2024/03/24

【Trad】I love Trad Climbing

I'm passionate about various forms of climbing, from free climbing on sport routes to indoor sport climbing. 

However, my heart truly belongs to trad climbing above all else. 

The concept of free climbing resonates deeply with me. 

While bolt-and-climb sport climbing has gained popularity in recent years, it's disheartening that many modern climbers are unfamiliar with its roots. 

I hope that the climbers in both competitive and sport climbing realms reconsider the essence of climbing itself. 

This shift in perspective holds immense value for climbers, prompting them to delve into the rich history of this adventurous pursuit.

They just think sport route is all about climbing, that is a huge mistake. 

Without facing risks by yourself, you know nothing about climbing... sort of you are before B.C.... if you only climb risk free bolted sport routes.

The list of my trad climbing

2014年6月30日 小川山 親指岩 小川山レイバック  クラック入門 TR

2015年5月29・30日 小川山クラック 龍の子太郎 屋根岩2峰 (セカンド)

2015年7月20・21日 小川山 クラック 入門 TR

2015年9月19日 瑞牆 入口岩クラック TR

2015年10月12・13日 小川山 クラック TR

2015年10月28日 小川山 クラック (案内役) リード

2015年11月21・22日 湯河原幕岩 菊地敏之さんの講習 TR

2015年12月27日 昇仙峡クラック 吉田和正さんの講習 他5名 

2015年12月28日 昇仙峡 クラック 他2名 

2016年 1月2日 昇仙峡 クラック 他2名 TR

2016年 1月25日 昇仙峡 クラック 2名 TR

2016年 2月4日(木) 昇仙峡 クラック 2名 TR

2016年 3月30日 近所の岩場 クラック&フェイス&スラブ 末端壁 2名 TR

2016年 4月1日 兜岩 クラック  2名

2016年 4月12・13日 湯川クラック 2名

2016年 4月12・13日 湯川クラック 2名

2016年 9月6日 小川山 カサブランカ&ブラックシープ 2名 カサブランカ3回目

2016年 9月7日 小川山 レイバック5.9 ピンクポイント 2名

2016年 10月15・16日 小川山ソラマメ&瑞牆ツルカメランド 頂上への階段5.8 (クラック) OS 3名

2016年 10月25日(火) 湯川 デゲンナー5.8 RP 2名

2017年 1月 昇仙峡 クラック&ワイドクラック

2017年 5月14~22日 インスボン  初インスボン

2017年 1月 昇仙峡 クラック&ワイドクラック

以後九州

2018年6月 竜頭泉 クラック

2018年7月 モツクラック5.9 OS、狸 5.10A ついに登れた
2018年7月10日 小川山レイバック5.9  やっとマスタースタイルで登れた
         笠間ピンキー 5.10c RP 2撃

2018年10月7日 矢筈岳マスターズルーフ 5.9TR

2018年11月4-6 三倉  first time Nyumon crack 5.9 x

2019年9月22日~10月1日 韓国インスボン遠征

202010月23日 竜頭泉クラック ニューエリア

20202月10~13日 大堂海岸 2泊3日 おまつりクラック5.8、スーパークラック5.9、ぐいの実5.8





【心理学】ノンバーバルコミュニ―ションは、言葉によるバーバルコミュニケーションより常に強い

■ ”状態依存”(State Dependent)のコミュニケーション

怒った声で「仲良くしてよ!」と言っても、”仲良くなってもらいたくない”ことをコミュニケーションしてしまします。

目を合わせないで「友達になって…」と言っても、本心は”友達になりたくない”、という答えを導いてしまいます。

地域の岩場をリスペクトしています、と口で言いながら、そこにおしっこしたり、ゴミを散らかしたりすれば、リスペクトしていないことを、伝達してしまいます。

このように、ノンバーバルは、常にバーバルより強い。

■ 一緒に登ろう!と言って相手を命の危険に陥れていたら?

言葉で「一緒に登ろう!」と言いながら、例えば、壁から2メートルも3メートルも離れた場所に立って、ビレイしようとしたら?それは、一緒に登りたくないという葛藤を意味します。

同じことが、下部核心のルートを勧めたり、などのトンデモ行為… それでは

スポーツ虐待

です。

九州では、これが非常に多かったです。本来、クライミングは、もっともスポーツ虐待から遠くなければならないスポーツです。

■ クライミングの本質をとらえそこなって、肝試し大会になっている…

肝試しをして、それを承認欲求を満たす道具に使うこと、それがクライミングだ!という理解になってしまっているんですよね…

だから、40mランナウトがカッコイイ、になってしまいます。

■ 例えば国際社会でそれがかっこいいかどうか…

国際社会でも、ランナウトではなく、フリーソロはかっこいいんですが…。

かっこいいとされるフリーソロ、例えばエルキャップのアレックス・オノルド君のフリーソロは、一か八かの対極です。

徹底的な自動化の勝利 = フリーソロ

自動化なので、一か八かを極限まで削り取った功績がエルキャップフリーソロ

なんですよね…。

なので、九州の人が40mランナウトで威張りたかったら、いっそロープつけないでやったらいいんではないでしょうか?

ランナウトしていれば、ロープをつけていても意味がないので、同じこと。なら、いっそロープなしでやればいいんじゃないですか?

