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2024/05/24

【クライミング心理学】ランナウトした5.9について&クロスした交流

■ 爆睡

昨日は、トランスコーチングのトトさんのセッションのあと、お昼寝したくなり、爆睡し、その後、しゃっきりしようかと思ってカフェに行って、コーヒー飲んだら、楽しく、その場のメンバーとおしゃべりして、うっかり夕方になってしまい、高校時代に部室でダベリングみたいな状態に…。

買い物しようと思って、行っていたので、卵やら必要なものを購入して帰ったら、すっかり8時は過ぎており、8時前に夕食を食べるMYルールなので、大急ぎで夕飯を食べた。その夜、再度、爆睡。

今朝は、夢も見ず、幸せな状態で起きたんだが…。

子供時代、よく明晰夢を見るほうだった。その子供時代の不安は、根拠が明白な、得体のしれるものではなく、根拠が希薄で、漠然とした、嫌な不安だった。

それと同じ状態が、ここ3,4年ほど起きて、希死念慮が再発し、同じメンタルステートにいたのであろう… と、なんとなく、理解した。

■ 裏面交流がない交流=安心

昨日は、裏面交流 がない交流だった。特にクライマーと。

山〇さんは、岩〇さんとのつながりで知っているクライマーだが、クロスした交流ではなく、普通にナッツのことを教えてくれた。ナティマックで購入すべし。


アイスクライマーの女性トップクライマーの石〇さんは、私がドライを入門しようというときに、私のお尻をプッシュしてくれた貴重な女性の先輩クライマーなんだが…ラオスに行きたいそうだったので、お誘いしたら、11月は無理だそうで…残念…。

■ 裏面交流以外がなかった九州クライミング

しかし…九州ではクライマーから、

 騙されるようなことばかり

起きたんだよなぁ…。

表面上は、みな、親切ぶっているから、私のようにガードの甘い人はすぐ騙される。

例えば、5.9と題された5.10bを「ここ5.9ですよ」と偽って、おすすめされて登った後で、「上、10bムーブですよね。」「この課題、1ピン目が遠いから、みんな怖がって、全然登れないんですよ」とか… 

登った後で言うの?

みたいな…。 

まぁ、そういうことが、1回や2回ではなく、10回以上繰り返され、そうそう繰り返されると、いくら非言語でもメッセージがはっきりしてくる。


   意図して、殺そうとしている


という非言語のメッセージが…。

実際、実力が凌駕していたから、殺されずに済んだが。これは山梨時代のクライマー仲間や海外のクライミングのおかげである。

■ 夢中歩行 5.9 ⇒ 5.10b

九州に来て1本目で登った夢中歩行という課題は、5.9だった。今は、5.10bにグレード改定さており、その次の初夢は、5.10aで、実際は、初夢のほうが難しいので、グレード逆転現象が起きている。

そもそも、九州のクライミングの、何が悪いのか?

■ 怖がるジム上がりクライマー

夢中歩行が怖いクライマーと言うのは、外岩経験がない、ジム上がりクライマーで、100%の安全を求めるクライマーだろう。

しかし、現実は、ジムから入る以外に現代クライマーに選択肢はない。

ほとんどの5.9が登れるクライマーは、夢中歩行で1ピン目が遠くても、そのまま登れる。

出だしは4級で、5.9だけのスキルはいらないからだ。

したがって、ジムクライマーには、1ピン目をプリクリップするか、そこは4級しかないことを教えないといけない。

■ 5.12登る人が、5.9開拓の難点

初心者ではなく、自分が5.12を登れるときに、5.9を作ったとする。

問題は、5.9を付けた箇所でランナウトすることだ。

核心でランナウトするなら、すべてRをつけるべきだが、日本ではそうなっていない。

5.9はそもそも、特別なムーブがいらないグレード、ということなので、入門グレードでもあることなので、どの課題でも、わざとランナウトさせるのは辞めたほうがいいだろう。

どうしても岩質などで、ピンが遠くなるなら、その遠くなる方が例外であるべきだろう。

基本的に、フリークライミングのお約束は、どこで落ちても死なない、ということにはなっている。

この約束は、岩との兼ね合いで守るのが難しいのだが、九州ではむずかしくないところでもランナウトしている。

ランナウトしていれば、岩の機微をまだ分かっていないジム上がりクライマーは、腕力が足りないと思えば、すぐ落ちるという作戦に出るので、落ちてはいけない箇所で落ちてしまう。

■ 核心部でランナウト=R

ユージさんのデイドリは、最初のハイボルダーは、ハイボルなんだから、当然落ちれない。

ランナウトと同じことである。しかし、デシマルだと5.12くらいだそうだ。

が、しかし、5.14を登るユージさんが落ちる可能性があるか?というと、ない。

最後もスラブに立ちこむところはランナウトしているが、そこは核心は終わった後で、しかも、そのスラブ立ちこみは、みたとこ、普通にスラブで難しそうではない。

ので、Rはつかない。そのムーブは、5.14ムーブではない。

■ 核心部の困難度 グレード

トータルすると、核心ムーブの困難度=グレード。

5.9に戻ると、5.9とグレードされた課題は、核心ムーブが5.9ってことである。つまり、ムーブがなくても、登れるギリギリ限界の課題が、5.9と、少なくとも私がクライミングを習った関東ではそうなっていました。

九州では、クライミングジムで5級が登れる人しか登れないのが5.9という認識になっており、5級はそこそこムーブの洗練がいるボルダリンググレードである。

普通の大学生男子は、ジムの5級は登れない。

したがって、九州では、リードする新人クライマーはなかなか現れない。

危険すぎてリードに進むことが難しい。

リードに進む要件も、

 関東では、自分が落ちることを予見できる力

が要件だったが、九州では、デッドで取るしか選択肢がないような人もスクリーニングできないで、いいね!と言ってしまう。ダイナミックムーブが5.9でいるようなら、へたくそってことですよ。それか課題が、そもそも、5.9ではないってことです。

