2020/01/06

JFAリボルト講習会 Day2

■ 二日目

二日目は、岩場での作業です。いや~井上さんの荷物が重くて、驚いた。ずいぶん昔にしか担いでいない重さでした(笑)。

この日は、いよいよ壁で施工する日です。

見学者は、そこいらで遊んでおいて、ということです。

作業者とサポートの2名一組が効率が良いそうで、下でサポートする人が、グルーガンなどをセットしたり、手元にないものを取って渡したりします。

そういえば、吉田さんに、

「〇〇取って!」と言われ、これどうやって渡しましょう?と聞いたら、「クローブヒッチか何かでロープに結んで」と言われ、すぐクローブヒッチできたので、吉田さんに納得してもらえたことを思い出しました…。

ノットの勉強は自分の肥し。


 作業は、おおよそ、

終了点
1ピン目 
2ピン目


としていくそうです。作業計画が円滑に組み立てられないと、一人だけで作業ができる特A級の職人にはなれないのだそう。

これは、被っているところを打ち直しているところで、被っているとかなり大変…。

新しくなった終了点と古い元の終了点の痕
■ 残置ビナ文化

日本は 

 残置ビナ文化

なのだそうです(驚)! 私は最初から結び替えできるようになってからしか、岩場に行っていないので、そんなこととはつゆ知らず。残置ビナがあるから、みんなそれでトップロープ支点にしてしまうのでは???

日本って時々、かなり歪んだ考えをしますよね… わざと導いて、そうさせておいて、できない奴呼ばわりとか…。

■ 現場の怪しいボルトたち?!

ペツルと書いてあるけどカットアンカー
さてこれらは、現場で取ってきた写真ですが…

どうでしょう?

これは、何ボルトでしょうか?

グージョンでないのは分かりますね~

ねじ山じゃない。

グージョンじゃない=NG

です。


取り除いたカットアンカー もっとスリーブが広がっていても良い

ハンガーが水平 = 緩んでいる

六角レンチがあったら、締めたらいいかもですね~。

これはグージョンです。

ハンガーはマムート。











 これも明らかにグージョンじゃない。

撤去対象ですね。
打ち換えたところのケミカルボルト



JFAリボルト講習会 DAY1

■ JFAリボルト講習会

さて、出ていない人のために簡単に流れをまとめておきます。

1日目:座学 グージョンボルト打ち&ナット締め体験会、温泉後、夜座学 1H
2日目:壁への施工。 職人志望者以外は見学

です。

■ グージョンもしくはケミカル

岩場で見る様々な支点…見るのが初めてだと、どう評価して良いものか???分からないのが普通だと思います。

小川山は、ランナウトはしていますが、ボルトは比較的整備されている方と思いますし、色々な人がたくさん登って人体実験後なので、

 誰かが登って大丈夫だったボルト=自分も多分大丈夫なボルト

という経験則で、大体大丈夫系、ですが、それでも屋根岩2峰のセレクションの最終の懸垂終了点など、ハンガーがグルグルになっていたそうです。


リングボルト、ハーケン、オールアンカーぐらいは、さすがに誰でも見て、変だな、と思うと思いますが、ハンガーがかかっていて、ボルトで留めてあれば、”多分、だいじょうぶなんじゃないか”と思ってしまいます。
右がオールアンカー NG


ボルトであっても、全信頼はできないと言われていますが、

実際問題、ボルトの質が見分けられないと、

 どれも不安 vs どれも肯定

のどちらかしかできませんよね? 

したがって、正確に見極める目を持つことが、

 落ちる勇気への第一歩

です。落ちて安心ボルトという確信が必要です。

なんとなく肯定、というのは、根拠がない。根拠がない=リスクテイカーです。

■ ボルトであっても全信頼はできないとなると…

ペツルハンガーなのに異種金属の事例 右がステン
まずは、材質問題。

ペツルであっても、ケービング用で売られていたものは、鉄、アルミ、ステンレスの3種の異種金属で、ガルバニックコロージョンの問題があるそうです。


見た目、ペツルで、ですよ??? 

これはショックですね!










