2024/11/17

【他業界に学ぶ】林業パブリックコメント → クライミングパブリックコメント

 ■ 以下は林業のパブリックコメント



これ…クライミングと同じですよねぇ… 

・経験年数だけが長い先輩から、技術指導と言えない教育を…

=経験年数の長い先輩から、ボルト1点で懸垂しなさい、と技術指導と言えない教育を…

・過去からの積み上げで科学的でない…

・逆に危険を含む内容…



そりゃ、若い奴が来なくなるのは当然でしょう…

・必要な教育訓練を行うことが、山岳会の責務‥‥と読み替えることができますよね。

そして、いくらコンペで勝手も、現場(山)のトレーニングになるわけないじゃありませんか?




2024/11/16

【スポーツ医学】クライマーにも遺伝子解析&栄養療法を

■ 高精度遺伝子分析サービス≪IDENSIL≫~サービスを個別化するための専用ツール~

■ フリークライマーって、痩せマッチョ

私は、もともと山歩きで山をスタートしたので、足腰強い、という強みがありましたが、それは、フリークライミングに来たら、弱みになったような気がします。

 足腰強い = 下半身が重たい

そんな話を、ギンちゃんとしたことがあったよなぁ…。 

私は女性なので、余計、上半身には自信がなく、いわゆる懸垂、プルアップは一回も上がりません。なので、振らない限り、被りは登れないよ?

■ 心に痛手を持った元アルパインクライマーのフリークライマー量産

ハードフリーから、フリー、そして、どっかぶりであることが普通のボルダリング全盛時代になって、余計、体形の差で、登れるか登れないかの差がついてしまい、このことが、心に傷を持った元アルパインクライマーを増やしているのではないかと思うのです。

今は外岩ショートしかしないとしても、ボルダラーに向いている人とアルパインに向いている人は違うと思う。


自分の遺伝子が分かる本より抜粋引用

だって、登れる、という自己申告のフリークライミングのクライマーって、今度は、歩けないんです…。

アイスクライミングになぞらえると、6級のハングしたところは上手なのに、4級のスラビーなアイスは、へっぴり腰だし、2級のただ歩くだけのところで、転んだりしている。アプローチたったの1時間でばてる。

そういうわけで、遺伝的な体系の差とか、筋肉の質の差、白筋優位なおのか、赤筋なのか?みたいなのと、フリークライミング能力は密接に関係していそうです。

遺伝子結果が出たら、単に

「あなたは遺伝的に細マッチョではなく、フリークライミングには向いていないんですね~」

「なんだー」 (ホッと安心…)

ってことにならないですかね? これで心の傷を作らずに済むんじゃないか?と。

こちらは中山きんに君の動画です。遺伝子とスポーツについて語られています。

https://youtu.be/BZT2XgJ_vm4?si=n3hS-jhP8FPl0jpb

高所登山では、ACE遺伝子が関係があり、II型が優位なようです。
https://jac1.or.jp/about/iinkai/iryou_column/2014010114581.html

■ スポーツ遺伝子 は3つ

①ACTN3遺伝子
②ACE遺伝子
③PPARGC1A遺伝子

■ 遺伝子多型 と骨折&肉離れ

以下のリンクは、順天堂大学の研究です。女性アスリートの骨折しやすさと肉離れしやすさ。

https://www.juntendo.ac.jp/news/00193.html

I型コラーゲンα1鎖遺伝子には、多型のCC型とAC型があるらしい…

https://www.juntendo.ac.jp/news/00193.html

多型っていうのは、遺伝子の非正常形というか少数派部族のことです。

突然変異=1%以下の遺伝子変化
多型=1%を超える遺伝子変化 

例えば、アルビノとか、みんなには色素があるところ、色素がない、みたいな遺伝子発現ですよね。

なので、同じ遺伝子にも、現れ方があり、多型ってのがあるんです。例えば、葉酸の吸収にMTHFR遺伝子多型が有名。多型を持っていると葉酸たくさん取らないといけない…。

私も遺伝子検査受けましたが、MTHFR多型ではなかったので、ほっとしました。

葉酸吸収が悪いと貧血になります。赤血球の赤ちゃん、赤芽球を作るのに、葉酸とB12が必要です。

なので、貧血一つとっても、鉄サプリを取ればいいってわけじゃないです。

■ 個別化栄養、個別化治療の時代

遺伝子にも個人差があるし、もちろん腸内細菌にも個人差がある。

だから、検査をして、それに基づいて食事内容を決めたほうが良い。

同じことで、遺伝子検査をして、トレーニング内容も決めたほうがいいんじゃないですかね?

結果、民間療法で言われている、玄米菜食が良い、というような結果になるかもしれませんが、科学の後ろ盾があるのと、理由はいいから信じてやれ、というのでは、雲泥の差のような気がします。

今日は、長岡式発酵玄米というのを食べましたが、おいしかったです。

発酵玄米だとアミノ酸が増えているそうです。どこまで本当か分かりませんが、ただの玄米だと、アミノ酸補給源としては、期待はできないです。

昔の日本人は、米と魚と海藻、貝類、みたいな生活だったと思うのですが、それで強い体は作れたのかなぁ…

最近、知った本で、『臨床医のための腸内細菌』という本では、

食物繊維を増強しない状態での、プロテイン摂取では、腸内環境の悪化を招く、とありました。

バクテロイデス菌は、メンタルを明るくする菌なのですが、たんぱく質が増えると減りますので、ムキムキだけど根暗のクライマーがいたら、腸内細菌叢が悪化しているだけなのかもしれません。

プロテインを飲まないと、たんぱく質充足せず、たんぱく質充足しなければ、異化が勝って、ガリガリの骨皮筋衛門になってしまうのも事実ですが、しっかり繊維質も取りましょう☆

日本人には、植物性のプロテインがほとんどのケースで合うようです。ソイプロテインを個人的経験からもおすすめします。


【クライミング心理学】クライマー界は自己愛の傷つきを抱えた人だらけなのでは…

■ 南ユウタさんの定期Youtubeライブ(11)フリートーク

■ 見捨てられ不安の人を大量生産してしまう、スポ根クライミング界

以前のクライミングパートナーが、私のほうがその人よりも登れるようになったり、クライマーとして自立したりするようになると、すぐに「もう君とは登らない」とか、「お前を捨てる」とかいう人で、結構めんどくさかった…。

そういう人の心理…心のことわり、は、この動画を見れば分かります。

要するに、

 ダメな自分を抑圧して、

 頭の中で、こんな俺はダメだ、登れない俺はダメだ、

と言い続けていたんだということらしいです。なんとなく、予想はできていたけど…。

だから、私のほうが上手に登ってしまったりすると、脳内で

”「こんなところも登れないあなたとは、もう登らない」と私が言うだろう…”と思ってしまっていたんでしょうね…

これって、登れる俺をブイブイ言わせる=賞賛エネルギーをもとに登る、かっこいいから登る、褒められるから登る、という心理的弊害ですね…。

内的動機付けで登らないとこうなります。

多分、男性のクライミング社会で

 登れる奴が常に上だ → 登れない俺には価値がない

転換が起きてしまうのです。登れる奴が上だ、という価値観が強いことの弊害なのでは…?

つまるところ、スポーツクライミングの弊害では?

すると、したくもない貢献も続けないといけなくなりますし…

■ ジャンボさんですら、トラウマちっく

錫杖の「注文の多い料理店」のハーケンを抜いて、それで、ジャンボさんは、登れる者のエゴ、と批判されている、もしくは、いるように感じたとすれば、それは脳内の声である可能性もあり、トップクライマーである彼すら、そんな声に悩まされるのであれば、他の多くのクライマーも同じであり、別にクライミングだけが人生じゃないよ、と言ってあげたくなりますね…

心の病を作り上げるためにクライミングがあるのではなく、人生を楽しむためにあるのだし…

■ 俺を見て見て系

昨日はクライミングジムに行ったら、バイトのセッターなのに、仕事に注力せず、このルート俺の最高傑作、とか、うーん、悪い、とか、うぉーとか、うるさいクライマーがいて、それを後ろからはやし立て、悪いですねぇとか言っている別の男性クライマーがいた。

めんどくさ感満載だった…。

ピラの室井さんがそんな存在感をアッピールしていたことはなかったし、ピオレドール賞の佐藤さんもそうで、初心者の時、そういう人と知らずにハーネス借りちゃったけどなぁ…

この俺アッピールクライマーの真のニーズは何か?というと

 俺を認めてほしい

ではないかと思いますが…。要するに、お母さんに、俺を見てほしい、という奴ですね。賞賛を求めている。周囲で、はやし立てるクライマーは、フライングモンキーと呼ばれる人たちです。

■ やっぱり承認欲求なのでは?

