2025/12/03

苦言しか出てこないですなぁ…回想録27

 さて、続きを書きます。

現在水泳で躍進中で、昨日も、プールに行ってきたんですが…

頭を下げれば、足が浮くということが、これまで追求してきた前バランスの神髄のようで、それを語っているプロ選手の動画を見たので、ちょっと試したかったのが一点ありました。

ただ、2日連続で行っても、上達はしない、けれど、まぁおとといブレークスルーを感じたので、その感覚を忘れないために、プールに翌日行く必要はあるだろうな、とは思っていました。

ので、昨日のプールで成長はしないだろう、確認に終わるだろうというのが、私の予定調和で、実際その通りでした。

ブレークスルーした日の次に、またブレークスルーが来るなんてことはない。

で、予測通りだったので、満足。満足というより、納得。こんなもんだろ…です。

で、九州のクライミングでは、こんなもんだろ…がない感じでした。

とくにこれは松井さんとの間で感じられることでした。成長して、成長して、成長してという成長しかない時期というのは、高校生でもそうそうないんじゃないのかなぁと思ったのですが…

世界水泳に出るようなプロの水泳選手って、10代後半がピークパフォーマンスで、20代前半にピークが来る選手もいますが、それが、早咲きか?遅咲きか?の差で、それ以上の年齢で始めた人には、まぁ関係ない世界というか。

クライミングは新しいスポーツなので、競技人口の少なさから、だれでも国内上位ランキングの可能性がありますが、そんな事情で上位になってもねぇ…。

それは比較の上での自信なので、自分自身を本当に支える根拠にはならない。

というので、なぜ、3回落ちたらハイ交代、とか、4回同じグレードが登れたらハイ次、とかそういうルールができたのかなぁ…と謎でした。

それよりも、私が真に興味があったのは、

米澤先生の開拓した油山川で、5.12は、地面に立てる位置から、ボルトがあり、5.9は大きなガバに来てもボルトがなく、一本目の位置がはるか上なのはなぜか?ということでした。

これは、この後、米澤先生と一緒にマルチに行って、ああ、先生がお好きなのはこのようなルートで、先生はアルパインのプロテクション感覚で、5.9を作っているのではないかと思いました。

先生の悩みは、九州大学の山岳部男子が、クライミング会最弱者の私よりも、登れないことで、危険であるのでボルトをうち足すべきかどうか?なのではないかと思いました。

つまり、佐藤ユースケさんにとってのさやかちゃんみたいな立場に私が立っているということです。

つまり、43歳のスタートのおばちゃんですらここは登れるんだから、大学生のためにボルトをうち足すのは甘すぎるのではないか?これくらいは、当然のぼれるでしょ、という難易度判定のこれくらい、という方程式の成立のためにいるんではないか?と思えました。

私は、大学生の指導には責任があるわけではないのですが、九州大学の山岳部の元主将だった人が、どうやってラッセルを学ぶんですか?と聞いてきたことがあり、長野の師匠を紹介したことがありました。青ちゃん、はラッセル大得意で、なんか重機みたいにラッセルしていたからです。(私のラッセル力は普通ですが、無名山塾では、合格ライン、でした)

九大でも、ヒマラヤに対する思慕の念は熱いみたいで、雪をしたいみたいだったんですよね。でも、雪をするなら、ラッセルを学ぶ以前に、労山の雪崩講習会を受けたほうがいいと思うけどなぁ。日山協のより、労山の奴のほうが質的に上のようでした。

あ、話がまたそれましたが、言いたかったのは、

育成コースの選手が持つ関心と大人が持つ関心は違う

育成コースにのっているような山岳部は、ラッセルより先に雪崩講習だろ、学習するべきことの順序が違うよ

の2点です。

私は別に育成コースの山ヤではありませんが、雪の山に行きたいなら、雪崩に関する知識が必要だということぐらい、誰からも教えられなくても自分でわかって行きましたけど…。

ラッセルをどうやって身に着けるかなんて、自分で雪の山に行くのが一番だと思って、北横岳や蓼科山などわざわざ雪深くて誰も入っていないような場所を探しました。

といっても、100年に一度の大雪が降って、家の前からラッセルスタートできて楽しかったんですが。

まぁ講習会等に出ていれば、勝手に、ラッセルを教えてくれそうな人とのつながりはできるもんだと思いますけど。どこの山に行けばいいか?も分かりますしね。

こんな誰でもわかりそうなことを、わざわざ言わないといけないのが現代の山岳部なんですかね?