グージョン
■ ボルトタイプ

ボルトのタイプですが、

オールアンカー → NG
カットアンカー → NG
グージョン → OK







グージョン 頭の見た目

です。30年前に打たれたものは、今後全部打ち替え予備軍となっています。新規開拓であれば、グージョンという選択肢もあるかもしれませんが、打ち換えるなら、ケミカルになります。

■ サイズ

M8 → NG
M10 → たぶんOK
M12 → ほぼほぼOK

曖昧な書き方なのは、施工不良や経年劣化などのほかの問題もあるためです。

あくまでサイズ的に、良いと認められるのは、10ミリ以上のボルト、ということです。

あとはケミカルです。新規に打つのではなく、打ち替えとなったら、選択肢はケミカルです。理由は後述します。

■ グージョンボルト打ち体験&ナッツ締め体験

現在施工されているM10グージョンの良さは、後から、施工の良しあし、岩への効きをナッツを締めることで、感じることができる、チェックすることができる、ということだそうです。

10ミリのビットで 穴をまっすぐあけたら、Hiltiの手動エアブラシで、削りカスを丁寧に払います。このHiltiのエアポンプがリボルト職人検定を受けると、もれなくついてくるそうです。優れものグッズです。ブラシもついてくるそう…



参加者それぞれが1本づつ、ボルトを打ちます。

大事なことは、ハンガーとナットを通してから、ハンマーでたたくこと…

ハンガーの向きは後で調整可能です。

これをやる理由は、効いているかどうか、を締めることで確認できるのがグージョンだからです。

■ ケミカルもやります 

効きをたしかめたら、後は、打ち込んで、その打ち込み痕に、ケミカルで化粧してみます。

へらでそっと撫でるのがコツ。ケミカル剤は、劇薬ですので、特殊なグルーガンを使います。これもHilti。グルーがあちこちについたりしないような、細かな神経が必要。

空気に触れると固着始まりますので、まぁ家でアロンアルファしているときと同じで、用心が必要です。


■ リボルトのほうが大変

ゼロからの開拓より、リボルトのほうが実は大変…。

なぜなら、

 ・既存のボルトの撤去

 ・その穴を生かした絶妙なドリル使い

の2点が必要になるからです…(汗)

つまり、基準に満たないボルトを打ってくれるくらいなら、何も打たないほうがマシ…

という事態になっている。

同じ穴を使う場合、グージョン等の撤去の後はケミカルになります。

これは、現在考えられるベストチョイスのボルトがケミカルだから、という理由になります。別に堕落でもなんでもありません。

ケミカルも薬剤が何種類かあるそうですが、そこはリボルトする人以外必要なさそうな知識なので端折ります。

最大の問題は、強度不足、将来確実にガルバニックコロージョンを起こすこと確実のボルトを新たに打ち込むと、遠くない将来に二度手間、で環境にも、人にも悪いということです。

まさに安物買いの銭失い…

リボルトの場合、ケミカルが高いですが、結局はもっとも安くつく選択、ということです。



悲報: 九州で見たボルトはNGボルトでした…

■ JFAのリボルト講習会に見学で参加してきました

私がリボルト職人になる、というのは、考えにくいことですが、一応、リボルト講習会に参加してきました。JFA会員は、見学が無料です。

実際は、リボルト講習会に参加するリボルトしたいと考えている開拓者対象の講習の、まぁ、平たく言えば、ついで、だからです(笑)。

聴講だけの人は見て、話を覚えて帰ってね、という状態です。

しかし、それだけでも、非常に勉強になること、うけあい!

■ グージョンボルト 

ケミカルボルトを打たないとしたら、現代で許される開拓用ボルトは、最低限

M10 グージョン 

です。

カットアンカーNG。

しかるに、 1枚目の画像は、M8なのでNG。ウェッジ式というのは、グージョンということです。




このボルトはカットアンカーと言われるボルトで、NGです。

カットアンカーは

・中が空洞で腐食に弱く、
・耐荷重も不足
・後から効いているか確認できない
・岩質や施工者のスキルにより信頼性が大きく変わり、
・10%の出来でも、100%の出来でも施工直後の信頼度の確認ができません

 です



ボルトの見極め まとめ マインドマップ

良いボルトだけを覚えるといいです。落ちていいのは

異種金属を組み合わせていない、オールステンレスの、M10グージョン
施工者のスキルが分かっている、ケミカルアンカー

これら、のみです。あとは全部テスティングが必要です。

17ミリの六角レンチを持ち歩きましょう。

カットアンカーは、時代遅れ

■自己PRしているつもりで、欠点をPRしていないか?

