2024/05/31

【海外ニュース翻訳】カリムノスもリボルト 世界のトップクライマーもリボルト協力

以下、こちらより、翻訳。

https://gripped.com/news/squamish-legend-rebolts-kalymnos-cave/?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0gT6R0YEIMgOsd54JOOY0zYysC3lPQMV6tsiaRgygJllr528kF1u0v-20_aem_ZmFrZWR1bW15MTZieXRlcw

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 ギリシャのカリムノス島は、世界で最も人気のある国際的なスポーツクライミングの目的地のひとつだ。この島で最も印象的な岩場は、人里離れた海辺にある巨大な穴のような岩場で、素晴らしいトゥファのクライミングが楽しめるシカティ・ケーブである。ここ数年、岩場の多くは20年近く前にPetzl RocTripsでボルトが打たれたため、腐食した危険なボルトに悩まされている。


スコーミッシュの初登者であり、アークテリクスの共同設立者でもあるデイブ・レーンは最近、このクラシックな岩場のボルト打ち直しを手伝った。シカティ・ケーブで多くのアンカーが傷んでいることに気づいた彼は、再ボルト化の基金に多額の寄付をした。彼は次の旅行で、資金提供した道具を使って洞窟内の多くのルートのボルトとアンカーを交換した。また、彼と彼のクライミング・パートナーたちは、岩場にアクセスするための、以前は少々大雑把だったヴィア・フェラータをすべて新しいギアに取り替えた。

スコーミッシュでクライミングをしたことがある人なら、ほぼ間違いなくレーンのルートを登ったことがあるだろう。彼は1970年代後半から1980年代後半にかけて、スコーミッシュで最高のトラッドやスポーツクライミングの多くを初登した。彼の傑作には、Neat and Cool 5.10a、Flying Circus 5.10a、Boogie 'til You Puke 5.11b、Burning Down the Couch 5.11d、Blackwater 5.12a、Flight of the Challenger 5.12cなどがある。

マックス・バーガーもまた、シカティ・ケイブの再開発の鍵を握る人物だった。彼は多くの低級クラシックをグルーインで完全にボルト締めし直し、多くの真新しいラインもボルト締めした。この洞窟にはまだまだ発展の可能性がある。レーンの努力については、シカティの再開発について詳しく説明した以下のクララ・ステインのビデオで知ることができる。更新されたルートのトポもショートフィルムに含まれている。

カリムノス島のシカティ・ケイブでボルトを打つデイブ・レイン


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

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【クライミングのリスク管理】背の低いクライマーは、リスクも必要スキルも負担が大きい

■ そこに立って、手が届かなければガバは意味がない。


5級のガバがあるとします。同じスタンスに立って

 170cmの人、手が届く。

 150cmの人、手が届かない。

ここまで明らかですね?

他のスタンスがあり、小さなジプスに乗ったとします。


 170cmの人、ジプスに乗らなくて手が届く。 

 150cmの人、ジプスに乗ったら手が届く。


そのジプスが、偶然 2級レベルのジプスだったら?

その5級のガバ一手課題は、

 170cmの人にとっては、5級ガバ一手課題。

 150cmの人にとっては、2級ジプスに5級ガバ一手をプラスした、バランシーな課題。

まとめると?

 170cmの人=5級

 150cmの人=2級 


どうですか? 納得しましたか?

クリッピングチャンスも同じことです。背が低い方は、手繰り落ちリスクが高くなります。

【ギア】当方のギア


何も言わなくても、山やならギアを見れば理解できると思うので、解説は端折ります。

いったい誰ですか?私にムンターでの確保を教えようとした、たわけは?

私は一回目の屋根岩2峰をムンターで懸垂下降した女ですよ?先輩はムンターでの懸垂を知らない人でした。

前穂北尾根もムンターで降りていますし、ツエルト張るときに3分の1は、いつも使っています。

人を馬鹿にするのもいい加減にしてください。

2024/05/30

【クライミング心理学】アロスタティック負荷

■ ヘイゼルからのメマガ

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今週は、クライミング、心理学、そして人生において、重要でありながら軽視されがちな概念、「アロスタティック負荷」に注目していただきたい。アロスタティック負荷とは、肉体的、心理的、感情的なストレス要因によって生理機能にかかる累積的な負担のことだ。クライマーはこの概念を見落としがちで、アロスタティック負荷が高すぎるとトレーニングが停滞する。

しかし、本当に見落としてしまうのは、感情的・心理的なストレス要因をアロスタティック負荷の一部として考えない場合だ。仕事が忙しいと、肉体的に負荷のかかる仕事でなくても、パフォーマンスやトレーニングの成果が低下することにお気づきかもしれません。同じことがメンタルトレーニングにも当てはまります。クライミングでコンフォートゾーンを広げることは、生活の他の分野でストレスが多すぎると難しくなります。

アロスタティック負荷が過剰になると、私たちは慢性的なストレス状態に陥り、ストレスホルモンが常に大量に循環している、永遠の闘争・逃走モードのような状態になる。これは、一般に「燃え尽き症候群」と呼ばれるものと考えてよいだろう。この慢性的なストレスを放置しておくと、代謝系、免疫系、循環器系に悪影響を及ぼし、全体的な健康状態やクライミングのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある。

私は昨年、父の死後、このことを身をもって体験した。半年以上もの間、悲しみは私に大きなアロスタティック負荷を与え、クライミング中の身体的トレーニングと心理的な快適さを損なった。この緊張は私の生活の他の分野でも顕著だった。仕事のタスクはより乗り越えられないものに思え、人前で話すことはより怖くなり、社交的な状況はより困難になった。

私は当初、より快適な活動に引き寄せられ、難易度の高いトラッドルートよりもヨガやボルダリングを選び、見知らぬ人よりも友人と過ごし、「ノー」と言うことが多くなった。

 最初は、私の悲しみはクライミングとは無関係だったので、クライミングに対する恐怖心が増したことに驚いた。しかし、メンタルトレーニングのバックグラウンドを持ち、神経系を理解することで、物事が明確になった。悲しみは私の感情状態、ひいては神経系全体に影響を与えていたのだ。

仕事量を減らすことでアロスタティック負荷を下げることができたが、自覚がカギだった。もし自分の感情の状態や、それがストレスレベルや一般的な対処能力に及ぼしている影響に気づいていなかったら、何かおかしいのではないかとパニックになっていたと思う。その代わりに、より客観的に何が起きているのかを見ることができ、それを管理する時間を自分に与えることができた。もちろん、それでも簡単なことではなかったが、この意識がなかったら、もっと簡単だっただろう。

恐怖心やストレスをコントロールすることは、単にランアウトでもう少しプッシュするということではなく、クライミングや人生におけるスキルセットなのだ。ストレスを認識し管理することは、従来の教育には驚くほど欠けていたスキルであり、人生のあらゆる側面に役立つ。

もしあなたが今悩んでいるのなら、自分のアロスタティック・ロード(静水圧負荷)を評価してみよう。まずは、以下の質問から始めてみましょう:

    よく眠れていますか?

 よく食べれていますか?

    日々の感情状態はどうですか?

    休息とトレーニングのバランスはとれていますか?

    日照時間は十分ですか?

    リラックスするために何をしていますか?(スマホを使ったり、テレビを見たりすることは、思っているほどリラックスできないかもしれません。瞑想、自然の中での時間、呼吸法などを試してみてください)

    現在のストレスレベルをどの程度自覚していますか?自分のストレス反応に同調し、自分が今どこにいるのかを測ることができていますか?

    人間関係はどうですか?サポートされていると感じていますか?

この「今週の思考」がお役に立てば幸いです。いつものように、このメールに返信してあなたの考えをお聞かせください。全員にお返事することはできないかもしれませんが、皆さんのメッセージは必ず読んでいます。

いつもハッピー・クライミング、


ヘイゼルとチーム一同 


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

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【クライミング界の平等】評価基準が男性優位にゆがめられている=グレードのことですよ


リベラル男子の役割と限界 男性のためのフェミニズム入門③ Progressive! Channel 中野晃一


小さい人には、グレードは全く意味ありません。

これくらいなら取り付いてもいいかなーという目安にすら、ならない。


【クライミング界の平等】身体の優位性にモノを言わせること=男性優位主義者

男尊女卑の起源 男性のためのフェミニズム入門① Progressive! Channel 中野晃一

■ フェミニズムの一歩目 身体的優位性にモノを言わせてはいけない

九州に来て、男性の、女性蔑視思想は、深刻な被害だなぁと、身近に実感するようになりました。

クライミング界全体で言えば、

 ボルト間隔 

 &
 
 グレーディング

に、女性蔑視に思想が、ありありと現れています。

フェミニズムの歴史通りに、順繰りに是正していくなら、遠いボルティングを改める、というのが第一歩ですね。

■ そこに立って、手が届かなければガバは意味がない。

5級のガバがあるとします。同じスタンスに立って

170cmの人、手が届く。
150cmの人、手が届かない。

ここまで明らかですね?

で、他のスタンスがあり、小さなジプスに乗ったとします。

170cmの人、ジプスに乗らなくて手が届く。 
150cmの人、ジプスに乗ったら手が届く。

そのジプスが、偶然 2級レベルのジプスだったら?

その5級のガバ一手課題は、

 170cmの人にとっては、5級ガバ一手課題。
 150cmの人にとっては、2級ジプスに5級ガバ一手をプラスした、バランシーな課題。

 170cmの人=5級
 150cmの人=2級

どうですか? 納得しましたか?

クリッピングチャンスも同じことです。背が低い方は、手繰り落ちリスクが高くなります。

■ 背の高い人が背の低い人を馬鹿にしている場合の倒錯

で、このようなケース全体で、分かっていない男性クライマーに多いのが、

 えー、こんなのも、登れねぇのかよ、とバカにする

です。そりゃ、自分にとっては、楽勝だったからですね。

 しっかし…

その見方が…そもそもありとあらゆる競争が、競争の土台が同じでないと競争になりませんよね?

競争したかったら、自分と同じ能力の人を見つけてきて戦わないと戦いにならない…。

女性とフィジカルで戦って優位に立つって、それ、男性だったら、当然すぎますよねぇ?

私の夫はクライマーでも山やでもありませんが、それでも私より強いですよ?

なので、本当に起きていることは、優位に立つために、あえて俺と比べても、俺の絶対優位性が担保されている相手だけと自分を比較する癖がついている、ってことです。

大体そういう人を見ていると、比べる相手が、そりゃ勝つに決まっているでしょう、という相手。

私は、今、バタフライ上手なんですが… 一緒に泳いでいる80代の女性たちと自分のバタフライを比べようとは思わないです。

60代でも、50代とは比べられないですよ?

比べるなら、50代女性同士を比べないと…。

■ グレードはともかく、ボルト間隔は是正が必要

現代は、中学生くらいから、クライマーは外岩に登っています。

グレードが辛くて、5.9と書いてあって、実際は10cであっても、ボルト間隔が適切なら、落ちても死に至ることはないです。

特に核心ムーブ部で、落ちれないランナウトがあるのはダメです。

5.9と書いてあるルートで、5.9のムーブ(つまりムーブ不要という意味ですが)でランナウトがあったらダメです。 つまり、5.9というグレードでは、5.8だったり、5.7の箇所でのみ、ランナウトが許されるという意味です。

4級40mランナウトなんて、はぁ?じゃあ、ノーザイルで行けば?みたいな矛盾です。落ちれないんだったら、ロープを使うだけハンデになる。

グレードがてんでバラバラなことより、

 ボルト間隔の適正配置

のほうが先に必要な理由です。

■ 140cmの人を最低基準にするのが良いのでは?

以前、小学生・中学生の平均身長を調べたことがあるのですが、150cmの私は、大体小学校6年生の男子レベルの身長でした。中学1年生では、私の身長を大体超えるようです。

クライミングを教えて分かりましたが、ロープクライミングができるのは、6年生もしくは中学生になってからです。

それ以前は大人並みの判断力がないので、ロープを教えるにしても、ビレイはさせられない感じでした。

ので、140cmまで下げておけば、ロープクライミング人口の9割をカバーできるのではないか、と思います。

それで怖いって言われたら、ジムで、もっと登りこんでから来てね、ということでしょう。

【分析】祝子川事故に見る、遭難事故が減らない理由

■ 事故分析

1)私がごく普通に予見できるリスクを大抵の男性クライマーは予見できない

2)男性にリスクを指摘したり、同行を断ると、怒ったり、逆ギレしたりする。女性に精神的被害を与えようとする。

3)その原因は、彼の中の女性観、文化的側面にありそうだ

4)クライミング界のホモソーシャル性が事故の精神的温床になっている

5)これは、西洋のクライミングコミュニティには、文化的に存在していないリスクである。

6)女性は、日本でクライミング活動をする場合は、特にこの側面に気を付けていないと、相手のチョンボで殺されるという、悔やんでも悔やみきれない被害…殺人の被害…に合うことがある。(女性は、男の言いなりになるべきだという、暗黙の攻撃の対象とされている)

7)当事者間で事故報告書は作成され、一般公開されないため、事故の教訓は、社会には還元されない

8)したがって、同じ原因による事故は減らない

9)また、被害者は基本的に泣き寝入りを強要されている

10)そのことを社会が認知していない

11)内輪の人間が、加害者の保護のために動く

12)この構造は、日本の性的被害やいじめ事件のもみ消しに酷似している

13)一般男性は、日本社会の男性ホモソーシャル性には気が付いておらず、だからこそ、11)に動く。つまり、自分自身を加害者を重ねており、そのために、加害者の保護のほうが、被害者への救済や、再発防止策より、優先される。

■ 小鹿野とは違うよ

小鹿野で起きた、岩ごとボルトが剥がれ落ちたのに、岩場がある町を狙って訴訟を起こした事故とは全く本質が違うので混同しないでください。

あれは、逆恨みみたいな事故でした。

岩が剥がれ落ちるリスクと言うのは、最初からクライミングに内包されたリスクです。

しかし、この

   男性のチョンボで、殺されるリスク

っていうのは、当の本人が、パートナーを殺すことがあるという自覚がないので

   優しく何回も説明する

って対応では、無効だ、ということが、歴史上、証明されていますよねぇ?

