、リボルト必須 生岩コンテストの痕跡

そんなところかなぁ。九州全体をまぁよくもくまなく回ったなぁ。よく遊んだってことですかね? あ、柏木さんを入れるの忘れました。

12)水俣 ボルダー&OBG クラックいぶし銀

2021/02/03

九州のボルダー情報

 


ボルダーはいっぱいあるんだけどなぁ…リードの岩場は…

2021/02/02

クライミングによる町おこし提案の進捗

1)長崎大村市

現在、農業研修座学が終わったところ…。先方はクライミングは全く知らなかったようで…農業後継者のほうが欲しいので、クライミングには、何がどう関連があるのか?ピンと来ていないようだ。

道の駅シュシュは、未来の姿も今模索中なので、クライミングとからめることが可能性として挙がるか?どうかは未知数。

一方、大村の冒険系ツアーで、テレビ局取材の可能性あり。

大村は町の人もクライミングのことはあまり知らない。

クライマーの側も、やはり、今までの”やましいところがある人”という立ち位置から、抜け出れていない。

大村のアルカディアで、バスケの誘致をしていた人がいて、その人の代わりにクライミングの選手の誘致に入れれば…、三方良しの可能性もある。

2)八面山 中津大分

八面は、計画を理解している人を 1)行政、2)クライマー、3)地域おこし協力隊の3者にすでにいる状態を作り上げた。

ので、後は時期が熟すのを待つ。地元から自分たちの岩場は自分たちで作り上げるんだ!という機運が出てこないことには、外野が何を言ったところで…、だ。
 
https://allnevery.blogspot.com/2020/06/gomataki-fire-celemony-jingo-ji-mt.html

3)天狗岩 五木 熊本

天狗岩は開拓可能性が大きな岩場と思う。が…まだ見に行けていないので何とも…。最近、ローカルクライマーで、同じように天狗に可能性を感じていた人がいたので、コンタクト取ってみた…。というところ。

五木以外にも、山都町もボルダーエリアとして開拓余地が大きいらしいと最近知った。ボルダーはほとんど能力的に満たしていないので…なんともなぁ。

4)子ども体験クライミング

フリースクール向けの子ども体験クライミングは、来季の予算がついた!すごい!持つべきものは友人!これで元気が出る子供たちが増えてくれたらいいな~!

子供のうち、クライミングに目覚めた子がおり、パパさんもロープアクセスにハマっているそうなので、親子クライミングのビレイヤーとして有望なので、今度教える予定。

なんと大村に2拠点中だそうだ。ので、3月頭にちょうど農業研修で、大村行くので今日、ビレイを教える予定になった。

5)小鹿野 埼玉
同じような気持ちを持っているクライマーがいる地なので、会いに行きたい。

もし小鹿野にクライマーのゲストハウスを作れそうだったら、そのほうがクライマーにとっては良い成果になると思う。作るだけ作って運営は任せてもいいのだし…。ただ現在はインバウンドは限定的なので、作るタイミングではないにしても、偵察は済ませておきたい。

埼玉にダンサブルな田舎という活動をしているアーティストさんがいて、会いに行きたい… どっちも緊急事態宣言で…(><)

というので、よく考えたら、クライミングによる町おこし活動は、色々、順調カモ?