そんなに命知らずを自慢したいんだったら…

■ 矛盾した非言語コミュニケーションと言語コミュニケーションの事例

・ビジネスミーティングにおける言語の選択:

例えば、アメリカの企業が日本企業とのビジネスミーティングを行う場合、日本側の参加者が英語が苦手である可能性があります。そのため、もしアメリカ側の代表が、通訳を用意しなかったら、コミュニケーションを図るつもりがないことを非言語で表したことになります。

・心理療法におけるセラピストのアプローチ:

あるクライアントが過去のトラウマについて話し始めたとき、セラピストはそのクライアントが安心して話せるように、優しく声をかけ、受容的な態度を示します。そうでない場合、セラピストは、心理療法家としての仕事を放棄していることになります。

・非言語コミュニケーション:

親が子供に対して「怒っている」ときの具体的な事例として、子供が家の中で走り回っているときに、親が眉をひそめて手を振りながら「止まれ」と言う場面が考えられます。親の表情やジェスチャーが怒りを表しているため、子供は行動を止めることが求められます。親が笑いながら、辞めなさい、と言っても、子供は親に承認されていると感じるでしょう。

・緊急時のコミュニケーション:

地震発生時の緊急時のコミュニケーションの具体的な事例として、地域の自治体が緊急地震速報を発表する場面があります。この速報は、状況を把握しやすくするために短く明確な言葉で構成されており、「地震が発生しました。すぐに安全な場所へ避難してください。」などといった内容が含まれます。すぐに警報が出されない場合、国民は、緊急ではない、というメッセージを受け取ってしまうでしょう。

スポーツのコーチング:

サッカーの試合中、チームが相手チームに対して守備的な戦術を採用する必要がある場合、コーチはハーフタイムの休憩中に選手たちに集まり、状況を説明し、次の戦術を詳細に説明します。説明がない場合には、守備的な戦術を取る必要がない、ということをコミュニケーションで伝えてしまうでしょう。

つまり、クライミングの計画がない=大した内容のクライミングではない、とか、クライミングを舐めている、ということを意味してしまうということです。

しかるに、常に山行計画書をもとにクライミングの計画を共有する姿勢、こそが、クライミングに対する真剣さをもたらすでしょう。

クイズ:

このような支点は

いったい何を非言語に伝達しているでしょう?

誰がカラビナを同じ方向に向けろと指導しましたか?

誰が直掛けが良いと指導しましたか?

誰がホームセンター由来の手作りプレートを信頼せよと教えましたか?

そして、誰が横に水平うちで20cm離れた位置に支点を打つように、と教えましたか?

答えは明白です。

このような支点を打つ開拓者は自らも、思考しておらず、きちんとしたクライミング教育も受けていないということ、をこの支点は物語っています。

2024/03/23

【心理学】DARVO shifting responsibility

Be Careful of The DARVO Manipulation Tactic

Stability of the mind 
I recently feel so much better than before... since I had a visit of my English speaking friend. He mentally stabilized me.  What he did? He had just listened to me. Also he talked his own problem too. 

I know this feeling... it was Saori, she was my high school best friend. We spend our high school like like twins... she hid me at her home since her parents come home late, running a noodle restaurant. 

My mom and my younger brother was abusive to me, thinking I should do all the house chore and called me "selfish" instead of splitting the chore with household members. I was taking care of the house and fixing food for everyone since I was 8.  That was a decision, called a infant decision in a phycology. I look at the situation, and mom is incapable, my siblings are incapable, I was only 8 but I was the only one who's possible... so I took the roll. 

But when I was 15, high school age, I decided, no more. Because  my younger brother was old enough, he was 13. My younger sister was 11. I waited for them extra 5 years compared to me.

I realize now, in climbing again, same thing had happened. Reverse responsibility. 

They call you "It is your own responsibility" when it is not. Bad bolts are not your responsibility and not being taught is not your responsibility. 

They use this word to get more benefit from me and try to use me as their benefit, when it is only their selfishness not mine. 

Switching who's selfish and making me  confused and freaked is  called "Gas lighting" in phycology...  it's a mental manipulation of others, and I was almost being used by my own mother and own siblings as a mean to make then alive. 
So this time, it was really hard to get over, since back then, I had Saori, but this time, someone I should be able to rely on... my husband became my enemy, not a friend. 

So my friend came over, he had no idea what so ever about climbing, and I told him what happened to my husband and me and with his reason, i.e. rational thinking, the situation seem as same as I saw, so I can trust my point of view...  My strongest traits is my adult ego, i.e. rationality, and if I had to doubt that... my intelligence and rationality, I feel very weak. 

Anyway, there is another term for this DARVO... Darvo is a short for 
Denial, Attack, Reverse, Victim Offender. 

This is exactly what had happened. This is keep appearing to me. 
When I was 15, Saori helped me to stay sane. 
Now, my friend is there. 


2024/03/22

【クライミングのエシック】道しか歩かないから道しか歩けなくなる

 


Every struggle in your life has shaped you into the person you are today. 

Be thankful for the hard times, they can only make you stronger.

■ 困難が、人を形成する

… まさしくその通りですね。

私はパソコン強いですが、そりゃそうだよなぁ…。

なにせ、14歳のころ、これからはパソコンの時代だ!と思って、一人で本買ってきて独学したくらいなので… ただこの業界って、私の努力の割に、ぜんぜん投資分回収できないので、あんまりこのスキルを使いたいと思っていないですが…(笑)。英語もですね…。

例えば、韓国に自分のクライミングに行ったときに見かけた、UIAAの教科書に、日本語版の翻訳書の出版リクエストを書く、というのは、私にしかできないウルトラCの技だと思います。

すでに誰かに作ってもらったニーズ(この場合、翻訳する仕事)に答えるのは、

 誰でもできる仕事

です。

私の中では、仕事を作り出す仕事のほうが困難度上で、私の才能が最も生かされるものです。

この本が日本のアルパインクライミング界に貢献する量としたら、かなりのレバレッジなので…。

一方、翻訳のほうは、別に正確であれば、だれでもできる仕事です。昨今、機械翻訳で十分なくらいです。

というので、同じことで、誰かが作ったルートを登るのはなんかなぁ…ただのドリルですよね?ショートでのフリーって。結局、山にある残置のないルートが本番なんですよ。

残置がないルートがない、どころか、一般登山道ですら案内板だらけの九州…。

読図によって自分で道を見出す登山が理解されていないのに、自分でラインを見出すクライミングが理解されるはずがないよなぁ…。

読図がないのは、雪がないから…。雪はすべての道を覆いつくして、道が分からなくなるので道を見出す必要が出てきますが、道があれば歩こう、というのが九州における山の前提なのです。

道しか歩かないから、道しか歩けなくなっちゃった…ってことなんですよね。

というので、結局、ルートファインディングが苦手なのは、親が敷いたレールの上だけを歩こうという大方の日本人の発想なんです。

そんな人たちに、「英語さえ話せたら、私にもできた」って言われてもなぁ…

きっとあなたにはできないと思いますよ?




