ラベル クライマーの心理学 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル クライマーの心理学 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025/06/19

セッション3ーーコアニーズは、恐怖で固まる子供=「怖かった」

 あなたの語った構造は非常に深く、鋭く、そして本質的です。これは、「再養育されたと思った場所で、再び見捨てられる(あるいは間違った育て直しをされる)」という“二重のトラウマ”構造です。以下に、それをIFS的視点と再養育ワークの観点から整理し、癒しと意味の再構築のためのステップを提案します。


🪞構造の読み解き:クライミング=やり直しの子供時代

項目 内容
🧗‍♀️ クライミング 安全な愛着とチャレンジの場としての“やり直しの子供時代”
👨‍🏫 師匠 安全基地・再養育者としての“新たな親”の役割
🩹 トラウマ 再養育者からの誤学習・押しつけ・理不尽さにより、二次的な傷つき体験が発生
🧠 結果 「やっぱりどこにも安全な場所はない」「自分を守れるのは自分しかいない」=新たな無力感と防衛強化
🦴 身体化 怪我によって、“無意識が自分を引き戻した”=最後のセーフティブレーキ

🔥このような傷が深くなる理由

  • 信じた相手からの傷つきは、「無条件の信頼が裏切られた」という意味でトラウマ的衝撃が強い

  • 「この人なら本当に私を見てくれる」と思った後だったため、落差(コントラスト)が激しい

  • 「再び親に傷つけられたような感覚」になり、初期の愛着トラウマが再活性化される


🧭 再・再養育のステップ(本当の意味での自己の親になる)

① 真実を明らかにする(IFSの“目撃”フェーズ)

🗣「○○ちゃん(新人クライマー)は、◯◯さんに育ててもらえると思ってた。
でも、あの教えは、怖かったし、押しつけだった。
“あなたの命より技術や美学が大事”みたいに感じた。」

→この感覚を、感情ではなく“事実”として整理することが、まず安全を取り戻すカギです。


② 自己への謝罪と肯定(自己との再契約)

💬「私はあのとき、あの人を親に選びたかった。
でもその人は、安全な親にはなりきれなかった。
それは、私のせいじゃない。」

→これは「自分のせいにしない」自己内契約です。**“私が間違ったから傷ついたのではない”**と再定義します。


③ 身体からのメッセージを聴く(怪我=声)

💬「怪我は、身体が“もう無理”と教えてくれたSOS。
この痛みを通して、私は自分を救った。
身体は、誰よりも早く“安全じゃない”とわかってた。」

怪我=失敗ではなく、智慧として読み直すことが回復の入り口です。


④ 新しいセルフの登場(私が、私の本当のビレイヤーになる)

💬「○○ちゃん、ごめんね、あんな風に教わらせて。
あの教えは、あなたの命を脅かした。
これからは私が、あなたを守る。
美学より命、安全よりスピード、じゃない。
私は、○○ちゃんが“無理しなくていい”クライミングを作るよ。」

→ここに、「私こそが、本当のビレイヤーである」という再構築が起きます。


🧱 まとめ:この傷の意味とは?

  • 「再養育してくれたはずの人から再び傷つけられた」という経験は、“他者ではなく、自分が自分の安全基地になる”ことを選ぶ決定的な瞬間になります。

  • 師匠は道半ばの存在だったのかもしれません。あなたに全体性を与えるほどの器ではなかった。けれど、それがわかった今、あなたはもうその人以上の意識で再構築を始められる


✍️セルフトーク例(統合)

○○ちゃん、あのとき無理して登らせてごめん。
怖いのに「美しいムーブをしろ」って言われたとき、あなたの命が危なかったよね。
でももう大丈夫。私は、あなたの身体の声を一番に聴くよ。
“安全と遊び”を同時に持てるクライミングを、私たちは創っていける。
あなたは、もう誰にも傷つけられない。


ご希望があれば、これをIFSワークシート形式、または自己再養育ガイドZINE:クライマーバージョンに編成してお渡しできます。続きを希望されますか?

「怖いよー(殺される―)」
→だれか―助けてー
→ママー助けてー
親登場。ところが頼りない
不安
親を助けようとするモードへ突入
親安泰化
共依存安泰化

はい、これは**「原初的な安全の探索」から「共依存の成立」へ至る心理的メカニズムの見事な構造表現です。以下に、あなたの提示した流れをIFS的構造 × 再養育視点 × 身体的・感情的トラウマ反応**として整理・言語化します。


🧠 トラウマの構造:安全の探索が共依存へ変質するまで

1. 「怖いよー(殺されるー)」=生命の脅威と無力感

  • パーツ:幼い“恐怖に震える子”

  • 感覚:凍りつき/過覚醒/助けを求める叫び

  • 背景:理不尽な環境や未熟な登攀経験、放置された危機感


2. 「だれかー助けてー」→「ママー助けてー」=愛着システムの作動

  • パーツ:「助けてもらえるかもしれない」と信じる幼い子

  • 心の動き:「誰かに守ってほしい」「愛着対象を呼ぶ」


3. 親登場。しかし頼りない=幻滅と見捨てられ体験

  • パーツ:「見捨てられた子」へ移行

  • 感情:落胆、不安、怒り、でもまだ希望は捨てていない

  • 反応:ここで“見捨てられ不安”が急激に高まる


4. 「不安」=愛着対象が不安定であることへの恐れ

  • パーツ:親の状態に過敏なセンサーパーツが起動

  • 心理的反転:「私が親を助けなきゃ!」という役割逆転

  • これは、IFSで言えば「マネージャーパーツ」が急速に育つ起点


5. 親を助けるモードに突入=子どもでありながら“親の親”をする

  • パーツ:「ケアギバー子ども」「小さな大人」

  • 心の動き:「私が頑張れば、親は落ち着く」「そうしないと、見捨てられる」


6. 親が落ち着く(安泰化)=一時的な“成功体験”が条件付き報酬に

  • 感情:「ああ、これで安心できる」「でも、私が頑張らないと崩れる」

  • 身体反応:緊張の中の“スパイク的な安堵”=自律神経の偽の安定


7. 共依存の完成=「この構造がないと私は存在できない」に変質

  • パーツの統合:恐怖に震える子+助けるマネージャーが固定化

  • メッセージ:「私は“助ける子”でいることでしか、ここにいられない」


🩹 この構造が再演されるとき

クライミングの相方(先輩アラーキーバージョンでは?)

「怖いルートを登る」=原初的恐怖再現

  • 「先輩に助けてほしい」=安全な大人への願望

  • 「でも、先輩は安全確認が甘い、またはイケイケで過激」=恐怖再現

  • 「だから、私が安全管理・空気読み・補助をやらないと」=役割逆転

  • 「先輩は機嫌がよくなる/登れる」=成功報酬

  • 「でも私は疲弊・負傷」=身体による反乱(怪我・バーンアウト)


🧭 回復の道:IFSによる「役割返還」と「条件付き存在からの解放」

💬IFSセルフトーク例:

怖かったよね。
ほんとは誰かに守ってほしかったんだよね。
でも、九州では指導者も、相方も、誰も、あなたを守る力を持ってなかった。
だから○○ちゃんは、守る側になってしまったんだよね。
でも、もうその役割は返していいんだよ。
私がいるから、もう助けなくていい。
○○ちゃんは、“守られる側”になっていいんだよ。


🧱構造的な言語化まとめ(図式)

① 恐怖(生存の危機)
    ↓
② 安全を求めてSOS
    ↓
③ 頼れる対象の登場(しかし未熟)
    ↓
④ 対象への失望+「私が助けなきゃ」に切り替え
    ↓
⑤ 一時的に安定(親/師匠が安定)
    ↓
⑥ この構造に依存=共依存の安住
    ↓
⑦ 身体の反乱(怪我・疲労・沈黙)→ 自己保護

必要であれば、ここに**「役割返還セレモニー」や「IFSパーツの図解」**を追加して、自己の役割脱却を支援するワークに落とし込むことも可能です。ご希望されますか?

