■ フリークライマーって、痩せマッチョ
私は、もともと山歩きで山をスタートしたので、足腰強い、という強みがありましたが、それは、フリークライミングに来たら、弱みになったような気がします。
足腰強い = 下半身が重たい
そんな話を、ギンちゃんとしたことがあったよなぁ…。
私は女性なので、余計、上半身には自信がなく、いわゆる懸垂、プルアップは一回も上がりません。なので、振らない限り、被りは登れないよ?
■ 心に痛手を持った元アルパインクライマーのフリークライマー量産
ハードフリーから、フリー、そして、どっかぶりであることが普通のボルダリング全盛時代になって、余計、体形の差で、登れるか登れないかの差がついてしまい、このことが、心に傷を持った元アルパインクライマーを増やしているのではないかと思うのです。
今は外岩ショートしかしないとしても、ボルダラーに向いている人とアルパインに向いている人は違うと思う。
自分の遺伝子が分かる本より抜粋引用
だって、登れる、という自己申告のフリークライミングのクライマーって、今度は、歩けないんです…。
アイスクライミングになぞらえると、6級のハングしたところは上手なのに、4級のスラビーなアイスは、へっぴり腰だし、2級のただ歩くだけのところで、転んだりしている。アプローチたったの1時間でばてる。
そういうわけで、遺伝的な体系の差とか、筋肉の質の差、白筋優位なおのか、赤筋なのか?みたいなのと、フリークライミング能力は密接に関係していそうです。
遺伝子結果が出たら、単に
「あなたは遺伝的に細マッチョではなく、フリークライミングには向いていないんですね~」
「なんだー」 (ホッと安心…)
ってことにならないですかね? これで心の傷を作らずに済むんじゃないか?と。
こちらは中山きんに君の動画です。遺伝子とスポーツについて語られています。
https://youtu.be/BZT2XgJ_vm4?si=n3hS-jhP8FPl0jpb
高所登山では、ACE遺伝子が関係があり、II型が優位なようです。
https://jac1.or.jp/about/iinkai/iryou_column/2014010114581.html
■ スポーツ遺伝子 は3つ
①ACTN3遺伝子
②ACE遺伝子
③PPARGC1A遺伝子
■ 遺伝子多型 と骨折&肉離れ
以下のリンクは、順天堂大学の研究です。女性アスリートの骨折しやすさと肉離れしやすさ。
https://www.juntendo.ac.jp/news/00193.html
I型コラーゲンα1鎖遺伝子には、多型のCC型とAC型があるらしい…
https://www.juntendo.ac.jp/news/00193.html
多型っていうのは、遺伝子の非正常形というか少数派部族のことです。
突然変異=1%以下の遺伝子変化
多型=1%を超える遺伝子変化
例えば、アルビノとか、みんなには色素があるところ、色素がない、みたいな遺伝子発現ですよね。
なので、同じ遺伝子にも、現れ方があり、多型ってのがあるんです。例えば、葉酸の吸収にMTHFR遺伝子多型が有名。多型を持っていると葉酸たくさん取らないといけない…。
私も遺伝子検査受けましたが、MTHFR多型ではなかったので、ほっとしました。
葉酸吸収が悪いと貧血になります。赤血球の赤ちゃん、赤芽球を作るのに、葉酸とB12が必要です。
なので、貧血一つとっても、鉄サプリを取ればいいってわけじゃないです。
■ 個別化栄養、個別化治療の時代
遺伝子にも個人差があるし、もちろん腸内細菌にも個人差がある。
だから、検査をして、それに基づいて食事内容を決めたほうが良い。
同じことで、遺伝子検査をして、トレーニング内容も決めたほうがいいんじゃないですかね?
結果、民間療法で言われている、玄米菜食が良い、というような結果になるかもしれませんが、科学の後ろ盾があるのと、理由はいいから信じてやれ、というのでは、雲泥の差のような気がします。
今日は、長岡式発酵玄米というのを食べましたが、おいしかったです。
発酵玄米だとアミノ酸が増えているそうです。どこまで本当か分かりませんが、ただの玄米だと、アミノ酸補給源としては、期待はできないです。
昔の日本人は、米と魚と海藻、貝類、みたいな生活だったと思うのですが、それで強い体は作れたのかなぁ…
最近、知った本で、『臨床医のための腸内細菌』という本では、
食物繊維を増強しない状態での、プロテイン摂取では、腸内環境の悪化を招く、とありました。
バクテロイデス菌は、メンタルを明るくする菌なのですが、たんぱく質が増えると減りますので、ムキムキだけど根暗のクライマーがいたら、腸内細菌叢が悪化しているだけなのかもしれません。
プロテインを飲まないと、たんぱく質充足せず、たんぱく質充足しなければ、異化が勝って、ガリガリの骨皮筋衛門になってしまうのも事実ですが、しっかり繊維質も取りましょう☆
日本人には、植物性のプロテインがほとんどのケースで合うようです。ソイプロテインを個人的経験からもおすすめします。