九州では、5.10bに平気で5.9をつける訳で、その原因は、劣等コンプレックスである。

1年くらいは、そうしたことが分かるために、トップロープ限定で先輩について歩くべきである。

人によっては、10年先輩のあとをついて歩いても分からないらしいが。

要するに、九州には、オーソドックスなクライミング教育は不在で、その不在の中、育った人たちが、後に続く人に同じ苦しみを味わってもらいたい、という負の連鎖になっているだけである。

本来クライミングの道は、感謝の花で敷き詰められているべきである。

参考:

5.9には5.12まで全部が含まれる件

2023/12/30

【九州クライミング】特攻気取りの出所=歴史の無知

 ■ 特攻気どり

庵に泊まった時に、三澤さんと話をしたが、どうも、九州・比叡での、バカバカしいランナウトは、特攻気どりに源を発しているようだった。

つまり「俺が行かねば誰が行く」「お国のために」が、「俺がリードせねば、誰が行く」「山岳会のために」みたいな拡大解釈がされているということだ。

しっかし、この解釈って、基本的に間違った戦争教育による。

このことをUIAAのスティーブ・ロング氏に話したところ、氏の反応は、「バカバカしい。大の大人がそのような短絡志向をするはずがない」ということだった。しかし、これは三澤さんから、におわされた思想であり、なんか、滅私奉公を美化する文化が九州にはあるんだが…。

盲目的にお上に滅私奉公することは良いことではない。なぜなら、お上は間違うものだからだ。

つまり、戦メリのハラさん、そのままで、自分が何の悪いこと官をしたのか理解できず上官に従っただけであるのに、なぜ死刑なのか?と言うような話を現代で行ってるってことだ。

その文化は、為政者から見たら、”バカな庶民をいいように使え”という詭弁に使われる思想で、歴史的に、無知を基盤にして、庶民が騙された歴史という結果になっているのであり、戦争と言う国の大義が傾けられたものならいざ知らず、2023年の現代において、単なる趣味である、ロッククライミングで、命がけにしてしまうことは、まぁ、あんまり根拠がない… 

趣味で死にたい人います???

いや、どう大義名分を作ろうが、バカバカしい、としか思えないんですよね。

例えば、クライミングは、本来、不確実性を内包しつつ、自分の内に確実なるものを見出し、それを頼りに登っていく、と言う活動ですが、タダのランナウト自慢では、そのような精神性は考えにくいです。

私も比叡をリードしているので、その時は、この程度のレベルでは落ちない、という確信があるので、登りましたけど、だからと言って、ランナウトというものを自慢したいというのはなかったです。なんか知性がないことを宣伝するみたいな気がする。

■ 愚かな戦争観

しかし…この戦争に関する無知というのは、情状酌量の余地があるかもしれません。

というのは、戦争に関する日本側の戦争教育って…加害の歴史は知られず、一方的に被害者の歴史を語るもので、自己憐憫を起点にしています。

戦争に翻弄された哀れな俺や私を、嘆き悲しみ、憐れみ、だからこそ、戦争反対、という論理が一般的なわけですが、理解しなくてはならないのは、戦争に賛成した国民であるということなんですよね…。

また戦犯たちもさばかれず、結局のところ、憎まれっ子世に憚るという路線で、結局は、日本は同胞たちを売った売国奴たちが富を得て、その富は無数の犠牲者の上に成り立っているのに、それを黙って放置している国民性ということなんです…

その姿勢…は、大阪のピース大阪という戦争記念館でも同じでしたし、長崎の原爆資料館でも同じで、結局は、史実の無視、現実を直視しない日本人体質の強化、につながっているのでした。

■ 戦争犯罪者たちの名前

笹川良一 → 安浦ハウスで公的売春で莫大な利益を得、日本女性を売春婦ならしめた人。それだけでなく、ギャンブルを普及させ日本国民の堕落と低知性化に加担した人。

石井四郎と京都大学医学部、ミドリ十字 → 731部隊で人体実験のデータをGHQに司法取引し、戦後の薬害エイズ問題を作った人。その子孫。

自民党&博報堂 → 満州アヘンマネーを基盤にし、日本人をマスメディアにより情報操作して洗脳してきた人たち

現在のガザ地区と同じ。日本は自分たちと同じ目に遭った人たちを攻撃する側、アメリカ側に加担しており、戦争経験が生かされたとはとても言えない。

それは、負の歴史が、臭いものにふたをする方式で闇に葬られたからです。西教授のフーバーレポートはこちら。



■ イギリス女性から無差別の攻撃を受ける日本女性

昨日、夕食を食べていたら、日本企業からの駐在で、クエートやイギリス、タイなどの生活経験がある女性と隣席になり、海外の経験をいろいろ聞いてみました。

イギリスでは、戦争未亡人になったイギリス女性に、無差別に攻撃を受けたそうです。通りを歩いていたら、傘でバシッと殴られたんだと…。

私もアメリカでは、体ごと持ち上げられ、連れ去られそうになったことがあり、恋人のデイビットが心配して、小銃を携帯していたころがありました…。私は体が小さく、若く見えるので、ほんと、危険なんですよね。

当然、持っているだけでは意味ないのでシューティングレンジに行って、発砲も練習はしたんですが、握力弱いので、打つのも大変。現実的ソリューションとは思えませんでした。