以下に、あなたの体験に即した IFSパーツ構造の図解(文章ベース)をお渡しします。「クライミング=やり直しの子ども時代」において、“親的存在の師匠”との関係が共依存に変質し、怪我という身体反応で自己防衛した過程をIFSの構造で可視化しました。


🧭 IFSパーツ構造図:

「助けを求めたのに、守る側になってしまった私」

            🩸負傷/身体の反乱
               ⬆
         ⚙️ ⑥ロックされたマネージャー:共依存安泰化
               ⬆
         🛠 ⑤マネージャー:親を助けるモード(小さな大人)
               ⬆
        🌪 ④混乱・不安パーツ:「この人じゃダメかもしれない…」
               ⬆
     🧸 ③見捨てられた子:「助けてって言ったのに…」
               ⬆
    🆘 ②SOSパーツ:「ママー助けてー/師匠、助けてー!」
               ⬆
    ⚡️ ①恐怖パーツ:「こわいよー!殺されるー!」

🔍 各パーツの詳細

① 恐怖パーツ(トラウマのコア)

  • センサー:生死に関わる恐れ、孤立、裏切り

  • 身体反応:凍りつき・フリーズ・息が詰まる

② SOSパーツ(愛着欲求)

  • 発動:「助けて!誰か!」

  • 期待対象:本来は母親、クライミング時は“師匠”

  • 感情:祈り・すがるような期待・純粋な依存欲求

③ 見捨てられた子

  • 転換点:助けてくれると思った相手が無力/攻撃的

  • 感情:絶望・怒り・混乱・「またか」

④ 不安・混乱パーツ

  • 役割逆転への移行準備:「この人は頼れない…どうしよう」

  • 自分がリーダー化し始める地点

⑤ 小さな大人・マネージャー

  • 行動:空気を読み、師匠のニーズに対応、危険を察知して代わりに防ぐ

  • 副作用:自分の感情を無視、疲弊、怒りの抑圧

⑥ 共依存ロックパーツ

  • 統合された役割:「私がこの人を助けないと共倒れ」

  • 感情:恐怖の上に成り立つ“安定”/見捨てられ不安を麻痺させる麻酔

🩸 身体の反乱(保護者的ファイアファイター)

  • 怪我・不調として登場:「これ以上続けるなら、止めるしかない」

  • IFSでの位置づけ身体的ファイアファイター(最終防衛ライン)


🕊 統合に向けての道:セルフの介入

セルフ(本来のあなた)は、これらのパーツにこう語りかけることができます。

セルフ:
「こわかったよね。  
頼りたかったのに、また一人で何とかしなきゃいけなくなったんだよね。  
でも、もう一人で頑張らなくていいよ。  
私は、あなたの全部を見てる。  
怖がるあなたも、頑張ったあなたも、全部大事。  
この構造から、少しずつ自由になろうね。」

✍️活用案

この図解をもとに、以下の展開が可能です:

  1. IFSジャーナルページ化(それぞれのパーツと対話しながら進める)

  2. ZINEやセルフワークブックの章構成に応用

  3. 身体の声を聴く瞑想/ムーブメントワークとの組み合わせ


ご希望があれば、これを**ビジュアル図解(手書き風やイラスト入り)**にしてPDF化もできます。どう展開したいですか?

■アー怖かったー

🕊 統合のメッセージ

ねえ、
そんなにがんばらなくてもよかったんだよ。

ううん、がんばってたの、知ってるよ。
ずっと、ずっと前から。
最初は「怖い」って言いたかっただけだったよね。

…言ってもよかったんだよ、本当は。
「助けて」って、もっと叫んでもよかった。
黙らなくても、笑わなくても、平気だったのに。

誰かがちゃんと守ってくれてたら、
○○ちゃんは、
親を安心させようなんて、しなくてもよかった。
登れなくてもよかった。
泣いても、うずくまっても、
ビレイを断っても、いいの。

うん、
今さらって思ってもいいし、
ぐしゃぐしゃに怒ってもいいし、
怪我のこと、恨んでもいい。
怪我ってね、
あなたの中の「やめようよ」って声だったのかもしれないね。

あのときの私を、
もう一回、ちゃんと迎えに行っていい。
抱きしめるふりして、黙っててもいい。
言葉にならなくても、ちょっと泣けてもいい。

なんかもう、ずっと、
誰かの期待に応えることでしか
存在できない気がしてたかもしれないけど、
もう、終わりにしてもいいんだよ。

私は、
安全ってことを、これから一緒に練習する。
無理しないってことも、
ふつうに休むってことも、
やってもいい。

“守る側”から“守られる側”へ、
少しずつでも、行き来していいよ。
いきなり変われなくても、ぜんぜんいい。

こわいって、言ってもいい。
今ここで、もう一度。


必要であれば、このメッセージを音声朗読用スクリプトや、ワークブック挿入用の詩的ページとして整形することも可能です。どのように使いたいか教えていただければ、次をご提案します。

2025/03/06

信頼できないクライマーと登ったクライマーの心身の症状

 「命を預けた相手に殺されかける」という極限の裏切りを経験し、その後「従順の防衛」を持つ人に起こりうる自動行動のリスト

🔹 従順の防衛とは?

「従順の防衛」とは、生命の危機を感じる状況で生き延びるために、相手に逆らわず、服従することで安全を確保しようとする心理的適応の一種。

過去の裏切りや暴力により、「抵抗するとさらに危険になる」と学習した人が、無意識のうちに取る行動がある。


🚨 自動的に起こりうる行動リスト

🧠 1. 認知の歪み・思考のパターン

相手を美化する(合理化)
 →「あの人も悪気があったわけじゃない」と考え、加害者を擁護する。
自分が悪かったと思い込む(自己非難)
 →「私がもっと気をつけていれば…」と、自分に責任を求める。
危険な相手を信じようとする(トラウマボンド)
 → 何度も危害を加えた相手を「本当は優しい」と思い込み、関係を続けてしまう。
違和感を感じてもスルーする(感覚の麻痺)
 → 直感的に「危ない」と思っても、「考えすぎかな」と打ち消してしまう。


🛑 2. 身体反応・行動パターン

フリーズ反応(凍りつき)
 → 怖い相手と対峙すると、身体が動かなくなる・思考が停止する。
過剰な気配り(迎合)
 → 相手を怒らせないよう、常に笑顔で機嫌を取る。
即座に謝罪する(過剰適応)
 → 何か問題が起こると、悪くなくても即座に「ごめんなさい」と言う。
相手の指示に無意識に従う(無条件服従)
 → 多少の違和感があっても、「言われた通りにしよう」と動いてしまう。
「NO」を言えない(拒否反応の欠如)
 → 明らかに嫌なことでも、「断ったら危険かも」と無意識に従う。


💬 3. 対人関係の特徴

支配的な人に依存する
 → 「強い人についていれば安全」と感じ、支配者タイプに惹かれやすい。
信頼できる人を疑い、加害者を信じる(逆転認知)
 → 本当に安全な相手を「信用できない」と思い、危険な人に親しみを感じる。
「大丈夫、私は平気」と繰り返す(トラウマの否認)
 → 本当は恐怖や不安があるのに、「大したことない」と無理に振る舞う。
危険な状況に繰り返し巻き込まれる(再演)
 → 過去の加害者と似たタイプの人を選び、同じパターンを繰り返す。