男子は人の話、聞いていません(笑)。

小学6年生の男子の集団と、精神的になんら変わりがないのが、まぁ一般的な平均クライマーのありよう、で、

・自分が支点ビレイされていても気が付かない

・カムでロープがスタックしていても、それが登攀不能につながるとは気が付かない

・カムが3つ飛んで落ちても、反省どころか、自信につながる

・お母さんが俺のために飯を作ってくれるから自己肯定感が上がる

・遅れそうなら、赤信号無視

・25mと35mのピッチを50mシングルで来ているとき、つないでしまう

とか、そんなレベルなんですよ?

心の在り方が、非常に幼稚で、社会ルールへの逸脱に対する心理的抵抗感が非常に低く、自己客観視能力が低いです。

■ 危険な男性クライマーの特徴

・Aをしたら、A´になる、というシミュレーション能力が低い

・その能力が低いことに無自覚

・周囲と同調することだけが、正しい在り方だと考えている

・社会規範を逸脱することへの心理的抵抗感が低い

・自己客観視能力が低い

・周囲を観察する能力が低い

・自己像が巨大 

・巨大化した自己像について無自覚

結局、誰からも、お前はもうちょっとちゃんとしないとだめだぞ?と諭されたことがないのではないですかね?

30代、40代になって、自己客観視ができない、というのは、周囲の人間が、腫物を触るように、彼の実力について、本当のことを言わないでくれている、ということなのではないか?と思います。

まぁ、自覚がない、というのは、ご本人は幸福だと思いますが、

巻き込まれる他人にとっては、たまったもんじゃありませんね。

命は一人あたり一個しかありません。自分の分は大事にしましょう☆

        ランヤードによるセルフを取っていない工事現場の作業員




2024/05/29

【クライミング心理学】”加害者”を責め、加害者”家族”を責めるのはよしましょう

 ■ 被害者責めの日本

こちらに良い言説があります。https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html

■ 加害者は責められるべきです

加害したんだから当然ですよね。

殺人罪って、殺人罪の法定刑は、刑法199条にて、死刑、無期懲役、5年以上の懲役と定められています。 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは五年以上の懲役に処する。 ただし殺人罪の成立には、被害者の意思に反していること、故意(殺意)があることという要件が必要です。

もっと人の命がかかっていることに、きちんと自覚させるクライミング教育をしたほうがいいですよ

■ 沢でATCガイドで確保は、故意(殺意)なのか?

裁判だったら、ここが焦点になるでしょうね。

水量の多い沢で、ATCなどの片方効きの確保器では、水圧で溺れ死ぬ可能性があることくらい、沢登り始めた初年度で知っていましたけど…?

いったいどういうクライミングの学び方をしたら、そのことを知らずに沢屋になることができるのか?

そこが理解できませんが…。

想像力の欠如なんですかね? 低身長の人にはグレードには意味がなく、ボルトが自動的に遠くなることで、リスク倍増になる、ということが理解されていないのと同じで。

■ 議論のすり替え

クライミング界って、ほとんど全員が男性ですよね。

男性の論理で社会が動かされていますね。

以前、学校内で盗撮と言う犯罪行為をした男性が、学長判断で、なんと無罪放免になっていた…。

それに憤る男性職員が、ポストを干されていました。

学長は、あの盗撮写真、警察に出さなかった…都合よく、自分の子分にでもして、犯罪助長していたんではないでしょうかね? 今思うと。

■ 加害者と加害者家族は違う

加害者を保護しようとするのと、加害者家族を保護するのを混同してはいけない。

加害者と加害者家族は異なる。

加害者家族保護を持ち出し、加害者を保護しようとする言論を聞いた…


https://takauchi.jp/191047.pdf より引用。

論理のすり替えに騙されてはいけない。

加害者は反省を辞めてはいけない。

2024/05/28

【クライミング心理学】あなたが加害者になってしまったらやるべきこと

 ■ ジャンボさんも加害者ですよ

と言っても、かなり上級レベルの加害、であり、

 ATCで確保して窒息死させた

という、誰でも知っているような知識があれば防げたような、しょぼい話ではありませんが。

https://allnevery.blogspot.com/2024/05/blog-post_27.html

■ 事故の詳細報告と謝罪 みそぎが大切

ジャンボさんは、事故報告書を発表しています。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2020/tozankensyu.vol35/tozan35_3-1yokoyama.pdf

私はロクスノに出せば、一般クライマーが目にし、啓蒙や啓発の一助となると思いますけど、ネットにしか出ていません。ま、どっちが読者が広いか?オープンか?というとネットですかね。

悲痛な反省が聞こえてくる記事でした。

■ 裁判所がきちんと扱ったら?

身内で、事故の分析をしたところで、結局は、密室会議で、客観的な真実は得られず、事実は闇に葬り去られるだけでしょう…

次はやるなよ、以上終わり、になるのでは、いったい被害を受けた側は、どういう風に、心を収めればいいのでしょうか?

結局、泣き寝入り?

クライミングではなく、登山の分野では訴訟で結果が出ています。

http://naganogakuren.net/scrap/2013/2013.12.21%83K%83C%83h%8F%91%97%DE%91%97%8C%9F.htm

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail3?id=85905

■ バカにバカと、はっきりと言わないから、分からないんですよ

私は、ビレイで落とされて、1ピン目を取っているのにグランドフォールしたことがありますが、相方は、無罪放免…

私は相方が自分がビレイで人を落とし死なせかけたことを反省しているのだと思っており、気の毒だから、私を落としたことは秘密にしていてあげようと思っていましたが…

なんと、数日後にジムで会って、「だいじょうぶ~!」と大声で自分の所業を周囲の人にバラすレベルでしか、認識していませんでした(汗)。

相手を思いやっても無駄、って意味です。

 自らの行動を振り返る能力自体が欠損

した大人が存在する。

この件で涙目になったのは、師匠の青ちゃんで、

「俺はあいつの登りは嫌いだと言っただろ!」

とまるで、先にあいつとは登るなって言っただろ、と言わんばかりに怒られました…

だったら、「俺はあいつのビレイは危険だと思う」と言ってくれたらいいのに…

後日ですが、そのクライマーが、事故を目撃した女性クライマーの私の友人を紹介して☆と言ってきて、どんだけ~?!と驚きました… 彼女募集中って言っても無理でしょ…

人を落とすビレイヤーを友人に紹介できます?したら、その女性と私の友人関係、ジ・エンド、終わりですよね?

男性の知的能力ってこんな程度なんですよ…(汗)

ですから、物事を遠回しに、高い知性の人なら分かるだろうレベルで語っても、相手はわからないんですよ。

小学校6年生と大学生が話すみたいな感じですから。

6年生でも分かるように話す必要があります。

■ 謝罪が最も大事ですが、罪を償いながら生きることもできます

謝罪がすんで、みそぎがすんでからのことですが、

反省して、セーフクライミングの啓蒙のために一生を捧げる、という生き方は、

故人の死を無駄にしない、意味のある生き方だ、と思います。

自殺しそうなくらい反省するんだったら、そんなことくらい、なんでもないですよね。

しかも、自殺って、怒りの表現であるんですよ。だから、自殺する人は、自分が叱られたことに逆ギレしたって意味です。

しかも、自分が死んだって償うことにならないことは自明の理。

余談ですが、山野井さんの奥さんは、毎年山で死んだ友達の墓参りを何十年も続けているそうです。

岩場は私の血で赤く染まりました








読了 『ニッポンのミソジニー』クライマー界は、ホモソーシャル界

 ■ 被害者の苦悩が軽視されている

あの登攀以来、ここ3~4年も、苦悩しているわけだが、これは被害者としての苦悩だと思う。

自分を殺そうとした相手をあなたはどれくらいの時間がたてば、許せますか?

未遂に終わったとしても。

というか、未遂に終わったから、よかった☆よかった☆ ってなりますかね?

なりませんね? まぁ、普通は。

殺されかけた人は、たとえ、死なずに済んだとしても、相当の心的ダメージをこうむって、心理カウンセラー代などの、経済的負担も、大変なものだと思いますよ。

私の場合は、すでに200万円近く心理カウンセラーや、通院にかかっていますが…

多くの人は、そのような被害者に対して、知らんぷり、ですね。

俺の問題じゃねぇ…って感じかな。

やべ、怒ってるぜ、隠れとこ、そんなところかな。

まぁ、女の人をはらませて、子供を産ませたのに、養育しないのと同じですね。

■ そのあとの反省が大体の場合、不適切…

今日は、上野千鶴子さんの『日本のミソジニー』という本を読みました…

男女間で組んでいる場合の、事故原因の大部分が、男性の精神性にあるような気がします。

ホモソーシャルとは?

・ちゃちな特権意識

・男らしさ

・共犯意識

で固められた集団と言うことです。

というのは、岸良で、私が肉離れをした、その一回目の事故で、痛くて立つのもやっとだと、相方に訴えているのにも関わらず、あちこちに観光で連れまわそうとし、どうやって、相方を捨てることができるか?と思案した結果、安い宿泊施設になだれ込み、彼をおいて、私は福岡へ帰る提案をしたのですが、その瞬間まで、医者が必要だと思わなかったみたいでした。

立つのも痛くて無理だ、と言っているのに、なぜ分からないのか?そこが分からないですが…。

パートナーは、長年連れ添った奥さんが「食事を作るのがつらい」と言っても、それを手伝う意識もなく、ジブンゴトとは全く思っていない風だったので、私にピンと来たのは、

 女は男に服従するものだ 

 ⇒ 俺は男だ

 ⇒ したがって、目の前の女は俺に服従するものだ

 ⇒ しがって、俺は、女性が怪我をしたとしても、彼女を自分に服従させても良い

であるように思いました。

その源泉は、ホモソーシャル…男性の世界での、覇権争い「おぬし、やるな」という男性成員のあいだでの承認であるようです。

「よぉーし、お前を男の仲間に入れてやろう」

それが、各岩場で、別の開拓チームが入ってくると、グレード激辛競争が始まってしまって、グレードが大混乱してしまう原因のようでした。

他チームが入ってくると競争がおっぱじまって、なぜかグレードが激辛になる、というのは、どうも男性クライマー自身の身内からも、冷静なクライマーからは、観察され、小鹿野のクライマーズトークでも、そう語る初期クライマーの登壇者がいました…

しかし、現象の観察で終わり、洞察までは行っていないようです。

男性は、そもそも、女が言うことを軽視している。

背の低いクライマーが多い女性クライマーにとって、遠いボルトは、常人に増して危険です。

トップクライマーの、ヘイゼルが言えば、聞くんですかね?

  はぁ?5.9だぜ、それくらい登れよ。

とか

  俺はそうは思わねえ

で終わりでしたけど?

でも、結局は、私の考察の内容のほうが、正しかったし、男性がそう思わなくても、手がピンに届かないという事実は変わらず。

単なる、相手の立場に立つ想像力の欠如の問題のようでした。

性差を入れ替えれば、不可能であることが、女性が相手だと可能になる。

男性のパートナーが、「俺、肉離れしたから、帰る」と言えば、「そうか」となったのではないでしょうか?

あるいは、男性のパートナーが、白亜スラブのセカンドを登ったのだとしたら、夏ミカン一個で肩が付くとは、考えないのではないでしょうか?

そこらへんが私にとっては、未確認の謎なわけですが…。

大抵の男性クライマーは、女性パートナーを

 自分の言いなりにしていい対象

として選んでいるような気がします。

男同士の権力闘争に敗れてリーダーシップを取れない と思われたくないという心がその背後にあるのではないでしょうかね?