認める認めないって実態は、あってないようなものだと思う。

男性社会では顕著だが…それって、なんか傷ついた心、つまり、トラウマを将来に残すようなので、やめたらいいのに。

「あなたってホントに登れる人ですね」と承認されても、内なる自分が、「でも、俺はあいつのクライミングについて行っただけだ、本当の賞賛に値するのはあいつだ」と言えば、自分で自分が認められず、他者からの評価が、自己評価とかけ離れていくだけだし…。

そうなると、非ナルシストな人にとっては苦しいだけ。

一方、ナルシストな人にとっては、賞賛がエネルギーなので、お調子者ということで、どんどん、もっと言って、もっと褒めて、ってことになります。こういう人はおだてられると、木に登ってしまいますが、ほのぼのとしているので、誰も気に留めない。

しかし、総合的に言って

承認欲求みたいなことに囚われるより、楽しく登る事のほうが大事だと思う。

■ トラウマ系ジムと非トラウマ系ジム

昨日は登りに行ったら、ナルナルちゃんのセッターで俺を見てオーラ全開だったので、かなり、めんどくさく感じた。

一方、ニシキタウォールのお兄さんみたいなのは、全然トラウマ発動しない…。登り方もアドバイスしてくれるし…。

俺を見て系 → 非安心系クライミングジム
こうやって登ればいいよ → 安心系クライミングジム

という類型が私の中で出来ることを発見した。 ジムの常連さんって、大体ナルナルしているか、競争しているか、なんで、こんなのも登れないの、というか、スポ根だけがクライミングと思っているか、みたいな気がするんだが、偏見だといいなぁ…

なんせ、楽しくないと意味がないんですよ、趣味なんですから。

それにしても、賞賛が楽勝で得られる場として、クライミングがナルシストに目をつけられてしまった、というのは痛い。

栗城劇場もこれだし、マリン何とかさんもそうで、ただのナルナル賞賛が欲しいだけの人と真実の冒険家の区別がつかない世間…=マスコミ。

その世間の知性の低下よって簡単に賞賛というエネルギーが得られることに気が付いたナルシストから、高所登山は目をつけられているってことだ。

特にやばいのが、リスクフリーだということがまだバレていない分野。

高所登山とか、スポーツクライミング、ボルダリング。俺でも一発逆転して、皆が俺を賞賛してくれるんだ、ちやほやしてもらえるんだ、という幻想を描きがちなのかもしれない?

結局、楽に一等賞になれる世界を皆が求めているらしい…





2024/11/15

【新時代の潮流】新しいクライミングの形 報告会へ出よう!

■ 誰ですか、ワイドはゲテモノだよ…、とか言った人は?

これは北平さんという方のワイドクラックを登ってきたクライミングの報告会だ。

若いクライマーはぜひ出ましょう。

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北平友哉トークイベント 

「世界最難ワイドクラック「Century Crack5.14b」とマニアックな居場所の守り方」

【イベント紹介】

今回は、日本のワイドクラック界隈を牽引するひとり、北平友哉さんをゲストスピーカーとしてお招きし、ディープな世界観を世界最難のワイドクラック「Century Crack5.14b」にトライした今年の遠征の様子を交えてお話いただきます。

2022年、初めてのCentury Crackは完登におよばず、今年の再挑戦に持ち越しされました。さて、その結果は?

また、一つのことに熱中し続けるモチベーションを維持するために、環境を整えることは不可欠ですが、世界中のワイドクラックを登りたいと語る北平さんの場合はどのようにそれを行っているのか?

北平さんの今の答えを聞きにぜひ会場にお越しください。

※ワイドクラッククライミング

手や足よりも幅の広いクラック(岩の割れ目や岩の隙間)を手足はもちろん体全体も使って登るクライミングスタイル。難易度が高く、界隈では「変態的」や「奮闘的」という言葉で形容されることも多い。じわじわとしか進まず、傷だらけでボロボロになるがそこが魅力となっている。

1回目2022年遠征の様子を映像でご覧いただけます。

「センチュリークラックへの道」

https://www.youtube.com/watch?time_continue=11...

【日時】 2024年12月11日(水曜日) 19:00ー20:30(開場18:30)

【会場】ウインクあいち 愛知産業労働センター 9階 904号室

   http://www.winc-aichi.jp/access/  (名古屋駅から徒歩5分)

【定員】30名(要予約)

【参加費】1000円(税込)

※お支払いは会場で現金にてお支払いください(お釣りのないようにご用意いただけると助かります)

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こうした機会に新しいクライミングの在り方の話を聞くと、現・山岳会が持っていると思われる、古い常識がクライミングの進化を妨げている…のではないか?と思う。

クライミングに対しての感覚のズレ感を感じる。

山岳会での認知となんか違うな~と、フリークライミングを始めて以来ずっと違和感を感じている。

ワイドもそうだし、アイスクライミングもそうで、山岳会では、そんなのゲテモノだ、といつも言うんだが…アイスなんてこんな確実なクライミングないよ、ってくらい確実性が実際は高いものだよ?

クライミングの僻地の、九州では、カムを使うことすら、怖がって誰も使わない、という”常識”だった。

ところが、現実には、40年前のカットアンカーで、落ちる、というほうが、カムと同じくらいか、それ以上に危険で、非合理的な判断だと思う。

それにビレイも懐古調で、流して止めてあげるよ~とか、それっていつの時代のロープの話?って感じだった。

いくらなんでも、わざと流して止めなくていいですよ。雪上確保なら分からないでもないが、ボルトルートの岩場で?

古い常識で、エイドクライミングが、アルパインのロッククライミングだ!みたいなのもあったし…。

エイドをお断りして、なんだ怖がり!って否定されるのも、なんか違う気がした。

怖がり!と否定されているような具合なのに、クライマー界の最弱者である高齢スタートの女性クライマーである私にリード期待を寄せてきて、さらに違和感が募った。

その上、私が登りたいというルートには、誰もビレイを提供してはくれない、というわけだし…

なんか、とても、ちぐはぐな経験をしたような気がする。

なんか九州時代は、違和感ありまくりだったよなぁ。

クライミングジムも、親切の正反対で、攻撃的だったし…。

大阪では、男子は当然のように、弱者の私には親切だし、ジムでは当然のように、お客さんである私に喧嘩吹っ掛けてくるようなことはしないし…

これが、正常な姿であると思う。

 平穏

です。

 普通

です。 なので、普通でなかったのは、私ではなく、九州の古典的クライマーたちなのではないか?と思います。

何が原因だったのか?というと??

 九州古典的クライマーが共通して持っているクライミング環境に対する劣等コンプレックス

だったのではないだろうか?

と思う。(未処理の恥の感覚)がある人が自動反応で、相手を攻撃してしまうということだったのでは?

自分より劣位だと思う人(例:私)が、自分が勝手に困難だと思い込んでいるトラッドや海外クライミングにいとも簡単に行くというと、自動的に嫉妬をしてしまったり、腹を立ててしまったり、相手を攻撃してしまったりするのではないだろうか?

女のくせに生意気だ → 家父長制の影響下にある人のセリフ

5.9しか登れないくせに海外に行くなど生意気だ → 旧型クライマーのセリフ

…というのが、私のこれまでの分析の結果だ。

私は別に嫉妬を受けるようなズルなことは何もしていない、と思う。

それどころか、自分の足で稼いできた成果で、自分が楽しむのを阻止されるなんて、たいがい迷惑をこうむった側だと思うんだけどなぁ…。

私が作ったクライマー連絡会も、私が作る前は、そもそも”なかった”んですからね…。

結局、九州では、本来、役割をしっかり担うべき人が担おうとせず、つまり、世代間交代がきちんと行われず、古い人がトップに座り続けるために、いつまでも古いクライミングの形に執着しすぎていることが、問題だったのではないか?と思う。

それは、ただ競争、ただスポ根、クライミングの多様な価値を認めず、排他的で、男性優位の特権主義に凝り固まり、楽しく皆で安全に登るというよりは、俺がどれほどかっこいいかを自己主張するために登る、みたいなことになっていたのでは?

嫉妬について:

https://youtu.be/gvp5e5x0yiU?si=bGKlWCgdQs3QzRpw

■ トップクライマーに対する理解

山梨では、トップクライマーが時折、クライミング遠征の報告会を開いてくれていました。

しかし、残念ながら、それに耳を傾ける若いクライマーがほとんどいなかった…そこそこ登る人はたくさんいましたが…

それは、九州と同様に、俺なんて…みたいなメンタリティを若い男性が取り込んでしまっていたからなのではないかと思います。

俺なんて…と思うのは、心理学的な自動反応、です。たとえ、そう思ったとしても、そのあとに、でも情報だけでも聞いておけば、いつか役に立つ日が来るかもしれない…と思うことにしたら、どうでしょう?