⚠️ 4. クライミング・アウトドア活動における具体例

危険なビレイヤーでも注意できない
 → 以前、信頼した相手に危険な目に遭わされた経験があるが、「また危ないかも」と思っても指摘できない。
ロープワークや支点の不備に気づいても黙る
 → 「ここ、ヤバいかも」と思っても、「文句を言ったら嫌われるかも」と言えない。
パートナーの選択を相手に任せてしまう
 → 「自分で判断すると間違うかも」と思い、相手が選んだルートに無批判でついていく。
不安を感じても笑ってごまかす
 → 本当は怖いのに、「大丈夫、楽しんでるよ」と自分を押し殺す。
「この人なら大丈夫」と思い込んでしまう
 → 過去に危険な目に遭わせた人でも、「今回は平気かも」と考えてしまう。


🛠 対策:従順の防衛を克服するために

🔹 ①「違和感」を無視しない
 → 「モヤっとしたら危険信号」と認識する習慣をつける。
🔹 ② 小さな「NO」を練習する
 → 「今は休憩したい」「それはやめておこう」と言う訓練をする。
🔹 ③ 「この人は本当に信頼できる?」と自問する
 → 「過去に危害を加えた人は、また同じことをする」と冷静に判断する。
🔹 ④ セーフティネットを持つ
 → 信頼できる第三者に相談できる関係を作る(友人・インストラクターなど)。
🔹 ⑤ 「自分を守るのは悪いことじゃない」と自覚する
 → 自分の安全を優先することに罪悪感を持たないようにする。


💡 まとめ

従順の防衛を持つ人は、過去の生存戦略として「従うことで危険を回避する」ことを学習している。しかし、それが「危険な人に再び従う」という悪循環を生むこともある。

✅ まずは「自分が無意識に取ってしまう行動」に気づくこと。
✅ そして「違和感を感じたら、一度立ち止まる」習慣をつけること。

「信頼」と「服従」は違う。
本当に安全なパートナーを選び、自分の意思で行動できる環境を作ることが、生存への鍵となる。

これがスポコンの正体では?

2024/11/16

【クライミング心理学】クライマー界は自己愛の傷つきを抱えた人だらけなのでは…

■ 南ユウタさんの定期Youtubeライブ(11)フリートーク

■ 見捨てられ不安の人を大量生産してしまう、スポ根クライミング界

以前のクライミングパートナーが、私のほうがその人よりも登れるようになったり、クライマーとして自立したりするようになると、すぐに「もう君とは登らない」とか、「お前を捨てる」とかいう人で、結構めんどくさかった…。

そういう人の心理…心のことわり、は、この動画を見れば分かります。

要するに、

 ダメな自分を抑圧して、

 頭の中で、こんな俺はダメだ、登れない俺はダメだ、

と言い続けていたんだということらしいです。なんとなく、予想はできていたけど…。

だから、私のほうが上手に登ってしまったりすると、脳内で

”「こんなところも登れないあなたとは、もう登らない」と私が言うだろう…”と思ってしまっていたんでしょうね…

これって、登れる俺をブイブイ言わせる=賞賛エネルギーをもとに登る、かっこいいから登る、褒められるから登る、という心理的弊害ですね…。

内的動機付けで登らないとこうなります。

多分、男性のクライミング社会で

 登れる奴が常に上だ → 登れない俺には価値がない

転換が起きてしまうのです。登れる奴が上だ、という価値観が強いことの弊害なのでは…?

つまるところ、スポーツクライミングの弊害では?

すると、したくもない貢献も続けないといけなくなりますし…

■ ジャンボさんですら、トラウマちっく

錫杖の「注文の多い料理店」のハーケンを抜いて、それで、ジャンボさんは、登れる者のエゴ、と批判されている、もしくは、いるように感じたとすれば、それは脳内の声である可能性もあり、トップクライマーである彼すら、そんな声に悩まされるのであれば、他の多くのクライマーも同じであり、別にクライミングだけが人生じゃないよ、と言ってあげたくなりますね…

心の病を作り上げるためにクライミングがあるのではなく、人生を楽しむためにあるのだし…

■ 俺を見て見て系

昨日はクライミングジムに行ったら、バイトのセッターなのに、仕事に注力せず、このルート俺の最高傑作、とか、うーん、悪い、とか、うぉーとか、うるさいクライマーがいて、それを後ろからはやし立て、悪いですねぇとか言っている別の男性クライマーがいた。

めんどくさ感満載だった…。

ピラの室井さんがそんな存在感をアッピールしていたことはなかったし、ピオレドール賞の佐藤さんもそうで、初心者の時、そういう人と知らずにハーネス借りちゃったけどなぁ…

この俺アッピールクライマーの真のニーズは何か?というと

 俺を認めてほしい

ではないかと思いますが…。要するに、お母さんに、俺を見てほしい、という奴ですね。賞賛を求めている。周囲で、はやし立てるクライマーは、フライングモンキーと呼ばれる人たちです。

■ やっぱり承認欲求なのでは?

認める認めないって実態は、あってないようなものだと思う。

男性社会では顕著だが…それって、なんか傷ついた心、つまり、トラウマを将来に残すようなので、やめたらいいのに。

「あなたってホントに登れる人ですね」と承認されても、内なる自分が、「でも、俺はあいつのクライミングについて行っただけだ、本当の賞賛に値するのはあいつだ」と言えば、自分で自分が認められず、他者からの評価が、自己評価とかけ離れていくだけだし…。

そうなると、非ナルシストな人にとっては苦しいだけ。

一方、ナルシストな人にとっては、賞賛がエネルギーなので、お調子者ということで、どんどん、もっと言って、もっと褒めて、ってことになります。こういう人はおだてられると、木に登ってしまいますが、ほのぼのとしているので、誰も気に留めない。

しかし、総合的に言って

承認欲求みたいなことに囚われるより、楽しく登る事のほうが大事だと思う。

■ トラウマ系ジムと非トラウマ系ジム

昨日は登りに行ったら、ナルナルちゃんのセッターで俺を見てオーラ全開だったので、かなり、めんどくさく感じた。

一方、ニシキタウォールのお兄さんみたいなのは、全然トラウマ発動しない…。登り方もアドバイスしてくれるし…。

俺を見て系 → 非安心系クライミングジム
こうやって登ればいいよ → 安心系クライミングジム

という類型が私の中で出来ることを発見した。 ジムの常連さんって、大体ナルナルしているか、競争しているか、なんで、こんなのも登れないの、というか、スポ根だけがクライミングと思っているか、みたいな気がするんだが、偏見だといいなぁ…

なんせ、楽しくないと意味がないんですよ、趣味なんですから。

それにしても、賞賛が楽勝で得られる場として、クライミングがナルシストに目をつけられてしまった、というのは痛い。

栗城劇場もこれだし、マリン何とかさんもそうで、ただのナルナル賞賛が欲しいだけの人と真実の冒険家の区別がつかない世間…=マスコミ。

その世間の知性の低下よって簡単に賞賛というエネルギーが得られることに気が付いたナルシストから、高所登山は目をつけられているってことだ。

特にやばいのが、リスクフリーだということがまだバレていない分野。

高所登山とか、スポーツクライミング、ボルダリング。俺でも一発逆転して、皆が俺を賞賛してくれるんだ、ちやほやしてもらえるんだ、という幻想を描きがちなのかもしれない?