女性たちが海外で苦労し、道を切り開く中で、日本国内で、男性たちは現実逃避の道を選んでいるようにも思えますね… 

後世にツケを残したまま…。



2023/08/29

【真実】老兵は死なず… というナルシズム? 若い人に譲ってもらっているんですよ

 ■ 老兵は死なず… 

じゃないんですよね…。 誰でも年齢が上がると、視野狭窄に陥ってしまうもの…

年配の開拓者は、ご本人は気が付いていないですが、

  若い人に開拓の場を譲ってもらっている

ということを知るのは、残酷かもしれませんが、真実です。

参考記事: https://allnevery.blogspot.com/2020/03/blog-post_23.html

1980年代ならいざ知らず、2023年の現代でもカットアンカーを使い続け、適正グレードが分からないからグレードええ加減&適性ボルト間隔も分かっていない…のに、一度打ったボルト位置は変更不可能という不文律があるクライミング業界で、限られた貴重な岩資源に新しいルートを引く…って、貢献じゃなくて、迷惑行為に、むしろなっているってことなんですが…。

現代では、海外経験が豊富で適正グレードが分かり、不可能と言われた課題をフリーで登れる若い人は、ちゃんといるんですよ。生活のゆとりがなく時間が限られているだけで。

誰だって若いときはそうでしょう…

年を取って、家庭にも居場所がなく、クライミングが唯一の生きがい、と言う生活を送っていることが、容易に想像できるご高齢の開拓者に、迷惑行為なんですよ…と面と向かって言える人は、通常いません…。

なんというか、というと?

「限られた岩場資源を守っていきましょう」

と婉曲表現します。

 「岩を傷つけるのを辞めましょう」

とか。

大ランナウトなど、ロープの意味のない打ち方をしても、そのボルトは落ちれない箇所にあれば、ただの気休めでしかなく、むしろあるほうが自然破壊になります。

適性ボルト以外の、どんなボルトもあるだけ、逆に落ちてもよいという心理が働くので、逆に危険です。

ただ、昔からの習慣と無知で、カットアンカーによる開拓を続けてしまっている場合、あるいは、適正ボルト間隔を身に着ける機会が、生涯なかった人が打ち続けている場合、これまでの習慣を改めるのは難しいかもしれません。

明日は我が身、ということで、儒教の伝統がある日本の若い人は、年配の人に対して

「そっとしておいてあげよう」

と思っているわけです。現代クライミングの内容を理解せず、古い価値観(エイドクライミングでのアルパインがアルパインの前提になっている)を先入観から持ち続けたまま、

 「あいつもまだまだだな…」

と若い人の登攀を雑誌で見ても、思ってしまっているんだろうなぁ…と思います。たぶん、トップクラスの登りの意味が、もはや分からない…ってことなんですよね…。昔はエイドが前提だからです。

その意味では、青ちゃんはちゃんと現代レベルのすごいクライミングを、いかにすごいか?が理解できていない状況には陥っていなかったので、えらいなと思います。

こちらの年配者は、最低ラインを5.12に設定するフリークライミングを基礎力とした、現代アルパインクライミングを理解していません。だから、

結果、

 老兵は死なず…(というナルシズム…俺も頑張らねば) 

 (一流クライマーを見ても)あいつらはまだまだだ…

という心境に陥るものと思われ、それが

 俺が開拓せにゃ誰ができる

という、事実誤認に基づく使命感につながっている、ということが言えるように思います。

なんせ、トニーの登りを見て、昔のアルパインクライマーは、未知じゃない、と言ってバカにしているんですよねぇ…。あなたたちが登れる未知のラインはつぶし切ったんで、今の若い人は困難を課題にしているんですよ。それもひと時代おわって、今では、困難を基にする課題すら、枯渇中です。そんな中で、登攀力の落ちた人が初登ルートを開いても…(汗)。

現実は、若い人に岩資源を譲ってもらっているんですよ。




2023/08/23

【クライミングエシック】けつを歩いてくれる先輩は良い先輩だが、40mノーピンを新人にリードさせる先輩は悪い先輩です

 クライミングの初期のころ、

  けつを歩いてくれる先輩が良い先輩だ、

という指導を受けました。

大体山からスタートした人は、トップを登る(リード)が好きなもの、だからです。なんせ一人で山に行っちゃうくらいってことなんで。

しかし、同時に

  嫌がっている人にリードを無理強いしてはならない

というのも教わりました。 この2番目のは、大体は守られていません(笑)。

■ 初心者に何を登らせていいのか、分かっていない指導者が死亡事故を作る

一般にクライミングの初心者が、

 自分が何を分かっていないのか、分かっていない

っていうのは、大体許されます。どこの世界でも、初心者ってそんなもんだからです。

しかし、

 会を率いていたり、開拓者名簿に名を連ねるような人

が、昨今では

 分かっていないことが分かっていない、

ということが、九州に来てわかりました。

そのため、本来初心者が取りつくべきでないところに、「〇〇さん、ここを登ったら?」と取りつかせている。そのため、事故が減らないってことなんですね。

もう、これ、世紀末的症状ですね…。

私は師匠の青ちゃんとは、クラックのリードをめぐっては喧嘩しましたが、それは、私に危険なことを無理強いしようとしたからです。そのような喧嘩ができる心理土台(信頼関係)が、彼との間にはすでに築かれていました。ですので、喧嘩ができる。

つまり、上下関係はなかったということですね。格下の私が自己主張して、自分の身は自分で守るということをできていたわけなので。

■ 境界線の侵略=怒り

怒りというのは、個人の境界線を侵されたときに沸き起こるもの、です。

境界線侵略の最たるものは?

