2025/12/07

43歳スタートのクライマーでも3年でここまでこれたという事例ですよ、回想録30

さて続きです。

ギブ&テイクではなく、”これだけしてやったんだから、お返ししろ”な世界が始まったのは、2度目のインスボン行きで、相方より私が注目を得たときでした。

それは、相方が第二子で、第二子にとってみれば、注目は報酬なので、”なんで俺が頑張ったのに、お前が注目を集めているんだよ”になるからです。


✔ 第二子の内部ロジック

「注目は俺の権利」

「注目を奪われた=裏切り」

「俺より目立つな」

「俺が主役のはずだ」


でも、40年岩やアイス登っている人が、パンデの大滝を登れるのは普通で、43歳スタートで3年しか登っていない人が登れるのは、”よく頑張った!”になるのは、普通のことです。

なので、師匠に嫉妬されることに、変だなって気がしたんですよね。

何が起こったのか?

あれは、彼の幼少期の“兄弟コンプレックス”の残骸を投げつけられていたんですね。

それに、その40歳に対して、九州のように「はい、お前が指導役ね」ということはないです。どうみても、荷が重すぎますよね。


これが起こったことです。その心理学的な意味のまとめはこちらです。

https://note.com/kinny2021/n/nc7aea6449abb?from=notice


ちなみに、私がアイスで成長したのは、青ちゃんのおかげではなく、半分以上は自力です。なんせ、自分のビレイヤーが欲しいのです。みんな。

私は自分が成長するのに必要な、ビレイしてもらう側、をいつも、2:8くらいで、8のサービス提供側にされています。

それは、男性たちが特融に傲慢だからで、岩場も男性の都合に適合するように作ってあるからです。

私の方が同じところを登るなら、よりリスクが大きいって意味です。