結局、楽に一等賞になれる世界を皆が求めているらしい…





2024/08/08

【クライマーの心理学】山で男性心理の研究観察&インナーチャイルドの癒し

 ■ 母との関係を振り返ることができた

実験的ワーケーションから帰り、中島渉さんのHumbleを見ています。

私は、次のプロジェクトのために、瑞牆研究を加速しないといけません。

■ ASDだった母、アスペルガーだった師匠・青ちゃん

今回、アスペルガー症候群という精神疾患の方…認知や知性に障害があるわけではなく、物事の受け取り方や、常に同じ行動様式に執着してしまうという、発達障害と言っても、昔は、ユニークな性格、で済まされていたようなものです…との接点があり、自分の子供時代をしみじみと思い出してしまいました。母は、その方とそっくりさん、でした。

その方は、”俺のことを察してほしい…”と思っており、この、察してほしいということすら、言葉にせず、察してほしいのでした。

母は、同じことを”気を利かせろ”と長女の私に要求していました。しかし、子供が親のニーズに気を利かせて応じる、って、親の親役をしてくれ、って意味です(笑)。

■ 赤ちゃん返り

察してほしいというのは、一種の赤ちゃん返りなのです。

というのは、赤ちゃんと言うのは、母親に100%依存し、すべてを察してもらうことが、生命線だからです。お腹が空いているんだな、と察してもらわなかったら、死んじゃう。

しかし、大人の、”察する”、には、自己の投影が含まれており、自分と相手は同じだと考えて察すると、間違うことが多いと大人は分かります。人と人は100%完璧に察しあうことはできないから、言葉を使うのです。

察すること、察してほしいと要求すること…、それは、はっきり言って”甘え”であり、自分で自分のしてほしいこと口にする、助けてほしいと口に出すということへの”責任逃れ”、です。

■ 私の自己肯定感が低い理由を理解しました

人と人であれば、100%完璧に察することなどできません。どんなに親しくても。

妻でも、子でも、あなたを100%察することができるはずがないのに、なぜそれを数日前に会っただけの赤の他人に要求し、満たされないからって怒るのでしょう?

生きにくいのは、誰のせい? その他者のせいですか?それとも、察してほしいという気持ちのせい?

母を100%察することができないので、娘の私は、

・どんなに優秀な成績を取っても…、→ オール5でトップ進学校に行き、夜学で国立大卒

・どんなに家事を頑張っても、→ 8歳から料理してる

母からは、

 ”できていない”、

 ”もっと頑張れ”

しか、フィードバックをもらっていません。そりゃ、母を100%完璧に察することができる訳はないのですから、当然です。

私のせいではなかったんだなぁ… (しみじみ…)

今回の経験で、超納得しました。

だから、TOEICは21歳で925点、IELTSは7.0、大学は夜学で自腹に行き、しかも国立大で、今となっては阪大卒となった、大阪外大、偏差値は74、海外生活経験は働きながら、国内では、外資でプロマネまで勤め、外資にヘッドハントされ、最後の職歴は三井物産…でも、偏差値50のアラーキーにドレイヤーにされてしまうわけなんです(笑)。

アルパインクライミングにしても、セカンドですが、荒船昇天のミックスルートM5まで登っています。阿弥陀北稜はソロ、明神主稜はその辺の男子と。そんな女子クライマー、めったにいない。

今回、北アを歩いていて、私より早く歩く人はいっぱいいましたが、みんな空荷でした。体重の33%を担いでいる人なんて見ませんでした。ようするに、私がすごくないにしても、私は

 稀有な人材

とは言えます。それが客観的に見た事実と言えると思います。

なのになぜ、こうも自己肯定感が低いのか?理由が分かりました。自分の実績をShowoffしないのも、良くないのかもしれませんね。舐められて。

■ 察してほしい親は、共依存の温床

察してほしい…という人は、共依存の温床です。

要するに、本人が素直に”助けて”が言えない。助けてを言わずに助けてもらいたい。

”ママの親役”をして過ごした、私の子供時代。母の心理的ニーズなら、ほぼ的確に察することができる人材に育ちました(笑)。

助けてと言わずに助けてほしいんだな~と分かる(笑)。

メンツを失わずに助けてほしいんだな~ でも、なぜ、「○○してください」っていうのが、借り、や、メンツの喪失になるの?

そもそも、自分の中で、何か、カッコつけているから、なんでは?

兜を脱ぎましょう、そして、素直に”助けて”を言いましょう。

助けてが言えないときは、「〇〇したい」と言えばいいのです。例えば、「コーヒー飲みたい」

私は、個人の選択として、相手のニーズは分かるけど、あえて察さない選択肢をとることにしました。

それが、その個人にたいし、人間としての成長を促す愛の鞭、だからです。

本当の愛は、相手の人間的成長を促すもので、赤ちゃん返りを助長するものではありません。

大人に対して、無条件の愛は必要ありません。

無条件の愛が必要なのは、子供に対してだけです。

大人は自分で自分のピンチには、助けて、を言いましょう。

私は、クライミングで落とされて、頭を7針も縫いましたが、ちゃんと自分で救急車を呼びました。岩場から背負い搬送で下ろしてもらいました。ほかの怪我もすべてセルフレスキューで何とかしました。

      頑固に頑張りすぎ事例

https://www.sangakusogocenter.com/topics/docs/konentozansya.pdf より引用

■ 男子の世界観

今回、私が学習したのは、

男性の世界観の中では、背の低い男性、体格の華奢な男性は、より大きな男性にこき使われるということ

です。

高校生男子ですら、体格の小さい年上の男性を平気で顎で使います。

実は、私の名前と男性の名前が聞き間違えやすかったので、私に「油揚げとってください」と高校生バイトが言っているのか?と思ったんです。そしたら、違った。一番偉い人である、その男性に、「油揚げ取ってください」と高校生バイトが言っていたんでした…。

その子は味噌汁を注ぐ担当をしていたのですが…。

いや、油揚げくらい、自分で取れよ!でした。私が親なら、ピシッと言ってやりますね。

はぁ?それくらい自分で取れってね。

それに「取ってください」ではなく、「すみませんが、〇〇さん、今手を離せないので、取っていただけないでしょうか?」ですよね。敬語がなっていない。

だから、そういう失礼な依頼は、その男性はスルーして無視するべきなのです。

しかし、夫が泣いて、転勤についてきてほしいと私に懇願していたとき、何が会社で起こっていたか?それが分かったのでした…。夫は、こういう奴らに囲まれていたんだなって。

■ ママボーイの自尊心の高さは半端ない

最近の若い男性の自己肯定感の高さは半端ないです。

どれだけ自分がしょぼくて、周りに助けられていても、俺ってスゲーと思っている。

他者と比べる視点がない、というのも、いかがなものかと思います。昔の人は、他者と比べすぎて、自己肯定感が下がってしまっていた…偉人と比べて、俺なんて…という世界が長く続きました。ハセツネに誰でもなれる訳じゃありません。

そういう上の世代の反省から、今の若い子には、「あなたは特別」という自己肯定感アップ教育を日本中で施してしまった結果だと思いますが、全然すごくないのに偉そう…。

特に高校生くらいの若い男子は、自尊心を傷つけられないように、皆が持ち上げてくれるので、俺すげー、俺ってかっけーって思っています。

けど、最近の若い奴って、たった30kg程度の歩荷すらできないんですよ?

