■ 過小評価されているビレイヤー 過大評価されているリード
いつも思うのだけど、クライミングガイドがリードして、なんでこっちがお金を払わないといけないのか?ビレイヤーになら、金を出すのは分からないでもないが。
米国Climbing誌によると、8割のクライマーがリードを好み、フォローは2割しかいないんですよ?
私も、”安全と分かっているなら”の条件付きで、リードがいいです。もちろん、腐ったボルト、ボロボルトでリードするのはいやです。
一般的に言ってクライミングって、リードしないと、なんかモードが切り替わらず、しゃっきりしないんですよね。
私がリードしたいのは、9~10台前半です。釘、指しておかないと、登れないようなのを差し出されて、そら見たことか、と日本人はやりますからね。
答えが一つしかないようなのに追い込んで、自発的にしたことだろ、と無理強いするのに、長けている…。
例えば、日向神には、5.9~10は豊富にはないので、11でも手を出さざるを得ないので、確実に落ちます。まぁ、課題は、全部が11なんて課題はなく、どんなルートでも、途中は、8とか9とかです。
私が思うには、吉田さんみたいに、ビレイヤーにお金を払うのが正しいクライマーの在り方で、逆ではない。
クライミングガイドにお金を払ってリードしてもらって登るって、そのガイドどんだけ厚かましいんだ?って感じ。楽しいのは自分だけ。しかも、技術も教えないと来たら…。
それをガイドという名前の価値だけではぐらかしている日本のクライミング界のちゃっかりさ…
そこが問題なんだろうなぁ…
つまり、責任は果たさないで、おいしいところだけ取れる、ってこと。
でも、クライマーの内部では分かっていますよね。もちろん、故・吉田さんみたいに、きちんと教えるクライミングガイドもいます。
でも、大部分が、トップロープ張るだけガイドで、何にも技術的なことは教えていないよなぁ。
それは、クライミングガイドが、クライミングを教える場合の、指導者教本、がないからです。
ただしいビレイ