私は、アルパインクライミングのほうは初期に、花谷康弘さんが話してくれた報告会に話を聞きに行ったり、馬目さんの報告会に話を聞きに行ったりしています。どんなトレーニングをすればよいのか?とか、何が登れるようになったら、どういうルートが可能になるのか?とか、どういう技術がどういう場面で必要なのか?ということを知ることができます。

同じ難易度、同じ体力度でやらなくても、その人の今の体力に合った難度で、本格的な山行、というのは、作り出すことはできます。

例えば、同じ岩場に行くので、尾根を一つ読んで、尾根伝いに行けば読図の山となり、ただ登山道を辿るのは別の冒険を作ることができ、その分、学びも深いです。

私が推進したいのは、そのような 

 クリエイティビティがある山

です。

この北平さんのようなチャレンジを聞くことで、自分のクライミングにどんな要素を取り入れることができるか?そこにクリエイテイビティを発揮しましょう。

いつまでも、10年一日のようなことをしていては…。

日本全国Ⅳ級A1登りと、万年RPの波状攻撃で、分不相応な課題に取り付くフリークライミングを繰り返していても…

日本のクライミング界は楽しくならない。

10年一日どころか、日本国は他国と比べて後退しています。

【新時代のクライミング】ユタ州のクライミング

センチュリークラックへの道  The Road to Century Crack

2024/11/12

【リスク管理】プロのリスク管理から学ぶ 

ロープアクセスの会社に非常に良いチェックリストがありました。

以下、

https://www.ropeaccess.co.jp/%e6%8a%80%e8%a1%93%e6%83%85%e5%a0%b1/

より引用です。 太字当方。

■廃棄・保管ルールの順守 チェック

  • 繊維製装備は製造から5年が経過していないか。経過したものは廃棄しているか。
  • 高所(2m以上)から落とした金属製品は存在していないか。発生した場合破棄しているか。
  • 湿った場所で保管されていないか(内部が湿ったバッグ、雨天後の車内平置き等)。
  • ヘルメット・繊維製装備を極端な高温/低温下で保管していないか(直射日光が当たる窓際やトランク等)。
  • 化学物質、刺激物、腐食性物質(酸等)と金属・繊維製装備の、社内および車内の保管場所は分別されているか。
  • 装備に付着した泥などの汚れは適切に取り除かれているか。
  • 線維性装備の洗浄・洗濯には中性洗剤を使用しているか。
  • 摩耗、破損したメインロープ等やハーネス、ヘルメットは廃棄しているか
  • ATC・グリグリ等(ビレイデバイス)は深さ1mm以上摩耗していないか。
  • ロープガードの生地に破れはないか。クランプ・固定用のコードは機能しているか。
  • プルージックコードに摩耗や損傷はないか。
  • ナイフに錆びや欠けは無いか。
  • ファーストエイドキットは各現場に応じた内容を網羅できているか。
  • ヘッドライトの光量が暗くなっていないか。電池は満タンであるか。
  • 無線機の通信に異常はないか。
  • フットテープ、アブミ等に破れやほつれはないか。
  • ハンガーやアンカー類に腐食、破損はないか。
  • その他現場にて使用する機材(ポール、ハンマードリル等)に故障はないか。

■作業計画 チェック
  • 作業の方法及び順序を明確に述べた手順書が示されているか。それが適当であるかどうかを確認するための作業前分析を行ったか。
  • 作業従事者の人数は示されているか。作業従事者は救助・避難を含め、必要な訓練を受け、実行できるか。
  • 使用するメインロープ及びライフラインの⾧さの種類及び強度は示されているか。
  • メインロープ及びライフラインを緊結するためのそれぞれの支持物の位置、切断のおそれのある箇所及び切断防止措置は示されているか。
  • 支持物に緊結する作業従事者の墜落による危険を防止するための措置は示されているか。
  • 物体の落下による作業従事者の危険を防止するための措置は示されているか。
  • 労働災害が発生した場合の応急の措置は示されているか。
  • 上記ロープ切断以外に、危険を引き起こす原因の特定、事故が起きる可能性の判断、危険を最小限にするためのコントロール手段は明確にされているか。
  • 作業に用いる用具の選定は、要求される技術や仕様の知識を持つ者が承認したか。

■フルハーネスは墜落制止用器具の規格に適合しているか。
  • メインロープ及びライフラインの強度は19kN以上か。
  • スリングの強度は15kN以上か。
  • カラビナの強度は11.5kN以上か。
  • 作業従事者は、ヘルメットを着用しているか。
  • メインロープ、ライフライン、ハーネス、ヘルメット、カラビナ等は著しい損傷等異常がないか。
  • 保護帽の規格 (飛来・落下物用、墜落時保護用)に適合している保護帽を着用しているか。
  • 健康状態は良好か。
  • 現場への入場方法および退場方法は安全なものであるか。
  • 作業に危険を伴わない気象状況であるか。強風・大雨・大雪などではないか。
  • 極度の暑さ、寒さに晒される危険のある現場での作業の場合、作業時間は適切に設定しているか。
  • メインロープ及びライフラインは安全に昇降するため十分な⾧さか。
  • メインロープ及びライフラインの末端にストッパーノットをつくっているか。
  • メインロープ及びライフラインを支持物に緊結する作業に従事する労働者の墜落による危険を防止するための措置がとられているか。
  • 作業計画が関係労働者に周知されているか。
  • 作業指揮者は選任されているか。
  • 作業従事者は、フルハーネス型墜落制止用器具取扱特別教育を修了しているか。
  • 作業従事者は、ロープ高所作業に関する特別教育を修了しているか。
  • ハーネス、カラビナ、スリング等使用機材は、使用するメインロープ、ライフラインに適合したものか。
  • メインロープ及びライフラインの緊結場所は作業箇所の上方にある堅固な支持物を選定できているか。
  • メインロープとライフラインはそれぞれ異なる支持物に外れないように確実に結束される計画であるか。
  • 切断のおそれのある箇所の把握がなされ、回避できない場合は切断防止措置がなされる計画であるか。
  • 作業道具は落下防止措置が取られているか。
  • 作業従事者は、どんな体制にあっても迅速に救助されうる状態にあるか。

■エリア

  • 作業エリア及びその上下部など、落石、落下物などの危険が予測されるエリアへの立ち入り禁止措置は行われているか。
  • ハチの巣などの有害生物の有無は確認したか。
  • 作業エリアの整理整頓はできているか。

■リスクアセスメント チェック

リスクアセスメント表を用いて、リスクアセスメントによって危険が特定され、危険のレベルに応じた処置がなされているか

■安全確保 チェック
  • メインロープ及びライフラインは作業箇所の上方にある堅固な支持物に緊結しているか。
  • メインロープ及びライフラインはそれぞれ異なる支持物に外れないように確実に緊結しているか。
  • メインロープ及びライフラインはロープ高所作業に従事する労働者が安全に昇降するため十分な⾧さか。
  • メインロープ又はライフラインが切断のおそれのある箇所に覆いを設ける等、切断を防止するための措置を講じているか。
  • フルハーネスはメインロープにディッセンダーやアッセンダーを用いて確実に取り付けているか。
  • 作業開始直前に上記5つの措置が取られているかを当該労働者と作業指揮者等による複数人で確認したか。
  • 規格に適合したフルハーネスおよびヘルメットを使用しているか。
  • フルハーネスはモバイルフォールアレスターを介してライフラインに取り付けているか(経過措置の場合を除く)。
  • ライフラインを設置しているか(経過措置の場合を除く)。
  • 作業計画通りに作業が行われているか。
  • ハンドアッセンダーにカウズテイルが接続されているか。
  • 二点確保のルールは守られているか。
  • ピッチヘッドは腰より高い位置にあるか。
  • ハンガーを使用する際は荷重許容方向に適合した種類のものを使用しているか。
  • バックアップアンカーおよびライフラインに荷重がかかっていないか。
  • シェアードアンカーは、2点のアンカー両方に荷重がかかっているか。
  • 作業従事者の位置が上下関係になっていないか。
  • 最初の支点に戻るまで自己確保をとった状態を保っているか。
  • ディッセンダーはメインロープに取り付け後、運用開始前に動作確認を行っているか。
  • ハチなどの有害生物はいないか。
■経過措置の適用に関して 
  • メインロープを作業個所の情報の異なる2つ以上の堅固な支持物に緊結しているか
  • メインロープが切断の恐れがある個所とメインロープとの接触を避ける措置が講じられているか。(リビレイ、ディビエーション)
  • リビレイに使用する支持物は堅固か。仮荷重テストを行って合格したか。
  • 中間セットの構築方法は適切か。

■ロープの使用状況に関して
  • 擦過箇所はないか。ロープに損傷はないか。
  • ロープが絡んでいないか。
  • ロープガードがズレてきていないか。
  • ロープに必要以上の弛みがないか。
  • ジョイントの二点ルールは守られているか。
  • ノットは正しく結束されているか。
■下降 
  • 下降時は、制動側のロープを握っているか。
  • 制動側のロープを離す場合は、ハードロックされているか。
  • 下降スピードは1m/2秒以下であるか。

■スリング チェック
  • スリングのノット、ヒッチの荷重方向は適切か。
  • スリングを結束する際にノットは正しいか。
  • スリングを結束する際に材質が違うもので結束していないか。
  • カラビナ チェック
  • カラビナ同士で接続していないか。
  • 安全環は閉まっているか。
  • カラビナにを入れていないか
■作業者 
  • 負傷者、体調不良者はいないか。
■現場 
  • 残置物はないか。
  • 作業前の状態に復帰できているか。
  • アンカー打設時は、埋戻しをしているか。
■ ヒヤリハット チェック

いつ  
どこで 
だれが                                   
何を                             
どうした
原因は 
次はどうする

【分子栄養学】マイキンソーより、マイクロバイオミー

■ 新しい腸内細菌検査キットが出ました

これは、私が受けたマイキンソーよりも良いと思われます。

【お腹のプロ絶賛!!】最も詳細に腸内細菌を解析する『マイクロバイオミー』とは? 腸バリア・消化力・免疫スコアまで!新しい腸内細菌検査のすべて N..

