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2024/03/20

【心理学】劣等感を持っている人の防衛機制=ガスライティング=クライミングは自己責任という常套句の悪用

■ ”劣等感”に対する防衛機構

昨日は、心理学の講座仲間が、私のプロフィールの宿題を手伝ってくれるというので、話を聞いてもらったら、心理学でいうところの、防衛という機構が働いて、彼女がマシンガントークを始めました…(汗)。

防衛機構… 劣等感が、根底にあると思われました。

これが核心かなぁ。 

つまり、

”水泳で金づちの30歳も年下の女性が泳げるようなったことで、80代の女性が嫉妬を抱く”ように、

”クライミングでも、自分より20歳も30歳も年下の女性が、5.9をすいすいと登れるようになった人に対して、お前は「可愛くない」(笑)と師匠がいう”。

いつまでも、俺を仰ぎ見て、頼ってくれる、”可愛い”後輩、が、欲しいわけですからね…

そんなにすごくない俺を「すごい、すごい」と仰ぎ見てくれるためには、ダメクライマーでい続けないといけない訳です。

だから、わざと若い男子ではなく、年増のおばちゃんクライマーを相手に威張るわけですよ。

それは、(後輩の成長)が、(相手の劣等感)を強く刺激する、のかもしれません。

特に、クライマーって、最盛期はたぶん25歳くらいなんです。それ以降はみんな下り坂。

あの頃のすごかった俺ができたことは、今の俺はできない。そんなところに、現代クライミングの、”グレード至上主義”で自分を自己判定してしまうわけですから、年配のクライマーにとっては、当然、面白くないでしょう。

勢い、「俺だって、時代が時代だったら佐藤ユースケ(平山ユージ、小山田大)」と自分に言い聞かせてしまい、その結果、その人の犯罪などに対する自己統制力の強さいかんで

「許せん!」=チッピング

となるのかもしれません。

そんなの、その人の問題、と言えば、それまでなんですが、それが

 クライミング界全体で、巨大なガスライティングを行う温床

になっているとすれば…、そして、そのガスライティングが、

 クライミング事故が減らない

業界内部から真の対策が取られないことへのメンタルブロック

になっているとすれば…

■ 私に起こったことは氷山の一角

私に起こっていることは、氷山の一角として、端的に見出されただけのことで、実はほとんどのトップクライマーに対する嫌がらせとして起こっていることなのではないでしょうかね?

それを私のように、文章に書いていると時間がかかって面倒なので、みんなやっていないだけで、それはもう、ごまんと同じようなケースがあるから、

この記事が出て以降

・菊池さんの団体が作られたり

・九州のクライマーが似たような意味不明の団体を作ったり

したんでしょう…。菊池さんの取り組みは、根本原因にアクセスしようという試みであり、もっと評価されて良いと思います。

それこそアドボカシー賞ですよ。

■ 本来あるべき姿

昨日、ギンちゃんが天野さんと登っているアイスの話が回ってきましたが、本来あるべき先輩後輩の姿がそこにあると思いました。

FBより引用


本来は、一般クライマーも、自分に合ったレベルでそういうことが起きているべきなのです。

天野さんは、日本が誇るピオレドール賞受賞クライマーで日之影町のお隣の高千穂に奉納のクライミングに来ていました。このことを高千穂で自然学校をやっている知人に教えましたが、え?誰、それ?っていう塩対応でした。

世界に羽ばたく門田ギハードについても、中津の八面で知り合った池田さんの後輩ということでしたが、九州では、誰それ?扱いです。

二口を登った石原さんや、ギンちゃんの記録がほぼロクスノに取り上げられないで、なんで比叡の雌鉾が数ページの記載なんですかね?? アイスやってるクライマーなら誰でも気が付くおかしさ。

トップクライマーの偉業は、クライマー本人が記録を自己申告してくるのを待たず、ロクスノの側が取材記事に取り上げるべき内容だと思います。

例えば、ユージさんのデイドリとかもそうです。

■ 取材努力ゼロで紙面を作る

要するに、取材努力を欠いており、それでも紙面をうめないといけないから、手ごろで当たり障りのないことを書いてきた一般クライマーの記事を紙面埋めに使ったということでしょう(低レベル化)。

その低レベル化、手抜きが起ったところで、記事掲載されたクライマーが、

 まるでトップクライマーのようにもてはやされて、偽りの自己肯定感UP

で、実力不相応な高い評価を受ける。

それを見た別のクライマーが、

 ”あいつがあんなに高い評価を受けるなら俺だって!”