以前、読んだ本に

「長所をPRしているつもりで欠点をPRしていないか」

というのがあった。

最近、見かけたものに、

”読書200冊をして、〇〇に開眼”

というものがある。

私の中学の頃の一か月の読書数34冊とかで、今でも週に10冊は読むので、読書200冊って、全然すごくない。その辺の中高生でも、それくらい読めるよ!な数…。

これこそ、”どうだ!すごいだろ!”と自己PRしているつもりで、欠点をPRしてしまっている事例だと思った。

一方、こちらも同じことかもしれぬ。より洞察力が必要とは思われるが…。

この記録を見た人は、このカットアンカーを見れば、この開拓者が勉強不足の開拓者だということが分かってしまう。

技術的に10年、いや20年遅れというところ、だろうか…。

残念な現実ですなぁ…

ボルトの安全性 情報量少ない

■ 情報量少ない

うーん。やっぱり情報量という意味で、一般クライマーに対して開かれている、とは言えないカモ。

手持ちの本を調べてみました。ボルトについての言及です。

内藤さんのクライマーズバイブル=ゼロ言及

中根穂高さんのフリークライミング=ゼロ言及

杉野保さんのフリークライミング =1ページ


井上大助さんのアウトドアクライミング=4ページ

菊池敏之さんのアルパインクライミング =ゼロ言及

UIAAのアルパインサマー =ゼロ言及


です。

私は情報が得られない!と感じたので、2年前に、こちらに来たときにアメリカの本を買ったのですが、その本は


『Climbing Anchors』というズバリの本ですが、そこには、

 約10ページの記載

がボルトだけについてあります。井上さんによると、アメリカは、リベットかリベットでないかだけで簡単、なそうで、その簡単なケースでも、10ページです。

アンカーだけの本って日本では売っていないですよねぇ?

というので、若いクライマーが勉強不足である、聞きに来ないのが悪い、の指摘は、当たっていないのではないか、と思ったりしました。それでは、若いクライマーに厳しすぎ、気の毒な気がします。

昔はクライマー間のコミュニティが近く、気が付く場がいっぱいあったと思います。

例えば、吉田和正さんが私に良くしてくれたのは、先輩の岩〇さんをご存じだったからです。伊藤さんが私に良くしてくれたのは、師匠の青ちゃんを知っていたからです。師匠の青ちゃんが私によくしてくれたのは、私が栗〇さんの紹介だったからです。

と、まぁこの世界は、ご縁で地続きな世界です。そういうネットワークがないクライマーが、技術や思想などを盗むチャンスがあるかというと無いかもです…。

たまたま近くにあったジムに安全ブックが置いてなくても、そのクライマーのせいじゃないかも…。

でも、クライミングジムオーナーも、「おれんとこボルダリングジムだから、フリークライミングは関係ないよなー」と思うのかもしれません。




2020/01/03

2020 初クライミング

2日に2020年の初クライミングに行きました。今年は、ボルダラーデビュー元年です。

まさか、私にボルダラーな日が来るとは…。驚き!

とりあえず、私は自然の中で過ごすのが、とても好きみたいなので、今は足もイマイチ回復しておらず、強度が高い活動は無理っぽいので、まぁ、この機会にボルダラーのふり?ボルダラーの世界を教えてもらいたい!と。

とてもいい日だった。

岩のコンディションは、あまりよくないようで、朝霜が降りて溶けたおかげで、岩が濡れていた。

今日は、ボルダラー歴の長い方と一緒だったので、色々ボルダーへの知見が深まった。

■ 5級の課題

最初は5級課題へ行ったが、スラブ用のシューズを持って行ったし、左足ハイステップのかきこみがどうしても行かない…お尻を左に移動させると、右足のスメアが聞かなくなり滑るので、そのタイミングを計るのが核心。思い切りの良さ、だいぶ必要。だいぶやってみたが次回の宿題になった…。

メンタル強い先輩は、なんでメンタル強いのか、よく分からないみたいです。説明不可能。

得意なことって、みんなそうなんですかね? 