 殺されるー

です。命は一個で代えが効きません。その場合に、正常な怒りが必要です。

九州では、単純に、

40mノーピンを新人に勧めるということが、殺人に匹敵する境界線の侵略だという自己認識がない

のでしょう…。

クライミングは、いい加減な気持ちで取り組めば、死に至ることがある活動だ、という自覚がないのか?

それとも、それは知っていて、自分が危険に陥りたくないために、右も左も分からない新人にリードさせたいのでしょうか?それなら、なおのこと、たちが悪いですね。

自分にはもうリードする能力がない、だから、誰かやって…というのは、年をとればだれでもありますから、それは許されるのではないかと思いますが、それなら、普通に”お願い”すればいいだけです。

■ 「〇〇さんなら登れる」のおだてに弱い人は要注意

良く使われる話法が、「〇〇さんなら登れる」です。

おだてに弱い人は用心しましょう。

実は、おだてに弱い=自尊心が低い、という心理法則があります。

あまりうがった見方をする必要もありませんが、大ランナウトしたルートでリードクライミングがこなせるかどうか?というのは、

  属人的スキルではなく、登攀力のゆとりの量次第

です。誰であるか?は関係がありません。

つまり、5.6は、5.10aが登れる人は、まず落ちません。(その5.6のレーティングが正しい前提で)

5.9を安全安心に登れる登攀力のゆとりは、5.12です。(日本のルートの5.9には、5.2~5.12以上の全部が含まれるからです)

これが、あなたなら登れる、と言われてしまうと、”俺”が登れて、”俺”がすごいという属人的スキルのことだ、と言う風に勘違いしてしまう人が現れます。気を付けましょう。

そうでないと、ただフォローで安全安心に登りたい人に、利用されてしまいます。

■ 現代の若者 5.12は普通

現代の若者は利用されがちです。

現代の若い人は、昔、5.9の外岩を登るために必要十分のスキルのゆとりだとされた、5.12は、すぐに登れてしまいます。ので、ほだされてリードに進むと思いますが、リード能力には、登攀力だけではない、ほかの能力が、いります。

他の能力って?そこのところをきちんと説明できる、言語化できる年配の指導者には、私は会ったことがありません。

最初の師匠は易しいルートに連れ出して、私に盗ませようとしていました。二番目の師匠は、セカンドで登りながら、観察によって盗ませようとしていました。これが王道のようです。

この王道は、鈍い人だと、ただ楽しー!だけで終わってしまって、何にも学ばないです…師匠が作った支点を見て、見て盗むって、余裕がない人にはできないわけです。

■ 日本にはロッククライミングの指導者マニュアルも資格もない

海外ではきちんとロッククライミングの指導者向け講習があるようですが、日本では、日本フリークライミングインストラクター協会の資格取得以外は、

指導者になるための学習カリキュラムがない

です。

結果、この資格を持たない人、山岳会で年齢が上だから、前からいるから、と言う理由だけで後輩にクライミングを教えることになってしまうのが、日本の現実です。

これは、言うまでもないですが、うまく行っていない現状です。これまで通りのことをやり続ける限り、この現状は変わらないでしょう。

■ 若者は利用されがち

自分はもう年を取ってリスクを取りたくない、つまり、リードでは登りたくない、登れる若者を利用したいと思う人がいた場合、たぶん、ビレイで自分に依存するように仕向けてくるでしょう。

  「僕、〇〇さんのビレイでしか登る気になりません」

みたいなのが、期待となるはずです。

私の提案は、年配の人は自分が登れるようなところを登ったらどうですか?ということです。アドレナリンジャンキーになっており、易しいところでは萌えないのかもしれませんが。

■ 一般的には、クライマーは、リードを覚えるより先に、ビレイを覚えるほうが先決です

自分の命を守るのが先か?人の命を守るのが先か?みたいな卵と鶏の関係ですが、ビレイができないクライマーと登りたいクライマーはいない訳なので、ビレイが先だと私は思います。

そして、ぎりぎりのリードをしている人のビレイをしなくては、ビレイは身に付きません。

こちらのユージさんの登攀では、ぎりぎりのリードで、ユージさんがビレイに守られている状況を見ることができます。

https://allnevery.blogspot.com/2023/08/yuji-hirayama.html

フリークライミングで必要なのは、このような登攀のビレイで、落ちないアルパインのルートでロープの端っこを持っているだけのビレイではありません。

9割以上落ちているのがフリークライミングなんですよ? RPでグレードを上げるっていうのはそういうことです。

■ 古いクライマーのビレイが悪い事情

アルパインクライミング、ましてや、アルパインが全部エイドクライミングだったころのクライマーができるビレイと言うのは、

 落ちないクライマーのロープの端っこを持っているだけのビレイ

です。古いクライマーは人工壁での落ちるクライミングをしていない人が多く、また、していたとしても、自分の古いビレイスタイルが、全く不十分なビレイだと分かっていない人が大多数です。

壁から、2mも3mも離れたビレイをしています。指摘しても、言うこと聞かないです(笑)、それは確かに人工壁では、びったんこビレイをしても、ビレイヤー本人には痛くもかゆくもないからです。なんせロープに衝撃きません(笑)。それ自体が間違ったビレイの証なんですが。俺はこれで40年安全に登ってきた、と言い返してきます。

それは、本人が、リスクをビレイされている側に転嫁してきたってだけです。我慢しているのは、ビレイされているクライマー側です。

まとめると、ビレイヤー側の無自覚、クライマー側の我慢がセット販売になっています。

父子で登っていたりすると、子供の側は父親のビレイがまずいビレイだとなかなか気づけないです。機能不全家族と同じですね。山岳会でも同じです。

■ 5.9で落ちたクライマーを馬鹿にするクライマー

山梨にいたころ、同じ山岳会にいた女性クライマーで、国体にも出た若い人が、外岩5.9で落ちていたんですが…

フリークライミングで、5.13が登れるという人に、えらいバカにされていました。

私は?というと・・・ 

 その人が落ちた5.9って、ほんとにナインなのかなぁ…

と思っていました。私は行ったことがないルートだから、分かりませんが。これが正しい認知だと思います。

だって、その人、山梨代表で国体に出たほど、クライミング上手なんですよ?それで落ちる場所って…ナインじゃない可能性のほうが高いんじゃ?