となり、

”どれだけ低いレベルで、高い評価を受けたほうが勝ちか?という競争”に、いつの間にか競争の中身が、すり替わってしまう…

ということが今、登山界、クライミング界で起きていることだと思います。

そのあだ花が、栗城さんであり、なんとかマリンさんなんですよ。

栗城さんなんて、巻き添え死を作っており、誰が見ても三流クライマーなのに、世間はそのことが一切理解できなくなっていました。死後も正確には評価されていない。

■ 健全化

ダークサイドが栗城&まりんであるとすると、健全化した場合はどういう行動になるでしょうか?

回答: 自分たちも自分たちのレベルで出来る挑戦に挑んでいる、

    そのことについて過剰な他者の賞賛を必要としていない

    自己受容が進み、正しく自分を位置づけ、後輩は指導し、先輩は尊敬ができる

です。

人の能力はそれぞれなんですから

 登れない俺には価値がないという内なる声

に打ち勝てればいいわけですよ。頑張るなら、そっちを頑張りましょう。

2024/03/19

【ガスライティング事例】殺されようとしました

 これはガスライティングです。

1)危険だと皆が分かっている人と一緒に登るように、誰かに進める

例:アラーキーと一緒に登るように私に勧める

2)ボルトが打たれている沢に「スポートルートみたいなルートだから二人だけで行け」と進める

3)リボルトまじかなクライミング課題に「落ちながら登れ」と強要する

外岩では、

「落ちても止めてあげるよ」ではなく、「落ちるまで登れ」は全部ガスライティングです。

記録: https://allnevery.blogspot.com/2023/10/blog-post_4.html

2024/03/17

【ガスライティング事例】”クライミングは自己責任”というセリフの悪用=ガスライティング

これからクライミング界におけるガスライティングの事例を紹介します。

ガスライティングは、客観的に正しいこと、事実であることを、まるでこちらが間違っているかのように言うことで、 こちらの現実認識力を狂わせ、まるでこちらが間違っているのだ、と思わせることです。

自分の現実認知力に自信を失わせることが目的ですので、孤立化させようとしてきます。

映画の『ガス燈』から命名が来ていますので、意味が分かりにくいので、一度この映画を見られると良いですよ。

Youtubeでは中村りんさんほか、多数の心理カウンセラーが解説しています。

■ クライミングにおけるガスライティング事例

事例1)

事前に断りなく、人のロープを使っておきながら、「クラックに新品のロープなんぞ持ってきてはいけない」(フライングモンキー(取巻)のセリフ)

自分のロープで自分のリード課題を登る。リードを登るために買うのが自分のロープです。これが正しい認識。クラックに新品のロープなんぞ持ってきてはいけない、というのでは、ロープを使われてしまったクライマーのほうがまるで悪いみたいです。

人のロープで登ろうとするクライマーは自立していないクライマーです。UIAAの事務局長ですら、人のロープで登ることの何が悪いの?と言いますから、それは、その人が旅行中に誰かに好意で登らせてもらいたいという気持ちがあることを表しています。

相方に、私が登りたい課題がないエリアに連れていかれ、そして私の新品のロープを使って、自分の本気ルートを登りました。これは重大な

 境界線侵入

です。

ロープは高額です。

そして、伝統的にアルパインのクライマー内では、ダブルは一本ずつ持ち込むもの、と決まっています。

またフリークライミングで自立したクライマーは、自己規律として、ロープは自分がリードするために選ぶもの、と決まっています

このロープは私がリードするのために安全になるように、選りを掛けて選んだものです。軽いクライマー=伸びが良いロープです。

それで文句を言ったら、どうなったと思います?

「クラックに新品のロープを持ってくるほうが悪い」ですよ? 

は?

新品で登ろうが、古品で登ろうが私の自由です。

私は台湾の龍洞にも新品のロープで行きましたが、周りのアメリカ人クライマーの回答は、「こんないいロープで登らせてくれて、光栄です」でしたよ?

このように、こちらが正しいことをしていても、まるで悪いことをしているか?間違ったことをしているか?のように言ってくるのが、ガスライティングってことです。

自立していないクライマーを擁護するために、ロープくらいいいじゃないか?という人がいますが、そのような人には、「なら、自分のを買ってください」と返事をすることです。

クライマーとして自立できない時期は誰にでもありますが、その時期に他者のロープで登るのは、好意であり、権利ではありません。自分のモノではないロープを使う権利がある、と主張してよいということではありません。

事例2)

40年物のカットアンカーを使ってある岩場で、「すべて自己責任でお楽しみください」と張り紙。

そもそも、その岩場が、グージョンではなく、カットアンカーで、しかも、ハンガーとボルトの金属が一致していない異種金属であるかもしれない、ということを、岩場にデビューするクライマーに、そもそも教えていない。

無知な状態で置かれた上に、「自己責任でお楽しみください」は、全く道理に通らない。

その上、自己責任を言ってくる本人らは、その40年前のカットアンカーを放置しており、全く自らの開拓者としての責任を全うしていない。

開拓者になるということは、後世に自分の課題を残したい、ということでしょう。つまり、自分以外の人間も登ってほしいということです。

初登したいだけなら、登った後ボルトを撤去したらいいでしょう。

そうでなく、他のクライマーにも上ってもらい、グレードを確定したい、というのであれば、管理責任が発生します。すくなくとも古くて危険になったボルトを撤去するくらいの責任は発生するでしょう。

名誉だけあって責任はないやり逃げポジション=開拓者ってことになっていませんか?