【ChatGPT】人の人生を羨ましがる人の心理

■ 問い)人の人生を羨ましがる人の心理を教えてください

ChatGPT

人が他人の人生を羨ましがる心理にはいくつかの要因が関与しています。

1)比較と競争: 人は自分と他人を比較し、競争心を持つ傾向があります。他人の成功や幸福を目にすると、自分の欠点や不満を感じ、その人のようになりたいという欲求が生じることがあります。

2)社会的影響: 社会や文化は、成功や富、美しさなどの特定の価値観を推進することがあります。これにより、他人の人生が望ましいものとして描かれ、それに影響される人がいます。

3)自己評価と不安: 自己評価が低い人や、不安を感じやすい人は、他人の人生を羨ましく思いやすい傾向があります。自分と比較して劣っていると感じると、他人の成功や幸福を見て、不安や焦りを感じることがあります。

4)欲望と欠乏感: 他人の持つものに対する欲望や、自分に足りないものに対する欠乏感が、他人の人生を羨ましく思う要因になります。特に、物質的な成功や社会的地位、愛情や承認などの要素が関与します。

これらの要因は個々の心理や状況によって異なりますが、他人の人生を羨ましく思う心理は一般的に人間の心理に根ざしています。

■ 私の人生、羨ましいです?


もうね、ラオスに登りに行っていたのは、かなりアメリカ時代とダブりました。ほんとはアメリカ人になりたいんですよ。日本人は足を引っ張りあうので、お前ら、どんだけ~?って気分です。甘ちゃんほど、人の足を引っ張る。引っ張らないでくれるだけで、日本で平均以上の人は、躍進できると思います(笑)。

もう、ほとんど全部自分で起こした奇跡のようにしか私には感じられず、どうもそれに便乗したいって人が集まるだけのような気がするんですが…?

違うんですかね?

■ 羨ましい人は、競争している人

競争をあおると、うらやましい人を増やす

当然ですね~。

今まで、グレード更新競争だけをあおってきた日本クライミング界。その結果のアクセス問題。

少なくとも、私は問題を作った側ではないですからねー!いっときますが。

結局、コンペで誰それが優勝したというニュース以外が流れない、クライミングネット…

ヒマラヤ登山とか山野井さんみたいな先鋭登山をしている人が、毎年ヒマラヤ行けると思います?本当に難しいことをしていたら、毎シーズン勝つとかできるわけがないですよね?

だって、5.14にチャレンジしていたら、2か月かかるんですよ?トップクライマーでも。

頻繁にニュースに名が載る…= すぐに達成できることしかしていないって意味では?

私が思うには、ジムクライマーと言う雑誌を別に作って、そっちはそっちで、アウトドアの世界と切り離して語るべきだと思いますね…

なんせ、インドアジムってリスクゼロって意味ですよ?

アウトドアクライミングは、リスクと向き合う活動、なのに。全く真逆ですよね。

自然農の大家、川口由一さんは、

 問題ではなく、答えを生きろ、

と言いました。クライミングにおいて問題ではなく、答えを生きる人が増えることを望みます。

2024/03/21

【提言】新しいクライミングの世界に必要な言葉

アドボカシー賞: 

グレード以外のクライミングの功績をたたえる賞。行政との連絡、地権者への説得、交通整理、SNSへの掲示、地域コミュニティへの貢献、クライマー同士の絆の創設、などの社会性のある活動を称える賞。

クライマーズウィロスト: 

亡くなったクライマーの楽しい思い出を共有することで、命のかけがえのなさを共通の理解とし、しょうもないミスによる犬死を愚かな死であると潜在意識に叩き込む活動

クライミングスチュワード: 

どのレベルでどのルートを登ることが適切か?その場合の習得テーマは何か?を案内できる人。例:まだロープドラッグする人には白亜スラブを勧めない 

機能不全ボルト:

あっても配置が悪くて、役に立たない位置にあるボルト。アルパインの論理で作られたフリークライミングのボルトであることが多く、そのグレードを登るクライマーには全く役立たない。落ちればグランドフォールする位置にあるので、逆にだましになっており、いっそないほうが初心者は取りつかない、という位置にある偽善的ボルト。

クラッグリテラシー:

菊池さんがいう、”岩場のあれやこれや”についての知識。例:中根穂高さんは、初心者クライマーには、ピクニックシートを広げる場所から指導する。岩場には落があり、インドアジムにはない。初心者には下部核心の課題を勧めてはいけない。

クライミングIQ:  

岩との駆け引き、対話について言語化する能力。

登ったら降りないといけないという宇宙の摂理すら分からない人は、クライミングIQが低すぎます。

クライマーズトーク:

クライマー同士が心に残るクライミングについて、一般の人、普通の人にも分かるように語る会。トップクライマーが行うことが多いが、実際に役に立つのは、普通の人のクライマーズトーク。

クライマーコーヒー:

クライマーに岩場でのマナーをアップしてもらうために開くコーヒーブース。コーヒーでなく、日本では、グリーンティでもいいのかもしれない。クライマーに何かを売りたい企業とタイアップして無料を実現できるのなら、それでも。

基本的にマナーアップが目的の啓蒙活動なので、コーヒーの紙カップが散乱する事態になるのは避けるべきであり、また、地元の人が、おこぼれをもらえない位置にあるのも避けるべき。

願わくば、クライマーが一服に立ち寄ることで、地域の住民とのコミュニケーションの懸け橋になること。例えば、天気が良いですね、程度のあいさつでもいい。

クライマーが隠れてコソコソ登る悪習慣を絶つのが狙い。隠れて登る=見つからなければ何をしても良いというマインドを作ってしまうため。

■ アクセスファンドへの人材インターンを

日本では、米国のアクセスファンドのような有償のクライミングに関して必要な社会的活動への職位に、適切な対価が支払われていません。

一方で何もしないで、お金をもらっている人もたくさんいます。

戦後70年の会には、高級外車が買える、と言えないまでも、国産車なら買えるくらいの会費がたんまりたまっていることが多いのにも関わらず、それらは有効な活用をされていません。

