2020/01/06

ボルトの安全性 情報量少ない

■ 情報量少ない

うーん。やっぱり情報量という意味で、一般クライマーに対して開かれている、とは言えないカモ。

手持ちの本を調べてみました。ボルトについての言及です。

内藤さんのクライマーズバイブル=ゼロ言及

中根穂高さんのフリークライミング=ゼロ言及

杉野保さんのフリークライミング =1ページ


井上大助さんのアウトドアクライミング=4ページ

菊池敏之さんのアルパインクライミング =ゼロ言及

UIAAのアルパインサマー =ゼロ言及


です。

私は情報が得られない!と感じたので、2年前に、こちらに来たときにアメリカの本を買ったのですが、その本は


『Climbing Anchors』というズバリの本ですが、そこには、

 約10ページの記載

がボルトだけについてあります。井上さんによると、アメリカは、リベットかリベットでないかだけで簡単、なそうで、その簡単なケースでも、10ページです。

アンカーだけの本って日本では売っていないですよねぇ?

というので、若いクライマーが勉強不足である、聞きに来ないのが悪い、の指摘は、当たっていないのではないか、と思ったりしました。それでは、若いクライマーに厳しすぎ、気の毒な気がします。

昔はクライマー間のコミュニティが近く、気が付く場がいっぱいあったと思います。

例えば、吉田和正さんが私に良くしてくれたのは、先輩の岩〇さんをご存じだったからです。伊藤さんが私に良くしてくれたのは、師匠の青ちゃんを知っていたからです。師匠の青ちゃんが私によくしてくれたのは、私が栗〇さんの紹介だったからです。

と、まぁこの世界は、ご縁で地続きな世界です。そういうネットワークがないクライマーが、技術や思想などを盗むチャンスがあるかというと無いかもです…。

たまたま近くにあったジムに安全ブックが置いてなくても、そのクライマーのせいじゃないかも…。

でも、クライミングジムオーナーも、「おれんとこボルダリングジムだから、フリークライミングは関係ないよなー」と思うのかもしれません。