2023/05/18

【クライミング心理学】見捨てられ不安 = 登れるもんなら登って見ろ

 益田先生のライブが昨日は秀逸だったんだよなぁ… 

テーマは、”見捨てられ不安”、について。

インスボンなどで、パートナーが、明らかに心理劇を演じていて、私に”捨てる捨てる”と繰り返すので、なんかなーなことが度々合った。

振り返り。

■ ラオスで急成長… 日本では成長できない

一回目のラオスの後、2度めのラオスは、いきなりクライミングが急成長した。 

というのは、なぜか? ラオスのクライミングは、日本のど根性系クライミングとは話が違うから。

私は

 外岩で成長したい

と思っており、それが可能なのがラオスで、日本の岩場だと、全く不可能。というのは、日本の岩場は、

 多くの人に登ってもらいたい

という発想では作られておらず

 おれの課題、登れるもんなら登ってみろ

と基本的に、挑戦&挑発モードで、人格に例えるなら、ジャイアンみたいな課題づくりが基本なんですよね。

クライミング業界に詳しくなり、なるほど、エイドクライミングがスタートで思考停止しているから、そういうボルトの配置になったんだね、と分かるようになったが。

で、ラオスで開花した私のクライミング。

■ アンハッピーな師匠

ところが、相方はアンハッピーだったんですよね、私がクライミングで上達したことが。

日本の岩場では、身長が物を言うわけで、そういう岩場では、男性はすべからく152cmの女性に対して優位に立てる。

だからじゃないかと勝手に憶測しているんだが、都合の良いパートナーがほしいんだろうと。

捨てる捨てると連呼され、うんざりモードになってしまった… 

相方は、どうも、見捨てられ不安パニックになっていたようです。

60代の男性でも、未だに見捨てられ不安が払拭できないというのは、たぶん、精神科にかかるくらいな出来事だと思うのですが…。本人は自覚がないようで、私が悪いと思っているみたいでしたが、後輩が楽しくラオスで登った程度のことで、見捨てられ不安パニックになるのは変。

そういう人の心はこうなっていたのか…というので、とっても参考になった。

■ 母

思えば、私の母は見捨てられ不安パニック型だったかも…。

というのは、母は、ASD受動型みたいだったんですよね…。なので、私は、たくましく育ちましたが、親が自閉症だと、子供は補填するような性格を、生育過程で身につけると思いますが、それは、その子の本当の自己ではない。

昨日、通りで、スキップしながらふらふら歩いてる幼稚園の女の子がいましたが、あらー私みたいな子がいる、と思いました。私も、いつも登下校は一人が好きな子供でした。かと言って、寂しいわけでなく、踊ったり、歌ったりして、一人でいるのが基本楽で好きみたいな…

私も小さい頃は、ちゃぶ台で踊っていたそうです(笑)

すでに幼年期に人生の荒波が降りかかり、ちゃぶ台で踊っている場合じゃない!となりましたが、ちゃぶ台で踊る子供が、親を慰め、支える子供になるわけですから、ギャップ大きいですよねぇ?

ということで、大人になってピンチが去ったら、踊って歌い、遅れを取り戻したいわけです、私のインチャは。

そんなところに、おれを見捨てないで、みたいな見捨てられパニックの人が来たら、はぁ?ってなることが分かるでしょう…

こっちはやっと、謳って踊って、楽しいー!みたいになっているところで、えーん!と泣かれたら…

アクセルか?ブレーキか?で言えば、ブレーキでしょう…。

しかし、そういうことも、付き合ってみなければ、分からないわけで。

■ 基本 みんなで楽しく登るのが好き

私は、1対1だけでのぼり、他の人はいれない、みたいなのは、あんまり好きではなく、そこらに、ただいただけの人とも登って問題ないタイプです。

公園に行って知らない子とも遊ぶタイプでした。あんまり人を怖いと思っていない。

それで何度か痛い目に合っていますが、あんまり懲りていない。

子供の頃は、アフリカの難民問題など見て、日本に連れてきてあげたらいいのに・・・と思ったりしていました。

日本的な、家族だけは大切にするけど、公共のマナーなしみたいなのって余り好きでない。

家族って言うより、気の合う仲間を大事にします。