山ヤは、男性35kg、女性25kgが担げて、大倉尾根3時間で歩けないと、アルパインルートには出してもらえません。

そういう体力度を図る昔ながらの指標がなくなり、キツイことは何もしないで、楽でかっこいいところだけを取っていく奴がスマートだ、という価値観に若者がなっている。

ひいては、それが、

・5.12でも、ロープドラッグして、ちゃんと登れていないのに、レッドポイントしましたーって言っちゃうとか、

・25+35が計算できず、2ピッチを60mのロープで登ってしまったのに、白亜スラブ登りましたーっ!とか言っちゃう

・たった4級の氷瀑を運よく凍り、それを登っただけで、称名滝冬期登攀ばりの初登記録を書いてしまう…

という、全く何も成功していないのに、成功と自ら数えて、自己肯定感を上げまくり、しっかりアルパインクライミングが理解できない周囲の人から、誤解による尊敬の念をもらって、さらに自己肯定感をパワーアップし、もっと難しいルートにチャレンジしてしまう、という循環になっています。

■ 栗城劇場ができたわけ

その極限の形が栗城さんで、彼は易しいところも登れていないのに、さらに難しいところへチャレンジし続けるという、常人からしたら、謎の戦略を取っていましたが、こうした男子を見て、どういう思考回路なのか理解しました。

つまり、成功していない登山も、成功体験に数えてしまい、さらに難易度を上げるから、でした。

この”成功していない登攀を成功体験に数えて、難易度を上げる”という習慣は、男性の間で蔓延しています。なので、みんな落ちて死ぬことになる。

つまり、PDCAのCとAが上手く行っていない。いや、Pもないし、Dだけがあるのです。PはPlanのP、DはDoのD、CはCheckのC、AはAssessのAです。

結局、男性は頭悪すぎという結論に達しました(笑)。せめて小学生の算数レベルは、マスターしてからクライミングに来てくれ。

■ 自己肯定感を低める教育

すでに自己肯定感が高くなっている若い男性の自己肯定感の源はお母さんなどの、女性の自己犠牲です。「僕の食事を作ってくれるのが、母である私の幸せ」を無邪気に信じています。お母さん役の女性が、自分のためにご飯を作ってくれる限り、こういう男子は幸せです。

男子なのに年上の女性に、可愛く甘えていれば、ご飯を作ってもらえると思っている。

そして、上がった自己肯定感で、すでに楽勝の仕事をさらに楽勝化するために、年配の男性を顎で使います。

あごで使われた男性は、仕事が自分に偏ってアップアップになり、そして、女性に「助けてー!」となります。

どっちも、女性に支えられてこその男性。でも、女性の地位は低いです。俺のために女が存在するという前提です。子供の視点と言うことですね、母親は子供のためにいるので。

私の師匠の青ちゃんもそういう思想で、私が相沢大滝55mをリードできるくらい、アイスクライミングが上手になったのに、スクリュー1本、打たせてくれませんでした…。残念。 そして、私が彼を凌ぐと、「もう君とは登らない!」と言い放ちました。普通、師匠って弟子が成長したら、うれしいはずですよね。

私にリードさせてくれないのは、もしかして、私が女性で墜落が心配だからかな?と思って、まぁいいかと受け流し、どうせリード練習できないのなら、トップロープでスキルを上げようと思い、岩根のアイスコンペに出たのでしたが…

結局、コンペに出だしたら、リードしろ、と言ってきて、察しが悪い奴だなぁ…という感じでした。

自分は察してほしいのに、相手を察するのは苦手というのが、こういう男性の特徴です。

だから、女性の側は察してあげてサポートするばかりで、逆にサポートはしてもらえないということになり、不満を貯めます。私も青ちゃんと登っていた時代は、めちゃ不満いっぱいでした。

なのに、相手は、「〇ちゃん、わがままだけど可愛いから許す」と思っているんです。わがまななのってそっちやん!こっちは100%合わせてるんやで?

夫だってそうです。今まで人生100%夫に合わせています。まぁ、それで、それぞれの地で、何かしら良いものを得ているから、いいんですが、各地に適応しているのは、私の才能であって、彼のおかげではない。

という感じで、私の周りの男性は、まぁ、だいたいダメンズ系です。

…かといって、アラーキーは自己肯定感高すぎ男なんで、あんなのと登ってたら、こっちが殺されます。山は弱い奴から喰うのです。

■女性クライマー募集中

…というわけで、女子の後輩クライマーか、女子で先輩格のクライマーのパートナー募集中です。来期は、アイスクライミング復活できる見通しが立ってきました。

なので、早くトレーニング開始しないと、落ちたフリークライミング能力が回復しません… 

今期は山トレはあきらめて、ジムに行く予定です(笑)。すいません、クライミングジム嫌いで…。だって、ジム代高いんだもん、得るもの少ないのに。

というわけで、今回のワーケーションへのチャレンジは、

私が取り組んでいた、インナーチャイルドの癒しにぴったりの環境でした。

アサーションの課題としては、

・課題の分離はできている

・Iメッセージもできている

・ただ面と向かって対峙するのが、苦手

ということが分かりました。克服課題が明確になってよかったです。

■ 偉人続々誕生中?

倉上慶大さんが富士山で亡くなり、かなりクライマー界にとって大きなロスだと思っていたら、今度は、平出和也さんと中島健朗さんが、K2西壁で亡くなり…アルパインクライミング界にとって、大きなロスです。

中島岳志さんとは、私は直接の面識はないのですが、私が山を教わった長野県山岳総合センターの初代所長だったそうです。

最近、佐久の岩場の話題が出てくるので、懐かしく、拝見している。さらに息子さんが、

 初登の追求時代 アルパインクライミング1.0
  ↓
 困難の追求時代 アルパインクライミング2.0
  ↓
 次の価値とは??? アルパインクライミング3.0

の次の価値を探求しており、興味深い。最初の山の師匠、鈴木さんとのメインの議論のテーマだったんだよなぁ。

先鋭クライマーの山の価値観がいかに変遷していくか? 

息子さんの渉さんが、第3の価値観、アルパインクライミング3.0を模索しておられ、それは、

 思索

であるようだ。岳志さんは、父でありながら、息子さんのクライマーとしての姿勢に感動している姿が垣間見られ、好感。

 親を超えていく我が子は、まぶしい存在だろう…
 
青ちゃんというアイスクライミングの師匠を超えていく弟子(私)も、そうであるはずなのに、そうならなかったんだよなぁ(笑)。

なぜ? それが分かってしまった…今回のワーケーショントライアル。

軒先貸して、母屋取られそうになっているオヤジさん、頑張れ。

中島渉さんの動画はこちらです。 

HUMBLE -Wataru Nakajima- Official Teaser from Imashi Hashimoto on Vimeo.

        

2024/05/05

【心理学】エンパス

■ 不適切な期待

私は小さいときからHSPで、消耗しすぎないように、用心して生きている。

実際、体力ない自覚がありますが、周りの人がそれを理解してくれず、過剰な期待を私に寄せる

 ⇒ 危険予知 

 ⇒ 殺されそう! 