私が欲しいのは強いメンタルです…

■ 赤松ボルダー 

私は当然登れませんが、赤松ボルダーという、とても有名なボルダーがあります。

これ。てっぺんにいるのは、私です。裏から登りました☆ 


どうです?このロケーション!自然が一杯☆ 妖精とかコロボックル出て来そうです☆

一日、岩のそばをウロウロしているのですが、ボルダーは一発勝負なので、そんなに何度も数打てないため、けっこう暇です。

今は冬だから難しいですが、たぶん、昼寝可能(笑)。

スケッチブックを持って行ったのですが、この写真のほうが、うんと出来が良かった。

■ 掃除&掃除&掃除

今回のボルダーは北面のボルダーなので、ちょっと放置すると、コケがすごいことになるみたいで、コケグレード高し!な状態だったので、ランチ後の腹ごなしも兼ねて、掃除いっぱいしてみました。

掃除グッズは、すでにある(笑)。楽しく掃除できた。掃除ついでにハイステップ練習に良い岩なども見つけました。

ボルダーは、課題は作った者勝ちみたいな感じみたいですよね。吉田さんも私に作ってくれたボルダー、どこをホールドにしても、文句はないみたいでした。

■ Happyになるためのビーガンクライマー実験中

私は、あんまり厳密ではない菜食を続けて30年近くなのですが… コンビニ食やガテンめしが多くなると、どうもあんまり体調がすぐれなくなるみたいで、福岡に来て、買い物する場所が、JAの産直市場から普通のスーパーになり、なんだか買い物の満足度も下がったし、食べるものの質も下がったかも、な感じでした。

年末にThe Game Changerを見て以来、これまでのゆるベジ的な姿勢を猛省…。

これは…(汗)というので、以来、菜食化加速中です。しかし、糖質過剰も良くないらしいです。フルクトースは過剰はあまりよくないらしい。糖質ばかり食べるのも、良くないらしく、ケトン体質の私は、まだまだ研究が必要そうで、色々と悩ましいですね。

この日は朝はお雑煮で、昼はピーナツバターとバナナのサンド。夜は家でビーガンハンバーグ…と良い感じに菜食に暮らせました。コーヒーを辞めて豆乳ラテにすべし、だな。

■ 筋肉痛

けっこう全身疲労したみたいで、帰ったらけっこうくたびれていました。年賀状の写真にするために、こんなのをしたからです(笑)


フラッギング中。見つけたぞ!良いムーブ!なのに、それが実行できないという…左手は利いているので、振って、取れそうですが…。フラッギングって、力いるんですよね。まぁ、インサイドフラッギングより、アウトサイドだから楽なハズですが…。これは、数打てば、できるようになるかもしれない課題です。前にこんなのをジムでやっていたような気がします。

足の肉離れ、&膝の脱臼で使えない右足…右足がいらないムーブって素晴らしい!

右足は、肉離れの断裂痕を感じることができる…(汗)どうしたら、これ回復するんだろう???

…のに、パワー不足で取れない右手ガバ…。左手一本、左足のヒールにぶら下がるのまでかろうじて、できていますが…。

なんとか、ぶら下がれたの図。

注: 決して登っているわけではありません(笑)

この課題、下からつないだら、v9、上だけでも、1級の課題ですからね~

1級はThe Earth Directです。

私にとっては、引付筋強化課題。

何秒ぶら下がれるかを計るって感じ。

しかし、加齢で、筋肉痛が来るのが遅く、
一日遅れで、今日、腕の内側が痛いです…。

しかし、まがりなりにも3級や1級に触っているとは!しかも、一応離陸できているとは!! なんだか知らないが、なんかちょっとうれしいぞ!

ボルダーはパワー要りすぎて、あまり数打てず、最初の5級で、左手の薬指が痛くなった。 



帰り、実はVIPとお会いする約束がすれ違いで流れて残念…。

しかし、今の私のヨレ具合では、飲みに行ったら、速攻で舟をこいでいたかもしれず… これで良かったのかも。

ワイン、1杯というかグラスに3cmくらいで、けっこうお眠モードです…。

おかげで見れた美しい夕焼け。

どうやったら引付け筋、つくんでしょう??私はアイスクライマーなので、脇を閉じたら、それなりに引き付けられるんですが、開くと一瞬で落ちます… どこの筋肉につながっているか?も全然感じられない…ロックはできるのですが、ロックの後、一手が出ないです。何をしたらいいのか?分からないので、全然前進しない…。ジムでは5級の壁で糞詰まり中で、できるのはできるし、できないのはできない…

というので、筋トレが課題。水泳でバタフライができたらいいのかなぁ…

これがボルダーの身体イメージ。バレエは拡散するが、ボルダーは凝縮する。










これ、なんの葉っぱ?シダ?
 山でも、健康に過ごすために、こんなのをぽちっていたのだが、11月ごろに注文したのに、届いたのは今日…。なんで?

