Every struggle in your life has shaped you into the person you are today.
Be thankful for the hard times, they can only make you stronger.
■ 困難が、人を形成する
… まさしくその通りですね。
私はパソコン強いですが、そりゃそうだよなぁ…。
なにせ、14歳のころ、これからはパソコンの時代だ!と思って、一人で本買ってきて独学したくらいなので… ただこの業界って、私の努力の割に、ぜんぜん投資分回収できないので、あんまりこのスキルを使いたいと思っていないですが…(笑)。英語もですね…。
例えば、韓国に自分のクライミングに行ったときに見かけた、UIAAの教科書に、日本語版の翻訳書の出版リクエストを書く、というのは、私にしかできないウルトラCの技だと思います。
すでに誰かに作ってもらったニーズ(この場合、翻訳する仕事)に答えるのは、
誰でもできる仕事
です。
私の中では、仕事を作り出す仕事のほうが困難度上で、私の才能が最も生かされるものです。
この本が日本のアルパインクライミング界に貢献する量としたら、かなりのレバレッジなので…。
一方、翻訳のほうは、別に正確であれば、だれでもできる仕事です。昨今、機械翻訳で十分なくらいです。
というので、同じことで、誰かが作ったルートを登るのはなんかなぁ…ただのドリルですよね?ショートでのフリーって。結局、山にある残置のないルートが本番なんですよ。
残置がないルートがない、どころか、一般登山道ですら案内板だらけの九州…。
読図によって自分で道を見出す登山が理解されていないのに、自分でラインを見出すクライミングが理解されるはずがないよなぁ…。
読図がないのは、雪がないから…。雪はすべての道を覆いつくして、道が分からなくなるので道を見出す必要が出てきますが、道があれば歩こう、というのが九州における山の前提なのです。
道しか歩かないから、道しか歩けなくなっちゃった…ってことなんですよね。
というので、結局、ルートファインディングが苦手なのは、親が敷いたレールの上だけを歩こうという大方の日本人の発想なんです。
そんな人たちに、「英語さえ話せたら、私にもできた」って言われてもなぁ…
きっとあなたにはできないと思いますよ?