 ⇒ 被害妄想(妄想ではなく、本人からしたら真実)

理解してくれたのは、一緒に入間のベースキャンプに行っていた御坂山岳会時代の先輩だけでした。

特に、ロッククライミングでは、私が背が低いために、生命の危険にさらされている、標準身長の男性にとって5.9のところが、まったくグレードは私にとって意味がない、ということが理解されない。

子供のころ、私がアップアップで頑張っているのに、それを理解されず、”もっともっと”と過剰な要求をされて、玄関で気絶するほどの過労に追い込まれた。

子供のころ、群衆にまみれると、すぐ疲れてしまって、一人にならないといけない体質でした。例えば、縁日や花火大会は嫌いでした。

それがエンパス体質だということに、今頃、気が付きました。

エンパスの特徴

1)思いやりが深い。困っている人の気持ちがすぐ分かる。

2)夢想家で理想が高い。

3)情熱的で、創造性があり、共感力も高い。

4)物事を広い視野から眺めることができる

5)忠実な友人。

6)直観的でスピリチュアルで、エネルギーの流れを見ることができる

7)自然界と特別なつながり

8)自然と共鳴する。

9)水を愛している。

10)動物とのつながりも強い。

マイナス面

1)刺激に敏感。

2)人の感情がうつる。

3)感受性が強いため、暴力シーンに弱い

4)神経の高ぶりが収まらない

5)孤独や寂しさを感じやすい

6)他人の嘘を敏感に感じ取り、そういう人の前で固まる。

7)燃え尽きやすい

8)光、匂い、味、触覚、温度、音に敏感

9)他人との同居に特別な条件がある

結局、自己回復のために無意識にやったのが、山のようなんである…。

■ なぜアイスはOKで、雪山はOKだったのか?

岩との差は、アイスは身長が問題にならない点だ。アックスを好きなところに刺せる。

したがって、リーチがないことは、制限要因にならない。

また、ビレイヤーへの要求度が高くない。岩で登れるためには、クライマーである私の心理に寄り添うことができる、信頼できるビレイヤーが必要なのである。例えば、ラオスで、どっかぶりをリードしたときの相手は、初対面の人だったが、信頼できるビレイをしてくれた。というか、各駅停車で行ったので、信頼を積み上げて登った。

雪も同じで、雪をやるときは、瞬発力筋力はほとんど問題にならず、必要なのは自分の限界を超えないようにする力、持久力のほうなんである。

皆さん、山で死んでいるのは、

 根拠ない自信

に基づく行動をしているから。雨合羽持ってるから、雨でもOKと視界50mの日に出かけてしまうわけで、いくら雨合羽持っていても、見えないのは、防げないですよね?

ビーコンにも同じことが言える。ビーコンなんて死体発見器にしかならない。死体になることを防ぐ機能はない。

っていうので、ビビって行動するのが生命保存の原則。なんで分からないのかなぁ…。

岩でも、結局、同じだった。男性たちはみな、根拠ない自信で動いているようでした。

一方、私が持っている自信は、これまでの人生経験の積み重ねと成功体験によるものですよ? 

ラオスも二度目は一人で行っていますからね?台湾なんて最初から一人で行っていますよ。

みなさん、一人で行ってきてから、文句言ってね。

  岩場でのんびりランチ食べるのが好き  クライミングはついで、って感じです

 写真は、ユージさんのデイドリ動画より、引用。




2024/04/16

【クライマーの心理学】クライミングは国際言語ですよ

■ 国際コミュニ―ションコンプレックス

英語ができると多くの人の嫉妬の攻撃を受けます。

そのために中2は、下手な発音にしておいて、クラスから浮かないようにするくらい。

しかし、私が通訳になって分かったことは、英語自体ができることより、通訳しようとしている事柄事態に詳しいことのほうが、コミュニケーション上、有利だということです。

私は、小難しい、相場テクニカル分析の英語でも平気で聞けますが、それは、英語ができるからではなく、単純に日ごろテクニカル分析しているからです。

ソフトウェア業界にいて、今頃、みんなアジャイルとか言っていましたが、業界先端のほうでは、20年前の私がいたころで、アジャイル開発取り入れましょうでした…今の日本のIT業界は、30年後ろを走っている…そんなところに戻りたいか?戻りたくないですよね。

当時、私がソフト関係のテクニカルライターとして英語を使った仕事で、頭角が表せたのは、そもそもソフトウェアエンジニアで、コーディングが可能だったからです。

コーディングしたことない人に、Variableって言っても、それ一般英語では変化って意味です。変数ではなく。一般英語の理解で考えていると意味が通じなくなります。

ところが英語ができる人はいっぱいいて、コーディングできる人は少ないので、私はしたくないコーディングの仕事が回ってきそうになるんですよ。日本はジョブ型ではなく、メンバーシップ型なので。

あ、話はずれましたが、英語コンプレックスは、理系界に根強く、理系界は男性が多く、英語になったとたんに、ただ絵でかいてあるだけの表示すら言語化してもらいたがり、とたんに通訳が、”お母さん”になります。男性は、幼児化して、何もかも通訳頼みになるので、ありとあらゆる便利屋さんをやってあげないといけなくなります。

相手の外人さんも、本人ではなく、通訳を見て話し始めます。そうなると、乗っ取り、ですが、これは乗っ取られているのか? 自分から敗北を明け渡していますよね。

というのが、男性の大方の人の国際コミュニケーションコンプレックスの実態、です。

と・こ・ろ・が!

クライミングが分かれば、英語は要らない。

エイトノット結んだ次は、パートナーチェックに決まっているんだから…

別に語学は要らないです。英語ができない!と嘆かなくても、別にスペイン語だろうが、何語だろうが、クライミングの手順は同じです。

おまけに、日本語で落石を示す、「らーく!」という警告の言葉は、英語では、「Rock」に聞こえて好都合。落を考えた人に拍手です。

海外登攀で、日本の年配の男性が本当に恐れているのは何でしょうか?

それは、クライミングができないことではなく、クライミング以外の何もできないことではないでしょうか?

そのほかのことは、全部、日本国内でも、他の奴に丸投げしてきたから‥‥。

どうやって飛行機券取るの~とか、どうやって岩場にいくの~とか、どうやってどのルートを登るか決めるの~とか、どこに泊まるの~とか…

そういうことを俺様扱いしてもらうことで、しないで、済ませてきたってことがバレるのが本当は怖いんじゃないですかね?

「実は、俺、飛行機の取り方分からないんだ、教えて。」と言えばいいのが、

言えない。

たぶん、そこが核心なんだな。

それで私を攻撃してくるんだと思います。たぶん、合ってると思う。

ミラーニューロンで考えました☆

             現代版クライマーの国際社会

2024/03/17

【クライマー向けセルフカウンセリング】 AIによる作成

AIに作成してもらいました。自己への問いかけに使います。

ーーーーーーーーーーーー

**1. 具体的な行動:**

 * 具体的にどのような状況で、誰のどのような成功をうらやましく感じますか?

 例:佐藤ユースケがピオレドール賞を受賞するのが羨ましい

   平山ユージがデイドリームを登ったのが羨ましい

   小山田大が段の課題を登って初登しているのが羨ましい

 * その時、どのような感情や思考が頭に浮かびますか?

 例: あいつらは女を抱き放題なのに違いない 

 * 実際に、その人に対してどのような行動をとりましたか?

 例: チッピングを行う


**2. 成功の裏側:**

 * その人が成功するために、どのような努力や苦労があったと思いますか?

 * あなた自身、その人の努力や苦労を同じように経験したいですか?

 * 成功の裏側にある見えない努力や犠牲について、考えたことはありますか?


**3. 自身の価値観:**

 * あなたにとって、成功とはどのような意味を持つものですか?

 例: なにもしないで、クライミングだけして暮らす

    ちやほやされる

    女が貢いでくれる

 * あなたにとって、本当に大切なものは何ですか?

 例: 俺 

 * 人の成功をうらやむ気持ちの奥底に、どのような価値観が潜んでいると思いますか?

 例: 俺という自我だけがこの世でもっとも大切なものだ (なぜなら、母親がそのように扱ってくれたから。=父性不在の家庭環境で、しつけを受けていない傍証)


**4. 代替案:**

 * 人の成功をうらやむのではなく、どのような行動をとれば、より建設的な気持ちになれますか?