■ マイクロバイオミーにヒントを得て、必要な腸内細菌を特定してみた

マイキンソーより、細かく腸内細菌叢を調べることができる。この検査にヒントを得て、

 あなたは、アレルギーを抑制する菌がゼロですよ

というマイキンソーの結果から、一体どんな菌が少ないのか、できる限り調べてみました。

ヒントは、アレルギー抑制物質を生産する菌が不足しているらしい、ということだけ。

乳酸菌とか、大きな属ではなく、具体的にどれ?みたいなことだ。

具体的には、どうも

 ラクトバチルスのパラカゼイ菌がアレルギー抑制に関係する腸内細菌

らしかったが、今実験されているのは犬。

https://health.kirin.co.jp/kw/index.html

そこで、パラカゼイ菌が入った食品はないかなと調べた。

パラカゼイ菌、KW3110を配合したサプリを見つけた。

https://www.imuse-p.jp/product/imuse-eye/

ついでにカゼイ菌が入ったBL整腸剤もゲット。これは近所のドラッグストアで見つけた。

余分だが、シールド乳酸菌も念のため、購入した。乳酸菌入りタブレットとして昔は売られていたらしい。現在は生産中止。

腸内細菌のエサとなるオリゴ糖のうち、さらに善玉菌だけを育てるケストースと言うオリゴ糖が見つかったので、これをプロバイオティクスの代用品とすることにした。

結果、

 カゼイ菌+パラカゼイ菌+ケストース = 腸内細菌+プロバイオティクス

ということになり、細菌と細菌のエサになるもの、の組み合わせ。

まだ、3日目だが、お腹がぺったんこ化しました。もしかして、お腹が出ている人は、お腹で何かが発酵しているのかもしれませんね。引っ込めても出るんです…という場合。

食品では、発酵食品が該当します。味噌、醤油、麹などです。私は一応、毎日、納豆やキムチなどの発酵食品は食べているのですが…。

■ 消化力の問題

栄養療法では、たんぱく質の摂取を勧めます。

しかし、そのたんぱく質を消化することが私はベジタリアン歴30年だったので、できませんでした。消化されずに下痢をしてしまうし、下痢をしていないときは便秘になるし、でした。

玄米が良いよ、というアドバイスを聞いても、玄米が消化できなかったのです。消化力が落ちていたからです。これは甘味の無いタブレット状のアミノ酸で克服しました。

ここ最近は、オーバーナイトオーツと玄米のご飯をセットで食べることで、浮くお通じが実現、ほんとに浮くんだなぁと思って、毎日浮かせることを目標にしています(笑)。

動物性脂質に偏ると、日本人にとっては腸内細菌叢が悪化する要因となるかもしれません。

■ 機能を謳う商品は買わないほうが良い

近所のドラッグストアに行って思ったのだが、詐欺的広告文句だらけというか…

菌の種類を具体的に書いてあるのではなく、〇〇に効く…という効能中心で、効くか効かないかは、確約できない物なので、結局、あいまいで分かりにくい説明書きということになっている。

このような状況では、賢い選択ができず、消費者は、延々と自分の体質に合ったものを探してジプシーをする羽目になるではないか?と思った。

そういうジプシーを辞めるには、マイクロバイオミーの検査を受けるのが一番早いんだが…
5万円ちかくの出費になる。だが、最短距離であることには間違いがない。マイキンソーなら、比較的低価格で受けることができる。

■ 腸内細菌では作れない栄養素をサプリで取る

分子栄養学を勉強した結果、かなり大きくザクッというと

副腎疲労 = ビタミンC
慢性疲労 = ビタミンB群欠乏 
鬱 = たんぱく質
多品目の食品アレルギー = ビタミンD

という結果で、大体、摂取するサプリが固定化してきました。日本人は消化力がそもそも強くないのです。便の量は欧米人の3倍だそうですから、栄養の面で、腸内細菌に助けてもらう率が高いのではないかと思います。

1)ビタミンC 1000㎎×3 

を死守中。ストレスを感じたらすぐさまc。なぜなら、哺乳類=人体は、ビタミンCの合成能力を失いつつあるため。万人に必要なビタミン。

2)ビタミンD 一日4000IU 

太陽光を充分浴びることができる人は少ないため。リーキーガットにはビタミンDです。多品目の食物アレルギーは、リーキーガットの症状です。SIBOも同じ。ビタミンDで良くなります。Dにはタイトジャンクションをタイトにする役目があるため。

しばらくグルテンフリーも必要です。グルテンに含まれているグリアジンがタイトジャンクションを突破してしまい、体内でアレルギー発症になると言われています。

3)ビタミンB群 

腸内細菌が、体内に必要なビタミンBを作れない場合に著効する。

以上が、特に疲労などを感じていなくても、万人におすすめのビタミンサプリです。

国産サプリは、高額なので、特にDとBは、アイハーブをお勧めします。

海外サプリは危険だ、というのは、自分の体質や血液検査の結果に基づかず、製品を選ぶ場合に、憶測で、良く内容が分からないが、テレビで言っていたから、〇〇ハーブ系がいいらしいと、飛びつく場合です。日本では上記のようにドラッグストアでの曖昧模糊とした広告で、消費者はバカにされています。

海外サプリで避けなくてならないのは、鉄サプリです。特に海外の鉄のサプリは、たんぱく質と抱き合わせてあり、容易に鉄過剰症になってしまいます。サプリも、内容を良く調べないと、落とし穴、があります。

■ すでに問題を感じていたら、体質改善

以上は補う系で、体質改善には、補う以前に、悪いものを入れないでおく必要があります。

・糖質過剰を辞める 
・たんぱく質不足を辞める
・グルテンフリーの実践 小麦を断つ

の3点が必要です。

糖質過剰は、白いご飯と甘いものの過剰です。白いご飯は運動前などに最適ですが、味の濃いもので、白いご飯をたくさん食べるという日本式食事法では、栄養が偏ります。

せめて玄米にすると、腸内細菌の助けを得ることができますが、玄米を食べるには消化力が必要です。消化力を作るには、胃液はたんぱく質から作られるので、卵と鶏の関係にあります。私はこの時期はアミノ酸を摂取していました。

日本人が小さいのは、たんぱく質不足です。たんぱく質は、毎食20g程度必要です。

後は、運動不足ですね。運動しないと食べたものがちゃんと消化されないのです。したがって運動量が多いアスリートの人が、就職などで運動量を減らしたときは、要注意です。

まずは、最低限の食生活を死守するのが先決。

それには、コンビニ菓子パンは含まれません。岩場では、今、エネルギー使っているところだからOKですが、家では、もうめんどくさかったら、納豆ご飯と卵掛けご飯でいいですから、玄米でやってください。

https://bifidus-fund.jp/keyword/kw073.shtml#:~:text=%E5%A4%A7%E8%85%B8%E3%81%AB%E5%B8%B8%E5%9C%A8%E3%81%99%E3%82%8B,%E7%B4%B0%E8%8F%8C%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E7%94%A3%E7%94%9F%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
より引用

■その他
K2 というパラカゼイ菌
https://www.kamedaseika.co.jp/admin/images/news/upload/444.pdf

山口×シールド乳酸菌
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/157878.pdf


【世界情勢】日本とアメリカ、韓国…ローカルジムとトップクライマーコラボによる開拓

■ インスボンに行って分かったこと

それは、

・韓国では米国文化の浸透度が日本より高く

・韓国では、アメリカ社会に日本より近く、貧富の格差がより大きく

・韓国の政治は、完全トップダウンで、民主主義的ではないため、白雲山荘は一方的に閉鎖

で、韓国のほうが、権威主義社会&アメリカナイズされている、ことでした。

■ 比叡の方へ、インスボンのボルト配置は良いです。

https://iwatosawa.com/insubon/

海外のクライマーも多く訪れるインスボン。一方で国内クライマーの事故すら絶えない比叡。

どうしたもんだかね…。国内クライマーも韓国のほうが登りやすいのではないかな。経済的にも岩場的にも。

岩場は国策でボルト整備されていました。それでも、ヘリ飛んでいましたけど。

宮崎県は、アウトドアアドベンチャーツーリズムで動き出していないがお隣大分はすでに動いている。

個人的には、海外のお客の流入を狙うより、日本の地元の人々が楽しむための岩場が良いと思うんだが。

比叡は、というより、九州は全体的に権威主義的でした。

女性はそれをうまく回避するために、男性を立てる、というだけみたい。

日本の権威主義は、アメリカナイズではなく、封建主義。いまだ江戸時代。

■西先生の防衛費比較

ーーーーーー

米国防省の資料によれば、2000年度に日本が差し出した、駐日米軍負担金額は、群を抜いて世界一で、

50億ドル(当時の約5,000億強)。

一方、北朝鮮と戦争状態にある韓国は、駐韓米軍に国防の重要責任を背負ってもらっているにも関わらず、

日本の六分の一

なのにです。

日本に駐留している米兵の総数は

4万人。

つまり、単純計算で私たちは、国民の税金で、日本に駐留している米兵1人につき、

年間1,000万円以上

支給していることになります。

この状態を

「国辱」

と呼ばないのは、日本だけ…。日本の若者は、このような日本を誇りに思うのでしょうか。

私たちは、このまま

米国の犬

に成り下がったままでいいのでしょうか?

それに、これ以上に大きな問題があります。

それは、実際これだけの費用を払っても

アメリカが日本を守ってくれるのか?

守れるだけの力が残っているのか?