しかし、いくら、クライマーの絶対数が少ないからパートナー見つからなくて気の毒だなぁと私が思っていて、その気の毒だという親切心に付け込んだとしても…

いっくら親切でも命までは、さし上げられません。

親切で差し上げられる内容的には、もう十分以上のものを相方には差し出したと思うし、私が怪我をした岸良に一緒に行った方にも、十分以上のものを私は差し上げたと思います。

カットアンカーが九州で、まずいボルトだと認知されるようなったのは、私の考えによれば、私の功績です。

その開拓者は、いまだにそれで開拓しているのではないかと思いますが…新しいニュースが聞こえてきませんので…

それどころか、グージョンが適さない岩質もあるとか、こねくり回して、遠巻きにカットアンカーを擁護するような言説をSNS上に見ることもありますが…グージョンとカットアンカーって、構造が似ているので、それを外すと、オールアンカーになりますし、オールアンカーって、どの本にもNOって書いてある…。

巷の一般的な知性のクライマー諸氏に議論を任せていたとしても、25+35が計算できず、50mシングルで突っ込むのが普通だと考えたり、身長の低い女性に向かってエイドで鍛えてやるというようなレベルの知性しかないわけですから、現在の低知性化、低知能化してしまった日本で、草の根活動に、議論の行方を任せるのは、それこそが無謀というものです。

特に男性社会で。

男性同士の低レベルの覇権争いに終止符を打つには、

 国の機関である文登研あたりが、国として最高レベルの知性でガイドライン

を作れば済むことでしょうし、それに必要な人材も、原資もすでにあると思われます。

過去、戦後70年で、時代の試練を経た、適切な支点素材選びがすでにできると思いますし、クライミングは一部の好事家のするもの、という逃げ口上も、もはや通用しない。

なんせ、自分たちがスポーツ振興でクライミングを取り上げてきたことが、クライマー人口の増加なのですから。

このような状況において、

 ・岩場のボルトの放置、

 ・岩場の安全性の要である整備の基準作りの放置は、自らの首を絞めるだけだ

と思います。

要するに、男子はお山の大将の言うことしか聞かないのです。

被害を被るのは弱者です。それは、最近、証明されてしまった…

祝子川にボルト打ってスポーツルートみたいに安全って賞賛する程度の、理解しかできない人が世間を率いているんですよ?

文登研などの上の方の人は、現実的になりましょう。





山は泣いている…

■ メランコリーな朝

今日は朝から、しとしと雨で、梅雨入りを思わせるメランコリーな朝です。

山は白く霧に覆われており、稜線は雲に隠れて見えず、そして寒い。

悲しみを表現したら、こうなるのではないかだろうか?

怒りの後ろにある悲しみ…

山で失われた多くの命…私が最初に山で亡くした友人は、環境問題ライターの新井和也さんでした。五龍山荘勤務中でしたが、山を下り、追悼登山をしました。

そして、山岳総合センターの同期仲間。涸沢岳西尾根での滑落事故でした。

そして、パートナーにならないかと立候補してくれたカホさん。宝剣で滑落し、九死に一生をとりとめましたが、クライマー人生を終わりました。

アイスを登るはずだったのに、一人で冬富士に行ってしまい、そのまま、帰らぬ人になった誰か…。

故・吉田さん…私の周りには常に山での人の死があります。

九州では、自分自身がパートナーから殺されそうになり、驚いた。

パートナーだけではなく、

指導者自体が、人を死に導くだけと思われる間違った指導を行っているようだった…。

私の言説は厳しいですが、愚かなミスのために亡くなって行った(つまり、相手のミスにより殺された…)大勢の人たちの実態を知るとき、その言説が厳しすぎる、と言えるはずがありません。

登山は、合法的な殺人の道具、と化しています。

あなたが、25+35は60であると計算できない、計算する気がない、というそれだけの動機で…それも、俺がかっこいいことを世の中に示したいというそれだけの動機で…

誰かの命を奪うことが、正当化されるのか?

この問いにYESを出してしまうような世の中は、愚かであり、そうした答えの中で死んでいった人たちの気持ちが浮かばれることは、ない。

いったいどういう気持ちが、自分のエゴのために他者の命を奪うことに、YESを出させるのでしょう…

山は泣いています…




2024/05/27

【沢登り技術】沢での確保はエイト環ですよ? 祝子川事故

■ GW中の祝子川の事故

最近、祝子川で事故があったそうです。

祝子川でATCガイドによるセカンド確保で、窒息死させてしまう事故が起きました。

原因は?

  水量の多い沢

  ATCガイドのガイドモードによるセカンドの確保を使っていたこと

です。

だから、言ったでしょ!って奴でした…。

滝や滝壺、渡渉など、ATCガイドによるセカンドのビレイで、セカンドを確保すると墜落や流されたりしたときに、水流の圧力がかかり、予想以上の負荷がかかり、ATCガイドの解除が困難になります。

アホな事故だと思っています。

水流の中で途中停止するような状態を起こさない確保をするのが、沢登り講習会初日に習うことだからです。

が、そんなこと、沢登り初日に教わりますけど・・・

教えていないんですかね?

ロープに引かれるのと、水流で押される力で、そのまま水の中から脱出できず、溺れてしまうというわけです。

このブログでも何回も書いていますが… 沢ではエイト環ですよ?

これがエイト環以外でも良いシーンもあるという指摘が来ましたが、沢の確保法を紹介する記事でもないのに揚げ足取りの指摘だと思いました。正確に書けっていいますが、どこにその正確な記事ありますか?見たことない。

沢やになるための最初の講習で、普通に双方向の確保器を使うように教わりますけど?

それに祝子川のようなゴルジュを楽しみに行くのに、片方しか流せないビレイ器で行きますかね?

適切と考えられる確保の方法について、多くのクライマーの間で、私を”スケープゴート”とすることで、議論が沸騰することを希望します。

■ 岩場オンリークライマー

ショートの岩場しか教わっていないクライマーは、ゴルジュでは流さないと溺れ死ぬということとも知らない。

大事なことは、初期に沢に特化した講習会に参加することです。岩のリスクと沢のリスクではリスクは何倍も違います。

岩場では、車が横付けでき、携帯電話も入ることが多いです。

沢では、車まで、何時間か歩かねばならず、携帯電話も入りません

隔絶された場所であるというリスクが、岩場の何倍も沢ではあります。

その上、2名で行けば、たとえ故意でなくても、事故が起これば、密室殺人と結局同じことになります。

■ 受動的な対策

 ロープをいつでも切れるようにナイフを携帯し切る練習をしておくことなどです。

確かに、ロープは切ろうと思ったときは、意外に切れないもの、です。

■ ほら貝のゴルジュ

私のほら貝のゴルジュの記録はこちらですが…

https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_81.html

https://lovelysawa.blogspot.com/2015/07/blog-post_28.html

沢では8環なんてあまりに当然すぎるので、書いていなかった(汗)。

このほら貝のゴルジュで、高齢の女性メンバーが急な流れのトイで流されて(女性は体重が軽いので、浮力の関係で流されやすい)、その時は、下の滝つぼまで、ロープは手放して、流しました。

そうしないと、溺れちゃいますよね。

流せば、流されてドボンとなるだけのことで、あとで同じところをみんなでウォータースライダーして遊ぶのですから、彼女だけ2回ウォータースライダーしたことになりました。

同じところを彼女が登ってもまた流されると判断したリーダーは、彼女をおぶって樋を突破しました。重たいほうが急流には、有利です。

いやホント、相方が、私と二人だけで祝子川行きたがっていましたが、

ほんとに行かなくてよかった☆


■ まずは、相手の知性レベルを判定すべし!

私の相方の場合ですが…25+35が計算できない人だったり、他の人が支点ビレイされていてもそのこと自体に気が付かないとかなので、当然のようにATCでしかビレイも知らないでしょうし、樋で流されたら、どうしたらいいか?も、おそらく知らないでしょう。

相手が岩場の講習だけしか受けていない場合は、沢のリスクについて無知である可能性が大です。そのような相手と沢に行くのは、断りましょう。

基本、無知な人って無知であること自体に無知なんです。

■ 相手の性格を判定する

相手はどういう奴か? まず、女性と二人だけで山に行くのに、初見で自分で事故やけががあった場合にどうするべきか?調べるだけの興味もなく、責任感もない相手だとしたら?

そういう性格だとすると、事故っても、下手したら

  流されるお前が悪い

という逆ギレを起こされて終わりでしょう…

全部を体力や本人の責任に還元するのが、登山界の習わしです。

体力があれば(登攀力があれば)防げる、という論調のことです。

■ 第三者に意見を求める

判断に迷う場合、第三者に判断を求めるのが、一応、オーソドックスですが、気を付けないと、、熊本の指導者、祝子川を「ボルトが整備されてスポーツルートみたいな沢」とか言って、二人で行くように言ってきたんですよねぇ…

第三者に意見を求める、というのは、山岳会の慣行ですが、意見を求める相手には、くれぐれも注意しましょう。

意見はできれば、合い見積もりと同じで、3件以上からもらったほうが確実です。

 沢には、スポーツルートみたいな沢、なんてありません。

沢にあるボルトは、いつ崩れるか分からないロシアンルーレット状態ですよ、当然。

なんせ、365日、水にさらされているんだから。

サルでもわかる。

私は、他の人の愚かさのために自分の生命を犠牲にするのはごめんだ。

参考:祝子川は水難事故多発 として挙げられている

https://www.kasen.or.jp/Portals/0/pdf_mizube/2014suinan.pdf



■ 報道でも全く反省されていない… 頓珍漢な解説しかない


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240505/k10014440961000.html
より引用

以下の引用は、まともに聞こえるが全く的を得ていない、何も反省にも参考にもならないに等しいコメント。しかも、コメントを聞く相手が、その辺の人。

これを聞いた普通の人は、行くほうが悪い、と思うだろう。

つまり、ミスリーディングである。

行くほうが悪いと印象操作されているのだから、なんの再発予防措置も講じられないであろう。
ーーーーーーーーーーーー

熊本県から登山で訪れた40代の男性は「注意していても事故は起きる時は起きてしまいますが、事前の準備や体力など自分のことをよく知ったうえで登山に臨むことが、事故を防ぐために大切だと思います」と話していました。

ーーーーーーーーー---

この事故は、注意していて起きた事故ではなく、山を舐め、必要な技術を身につけないで行ったために犠牲者が出た、という事故です。

この女性を殺した人、一生、自分の愚かさを反省してください。 

後悔に生きる、というのが人としてあるべき姿と思いますよ…?

だれでも相手のチョンボで殺されれば、死なせた相手にそう思うだろう、当然の感想だと思います。

無知がゆえに人が人を殺してしまう…そうした自己省察がないから、これまで、このような事故が起こる、ずさんな登山者教育しか、施されていない訳です。

反省するべき人が反省することは悪いことだとは思いません。

日本の登山界は、女性レイプ事件が、レイプされる女性の側が悪いと判決されてきたのと同様に、被害者の心情に寄り添わず、加害者保護が行き過ぎている、というのが私の意見です。

https://www.mskj.or.jp/thesis/8764.html

ーーーーー他クライマーから指摘をもらいましたーーーーー

②ニュース記事の「熊本から登山に訪れた40代男性」のコメント

→この方は、事故当事者ではありません。これをもって、全く反省していないと述べるのは的を得ていません。
ーーーーーーーーーーーー

コメントが事故当時者でない、のは、そうでしょう。どこを読み間違えてそうなったんですかね?

しかも、事故当事者が反省しているかどうか、発表されなければ、どうやって分かるんですか?

事故当事者の落ち度で読み取れる範囲で言えば、なぜ危険を当然ともなう祝子川へ、たった2名で行ったのか?と思います。

なんで誰も止めてやらなかったのか? それでも仲間なんですかね?

沢登りは事故が最も多い形態の山行であり、事故がいったん起こればメンバー数が必要なことは、業界では良く知られています。

私は、適切なメンバー数が集まらない場合は山行中止にしています。特に沢など、地図を持ってこないメンバーが一人でもいた時点で、中止にすると宣言してから会山行です。

参考: 上級クライマーは現実的になりましょう。 

文登研も地に落ちていると指摘が来ました。そうかもしれませんが、群れの中の一番強いオスのいうことしか、男子は聞かないんですよ。アルファがいうことしか聞きません。

今沢屋で強いといえば、誰なんです? 大西さん? 大西さんが言えば聞くんかいな???

九州で聞き取りしたことがありますが、大西さんをはじめトップクライマーに対しては、みんなとんでもなく実力を誤解…40年前のクライミング形態で登っている…と誤解しており、その誤解に基づくと、自分だって…と思っていたりします…。

エイドで登って褒められるんですよ、九州では。トップクライマーの偉業も、あれってホント?とか言って信用していないです。

そりゃ自分を起点にしたら平気で記録を偽装するんだから、あいつだってやってるだろうとなりますよね…

なので、文登研がダメならつける薬なし感があります。

沢登りの標準教科書は出版すべきです。標準指導法もセットでつけたほうがいいです。

もっと言えば必要なのは、座学の試験だと思います。

例: 祝子川ゴルジュへ沢登り計画が持ち上がった。以下の選択肢のうち正しいものを選びなさい

1)二人だけで行く
2)ゴルジュでの確保法を確認しないで行く
3)ボルトが整備されているので、カムはもたないで行く
4)ゴルジュ経験が豊富なクライマーに安全管理上必要な措置について問い合わせる

■ 総合して…

九州では、3人目の人に相談しても、動くものに道標つけてこれで良し、ってレベルですから、明らかに沢登りだけでなく、ありとあらゆる登山形式において、リスク認知が甘く、イケイケ主義の弊害が見受けられるのが、九州の山やの一般的見解である、という経験でした。

リスクを指摘しても、大丈夫だから行ってきな、という返事しか、

バカのいっちょ覚えのようにしか、返せないのですから…

  殺されようとされている…

これは、幻想や妄想ではなく、客観的事実、です。

正しいリスク認知は、Trust Your Guts feeling です。


2024/05/26

【クライミング心理学】この報酬ではやってられない クライマーのケツ拭き

■ 猟友会の報酬が低すぎる件

https://youtu.be/H-qLaSBApH4?si=gGD2D0OseE2r5Sru 

より引用。


■ ビレイヤーの報酬が低すぎる

白亜スラブのこの登攀ですが・・・ 当ブログ中の最重要記事です(笑)。

 https://allnevery.blogspot.com/2019/03/blog-post.html

どうです?