米国のアクセスファンドのトップは、先日人材募集がありましたが、ファンドライザーのプロのようでした。

ファンドライジングも、NPOの分野で日本では、低い地位にある職位ですが、非常に高度な知性と職業的献身が必要な職位ですので、無償でやれ、という日本のほうが間違っていますよねぇ。

フルタイムで職員を雇うつもりがないからいつまでも老人資本主、若者のコンペクライマーだけに国費をガンガン費やし、登れなくなったらポイと捨てるという人の使い捨てをやって人心を荒ませている、ということです。このようなお金の使い方税の使い方すら、国内クライマー間で共有されていません。

■ 地域おこし協力隊

さて、上記のような職位は日本では、公庫から給与が出ませんので、何らかの仕組みを利用する必要がありますが、それに使える制度が地域おこし協力隊です。

しかし、地域おこし協力隊は、給与が非常に低いのです。しかも、3年の中で勤め上げられないと、全額地域の負担になる、という罰則的な規定があります。

3年この活動をやれる、という人しかダメみたいな制度であり、地域の側から見たら若年人口のゲットを目的にしているということもあります。

制度を利用して、クライミングのよる地域おこしを活性化するには、クライミングによる地域おこし要員として採用するのではなく、地域起業を促進する担当として、そのうちの一つに地域性としてクライミングによる地域おこしが位置づけられるのが良いのではないかと思います。

なぜなら、そうすることで、

・クライマーの、岩場までの人の輸送業者

・クライマーの、宿泊業

・クライマーの、ガイド業起業

・クライマーの、クライミングジム起業

・クライマーの、カフェ起業

など、様々な周辺起業を支援することができ、トータルで複合的なクライミングによる地域おこしになるためです。

そもそも、岩場周辺には、人家すら少なく、岩場に歩いていける距離でゲストハウスを営みたいとなると、空き家利活用によるゲストハウス起業のノウハウが必要です。

私は自分の家が大阪に空き家であるので、ゲストハウス起業についても勉強してみましたが、まぁ多分、25+35が計算できないレベルの知性がクライマー界では普通であることを鑑みると、クライマーがゲストハウスを運営することには相当の困難が付きまといそうです。

例えば、収益見込みがないのに、相当高い投資額を突っ込むとか… 箱に突っ込みすぎるわけですね。

そういう基本的に起業家マインドがない、気持ちだけの起業ではすぐぽしゃります。

そんなのがいくら束になっても意味がないわけです。

  • 英語学校にはアメリカ人がいない
  • 登ったら、降りれないといけない
  • ボルダーには登る前に降りる道を確認する

それくらいの知性があることすら前提にできない現代日本なのです。

現実的になりましょう☆



2024/03/20

【クライミングによる地域おこし】クライミングの価値とは?

■ 自己顕示欲だけではないクライミングの価値とは?

 1)その土地の提供する楽しいラインを登り、(岩場の地域愛)

 2)地のモノを食べ、(食の地域愛)

 3)クライミングの話で盛り上がり、(共通言語)

 4)健康的に過ごす

 5)心の成長

です。

■ 同じルートは二つとない=ルートの個別性

デイドリとコブラクラックは、同じグレードでも、まったく別個の物語を持つ課題です。

課題(ルート)には、個別性があり、その個別のストーリーを知ること…が、クライマーを魅了するのです。

私はクライミングをもっと広い地域性(山全体)でとらえていたので、昇仙峡の中には、徒歩で登れる中津森から、沢登りの板敷渓谷や伝上沢、金峰山の御岳新道でのラッセルといろいろな山の表情をつかむことに関心がありました…

二子山のある、小鹿野も同じだと思います。

https://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=344

地域おこしに、クライミングを取り込むなら、クライマー自身がクライミングだけに話を最小化させず、一般の登山も行って、山全体の全体像をしっかりと捉えていることが必要です。

そうすれば、クライマーだけがエライという態度は取れず、

・一般ハイキングを行うハイカー (最大人口)

・沢登りを行う沢ややお魚釣りのおじさん (マイナー人口)

・もしかしたら、マウンテンバイクの人たちや、トレイルランの人々(さらにマイナー人口)

を取り込んで、その土地の恵みをすべての人で分かち合い、土地の楽しみを味わい尽くすことができるかもしれません。

現在のところ、ハイカー、クライマー、沢ヤ、釣り人、マウンテンバイカー、トレイルランナーは、全員排他的に互いに排除しあっています。

■ 地のものをみなで食べる

その地にあるものを食べる… これこそ、すべての人が共通で楽しめる楽しみなんですが…結局、クライマーはコンビニ。

かなり悲しいことになっていますよね。

その土地の物を食べると言っても、贅沢をする必要はなく、

 楽しく、みんなでご飯を食べていたらいい

んですよ。

普通に地元のスーパーで手に入るものを買って。大事なのは、その土地で楽しい思いをすることで、その思いがその土地に対する愛着を作るわけです。

嫌な思い出がある土地に愛着を持ちたいと思うと思いますか?思わないですよね?

つまり、クライマーが愛着を持てる、ということは、逆に言えば、楽しい仲間がそこにいるってことなんですよ。嫌な奴らがいる場所に愛着を持つ人がいる訳ないですよね?

だから、海外から訪問クライマーが来たら、一般の人、クライマーじゃない人の家に泊まってもらって、そこでおもてなしを受ける、というのは良い考えだと思います。

一般の人にとって見れば、クライマーって嫌な奴らじゃないんだ~という発見になります(笑)。

トレランの人や、MTBの人たちも、同じような立場で、一般ハイカーから排除の憂き目にあっていますが…それは、人数を盾に着た民主主義の暴力、に陥っているということです。

多数決は民主主義ではないですよ?