ということです。

ーーーーーーー

■ トランプは守ってくれない

アメリカファーストなんだから、守ってくれない。というか、アメリカこそ借金大国で、人ん家を守るなんて、そんな体力ありません状態だと思われ、

どうしたら、日本は自国を守ることができるか?を考えないといけない。

→ ローカル岩場は、どうしたら自分たちの岩場を守れるか?考えないといけない。

似ていますね。

グローカルという言葉がありますが、グローバルな視点を持って、未来を予想し、ローカルに活動しようという意味です。

日本の未来は欧州にあり、欧州で最も先を行っているのは、イギリス?スイス?おフランス?欧州はどこも景気が非常に悪いです。日本の地方と同じです。

日本の未来は欧州にある。としたら?

グローバルをローカルに持ってくる…ってことです。

つまり、スイスの在り方を日本に持ってくる。日本の岩場がある田舎では、ほとんど無料で楽しく岩に登れ、コストもほとんどかからないという生活が作れたら、日本人は、たとえ経済的には貧しくても、それなりに幸せに生きていけるのではないでしょうか?

ほとんどタダみたいなチョークにお金をかけさせようというのが

エスキモーに氷を売る商人アメリカ

のやり方なので、要するに水や空気にまで課金しかねない、アメリカの強欲魂。

クライマーにコンペクライミングを押し付けようというのは、ちょっと

アメリカ的発想

だったんでしょうねぇ… と、コンペクライミングを見て思うのでした。

戦わせて勝ったら、お金をあげようというのでは、闘牛の牛と同じ立場では?

■ ローカルクライマーの開拓

小山田さんのローカルクライマーを巻き込んだ、開拓の報告が上がっていたが…

そういう風に

地元の人がクライミングとともに生きれる社会づくり・地域づくり

が楽しくていいのではないかと思います。

グレードは上げるのではなく、下げる。下げないと誰でもは登れないです。まぁアメリカの前例を見ると、下げても5.2程度だと思いますが…。5Aと5Cでは大違いです。

日本は、グレードを上げることしか考えていなかった=競争しか考えてこなかった=登る喜びを多くの人と分かち合うことには無関心だった。

というわけでした…

今までの日本のクライミング界では、

 開拓 = レジェンドクライマーの特権

みたいになっている。

特に、昔のアルパインの伝統ではそうなっていますね…。

古い皆さんは、開拓手法を若い人に伝えることを頑張ったらどうでしょうか?

https://www.fortunetakakura.com/

【世界情勢】中国へはクライミングに行っても大丈夫なのか?

■ 政治に無関心なオールドクライマーvs政治に関心がある現代クライマー

政治に無関心=平和時。政治に関心=有事。

昔のアルパインクライマーは、平和の時代に生まれ、そのために、刺激不足であったために、刺激のあるアルパインクライミングをしていたのではないだろうか?

師匠が、小池さんが都知事選に出たときに、TVを見ながら、「いいかい、〇〇ちゃん、こういう人たちは賢いから、任せておけばええんやで」と言ったのがびっくり仰天だった。小池さんって、できる人というより、黒い人と認知されている人ですよね??

ここに若い世代との世界認識の差があると思った…。最近、団塊世代の女性にパソコンを教えたんだが、教員上がりの彼女も同じで、私は政治は分からないから、もっと賢い人に任せるという…

こういう政治への態度が結局、今の日本のザイム真理教をのさばらせる結果になったんだろうなぁ…

そして、それは海外クライマーも同じだったようだ。

海外のクライミング…パキスタン…に行って、人質に取られ、そこから逃げるために、殺人まで犯さなければならなかったのが、トミー・コードウェルの『DwanWall』に語られている。

そこまで、世界情勢に無知なまま、登りに行ったアメリカ人の頭がお花畑…(汗)。

■ 海外の出張経験

海外へ出張でもいいから、出かければ、自分の頭のお花畑具合が、日本人も分かると思うが…最近の若い人は、全然、海外に行かない。私は一か月ベースでの海外出張があったが、そういう生活をすると、世界の各地で格差が開いていたことが分かる。

日本の岩場は、

 40年間死んだまま

で、

 ”日本の常識=世界の非常識”状態

になっているのが、日本の岩場。

海外トポを見れば分かる。

■ レジャーではなく、生活の一部に

海外に行った人たちは、私を含め、クライミングが市民生活の一部になっていることに喜びを見出すみたいなんだが…

それは、

格安で楽しめる、自然破壊も少ない、自然愛好活動だから

■ テーマ性のある世界旅行

さて…日本の常識&世界の非常識を克服しよう!

世界情勢キャッチアップ。日本人は、黎明の岩場に行くにも、欧米人と違い、中国人と用紙が似ているわけなので、中国情勢が安定してくれないと登りにすらいけない。

楽しい海外クライミングは平和の上に築かれるのである。 

■ 中国メディアが分析したトランプ

1)世界関税戦争 → 日本の製造業への影響

2)地球温暖化、パリ協定離脱 → すでに離脱表明済み

3)中東戦争激化 → 日本のエネルギー資源は、ロシア寄りにならざるを得ない

4)ウクライナ戦争 終戦 → 日本が復興支援させられる

5)朝鮮半島の解決 → 韓国・北朝鮮が仲良しに戻ってほしいがそうなるかは謎

6)アメリカの内部分裂 → アメリカは昔から分裂している

7)中南米との対立激化 → 麻薬の入り口を封鎖 中南米は何を産業に?

8)欧州の米国離れ → 欧州は何で生きていくのか?

9)米ロ関係改善 → 2極支配でいいんじゃないの?資源あるんだし

10)中国孤立 → 孤立と言うか、中国人は世界中に拡散している。アイデンティティ喪失中?

中国の情報源を探していましたが、

 興梠一郎

さんの動画が一番良いように感じています。

https://youtu.be/-HfqqsOrNbo?si=c1_m57vG4sJF1a6v

動画なので、文字で読むより調査に時間がかかるのが、最近のネック。

作業をしながら聞けるというのが強みなのかもしれませんが…。

中国は、今、本当に経済崩壊して、多くの中国人の生活が成り立たず、祖国を捨ててアメリカに逃れる人が多いのではないかと思います。

不動産セクターの破産が大々的に報じられていましたが、結局、政策の失敗が引き起こしたことのようです。

世界的に不動産は不況です。アメリカではオフィス賃貸が戻らない。世界中でリモートワークが展開中です。

【世界情勢】トランプ後の情勢 クライミングを現実逃避の手段にしない

■ トランプ勝利後

今日は、なんと朝5時に目が覚め…、トランプ政権後に、世界情勢がどう変わっていくのか?ということを縫物しながら、調べていたんだが…、なんか、とっても期待した割には、

トランプは、イランが嫌い

ということで、中東情勢はあまり変わらないかもしれないと思ってガッカリとしている。イスラエルへの支援が終わるといいなぁと思っていたんだが…。

DSといえば、ユダヤ資本、ユダヤ資本と言えば?イスラエル。

… しかし、ウクライナ情勢は少しは変わりそうである。

非武装地帯を提案しているそう…。

そもそも、米国の旧政権内の人が多数、ウクライナの穀物地帯の土地を購入したそうだ。ウクライナは、ロシアの胃袋。ウクライナを取られたら、ロシア人は食べていけない。だから、アメリカ側の領地侵害が先にあって、それがウクライナ戦争の火だね。

このように、どこまでもお金に飢えたアメリカビジネスの発想というのは、伊藤貫先生が説明しており、ビジネスのためなら何をしても良い、非人道的なことをしても良いという風になったのは、アメリカ建国の基礎…ピューリタンの伝統やWASP(ホワイトアングロサクソンプロテスタント)の支配にはなく、近年…冷戦後の米国が、見境の無い利己主義に陥ったためのようだ。これは、巨大ヘッジファンドなどに端的に見ることができる。

民主党はこれを後押しする政党だ。しかし、共和党も、古き良きアメリカの価値観を持っているかどうか?は、トランプビジネスが金ぴかのホテルメインなので、疑問だ…。トランプの政治は、アメリカ株式会社を再建させることだ。ゴーンさんみたいなのがトランプ。

トランプより歴史に残る政治家として、名政治家として残りそうなのは、プーチンの方みたいだ。

ただ、そうこう言っても、不要の戦争をしなくなるだけでも、現バイデン政権よりましである。

■ 日本はどうなるか?

