2024/05/24

【クライミング心理学】ランナウトした5.9について&クロスした交流

■ 爆睡

昨日は、トランスコーチングのトトさんのセッションのあと、お昼寝したくなり、爆睡し、その後、しゃっきりしようかと思ってカフェに行って、コーヒー飲んだら、楽しく、その場のメンバーとおしゃべりして、うっかり夕方になってしまい、高校時代に部室でダベリングみたいな状態に…。

買い物しようと思って、行っていたので、卵やら必要なものを購入して帰ったら、すっかり8時は過ぎており、8時前に夕食を食べるMYルールなので、大急ぎで夕飯を食べた。その夜、再度、爆睡。

今朝は、夢も見ず、幸せな状態で起きたんだが…。

子供時代、よく明晰夢を見るほうだった。その子供時代の不安は、根拠が明白な、得体のしれるものではなく、根拠が希薄で、漠然とした、嫌な不安だった。

それと同じ状態が、ここ3,4年ほど起きて、希死念慮が再発し、同じメンタルステートにいたのであろう… と、なんとなく、理解した。

■ 裏面交流がない交流=安心

昨日は、裏面交流 がない交流だった。特にクライマーと。

山〇さんは、岩〇さんとのつながりで知っているクライマーだが、クロスした交流ではなく、普通にナッツのことを教えてくれた。ナティマックで購入すべし。


アイスクライマーの女性トップクライマーの石〇さんは、私がドライを入門しようというときに、私のお尻をプッシュしてくれた貴重な女性の先輩クライマーなんだが…ラオスに行きたいそうだったので、お誘いしたら、11月は無理だそうで…残念…。

■ 裏面交流以外がなかった九州クライミング

しかし…九州ではクライマーから、

 騙されるようなことばかり

起きたんだよなぁ…。

表面上は、みな、親切ぶっているから、私のようにガードの甘い人はすぐ騙される。

例えば、5.9と題された5.10bを「ここ5.9ですよ」と偽って、おすすめされて登った後で、「上、10bムーブですよね。」「この課題、1ピン目が遠いから、みんな怖がって、全然登れないんですよ」とか… 

登った後で言うの?

みたいな…。 

まぁ、そういうことが、1回や2回ではなく、10回以上繰り返され、そうそう繰り返されると、いくら非言語でもメッセージがはっきりしてくる。


   意図して、殺そうとしている


という非言語のメッセージが…。

実際、実力が凌駕していたから、殺されずに済んだが。これは山梨時代のクライマー仲間や海外のクライミングのおかげである。

■ 夢中歩行 5.9 ⇒ 5.10b

九州に来て1本目で登った夢中歩行という課題は、5.9だった。今は、5.10bにグレード改定さており、その次の初夢は、5.10aで、実際は、初夢のほうが難しいので、グレード逆転現象が起きている。

そもそも、九州のクライミングの、何が悪いのか?

■ 怖がるジム上がりクライマー

夢中歩行が怖いクライマーと言うのは、外岩経験がない、ジム上がりクライマーで、100%の安全を求めるクライマーだろう。

しかし、現実は、ジムから入る以外に現代クライマーに選択肢はない。

ほとんどの5.9が登れるクライマーは、夢中歩行で1ピン目が遠くても、そのまま登れる。

出だしは4級で、5.9だけのスキルはいらないからだ。

したがって、ジムクライマーには、1ピン目をプリクリップするか、そこは4級しかないことを教えないといけない。

■ 5.12登る人が、5.9開拓の難点

初心者ではなく、自分が5.12を登れるときに、5.9を作ったとする。

問題は、5.9を付けた箇所でランナウトすることだ。

核心でランナウトするなら、すべてRをつけるべきだが、日本ではそうなっていない。

5.9はそもそも、特別なムーブがいらないグレード、ということなので、入門グレードでもあることなので、どの課題でも、わざとランナウトさせるのは辞めたほうがいいだろう。

どうしても岩質などで、ピンが遠くなるなら、その遠くなる方が例外であるべきだろう。

基本的に、フリークライミングのお約束は、どこで落ちても死なない、ということにはなっている。

この約束は、岩との兼ね合いで守るのが難しいのだが、九州ではむずかしくないところでもランナウトしている。

ランナウトしていれば、岩の機微をまだ分かっていないジム上がりクライマーは、腕力が足りないと思えば、すぐ落ちるという作戦に出るので、落ちてはいけない箇所で落ちてしまう。

■ 核心部でランナウト=R

ユージさんのデイドリは、最初のハイボルダーは、ハイボルなんだから、当然落ちれない。

ランナウトと同じことである。しかし、デシマルだと5.12くらいだそうだ。

が、しかし、5.14を登るユージさんが落ちる可能性があるか?というと、ない。

最後もスラブに立ちこむところはランナウトしているが、そこは核心は終わった後で、しかも、そのスラブ立ちこみは、みたとこ、普通にスラブで難しそうではない。

ので、Rはつかない。そのムーブは、5.14ムーブではない。

■ 核心部の困難度 グレード

トータルすると、核心ムーブの困難度=グレード。

5.9に戻ると、5.9とグレードされた課題は、核心ムーブが5.9ってことである。つまり、ムーブがなくても、登れるギリギリ限界の課題が、5.9と、少なくとも私がクライミングを習った関東ではそうなっていました。

九州では、クライミングジムで5級が登れる人しか登れないのが5.9という認識になっており、5級はそこそこムーブの洗練がいるボルダリンググレードである。

普通の大学生男子は、ジムの5級は登れない。

したがって、九州では、リードする新人クライマーはなかなか現れない。

危険すぎてリードに進むことが難しい。

リードに進む要件も、

 関東では、自分が落ちることを予見できる力

が要件だったが、九州では、デッドで取るしか選択肢がないような人もスクリーニングできないで、いいね!と言ってしまう。ダイナミックムーブが5.9でいるようなら、へたくそってことですよ。それか課題が、そもそも、5.9ではないってことです。

九州では、5.10bに平気で5.9をつける訳で、その原因は、劣等コンプレックスである。

1年くらいは、そうしたことが分かるために、トップロープ限定で先輩について歩くべきである。

人によっては、10年先輩のあとをついて歩いても分からないらしいが。

要するに、九州には、オーソドックスなクライミング教育は不在で、その不在の中、育った人たちが、後に続く人に同じ苦しみを味わってもらいたい、という負の連鎖になっているだけである。

本来クライミングの道は、感謝の花で敷き詰められているべきである。

参考:

5.9には5.12まで全部が含まれる件