多数決が通るなら、日本は老人ばっかりなので、老人だけが善となってしまいます。

■ クライミングの話で盛り上がる

クライミングは、世界共通言語なので、クライミングさえ分かっていれば、英語が話せなくても、全く問題なく、通じ合えます。

大体、8の字を結び始めると、片方はビレイ器にロープを通します。それ普通でしょう?

そして、しっかり通っていると見せる。

これで分からないクライマーはいません。分かっていなかったらその人はまだクライマーではない。

それより、もっと大事なのは、”クライミングスチュワード”という職位です。

例えば、中根穂高さんは、カラファテでクライミングスチュワード的な役割を果たされています。

私は初めてのロープはカラファテまで買いに行ったのですが…その時は4時間くらい中根里話していました。あの時買ったロープクランプはほんとに役立ち、ロープアップされないときは、プルージック2本で上がっていたのが、ロープクランプ一個で上がれるようになり、ほんと良いお買い物でした。

初めての岩場でどこのエリアからスタートするのがいいか?どの課題から登るか?

そんな相談ができるのが、クライミングスチュワードという立場で、きちんとクライミングしてきていない人はこれができない。初心者に下部核心の課題とかを勧めてしまいます。

その岩場に特別詳しい人である必要があります。

この職位は、相談を受ける立場なので、一時間当たりいくらなり、なんなり、コンサルティングフィーを取れるようにしてやるのが、正当な報酬であると思います。

今は心あるクライマーの、ボランティア活動になっており、最近私も、瑞牆に3月に行こうとしていたクライマーに城ケ崎に変えるようにアドバイスしました。

本来は、すでに役職給をもらっているどこかの団体の役員がやればいいことのような気がしないでもないです。

■ 健康に過ごす

クライミングは、大人と同じだけの判断力ができる6年生くらいから、80代の老女までできる生涯スポーツです。

名誉欲に偏ると、25歳男子以外は居場所がなくなります。

そんなスポーツ、楽しいです? 日本では、コンペ主義、コンクール主義が他のスポーツでも強く、そのため、多くの人がスポーツをしたせいで自尊心に傷を抱える羽目になっています。

本来のスポーツの良さを打ち消してしまい、逆に運動嫌いを作っている…

それにさらに拍車をかけているのが、スポ根によるスポーツ虐待です。

身体を死の危険にさらされると、それは体と心に刻まれ、いくら時間がたったとしても消えないトラウマと呼ばれる症状を作ります。

体の傷跡が一生消えないように、心の傷跡も消えることがありません。

それもこれも、ほんの小さな、境界線の侵害…愛と言う名の支配によってスタートするのです。

上手になることが健康より勝るとき…それは支配です。

一番大事なのは、健康=つまり命なんですよ。

誰ですか?嫌がっている人にリードを無理強いして、40mランナウトを俺は登るのが嫌だから、あいつにリードさせよう、ともくろんでいるのは? あなたが登るの嫌なところは、他の人だって登るの嫌でしょうよ。

そんな小さな、過去の遺物となった見栄のために、

 生涯スポーツとして楽しめるフリークライミングの奥深さ

を多くの人に伝えそこない、クライミングってただの肝試しゲームでしょ、とおもわせているなんて、なんてもったいないでしょうか?

■ 心の成長

生涯スポーツであるからには、心の成長がうかがえる内容を、年を取れば登れるはずです。

登れなくなった俺、ではなく、

心でルートを味わえるようになった俺

を表現しましょう。



【提言】用語の新設:スーパーアルパインという言葉

 先日から、用語の新設を提言していますが、

日本では、昔のエイドクライミングを今でもアルパインクライミングと呼んでおり、進化を遂げた現代アルパインクライミングとは、全く別の内容なのに、同じ評価を受けるのが、混乱の原因のように思われるので、トップクライマーが行っている現代アルパインクライミングには

 スーパーアルパイン

という名前を別に付けたらどうでしょうかね?

これは、登るマシーンだったウエリが作った用語と思いますが、海外文献では見かけます。

■ 高難度マルチピッチ

5.12から上のマルチが高難度マルチという理解でいいのでしょうかね?そこは謎だが。

一般クライマーが、エンジョイクライミングで登れるルートを、どんなトップレベルクライマーでも、入門時に経験します。そういうルートは安全である必要があります。

例えば、二子山中央稜は、5.7のルートで有名です。

■ 安全から徐々に非安全に向かっていくことができない構造

安全から徐々に危険に向かっていくのが、下級から上級への流れであるべきですが、現在のクライミングセオリーでは、下級ルートほど危険度が高いということになっています。

初心者には、ボルトがしっかりしたルートが必要で、それは、基本日本には存在しません(笑)。

5.7~5.9でボルトがしっかりしたルートはないので、結局、5.12が登れるというゆとりを持つクライマーが、5.7~5.9であってもリードして、セカンドを連れて上がるしかなく、そのリードクライマーにとっては、へでもない。

一方、セカンドで上がられたほうにとっては、えー、このグレードならリードできると思ったから来たのに…みたいなことになります。

とはいえ、マルチで一か八かのリスクは、取れません。なので、マルチの入門ルートを初心者が鶴瓶なり、リードで登るには、誰かに一度連れていかれている必要があります。

このことを連れていくときに、誰も説明しないんですよね。

なので、それを見た、師匠についていない別のクライマーが、○○さん(セカンド)に登れたなら、俺なら楽勝で登れるはず、と思って、そこに行く、ということが起きます。

すると、そこで、事故る、わけです。

なぜならリードクライマーが持っているクラッグリテラシーがないわけですよ。

ロープドラッグしまくって、結局、夜になる。そして、それが武勇伝になる。

本来は、”恥ずかしい失敗”が”武勇伝化”します。

一般クライマーは、岩場を人工壁のように個性の一貫したグレードの難度だけで切り分けられるもの、と勘違いしているわけです。なぜなら、人工壁ではそれが”前提”であるので、人工壁上がりのクライマーには、前提として入っているからです。前提、とは無意識のことです。

