2019/12/31

2019年の反省 クライミングに関わる商売はクライマーがすべき

■今年の反省

正直、ゲストハウスをすでにやっている人にクライミングをアプローチするのは間違っていた。いくら岩場の近くにクライマーの泊まりに便利な場所があっても、だ。

2件のゲストハウス、どちらの人も、クライミングガイドに仕事を回すのではなく、自分がガイド役をできると、安易に考えてしまう

クライミングは命がかかるアクティビティで、にわかガイドがやれるようなガイディングなんてない。そこが商売としてクライミングを見る人には、皆目見当がつかないし、分からない。

その温度差…、無知の安易さと安全を重大視する感性、は、ちょっとしたお使いと南極探検くらいの差があるかもしれない。

それは、私は前年の岩根山荘のバイトで理解してしかるべきだったのだったのだ…。岩根はクライマー御用達の宿だが、宿の人は、おかみさんはともかく社長の上田さんであっても、自分は登らないため、クライミングのリスクについては、ほとんどまったく理解してない。話に聞いている、聞きかじりレベル、理性で理解しているだけだ。

だから、バイト君にクライミング歴1か月の男子でも、クライマーだ、と思ってしまう。彼はクライマーになる途上でクライマーじゃない。1か月なって一番あぶないころだ。

私が組めないのは理解できない。その彼だってクライマーと思ってしまう…。教えればいいだけだと考えてしまう。クライマーになるとは、そんなものじゃない。それは言葉では伝えにくい。あれやこれやと表現する人がいるが、あれやこれやを理解するのに、5年くらいはかかるものなのだ。

そういう温度差があることをひと夏の経験から、自分が痛い目にあって理解したハズなのに。その痛みに鈍感だったのか?そうとも思えないが、今年も、気が付かず、前進した…のが、膝の脱臼につながったのかも?まぁ、考えすぎか。

クライミングに関わる商売は、クライマーがすべき。

というのが今年の結論かな。