外岩5.13だと、その外岩の5.13は評価が確立している5.13ではなく、もしかしたら、お買い得品の可能性もあります。

■ グレードが正しいというのが、そもそも幻想です

アイスクライミングでは、グレードはその年の氷り具合によって変わりますので、グレードを意識しながら登ります。

「今年は6級やなー」とか、「もうみんなに登られすぎて段々ついているから、トポは5級だけど今なら4級」とかです。

つまり、自分の中でグレードを判定する内的基準を自分で作っていく作業が、グレーディングです。

逆に、人工壁だと、グレードが正しいという前提で登ります。ピンクが6級、黄色が7級とかそういう感じです。なので、赤=2級を登っていると、ふんふん!と鼻に掛けたりする人もいます。

しかし、外岩になると、

 課題に与えられているグレードがあっている、という前提は全く危険

です。

外岩に出る人が、無意識で信じているのは、外岩のグレードが正しいっていう誤解です。

外岩のグレーディングは、比較的正しいのは、UIAA4級まで、です。登攀グレードである、5クラス以上は、5.7易しい、5.8やや易しい、5.9=5.15まで全部含まれる、みたいなことになっています。

したがって、普段、5.9がすいすい登れる人が、普通にとりつくと、5.12が途中で出てきますので、当然ですが、登れなくなります。

外のルート、現状では、マルチピッチは易しいところほど、昔のアルパインルート(エイド)の置き替えボルトなので、グレードがあっていない率が高く危険です。

くだんの、5.13の彼は、最初から高い登攀グレードのところしか登らないでいたのでしょう。

 高い登攀グレードのところ=ピン間隔が狭く命がけには全くならない

です。特にショート、つまりゲレンデではそうです。ルートでも同じなんではないですかね?

つまり、高難度ルートだと命がけはないので、5.9くらい登れよ、と発言している人は、その内容を実は分かっていないかもしれませんね? 

あなたなら、難しくて命の危険がゼロのルートを登る人と、易しいけど命の危険があるところを登る人、どっちになりたいです?

どっちが勇気ある人か?っていう天秤にかけると後者になりますが、勇気ある人の称号を得るために命がけになって死んでしまって、

 いや~今世もいい命の使い方したなーっ

て思います? 

実際死んでしまった人はどう思ったんでしょう…

山梨時代も、三つ峠で取るべきセルフを易しいからと言って取らず、落ちて死んだ人や、アイスクライミングのパートナーが見つからず、冬の富士山に行ってしまって死んだ人がいましたが、ああいう人たちは、自分が精いっぱい生き切ったと思って死んでいるんでしょうかね?

九州なら、根子岳に登って死んだ人とか。

私には、愚かな死としか思えませんが。

話がそれましたが、九州の指導者は、フリークライミングによるロッククライミングが、分かっていない可能性が濃厚だ、という話題でした。







2023/08/20

【九州現状】 指導者が無謀な登攀を指導しているという実態

■ 私は、白亜スラブの登攀及び岸良で何を学んだか?

私は、クライミングで

 赤ん坊のころに父親にプールに落とされたトラウマがフラッシュバック

でよみがえるようになってしまったんですが… それは、

  岸良と白亜スラブ

での相方の行動が紐づいたものでした…  (父の無能=相方の無能。本来信頼できるはずの対象が信頼できない。それだけでなく自分に危害を加えてくる) 

■ 男性クライマーのある種の人には、正常な判断力そのものがない

長いこと、クライミングで、無謀な行為(例:5.11がジムで登れるから北岳バットレス四尾根)は、

  知識が不足しているため (=教育が不足しているため)

と思ってきました。が、それは白亜スラブで否定されました。そうじゃなくて、

 クライミングを自己顕示欲のために行う、それが当然だ、というホモセクシャリティーのため

です。

益田ドクター動画: https://www.youtube.com/watch?v=7FBYoRK2TQ4 で医師がホモセクシャルについて九州を指摘しています。

深層心理的に言えば、男らしさに自信がない人がそういう登攀を行っているわけです。

■ 算数ができないクライマーだった相方 & それを見落としてしまう経験者

白亜スラブは、50mのロープ1本で登っているのに、25mと35mのピッチを連結してしまった相方の、事後のセリフが「60mがやっぱり使える」でした…(アホちゃうか)。

全く的外れ。

これは私が的外れと思うだけでなく、世界のユースケと登っている人がそう思うのです。

25+35はたしかに60ですが、ピッチを連結して、登れると思うのは、確保に必要なロープ長を計算していませんね。

問題は、その後の会話で、全く反省を促さず、グレードだけで登れる登れないを判断し、さらに上級のルートを勧める指導者がいました。

こちらが会話です。

当方:「白亜スラブ、出だしもピンが遠~くに1個。2個目もトラバースだから実質ノープロと一緒。落ちたら8~10m落下で地面。2P目は楽そうでしたが、離陸で、岩がはがれちゃった。3P目は、2P目で半分以上ロープ出たので、敗退できないため、行きましたが、右に言っても左に行ってもRCCしかないので、フレークがあるから落ちないから大丈夫という発想でボルト打ってる感じで、かなりグレードにゆとりがないとオンサイトだから大変そうでした。敗退はない、というので、行くんですけど…。

3P目の11のクラック核心部のほうが楽しそうだった。しかし、これはアンカーが見つからなかったようで解除の前に、50mロープがいっぱいになってしまいました。

ロープがいっぱいなので、少しビレイヤーが上がって出してやってから、登りだしましたが、意思疎通が悪かったので、登ってもロープがたるんだままだった(ロープアップされず)ので、残念賞。やっぱりあきらめてユマールしました。ロープのたるみがなくならないとセカンドでも、落ちたら、今立ってるところに当たりますよねぇ…?