日本は、アメリカからは独立を突きつけられるだろう…という政治予測が伊藤貫先生からも、西鋭男先生からも、出ているが、これは良いことだと思う。

日本がアメリカの属国どころか、捨て駒扱いされていることに、ほとんどの日本の人が気が付いていないので、そこは残念なのだが…、働いても働いても、なぜか海外に日本はお金をばらまくばかりで、国内の勤労者は吸い取られるばかり…の30年間というのは、どうも

エマニュエル大使

の仕業だったらしい…。(https://youtu.be/x4RbsTv0Vxo?si=Di17OBJl49rCJGpC

彼一人ではなく、歴代大使だと思うが…。こうした駐日大使が日本の財務省に働きかけて、いろいろな政策が動いていたようだ。

■ ザイム真理教

財務省は、森永親子によって財務真理教と揶揄されている。

実際、日本国が借金漬けであるかのように言って国民から絞り上げる政策は間違っていることは、多数の有識者によって指摘されている。

日本国内では、長い間お金余りで、お金を借りてくれる人を探していることを私は働いている中でも、見聞きした。信用創造によってお金を作るからだ。貯蓄されたお金が利率で増えるのは、信用創造のおかげだ。

ザイム真理教については、高橋さんも指摘している。ザイム官僚上がりの人が、財務省岩理論というのを提唱していたが、内容は、政治家がダメになると、財務省の存在が際立つということだった。基本、現状維持の力学が働いているだけであり、国民目線の仕事ではないことは言えると思う。

東大上がりの財務官僚たちは、仕事をしていないのではなく、仕事の中身に国民に奉仕する姿勢が欠如しており、先生に言われた通りにやる、という学生時代のやり方をアメリカに言われた通りにやる、という構造に適用してしまったんだろう…

と高校時代の同級生らの顔を想像している…

■ LGBT法案

30年前のリベラル最先端のアメリカサンフランシスコでも、LGBTに関する問題は、喧々諤々しているところだったのに、全くそうした議論がない後進国日本で、いきなり法案が通るとか、なんか裏で取引がない限り、普通ではない感じだった。

…というわけで、このコロナ期間で、特殊な補助金で潤う人がたくさんいたのだろうと思われる。

■ 行き過ぎた人権保護で、子供の人権侵害

米国では、LGBT関連のことは、さらに弱者の搾取の手段になっている。例えば、思春期の子供が性に違和感を感じると、親に秘密裡に性転換手術が税金で行われている。物事がトントン拍子で進むとき要注意だ。

(https://youtu.be/KZjiLMpzCuE?si=SLWykFsH5U8vOCs6)

■ 米国の債務超過

しかし、この4年間、補助金ばらまきで、世の中を動かす手法を取ったのは民主党で、結果は、巨額の債務超過35兆円。利息を払うのがやっとで、今や米国が破産しかけだ。

ドル覇権が終わるのではないかとすら言われており、米国民ですら、米国債券を長期債で買わず、みな短期債で買っている始末。バフェットなど、現金で持っている。(MMTにいれれば5%で利息が付く)

そして、世界中が戦争だらけ…。米国は、産業の空洞化が進み、基幹産業として、武器製造産業程度しか、外貨獲得の産業がないらしいのだ。(この産業についての議論には、私は反論があるが)

民主党政権では、この4年、理想の未来を創るのはいいけど、急速に変化させようとしすぎだった。

■ ヨイ子病の人は騙されやすい

環境問題は、善意の人をだませる、ボトルネックになっている。日本ではヨイ子病が根強いので、良いと思ってやったことが良くないというのはよくあることだ。

環境に良いことと思ってやっていても、実際は良くない、という例=太陽光発電。これも中国利権の自民党政権が推進して、業者と利権が儲かった以外は、日本国の自然が破壊されただけに終わった。

EV自動車転換政策は、結局、欧州勢のトヨタイジメだった。

環境問題は、あるのかないのか、議論がややこしい。

一方、しかし、確実に言えることは、ディープステートはある、ということだ。すでにトランプ大統領の就任演説でその言葉は陰謀論と関係なく、語られている。


ペンタゴンもFBIも、マスメディアもウォール街もグルである。それどころか、ワクチン政策を推し進めたファウチが多数の死者を出したことも知られており、9.11は自作自演だったというのはアメリカ人なら誰でも知っている。

アメリカは、日本を挑発して、わざと参戦させ、原爆の人体実験に日本人を使っただけだったということは、戦後70年たって公開資料によって歴史が暴かれつつある。

■ 羊の群れ化

日本国民は、忙しさに思考停止させられている…のが、日本の庶民の現状だ。

3S政策と言って、スポーツ、スクリーン、セックスの3つで、現実逃避させるように、庶民をコントロールする政策がGHQによって敷かれて久しい。

娯楽の地位に勤労がある、という人が年配者の中にはいまだに多い。

■ 参考動画

モーガン教授  大変聞く価値がある動画だった

伊藤貫先生 の対談

中南米のドラッグカルテル(麻薬ギャング)との闘いを宣言しているトランプ

ウクライナ情勢におすすめのサイト

中国情勢におすすめのサイト

日本人のニュース解説

エプスタインの文書については保留しているが… 証言も出そろってきている。
https://youtu.be/_OsEN2FXf28?si=1d0sSYYqHiLS1uqW



2024/11/11

【クライミング心理学】頑張り教では、アウトドアクライミングのリスクは排除できない

■ 定期Youtubeライブ(9)被害者思考からの抜け出し方

■ クライミング界=スポ根=頑張る教

南ゆうたさんの今回のライブが秀逸だったのですが、この動画は、クライマーみんなに役立つような気がしたので紹介します。

スポ根で彩られている日本クライミング界… なんかオリンピックも同じですが、すごい歪んだ精神世界が垣間見えて、私としては、そんなところに首ツッコみたくない…という気持ちがありました。

スポーツって、競技、競い合う、っていうのがありますが、競っても、基本、遊びとして、ですからね… 

日本では、遊びになっていない。

頑張らない奴はダメな奴だという恐怖で彩られている。

アスリートレベルになると、これが、遊びでなくなる…っても、ある意味仕方ないですが、そうでない、普通のアウトドアクライミングでも、この価値観が根強いです。

アウトドアクライミングでは、アスリートレベルにならなくても、ごく普通の一般人が、アスリートと同じくらいの真剣度で取り組まないと、自他を危険に陥れます。

気軽なスポーツ、誰でもできるスポーツと言われるのは、一般的に言えば、アルパインクライミング上がりの人から見た、外岩です。

アルパインや登山を経由していない、外的リスクのないインドアクライミングの人が外岩に来たら、リスク管理の穴だらけです。全く安全ではないし、気楽に取り組める活動でもありません。

昨今ではアルパイン経由の人もきちんとリスクを理解してアルパインクライミングをしていたわけではなく、単に形骸化した山岳会に所属して、そのために誰にもミスを指摘してもらえないまま登り、その上、大きな事故を経験せずに済んだだけ、という、ラッキーだっただけの場合もあるので、さらに要注意です。

さて、南さんのライブを聞いてほしい人のリスト。

・「いつまでもダメな私」という感情に半ば飲まれ、半ば自分から浸る感覚がある方
・「こんなに頑張っているのに」と不満を感じやすい方
・身の回りに「あなたはまだまだ頑張りが足りない」と言ってくる人を引き寄せがちな方
・見捨てられ不安が強く、「もっと頑張らなければ見捨てられる」と考えがちな方
・「がんばらないと愛されない・うまくいかない」という悪夢(見捨てられビリーフ)から醒めたい方
・「がんばることが正しいこと(善)」という想いが強く苦しい方
・子どもの頃からガマンばかりで、親に本音を言えなかった方

スポ根の人は、「がんばることが正しいこと(善)」という想いが強い方、に該当。

私が出会ったことがあるクライマーの中には、

・見捨てられ不安が強く、「もっと頑張らなければ見捨てられる」と考えがちな方


・「がんばらないと愛されない・うまくいかない」という悪夢(見捨てられビリーフ)

がある人もいました。

しかし、アウトドアのリスクって、

 頑張り

で、回避できます?

いや、できないのです。必要なのは、”頑張り”ではなく、

 冷静なシミュレーション

のほうです。

例えば…?

岩場で、落石があるところにピクニックシートを広げる…という行為。

岩場では、運よく、「〇〇さん、そこは落石があるよ~」と誰かがいつも教えてくれるわけではありません。

ところが、落石って、そう頻繁に起きることではありませんから、1回や2回の外岩クライミングで、そこにピクニックシートを広げたことで、ひどい目に遭うことは少ないです。

しかし、一回でも、人の頭大の石が落ちてきて、それが当たったとしたら?

大けがであり、大事故であり、そして、死亡事故も起こりえます。

そして、それって、”運が悪かった”と言えますか? 

正直、言えません。

落石が予想できるところにピクニックシートを広げるべきではないからです。

昔から、山の人の間では、

 落石が起こるような岩の通り道にはピクニックシートを広げない、と

いうことが伝承され続けているのです。

しかし、そうした伝承が途絶えて、それを守っていなかった。

だから、いつか落石に当たることは時間の問題、だったのです。

これは、客観的に見てギャンブルで、続ければ続けるほど、ギャンブルで当たる確率が上がっていくので、ロシアンルーレットと言う意味です。

これは、一般の社会でも、同様の現象が起きています。

例えば、低い土地に、多くの人が集合する設備などを作らない、という知恵などが無視され、田んぼとして利用されていた場所に、駅ができたり、学校ができたり、家を建てたりした結果、何年間かに一度の津波で流される、などです。

■ アウトドアクライミングのリスクは、危険予知力。

でしかありません。危険予知の分野では、日本は全体に後進国です。

林業でもそうですし、建設現場などの危険予知でも、後進的です。

その原因を考えて行きたいと思いますが、その一つには、

 行き過ぎた勇気主義=ヒロイズム

があると思います。

つまり、お前、男だろ、これくらいで怖いとは何だ!という奴です。

しかし、怖いのは、リスクを感知した、という動物の本能、お知らせ機能ですので、危険を察知したら、危険でなくなるように行動しなくては意味がありません。

そこでグッと我慢するのが良くないのです。

そこで我慢するようになっているのは、自動反応です。男が廃る!みたいなやつです。

だからと言って、ヘタレを正当化しないようにしてくださいね。人工壁で誰でも登れるように設定されている5.9でトップロープ掛けてください、みたいなのは、本当に男が廃っている事例ですよ、誤解しないようにしてくださいね。いますから、そういう人。