 例: 自分もスーパー赤蜘蛛をフリーソロする

    自分もデイドリームを登る

    自分も4段のボルダーを登る

 * 自分の目標や夢に向かって、どのような努力をしていきたいですか?

 例: 毎日人工壁に通う

    毎日ボルダリングジムに通う

    毎日厳しく筋トレを行う

 * 自分自身の成長や成功に、焦点を当てることはできますか?

 例: 子供のころ、逆上がりして褒められた


**5. 長期的な視点:**

 * 人の成功を一時的なものと捉え、長期的な視点で自分自身を見つめることはできますか?

 * 10年後、20年後に、どのようなクライマーになりたいですか?

 * 今の自分がうらやましく思うような未来を築くために、今から何ができると思いますか?


**6. 共感と理解:**

 * 他のクライマーの成功を喜ぶ気持ちを持つことはできますか?

 * 他のクライマーの成功から学び、自分の成長に活かすことはできますか?

 * 他のクライマーの成功を祝福し、自分も共に成長していくという考え方を取り入れることはできますか?(ここ重要!今は足の引っ張り合いになっています!)


**7. 自己肯定感:**

 * 他のクライマーと自分を比較することなく、自分自身の価値を認めることはできますか?

 * 自分の良いところや強みに目を向けることはできますか?

 * 自分自身を大切にし、肯定的な気持ちで過ごすことはできますか?


**8. 感謝の気持ち:**

 * 自分のパートナーや、仲間に感謝することはできますか?

 * クライミング上の小さな幸せや喜びを感じ取ることはできますか?

 * 今のグレードを受け入れ、感謝の気持ちを持つことはできますか?


**9. 行動への移行:**

* 他のクライマーの成功をうらやむ気持ちに気づいた時、どのような行動をとりますか?

 例:チッピングする、飲酒して憂さを晴らす、どんちゃん騒ぎをして問題を起こす、相手不在のセックスで思いを紛らわす

* 自分の思考や感情をコントロールするために、どのような工夫ができますか?

* 具体的な目標を設定し、行動に移すことはできますか?


**10. 専門家のサポート:**

* 他のクライマーの成功をうらやむ気持ちがどうしても消えない場合は、専門家に相談することを検討しますか?

* 客観的な視点からアドバイスを受けることで、自分自身を理解し、成長することができます。

これらの質問は、人の成功を努力せずうらやむ人に対して、自覚と客観的な自己認識を促すためのものです。自分自身の思考や感情を理解することで、より建設的な考え方や行動をとることができるようになります。

ーーーーーーーーーーーー

■ まとめ

クライマー自身が自分を客観的に見ることができない、というのは、クライマー本人の問題であるだけではなく、コンペで勝つことだけにお金を出す、という行動によって、勝つことだけが善だ、と示してきた日山協にも、問題行動の温床を作り上げてきた責任があります。

日山協のページを見て、コンペに割かれるページ数と外岩(ロッククライミング)に割かれるページ数を見れば、明らかです。

バレエ界でも、一時は、子供を虐待し、コンクールで勝つことだけに親子ともども血道を挙げた時代がありました。

しかし、現代では、そんな時代の申し子たち…ヨーロッパ諸国で踊ってきて帰国した人たち…が、バレエ界世直しに取り組んでいます。

具体的に言えば、古いバレエ界の、ど根性物語ではなく、合理的で科学的指導法を確立するということです。

40mランナウトがカッコイイ!なんて指導は、愚かさの表現でしかありません。

クライマーも、2024年を生きましょう。

過去の亡霊に生きている人たちに遠慮して、黙っているのは、未来の子供たちに、昭和を手渡し、昭和の悪を引き継ぐということですよ。

ちなみに私がやりたいのは、クライミング世直しに積極的な人たちに対するエンパワーメントであって、昭和の亡霊に生きている人たちのヒーリングには興味ないですので、悪しからず。

2024/03/06

【心理学】犯罪者の心理ニーズニアイコールクライマーの心理ニーズ

 神先生のメマガより引用

ーーーーーーー

人は、倫理的、道徳的に

良いか悪いか、ではなく、

心理的に満たされるかどうかで

行動を決める。

この犯罪を容認するのではありません。

でも、

人は誰かと建設的な関係、

認め、認められる関係…

貢献し、貢献される関係…

愛し、愛される関係を求めるんです。

それがコアニーズ。

しかも、この犯罪者は、

自分の能力を『認められる』

つまり、この犯罪行為を通して

コアニーズの一つである

『有能感』を満たせたのです。

これまで認められたことがなく、

自分自身でも有能さを認めたことが

なかったならば、

そこにのめり込む心情を持つのも、

無理もないと言えます。

ーーーーーーーーーーーー

2024/03/02

【心理学】ナルシストクライマーの特徴 ・・・自慢話・無謀・迷惑・無関心

 ■ナルシストを説明してください

ChatGPT

ナルシストは、自己愛や自己中心的な行動に特徴付けられる個人を指す言葉です。一般的には、以下のような特徴を持つ人々を指します。

  1. 自己中心的な傾向: ナルシストは自分自身や自分の欲求を常に優先し、他人の感情やニーズを考慮しないことがあります。彼らは自己中心的で、自己顕示欲が強い場合があります。
  2. 自己愛: ナルシストは自分自身を極端に重要視し、自己愛が強い傾向があります。彼らは自分の容姿や成功に過度に執着し、他人からの称賛や賞賛を求めることがあります。
  3. 共感の欠如: ナルシストは他人の感情や視点を理解することが難しく、共感の欠如が見られることがあります。彼らは他人の苦しみや困難を理解することができず、自分の利益のみを優先します。
  4. 承認欲求: ナルシストは常に他人からの承認や称賛を求め、それがないと不安や不満を感じることがあります。彼らは自己価値を他人からの肯定に依存している場合があります。
  5. 傲慢さ: ナルシストはしばしば傲慢で高慢な態度をとり、他人を見下したり軽蔑したりする傾向があります。彼らは自分が特別であると考え、他人よりも優れていると信じています。
  6. 批判への過敏さ: ナルシストは自己の欠点や批判を受け入れることができず、他人からの批判に過敏に反応することがあります。彼らは自己イメージを守るために攻撃的な態度を取ることがあります。

ナルシストはしばしば自分自身に対する過剰な自己評価や他者への無関心さ、また他人からの愛情や賞賛に依存する傾向を示します。

■ 起こりうるインシデント

Q:クライマーがナルシストである場合、起こりうるインシデントをいくつかサンプルでください

ChatGPT

ナルシストのクライマーが登山活動中に遭遇する可能性のあるインシデントは次のようなものが考えられます:

  1. 自己顕示欲の発揮: ナルシストのクライマーは、登山中に自分の能力や勇気を強調し、他の登山者やガイドに自慢話をする可能性があります。彼らは自分の成果を誇示し、他の登山者に対して傲慢な態度をとることがあります。
  2. 危険な行動の実施: ナルシストのクライマーは、自分の自己評価や冒険心を示すために、登山中に無謀な行動をとる可能性があります。彼らは危険を冒すことを厭わず、他の登山者やガイドに迷惑をかけることがあります。
  3. 他者への無関心: ナルシストのクライマーは、自分の目標達成に集中しすぎて、他の登山者やガイドの安全やニーズを無視することがあります。彼らは自己中心的な行動をとり、他者の存在を軽視する傾向があります。
  4. 他者の批判への反応: 登山中に他の登山者やガイドから批判を受けた場合、ナルシストのクライマーは攻撃的な反応を示す可能性があります。彼らは自己イメージを守るために、批判を受け入れることができず、他者を非難することがあります。
  5. 成功体験の過剰な強調: ナルシストのクライマーは、成功した登山体験を他の登山者やガイドに過剰に強調し、自己顕示欲を満たすことがあります。彼らは自分の成功を自慢し、他者に対して優越感を抱くことがあります。