あなたなら、いくらなら、このクライマーのセカンドをしてやります?

5万円? 10万円? それとも、100万円?

50mシングルしかもっていないときに、25mと35mのピッチをつなげば、当然、ルートの途中でロープが足りなくなります。

これが予見できない、というのは、知性が低い、それ以外の理由があるのかなぁ。そこのところは、相手に聞いてみたことがないので、良く分かりませんが・・・。彼の感想は、やっぱりロープは60だね!でしたが、この状況では同じです。つまり、全然、反省にはなっていない・・・。

正しい反省は、ピッチは、ロープが足りなくなる前に、正しく切るです。

あまりに当たり前すぎて、誰も教えていない。

■ 正しく切ったのに、ロープが足りない場合・・・

  ピッチの途中でロープが足りなくなる場合への対処法

なんて、普通、クライミング講習会で習います?習わないですね。

正解もうひとつ上の支点からバックアップを取ります。つまり、超・長いスリングが必要になります

ほんの少しだったら、ビレイヤーが上がって、終了点を作る分くらいは出してやれます。

■ 能力不足の人をルートに出すなよ

こんなクライミングをしていたら、セカンドでも巻き込まれて死亡事故。良くてヘリレスキュー、ですよ。

とても、ルートに出るだけの能力はありませんが、それでも、伝統的な教育では、

ルートに出す。

それが間違っていますね。

■ 低知能×自信=栗城劇場

アホすぎて危険というクライマーが、ルートに出るのに、いくらもかからないで出れるのは、本人が自分のアホさ加減を理解できず、逆に根拠がない自信で自信満々で、何も知らない一般のスポンサーを説得するから‥‥

私の相方の場合は、根拠がある自信だった。根拠はお母さんが、俺のために自己犠牲して飯を作ってくれるから。「あなたにご飯を作ってやれるのが私の幸せ☆」だから・・・

こんなこと言われたら、普通は、親に負担をかけてしまっているな、お母さんにはお母さんの人生があるのに、申し訳ないな、と感じるのが、境界線がしっかりした大人の人間の感情なのです。

俺のために生きてくれる=俺って価値がある人間なんだという自信

は、

 幼児の時代の感じ方

です。

しかし、これが理解できたおかげで、

 栗城劇場

がなぜつくられたのか?が分かった… 

なぜ、栗城劇場が失敗をすればするほど、さらに大きな山に行くという自信の追加になっていたのか?も・・・

つまり、死ぬまで分からん、ってやつ。この程度のリスクでも、生きて帰っているからもっとリスク取れる、と考えてしまうわけですね・・・

要するに、失敗を失敗とすら、理解する知能がなかった、のですね・・・。

相方も、この登攀のあと、超・自信をつけて、

 俺ってすごい!やっぱり何かに守られてる!

とブイブイ鳴らすモードでした。

何かに・・・って、私に守られていたんですけど?

そのことはお留守で、私をダメ人間扱い、していましたが、ここまで勘違いも甚だしいと、もう、あきれる以外ないかもしれません。

このダメ人間扱いのところが、ガスライティングと言う手法です。

クライミング指導を行う指導者クラスの皆さん、一般クライマーのレベル感って、こんなものです。

このレベルが、標準的偏差値50ってことですよ?



2024/05/25

【クライミング技術】トップロープソロのセット

Camp Goblin - Top Rope Solo Climbing Setup

こんな動画がありましたが、ダブルストランドにしないと2重の安全にはならないと思う。

また、このチェスとハーネスを作っているスリングがダイニーマですが、痛いと思います。幅広のナイロンのじゃないと実際は使えないと思うよ。

ロールンロックとマイクロトラクションで二重になっているバージョン
https://youtu.be/e4wpIQ0ikFA?si=UflCiQ3TOgWQrr1T

https://youtu.be/OYYPX36fZLQ?si=IzNuhmXWoJz-6nvK

【クライミング事情】平均クライマーが25+35=60が計算できない理由

テレビでは絶対に放送できません…。女性より男性の方が犯罪者が多い本当の理由【ひろゆき 切り抜き】

2024/05/24

【クライミング心理学】ランナウトした5.9について&クロスした交流

■ 爆睡

昨日は、トランスコーチングのトトさんのセッションのあと、お昼寝したくなり、爆睡し、その後、しゃっきりしようかと思ってカフェに行って、コーヒー飲んだら、楽しく、その場のメンバーとおしゃべりして、うっかり夕方になってしまい、高校時代に部室でダベリングみたいな状態に…。

買い物しようと思って、行っていたので、卵やら必要なものを購入して帰ったら、すっかり8時は過ぎており、8時前に夕食を食べるMYルールなので、大急ぎで夕飯を食べた。その夜、再度、爆睡。

今朝は、夢も見ず、幸せな状態で起きたんだが…。

子供時代、よく明晰夢を見るほうだった。その子供時代の不安は、根拠が明白な、得体のしれるものではなく、根拠が希薄で、漠然とした、嫌な不安だった。

それと同じ状態が、ここ3,4年ほど起きて、希死念慮が再発し、同じメンタルステートにいたのであろう… と、なんとなく、理解した。

■ 裏面交流がない交流=安心

昨日は、裏面交流 がない交流だった。特にクライマーと。

山〇さんは、岩〇さんとのつながりで知っているクライマーだが、クロスした交流ではなく、普通にナッツのことを教えてくれた。ナティマックで購入すべし。


アイスクライマーの女性トップクライマーの石〇さんは、私がドライを入門しようというときに、私のお尻をプッシュしてくれた貴重な女性の先輩クライマーなんだが…ラオスに行きたいそうだったので、お誘いしたら、11月は無理だそうで…残念…。

■ 裏面交流以外がなかった九州クライミング

しかし…九州ではクライマーから、

 騙されるようなことばかり

起きたんだよなぁ…。

表面上は、みな、親切ぶっているから、私のようにガードの甘い人はすぐ騙される。

例えば、5.9と題された5.10bを「ここ5.9ですよ」と偽って、おすすめされて登った後で、「上、10bムーブですよね。」「この課題、1ピン目が遠いから、みんな怖がって、全然登れないんですよ」とか… 

登った後で言うの?

みたいな…。 

まぁ、そういうことが、1回や2回ではなく、10回以上繰り返され、そうそう繰り返されると、いくら非言語でもメッセージがはっきりしてくる。


   意図して、殺そうとしている


という非言語のメッセージが…。

実際、実力が凌駕していたから、殺されずに済んだが。これは山梨時代のクライマー仲間や海外のクライミングのおかげである。

■ 夢中歩行 5.9 ⇒ 5.10b

九州に来て1本目で登った夢中歩行という課題は、5.9だった。今は、5.10bにグレード改定さており、その次の初夢は、5.10aで、実際は、初夢のほうが難しいので、グレード逆転現象が起きている。

そもそも、九州のクライミングの、何が悪いのか?

■ 怖がるジム上がりクライマー

夢中歩行が怖いクライマーと言うのは、外岩経験がない、ジム上がりクライマーで、100%の安全を求めるクライマーだろう。

しかし、現実は、ジムから入る以外に現代クライマーに選択肢はない。

ほとんどの5.9が登れるクライマーは、夢中歩行で1ピン目が遠くても、そのまま登れる。

出だしは4級で、5.9だけのスキルはいらないからだ。

したがって、ジムクライマーには、1ピン目をプリクリップするか、そこは4級しかないことを教えないといけない。

■ 5.12登る人が、5.9開拓の難点

初心者ではなく、自分が5.12を登れるときに、5.9を作ったとする。

問題は、5.9を付けた箇所でランナウトすることだ。

核心でランナウトするなら、すべてRをつけるべきだが、日本ではそうなっていない。

5.9はそもそも、特別なムーブがいらないグレード、ということなので、入門グレードでもあることなので、どの課題でも、わざとランナウトさせるのは辞めたほうがいいだろう。

どうしても岩質などで、ピンが遠くなるなら、その遠くなる方が例外であるべきだろう。

基本的に、フリークライミングのお約束は、どこで落ちても死なない、ということにはなっている。

この約束は、岩との兼ね合いで守るのが難しいのだが、九州ではむずかしくないところでもランナウトしている。

ランナウトしていれば、岩の機微をまだ分かっていないジム上がりクライマーは、腕力が足りないと思えば、すぐ落ちるという作戦に出るので、落ちてはいけない箇所で落ちてしまう。

■ 核心部でランナウト=R

ユージさんのデイドリは、最初のハイボルダーは、ハイボルなんだから、当然落ちれない。

ランナウトと同じことである。しかし、デシマルだと5.12くらいだそうだ。

が、しかし、5.14を登るユージさんが落ちる可能性があるか?というと、ない。

最後もスラブに立ちこむところはランナウトしているが、そこは核心は終わった後で、しかも、そのスラブ立ちこみは、みたとこ、普通にスラブで難しそうではない。

ので、Rはつかない。そのムーブは、5.14ムーブではない。

■ 核心部の困難度 グレード

トータルすると、核心ムーブの困難度=グレード。

5.9に戻ると、5.9とグレードされた課題は、核心ムーブが5.9ってことである。つまり、ムーブがなくても、登れるギリギリ限界の課題が、5.9と、少なくとも私がクライミングを習った関東ではそうなっていました。

九州では、クライミングジムで5級が登れる人しか登れないのが5.9という認識になっており、5級はそこそこムーブの洗練がいるボルダリンググレードである。

普通の大学生男子は、ジムの5級は登れない。

したがって、九州では、リードする新人クライマーはなかなか現れない。

危険すぎてリードに進むことが難しい。

リードに進む要件も、

 関東では、自分が落ちることを予見できる力

が要件だったが、九州では、デッドで取るしか選択肢がないような人もスクリーニングできないで、いいね!と言ってしまう。ダイナミックムーブが5.9でいるようなら、へたくそってことですよ。それか課題が、そもそも、5.9ではないってことです。

九州では、5.10bに平気で5.9をつける訳で、その原因は、劣等コンプレックスである。

1年くらいは、そうしたことが分かるために、トップロープ限定で先輩について歩くべきである。

人によっては、10年先輩のあとをついて歩いても分からないらしいが。

要するに、九州には、オーソドックスなクライミング教育は不在で、その不在の中、育った人たちが、後に続く人に同じ苦しみを味わってもらいたい、という負の連鎖になっているだけである。

本来クライミングの道は、感謝の花で敷き詰められているべきである。

参考:

5.9には5.12まで全部が含まれる件

2024/05/23

【自己分析】現代クライマーにとって、何がボトルネックになって、ロープのことが理解できないのか?知りたかった

■ 刺激に敏感なのに、みずから刺激を求めてしまう矛盾… 探究心の失敗でした

私は、HSS型HSPです。

実は、相方が山梨時代から、「あいつは分かっていない」と、皆から言われている奴だということは、「〇〇さん、気を付けてやってください」と頼まれることから、感じられてはいたのですけど… 

 その欠点が具体的には、どんな彼の性格から来る欠点なのか?

が、よくわからなかったのでした…。この私の

 好奇心&探究心

が、私を突き動かした可能性があるな…。それで、彼の性格についての私の疑問が、分かるまで、一緒にいることにしてしまったんだろう…。

それは、背後に、

  彼個人ではなく、現代のクライマー全員の平均的特徴、

を掴みたいという思いがあった。彼個人に出ている欠点をつぶすことで、

  現代クライマーの平均像、

クライミングを教えるとしたら、どの粒度で教えねばならないか?

ということが分かると思ったのだった…。

つまり、アラーキーは研究対象の題材であって、一緒に登りたい!というクライマーではない… まぁ、今まで誰かと一緒に登りたい!と思ったことないけどなぁ…。夫の元君以外。しかし、夫はクライマーではない。

結局、研究して分かったこと。

一般的なジム上がり&講習会出席無し&師匠なしクライマーは

1)25+35=60が計算できない

そのため、25mのピッチと35mのピッチを50mシングルで来ているときに、つないでしまう。そして、やっぱりロープは60だね!などと頓珍漢な感想を持ってしまう。

つまり、登る前から失敗していることを、そもそも自覚すらできていない。

2)その理由は?自分に魅了されているため。

敗退なしで!というロープ構成は傲慢だが、悪くない…その意思があれば、貫ぬける場合もあるだろうからだ。しかし、25+35が60であるときに50mロープで突っ込むのは、もう明らかに何が起るか、未来は見えている。

このようなバカげた行いが起こる理由は? ナルシシズムであった。

3)シングルロープの技術しかなく、ダブルロープは使えない

まぁ教えてくれる人がいないんでしょう… 普通、アルパインをスタートしたら、ダブルロープを1本購入するものですよ?