我慢する、というのは、自動反応(無意識)なので、本人は気が付くことができません。

それを利用して、奮発させよう、という競争による行動喚起が、男性社会には良く見られるようです。

漫画とかでもよく出てきますよね。そして、バカにした、バカにされた、という関係で、どっちが上か、みたいなのです。それで、いつか見返してやるぅ、というパワーにするのです。

友人のK君は、屋久島で、腐ったボルト1本にぶら下がるのが怖かったのに、なんだお前はそれでも男か、とバカにされたのだそうです。それで屋久島フリーウェイに対してリベンジクライミングを考えていたみたいです。

こういう関係性って男性社会独得で、女性の社会で、こんな働きかけ、虚勢を張らせるような声掛けはめったにありません。

これは、なんだ、お前それでも男か、とか言われなくても、「ふーん、怖いんだ」とかでも同じです。

私はメールで、「安全マージンが厚すぎる」と言われたのですが… これは遠回しにビビり過ぎだと言われたのと同じですが…。

(この時は、カムで登る岩場に行きたい私が、そのクライミングを断られ、山口県のエイドクライミングをお断りしたときに言われたので、は?ってなったんですが…。だって、エイドって…。流石に指摘が的を得ていないことは、明らかすぎますよね)

このことがあったので、長年かけて、安全マージンについて考察することになりましたが、ある時、大阪のクライマーと登り、私の安全マージンは厚すぎるどころか、薄すぎるということが分かりました。

安全マージンについて言えば、インドアの5.12が登れる実力になってから、5.9をリードするように教育されるのが、大阪のクライマーのようでした。(余談ですが、関東では、これは、インドア5.11だという合意がそこはかとなくあると思います)

こうしたグレードに転換する話は、グレードさえ上げておけば、アウトドアも安全に登れるという錯覚を起こしやすいので要注意です。

いくら高いグレードが登れても、落石があるようなところにピクニックシートを広げてしまうのが昨今のクライマーです。

それは、逆説的ですが、私のようにあまり登れない時期から、アウトドアクライミングそのものに触れて成長してくるほうが、反省をする力がある人にとっては、危険予知には長けることができるのです。

その際、必要なのは、きちんと危険予知ができる人と一緒に行き、その人から危険予知をきちんと言語化して教わる、という行動です。

昨今、同行だけでは、見て盗めない人がほとんどなので、言語化が重要です。

これができるクライミング指導者がいないのが、ボトルネックになっている。

昔は、みな、自分たちの行動記録を書くことで、自覚ができたのでした・・・。

■ 今のクライマー界のほとんどの人はスポコン礼賛

日本の登山文化を作為的に作っている?のかどうか分かりませんが、既存の山岳組織のトップの人たちが押しなべて、みな、高難度フリーの記録だけを価値評価してきたので、当然の結末として、日本はスポーツクライミングは強いのに、遭難者数や事故者数は毎年うなぎ上りという結果になっています。

なぜなら、高難度フリーの記録を登っている人の中には、ビレイができず、登るだけの人もいますし、自分で登る課題を選んで登ってきたのではなく、コーチに言われるがままに、これを登りなさい、あれをのぼりなさい、と指示されて、記録を作ってきて、結局、アウトドアでも、おぜん立てされた中で登ってきただけの人もいるからです。

特にジュニアはそうです。自らの力で、登ってきたアウトドアクライマーが少ないです。

高難度になればなるほど、落ちる確率が高いわけですから、ボルトも整備され、登るだけしか必要ない、ということに結果としてなっていくのです。ですので、原理的に高難度を登っている人ほど、危険予知に疎くなる可能性が強くなります。

すると、支点が整備されていない場所やもろい場所などのような、いわゆる”アルパインっぽい”場所については、無知、ということになります。

コンペクライマーで沢をやります、雪をやります、という人は非常に少ないです。

逆に沢や雪をやっていても、その人が危険予知に長けているか?というのは別の話になり、沢や雪をしていたことがあるから大丈夫とも言えません。

なんせ、ロシアンルーレットで逃れてきただけでも、沢や雪はできるからです。

記録を見るなり、その人の言葉を知るなり、発想を聞くなどして、その人が危険をどう捉えているか、どれくらいの感度があるか、個別に見ていくしかないのが現実です。

■ これまで見てきたおや?と思うべきポイント

1)事故時の緊急連絡先の交換がない
2)計画の相談がずさん 特にロープの相談と下山路、敗退の基準
3)心配で相談してくる人=可能性が良い人
4)不必要に高額で高機能なシュラフを持っている人=危険予知お留守の可能性あり
5)宿泊先など、クライマーならどうとでも対応できるような、些細な未知が許容できない
6)ビレイなどの講習を受ける気がない 
7)周りの人を見て自分の行動を決める
8)運転が荒い 林道でスピードを出し勝ち
9)ロープへのリスペクトが低い 人のロープで自分の本気ルートを登る
10)ボルトへの関心が低い 沢にあるボルト=終始水がかかっているのでは?など発想できない

2024/11/08

【クライミング心理学】Unprocessed Shame (未処理の恥)とジャンボさんの注文…の記事

■ ナルシスト研究

Fear is the LOVE LANGUAGE of the narcissistic relationship

■ 横山ジャンボさんの記事 

ルートは誰のものか - ルート開拓・整備の課題と展望 と題する記事がある。

https://www.alpine-climb.jp/post/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%AE%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%8B-%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E9%96%8B%E6%8B%93%E3%83%BB%E6%95%B4%E5%82%99%E3%81%AE%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E3%81%A8%E5%B1%95%E6%9C%9B

この中に引っ掛かる一文があった。注文…のクリーニングの件で
ーーーーーーーー
仲間や岩場で会ったクライマーは、おおむねポジティブな反応だったものの、もちろんネガティブな意見も存在した。曰く、「登れる者のエゴ」と。
ーーーーーーーー

え?「登れる者のエゴ」??

注文の多い料理店ってそんなにすごいグレードだったっけ?と思って見直してしまった。手元にトポがないため確認できないが…そんなにすごいグレードだったはずがない…というのは、私が大学生の後輩を連れて登っていたころに、師匠が「じゃ、3人で」と提案したルートがここだったからだ。

当時、大学生のO君は、一年間の超親切な英才教育の結果も出ず、ビレイもままならず、ムーブも今からで、いくらエイハブ船長1級が登れても、私がリードできる5.9は、取りつくのも怖いということだったので、錫杖では、どう考えてもお荷物なんだが、そこは、歩荷力と相殺、という組み合わせで、師匠がリードし、私がO君を監視し、O君の歩荷力のおかげで私は荷を担ぐ労力から解放されて、足を引っ張らずに済む、というのが算段だった…

…ということから、逆算すると、今日登られているマルチピッチのような、高難度フリーではないようだったので、私も、いつか行きたいルートの射程範囲に入れたままだ。

そんなルートの錫杖、注文…で、「登れる者のエゴ」???

■ ”登れる?”ってどの程度のことを言うのか?

今の基準では、5.10代を登るテンプラクライマーは、登れる人、には入らないんだが…
登れる人って、5.13を登る人のことで、5.13ですら、もはや登れる人口が増えて、珍しくもなくなってきているような具合だ。

従って、5.12は男性なら、まぁいつも登れるわけではなくても、何か1本くらいは登れるルートがあるだろう。女性ならこれは、5.11となるだけで、グレードはスライド。

なので、特に努力を要するのは、男性なら、5.12以上から上、女性なら、5.11から上で、それ以下は、登れるって言わないんじゃないのだろうか…。

一応、アルパインのクライミングでは、2グレード下げて登れと言われている。墜落が、フリークライミングと違って致命的だから、だ。なので、5.9のルートなら、5.11がいる。それもRPではなく、11ノーマルは要るだろう。

でも、11ノーマルってそんなにすごいグレードか?というと男性の場合はそうでもないと思う。

もちろん、クライミングの種類にもよるが。フィンガーの11で指が入らない人など、どうすればいいのだってなるよなぁ…でも、注文がそのような凝ったルートとは聞いたことがないんだがなぁ。

…以上のような理由で、不思議に思い、引っ掛かっていた。

ジャンボさんほどの人ですら、クライミング界のルサンチマン…男性の嫉妬による足の引っ張り合い…には苦労するんだなぁと思っていた。お気の毒だなぁ。

そういう思いを持ちつつ、今朝出会ったのがこの動画だ。

そうか、登れる者のエゴという非難は、Unprocessed Shame(未処理の恥の感覚)だったのか。

おそらく、登れる者のエゴだ!と言って、クリーニングを責めて来る人は、登れない自分に対して、未処理の恥の感覚がある人だろう…

■ ジムの恩恵がない

昔のクライマーは、誰しもがクライミングジムの恩恵にあずかれたわけではない。

だから、ジム育ちクライマーと比べると、ムーブは稚拙だ。あれやこれやと華麗なムーブが出せるかというと、出せない。

かといって、ゲレンデでは俺が一番登れるし、いまさらお金を出してジムに行く気にはなれない。

いや、行っては見たが、逆に、体を壊す羽目になり、むしろ登れなくなってしまった…ということも多い。

というので、結局ジム通いは老体に鞭打つだけのこととなり、結局、普段通りのクライミングを続けることになったんだよなぁ…

ということが、正直な感想なんだろう… 

■ 昔の人の登り方

昔の人の登り方は、誰でも使える、でっかいガバをつなぐことができる長身の人がリードして、あとの”そのガバに手が届かないみんな”は、フォローで登ってきたのだ…。

このことは、Tさんというヒマラヤ系の人とフリーに出かけて分かった。Tさんは年齢にしてはえらく長身(180cm)であり、私とパートナーが登れない課題を登ってくれたが、Tさんにとってはそのルートは十八番の楽勝で、いつもみんなに登ってあげて、ロープをかけてあげるルートらしかったからだ。