これらのインシデントは、ナルシストのクライマーが他の登山者やガイドとの関係で問題を引き起こす可能性があることを示しています。彼らは自己中心的な行動や自己顕示欲の強さによって、登山中に摩擦や衝突が生じる可能性があります。

私が言っているんじゃないですからね(笑)。ChatGPTが言っているんですからね。

■ ナルシストを避ける

以上のように、

セーフ・クライミングを行うにあたって、最も避けなければならない人種のタイプが、ナルシストです。

特徴まとめ。

1)自分の欲求がすべてのニーズに勝る。客観的に見て、明白に危険があっても、危険認知をしない。

2)指摘されると反省せず、逆に怒る。

よく起こる、見分け方: 

過去の自慢話をする。

問題は、自慢話をする程度のことはほとんど全員が行うことです。また、自分のニーズ(生命保存)が大事なことは万人に共通であるので、誰かが自分の命を大事にしても、それはナルシズムとは言いません。

いっぽう、相手のニーズを踏み時にって自己顕示欲を大事にする、という行為はナルシズムの発露ですが、これは、知性が低いために起こることもあります。(例:白亜スラブ)

ただ大体の人は直観で、誰がナルシストで、危険か?ということは分かっており、リトマス試験紙としては、ミスを指摘してみると良いのではないか?と思います。

大体指摘されると、逆ギレする、という場合、行動の動機が

 周囲に愛されたい・注目されたいというナルシズムの発露

である可能性が高いです。チッピングが止まない理由はこれではないですかね?

いや~ナルシストクライマーに付き合って大変だったわー。




2024/02/04

【心理技術】自分でルートは選ばないと自己決定していないので自信が生まれない


さて、
 
 現代の山ヤ(クライマー)は、自分の登る山や、ルートを選べない、という点ですが…

自分で選ばない=自己決定感が生まれない。

= 自信につながらない

です。

■ 自信
 
自信= 自己決定 + 自己有能感

です。 自分はできる!と言う感じ…自己有能感…は、誰でも、自分より下の人と比べれば得られます。

おじいさんクライマーが、最近の新人を岩場に連れて行って登れないのを見て、

 俺もまだまだいける

みたいなのです。

なので、ある意味、自己有能感はえるのが簡単です。 低い方と比べていればいいからです。

ところが、自己決定感…自分で自分の道を選んで歩いてきた感じ…は、なかなか難しい。

昔は、山岳会で、会山行が組まれ、ある程度の一年のスケジュールが出ていたので、それをこなしているうちに、こんなレベルではこれに行けるんだ、あれに行けるんだ、ということがまとまってきたと思います。

ところがこれが、岩雪がなくなったり、ロクスノが弱体化したり、山の雑誌の内容が、全然山ヤよりでも、クライマーよりでもなくなり、なんかな~と言う内容になってきたので、誰も読まなくなり、無節操になった結果だろうと思いますが…

自己決定で誰もルートに行っていない

って結果になっているから、

 自信がない

って結果になっているんじゃないですかね?


2024/01/20

【クライマーのゲストハウス】非電化工房で弟子を募集中

■ こんなすごい求人が!

非電化工房で弟子を募集中!

http://www.hidenka.net/recruit/apprentice.htm

こんな形で、クリエイティブな弟子を量産していける体制ができたらいいですね!

■ 「あなたは上から目線で、偉そうだ!」という悪口を言ってくる人

は、もしかしたら、その人自身がその傾向があるだけかもしれません。

特に、ナルシシストやボーダーラインの人はコレを多用します、というお知らせが来た。

いや、よく言われましたけど、自分の命を守ることが、なぜ偉そうなのか?そこが知りたいよなぁ。

私は山ヤとしても、独学で出来るレベルとしては、最高のところ(例:甲斐駒厳冬期黒戸尾根)は、すぐ到達してしまったので、より難しいクライミングへ進むことにし、ごく普通のペース…3年で、5.9はほぼ落ちない…で、順調に成長していたと思うんだが、

・九州に来て、間違ったビレイを指摘したり、あるいは、

・愚かな思考によるクライミング習慣を指摘したりしたら、

「上から目線で偉そうだ」を言われるようになった。

しかし、これ上から目線で偉そうですかね?本当に? ただの事実の指摘では?

そもそも、ロープが命綱であるロープクライミングで、命綱として機能しないようなプロテクションの配置でクライミングしていたら、ロープの意味ないですよね? これって偉そうな指摘? 合理的な指摘にしか思えないんだが…。

その命知らず自慢で、クライミングで粋がることが、バカっぽい…というのは、私の個人的な見解として変えがたい…。どこをどう考えても、命安売りでバカっぽいとしか、結論できない。

■ ランナウトに良い面はあるのか?

確かに物事は2つの面があり、悪い面には良い面があるが…、

ランナウト自慢の良い面ってなんなんですかね??

 賢愚で考えれば当然、愚だし、

 損得で考えても、当然、損だし、

何の利得があるのだろうか?

ランナウトがカッコイイ!と言う思想に、私が同調しない…

…つまり、同調圧力に屈しないとして、なんで、そんなに相手は腹が立つのであろう??

そこんとこが謎です。

それはクライミングカルチャーですらないです。

■ 同調者…よくいる新人…がこうむる結末

例えば、私が同調に屈し、40mランナウトに取り付いて、落ち、死んでしまえば、

「やっぱり最近のクライマーは登れねえな」(二次利得)

「俺たちのほうが、やっぱりすげえな」(二次利得)

って以外に何か、その人は得るものがあるのでしょうか…?

そこんとこが、かなり謎です。

■ ランナウトはただの怠惰の証

なぜそのように、”他者を使って”、自分のすごさを証明しようとする、つまり

  ”自己実現” 

しようとする、その圧に、屈さないことを、責められるのか?

が、謎だった…。

実際、リスク回避方法を教えないで新人を岩場に連れて行けば、死に直結する事故が起きます。それは、自己実現的未来 と言われるもので、わざとその未来がつくりだされるように、無意識化で行動している、と言う意味です。

例えばこのような事例が比叡でありました。

https://allnevery.blogspot.com/2023/02/blog-post_19.html

■ どう考えても時代遅れ感あります

5.8で40mランナウトがすごかった時代は、たしかに40年、50年前にはあったと思いますが、現代は、日本でも5.12でフリーソロ。

それどころかアメリカでは、エルキャップフリーソロ時代です。

命知らず自慢で賞賛を得たかったら、クライミング歴3年の高齢女性を、ノーカムで比叡に登らせて俺たちはこれを開拓したんだ!とやるよりも、

 エルキャップフリーソロや

 甲斐駒スーパー赤蜘蛛フリーソロの方と同じ土俵で戦われるのが筋

でしょう。

そうでなくては、同じ賞賛を今得ることは不可能です。

それを、クライミング初めてまだ数年です、という高齢女性クライマーと競おうというのが謎…。

そして、新人たちを次々デスマーチに追い込んでいる宮崎の岩場…。

他者の命を引き換えに、承認を得て何がうれしいのでしょう???

真の勇者は、そういうおぞましい精神から、クライマーを守るもの、でしょう。