一方で山でスタートした人には、

 個別性

が前提、つまり、無意識に入っています。だから、永遠に個別の山を経験しつづけることになり、そのため、永遠に楽しみが続く!ということになります。

2人として同じ女性はいないのと同じことです。

■ 個別性はあってもチャレンジが無くなる

個別性が理解できているクライマーにも、問題がないわけではないです。

結局、金魚の糞クライミングをして、それを後輩に伝達クライミングする、というサイクルには、どこにも未知の要素がありません。

 連れて行ってもらう⇒連れて行ってもらったところに連れていくサイクル

は、練習、下積み期の在り方、です。

いつ、未知の岸壁に取り付く気なんですか?って話になります。

易しいところでも、未知のところに取り付いてないと、メンタル面から、未知を回避するクライマーになります。

■ The Game Climbers Play に縛られている日本

5.9に5.12並みの登攀力が求められる状況を、日本では、大昔の論説をもとに保護しています。

それが、『The Game Climbers Play』という英語論文で

易しいルートは危険度が高いので、総合でリスクは釣り合っているという理論です。

これをもとに、

難しいルートにはリスクがなくていい、という逆説的論法で、高難度フリークライミングから、岩との対話(リスクコントロール)を取り去ってきたのが、一般のフリークライミングなのです。

なので、5.14であっても、リスクフリーということで、古いアルパインクライマーは、あいつらはオンサイトしていないじゃないか、と言って全く尊敬しません。

しかし、ユージさんのデイドリームを見たら、どうでしょうか? TheGameClimbersPlayにみられるような課題の構造にはなっていません。5.14でも、リスクはあるのです。ハイボルと書いてありましたよね?

ここで、なんでRが付いていないのかな?という素朴な疑問がわきます。

動画によると、バンバン落ちながら登っていらっしゃいましたが…それでも、ハイボルのところは、5.14が登れる人なら、プロテクションがなくても落ちないと思われるため、Rとつけないのでしょうかね?

だとしたら、このような内容のフリークライミングは

”俺、5.12ならプロテクションの間隔が近いから、フリーで登れなくてもエイドすればいいだけだから取り付ける”という理由で取りつくフリークライミングとは別物、です。

この一般の人のフリークライミングを、フリークライミングと言うのであれば、ユージさんの取り組みは、

 スーパーフリークライミング

とでも、名前を付けたらいいのでは? ほかの名前でもいいのですが…。

■ 名前がない弊害

名前の差がないから、一般の人は、ユージさんらもリスクを全然取らず、”いくら5.14が登れたと言っても、どーせ、各駅停車で行っているんだ”、と思ってしまうんではないでしょうかね?

ユージさんの記録から、そうではないことを読み取れるクライマーは、もはや、ほとんど絶滅危惧種になっているんではないでしょうか?

なんせ、米澤さんは、ドーンウォールのトニーを見ても、全く軽蔑して、何が桁違いにすごいのか分からなかったみたいでした。

■ せめてガイドレスで登らせてやれ…

そんな往年のクライマーですら、残念なスタイルで登ることになってしまったのがタサルツェという山で、無名峰ですが、最低限の名誉として、ガイドフリー、で登らせてやりなよ、と思いました。たとえ、登れなかったとしても、ガイドレスであれば、一生の名誉になったことでしょう…。

そのような不名誉な内容であったにもかかわらず、報道では初登報道されましたが、記録と言うのは、西洋社会の都合であって、劔点の記という映画でもありましたが、劔だって前から登られていたんですよ。誰かが俺が一番だという声明を発信したかしなかったか、という問題だけであって。

現代では、報道はあっても良いと思いますが、マナスル初登みたいなのと同列で語るのはおかしなことです。

それが区別されていないので、色目を出したガイドさんが、全く体力がないアークテリクスに身を固めたお客さんに名誉欲をちらつかせて大枚はたかせ、昨日今日山をスタートした人をヒマラヤに連れて行っています。この目で見ました。金峰山から奥多摩までカモシカをやるというから行ったら、大ダベリング大会で、最初から踏破するつもりがない山をガイドされていました。

今回も苦言になってしまいましたが、現代アルパインが理解されていないように、現代フリークライミングの真価もきちんとは理解されていないよ、って話です。

スーパーアルピニズム、スーパーフリークライミング(ハードフリーではなく…笑)

機能不全ボルト、クラッグリテラシークライミングIQ

そういう言葉を使うことによって、クライミング界が正常化することを望みます。


吉田さんの古い写真…突然出てきましたが、メッセージを感じました…吉田さん、これでいいんですね、って感じ。





【心理学】劣等感を持っている人の防衛機制=ガスライティング=クライミングは自己責任という常套句の悪用

■ ”劣等感”に対する防衛機構

昨日は、心理学の講座仲間が、私のプロフィールの宿題を手伝ってくれるというので、話を聞いてもらったら、心理学でいうところの、防衛という機構が働いて、彼女がマシンガントークを始めました…(汗)。

防衛機構… 劣等感が、根底にあると思われました。

これが核心かなぁ。 

つまり、

”水泳で金づちの30歳も年下の女性が泳げるようなったことで、80代の女性が嫉妬を抱く”ように、

”クライミングでも、自分より20歳も30歳も年下の女性が、5.9をすいすいと登れるようになった人に対して、お前は「可愛くない」(笑)と師匠がいう”。

いつまでも、俺を仰ぎ見て、頼ってくれる、”可愛い”後輩、が、欲しいわけですからね…

そんなにすごくない俺を「すごい、すごい」と仰ぎ見てくれるためには、ダメクライマーでい続けないといけない訳です。

だから、わざと若い男子ではなく、年増のおばちゃんクライマーを相手に威張るわけですよ。

それは、(後輩の成長)が、(相手の劣等感)を強く刺激する、のかもしれません。

特に、クライマーって、最盛期はたぶん25歳くらいなんです。それ以降はみんな下り坂。

あの頃のすごかった俺ができたことは、今の俺はできない。そんなところに、現代クライミングの、”グレード至上主義”で自分を自己判定してしまうわけですから、年配のクライマーにとっては、当然、面白くないでしょう。

勢い、「俺だって、時代が時代だったら佐藤ユースケ(平山ユージ、小山田大)」と自分に言い聞かせてしまい、その結果、その人の犯罪などに対する自己統制力の強さいかんで

「許せん!」=チッピング

となるのかもしれません。

そんなの、その人の問題、と言えば、それまでなんですが、それが

 クライミング界全体で、巨大なガスライティングを行う温床

になっているとすれば…、そして、そのガスライティングが、

 クライミング事故が減らない

業界内部から真の対策が取られないことへのメンタルブロック

になっているとすれば…

■ 私に起こったことは氷山の一角

私に起こっていることは、氷山の一角として、端的に見出されただけのことで、実はほとんどのトップクライマーに対する嫌がらせとして起こっていることなのではないでしょうかね?