もちろん、すべての開拓者がそうだ、というわけではありません。中には岩に向き合って、良質な課題を作っている人もいるでしょう。

ボルトの購入代金が出ないというのなら、登りたい人が後で新しくボルトを購入して使えばいいのです。

昔は、アルパインルートでは、ハーケンを打って、セカンドが回収して登っていました。ハーケンは打つのも回収するのも技術が必要です。現代は、カムがこの座に代わっていますが、それに従って、プロテクションが打ちやすい=登りやすいルートも変化しました。

さて、この慣行から、セカンドによる回収を差っ引いたのが残置です。回収できないほどしっかり埋め込まれちゃったということもありますし、次も来るから、と残置したのかもしれません。

その行為は、まぁ基本的に Leave No Traceの伝統からすると逸脱行為です。

本来のアルピニズムは、来た時と同じ状態にするものです。

元々のアルパインクライミングですら、ちょっとね…という価値観の残置。

フリークライミングの時代になって、ラッペルダウンで作られた課題が多くなると?さらに自己規律が緩くなったのでしょうか?

ありとあらゆるものが残置されるようになり、さすがにリングボルトやオールアンカー、RCCとか、は誰が見ても、危険なので、使われず、そこに産業廃棄物のようにあるだけですが…危険なんだからもう撤去したらどうですかね?

ハンガーがペツル製品で、ペツルの刻印があるにも関わらず、ボルトがカットアンカーと言うボルトが、一杯の九州…これは、九州だけの問題ではなく、たぶん、2000年以前に開拓された岩場は全部これみたいなんですよねぇ…。

1980年代以降の開拓で、40年経過して、すでに命を預けるには、信頼に足るものではなくなったボルトについて交換を進めていくのは、その岩場を開拓した開拓者が音頭を取ってやるべきだと思います。各岩場に、かならず2名は、音頭取りをした人がいるはずです。なんせクライミングは一人ではできないのですから。

肝心な時に、俺の責任だから俺がやる…というリーダーシップを発揮しないで、ちゃっかり目ざとく、名誉だけ取る、というのは…自己愛性パーソナリティー障害の特徴ですよね…。

たぶん、誰かがスタートして、それを見た周りの人は、そうか~、あれでもクライミング界は赦されるんだー なら俺も…と追随しただけだと思いますが…。

それって、結局、負の遺産を、次の世代に残すことにしかなっていないですよね?

もし撤去してくれたら、登るためには、最低1万円くらいのボルト代がかかるはずで、ならボルト打ちの勉強しようか、という若い人も出てくるし、1万円くらいのポケットマネーがだせない人は来ないわけですから。新しいボルトにする更新も進むでしょう。

そこに40年前のボルトがあって、それがペイントされていたりして、危険を分からないようにカモフラージュされているから… それを登ってしまう若い人が出るわけです。ボルト追っかけクライマーになるのは、当然ですが、そこにボルトがあるからです。

あっても使えない=機能不全ボルト

誰ですか、このアンカーのルートを

「ちょうどあなたのグレードだから登ったら?」

と言ってきた人は?

これを登れ、だなんて、バカじゃないの?
大堂海岸の懸垂に使われる支点
このような感じになっています。
開けたらこうなっている事例
日向神で現役。

こうしたボルトがさび、錆が表に出るほどの場合、ペイントでごまかされている場合もあります。

例:大蛇山

登った後、あのボルトは信頼できないのではないか?と私が言うと、そんなことはないと反論されましたが、根拠が希薄です。

いや…これは…。何かの隠ぺい工作か?と思っていたら、

すぐそのあとにリボルト対象になった(汗)。

やっぱし、ダメって意味だったってことです。


まぁ、クライマーの中にも、きちんとした人はいます。しかし、そうでない人が圧倒的に多い。

その上、そうでない人が、”それが何か?” とトボケてスルー出来てしまう、というのが問題なんです。

昔は、タバコを吸う人は、だから何?と言って(=不遜な態度)、社会全体に迷惑かけていたわけです。

今は許されないでしょう?

同じことなんですよ。

というのが、クライミング界の主たる問題です。