ロープクランプをつけてフリーで登ればいいんですが、ユマールしか持っていなかったので。着いたら、アンカーが見つからなかったらしくて、ペツル一点に二人ともぶら下がっていました。

あと4mだったので、たぶん、切るところが違ったんだろうなとは思いますが、登っている最中にそれらしきところ、なかったんですよね。ので、うーむ。

船井ルートは、この感触から言うと、きっと難しすぎるだろうなぁと思いました。」

Aさん(指導者)
「あらあら、11のピッチの終了点が見つからずに通り過ぎたのですね。トポの通り、35mくらいであるはずです。それを越えてしまうと声が通りませんね。終了点は結構分かり易いと思ったのですが… 橋井ルート、Bさんなら大丈夫ではないでしょうか?」

Bさん(相方リードした人)

「11のピッチじゃないですよ〜 終了点逃して4p5pを繋げた形になりましたが、あと3mあれば終了でした。60ロープがやっぱり使える。50は、後悔する事が多いですね。橋井ルートやってみます!薄かぶりで楽しそう!」

このやり取りを見て、おかしさに気が付ける人は、そうそういないのではないでしょうか?

指導者のほうも、きちんとリードできていないリードクライマーを指導することができていない。ちなみにこのリードは、

・そもそも、敗退なしのロープ配分で行くだけの能力がない

・トポを見て、必要なロープの計画を立てるだけの能力がない

・カム配置が悪くてロープスタック

・終了点を見落としてロープが足りなくなる

というセカンドの私が、

 ・ロープアップされなくても自己確保で登ってきてくれる

 ・ロープいっぱいというコールが届かなくても、少し上がってコンテになりつつもロープを出してくれる

 ・パニック体質でない

というどっちかというとセカンドが連れて行ってやっている系でした。普通の技術の人なら、ロープアップされない時点でフリーズして終わりです。(下手に技術を出さず、フリーズしたほうが良かったと今では思っている)

■ そもそもまともなリードができていない人に、さらにレベルアップを勧める指導者

が、私が言いたいポイントは、今回はそこではなく、

 指導者の側も、きちんとリードできていない登攀をそうと気が付く能力がなく、ロープの保険がない無謀と言える登攀を推進してしまっている

ということです。これでは、まともなクライミング教育が広がるはずがありません。そもそも指導者が指導ができていないわけですから。

それはなぜか?

指導者も、グレードだけをルートに行く能力の判断基準にしているから。です。

■ つまるところ指導者への指導が欠けているもの

山岳総合センターの指導者たちは、何をどう教えるか?について喧々諤々の議論をしたそうです。

長野の会で、ツヨツヨクライマーが集う、CMCという会がありますが、山行計画にダメ出ししてくれます。

私は、山梨では3つ、福岡でも4つほど会を知っていますが、

 どの会も、登山者のレベルに即した適切なルートを選ぶ能力に欠けている

ように思われました。そもそも、指導者が適切な指導ができるレベル感にいません。

特にアウトドアのルートについてはそうです。

■ 正しい指導者像


これは当時のやり取りですが、下の指導者像が正しい指導者像です。

初心者は、プロテクションがしっかりしたところを登るべき

です。

真ん中の回答しているのは私ですが、Ⅳ級ノーピンの広滝スラブを登るように言われ、小川山の経験値と比較して登れるだろうと返答しています。グレードを見ればわかりますが、5.8、5.10レベルです。つまり、

 初心者に40mノーピンを平気で勧めてしまっている

ということです。

 自分の子供にこのようなことをさせますか?

 おかしいですね、当然。

これは、もし仮に、この初心者が落ちて死んだ場合は、殺人罪と言ってもいいかもしれません。ところが、この指導者にはそのような

 自覚自体

がありません。つまり、無自覚に事故、事故だけならまだしも、殺人に至るようなことを他者に推奨してしまっているということです。

まさに、私の父が、赤ちゃんの娘である私をプールに突き落としたのと同じようなことです。

■ 無自覚に死亡事故が起こしてしまうような精神状態は、どのような状態か?

無意識的無能

という状態です。NLPという心理療法で学習項目として出てきます。

ーーーーーーーーーーーーGoogle

無意識無能とはどういうことでしょうか?