というわけで、昔の人は、リードを取ってきた山岳会のトップクライマーでも、そこまでフリークライミングのムーブの力は強くない。まして指力となると全然、だ。

それで、すでにフリークライミングでの成長が取れる年齢を過ぎてしまっているので、「いいなぁ、若い奴らは」という思いがあると思う。

■ 残念もあるが、なんで俺?いまだに俺?感もある

それが、残置がないルートでは、未処理の恥、という感覚につながるのだ。

俺なんてそんなに登れない、というセリフは、青ちゃんからもよく聞かされた。男性社会は、いつまでたっても誰が誰より登れたか?で競争しているものなんだなぁと思ったが… 

競争をむしろ推進し、クライミングの多様な価値を無視してきたのが、これまでのJMSCAのスポーツクライミングへの傾倒だった。

みな、山岳会が廃れた、アルパインクライミングが廃れた、と言って残念がるが、上位組織の人たちが、最も推進しているのが、リスクゼロ、冒険ゼロのスポーツクライミングなのだから、因果関係はあっているし、若者たちは頑張っているのである。大人の言うとおりに。

さて、こうした未処理の恥の感覚の特徴は、ナルシストにとって(そして当然だが登山界にはナルシストが多いのは見て取れるだろう、みんなが山をやる理由は”山がかっこいいから”ではなく、”俺がカッコよく見えるから”、である。ヤマレコの記録を見れば明らかだ)、

 いきなり怒る

という行動に出ること。周囲の人はなぜ、そんなに怒っているのか、分からない。

よく分からないが地雷を踏んだらしい…という風に周囲の人からは知覚される。

つまり、これを現実に翻訳すると、注文…に残置がないからって、なんでそんなに怒るのか、周囲の人は分からない、面食らう、ということになる。

つまり、ジャンボさん的に言い換えれば、「登れる者のエゴ」という非難を受けた、と実際に言われなくても、”感じられる”のである。

なぜなら、いつ爆発するとも知れない、怒りに対して、周囲のモノは、常にびくびくと怯えて行動をとらされるからである。

そうなると、周囲の側は、その地雷を踏むのが怖いので、相手に合わせた行動をとるようになる。

それはだんだんエスカレートし、しまいには、100%相手に合わせて行動しないといけない羽目に陥る。

これは、受動的だが、ナルシスト側のコントロール、操作なのである。

このナルシストが束になって、アルパイン界では大量発生している…のがアルパイン業界であり、古いクライマーにとっては、やっぱり、今の時代の人がうらやましく、そして、俺だって機会が与えられれば、登れるようになったのに…とも、思うし、でも、今教えている、若い奴ら、ロープワーク出来ねえじゃないか~という現実が、実際にもあるからである。

私の経験では山岳総合センターで会った講習生の男性たちですら、私に懸垂下降のセットの仕方を教わらなければならない人もいた。まだこっちだって、習って3日目みたいな状態なのに、だ。

結局のところ、ムーブはできても、リードを任せられる奴いねーじゃん、みたいな…ことになる。

結果、いまだに俺がリードかよ…とルートファインディングや、リスク管理、ロープワークの経験値上、ならざるを得ない。

師匠のようにそれが楽しい人はいいんだが、そうではなく、もう引退したいよ、という人もいるのであるから…。 俺がリスクを取ってリードを取るのに、なぜかセカンドのやつは、スイスイ登ってきやがるんだ?…というのが、面白くないのである。

俺だってリスクフリーでスイスイ登りたい=残置利用、ってことになる。

これは、往年の登山ガイドが、聞いてよ~と、セカンドでスイスイ登ってきた女性の愚痴を言ってきたことから分かったんだが。

■ 問題解決

個人に対する問題解決としては、未処理の恥の感覚が、登れるか登れないかに起因している以上、クライミングジムで、易しく登れる課題から、グレードを上げて自分自身が十分満足する難度まで登るしかないだろう…

現代の若者が、すっかり肉体労働がなくなったオフィスワークで余っている体力を消費することが目的で設定されているような、どっかぶり課題は、往年のクライマーたちには向かない。

かといって女・子供が登る垂壁に一緒に取り付く気にはなれない。

ので、おじいちゃん向けの壁を作ってあげるのはどうだろう。その際は、当然おじいちゃん向けと書かず、マスターズ、と書いておかなくてはならない。

それにこうした人たちに指への負担が重い課題を与えても、先に指が壊れて登れなくなるだけなのだから、私はアックスで登るドラツーは、ある意味、マスターズにおすすめなのではないかと思う。もちろん、上手に使わないとアックスが凶器になるのだが。

ちゃんと登れるように訓練できる場があってこそのレベル維持。

注文くらいは、たぶん、アルパインクライミングを志す人のみんなが登れてしかるべき、登竜門、みたいなことなんではないのだろうか…。

■ 登れないのではなく登らない

そうしたルートは、年を取って登れなくなっても、登れないのではなく、登らないのである。

2人の同年齢の老クライマーでも、十分登り切った人と登り切れなかった人では、取れる態度が違う。

例えば、往年のクライマーで栄誉ある米澤先生は、もう俺はリード欲はないよ、と言っていた。それで私のリードのセカンドも快く勤めてくれたわけである。親と同じ感覚だ。

一方、松〇さんは、こんな簡単なところのセカンドは楽しくない、と感じていたようで、私が楽しくリードしたルートだったので、松〇さんと組むのは、難しいと感じた。

私がセカンドをするしかないか、私が登れたとしてもトップを取るには不安を感じるルートを不安なまま、取りつかされる羽目になるだろう、と思われた…。

私はインスボンに3度も行っているが、師匠によると、ああした古典的ルートでいくらセカンドでスイスイと登れても、リードが取れるには5年はかかるという話だった。

私は、インスリッジでいいからリードを取るのが大事という鈴木さんの教えを守っている。

だから順番飛ばしをやらず、順繰りにあげて行きたいのだが、それが可能になることが少ないのが現実だ。

だから、九州で登り損ねたルートは黒髪山のアルパインルートで、これも先輩にセカンドを依頼したがダメだった。そうした自分の山で協力してくれる人が真のパートナーであり、あとは相手を利用したいだけの人だ。

結局、男性は自分が登りたいところのセカンドを無理を強いやすい対象の女性には求めるばかりで、相手がクライマーとして成長するのをサポートするようになるのは、すっかり自分の山が終わって、もうおじいちゃんになってから、なのではないだろうか?

おあいこ、かわりばんこ、ということにならないんだが…。まぁ、これは師匠の青ちゃんとの関係でも同じだった…かれが私をセカンドにしたかったのは、リードの取り合いにならないから(笑)である。

私は当時、5年はセカンドでついて回るべしという、その5年の時期にいたので、そう問題にならなかっただけである。

インスボンでリードの取り合いになるのがクライマーにおいては普通だ。

ところが、九州では比叡でリードで、リードの押し付け合いになっており、なぜか女性で一番弱い、私がリードを取ることになって、びっくり仰天したんだが…。

まぁ、これはインスボンの経験があったので、切り抜けた。

 旗立岩 3ピッチのアルパイン入門ルート 入門の入門 しかし、三つ峠ようなⅢ級やⅣ級ではない感じの入門ルート 九州ではこれに当たるルートがないように思う

このルートは、後輩のセカンドを務めてくれる稀有な先輩のおかげで登れた。

■ 登竜門は登竜門として最善のスタイルを貫くべきでは?

私個人の考えでは、注文…くらいは、残置なしで登れるような実力というかレベルが、一応日本のアルパインクライミングの最低限のプライドとして、ふさわしいのではないだろうか…。

ボルトだらけになったことをなぜ日本のアルパインクライマーは恥じないのか?エイド時代を知らない私のようなクライマーには疑問だが…。

アルパインの基礎を教える山岳総合センターでは、残置は信用してはいけない、というのが、ほとんど初日に生徒全員に伝えられる話だったが…。

日本のアルパインクライミングがどのレベルを最低到達点とするのか?については、長く業界に携わる人たちが喧々諤々の議論をして、話をまとめるべきだろうと思う。

菊地さんみたいなクライマーに書記をさせず、誰か別に書記をさせたらどうですかね?

考えるのと記録を取るのでは、話が違う技能のような気がするが。

参考:錫杖の良い記事
https://www.ropeaccess.co.jp/%e9%8c%ab%e6%9d%96%e5%b2%b3-%e5%86%ac%e5%ad%a3-%e5%b1%b1%e5%b2%b3%e9%83%a8%e6%b4%bb%e5%8b%95%e5%a0%b1%e5%91%8a/