こういうレトルトがあると、山では楽です。



は食べてみた図。根菜は、けっこう小っちゃかった。

ペミカンカレーが、結局、いいのかなぁ…。


■ 次回課題 お風呂マット

私はボルダリングのマットはメトリウスの一個なので、

お風呂マット

を買おうかな~と思います。

2019/12/31

Japanese Carrort and Western carrots

We see rarely Japanese carrots these days.  

The red one is Kintoki carrot that we use for Ozouni、

We say the carrots, Western Carrots but in the U.S. this is not the carrots you will see in the Safeway...


日本では西洋ニンジンというけれど、じゃ、和ニンジンと言うか?というと言わない。

金時ニンジンは、日本でもお正月にしかお目にかかれない。


アメリカのにんじんは、細長ーい。 ので、同じ料理のレシピでも、

人参一本

って書いてあるときに、なんか量が変…と思ったら、レシピに従うより、変だと思う自分に従ったほうがいい。

ちなみに、これはニンジンよりも、キュウリでかなり高頻度に遭遇する事態だ。トマトも、かな。アメリカのトマトは細長いサイズだったりする。

■ 自分を信じましょう

山も同じだ。5.9って書いてあるときに、え~マジ?!5.9なのこれ?と思ったら、大体、トポのほうがおかしいことが多い(笑)。

基準は自分。なぜなら、落ちた時、困るのは自分だから。

ナルシストクライマーの作られ方

■ナルシストは作られる

これはFBで回ってきた心理学の話です。

クライマーに多いナルシスト。

かっこいい自分を見て、うるうるしているのは、結構、普通のようですが、一般社会より、ナルシスト出現率が高いのがクライマー界。詩織さんをレイプした山口氏もナルシストのような気がしますが…。

 ナルシストは、作られる、というものだそうです。

■ オーバーインダルジングとアンダーインダルジング

さて、作られ方とは?

オーバーインダルジング(過剰な甘やかし)とアンダーインダルジング(十分でない甘やかし)を行ったり来たりすること、によって作られるそうです。

ーーー
・かっこいい
・達成
・ステキなバケーション
ーーー

については、オーバーインダルジング。過剰に承認。

ーーー
・感情
・一緒にいて心の安全基地になること
・相手を気に掛けること
ーーー

については、アンダーインダルジング。過小に承認。

これを繰り返すことによって、ナルシストが作られるのだそうです。

まさにインスタやFBの”リア充”によって作られているのかも??

例えば…、

ママがサッカーの試合には来てくれて、写真を撮りまくり、”うちの子、かっこいい!”とインスタに一杯上げてくれるのに、”家でママ見て~!”と言ったときは、”今、ママは忙しいの”、と放置プレイされる = ナルシスト養成

なのだそうです。

■ オーディエンスの質

ならば、スポーツクライミングでの、選手の作り方にも気を付けないといけませんね。

昨今の山雑誌は字数がすくなく、写真ばかりになって、記事の内容も、選手の感情、人間的な成長にスポットを当てず、つまり寄り添っておらず、達成した偉業ばかりを取り上げることが多いです。

寄り添いがなく、プレッシャーが大きい。

昔の山やさんは、プロセスが大事と言ったものです…。結果だけを大事にしてはいけない。

そういう意味で、選手を育てる側、オーディエンスが何を聞きたがるか?というのは、とても大事です。

選手や有名クライマーの心のほうにより耳を傾け、成果のほうを巨大視しないようにしましょう。

能力は人それぞれ。

10m登るのもやっとの人が20m登ったら、努力は200%。
100mくらい平気な人が10mしか登らなかったら、努力は0%。

やっとこさ登った人の小さい登攀の価値が、楽々で大きい山に登れる人の登攀の価値に劣る、とは言えない。

努力にも価値を認め、結果しか認めないのを辞める、というのが、全員が努力する世界の出現に必要なことです。

2019年の反省 クライミングに関わる商売はクライマーがすべき

■今年の反省

正直、ゲストハウスをすでにやっている人にクライミングをアプローチするのは間違っていた。いくら岩場の近くにクライマーの泊まりに便利な場所があっても、だ。

2件のゲストハウス、どちらの人も、クライミングガイドに仕事を回すのではなく、自分がガイド役をできると、安易に考えてしまう

クライミングは命がかかるアクティビティで、にわかガイドがやれるようなガイディングなんてない。そこが商売としてクライミングを見る人には、皆目見当がつかないし、分からない。