それを私のように、文章に書いていると時間がかかって面倒なので、みんなやっていないだけで、それはもう、ごまんと同じようなケースがあるから、

この記事が出て以降

・菊池さんの団体が作られたり

・九州のクライマーが似たような意味不明の団体を作ったり

したんでしょう…。菊池さんの取り組みは、根本原因にアクセスしようという試みであり、もっと評価されて良いと思います。

それこそアドボカシー賞ですよ。

■ 本来あるべき姿

昨日、ギンちゃんが天野さんと登っているアイスの話が回ってきましたが、本来あるべき先輩後輩の姿がそこにあると思いました。

FBより引用


本来は、一般クライマーも、自分に合ったレベルでそういうことが起きているべきなのです。

天野さんは、日本が誇るピオレドール賞受賞クライマーで日之影町のお隣の高千穂に奉納のクライミングに来ていました。このことを高千穂で自然学校をやっている知人に教えましたが、え?誰、それ?っていう塩対応でした。

世界に羽ばたく門田ギハードについても、中津の八面で知り合った池田さんの後輩ということでしたが、九州では、誰それ?扱いです。

二口を登った石原さんや、ギンちゃんの記録がほぼロクスノに取り上げられないで、なんで比叡の雌鉾が数ページの記載なんですかね?? アイスやってるクライマーなら誰でも気が付くおかしさ。

トップクライマーの偉業は、クライマー本人が記録を自己申告してくるのを待たず、ロクスノの側が取材記事に取り上げるべき内容だと思います。

例えば、ユージさんのデイドリとかもそうです。

■ 取材努力ゼロで紙面を作る

要するに、取材努力を欠いており、それでも紙面をうめないといけないから、手ごろで当たり障りのないことを書いてきた一般クライマーの記事を紙面埋めに使ったということでしょう(低レベル化)。

その低レベル化、手抜きが起ったところで、記事掲載されたクライマーが、

 まるでトップクライマーのようにもてはやされて、偽りの自己肯定感UP

で、実力不相応な高い評価を受ける。

それを見た別のクライマーが、

 ”あいつがあんなに高い評価を受けるなら俺だって!”

となり、

”どれだけ低いレベルで、高い評価を受けたほうが勝ちか?という競争”に、いつの間にか競争の中身が、すり替わってしまう…

ということが今、登山界、クライミング界で起きていることだと思います。

そのあだ花が、栗城さんであり、なんとかマリンさんなんですよ。

栗城さんなんて、巻き添え死を作っており、誰が見ても三流クライマーなのに、世間はそのことが一切理解できなくなっていました。死後も正確には評価されていない。

■ 健全化

ダークサイドが栗城&まりんであるとすると、健全化した場合はどういう行動になるでしょうか?

回答: 自分たちも自分たちのレベルで出来る挑戦に挑んでいる、

    そのことについて過剰な他者の賞賛を必要としていない

    自己受容が進み、正しく自分を位置づけ、後輩は指導し、先輩は尊敬ができる

です。

人の能力はそれぞれなんですから

 登れない俺には価値がないという内なる声

に打ち勝てればいいわけですよ。頑張るなら、そっちを頑張りましょう。

2024/03/19

ナルシストがこの世で一番嫌がる言葉 TOP5|自己愛性パーソナリティ障害


  1. あなたがしたことは許されることではありません
  2. こんなことをしても無駄ですよ
  3. ふーん または で?
  4. それって矛盾していませんか?
  5. 嘘をついていますね?
事例:

チッピングした人に向かって → あなたがしたことは許されることではありません
女性が使うホールドを使えなくした人に向かって → 同上
売名のためにわざと神聖とされる場所を登る → そんなことをしても無駄ですよ
東京都の水源地で放尿 → で?
子どもが6人もいて俺はかわいそうなんだぞ! → ふーん
一升瓶を担いで阿弥陀北稜 → それって矛盾していませんか?
俺一校 → で?
クラックの岩場に新品のロープを持ってきてはいけない → それって矛盾していませんか?


【ガスライティング事例】殺されようとしました

 これはガスライティングです。

1)危険だと皆が分かっている人と一緒に登るように、誰かに進める

例:アラーキーと一緒に登るように私に勧める

2)ボルトが打たれている沢に「スポートルートみたいなルートだから二人だけで行け」と進める

3)リボルトまじかなクライミング課題に「落ちながら登れ」と強要する

外岩では、

「落ちても止めてあげるよ」ではなく、「落ちるまで登れ」は全部ガスライティングです。

記録: https://allnevery.blogspot.com/2023/10/blog-post_4.html

【提言】新クライミング用語 登山リテラシー&クラッグリテラシー&クライミングIQ

 ■ 菊池さんの新しい活動

クライミング界で知らない人がいない巨人、ガメラさんが新しい活動を始められたそうです。

一般社団法人アルパインクライミング推進協議会

ーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーーー

ネパールヒマラヤ・ジャヌーのそばにある双耳峰Pholesobi (ホレソビ/6652m) 北壁。

昨年11月、この北壁にアルパインスタイルで挑んだ種石英典氏、山本大貴氏によるトークセッション『Pholesobi(6652m)北壁への挑戦』を、3月26日、新宿にて当会が主催する形で開催します。