4)ロープの屈曲について、全く理解していない

つまり、リード経験が全くないのでしょう‥‥誰かに教わらなくても、リード経験が豊富であれば、流れが悪いと登れなくなることくらい、自明の理、で分かる。

5)屈曲について理解していないということは、ロープの基礎が摩擦であることについても理解していないだろう…

つまり、ロープに対する知識ゼロってことですね…。ロープに興味がないのにロープクライミングしている。それは、なぜか?やはりナルシズムしか答えがなかった。

そういう人はボルダーがおすすめですね。なんせロープの知識は要らない。

6)クライミングについての理解の不足のすべての原因は、自分に魅了されている、という言葉一言に尽きる。

クライミング=男のナルシズム

っていう世界観でクライミングしているんだな~ってことが分かった。

結局、俺を世界にPRすること、世間がコロッと騙されて、すごい!と言ってくれる、クライミングへの世間の無知が、

 これならチョロく、ナルシズムを満足させられる!

っていうのが、

 彼にとってのクライミングの魅力

ってことになっていたみたいです。

マズローの5段階欲求説は有名ですが…

  『承認欲求』という高次の価値観

が、パートナーだけでなく、クライマー本人の

 『生存』

を危うくする。

つまらない自己実現欲求に付き合わされて死ぬことになる… のは、誰だっていやですよね。

■ 短期的に満たせても、長期的には満たせないと思うよ

たしかに現代では、世間のみながクライミングに無知なので、みんながすごいすごいと連呼してくれますが…

そんな無知に付け込んだ賞賛をもらっても…

自分で自分を欺くことはできないので…

真の 承認欲求の充足にはならず…

結局は、自分の実力は自分で知ることになり、長期的には自信の無さを補うことにはならないと思いますよ。

母の愛で自己肯定感を満たすのと同じで…

  何か自分で決めた目標を、自分の努力で達成する

これしか、自分を満たす方法はないと思いますけど…。

結論: クライミングの安全には?

    ナルシストを避ける

平たく言えば、かっこつけたいだけの理由で登っている人を避けることです。

クライミングが安易なナルシズムの道具に使われるようになって残念な世相です。

故・吉田さんの遺影。世界のトップに立っても、ナルシズムの道具にしなかった偉大なクライマー。


2024/05/22

町は衰退し、人は老いる

 

■ 2006年の古いロクスノ

を読んでいたら、去年出かけた北海道の下川町でアイスクライミングのコンペが行われた記事だった…

アイスコンペがあっていたとは…

知らなんだ。

もう下川でアイスコンペが開催されることは起こりそうにない…

北海道ではなく、岩根で大体コンペは行われている。

下川町は、どさんこハナちゃんの時代へ(笑)。


■ メルボルンアラプリーズと米澤さん

九州で、開拓にご一緒させていただいたり、岩場で一緒に整備をしたり、私のリードのフォローをしてもらったりした米澤さんが、黒稜会の鬼岩の記事で出ていた…。

言ってくれたら、普通にビレイしてやったのに…。

そういえば、最近のロクスノにも、米澤さんホワイトポイントで登ってるトポ出していましたよね。今でも、九州のトップ開拓者のプライドがあるんだろうなぁ…

しかし…

九州のクライミング教育の不在具合はひどい。九州の、というより、福岡の、なのかもしれないが。

米澤さん一人が頑張っても限界があるのだろう… 

今日は、クライミングガイドなりたての人と朝は話をしたが、九州でガイドから直接学び、クライミングを覚えたい人はいるのか?不安ならしかったが…

逆に、山岳会は全く機能していないので、ガイドから学ぶ以外の入門方法がないと思うけどなぁ。私は、教える側について、男子たちのリスク感性ゼロのクライミングに巻き込まれたくはない…。

そうでなくても、引率の先生状態である。

アラプリーズは山岸さんの記事だった。行く機会があるような気がする岩場である。

グレード、辛そうなんだが…。

2006年と言えば、16年前。

人は老いるもの、である。岩場だって、ボルトは劣化するし、そして、クライミングは進化を続ける。

しかし、昔のロクスノはまともなのに、なんで今のロクスノは、あんな空っぽの雑誌になってしまったのであろう???

北海道の記事

2024/05/21

世界トップレベルのクライマーと世界最低レベルのクライミング教育が併存する現代登山界

 ■ ひさしぶりに山書 読了しました☆

歩ける、ということのありがたさ…

私は、個人で独学して、積雪期ガイドステージⅡが取れるだけの力をつけたクライマーです。

一般ルートからテニクニカルルートへステップアップし、そこから、さらにフリークライミングのマルチピッチに、ステップアップしたため、歩くだけで良い、易しいルートには、九州にきた地点では、なかなか、再度、魅力を発見することが難しくなっていました。

というのは、九州には、リスクのない、簡単な山しかないからです。

北ア、南アのおひざ元から来てしまったので…。九州の山で最初の山は、脊梁縦走です。

その縦走の最後で読図で山を下りたら、同行者が「うちの会の人には無理」と言ったので、超がっかりしたんですよね。

ま、登れる、というより、歩ける、ということが一般ルートでは大事です。

■ ”歩ける”、なしで、”登れる” に来る若い人 

歩けるが卒業してから、登れる へ進む人は昨今少ない。

自分の”歩ける”スキルの軽視が、若い人がグレード中心思考になり、山を楽しめなくなっていった理由の一つかもしれません。

私自身も陥ったかもしれません。今後は反省して”歩ける”を強化しよう。

再度、”歩ける”の強化をしなくては行けなくなったので、これは歩けることにも感謝しようという活動かもしれない。

『彼女たちの山』 を読みました。

https://amzn.to/3Kb23hi

小屋番をしている彼女たちについては、よく書けても、やっぱりクライマーではない人が書く人物評は、クライミングにおける心理的な機微については描けないと思いました… 森山編集長が書いた、ユージさんの人物評を読み、ほんとに良く書いてあると思いました…

両股小屋に出向いていたころ…ほんとの登山スタート時ですが… とても楽しく、ただ林道を歩いているだけで、オコジョにあった。深い山の中で、小屋番として暮らす星さんに会いに行っただけなので山は登らないで帰ったんですよね。

両股小屋への道

今ではすっかり、星さんが苦手のチェーンソーも、ユンボも使えるようになり、なんならログハウスの作り方まで知っていますが…

あの頃から比べると、ほんとに別人と言うくらい、成長したかもしれません。

フリークライミングの世界では、ペーペーですけど、まぁ5.10c程度の実力だって、5.7止まりの往年アルパインのクライマーの基準から見れば、そこそこちゃんとしているわなー。

まぁ、ノースフェイスだとか、おしゃれブランドと化したファッションブランド店の店員の男性には、5.9だって登れないもんなぁ…

しっかし、私の自己評価が低い、のではなく、彼らの自己評価がものすごく非現実的に高まっている、ということだと思うぞ?

だって、ユージさんはじめ、クライマー各氏は、世界列強列伝、系です。

ユージさんを解説したもの:

https://www.redbull.com/jp-ja/climbers-story-01

しかし、これを見て、男子は俺も、と思うわけですが… 実際は、50代女性が登れるところも登れない。

そこには、登山教育の不在があります。教育不在だと、ほんとに才能がある人だけが、勝手に独学で、成長でき、教育に依存していた普通の才能の人は、成長そのものができない…

その結果、山では遭難。岩場では事故=アクセス問題。

原因は教育の不在であり、若者のほうではない。

私は、一般的山ガールよりも、かなり高いところにいます。当然、世界列強には含まれません。そんなの当然、わかるでしょ…。でも素人さんよりは、玄人さんに近い場所かな。

そこが、教育不在だと当然分かる、でなくなる…。

客観視の欠如、メタ認知力の低下、が、栗城劇場の作られ方だと分かったことが、九州での成果かな。




【山岳遭難】”国立”登山研究所が、遭難をきちんと解説して、分析記事を発表するべきでは?

 ■ 文部省・”国立”・登山研究所

大丈夫…?

森山元・編集長が指摘していたが… 

なんと登山系遭難YouTubeチャンネルが、悪劣なことになっているらしい…。

https://www.moriyamakenichi.com/2024/04/youtube.html

しかも、ネットで、チャンネルごと売買すらされているそうです…

いや~ ちゃんとした登山家やクライマーが、きちんとした解説を世の中に出さないから、こういうことになるんですよね…。

■ でも、”デイリー新潮”では…(汗)

森山さんの記事を追っていたら、こちらの記事にたどり着いたのですが…

https://www.dailyshincho.jp/article/2024/04160601/

でも…デイリー新潮では…。

だってここ、数ある新聞マスメディアの中では、下品ですよね?

お下品にお下品で対抗? 記事を読んでるときのスクリーンショット。


こーゆーの。

まともな大人は読まないメディア…。そんなところに、言説を上げても…。誰にリーチするの???

というので、謎だなぁ…と思った。

■ ”専門家”として対価を得ているような人たちが本来すべき仕事をさぼっている

日本には、”国立”の登山研究所がありますが… 国立と言うからには国費で運営されているのだろうが…

アメリカのアクセスファンドほどの機能も果たしていない…

まともな遭難に関する書籍も出版されない。

アメリカでは、毎年、アメリカンアルパインクラブが遭難事例をまとめた報告書…が出版されている。そして、それはアマゾンで買えます。


私が登山を始めた2009年以来、毎年、遭難者数過去最高、とか言いながら、まぁ、やれることは明白で、やれる人材もいるわけですが、

”山は自己責任”の標語を、自分たちの無責任の転嫁

に使い、何にもやっていない。

人に責任を押し付ける都合の良い言葉になっている。

まもともな登山者が学習したいと思っても、情報が提供されていない。

情報そのものが提供されていないのに、

  どうやって自己責任を貫徹したらよい…と?

だから、こういうYouTubeがはびこるわけなんでしょう…

登山における遭難問題とクライミングにおけるアクセス問題は、ほとんど同じですよ。

まぁ、文登研出身の若い男子がこんなクライミングするくらいですから、文登研の教育は私が、会の新人に行う教育よりレベルが低い。

文登研上がりクライマーの現実:https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_19.html

そして、クライミングインストラクター協会のガイドになっただけの実力があるクライマーがいても、その人に施された教育は、残置直掛けがローカルルール、っていうくらいの低レベルだったわけで、九州登山界、山岳会の衰退は著しい…。

起こっていることはすべて正しい…ってカツマ―みたいなこと、言いたくなる惨状ですね。

■ 関連記事

2024/05/20

【新しい取り組み】うつ回復期のライフスタイル支援

■ うつ病回復期のライフスタイル構築支援

1)瞑想的山歩きによる運動療法(2時間オーバー歩き)

2)分子栄養学の知識をベースにした食事指導(まごはかわいい食ベース)

を行います。

上記の二点のライフスタイル構築において、行動変容に心理的障害を抱える方については、

 トランスコーチングの技術を含むコーチング手法

で、こちらの押しつけとなってしまうアドバイスではなく、コーチングによる本人からのニーズと答えを引き出し、自分らしく生きる支援を行います。

■ 診断が出るメンタル疾患は除外します

社会生活が営めないほどのトラウマの回復、摂食障害、その他、病名が診断される精神疾患についての心理療法については、専門家を紹介いたします。

あくまで社会生活を維持している人むけに、うつ病の回復期において、必要なライフスタイルチェンジを支援いたします。

事例:
・競争的価値観から 調和的価値観への変容
・カロリーベースの食事法から、細胞レベルの代謝をベースにした食事法への変容
・ご自身の食生活改善を阻止している、なんらかのメンタルブロックの自覚と解除
・自分自身を大事にし、周囲の環境との調和的ライフスタイルを構築するために必要なモチベーションアップ
・自分自身をより深く知ること
・心身相関を利用した瞑想的山歩きによるメンタル回復
・クライミングによる強制瞑想
・ヨガによる自律訓練法および瞑想

他の誰に押し付けられたのでもない、ご自身のオリジナルなライフスタイルを構築するお手伝いをさせていただきます。

■ 事例: 鬱、無反応性低血糖による気力低下対策

行動:

一口サイズの玄米おにぎり(おばあちゃんでも食べれるソフトおにぎり)を少量頻回食で食べる

1)無反応性低血糖 対策

2)腸内環境整備 対策

です。現在、サプリメントによる栄養療法から、通常食への移行期にあります。

■ 症例

Before(以前の食生活)
一日2食(16時間断食を含む)ヨガ式ベジタリアンから、完全ヴィーガンへ移行し、4年でうつ病発症。直接の原因は、B12欠乏による悪性貧血。ペプシノーゲンの低下、フェリチンの低下、リパーゼ分泌不良により、症状は、食物アレルギーの多発。

結果:
悪性貧血による鬱(再発)。不眠。食物アレルギー多発。副腎疲労による慢性疲労。軽度の肥満。アキレス腱断裂等、外傷の多発。筋力喪失。

処方:
1)ビタミンB50が著効。特に、ナイアシンが著効。
2)ビタミンCにより副腎疲労が回復。
3)ビタミンDにより、腸内環境の保護に著効。
4)BCAAの朝・夜の摂取により、筋骨格筋の喪失に歯止め。
5)オリジナル有酸素運動の採用と筋トレにより、筋喪失に歯止め。負荷なしの運動ではだめ。
6)カルニチンにより運動時の疲れに著効(鉄の充足が消費に間に合わなかったため)
7)亜鉛、鉄、マグネシウムにより、精神の安定。銅過剰の解消。
8)グルテンフリー&カゼインフリーの実践
9)高繊維&プロテイン食の実践