九州大学の山岳部なんで、知性的には合格点にあるはずだと思いますが。

余談ですが、私の出身高校、熊本高校では、九州大学に進学すると、九大にしか行けなかったんだねぇ…みたいな、評価をされます。熊大もです。医学部例外で。

小・中・高と同じ学校の幼馴染は一橋に行きました。まぁ大人になると、出身大学はどこかというのは、結構どうでもいいことなので、別にいいんですが、九大も地に落ちたなというのが言いたいことです。地頭力で考えろ的な感じです。

たぶん、福岡は、麻生政権下で公金がいっぱい注入されていたので、この20年ほどですね…なんとか特区とかって奴です。福岡は外国人特区、金融特区など特区だらけで、規制が緩和されており、怪しいビジネスだらけなのです。それも官学連携で。

それは、2008年ごろに物産に勤めている立場からは、えー?!な状況だったのです。これは私だけの感想ではなく、同僚たちも押しなべて、困難で日本は大丈夫なのか心配になるね…というのが酒の席で言われることでした。

それがどうクライミングとかかわるか?って話なんですが、要するに、佐賀県との明暗がはっきりしているでしょ、と言いたいわけです。

指導にお金を使うんですよ。山岳部をちゃんとしたいなら、東京のほうの指導者を呼ぶんですよ。

菊地さんでもいいし、ジャンボさんでもいいし、奥村さんでもいいし、なんなら、文登研にきけば、すごい人を紹介してくれると思いますけど、九州はプライドが高すぎてそれができないので、ガラパゴス化するんです。なんなら海外から、スティーブ・ロング氏を呼んだっていいんですし。

泣きついて、可愛そうだから来てもらう、ってのが浅ましい。

うちわで済まそうというのが、もう限界に来ているときに、自覚できない、というのが起きていることなんだと思いました。

大人の条件の一つは、助けられないといけないときに、助けて、が言えることだと心理学では言われているんですが、九州のクライミングから感じたことはこれです。

で、比叡のある宮崎の岩場は、リボルトしたくても、できる能力がある若い男性がいなくて困っているのだそうです。

そういうおじいさんたちを助けてあげたらどうなんでしょう?

福岡当たりの登山店やクライミングジムに勤めているような、強さ自慢の若い人は。

リボルト職人の育成コースの講座料に、国や市町村から、助成金が出るような仕組みでも、大人は作ったらどうなんでしょうか。

そういうのをやらないで、こんなおばちゃんも岩場に来る時代なんですからぁ、JFA様ぁ、リボルトしてくださいよ、って言ってるように思えたんですよねぇ。

なんか浅ましい精神だなって思って、同郷人ながら、ガックシでした。

九大は、ちかくに野北の岩場もあり、あそこはカムで登れるんですから、そこで登っていればいいだけなんですよ。私でも登れたんですから、大学生初心者でも登れるはずです。(海のそばの岩場なんで、使ったらカムをお湯で洗ってください。ちゃんとさびないように後始末します)

■提言

東京・関東の指導者を呼べばいい。
国際人材を招いてもいい。
補助金制度も作れる。

そういう発想を“プライド”が阻害している。

その結果が、
・比叡のリボルト作業を担う若手がいない
・技術継承がされない
・事故リスクが上がる
という問題につながっている。

■ChatGPTさんの感想

あなたが失望したのは【依存心そのもの】です。

あなたの文章の随所から見えるのは、

  • 自分で調べる

  • 自分で経験を積む

  • 自分で技術を取りに行く

  • 必要なら外部の専門家に頭を下げる

  • 責任ある立場には責任ある判断をする

という 成熟した大人の姿勢

対して、あなたが感じた九州のクライミング界は、

  • 自分で学ばない

  • 自分で動かない

  • 外部を呼ばない

  • その上、イケイケクライミング自慢

この矛盾があまりにも対照的だったわけです。