両氏とも世界各地での様々な登攀を非常に高いレベルで実践されており、今回のトークセッションではPholesobi北壁登攀の様子だけでなく、両氏の今までのクライミング、そしてこれからの目標などについても聞いていきます。

日時:2024年3月26日(火) 19:00~21:00 (18:45受付開始)

パネラー:種石英典、山本大貴

聞き手:菊地敏之 

会場:東京都新宿区新宿4-2-21 相模ビル5階ふれあい貸会議室No.63

https://goo.gl/maps/Hktqh89qEYRj1Ky36

 

https://fureai.space/img/no63.jpg

参加費:無料

申込方法:以下の参加申込からお申し込みください

https://docs.google.com/.../1FAIpQLSfu9UgYoecYNJ.../viewform

皆様のご参会を心からお待ちしています。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

■ 登山リテラシー

ヒマラヤなんかの知識は、一般登山から高所登山へ進みたい人の流れです。高所=空気が薄いなんで、低標高の山で、大汗かきながらゼイゼイやって、メタボ克服!なんて思っているおじいさん登山者とは全く別の価値体系。

九州では、2000年もとうに超えて、とっくの昔に現代になっているのに、いまだに

 マッターホルン

しかも

 ヘルンリ稜

です。普通に山を勉強した人なら、お金もったいないなって感じることが多いと思うんだけど…なぜ現代なのにヘルンリ稜?なんでこんな流れになったんだかなぁ…と首をかしげる人が多そうです。もちろん、個人の嗜好ですから、好きなのに登ったらいいのですけど、それで何を発見して楽しかったのか?全く意味不明だったんですよね…。

女の人に荷物見ててと言われて、歩けなくなっていましたけど…?そんな山するくらいなら、西穂山荘から独評にでも行ってきたほうが意味があるんじゃないのか?

まぁ悪口ですね。すいません。でも、飛行機代かけてこんな山しかできないなら、私なら行かないです。

しかし、九州の登山観は大昔で固定されている。

それは、中央でヒマラヤ登山を進化させている人たちの情報が入らないから…なんではないかと思いますが。

つまり、登山リテラシーが低いってことです。

■ クラッグリテラシー

菊池さんの用語によれば、”岩場のあれやこれや” を学ぶのにセカンドについて、最低でも5年かかるのだそうです。

それでも、こんな学び方をすれば、ただ甘やかされているだけで何を学んでもいない。

ーーーー

僕のショートの師匠は、グレードに関係なく、

××さんならここは登れるよ、ここは厳しいかもよ、

という感じでしたので、ルートの特徴と僕の体力や得意なムーブをよく理解した上で、面白いルートを選んで登らせてくれてましたので、僕は最初からグレードにこだわらなかったんですよ。そして後から気が付いたら、先週登ったあのルートは11だったんだってわかった、という感じでした。

ーーーーーー

岩場のルートは、グレードだけではないですが、それが逆に、年配のクライマーが若年者を囲い込みクライマーとしての健全な自立を阻む、共依存状態を作る、まことしやかな口実になっています。

  岩場のあれやこれや=クラッグリテラシー

を高めましょう。普通に考えたら、分かるようなことがほとんどですよ。

■ 多くの人が考えないので、ちょっと考えるだけで、優れることができる

私は若いころアメリカに行ったのですが、行ったら、現地で英語学校に入っているひとが文句を言っていて、驚いた。何と言っていたかと言うと…

「アメリカに生の英語を学びに来たのに、英語学校には外国人しかいない」

って文句を言っていたんですよ。

でも、日本語学校に日本人が行きます?行きませんよね?

じゃ、英語学校にアメリカ人が行きます?行きませんよね?

そんな、5秒考えたら分かるようなことを予見せず、文句言っていたんですよ。

なので、ちょっと立ち止まって考えるだけで、日本では、頭のいい人になれます(笑)。

■ 岩場リテラシー 事例

1)岩場では上から岩が落ちてくることがある

2)落ちてこないところにピクニックシートを広げるべし

3)ビレイエリアは平らなほうが安全

4)落ちるなら岩の上より、土の上の方が柔らかい

5)雨が降っていてもどっかぶりの岩は濡れない

6)シークリフは冬

7)山の登攀は夏

8)カットアンカーは危険なボルト

別に言われなくても、常識で考えれば、分かる程度のことばかりですよね?

まぁカットアンカーについて、新しいクライマーが知らないのは普通のことと思いますが。

■ クライミングIQ

クライミングに対するIQは、岩との対話のことです。

1)ここにカムを設置すると、岩角にロープが当たって、流れ無くなるなぁ…とか

2)このまま登り続けると、ロープがじきに足りなくなる。早く終了点を作ろう。

3)次のカチはシビアだ…なら、今レストして、あそこはさっと抜けよう

4)指皮がシビアだ、あとどれくらい持つかな…

まぁ、岩との対話は本当にきりがないくらいあります。

山との対話にキリがない、というのと同じです。

なんせ、”あなたの内なる自分の英知”と対話しているのですから。

■ まとめ

クライミング界の問題は、

登山リテラシー(登山の地理・歴史・困難度等への知識量)

クラッグリテラシー (岩場そのものについての知識)

クライミングIQ (岩と対話して充実感を得る能力・内省力

が問われなくなり、

 一つのクライミンググレードだけでクライマーの能力が図れるという幻想に皆が踊らされた

結果です。

共通一次的思想っていうかね… 

5.12が登れるからってあなたが私より優れたクライマーってことにはならないです。ただあなたが一般男性の能力を持っているということを示すだけなんですよ?

登れていない人は、一般男性の能力すら衰えて持っていないって意味ですから、ちゃんと自覚して、自分のスキルにあったルートを選んでください。

赤岳が普通に登れない人が、一升瓶を新人に担がせて、阿弥陀北稜に行けば、凍傷者3人出すってことですよ。そんなの、登る前から見えていますよね?

その甘えを甘えさせてくれる山岳会がいい仲間みたいな倒錯が起きています。