1.無意識的無能(知らないしできない)

この段階では仕事において自分に何がどの程度不足しているのか気付いていない、つまり「知らない」ということを「知らない」ことになります。 改善が必要な点や学ぶべきことも気付いていない状態なので、この段階が最も深刻な状態です。2022/12/19

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簡単に言うと

 分かっていないことが分かっていない

という状態です。ほとんどのクライマー男性はこれです。クライミングのテキストはたくさんン出ていますが、かれらはそもそも、文字を読みません。

■ 新人だけでなく指導者も、自分が分かっていないことが分かっていない

つまるところ、

 新人クライマーだけでなく、九州では指導者も分かっていないことが分かっていない

ということのデータ取得ができた、というのが私の九州での経験のまとめです。

この人一人ではなく、米澤さんと樋口先生以外は、お会いしたほとんど全員の指導者が分かっていない指導者でした。特に福岡ではひどいです。鹿児島などのほうが良いのではと思います。

指導者が分かっていないから、無謀なクライミングが称賛され、異様なランナウトで、自己顕示するクライミングがクライミングの本質であるという誤解が解けないわけです。

40年前ですら、とっくに古くなっていたと思える内容を信じて、そして、それを後輩に広めているのですから、九州で事故が減らないのは、当然のことです。

私の相方のようにそれが好きでやるならともかく、私みたいな人は、ほとんど騙されたと同じことになってしまいます。

■ 同調圧力=洗脳 ということが多い

日本国では、

  洗脳

が、一般的に行われています。同調圧力がその洗脳に使われることが多いわけですが…。

自分の頭で考えましょう☆

時間がたとえかかったとしてもです。


2023/07/01

【トップクライマー】格調の高い言葉すぎて、たぶん、小学6年生に分かるように言わないと分からない

■ パタゴニアから声明文

パタゴニアから声明文が出ていた。

ジャンボさんからの文章がこれだ。

https://www.climbing-net.com/general/patagonia_2306/ より引用。

***  


クライマーは山や岩に登るべきラインを見いだす。その過程の中で、多かれ少なかれ自然に手を加えることになる。  


クライマーのエゴ? でもそのおかげで豊かな 時間を過ごせるし、そのフィールドに対してより 深くコミットできるようになる。  


であるならば、そのエゴに対して責任を持とう。フィールドを守るのはもちろんのこと、僕た ち自身のクライミングは未来のクライマーに審判を下されるのだと肝に銘じたい。  


想像力を駆使して、五十年後に輝く行動をしよう。クライミングは、時代を超えて同じ喜びを共 有できる唯一無二の存在なのだから。(横山勝丘)


***  

■ 小学6年生に分かるように言わないと分からないんですよ…

うーん。 この文章で、意味が分かる人は、たぶん、現代のクライミング界にはいないのではないだろうか?年配のクライマーも含め…。

クライマーは岩場に手をくわえる = ピトンを打ったり、ボルトを打ったりすること

という1対1対応がたぶん、想像力の欠如で発想できない。

・現代クライマーは、ジムクライマーなので、ラインを見出すとか意味が分からない。

・その上、プロテクションを自作するクライミングをまったく知らない。

手を加えることはエゴである= ピトンを打ったり、ボルトを打つことはエゴである

と文意ではなるんだが、たぶん、ここが最大に理解できない。

エゴとはなんだ!開拓して、クライミング界に貢献してやってるんだぞ!俺は!

と真逆の発想をしていそうである。

ならばエゴに責任を持とう=打ったピトンやボルトに責任を持とう!

と文意ではなるが、

ピトンやボルトは自分のために打てば、あとは永久放置してよいと教わったぞ?おれは!

後世のやつは、おまえら、自分で勝手に登れよ、

と思っていそうである。

しかし、ここまで文意を解釈すること、そのものができない人がたぶん9割なので、

ん?何やら格調高い言葉を言っているような感じだが、なんのことだろ?俺わかんね!

で終わってしまっているというのが、結局、現状なのではないだろうか?

AIに分かりやすくリライトしてもらわないと、クライマーには通じません(笑)。


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光る記録を出さないと、クライマーとして見出されない

ヒマラヤ503号

2023/06/27

【ベストセレクション】人気記事のまとめ 九州の実情は日本の実情?

トップ1)  機能不全家族状態の九州クライミング

九州のクライミング教育がゼロであることは事実です。しかし、それを何とかする責任が、私のような若輩者にあるとは、どうしても考えられないです。だれがこのような状況にしたのか、責任がある人は、お給金付きの手当をもらってふんぞり返っているような気がするのですが…気のせいですかね?

トップ2)4年の総括…九州クライミングの実情

4年の参与観察の結果のまとめ。もうほんと、あと少しで殺される手前でした(笑)。

九州って、沢ですらボルトで、その状態を本人たちは「スポーツルートみたいな沢のルート」と信じているんですよ? 365日水がかかるところにある異種金属のボルトで登る行為=ロシアンルーレットみたいなルートです…

誤解が著しい九州でのクライミング理解。指導者がそのような理解をしています。だから、トンデモクライミングばかりになるんだろうと…。

親が赤信号を大真面目に青信号だとわたっていれば、子供は親が正しいと思っているので、無邪気にそれを追随します。

トップ3)クライマーにできていない正見リスト

23個上げてありますが、もっとありそうですよねぇ… 動くものに道標つけてどーする?とか。

ローカル自治体に内緒でボルト打って、「60年の歴史ある山岳会です!我々を知らないとはモグリです!」と威張るとか(笑)。中身と外づらが体をなしていない、九州。

自己主張だけ立派で中身が伴っていないのでは、遠慮目に言っても、いや、正確に言えば、名誉に値するとは言えない。立派だったのは、きっと60年前の当時のクライマーでいまのではないんでしょう…。こっそりボルト抜いていましたよねぇ?

