2024/05/06

【クライミング心理学】 HSPはクライミング向き & 間違っている指導に敏感

 いや~今日は、朝から幹也先生の動画ドクターラマ二のHSP動画が湧いてきました。

キッカケは、みさきじゅりさん、です。

クライミングでトラウマのフラッシュバックが起きるようになり、心理学絶賛取り組み中です。

■ 九州で殺されそうになった私に起こったこと 水泳で再現中

私は、アキレス腱を断裂したので、水泳でリハビリすることになり、水恐怖症なのに、ついに習得する運びになりましたが…

やっと見つけた水泳のコーチが、最近、私の個性に合っていない指導をする、ので、なんか変だな~と思っていました。

ーーーーーーーーこうなっていますーーーーーーーーー

その理由1)泳がせたら、なんだ、上手じゃん 

 内実: 実際、上手なんだが、水が怖いのと運動神経がいいのは別。本人は怖がってる。

その理由2)昔ながらの競泳指導 スピード命!

 内実:本人の内的感覚を無視した、勝つことだけを至上主義とした時代の指導

その結果) 50m競泳プールで泳いだら?など…水恐怖症の人にとってありえない提案が出てくる

 内実: …(汗)。

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あるいはこういう風にも言えます。

ーーーーーーーーーー

スタート: 先生、水怖いです、水泳、教えてください (接近)

⇒ 教える、上手になる (教師:生徒=Win:Win) 

 バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー

⇒ 先生、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?

⇒ 水怖い人だということを無視した指導 (誤解)

⇒ 選手は恐怖を感じる (危険予知)

⇒ 間違った指導法でも相手に配慮して我慢して従う (我慢)

⇒ 停滞  (Win:Lose)

⇒ なんでなんだよ!と指導者が拗ねる 実は指導者の無理解が原因 (無理解)

⇒ 選手の側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)

⇒ 選手は委縮する (当惑)

⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)

⇒ よし、先生のクラスでは、言うとおりにして指導されているフリして、自習でがんばろ (無理に合わせている)

⇒ (指導者)あの子はちょっと上達したら、言うことを聞かない、わがままだ (誤解)

⇒ 反逆児のレッテル張りをされる (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)

⇒ 決裂(Lose:Lose)

ーーーーーーーーーーーー

ーーーークライミングバージョンーーーーーー

スタート: クライミング、教えてくださーい (接近)

⇒ 教える、上手になる (師匠:生徒=Win:Win) 

 バラ色期 先生もハッピー、生徒もハッピー

⇒ 師匠、欲が出る。この子、教えたら、めちゃ上手になるんじゃ…?

⇒ 40代&女性だ、ということを無視した指導 (誤解)

⇒ クライマーは恐怖を感じる (危険予知)

⇒ 間違った指導法でも師匠に配慮して我慢して従う (我慢)

⇒ 停滞  (Win:Lose)

⇒ なんでなんだよ!と師匠が拗ねる 実は師匠の無理解が原因 (無理解)

⇒ クライマーの側は拗ねられても… (裏切り、もしくは、失望)

⇒ クライマーは鬱になる (鬱&被害妄想、このままいけば殺される~)

⇒ 指導無いほうがいいな…誰かほかにいないかな… (無意識の回避行動)

⇒ よし、とりあえず、一緒にクライミングしているときには、言うとおりにして指導されているフリして、コソ練でがんばろ (無理に合わせている)

⇒ (師匠)あの子は言うことを聞かない、わがままだ、理解できない (誤解)

⇒ 反逆児のレッテル張り (誤解 もともとあっていない指導をする方が悪い)

⇒ 決裂 (Lose:Lose)

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■ もうできるじゃん誤解

私はヨガの講師をしていたくらいなので、たぶん、運動神経は一般の人より良いのです。少なくとも、悪いほうではないでしょう。アスリートと行かなくても、準くらいなんではないですかね…40代でクライミングをマスターするくらいなんで。

そういうことなので、水泳も、教えれば、すぐ指導が吸収される。エンパスだから吸収能力が高いわけです。そうなると、教える先生としては面白いわけです。

しかし、その内容が…。

私は初期の指導以外は、水泳指導でも違和感を感じ始め、YouTubeでいろいろ模索して、自己努力、つまり独学…を始めました。これは無意識です。

今思うと、合っていない指導についての違和感が、「誰かほかに教わる人いないかな~」となったわけです。

最近お気に入りは、トモキン先生とせりかちゃんですが、海外選手の動画でこれだ!と思いました。

こうして自分の泳法に合うスタイルの選手を見つけてきて、また上達の軌道に乗ったので、昨日は、プールが空いていたこともあって、あっという間に上達しました。

  楽しい ⇒ 夢中 ⇒ 結果的に努力となる ⇒ めちゃ上達 ⇒ 自信

多分、バタフライは、最初から生徒全員の前で泳がされたくらいなので、何も指導が入らなくても上手に見えていたとおもうのですが、先生の指導通りやると、競泳スタイルで、スピード重視の泳ぎになってしまう…、腕めっちゃ早回し!です。そりゃ、これを長年やれば、逆三角体形になるよな、って感じ。

でも、私、それはやりたくなくて、

 長く疲れないで泳ぐ、気分はイルカ!なスタイル

のほうが好きなんですよね… なんせ、50代から選手、目指します?目指しませんよね。

元々、水恐怖症の克服 っていう理由で水泳しているんだし。

そこがいつの間にか、指導者から、

  目的の取り違え

が起こる。別に今から、競泳選手になるとか、ありませんので。大会も出る気ないし。

■ たとえ選手でも…

そもそも、たとえ、まだ子供で、競技選手になるってケースであっても、効率が良い成長っていうのは、楽しく努力して、スピードは、その結果としてついてくる、ってものです。

