2024/05/15

【クライマーのための分子栄養学】 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

 ■ 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

やっぱりなぁって感じです。力でないですもん。

https://research-center.juntendo.ac.jp/jcrws/cms/wp-content/themes/jcrws/assets/pdf/research-products/coaching/strengthening_support_report/report.pdf より引用



スレオニン、グルタミン、アラニン、シトルリンが全体的に低い

オルニチン、アルギニン、プロリンも低い



■ 含まれる食品は?

スレオニンが多く含まれる食品:

ゼラチンさくらえび、豚肉、鶏肉、大豆製品、のり、たら、ごまさば、などに多く含まれています。

トレーニングにアラニンを摂るとどんな効果があるの?

β-アラニンの筋肉疲労の軽減効果によってトレーニングの最大反復回数が増えます。 トレーニングの最大反復回数が増えることで筋力向上、筋肉量増大を促進させる効果があります。 そして、さまざまな研究が行われる過程で、β-アラニンには筋肉疲労の軽減効果だけではなく、筋力の向上と筋肉量の増加効果が認められるという報告があります。

シトルリンは、私たちの身体の中や、スイカをはじめとしたウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸です。 日本やアメリカでは血流改善、動脈硬化緩和、筋肉増強などを目的としたサプリメント、ヨーロッパでは、シトルリンリンゴ酸塩が疲労回復の医薬品として販売されています。

オルニチンはオルニチンサイクルの働きを活発にすることで、ミトコンドリア機能を助け、肝臓全体の本来の機能を保つと考えられます。 エネルギー産生や糖新生といった代謝、有毒物質の解毒を順調にし、肝臓疲労、ひいては全身疲労の回復を促進すると考えられます

Lアルギニンは女性にどのような効果があるのでしょうか? 

血管を広げることで子宮内膜の血流を改善し、 子宮内膜を厚くする働きがあります。 体内の血流が改善することで、冷え性予防にもつながります。

プロリンが多く含まれる食品:

ゼラチン、チーズ、えび、大豆製品、小麦粉、鶏肉、豚肉などに、多く含まれています。

プロリンが欠乏するとどうなる?

プロリンが不足すると、体内のコラーゲンの量が減少し、皮膚にできた傷の治りが遅くなったり、膝や腰などの関節に痛みを感じやすくなるなど体に悪い影響が出る場合があります。 また、肌のハリが低下し、しわができやすくなる、紫外線によるシミ・そばかすが消えにくくなるなど、肌の老化を促進させる原因にもなります。