トップ4)限られたパイ幻想

クライミングジムの大量発生で、ジム業界に起きていることのルポ。

教えないほうがクライマーのためになると考えるクライミングジムは、閉店→淘汰の憂き目にある。

昨今、きちんとしたクライミング教育を受けたクライマーがやっているジムのほうが閉店する。

後発のジムはビジネスと割り切り、荒稼ぎしているので、インドアジムで登れるだけで、一人前のクライマーと言えるクライミング理解をしていない若者が、大量生産されて、その人たちもクライマーと呼ばれている。

登山者が登山しているすべての人を指すのと同じだ。今では、”登山客”、と呼ばれて、主体性のない登山者であることを名称により、示唆されている。

さしづめ、現代ジムクライマーは、いわゆる”クライマー”ではなく、”にわかクライマー”、”ジムクライマー”くらいな、別の名称を与えないことには、外の岩場で、クライミングの歴史を積み上げてきた、まともなクライマーと混同されると、たった一人の愚か者のために、何十年と積み上げた業界全体の努力が一日で白紙に帰す、という困った羽目になると思われる。

”クライミング客”、とか、にわかクライマーには付けるべきだろう。こちら側とあちら側の壁を全く超えてこない、受身で、ただ楽しむだけの人たちである。

別に楽しむことが悪いとは言っていないが。言葉は悪いが、一番ぴったりくるのは、”意識低い系クライマー”。 

例としては、公共の岩場でノーマットで登り、路駐が下手で苦情を作り、うんこ紙に火をつけて、山火事を起こし、ナイトボルダリングで奇声を上げ、終了点にあるカラビナを、「ねぇねぇ持って帰ろうよ、みんなで山分けしようよ」という人たちで、だれも来ないから登攀禁止の岩場で登ってもいいと思っている。


何十年か遅れているんだが、そのこと自体に自覚がないので、自慢にならない記録を自慢げに発表することになっているが、さらに痛いのはロクスノもそれを分かっていないこと。

■ ダメクライマー事例集


2)現代クライマーのレベル感=お粗末系です

現代外ボルダラー事例。特殊事例と思いたいですが、どうですかねぇ…


文登研上がりも地に落ちている。懸垂でロープ末端が地面に届いていないことが自分の致命的ミスだと気が付く能力自体が欠如している。

岩場にきて、ローワーダウンで、「僕、降りれませーん」という若い男性は現実に存在する。


インドアで5.12が登れても、山の10cで2時間半かかってエイドも出すレベル。それでも、そのことが反省というか自省につながらず、立派な記録だと思って、他人に自慢する記事を書いてしまう…

5)二人のリードクライマーを一人のビレイヤーがビレイ

老舗山岳会。3人で行っているのに、「写真、撮っておいてあげたよ(友情♪)」のノリで、2名クライマーが岩に上っている写真を渡された…。これです。

これって、”友情”? 

九州では、ロープ合わせをしないのか? なんかおかしい。この時、私はその人をビレイヤーにするのは初見。一般常識的に、ロープを組む初対面の相手に自分が登りたいところをリードさせるっていうのは、ない。本人がここを登りたいと言えば、やってもいいよ、くらいです。マルチでいきなり初めて組む人に、しかも嫌がっている相手にリードさせるって、一般にはありえない。まぁ、登れたからいいけど。

6)動くものに道標つけて、これで良し

ペテラン。 頭がイカレているとしか思えない。

一雨きたら、その動くものは、予想通り動いて、ついているピンクのテープは素っ頓狂な方向を指し、あらぬ方向に登山者をいざなうこと確実。

動くものに道標が付いていたら、取り除きましょう。というか、道標がなくても歩けるように読図の知識を得ましょう。

■ 親切に解説するワタクシ

ここまで親切に、かみ砕いて、だれにでもわかるように解説してやる私の、意欲の源泉はなんなのでしょうね?

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普通の人はもっと賢いから(上記のような事例があると)

相手にしない。

いろいろ相手に対して思っていても、口に出して言わない。

同じ土俵に上がらない。

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分かっていないのは、亡くなった弟と同じで、

 頭が悪くて わかっていないから

かと思っていたので、気の毒で、頑張ったのでした。

1)~4)って、やっぱり、発達障碍児、の現象なんではないでしょうかね…? ここ1年ほど勉強してみましたが。

5)、6)は年配の人ですが、当時は発達障害という言葉がなかったと思いますが、やっぱり発達障碍児の老い姿、なのではないかと…。

というわけで、発達障害の人を助けようとして、挫折した物語、ともいえる私の九州4年のクライミングヒストリーでした。

発達障害がある人は、クライミングには、かなり不向きです。

でも、もしかすると、クライミングというのは、昔から発達障碍児のたまり場みたいな感じなのかもしれません。

なんせ、高いところが好き、後先考えない、リスク計算できない、しない、とADHDの特徴そのまんま、クライマーって感じです。

■ 誰も言わなかった貴重なルポ
 
最近、気のせいか、東京方面や関西で、登山教育が熱心に展開されるようになった気がしますが…。

普通の人は、発達障害はないので、私が見たような事例を見ても、

 何も言わない 同じ土俵に乗らない

そのため、クライミング界で何が起きているか? 実は、詳細には誰も分からなかったんではないでしょうかね?

当方のルポを参考にしていただければ幸いです。命を張って得た情報。ジャーナリスト魂に近いものがあるかも。

■ 当方の解決案

漫画にして、分かっていない現代新人のことを面白おかしくこき下ろすことで、

  間違ったことを間違っていると正しい認知を促すことができる、

と思っています。こちら。新人教育漫画(案)

ご興味ある漫画家の方、ぜひコラボしたいのでご連絡ください。クライミング界で、正しい認知が広がるのに、かなり有効な手立てだと思います。

私は別に作者としての名誉は求めていませんので、アイディアだけを提供するのでも、ご提供させていただきます。

漫画『岳』を書かれた方とか、ネタに使ってくれたら、クライミング界世直しに多大な貢献になるなぁと思っていたりします。

当方ブログに記載のあるトホホ事例は、どれも著作権フリーで使ってくださって結構です。