全体的にたんぱく質の摂取を回復するが、初期はペプシノーゲンが出ていないので、たんぱく質を摂取しても排泄されてしまい、栄養吸収されない。対策には、ボーンスープはやってみたが、合わず、アミノ酸が著効。特にBCAA。グルタミンは効果不明。

運動療法としては、マシン筋トレは合わず、オリジナル運動を開発したことで、飛躍的に回復。個人に適した運動スタイルを見つけることが大事である。現在は、水泳週3、テニス週2で、運動量は、日本人向け推奨値の23メッツを上回ったと思われる。必要な運動量は人によって異なり、個人に合った運動量を採用するのが大事。

新たなライフスタイル構築:
1)食生活
行動:朝1号のご飯を炊き、一口サイズのおにぎりにし、腸が空っぽにならない程度、血糖値が下がらない程度に食べる。まごはやさしいを基本にした食生活。
2)運動
行動:運動量の維持。向上。

今後:
新しいワークライフバランスの確立。




【ライフスキルを学ぶ場としてのクライミング】クライミングは、究極の自分軸練習会

 ■ 葛藤を抱えるチカラ


「〇ちゃん、わがままだけど、可愛いから許す!」


これって、これを発話した人の、葛藤を抱えるチカラ、だったんですね。


私は、彼の思いどおりにならないことで、師匠に葛藤を抱えさせていたらしい(笑)。


でも、最後、「えらいね」と褒められたのでした…


■ クライミングは究極の自分軸活動


クライミングで人間の相手の言うとおりにやっていたり、相手の要求をすぐ受け入れたりしたら、すぐ死んじゃいます(笑)。


相手は、身長が高く、単に手が届くだけで、こんなのも登れないのか、と言ってくるだけで、しかもクライミングに対する理解も、私より低かったりして、結局、どの口が言う? 5.12登れるって威張っているくせに、10bで落ちていますよね、あなた?だったりします。


つまり…

クライミングで自分軸でなければ、死んでしまう。殺されてしまう。


クライミング=究極の自分軸、練習会。


そんなのがホントのところです。





【メンタリング】〇〇さんみたいなガイドさんと山に行ったら、何を教えてもらえるんですか?


「〇〇さんみたいなガイドさんと山に行ったら何を教えてもらえるんですか?」

と今日は聞かれたのですが…この質問自体が、的を得ておらず… ガイドって

  山を学ぶとはどういうことか?

ということについてのメンタリングなんですよね… 

だから、最初から山を舐めている人には、そもそも、受け取るアンテナがないから… 

何を与えても、「?」 となるだけのことなのです。

それで短絡的なサービスとなると?

 自然解説ができます

とか、

 ボッカしてあげますよ

とか

 おいしいランチを作ってくれる

 写真を撮ってあげる

とかになります… バカみたい。

そういうのではなくて、山をするということは、自然界の中で、都会の中では忘れてしまった野生動物さんとしての人間性を取り戻すことなのです…

師匠らから私は何も具体的には言葉にして教わったことはありませんが…、メンタリングされる中で

  わ!読図能力がないと山で迷子になるなー

とか

  いやぁ… このままいけば夜になるなー

とか、

  このままいけば、水がないまま、何時間も過ごすことになるなー

とか

そういうことが、師匠の様子…準備する姿を見たりすること…で分かるんですよね…

例えば、村上さんは私がパッキングが遅い人を待っていると、

  すいません!!

と謝ってきて、パッキングが遅い=迷惑クライマーと私は分かるようになった
んですが、パッキングが遅い人、ひとりいたせいで、山では

 凍傷

とかになります。山岳会いても、金魚の糞で、人のあとをついて回っていただけの人にはいつまでたっても分かるようにならないし、ありがたいとすら思わない。

他にも、アイスクライミングでは、凍ったロープを溶かして、コーティング剤を塗るまで山。

シークリフのクライミングではカムを洗うまでが、山。

一般登山では、日本登山大系やネットで情報収集するところから山、です。

終わったら、山の記録を書くと、次の反省点がまとまります。つまり、セルフモニタリングという技術ですね。これ、やらない人が多いです。

■ 大甘やかし過保護お母さんみたいな山ばかりの九州

九州の山では、山が簡単すぎて、ぶらーとテキトーに行ってテキトーに帰ってきても、大丈夫。何も起こらない。

一切、危険なことは起こりませんので、いつまでいても、自然界は、大甘、甘やかしたお母さんみたいな山なので、自然界を舐めると痛い目に合うということは、学べません(笑)。

その上、沢にすらボルト打っちゃって、どんだけ、甘ったれ?みたいなことになっています。

その結果、勘違いが長年、訂正されないことになり、その感覚を、そのまま北アや南アに持ち込むので、遭難者が大量に出ることになりますね。

事例: https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail3?id=85905

オマケ:マーカス・ガルシアのメンターシップ 山はライフスキルですと同じことを言っていますよ。

MARCUS GARCIA Full Interview from Climbing-Grief-Fund on Vimeo.

【アクセス問題】世界のトップクライマーTommyから成功事例のお知らせ

どうも、買い取って保護区する、という事例がトニーはお気に入りのようですね。

そういえば、八面でも買い取ってもらいたがっていました。地元は

以下引用・・・・・・・・・



 Cochamo!

I love this story so much! A bunch of climbers and hippies rally together, get creative and ultimately negotiate a deal to save a valley not unlike Yosemite. This path for this was paved by conservationists showing the locals that the land was more valuable intact than used for extractive industries. A dam was planned up the valley. Roads and power infrastructure were to be built.  The developer was convinced by the climbers and hippies to sell it into protection. It’s taken years of work, lawsuits, and a ton of creativity to pull this off. 

Imagine being able to buy Yosemite for $63 million! Seems like a good deal to me. But we still need to raise the money. It’s rare to come across a land protection issue with such a simple solution. All we need is the funds. This should be a no brainer for the climbing community. 

I’m likely going to be talking about this quite a bit in the future. For now, If you want to donate go to the link in my bio.

コチャモ!

私はこの物語が大好きだ!クライマーとヒッピーの一団が結集し、創意工夫を凝らし、最終的にはヨセミテとは似ても似つかない渓谷を救うために交渉する。この道は、自然保護活動家たちが、この土地が採取産業に利用されるよりもそのままの方が価値があることを地元の人々に示すことによって切り開かれた。渓谷にはダムが建設される予定だった。道路や電力インフラも建設される予定だった。 開発業者は登山家やヒッピーたちに説得され、保護区に売却した。これを成し遂げるには、長年の努力と訴訟、そして膨大な創造性が必要だった。

ヨセミテを6300万ドルで購入できることを想像してみてほしい!私には良い取引に思える。しかし、まだ資金を集める必要がある。これほど単純な解決策を持つ土地保護問題に出くわすのは珍しい。必要なのは資金だけだ。クライミング・コミュニティにとって、これは当然のことだろう。

この件に関しては、今後かなり詳しく話すことになるだろう。とりあえず、寄付をしたい人は私の経歴にあるリンクからどうぞ。


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。


2024/05/19

【クライミング心理学】自尊心の根拠を周囲との比較によると、自信過剰が起こる

■ 自尊心の根拠を周囲との比較によらないことが大事

今度立山に行くので、『日本登山大系 劔・黒部・立山』を読んでいるのですが…

概念図見ただけで、険悪。めちゃごちゃごちゃしている。

さすが、日本一の山…劔。 出てくるルート、どれも難しいのばかり… 

このエリアでは、私の行ったことのある真砂尾根は、長いけど、もっとも簡単に行けるものでした。あれ、K先輩の愛が詰まった山だった。なけなしの、簡単ルートを出してくれたんだなぁ…後輩のために。もしかして、めっちゃ血眼で、この本を読んでくれたのかもしれない。

この劔周辺のテクニカルルート(バリエーションルート)を見ながら、こんな環境で育てば、まぁ九州に育つクライマーとは、天と地の実力差になるよな~。と思った。

難しい自然、厳しい自然は、人を謙虚にする。

■ ぬるま湯で育つと自信満タンになる

九州の人が、たいしたクライマーでもないのに、自信満タンなので、かなり驚いたのですが、同じことが若い人の起業にいえる。

え?このレベルで?ってレベルでコンサルタントと称して、とても、その金額だけの価値がないような商品を売っていて、えー?!詐欺が横行している!って思ったんですが…

良く考えてみたら、一般的に地方都市って、優秀な人は、大学でぜんぶ東京大阪に吸収されてしまい、残っている人は優秀な人がいないのです。

だから、周囲と比べて、自分を判断する癖がついていると、

 え?俺ってもしかしてイケてる?

ってことになる…。それは、自分が優秀なのではなく、ただ周囲がレベル低いだけ、という可能性について思い至らないんですね…。

特にそういう人は、客観視する力、メタ認知力が弱い。

ビジネスなら詐欺行為まがいになって終わりだが…ところが、自然界というのは、比較値、ではなく、絶対値なので、比較値で、高止まりした自己評価で、自然界に挑むと、そりゃ当然、実力不足を露呈して、人はポロポロと死ぬ羽目になるわけです。

現代はフリークライミングの時代ですが、フリーではグレードは主観であり混乱していますので、5.9が登れるから、というので、とりつくと、安全のためには5.12のスキルが必要で、振り落とされます。

というのは、日本の5.9は、”みんなにとっての5.12が、俺にとっては5.9”という自己顕示欲の道具として作っているので、実際は、5.9ではないからです。

その状況で、同じ”5.9”でも、入門ルート、という意味合いになってしまった現代フリークライミングの世界から、若い人が来て、5.9だからという理由で取りつくので、落ちてしまうことになります。なんせ、5.9って人工壁なら登れない人がいないくらいのグレードです。

グレードがあることで、逆に詐欺みたいなことになっている。

■ アルパインのⅢ級を信頼していいのかも、謎ですね

同じことで、アルパインのルートは、日本全国での統一的なモノサシがあると思っていたのですが、たぶんなかったんじゃないですかね? 

日本登山大系が編纂されたころは、ネットもないし。

Ⅲ級って書いてあっても怪しいかも?です。 

称名の滝は超・悪そうな書き方されていましたが、他にもゴロゴロ、悪そうなのがありました…でも、ユースケさんたちがネパールに趣向を変え、国内登攀は、そこまで追求していないところを見ると、本当のところでは、トップクライマーにとっては、国内のルートには、やはり、すでにめぼしいの、魅力的なの、は、存在しないのではないか?と思います。

単に、もろくて、悪くて、寒くて、Ⅲ級だったら… リスクリワードレシオが悪くて、何が楽しいの?ってなりそうですよね。

ワタシでも登れそうな、600mのルートとかある。登れそうというのは、600mでも、ピッチ数で言えば、50mロープを使えば、12ピッチにすぎないので、インスボンでマルチ2本を一日で登っていた実績からすると、まぁ、時間的に登れない…現実味がない距離ではない。

このように、実績に基づいて実現可能性を計算するのが、合理的な自信です。

でも、一般的に歩きでは、普通の人が、標高300m/時 歩けるのが標準的な体力なので、丸一日かけて600m登るのは、優位な戦略ではないですよね。

尾根や岩壁はこんな感じ。そして、谷は険悪そうで、楽しく優しそうではない… ゴルジュだらけで、ゴルジュって、逃げ場がないって意味だ。

北又谷本谷は、本邦屈指の美渓とありました。わお、行きたい。

やはりアルパインのルート、山にあるルートに求める最大の価値は、”美しさ”ではないでしょうか?

■ 高地トレーニング

今回は、標高を求めて高地トレーニング的な滞在なので、一般ルートしか歩く予定ないけど…劔も登る予定はないですが…なんせ夏山は混んでいるので、混雑がリスクです。

しかし、小窓尾根や別山尾根、源次郎尾根を眺めてきたら、まぁ満足かな?

秘境阿曽原温泉に行けるのが楽しみです。

オマケ:マーカス・ガルシアのメンターシップ

MARCUS GARCIA Full Interview from Climbing-Grief-Fund on Vimeo.

2024/05/18

【海外クライミング指導ビデオ】Fallの練習からでした


フォール
 小さいフォールから、手繰り落ちまで、3種類。

【開拓】下降点は、複数ルートに一つ & Ledge to Ledge

 ーーーーーーー

■ 支点整備について

最近山のルート整備とかで、やたらビレイ点をいいボルトを打う動きがあるけど、ちょっと待ってくれ、なんでボルトを打つ必要があるんだ。

海外の山のルートとかで気づいたのは下降ルートの支点はチョック、ハーケン、スリングチョック、岩角にスリングでボルトなし。がおおく、下降ルートは岩にひっかからないように直線的にしており、別に登攀ルートを降りる必要性がない。

なので登攀ルートもそこが下降に使用していなければ、なにも残置なし

現在の支点整備の動きがあるけど、これは逆行で、支点を全てを取ってしまった方がいいと思う。

そして、下降ラインを少ない支点で降りれる箇所に設定したほうがいい。

何もすべてのルートのビレー点を整備する必要はないですね。

壁全体でいくつかの下降ラインさえあれば、他は本当に必要ないものです。

でもって、しっかりした支点であればボルトの必要ないです。

どの場所からでも、しっかり降りられる、というのは、まさにクライミングの退行です。ピッチの区切りも、残置ハンターにならずにすむし。自分で考えるクライミングができます。

なぜトポに従ったとおりに、皆ピッチをきるのだろう? 創造性がないなあ。

例えば、錫杖の注文の多い料理店等は、3ピッチでいけます。やはり、レッジToレッジで、行きたいですね。

ーーーーーーーーーーーーーー 詠み人しらずーーーーーーーーーーーー

■ こんなの、当然だと思っていた…

わざわざこのようなことを語る人がいるということは、

 ボルト再整備

する人たちは、適切な知識なしでやっている人が多いのかもしれませんね?