その温度差…、無知の安易さと安全を重大視する感性、は、ちょっとしたお使いと南極探検くらいの差があるかもしれない。

それは、私は前年の岩根山荘のバイトで理解してしかるべきだったのだったのだ…。岩根はクライマー御用達の宿だが、宿の人は、おかみさんはともかく社長の上田さんであっても、自分は登らないため、クライミングのリスクについては、ほとんどまったく理解してない。話に聞いている、聞きかじりレベル、理性で理解しているだけだ。

だから、バイト君にクライミング歴1か月の男子でも、クライマーだ、と思ってしまう。彼はクライマーになる途上でクライマーじゃない。1か月なって一番あぶないころだ。

私が組めないのは理解できない。その彼だってクライマーと思ってしまう…。教えればいいだけだと考えてしまう。クライマーになるとは、そんなものじゃない。それは言葉では伝えにくい。あれやこれやと表現する人がいるが、あれやこれやを理解するのに、5年くらいはかかるものなのだ。

そういう温度差があることをひと夏の経験から、自分が痛い目にあって理解したハズなのに。その痛みに鈍感だったのか?そうとも思えないが、今年も、気が付かず、前進した…のが、膝の脱臼につながったのかも?まぁ、考えすぎか。

クライミングに関わる商売は、クライマーがすべき。

というのが今年の結論かな。

2019/12/30

Canvasback? 


■ オオホシハジロ

オオホシハジロ君。

室見川河口で遭遇。

アラスカから飛んできたのかな~? 

ツートンカラーが珍しいと思ったので激写。

そしたら、けっこう、貴重な出会いだったらしい。

餌をおねだりに来る様子から、慣れているのかなーと思ったので、そんな珍しい渡りとは思わなんだ。

http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/kamo/oohoshihajiro/oohoshihajiro.html



https://www.birdfan.net/pg/kind/ord05/fam0500/spe050032/

2019/12/28

2019年のまとめ

2019年も良いクライミングでした☆ 32クライムでした。遠征中は数に入れていないのでこれより量的には少し多いハズ。まぁ月3回行けているかな?

肉離れ&膝の脱臼という怪我をした割には良いほうでは?

先ほど、まとめ終わりました☆ ()の数字は記事数です。
►  1月 (16) 6クライム
►  2月 (14) 5クライム
►  3月 (15) 2クライム 肉離れ@岸良
►  4月 (6) 登攀はお休み 一日中ベッドの中
►  5月 (9) 1クライム 登攀はお休み 
►  6月 (20) 3クライム
►  7月 (16) 3クライム 大阪クライミング
►  8月 (26) 夏の遠征 志賀 + 3クライム大阪
►  9月 (4) ゲストハウスでバイトでお休み & 膝脱臼 & インスボン  
►  10月 (45) 3クライム リハビリ
►  11月 (5) 膝の脱臼でお休み
►  12月 (13) 3クライム 外ボルダーデビュー中

記事数は情熱の量が分かるのです。10月は、打撃の月で自分を癒すのに相当苦労しています…

2019年は、フィジカルアップの年にしたかったのですが、フィジカルダウンの年になってしまいましたね。トホホ。

肉離れ、膝の脱臼、肩、と故障続きです。良い生活習慣が必要と言うことですね!

頑張ります☆

良いニュースは

 HappyRock(仮名)というウェブサイトのプランが固まったこと

 子供とのクライミングは得るものが多い

 ボルダーもなかなか楽しそう

 The Cragの翻訳者として仕事がスタートしたこと

 トレーダーとしてのスタートがなんとか切れ、夢であるフレッド・ベッキーに一歩近づいたこと

です。

クライマーとして、快適範囲を広げる、ということを考えています。