私は、英語、ビジネスレベルですけど、そういう努力しかしたことありません。TOEICスコアなどの結果を求める勉強したことないけど、ほとんど満点です。

アイスクライミングも同じで、普通に丁寧に登っていたら、気が付いたらスイスイ登るようになる…実際、アイスクライミングではそうなりました。

40代からスタートして、国内コンペで5位って、それなりにすごい記録と思いますけど。

そういうことなんで、一言でいえば、価値観が違う指導者に、ああしろ、こうしろ、って余計な指導はしないで、ほっといて!って感じに結果としてなりますよねぇ。そうなると決裂です。

違和感の元は、指導者の側にある、行き過ぎた競争意識、結果至上主義、です。

指導者は無意識で、それしか指導法教わっていないから、それしか教えられないんだと思いますけど。

別に、クライミングでも、水泳でも、今からオリンピック選手になるわけないじゃないですか?なのになんで、ジュニア選手向けの指導をするんですかね??

コミュニケーションのすれ違いと理解することもできますが、背景には、勝利至上主義があります。

大人の生徒に競技を指導をする、その発想のほうが、非現実的だと思いますが、指導者ってそのことに無自覚みたいなんですよね。

これがクライミング版で、九州でも起きました。

■ クライミングで間違った指導をされると殺されることになる

3年で、外岩5.10ノーマル、5.11a初オンサイト…ってのは、成人クライマーの普通の成長スピードです。女性の場合だと、むしろ、早いくらいです。

特に外岩では、リーチが問題になり、リーチの無い女性のほうが多くのリスクを背負い、なおかつグレードによるステップアップは意味がないです。

もちろん、猛者ぞろいのクライマーに混じると見劣りはしますが、40代からスタートした人を大学山岳部や高校山岳部でスタートした人と比べるほうがおかしいですよね。

趣味のスイマーに、競技スイミングを強要するってのが、変だと分かる人が、クライミングになると分からなくなるんだよなぁ。なぜですかね?

水泳で個人に適していない競泳指導をしても、変だなーとなるだけですが、同じことでも、クライミングでやると、死に直結しますからね。

特に小さい人には、グレード全く参考にならないです。これは海外岩場でも同じです。

しかし、特に日本の岩場では、誰にとってもグレードそのものが参考にならない作りが岩場ではされています。

みんなは私が自信がないからチャレンジを躊躇しているんだと思っていたと思いますが、それは間違いで、本当に殺されそうだから、しないんですよ。私はチャレンジを恐れる人間じゃなくて、むしろ、しすぎな人間です。2万円しか財布になくて、海外で放浪生活します?しないでしょ、っていうか、できないでしょ、みんなは。

人工壁で5.12を登っている男子でも、5.9と題された、実は、5.10cで、うんうん唸って2時間半くらいかかったんですよ? 私は昇仙峡でアダモ10cを10aと騙されて登っていましたが、2時間もかかったことないよ? 私は人工壁、5.11までしか登れません。

グレードは背と握力の結果なので、この5.12男子と5.1150大女子の私が直面している壁は内容としては全く同じです。結果として現れるグレードが違うだけで。男子が5.13に挑むのと、女子が5.12に挑むのは同じですからね。

特に、背の低い人にとっては、5.9ノーマルになって以降は、外岩ではまったくグレード関係ないです。

男子は、一般市民の無知や誤解に基づく賞賛を受けても、ナルシズムが充足してうれしいのかもしれませんが、私は全くその逆です。

この賞賛で、相手の期待値が非現実的に上がってしまい、自分の登攀レベルだと、命の危険があるルートを登らさせられる羽目になったらどうしよう…と想像して、むしろ、真っ青になります。

師匠の青ちゃんもそうみたいでしたよ? 想像ってだけでなく、現実にも実際起こりましたからね。比叡で。マルチピッチで、初見で、全装で、知らないビレイヤーでリードって…。そんなの普通やらせないですよ、初対面の人に。もう、ほとんどイジメか、子供だったら虐待経験、ですね。

■ 男子向け指導は、女子には非現実的

標準身長がある男子クライマーと同じように、5.10aが4本登れたら、5.10bね、っていうグレードのステップを上がらせよう、という指導など、全く意味がないです。

人工壁のグレーディングってムーブでは決まっておらず、単にホールドが遠くて、だんだん小さくなっていくだけ、傾斜がきつくなるだけ、のことです。

一方、外岩では、グレードは開拓者の主観なので、てんでバラバラ。

ボルト位置が遠ければ、背の低い人にとっては、クリップできないので、簡単なルートでも、命がけ、です。

ちなみにラオスのこのルーフは、初心者向けです。私が登れるくらいなんで、誰でも登れますけど、一般の人が見たら、ユージさんのこっちと区別がつかないですからね(笑)。

          5c(5.10a) レベルのルーフ =一般クライマー


             5.12bの傾斜

無知な一般の人から賞賛受けても、全く意味なしですからね…。

■ ルーフのこと

余談になりますが、私がルーフで分かったことは、リードか?フォローか?全くカンケー無いってことでした。

ロープが前から出ているか、後ろから出ているかの差だけなんです。上下関係、なし。

なんで一度は初心者でもルーフやってみたらいいですよ。

落ちたら、最初からやり直しです。

ヨーヨースタイルが意義あるスタイルなんだなって分かると思いますよ。

ハングドッグスタイルって、最初からやり直しではなく、落ちたとこからスタートなので、結構ズルなんですよ。ハングドッグってカッコ悪~。

そのことが分かるでしょう…