終了点と、中間支点は違う。

大事なのは、中間支点の強度、のほうですよ?

さらに、ボルト一点で、トップロープとかは、よろしくないです。その場合は、上の支点で、バックアップを取ります。

しかし、手首くらいのサイズの木を懸垂下降の支点にするとか、けっこうアルパインでは良く出てきます。

懸垂下降は技術的には、難しくありません。

難しいのは、立木の強度の見極め、のほうです。

みんな信頼して使っているけど…けっこう信頼性ないですよ?

Ledge to Ledge だと、登り切ったら足で立てるので、

 終了点自体が存在しない

です。

昔のルートは、40mロープの都合で、Ledgeではない、中途半端なところで切られていることもあるので、そのような場合はつないで構わないでしょう。

今の時代の標準のロープ長さは、50m、もしくは60mですので。

アイスでは、120mロープで登っていました。

【クライミング事情】見晴らし岩のカットアンカー

 昨日行った見晴らし岩。



取り外されて?外れて?落ちていたカットアンカー。まぁ、みたとこさびておらず、とりあえずは、ぶら下がるだけなら、大丈夫そうです。

たぶん、トップロープソロする程度なら、まぁ大丈夫でしょう。

誰かがわざと、外して置いてくれたんですかね? さすがに手では外れないでしょう。

【クライミング技術】本格クライマーはロープ外付けがお嫌い

Trad climbing on the cliffs of Rhoscolyn, North Wales

これは、イギリスのクライミング教育映像です。

しかし…こんな汚いロープ外付けの仕方をしたら、日本では、絶対、注意を受けます。


私も一度、南沢でやって、枝にひっかかったロープが気が付いたら、花魁道中のようになって、後ろをゾロびいていました・・

ロープが凍り付いてカチコチになりました… 以下リンクは、当方のアイスサイト。


■ 世界のクライマーは、作法ができている

ユージさんと大西さんのパッキングに注目。

一流を観察して学ぶとは、こういうことですよ。



センターの指導では、外付けはいろいろ文句言われます。

私は、すでにできている状態で、青ちゃんに出会ったので、いいね!されて、別に指導は受けませんでした。

あんまり外付けがひどいと、指導者によっては、かなり文句、言われますよ。

特にボトルの外付け。転がって落ちるので。

気を付けましょう☆

【クライミング心理学】自己愛憤怒 Anger Range

■ 自己愛憤怒が原因?

パタゴニア動画にも描かれている、クライミング界の歪み…

ーーーーーーーーーーー

・クライミング界には、女性クライマーへの性的虐待がはびこっている。

・ジムクライマーが外岩に出るときに、事故が多い。

・岩場のアクセス問題が多発している。

・家庭生活を犠牲にした、名誉一辺倒のクライミングが既定路線になっている

ーーーーーーーーーーー

この原因は?

自己愛憤怒ではないか?と思います。 

自己愛憤怒とは?

こちらに詳しいです: https://crcm.jp/anger-rage

■ 自己愛性と境界性の方が多い…

歴史的経緯的に、クライミングや本格的登山は、

 ・名誉を競うモノ

でした… 一等賞を競う世界だったということは、大量の敗者を生み出したということです。

歴史のあとに残るのは、大量の敗者の山…。もちろん戦いに敗れた人たちは心に傷を負っています。

きっとそういう人たちが、過去の栄光を手放せないでいるのでしょう…

そして

憤怒のチャイルド化

しているのでしょう…

■ 捨てる!捨てる!と連呼

見捨てられ不安なのかなぁ?

が、前の師匠から、一番感じた、心理的な歪み、でした…。

というのは、私がラオスで、別の男性クライマーと組んで登っただけで、お顔真っ青になって、俺なんかみたいな発言するんです…。えー?

そして、韓国では、みんなで行こうと誘われているのに、その話が私経由で来ただけで、「あいつらは女に手が早い」だの、「もう君とは登らない!」など、大騒ぎ…。私がクライマーとして自立することを阻止しようとする…。

のが、なんか変、なのでした。普通は、師匠は弟子が、自分より登れるようになると喜ぶものです。

こないだギンちゃんが天野さんと登った話を聞きましたが、やっぱりそうでしたよ?

■ 私がワタシであることをなんとか相手に認めさせようと躍起だった相方

最後の相方は、私は自分のグレード…10代を全く恥ずかしいとも何とも思っていないのに、なんとかして、私の価値を、周囲の男性クライマーに認めさせようと躍起になっているようでした…

例えば、私が持っている人脈を提供させられようとしたり…

語学やワインの知識を使うように、示唆されたり…

最後は、ボルト付きの沢は危険だ、と言うと、結構、逆ギレしていました。

さらに、認められたい思っているらしい周囲の人たちを林道の運転が慎重すぎると言って否定したり… 

どうしたのかな?って感じでした。林道の運転はゆっくりのほうがいいと私は思うけどね。

南ユウタさんのブログによると、これらの症状は

 境界性

 自己愛性

のパーソナリティ障害で説明がつきます。



自らの正当性を一ミリも、疑わないので歯止めが効きません。がポイント。

危険なルート設計のルートをそのままにしておく、と答える人も、同じですよね…。

というので、心理学で、私にクライミングで起きたことの謎が解けつつあります。

 師匠=境界性

 相方=自己愛性

だったんですね…。

■ インチャが出てこない

最近、私のインナーチャイルドは、防衛機構が働いて、出てこないんですよ。

つまり、私の防衛は、

 自己愛憤怒に対する自動反応

だったみたいです。https://youtu.be/ZWzXpzjQJkU?si=WchBMFAieKrxgAM9

水に落とされたトラウマは、だいぶ解消してきており、今では、バタフライを周りの人が遠慮して場所を開けてくれるくらいスイスイときれいに泳ぎ、水を得た魚状態ですが…

自己信頼が回復してきてみると、私はスケープゴート化されたゴールデンチャイルド、としてクライミング界で育ったようです。

参考:https://rinnakamura.hatenablog.com/entry/2022/05/23/085526


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雪山⇒山岳総合センターリーダーコース⇒師匠1⇒保科・菊池・故・吉田スクール⇒山岳会⇒師匠2⇒海外登攀⇒積雪期ガイドステージⅡ取得&登山総合ハンドブック出版

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という成長の奇跡は、ゴールデンチャイルドのものですよね…

そして、その後の九州に来て以来の、

ーーーーーーーーーーーーーー

 悲惨な現状レポート

 ⇒ 九州で自分が作ったコミュニティから追い出される

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という流れは、スケープゴート。

しかし、これのおかげで、遅まきかな、

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日本の山岳上位団体は、日本国のクライミングが世界に後れを取っている異常事態に気が付き始めた

ーーーーーーーーーーーーーー

のでした…。

なんせ、黒田論文も出たし、日本のボルトや終了点の異常さについては、世界のUIAAから、安物指定、受けてしまったくらいですから(笑)。

ま、私自身はかなり嫌な思いをしましたが、終わりよければすべてよし、ですかね?

■ この経験は私に何を気づかせようとしているのか?

それよりも、私自身について、大事なことは、

 これらの経験は私に何を気づかせようとしているのか?

ってことです。

今、私が気が付かねばならないことは何なのでしょう?

クライミング界には私が必要だ? ⇒ うーん、そうは思えないなー

私にはクライミングが必要だ ⇒ うーん、そうも思えないなー

私には山が必要だ ⇒ Yes!!

私には、父親からの愛情が必要だ ⇒ Yes

私は何かを怖がっている ⇒ Yes

私は何を怖がっているのか明確に出来ていない ⇒ Yes

落ちることが怖いのか? ⇒ そりゃそうだけど、それ当然ですし。しかも落とされて頭7針縫っても、次の日登っていましたから、別に怖がっていないですよねぇ?

遊びたい? ⇒ Yes

なんで? ⇒ 十分していないから卒業できない

何して遊ぶ ⇒  さて、何して遊ぼうか???思案中‥‥ZZZZZ... みたいな感じです。

というわけで、楽しい遊び、募集中!

夏は立山でバイト。そして、帰りは阿曽原温泉の予定です☆楽しい!!

<関連記事>

師匠は境界性

【セラピーハイキング】三瀬ツアー おフランスの方とセラピーハイキング

■ ガイド活動

昨日は、セラピー道場を開催されているH田さんに呼ばれて、登山ガイド活動をしていた。

クライアントは、フランス人女性。ジュリエットちゃん。日本に来てWwooferで活動しているそうだ。

(知らない人のために説明すると、Wwooferは、有機農法を学ぶために労働と食・住を交換する仕組みとしてスタートした活動だが、転じて、なんらかの短時間の労働をすると、食・住が交換できる仕組みとして、若い外国人が日本を無銭旅行する仕組みになっている。ちなみに海外放浪してきた、という日本人も多くが同じ方式でやってきた人が多い。Wwooferでなくても海外では、掃除することで無料になるバックパッカー宿は多い)

■ 日本のきめの細やかな自然に感動する外国人

ジュリエットは、南フランスの出身だったけど…日本の自然のほうが素敵だと思うそうだった。

私の目には、ただの荒れた放置林で大感動し、崩落秒読みの林道で写真を撮りまくっていた(笑)。

そこで、日本は、戦後、大量に植林したが手入れがされず、50年生になっても、線香林で、間伐が必要だが、高齢化で出来ないことなどを伝える。すると、50年経過した立派な杉と間伐が必要な貧弱な杉の違いが分かるようになったみたいだった。

林道も崩落がすごい。この林道の作りが自然崩壊になっている現状を解説したら、のり面の怖さも分かったみたいだ…雨の日に、なぜ山の中に来てはいけないのか?ということも。

教育は大事ですね。

のり面が2m以上の高さがある林道は、土砂滑りの危険がある…ということ。

その下に家がある、なんて、日本の田舎では日常茶飯事ですけどね…

とはいえ、林道には、食べれる山野草もいろいろ出ているので、あれこれ紹介。食べてはいけないマムシグサなど、やっぱり目につく草に目がいくものだ。

ナルコユリが出ていたが、とっさに名前が思い出せず…帰ってから思い出した。

■ 彼女の核心は、宗教でした

気楽に山の話をしながら、なぜ日本に来たのか?などいろいろな話をしてみて、何が核心なのか?いろいろコーチとして探ってみた…

結局、彼女の悩みの核心は、宗教でした。

なんと、アルジェリアのムスリムの母とフランスカトリックの父の間に生まれた方でした。おフランスは民族問題複雑。

どっちも、一神教ですよね…と水を向けると、そこで葛藤している姿がうかがえました。

具体的には、現代女性としての先進的な生き方と保守的な生き方のどちらを取るか?みたいな葛藤があるそうでした。

そこで、そこからは、日本のマルチプルな自然崇拝の実践、に切り替えました。

未開の道を歩くには、自然界からの強力な支援が必要だと思うからです。よって立つのは本人の心ですが、そのサポートは自然界とのつながりで得ることができます。

どこまで、彼女が自然界の声を聞ける人になったか?は未知数ですが…手法としては、

1)山ヤ歩きを教える (早い歩きが良いわけではないことを伝える)

2)音を立てないで歩く猫足を伝える ちなみに、猫足はクライミングの基本です。

3)できるだけ休憩を取って、その場を感じること伝える

4)山の音に耳を澄ますことを伝える

5)ガイド任せではなく、自分の好きなところで休憩を取ってもらう

6)良い質問をする (例:あなたは日本の人に自分をどんな人として覚えてもらいたいですか? あなたをアルジェリア系フランス人として規定するものはどんな資質ですか?)

でした。

特に効果があったのは、2)の猫足。歩きが丁寧になり、音にも気が配れ、山の息吹が拾えるためには、必ず実践したほうが良いスキルだと思いました。

だいたい、山で自己顕示欲なおじさんたちって、ドスン、ドスンって感じか、クマもいない九州でクマ鈴付けているか、ですよねぇ…(苦言)

彼女自身は、2)でトランスに入ったと思います。口数が少なくなったことで伺えました。

6)の質問ですが、

 ・学びにどん欲な人だと思ってもらいたい (まだ与える側ではなく、もらいたい側の人みたいだなぁと個人的感想では思いました)

 ・アルジェリア人のジェネラスな資質と南フランス人のジョーク好きな陽気さ

だそうでした。今の彼女は、倹約旅行のケチケチ路線&クラーい顔でしたが、そのことは黙っておきました(笑)。若いときって迷いますよね。

ワタシから、山道を歩きながら彼女に与えた示唆は、

If you don't know where you going, any road will get you there.

