2024/05/18

【開拓】下降点は、複数ルートに一つ & Ledge to Ledge

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■ 支点整備について

最近山のルート整備とかで、やたらビレイ点をいいボルトを打う動きがあるけど、ちょっと待ってくれ、なんでボルトを打つ必要があるんだ。

海外の山のルートとかで気づいたのは下降ルートの支点はチョック、ハーケン、スリングチョック、岩角にスリングでボルトなし。がおおく、下降ルートは岩にひっかからないように直線的にしており、別に登攀ルートを降りる必要性がない。

なので登攀ルートもそこが下降に使用していなければ、なにも残置なし

現在の支点整備の動きがあるけど、これは逆行で、支点を全てを取ってしまった方がいいと思う。

そして、下降ラインを少ない支点で降りれる箇所に設定したほうがいい。

何もすべてのルートのビレー点を整備する必要はないですね。

壁全体でいくつかの下降ラインさえあれば、他は本当に必要ないものです。

でもって、しっかりした支点であればボルトの必要ないです。

どの場所からでも、しっかり降りられる、というのは、まさにクライミングの退行です。ピッチの区切りも、残置ハンターにならずにすむし。自分で考えるクライミングができます。

なぜトポに従ったとおりに、皆ピッチをきるのだろう? 創造性がないなあ。

例えば、錫杖の注文の多い料理店等は、3ピッチでいけます。やはり、レッジToレッジで、行きたいですね。

ーーーーーーーーーーーーーー 詠み人しらずーーーーーーーーーーーー

■ こんなの、当然だと思っていた…

わざわざこのようなことを語る人がいるということは、

 ボルト再整備

する人たちは、適切な知識なしでやっている人が多いのかもしれませんね?

終了点と、中間支点は違う。

大事なのは、中間支点の強度、のほうですよ?

さらに、ボルト一点で、トップロープとかは、よろしくないです。その場合は、上の支点で、バックアップを取ります。

しかし、手首くらいのサイズの木を懸垂下降の支点にするとか、けっこうアルパインでは良く出てきます。

懸垂下降は技術的には、難しくありません。

難しいのは、立木の強度の見極め、のほうです。

みんな信頼して使っているけど…けっこう信頼性ないですよ?

Ledge to Ledge だと、登り切ったら足で立てるので、

 終了点自体が存在しない

です。

昔のルートは、40mロープの都合で、Ledgeではない、中途半端なところで切られていることもあるので、そのような場合はつないで構わないでしょう。

今の時代の標準のロープ長さは、50m、もしくは60mですので。

アイスでは、120mロープで登っていました。