2025/12/24

未熟な男性性はスペクトラムなんですよね…回想録41

 続きを書きますかね。

未熟な男性性ってスペクトラムなんですよ。

米澤先生の奥様は、「毎日の食事作りがつらい」と言っていたそうです。すると先生は、「僕は何でもいいよ」と答えたのだそうです。これは、もう、男尊女卑ですね。一見すると寛容なようですが、やっているのは、決定と責任の丸投げ。今時、だんせいでもりょうりくらいできます。

私の弟は料理は普通にできました。青ちゃんも普通にできました。今欲見ている子供動画では、おじいちゃんが料理して、おばあちゃんが外に働きに出ている。

妻が今日は作るのしんどいと言えば、「じゃあ、今日は僕が作るよ」っていうのが、対等なパートナーシップなんですよ。

九州に住んでいると、大学教授くらいの知性があっても、そのことが分からなくなるんですよ。

アメリカでは、バレンタインデーは彼氏がディナーを作ってくれる日ですよ。

私も作ってもらいました。

同調を行動指針にしている男性は、女性を粗末に扱っているということ自体に九州にいると自覚ができなくなるみたいなんですよ。

知らない間に俺様気質になっているってことです。

それは、周囲の人に自分の基準を合わせるからですよ。そうなると、古い男性が正解になってしまうので、自己成長がなくなります。

でも、ホワイト化する現代社会で、それで結婚してくれる女性は出てきません。

40代に入っても、30代前半の気分から気分が変わらず、女性の価値を若い女子×可愛い女子でみるってのが…分かっていないなぁって感じでした。

74歳から見ると、48歳はぴちぴちギャルって言われたんですが、こちらから見ると、74歳には”老人と海”のヘミングウェイ並みに成熟した男性増を期待していますよ。

当然ですよね。年齢を盾に尊敬を求めるならば、その尊敬に値する中身が求められるのは、論理的なことなので。儒教を信奉するなら成熟しないといけないんですよ。ご都合主義で都合の良い男尊女卑のところだけをつまみ食いしていないで。

ところが、クライマー界って、年齢相応の成熟を見出すことが非常に難しい世界なんです。

私が思うには、

コンラッド・アンカー

マーカス・ガルシア

あたりが、クライマーとして成熟した価値観を持っていそうでした。

日本人だと、誰がいそうなのかなぁ…

最近、佐藤ユースケさんが講演会をしていて、聞きに行きたいなぁと思ったりしていました。

あ、ジャンボさんは成熟していますね。そういえば伊藤さんもそうでした。

余談ですが、コーチにされてしまう=自己犠牲です。選手の育成に注力しすぎて、自分のクライミングをすることができなくなると、クライミング力は、5.8みたいなことになってしまいます。

コーチのような立場で、あるいはガイドのような立場で、経験値に差がある相手のリスク管理を見てやるようなことになっても、自分の登攀を大事にすることができるか?は、かなり大事な成熟の要素ですね。

つまり、奴隷ヤーを望むこと自体が、未熟の証なんですよね。クライミング界の。

まぁ、女性にも多いです。胸のでかさをアピールポイントにしている女性にもそういえば会いました…大阪で。胸がでかいからビレイしてくれって論理的です?

男子は一緒に登りたくなるんですかね?でかい胸の女性と。

海外では、いつも初対面の男性クライマーと組んで登っていますが、誰も見た目で女性を選別したりしていなかったけどなぁ。

選別の基準は、登れるかじゃなくて、ビレイが確実かどうか、でしょう。

私のミスというか、人物選別基準について発見したことは、

クライミング歴が長い=ビレイが確実

では全くないということをですかね。アルパインしかやっていない人たちは、ビレイでキャッチした経験がなく、人工壁しかやっていない人は、落としすぎるし、外岩で、れべるにあった適切な課題の選択ができない。初心者に下部核心の課題を勧めたりです。

人工壁と外の岩場でのビレイの違いが分かっていない指導者にも会いました。

分かっていないことが分かっていない様子なので、つける薬なしです。

本来であれば精神的な円熟期にあるはずの年齢の男性が、若さや外見という記号で女性をジャッジしたり、グレードでクライマーをジャッジしたり、若いからというだけで応援するように他人に要請してきたり、それは、クライミングに例えると、「ルートの核心部を読み解く努力を放棄して、ビレイヤーにポンピングで引き上げてもらおうとしている」ような、非常に恰好の悪い姿に見えました。

まぁ、結論的にはそんなところです。

私は登り続けられる環境があれば、登り続けたいですけど、この環境で登ったら、まぁ時間の問題で死ぬこと確実ですよねぇ。

ってわけで、以前山梨にいたときも最初から5.8がオンサイト出来たのは、バレエとヨガで培った身体能力なわけなので、たぶん、クライミング能力を高めるのは

コンテンポラリーダンスと水泳だと思います。

クライミングの外的リスク自体はもうわかっているわけなので。

ていうか、ペテラン以外、一人もちゃんとした人に会っていないんじゃないですかね?九州では。

まぁクライミングそのものに対しては米澤先生はちゃんとしていました。ほかに多久高校もちゃんとしていました。後は・・・ですな。