です。トレイルを外して歩く、ということができていない姿からも、ちょっとうかがえました。フランス人に限らず、目の前に道があれば、それしか選択肢がないみたいに見えてしまうものです。

■ 山を師匠とする

山から、人生を教わるには、観察眼が必要です。

ジュリエットと岩の上に座って、山の声に耳を傾けていると、私の目に尺取り虫が飛び込んできました。

ははーん。このように進みなさいって意味ね!とピーンと来た私。

尺取り虫は、その名の通り、一歩一歩しか進まないのです。一歩進むごとに周囲を探索して、めちゃ確実な一歩しか出さない。

それでもめっちゃ遠くに行きます。

それで、これが、今21歳で人生をどう生きるか?決めかねているジュリエットにはぴったりだと思ったので、この尺取虫の在り方から、学ぶ、ということを紹介しました。

もちろん、これは事例で、別に他のなにから、学んでもいいのです。

他の事例としては、今回は、アブがありました。一度探索でブーンと来たけど、こちらが慌てず、叩いたりしなければ、刺されもせず、アブは去っていきます。人間がギャーギャー騒ぐと攻撃してきます。蜂も野生動物も同じです。

■ 素敵なおじさんにあった

今回は、鬼が鼻岩で、素敵なおじさんとの出会いもあった。

おじさんはお昼寝をしようとしていました(笑)。

あれ、おじさん、お昼寝するの~?ここ、秘密の場所があるから教えてあげようか?ということで、私のようなクライマーしか知らない秘密のスポットへ案内。

おじさんによると、お昼寝を快適にできる期間は非常に限られていて、今の時期だけで、もうちょっとすると虫が湧いて、快適性はなくなるそうです(笑)。わかるわー。

甲府では、4月でもう夏山でした。背振も、すでにハエたちが主導権争いをスタートさせていました。

おじさんの山の楽しみ方が素敵でした。

■ 西洋文明

最後に、1000年のかつらの巨樹に連れて行きました。

ここ、前にナルシストのアラーキーと一緒に来たときは、神様がお留守になってしまって、びっくりしたのでした。私一人で来たときはいたのに。

ジュリエットちゃんではどうでしょう?

彼女は、かつらの木の生命力そのものよりも、樹齢1000年の情報のほうに心動かされたみたいでした。

どうも、神様もあちゃーと思ったみたいでしたが、まぁ、とりあえず、立ち去られはしないみたいでした。

■ 温泉未遂とフキ

帰りに温泉によってもいいよ、というと、とっても嬉しそうだったのですが…なんと現金をもっておらず、連れて行けなかった…。うーん?1円もお金を持たないというのが、まぁ若さなんですかねぇ?甘えを感じました。持っていなかったら、与えられる一方でいることが可能だからです。

帰りに、林道で、この機会を作ってくれたH田さんにお礼でフキを摘みました。

フキ、いい匂いですよねぇ…。

自分に良くしてくれようとした人に返礼したい、報いたい、そういう心理的な細やかさも、おフランス出身だと難しいようで、ふーんって感じでした(笑)。でも、日本の子供と同じですもんね。

日本人のお土産文化は、相手への気遣い。

帰ったら、H田さんが首を長くして帰りを待っており、私はお土産にパンをもらって帰りました。

私のほうはコーチングして疲れたので、帰りに水辺に寄って、除霊?スピリットを鎮めてから、帰宅しました。全然違います。清らかな水に足を浸してしばらく瞑想して帰ってきただけですが…。

以上が私が今日、セラピストとして行った活動です。解説しないと誰も分かってくれないので解説しました(笑)。

2024/05/16

【クライミング事情】危険なルートは、そのままでいるべきですか?

https://www.accessfund.org/latest-news/climbings-hottest-topics-we-asked-you-answered より引用

米国アクセスファンドからの情報です。

■ 新標語

冷静に考えたら、だれでも、不必要なリスクを取る必要はないと思うと思うんですが

 しなくてはいけないときに取っておくのがランナウト

っていうのが、新標語にいいのでは?

■ その他の質問

1)クラッシュパッド、フィックスライン、工具などのギアを隠しておくことは可能か?

ダメ56% 

2)他人がLeave No Traceを無視しているのを見たとき、クライマーは声を上げるべきか?

Yes 76%

Leave No Trace は、残置しない、うんこ含め、という意味です。

大体の問題が、条件によりますね。

ただ危険なルートについては、危険なまま保存すると答えた人は、約3割。

そのルートの性格を変えるとしても、多くの人が危険な目に合っていれば、ルートを安全にする、と答えた人が63%。倍です。

クライミングは、わざと危険にしなくても、もう十分に危険なんですよ。

この声が聴かれず、年功序列的、年少者の譲歩によって、危険が放置されているのが、日本国。

それを知らず、のこのこ登りに来る外国人に警鈴を鳴らしているのがワタシ。

■ 過保護な安全の九州クライミング

で、なんと、九州の現代クライマーが志向しているのは、

 どんなルートでも可能な限り安全であるべきだ、の9.8%のほう…

沢にすらボルト打っている…。

どんだけ安全志向なんですか?

しかも、沢にボルト打ったら、それは安全なのではなく、ロシアンルーレット…安全化したつもりで、逆に博打になっている…という本末転倒具合…(汗)。

頭悪いという以外に、どう表現したらいいのかな? 

(ああ~、またディスってしまった(汗)。すいません。)

■ 罪悪感不在

ボルトを打つことに、罪悪感が不在なのも、九州でおかしいな…って思ったことなんですよね…

この感覚が普通ですよね…。九州では平気で岩に穴をあけまくっているんだけど、なんでなのかな?


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2024/05/15

【クライマーのための分子栄養学】 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

 ■ 黄体期に糖新生に関与するアミノ酸が運動中に低下する

やっぱりなぁって感じです。力でないですもん。

https://research-center.juntendo.ac.jp/jcrws/cms/wp-content/themes/jcrws/assets/pdf/research-products/coaching/strengthening_support_report/report.pdf より引用



スレオニン、グルタミン、アラニン、シトルリンが全体的に低い

オルニチン、アルギニン、プロリンも低い



■ 含まれる食品は?

スレオニンが多く含まれる食品:

ゼラチンさくらえび、豚肉、鶏肉、大豆製品、のり、たら、ごまさば、などに多く含まれています。

トレーニングにアラニンを摂るとどんな効果があるの?

β-アラニンの筋肉疲労の軽減効果によってトレーニングの最大反復回数が増えます。 トレーニングの最大反復回数が増えることで筋力向上、筋肉量増大を促進させる効果があります。 そして、さまざまな研究が行われる過程で、β-アラニンには筋肉疲労の軽減効果だけではなく、筋力の向上と筋肉量の増加効果が認められるという報告があります。

シトルリンは、私たちの身体の中や、スイカをはじめとしたウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸です。 日本やアメリカでは血流改善、動脈硬化緩和、筋肉増強などを目的としたサプリメント、ヨーロッパでは、シトルリンリンゴ酸塩が疲労回復の医薬品として販売されています。

オルニチンはオルニチンサイクルの働きを活発にすることで、ミトコンドリア機能を助け、肝臓全体の本来の機能を保つと考えられます。 エネルギー産生や糖新生といった代謝、有毒物質の解毒を順調にし、肝臓疲労、ひいては全身疲労の回復を促進すると考えられます

Lアルギニンは女性にどのような効果があるのでしょうか? 

血管を広げることで子宮内膜の血流を改善し、 子宮内膜を厚くする働きがあります。 体内の血流が改善することで、冷え性予防にもつながります。

プロリンが多く含まれる食品:

ゼラチン、チーズ、えび、大豆製品、小麦粉、鶏肉、豚肉などに、多く含まれています。

プロリンが欠乏するとどうなる?

プロリンが不足すると、体内のコラーゲンの量が減少し、皮膚にできた傷の治りが遅くなったり、膝や腰などの関節に痛みを感じやすくなるなど体に悪い影響が出る場合があります。 また、肌のハリが低下し、しわができやすくなる、紫外線によるシミ・そばかすが消えにくくなるなど、肌の老化を促進させる原因にもなります。

【クライミング指導法】神髄を教えてから、勝手に考えさせる

■ 現代的な教え科は、演繹法

現代のクライマーが低知能すぎてついていけない件ですが…、山梨時代にロープワーク講習会を開催し、私の作成したレジュメでロープワークを教えたところ、みなが意欲的に取り組み始め、あれこれ、自分でノットを探してきて、試し始めました。

その時は、

 ノットの基本はフリクション(摩擦)ですよ

とあらかじめ、

 神髄

を先に教えてしまい、あとはどんなノットがあるか?は、各自が勝手に探し始めました。

つまり、

 結論から先

です。演繹法。

一方、昔の人の教え方は、いろいろなノットを教えまくります。手順を細かくいちいち教えることが丁寧な指導とされている。

様々なノットをいろいろ覚えた結果、最終的に、ロープワークって、結局、フリクションなんだな、となるわけです。 帰納法。

現代の若者は帰納法では教わることができません。

そんなの、まどろっこしくて、結論が遠いからです。

しかし、逆に

 神髄から教えれば、どこまでも自分で工夫

します。

水泳だって同じです。私は、

 前バランス

の一言で、いきなり上達しました。 

神髄をつかむまで何時間も泳ぎこむことに、昔の人は美学を感じていたと思いますが、現代人はそうではない。

それより、神髄のその先に、価値があるわけです。それを使って達成する何か。

クライミングムーブでは、

 ホールドの真下にスタンス

です。

アイスクライミングなら、

 アイスダンス

です。それ以外何も教えなくても、勝手に勉強する素材はそろっています。

■ 在り方の問題

俺様思考…これを何とかする方法だけは、心理学のカウンセラーのうちにしか存在しないと思いますが。

でも、たぶん、彼女いない歴などで、十分その思考が有効でないことは、本人に示されていると思いますけど…(笑)。

私と登りたいと言ってきたパートナーをかっさらっていって、何とかしている。

どんだけ~と思いましたとさ。

【English】Climbing as therapy

Stone Locals: Rediscovering the Soul of Climbing | Patagonia Films

Climbing as Therapy is what I want

This is a movie I recently watched. This sparked a desire to write about climbing on my blog. 

I met a lady in the Mitsuse countryside. I could not make myself understood, as a yoga teacher nor a climber, her view on me was totaly wrong. 

She runs a detox retreat for people with mental health issues and was looking for an assistant.

However, her perception of yoga teachers and the entire practice was skewed. The same went for climbing. It seems people in Kyushu often develop strong biases towards things that impress them, assuming others are doing them for attention.

This reflects on them, not me. I've never climbed or done yoga to impress others. For me, they are forms of dynamic meditation.

The movie beautifully portrayed how climbing can be a path to healing and therapy.



This guy lives in a crag Avalonia in France.

Taking Time to Heal

Even back when I was in Yamanshi, climbing was therapy to me. 

I was healing from my childhood.

Climbing puts you in a state of extreme concentration, a zone.


And when you make climbing the center of your life, you get your life in order.


You stop wasting money, you stop wasting food, and you get your body and mind in order.


The important thing is to live in harmony with Mother Nature, not to improve your climbing record nor grades.


Because when people try to improve their record to impress others, they turn to artificial means.


It takes an activity as intense as rock climbing for a hyperactive (high methylation) person like me, to get into the zone.

That was how I spend my 7 years in Yamanashi.

The second time healing myself with Mother Nature 

Now I need some time to heal myself, again. 

I had a series of leg injuries, first tore, next dislocation, and Achilles tendon rapture... so it was my time off, 3 years in climbing. I have lost all muscles I had developed and need to regain them now. I am getting rid of some weight I had put on.

This summer, I'm heading to Dainiti Hut, where I'll only work two days a week. This will allow me to spend the season in the mountains, training my legs by hiking.

Walking in nature is fantastic for mental health. It promotes self-healing. However, low-altitude hikes in summer are just hot and uncomfortable.  For a truly rewarding experience, opt for high-altitude hikes during the summer or walks near water.

Being a Female in climbing community is difficult 
 
In this movie, there were a several female climbers... a cruck roof climber was a Asian lady climber who were assaulted sexually... and I kinda know how she feels... I am not ready to reveal what had happened to me but I know what she had to gone through since I am going through the same now. 

I was almost killed in climbing. My partner was sooooooooooooo dumb, that he connected 25 m pitch and 35 m pitch in 50 m rope.  If I were a regular climber we were helicopter rescued and he was soooooo proud that he climbed this routes, and I had to realize how dumb he was.  

What a fool of me, giving my trust on such a guy.

Can't keep on climbing such dumb person if you think right. 

Depression and Nutrition deficiency

I had a severe depression attack and I needed Orthomolecular nutrition therapy, I was physically damaged so bad, not just my legs... my mind was also falling apart.  

Now, my legs are getting better thanks to the nutrition advices that doctors gave, and I am a qualified  Orthomolecular nutrition consultant now. 

Climbing community has issues...

1)Strong male dominancy and narcissism led to sexual assault of women

2) Access issues

3) Gym climber to crag has no proper education so there are very high rate of accidents

I now know every problems so well and mechanism how it happens. 

I encountered those, only hoping for a life with nature... my love to belonging to mother nature was been disgraced by those bad side of climbing community and it seem very strongly connected Male dominations particularly in Japan.